Brawn GP & SAF1 & HRF1 - Fan

 F1 メインっス。
 外野から好き勝手な事をギャースカ喚いています。

鈴鹿に行ってまいりました

2012年10月20日 19時57分49秒 | F1
素晴らしい天候に恵まれた、素晴らしすぎる鈴鹿サーキットで開催された日本GPに行ってきました。
今年も例年と変わらず、金曜日の夜に出発し、土曜日及び日曜日の参戦で。
車中泊です。

で、2年ぶりのレポートを作っていきたいなと思いのですが、さて何から書けば良いのでしょうか。
もうレース結果は皆さんご承知の通りだと思います。
とにかく可夢偉に尽きる日本グランプリでしたよね。
やりました! 自身初の表彰台が母国GPという快挙です。

今年は序盤からザウバーチームのマシンは競争力があり、予選でも表彰台圏内からのスタートもすでに2回(中国&スパ)もありました。
何よりチームメイトのペレスの方は展開に恵まれたり、戦略がはまったとはいえ、すでに3回も表彰台に上がってしまっています。
(ペレスはタイヤの扱い方が上手いという点がありますが、彼が表彰台に上がったレースはいずれも二桁グリッドからのスタート)

しかも予選結果では、今年は可夢偉がペレスを圧倒していますし、(ペレスの今季最高獲得グリッドは4番手が1回)速さは十二分にあったわけです。
私はもちろんですが、恐らくほぼ全てファンの方々も可夢偉の表彰台を渇望していたはずです。
『とにかく無事に、普通のレースさえ出来れば・・・』
もう今年の可夢偉はそんなレベルまで来ていました。

にも関わらず、勝負できそうなグランプリに限って『なぜこんな時にまた・・・』という不運の連続。
可夢偉自身の反応速度は全然負けていないのに、スタートセッティングを誤ってミススタートという形になり表彰台争いは終戦。
グロージャンミサイルの餌食。
予選でのチーム判断のお粗末さ。

そんな非常にバリエーションに富んだ悲劇ばかりで、マシン自体は非常に合っていて勝負できるコースの時はことごとく予選の順位が悪くわずかに届かずか、予選が良くても決勝では・・・
という酷くエグイ結果ばかりを投げつけられてきました。
予選もスタートも良かったバレンシアではピット作業が遅く、ピット作業で抜かれたこともありました。
全てのレースで順調にいくなんてことは有り得ないにしても、全てのレースが駄目になるというのもなかなか厳しいものがあります。

もちろん可夢偉自身がミスしたこともありました。
シルバーストーンではピットクルーを撥ねてしまいましたし、逆にペレスは全てが順調だったわけでもありません。
それに決勝でのタイヤの使い方はペレスの方が凄いというレースが多いのも確かです。

まあここまで長々と未練たらしいことを書いてきましたが、何を言いたいかといいますと、ここまでのペレス・可夢偉のポイント差はそっくりそのままの実力差とはさすがに言えないでしょうということです。
そんな中、今回の表彰台獲得。
それはもう、獲れそうで獲れない日々の中、待ち続けた日本中のファンが爆発するのは必然でしょう。
もう漫画の世界です。

セーフティカーやウェットコンディション等の展開がハマった上での表彰台ではなく、上位陣と同じタイヤチョイスとピット回数による正攻法でのリザルト。
終盤のマクラーレン&バトンというトップクラスを抑えてのリザルト。
ガチ勝負で獲ったことがなお更です。

表彰式直前で発生した可夢偉コール。
感動的でした。
本当に多くの人が興奮し、笑顔でサーキットを後に出来た素晴らしい日本GPだったと思います。

SAF1、Honda、ブラウンGPと立て続けに消滅してしまった現在のF1。
個人的にはもう母国ドライバーの可夢偉選手が一番の存在でしたし、私も今回は本当に良かったという言葉しかでません。
ザウバーチームの仕事も素晴らしかったですしね。

ただそんな日本のモータースポーツ史において快挙を成し遂げた可夢偉選手ですが、残念ながら来季については決まっていません。
連日のようにF1ニュースに出てますが、マクラーレンに移籍するペレスと共に巨額のメキシコマネーがチームから離れるため、可夢偉にも大きなスポンサーを求められているからです。
可夢偉自身は「チームからそんなにスポンサーマネーは求められていません」と言ってたこともあるみたいですが、“クビで決定”みたいな報じられかたはさすがに心配になりますよ。

今回の日本GPでのレースっぷりをみると、まだまだ可能性を感じさせてくれる可夢偉。
来季もその雄姿を見れることを切に願います。

てなわけで、終わってみれば日本GPレポートではなく、今回の日本GPのヒーローについての記事になってしまいましたねぇ。(笑)
それだけ可夢偉君が凄かったってことです。
次の記事で日本GPのレポート的なことを書いていければと思います。

ここまで読んでくださった方がいましたら、本当にどうもありがとうございました。

1年ぶりの更新 生きてますよ

2012年10月05日 06時10分15秒 | F1
えー、何から申せば良いのでしょうか?
お久しぶりです。
生きてます。(笑)

もはや、この季節、年1の更新がデフォルトとなりつつある当ブログでございます。
しかし、この時期に更新をするということは、私はまだF1を見ている訳で。
今年も鈴鹿に行きますよ。

昨今のF1人気低下は如何ともしがたく、遂に今年からは地上波での放映も無くなってしまいました。
なので、なお更無関心とディープなファンとの2極化が進んでいるのかなぁと心配しつつ、ここで盛り上がってほしいと切に願いながら鈴鹿に向かいます。
本当に盛り上がってほしい。

そのためには、日本全体が再びF1に目が向くには、やはり日本人ドライバー可夢偉の活躍が不可欠だと思います。
残念なニュース、ミハエルがこの度2度目の引退を決めました。
この時期での発表は少なからず昔のファンの琴線に触れるニュースだと思います。
しかしだからと言ってF1が地上波で放送されることにはないでしょう。
そのためにも可夢偉の最高リザルト更新を願い、応援したいと思います。

とまあ、前もって期待しまくって現地に向かうと、これまでの鈴鹿ではあまり良い結果が出ていないので、ほどほどに鈴鹿へ向かいたいと思います。(笑)
あと、今年はレース後のレポートブログも更新するよう、可夢偉云々より、私が最低限のことをしなければいけませんよねぇ。(苦笑)
とにかく今年の鈴鹿は週末通して天気が良さそうなので、それが何よりですね。
今度の更新は1年後ではなく、近いうちにできるよう、行ってきま~す。
ではまた。

鈴鹿の季節がやってまいりました

2011年09月26日 23時10分42秒 | F1
超お久しぶりです。
少し更新したかと思ったら、また長期間のサボリ。
気が付けばもう日本GPということで、さすがにこれはイカンと、記事を書いております。

もう9月も終わりを告げようとする現在、次のグランプリはいよいよ日本は鈴鹿というところまでやって参りました。
ブログは更新していない私ですが、今年も鈴鹿に行きます。
ちなみに普通に生きてます。

と言いつつ、こんな何カ月も音沙汰のないブログ、正直独り言でしょうが・・・
本当に今年はダメダメです。
F1は相変わらず好きで、全グランプリ観ているんですが、ブラウンGPまでいなくなってしまって記事を書く気力が中々出ませんでした。

仕事が去年の終わりから忙しかったのもあるんですが、それも所詮言い訳ですよねぇ。
情けないことです。
久しぶりの更新ですが、読んで頂けると本当に有難いです。

それにしてもベッテル大独走で、ぶっちゃけ非常につまらない(苦笑)シーズンになってしまいましたねぇ。
せめてもの救いは、シンガポールでタイトルが決定しなかったことでしょうか。
そういった点では、『いよいよチャンピオン決定か!? F1日本グランプリ!』ってことで盛り上がればなー。

ベッテルはあとたった1ポイント獲れば2連覇達成ですから、鈴鹿が得意なこともあり、リタイヤさえしなければタイトル獲得するでしょう。
(レース中に2回パンクに見舞われても10位入賞は出来ると思います)
しかも仮にリタイヤしても、対象のバトンが勝てなければそれでもタイトル確定な訳ですし、その辺もしょうがないなぁって感じです。
(個人的にはバトンに勝ってほしいですが、バトンは鈴鹿が実はあまり得意ではないですし)

まあ今回の日本GPはベッテル戴冠と、可夢偉君が去年のような大活躍が出来るかという2点しか大きな話題は無いかなと思います。
個人的にはもう少し混戦だったら良かったのにと思うのですが、今年のベッテルは本当に非の打ちどころがなく、実にチャンピオンに相応しいドライバーに成長しましたよね。
でも目の前でタイトルが決まる瞬間を見れるのも中々ないことですし、歴史的瞬間に立ち会えるのではないかと前向きに期待して観戦したいと思います。


さてもう一方の主人公と言って良いでしょう可夢偉選手ですが、最近の彼というか、ザウバーチームがあまりにお粗末すぎて、正直不安で一杯です。
シーズン序盤はレース中にトラブルが発生しようが、最後尾スタートだろうが、チェッカーを受けた時には入賞してた、あの職人とも言える走りや状況判断はただただ驚いていたんですがねぇ。

ここ数戦はチーム側の素人以下としか思えない戦略&状況判断や、『どうしてこのタイミングで・・・』というところで発生した無線トラブル等々。
何ポイント失ったか解りません。
挙句の果てにはコンストラクターズ6位をフォースインディアに逆転され、がっちりキープされる始末。
本当に今はなきBARより酷いとさえ思います。

それもこれも全て鈴鹿で爆発するための前振りであってほしいと願ってやみません。
チームに期待できない以上、少なくとも前戦のように予選でミスするということだけは無いよう、可夢偉君には頑張ってほしいです。
最近結果が出てない&母国GPで焦るなという方が難しいですが、可夢偉君ならと思う訳ですし。

やはりザウバーのマシン自体は鈴鹿は合っていると思うので(特にセクター1と2)、可夢偉君自身も言ってますが、チームに対して『最高はいらないんで、せめて普通にいってくれれば』と願う次第です。
何だか、普通の戦略すらできないF1チームってのも悲しいですが、ホント、頼むぜザウバーチーム。
日本GPこそはと期待して、あと10日間を待ちます。

久しぶりの更新でしたが、ここまでご覧下された方は本当にありがとうございます。
ではまた。

第2戦と第3戦を振り返る

2011年04月25日 20時54分10秒 | F1
また遅い更新ですが、それでもこんなブログを見て下さっている方には本当に感謝です。
何かと申し訳ない。
それでは第2戦マレーシアGPと、第3戦中国GPについてまとめて書いていきたいと思います。

開幕して1ヶ月しか経っていないのですが、その間で感じたのはもうレッドブル&ベッテルが絶対的な存在ではなくなってきたということです。
第2戦のマレーシアでは、KERSがなければベッテルのポールは無かったですし、中国GPではとうとう連勝がストップしました。
中国GPでは結果的にベッテルは2ストップで失敗して、正解だった3ストップを敢行したマクラーレン&ハミルトンが勝ちを奪えた感はありますが、開幕戦のあの圧倒的さがあれば、いくら2ストップ作戦でも勝ててた思いますから。

でもベッテルは負けた。
これは第1スティントでベッテルがバトンに蓋をされ、思うように逃げれなかった分が最終的にハミルトンに交わされたということもあると思います。
とはいえ、第1スティントでバトンに蓋をされていたのはハミルトンも一緒でしたし、3ストップでタイヤを酷使できる分バトンがいなくてもハミルトンはベッテルについていけたと思っています。

そしてここまでの3戦で妄想の域を出ない私の考えなんですが、
開幕戦のオーストラリアは予選でも決勝でも路面温度は20℃前後でした。
対して予選で大苦戦したマレーシアは路面温度が高かった(予選では40℃前後)。
そして今回の中国GPはぶっちぎった予選は20℃そこそこと低く、決勝は30℃くらいあった。

これらの温度との関係性はさすがに影響があるのではと思います。
まだこれからのグランプリは、路面温度が40℃を超えるようなとこはしばらくないと思います(よっぽどのピーカン照りでなければ)が、7月くらいからは晴れれば30℃は確実に超えてきます。
それまでの間でレッドブルは高温に対応できるマシンに改良してくるのでしょうかね。

しかし次のトルコは、例年路面温度が結構高いコース。
3週間空くところで、レッドブルはその辺を改良するアップデートを施してくるのかが、上位陣での一番の関心です。
逆にマクラーレンはこれからしばらくは良い状況になっていくと面白いですね。


そしてフェラーリの沈みっぷりがいよいよ深刻になってきました。
保守的なマシンでの伸び代の少なさが早くも蓄積されていってる気がします。
ただこのチームはレッドブル型の排気システムは入れれていないと思うので、それをここ2戦の間でモノにできるかでしょうね。

遅いなりにも表彰台争いができていれば何とかなると思うのですが、6位や7位じゃタイトルは争えません。
もうこの辺がシーズンを通して追いつけるタイムリミットでしょうからねぇ。
とにかく予選ですね。
レース序盤で遅いマシンに前へ出られて蓋をされたら、ただでさえ遅いのにプラスα、どんどん差が広がって勝負になれないというのが今年のピレリタイヤって感じですから。


そして中段争いも熾烈になってきました。
ザウバーとトロ・ロッソにフォースインディア。
リタイヤが無く、特に波乱も無ければ、現状ランキング上位5チーム10台で入賞の椅子は埋まってしまうわけです。

そこで今回のようなルノーの低迷や、ミハエルの落ち込みなんかがあった時に空いた1枠2枠に入り込めることが非常に大変になってきています。
そんな中、可夢偉君が非常に素晴らしい仕事をしていますね。
中国GPなんかは、終始フォースインディアに前を塞がれ続けていましたが、最終的には前に出て空いていた1枠を獲りました。

第3スティントの序盤、タイヤがグリップしている間にまずはスーティをパスし、タイヤが新しい間に出来る任務を遂行。
そしてディレスタに追いつき、今度はディレスタのタイヤが終わった時にパスしてきっちり1ポイント。
ペトロフには抜かれましたが、彼はタイヤ交換を遅らせた分タイムが1秒ほど良く、ちょっと勝負になれなかったのでこれは仕方ないかなと。(ディレスタもすぐにパスされましたし)

差がありすぎる相手を抑えることに一生懸命になってタイヤを酷使して、前のディレスタは抜けない、で、最終的にペトロフに抜かれたなんて状況だとポイントが獲得できなかったわけですから、望みの薄い勝負で2ポイントを狙うのではなく、できそうな1ポイント獲得を実現したのは非常にクレバーだと思います。
コンストランキングで相手になるのは、悔しいですけど一段上にいるルノーではなく、下のフォースインディですから。
ディレスタ1ポイント・可夢偉0ポイントと、ディレスタ0ポイント・可夢偉1ポイントでは、2ポイントの差になるわけで、ペーターさんがレース後に大喜びで可夢偉君を迎えたのも当然でしょう。

マレーシアでは予選でちゃんとQ3に進んだ上に、まったくタイム的に無駄だった2ストップ作戦だったにも関わらず8位でゴールしたわけで、本当にベテランよりベテランな職人の仕事をこなしています。
しかも今年はエースドライバーということで、フリー走行でのニューパーツの評価は彼が一人で行っている状況です。
その分、自分のセッティングの時間がチームメイトに対して削られているのに結果を出している。
本当に歴代の日本人ドライバーよりレベルが1段高いところにいると思います。

ザウバーはスペインでレッドブル型の排気システムの投入を目指しているで、ここできちんと機能する(コンマ5秒アップするといわれている)ことを願い、今からすごくワクワクしています。
中国ではそのシステムの試作第一弾を彼が評価していますし、次のトルコでは更に改良された試作品のテストも任されることでしょう。
ここで使える目処がたってほしいです。

次のトルコまでは日が空きますが、チームには開幕3戦で蓄積されたデータの解析や、より良いニューパーツの開発に大期待して、3戦連続入賞(本当は4戦連続)を果たしてもらいたいものです。

開幕戦オーストラリアGPについて

2011年04月06日 23時02分18秒 | F1
今年も遅~い更新です。(笑)
開幕戦オーストラリアGPについて振り返らせていただきます。

勝者は戦前の下馬評通り、レッドブル&ベッテルの圧勝でしたね。
特に予選。
2番手に0.8秒差って・・・

開幕戦ということで、チームによってはタイヤを使えていないとこもあったとは思います。
アルバートパークサーキットは市街地コースでかつ、路面のμが低いことも読めない部分はあったでしょう。
しかし、0.8秒て。

これって、数字だけ見たら今後の開発云々で追いつける差ではないですよね、常識的に考えて。
しかも今年のレッドブルは、昨年までの弱点であった信頼性にかなり力を入れてきてます。
どーしたんですか、ニューウェイさんらしくもない!(笑)
信頼性まで高かったら、今のところ死角を探したくても探せない感じですねぇ。
昨年以上にブッチギリなんでしょうか?

しかし、そうは言ってもまだまだ解らない部分はあります。
まずはタイヤの持ち。
開幕戦は路面温度が20℃を僅かに超える程度でした。
しかしこれからは路面温度がどんどん上がっていく季節ですし、真夏のグランプリなんて40℃後半までいく場合がありますからね。

低温と言って良い今回でしたが、それでもレッドブルのレースペースは予選程の速さが感じられませんでした。
まあ後続との差をキープして、抑えて走っていた部分もあったとは思いますが、それでもここでもっとプッシュしなければいけないんじゃ? と思う場面でもそれほど上げれなかったかなって思いました。
タイヤが温まりやすいマシンだとするなら、一発は熱を入れやすく馬鹿みたいに速い。
でもレースペースになると、他のチームもこれくらいの路面温度でも熱を入れれて差が縮まる。
そんな可能性も考えられるではと。

そこからさらに路面温度が倍くらいになって、決勝ではレッドブルのタイヤが早くタレて、ピットストップ回数が増える。
そして混戦。
そんな状況も考えられる? というか、個人的にそうなって欲しいだけなんですが。(笑)

なので、次戦マレーシアではスコールが降ることなく、高い路面温度でのレースを見たいですねぇ。
そうなれば、各チームの戦力分布図が見えると思います。


そして2位がビックリしましたねぇ。
マクラーレン&ハミルトンでした。
個人的にはマクラーレンは5番目のチームと予想していましたが、見事に裏切られました。
オフのテストでの、あのロングランのタイムの落ち方は一体なんだったのか? と。(苦笑)

色んな意味で、レッドブルの独走を阻止できるとしたら、このチームしかないような気がします。
フェラーリはコンサバなニューマシンですから、それを素人考えだとどうしても大幅にマシンを変えてきたマクラーレンの方が伸び代があると思いますからねぇ。
しかもマクラーレンは過去、シーズン中での開発能力の高さから盛り返してきた実績も充分ですし。
あの外見が今後のトレンドになるかもと思うと複雑ですが、マクラーレンの、特に個人的にはバトンの逆襲に期待したいです。


そして3位。
なんとビタリー・ペトロフですよ。
ルノーはオフから速い速い言われてきましたが、まさか彼の方がくるとは正直、露塵ほども思っていませんでした。

昨年のとっ散らかりぶりは悲惨でしたからね。
もちろん、昨年のハンガリーGPのように、決まればクビカとも対等にやれるところはあるんですが、今回のグランプリは週末を通して、一貫して非常に力強く、頼もしい仕事ぶりに映りました。
もしこのまま、ここらへんの位置で毎回レースをするようなら、『後ろに強い奴がいるともの凄く集中する』らしいビタリーの相乗効果での高パフォーマンスが続くかもしれません。

個人的にはニック派で、次こそは歯車が噛み合って、ペトロフの前で決めてほしいですがねぇ。


そしてフェラーリです。
どうしちゃったんでしょうか。
オフはレッドブルの次はフェラーリだという下馬評でしたが、レッドブル・マクラーレンからえらく離された3番手という位置でしたね、今回は。
フリー走行から見ていて、マシンが全然思い通りに動いてくれないと、ドライバーが四苦八苦しているように見えました。

レースではアロンソのペースが予選に比べて随分良かったようには見えましたが、それでも3ストップだったことを考えれば、まだまだだと思います。
まあ今回考えられるのは、路面温度の低さが一番の原因だったのかなとは思いますけどね。
特に予選は路面温度が18℃とかでしたから。
そこから決勝では5℃ほど上がり、トップとの差が劇的に縮まった気がします。

早速フェラーリは次戦、タイヤの熱を入れやすくなるアイテムを投入することを言っています。
マレーシアは灼熱の地で、さらにそんなパーツを入れたら、逆にタイヤがタレやすくならないことを祈ります。(笑)
とにかく、フェラーリは次ですね。
コンサバなマシンで挑んだ今年、伸び代がいかほどか心配ですので、ここでは並ぶくらいには来てほしいんですが。

しかしマッサ・・・
彼は今年ピレリタイヤに変わって、逆襲を期待していたのですが、あんだけクルクル回っていてはと思ってしまいます。
このままではアロンソはタイトル争いに踏ん張れても、マッサは全くの蚊帳の外になりそうで。
奇跡的なピレリタイヤへの理解を期待したいです。
ホント、すがりたい気持ちです。



さらには可夢偉君が所属するザウバー。
いや~、速かったですね。
今年は素晴らしいスタートだと思います。

昨年のバーレーンで跳ねまくっているマシンを見て絶望したのが懐かしい。(笑)
しかも昨年思いっきり弱点だったトップスピードも劇的に改善されていますし。
今回はとにかくいけるとこまでということで、予選ではソフトタイヤを惜しげもなく投入し、Q3では新品のソフトタイヤが無くなってしまい9番手となりましたが、今後はその辺のタイヤの使い方も考えていけるでしょう。
Q3進出は毎戦狙える戦闘力はありそうなので、本当に楽しみです。

とはいえ、せっかくいきなりW入賞したのにリアウィングが規格違反で失格・・・
大きすぎる10ポイントが無くなってしまいました。
痛すぎるのは当然です。
ですが、

速さはあるんです。
すぐに次戦で取り返しくれることでしょう。
今年もザウバーチームはドライバーが二人とも安定感がある感じですので、確実にポイントを重ねていってくれる可能性大だと思っておりますよ!

あと、可夢偉君がいきなり1ストップ作戦を成功させたペレス君の後塵を拝した形になりましたが、全然大丈夫でしょう。
可夢偉君は決勝ではシームレスギアが使えなかったとのことですからね。
しかも金曜日のフリー走行ではマシンの評価ばかりで、全然自分のセッティングをやらせてもらえなかった。

可夢偉君はまだまだ高いレベルで戦っていると思います。
それらを総合的に考えると、タイヤに優しいマシンだということも解りましたし、このマシンでの予選の進め方も把握できたでしょう。
ザウバーのエースに指名された期待に応えるだけの仕事は充分出来る能力はあるなと、贔屓目抜きでも思えます。
私は結構自信満々でそう思ってるんですがねぇ。

もちろん、ペレス君も非常に良いドライバーだと思います。
特に第2スティントのペースは並の新人のものではなかったでしょう。
彼も経験を積んでの伸び代は大きいと思いますが、可夢偉君も成長が凄くて、ちょっと鳥肌立ちましたからねぇ。
特に予選で。
とにかく、二人で切磋琢磨していってほしいですね!


次のマレーシアGPで、天気がまともなら大体の戦力差が計れると思いますが、あいにく雨予報が続いてます。
あ~、晴れて欲しいですね。

開幕を前にして - ②

2011年03月25日 01時03分12秒 | F1
前回の記事は、マクラーレンに特化して書いてしまったので、今回は開幕戦を前にして他のチームに関し、全体的にざっくり書かせてもらおうかなと思っております。

下馬評ではレッドブルが抜けていて、その次にフェラーリが続いて、今シーズンはこの2チームの2強だと言われていますね。
で、レッドブルがシーズンをブッちぎるのだろうと。

確かにテスト結果を見ていても、この2チームは今年も速いと思います。
でも自分はレースになればレッドブルのブッちぎりかどうかは解らんと感じてますがねぇ。
一発の速さはレッドブルが抜けているとは思いますが、ロングランのタイムはフェラーリが良かった感じですから。

今年はピレリタイヤに変わるので、タイムの落ちをどれくらいに抑えるのかで、最終的なリザルトが大きく変わると思います。
ですがそれも戦略をきちんと決めることが前提ではあるので、チーム力という観点ではフェラーリは不安が残りますし、それ次第ですよね。
3ストップ作戦とかが当たり前になりそうなので、予選でいかに新品のプライム(硬い方の)タイヤを残すかも重要なのではと思います。

テストのタイムを見る限り、新品のタイヤだと10周はタイムが安定(15周ほどもつチームもあった)していますが、ユーズドだと5周ももたない感じです。
まあユーズドと言っても、その前に何周使ったタイヤなのかまでは解らないので、本番ではもう少しもつ可能性はありますが。
でも今年のピレリタイヤは、タイムが落ち始めると、毎周1秒弱ずつ落ちていきますからねぇ。

持ちが3周変わり、それが3スティント続けば相当の差です。
そういった点で、Q3まで進出してタイヤを沢山使った9番手~10番手のドライバーを後方のマシンが抜くという現象が多いかもしれません。
それがレースの終盤で起これば、それはFIAが狙っていた、ショー的要素を満たす訳ですが。

とにかく、序盤のフライアウェイ4戦くらいまでは、予選からどうやってタイヤをマネジメントしていくかということが確立せず、荒れたレースが続く気がします。
そしてタイヤマネジメントの上手いと言われているドライバーは序盤戦でポイントを稼ぎたいですね。
もちろん、可夢偉選手もその内の一人だと思います。
彼には個人的に、序盤戦にもの凄~く期待しています。(もちろんシーズン中盤以降も期待していますが、序盤でのビッグポイント獲得をと)

ここでオフテストの結果を見た上で、個人的な現状の序列を予想して、この記事を終わりたいと思います。


①レッドブル
②フェラーリ

③メルセデス
④ルノー

⑤マクラーレン
⑥ザウバー
⑦ウィリアムズ
⑧トロ・ロッソ
⑨フォースインディア

⑩ロータス
⑪ヴァージン




⑫HRT


以上です。
行が空いているとこは、そこそこの差があると思っているとこです。
ということは、⑪と⑫はお話にならない差があるということです。

メルセデスは一般的に評価が低いようですが、個人的には新車が出た時から期待していました。
去年の弱点を徹底的に強化してきたと思ったので。(そこで攻めすぎたためか、排熱に苦労したみたいですが)

⑤マクラーレンから⑨フォースインディアはぶっちゃけわかりません。(笑)
そんなこと言ったら、全部わからんのですが(笑)、その中でも中盤の争いが解りません。
マクラーレンはシーズンが進めば、少なくともこの集団からは抜け出すでしょうがね。

さあ、いよいよ開幕し、土曜日の予選でようやくある程度の勢力図が見えます。
この妄想垂れ流し予想が当たるとは思いませんが、それでもドキドキしている自分がいます。(笑)
そのドキドキの理由は、今年は近年でダントツ、事前に読めないシーズンだと思うからです。
始まるんですね、2011年シーズンが。
安全でエキサイティングなシーズンをと願う次第です。

開幕戦を前にして - ①

2011年03月22日 22時53分15秒 | F1
大震災から丸11日が経ちましたが、徐々に被災地には救援物資や水・食料等が渡り、少しずつではありますが状況は良くなっているように思えます。
自分の住む地域も、コンビニやスーパーには随分商品が並ぶようになってますし、被災地への物資が確保できているのではと思います。
ですが被災地にはまだまだ充分な量が行き渡っていない場所が非常に多く、大変な日々が続いていますし申し訳ないです。

もちろん買い占め行為は行ってはいけないですが、過剰な自粛も日本経済の停滞を招きかねないと思います。
被災地及び、被災された方々のことは忘れてはいけませんし、節電や募金等の行動も引き続き出来る範囲でやっていきたいと思っております。
しかし、日常生活に戻れるところは戻っていくことも大事だと思いますし、当ブログも前向きに『普段通り』に戻していきたいと思います。
誠に勝手ではありますが、そうさせていただきます。


よく考えてみると、もう今週末で開幕しちゃうんですよね。
何だかF1という世界が、架空の世界のおとぎ話のような錯覚があります。
ですがテスト期間のことを思い出し、自分なりにいつものように勝手に書かせていただきます。
一応、開幕戦前の記事の第一弾ということで。(第二弾は未定・笑)

今年の一番の変更点は、やはりピレリタイヤへのスイッチでしょう。
非常に頑丈で、かつ走っても走っても劣化がほとんどない、F1ジャパンパワーの誇りであったブリヂストンから、もの凄く久しぶりにタイヤを供給することになったピレリ。
オフのテストを見ていても、性能や特徴が丸っきり変ったという印象を受けます。

そのせいもあるのでしょうか?
各チーム、これまで蓄積してきたブリヂストンタイヤに関するデータの引き継ぎがほとんど必要なくなるからなのか、昨年のマシンから形状を大幅に変えてきたチームが今年は多いと思います。
大きく変えてきたチームというのは、少ない情報の中でピレリタイヤに合わせようとすると、マシン形状が大きく変わってしまったというのもあるのかもしれませんね。

その中でもひと際異彩を放つのがマクラーレンなのではないでしょうか?
何なんでしょう、あのサイドポッドの形。
L字型と言いますか、正面から見たら凹の形になってます。

これはコクピットの真横を低く下げることによって、空気をリア(特にリアウィングの下段フラップ)にダイレクトに当て、リアのダウンフォースを増やそうという狙いがあるように見えます。
今年のピレリタイヤは昨年に比べて、えらくフロントのグリップが強く、オーバーステア傾向にあるとのことなので、その分リアのダウンフォースを得て、リアの安定を図ってオーバーステア傾向を軽くしたいのかなと。
特にバトンはアンダーステアを好むらしいですからね。
ホイールベースの延長も然りかと。

しかしえらく印象的なマシンを出してきましたが、大幅に変えてきた分、なかなか上手くいってない感じが伝わってきますよねぇ。
ドライバーが2人とも口を揃えて「ヤバい」的なことを言ってますから。
今年のピレリタイヤはリアタイヤの摩耗が激しいみたいで、その辺が逆に他のチームよりリアに負担を掛けて、悪い方向に行っている気がしないでもないです。
(ダウンフォースが多いのは良いことだと思うので、これは的が外れているかもしれませんが)

更にハミルトンのマシンをブン回す、アグレッシブなドライビングスタイルも影響は小さくないと思います。
あとは大幅にマシンを変えてきたため、風洞やCFDでの測定・計算値と実走値とのデータに相違点が多く生じているのかもしれません。
やはりその辺は、正常進化型マシンより苦労するでしょうし。

マシンを大幅に変えてきたから、新車の完成が遅れた。(バレンシアテストに間に合わなかった)
更に大幅に変えた分、トラブルが多い。
そこで走行距離を稼げず、全然煮詰めていない。

ちょっと嵌っていると言わざるを得ないでしょう。
これがもし、他チームに対するカモフラージュだとしたらもの凄い演技力ですが、距離を重ねていないというのは余りにもデメリットが多すぎますし、やっぱり現状は厳しいのだと思います。
テストというのは燃料搭載量が解らないのに、正確な速さは開幕戦の予選まで解らないものですが、個人的には5番目のチームだと思っています。
あとはテストから開幕戦までの期間で、どこまで解析できているかでしょう。

あと、ハミルトンはこれまでブリヂストンタイヤに非常に助けられていたのかなと思います。
ブリヂストンタイヤでですら、ハミルトンはタイヤを壊すことがありましたからねぇ。
その点もあり、『安心・安全』をモットーとするブリヂストンは、そういう可能性があるならと、年々タイヤを頑丈にしていた感もあります。

しかし今年のピレリタイヤは、ハッキリ言って20年前に比べて劇的に向上したコーナーリングスピードを受け止めきれていないのだと思います。
20年もの時が経ち、ピレリタイヤも進化しているとは思いますが、それ以上にF1マシンの性能の方が進化しているんだと。(毎年レギュレーション変更で開発の抑制をしているにも関わらず)

直近のバルセロナテストでのロングランタイムを見ていても、ハミルトンのラップタイムの落ちは酷いと思います。
ピレリタイヤは寿命を延ばすのは無理らしいのですが、終わらせるのは簡単そうな印象を受けますし。

とにかく、ハミルトンは今シーズンからドライビングスタイルを変えなければいけなくなるかもしれませんね。
ピットストップを1回多くしなければならないとなると論外ですし、そこまででなくともタイヤのタレが酷く、ラップタイムの落ちが他車より大きいと、ピットインするたびにズルズル後退しそうです。
ただマクラーレンというチームはこれまでの歴史を振り返っても、シーズン中の開発でどうしようもないマシンでも、コースによっては勝ち負けできるくらいにまでもってきてますからね。

ただ、個人的にはあのマシン形状は受け入れられないので、速くて来年以降のトレンドにはなってほしくないのが本音です。(笑)
とにかく、今年は本当に読めない開幕戦です。


前回の記事では告知をしてなかったにも関わらず、多くコメントをいただいちゃいまして。
個人的にも非常に勇気づけていただきました。
誠にありがとうございました。
(今回はまたコメント欄を閉じちゃいますが)

もう一丁、2010年について

2011年03月07日 20時57分51秒 | F1
もう一発、2010年の記事を書かせていただきます。
今年は最終戦までもの凄い混戦でしたからねぇ。
最終戦の時点で、4人もの大人数がチャンピオンの可能性を残したシーズンなんて、F1史上でもあったのでしょうか?
まあ、もの凄いシーズンでした。

そんな大混戦のシーズンを制したのは、レッドブル&ベッテル選手。
実質3人でのタイトル争いの中では、一番厳しい状況に置かれていた彼がチャンピオンとなりましたね。
2007年のライコネンのような逆転劇でした。
私はアロンソがチャンピオンになると思っていたのですが、その予想は見事に外れた次第でございます。

それにしてもF1では往々にして最終戦での逆転劇がありますが、今回もまた最後まで解らないということを教えてくれたと思います。
普通にレースをしていれば、あれだけ有利な状況に置かれていたアロンソがタイトルを獲れると思うのですが、有利な状況が故に安全策を採ったつもりが失敗になったと。
フェラーリ陣営はウェバーに気を取られすぎましたね。
アブダビGPがシーズン中盤戦なら、フェラーリ陣営も一つでも上の順位を求めて、もっと正攻法で戦略を組んだと思います。

自分に対しても言えますが、人間の心理・思考って本当にその都度変わり、あやふやで難しい。
だからこそ面白く、色んな最新機器や技術が詰め込まれたF1という競技も非常に人間味溢れたものになるんだと思います。
とにかく凄いシーズンでした。

しかし最終戦を前に私はアロンソの戴冠を望んでいました。(数年前まではアロンソなんて死ぬほど嫌いだと言っていた者が)
正直、ハミルトンを含めてタイトルを争っていた、アロンソ以外のドライバーは自分の中では嫌いなカテゴリー入るドライバーばかりでしたから。
(ここにバトンも争いに加わっていたら、バトンを全力で応援していたと思いますが)

でもベッテルがチャンピオンを決めた直後の、泣きながら「アンビリーバボー……」て感謝している声や、年末の浜島さんの特番でタイヤのことをしつこく質問する姿。
そしてタイトルが決まった後、浜島さんが祝福の言葉を述べに行った時に「僕がブリヂストンで最後のチャンピオンだね。再び帰ってくるまでは」という粋な返し。
何て言うか、真っ直ぐで純なモノを感じました。

このF1という、特殊でいき過ぎた面がある世界で、マネージャーを付けずに戦う異質な存在。
良く言えば『純粋』、悪く言えば『無頓着』、ってな感じでしょうか?
でもそんな姿勢は、「俺は勝つためにここにいるのであって、必要以上に金を儲けるためにいるんじゃない」という印象を受けます。
とにかくハミルトンの史上最年少チャンピオンの記録を破ってくれたことが嬉しい。(笑)

もちろん他のドライバーも素晴らしかったです。
嫌いなハミルトンも含め、本当に皆が拮抗して頑張り、素晴らしいシーズンを魅せてくれたと思います。
タイトル争いをいていた者以外も、ルーキーオブザイヤーを獲得した可夢偉君、随所でレースをまとめる上手さを見せてくれたバトン、結果を出してもなぜか注目されないニコ等々、等々。
今年は例年以上に『素晴らしい!』と感じさせてくれるドライバーが多かったように思います。

唯一残念なのは、これまでまさしくF1を全力で支えてくれていたブリヂストンが撤退することでしょうか。
2011年よりピレリタイヤに変わるんですが、やはり『安全、安心』に対する提供では、ブリヂストンの右に出るメーカーは無いのではと思いますからね。
ショー的要素も必要かもしれませんが、まずは安全あってこそ、ファンも安心してレースに熱中できると思うので。
(それならティルケサーキットを改修してくれた方が、観る者を飽きさせないと思うのは私だけでしょうか?)

まあピレリタイヤに対する心配はありますが、もうすぐ2011年シーズンが開幕しますね。今年も盛り上がりかつ、安全なレースを期待したいです。

お久しぶりです。生きてます。

2011年03月04日 20時42分00秒 | F1
チョー間を空けてしまってました。
お久しぶりです。
一応生きております。
本当に久々にgooブログの編集を行ったら、えらい仕様が変わっていて少々戸惑いました。(苦笑)

ここまでの間、リアルの忙しさもあったものの、HondaおよびブラウンGPが去ったこともあり、記事を書かないことが当たり前になってしまってました。
もうこんな死に体ブログにアクセスする方なんていないのかもしれませんが、申し訳ございませんでした。
何より自分に対して反省しなければと思います。

さて久しぶりに何を書くべきか、本人がマジ当惑しておりますが、前回の続き的なことを書いていきたいと思います。
日本GPに行く直前で止まっていたんですよね。
一体いつの話してるんだよって、2011年シーズン開始直前にして時代錯誤甚だしいですが、日本GPについて書かせていただきます。
(2011年シーズンに関しても徐々に書いていきたいと思っておりますよ)

まあ例年通り自分は金曜日の夜に車で出発して鈴鹿サーキットに向かったのですが、なにぶん孤独な一人旅。
元気一杯であれば、車内が個室カラオケBOX状態で、アドレナリン出しながら進めるんですが、当週は結構な残業続きでローなテンションでの運転が続きました。
で、運転に飽きて眠くなってきたら自分で顔をバチバチ叩いたりして頑張っていたんですが、その内顔をバチバチ叩くことにも慣れてしまい、危険を感じたためパーキングエリアで仮眠をとることに。
ハッキリと覚えていませんが、余裕を持ってフリー走行に間に合うには、3時間くらいしか睡眠時間の猶予はなかったと思います。

しかし一度寝てしまうと、この無精者はなかなか睡眠欲に抗えず、「ふぇ?」とよだれを拭いた時にはすでに5時間もの刻が過ぎていました。
後悔先に立たずという格言を私はこの大一番で改めて痛感した次第です。

数時間前のローなテンションはどこへやら。
寝起きにも拘らず、「うわーっ」と叫びながら車を発車。(厳密に言えば、「うわーっ」と叫びながら歯磨きした後に出発)
しかし真っ暗やみの未明ならいざしらず、白々と夜が明けきった東名高速道。
幾つもの区間で『渋滞』の文字が躍っていました。

そこからは渋滞区間の直前で高速を降りながらちょっとずつ時間を稼ぎ三重県に入ったのですが、そこからが読みを完全に外してしまい、一般道の渋滞に嵌り込んでしまいました。
そしてジ・エンド。
一時間遅れでサーキットに入りました。

『一時間遅れ・・・・・・』
土曜日のフリー走行は一時間。
グランドスタンド裏に辿り着いた時は、ちょうどフリー走行が終わったところで、到着即がっくしとなってしまったわけです。

ですが先に現地に入っていた元同僚の友人曰く、「雨が酷過ぎて連続走行は誰もしていない」とのことだったので、まあそこまでいきり立つほどでもなかったのかもしれません。
まあとにかく、土曜日は雨が酷かったです。
結局2時間ほど待たされて中止になったのは非常に残念でした。

その間、いつもブログでお世話になっている303さんと1年ぶりの再会を果たし、色々お話できました。
1年ぶりでしたが、期待通りのウィリアムズ一色ないでたちで、男前な突っ走りっぷりでしたよ。
やっぱり身近にF1について深く会話できる人がいないので、同じディープな趣味をもっている方との会話は楽しいものです。
天候は雨・雨・雨でしたが、非常に嬉しいひと時でした。

で、予選が翌日の午前に延期と決まったら寒いこともあり、すぐに共に行動していた元同僚の友人とも別れ、自分の車へ帰還。
特別なことをするでもなく、風呂入ってご飯食べて寝ました。
雨も降ってましたしね。



翌日。
どうしてこの時期の鈴鹿は、大雨の翌日には快晴になるのでしょうか?
素晴らしい青空が広がっていました。

日曜日は午前に予選、午後に決勝と、日曜日しか来れなかった人には狂喜乱舞なタイムスケジュールです。
予選、決勝の結果は周知のことと思うので多くは語りませんが、やはりスタンドが、というかサーキット全体が可夢偉選手の大活躍に大盛り上がり。
私も思いっきり興奮しましたよ。
レッドブルの強さ、そして可夢偉君の伝説となる走り等々、前日は雨で予選が中止になりましたが、本当に良いグランプリになったと思います。

予選と決勝の間には、また303さんにお会いしてこの日も色々と話しこんじゃいました。
我々は二人ともQ2席ということで、非常に会いやすかったのも良かったですよね。

そしてブログでお世話になっているもうお一方、アリスさんともお会いすることができました。
年々スタイリッシュに進化している印象を持ちます、バトン様LOVEが清々しかったです。
お忙しい中、お会いして下さってありがとうございます。
(しかし昨年同様、あんまり喋らない自分に対し気を使っていただいたと思い、申し訳なかったです)

303さん、アリスさん、お二方には今年も色々とお世話になりました。
非常に遅くなり申し訳ありませんが、ありがとうございましたと言わせていただきとうございます。 m( _ _ )m

そんなこんなで、相当簡単に日本GP観戦について振り返りました。(つーか、観戦記になってねーし)
ですが観覧車からの景色とか、前年でやっちゃたんでね。
そこで一つ心配だったのは、やはり観客の減少でした。
去年も少ないと感じましたが、今年は更に少ないと感じてしまいましたねぇ。

やはりSAF1やHondaの存在は本当に大きかったのだなと、年々思う次第です。
ミハエルは復帰しましたが、成績が思いっきり期待外れのシーズンでしたしね。
今年は可夢偉選手の伝説的日本GPのおかげで、昨年よりF1を見る人が多くなることを願っています。
その点でもザウバーの新車には大期待してます。
とりあえず今回の記事はここまでということで、読んで下さった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございました。

シンガポールGPについて

2010年09月28日 21時20分40秒 | F1
今回はまともな時期に記事を書きますよ。
鈴鹿前ということで、気合入れます。

もうすっかり定着しました、F1唯一のナイトレースのシンガポールGP。
鈴鹿直前のグランプリということもあり、現状の勢力関係を計る上で非常に楽しみでした。
そして結果は、個人的には非常に明るくなれるものでした。

まずは可夢偉君。
結果的にはクラッシュ・リタイヤという、一番あってはならない形でしたが、内容は非常に良かったと思いますよ。
なんと言っても予選でしょう。

私、正直申しまして、Q3は無理だと思っておりました。
ザウバーのマシンには合ってない(モンツァよりはマシだとは思ってましたが)コースだろうと。
しかし前走に引き続き、彼は神業ラップを弾き出したわけです。
鈴鹿を直前に迎えた2戦で、これまで苦手といえた予選での力強さ。
本当に頼もしいですね。

しかも何より、あのニック・ハイドフェルド、その人に勝ったのが大きい。
ニックは復帰戦ですから、幾分仕方ないと思われるでしょうが、それでもニックに約1秒の大差をつけ、しかもQ3に進出。
まるで絵に描いたような最高の結果。
これは可夢偉君の実力を疑問視していた人も、いやが上にも彼の評価を上げざるを得ないでしょう。

いや、私別にニックのことが嫌いな訳ではありません。
が、やっぱり同じ日本人ドライバーをもっと応援してしまいます。
今回は可夢偉君にとっては新しいチームメイトに勝たなければ、「ああ、やっぱりな」と言われる戦いだったので、本当にホッとしています。
これで鈴鹿では、素直にニックの活躍にも期待して、W入賞を見たいです。

決勝は最初のSC出動時に、結果的にチームの判断が裏目に出て残念な結果となってしまいました。
あそこでピットインする、しないはどちらを選択してもギャンブルだったので、あの判断は特に悪いとかは思いませんが、真ん前を走っていたミハエルのペースがどうしようもないくらいに遅かったのが誤算でした。
とにかく元皇帝のペースが酷かったです。

その前を走っているバリケロさんなんかと比べて、毎周1秒~1.5秒遅かったですからねぇ。
それでピットインを済ませた後続と差を広げるどころか縮まってしまう始末。
ミハエルより前の連中は着実に差を広げていただけに、ミハエルの落ち込みだけが際立っていました。

昔のミハエルは、チームから「さあプッシュだ! 1.5秒上げてくれ!」と指示が出れば、時には厳しいだろう思われる要求をもこなしていた彼でしたが、そんな全盛期の彼とは程遠い走りが展開されてました。
4年ぶりの復帰。
復帰当初はブランクが長かったから、慣れるまでに少し時間が掛かるけど、シーズンが進むにつれてと言われていましたが、ここまでは残念ながらシーズンが進むにつれて、逆に酷くなっているように私の目には映ってしまっています。
やはり自分に合ったマシンじゃないと、その面影はまったく無くなってしまうということでしょうか?
得意の鈴鹿では気を吐いてほしいです。


さて、今回は上位陣についても久しぶりに書きたいと思います。
タイトル争い、非常にアツいですね!
スパが終わった時は、ウェバーとハミルトンの一騎打ちになっちゃったなぁ。って、ガッカリしたんですが、まさかまさかのアロンソ2連勝。
2戦前はポイントリーダーだったハミルトンは、連続でリタイヤ。
ウェバーも失速。
5人によるタイトル争いで鈴鹿を迎えることになりました。

これは本当に凄い状況だと思います。
アロンソはフェラーリチームのまずさが無ければ、もう30ポイントは稼げてそうですが、そんなことを言い出したら各々不慮に失ったポイントが大なり小なりあるので、今置かれている状況が全てですよね。
残り3戦(韓国はもう無理そうですからね)、どんな結果も有り得ます。
2週間後の結果で更なる混沌状況を生み出すのか、それとも誰か脱落者が出てしまうのか?
次戦は大注目のグランプリになりますよ!


さあ、鈴鹿です。
歴史的一戦になる可能性もあります。
1989年の時のように、F1史上でも屈指の伝説グランプリになることを祈り、その証人となりたいものです。
あと2週間、病気にならず、理不尽な仕事も入っても対処できるよう、これから準備をしていきたいと思います。
最近の仕事が良い状況になってきているので、このままいってほしいです。