今日も損切り!徒然なる列車

損切続きの人生ですが、そんな事は忘れて鉄道旅や鉄道模型とかの話、日常生活での発見や思い浮かんだ話とか書いてみます。

31年前の北海道旅行70

2009-04-06 21:28:01 | 鉄道旅行
  国縫では下り特急「北斗2号」が遅れているため、その通過を待って発車。(じいさんの話に付き合わされて気付かなかったが、926Dが遅れていたのかも) 長万部には定刻より遅れて到着。
  1627発下り急行「ニセコ2号」を3番線のベンチで待つ。売店にイカの姿焼きの札が掲げられている。食いたいと思うが店員がいない。値段が書いていないのでそれ次第だが。
  先頭の客車に1~3年生がおり合流。車内はガラガラ。悠々1BOXがとれる。すわるとさっそく瀬棚の海で濡らした靴下を脱ぎ、床に新聞紙を敷き裸足になる。
  列車は長万部から先、山あいに入り、ニセコ高原地帯へ上っていく。
  三年生のKがやって来て、瀬棚線や今日までの私の行程について、また、北海道のYHの話などをしているうちに1758、本日の宿泊地、倶知安に到着。Yが大沼で「たんしん線」と呼んでいた胆振線は、ここから噴火の影響のない途中駅まで動いている。
  今夜泊まる安藤旅館は、駅の目と鼻の先にあり、駅前通りをはさんで福井旅館と向かい合っている。福井旅館は新しく改築されているが、安藤旅館は二階建ての古めかしい、いわゆる大衆旅館である。大正か昭和初期と思われる建物で、木造の内部もかなり年季が入っている。客室は二階で、駅に向かい合った4部屋が同好会用である。部屋はすべて畳敷きで、入口にはすりガラスの入った赤茶色に塗られた年代物の木枠のドアがはまっている。テレビはコイン式。一応、茶の用意はしてある。一階には旅館の人の部屋、食堂、風呂、洗面所、トイレと集まっている。
  フロの後夕食。7時過ぎから食堂でとる。ここの食堂は大衆食堂兼用であるが、夕食は泊り客のみ。旅館の玄関横に入口があり、オバハンが用意したつっかけをはいて行かなければならない。
  夕食は刺し身(タコ、魚)、トンカツ、いわしの煮付け、漬物、みそ汁、メシという内容である。他の泊り客は、近くの建設現場の作業員風の男で、トンカツがない。おそらく我々よりも安い宿泊料で泊まっているのだろう。
  日本酒でまず乾杯。一人1本の銚子付。風邪をひいている私には酒がよく効く。ここの食堂も古めかしい感じである。奥の調理場では、旅館の人がメシを食っているのが見える。
  食べ終わると部屋に戻り、明日の計画を練る。その後、部屋にある週刊誌を読みふける。部屋の週刊誌を一通り見終えると、他の部屋へ遠征する。他の1~3年生も飢えているのか、夕食の間に敷かれたふとんの上に寝そべって週刊誌を読みふけっている。ここには一般の書店には置かれていないようなかなりえげつない内容のものもあり、皆かなり興奮気味。
  10時ごろには風邪薬や酒、それにこれまでの疲れから眠気を催し床に入る。しばらく雑誌を見ていたが、10時班頃には寝入ってしまった。私のいる部屋には4人寝られるのだが、他の者は遠征中であった。


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