今日も損切り!徒然なる列車

損切続きの人生ですが、そんな事は忘れて鉄道旅や鉄道模型とかの話、日常生活での発見や思い浮かんだ話とか書いてみます。

KTMカツミ製キハ82系レストア 2

2020-04-27 18:50:37 | 鉄道模型 キハ82系

自作キハ80の製作 その1

久しぶりの鉄道模型の投稿になります。

 EF58の製作の躓きによるちょっとした合間の軽工作のつもりでしたが、興が乗ってしまいカツミ製車両のレストアに先だって自作のキハ80をできるところまで作って行きます。

 車体は t0.4の真鍮定尺板(365mm×1200mm)から切り出しました。この定尺板は、私が中学生だったか高校生だったかの頃に自転車で30分ほどかけて町中にあった商店まで買いに行った物で、向かい風の中を手にぶら下げて帰ったのを今でも覚えています。

 最初にこの真鍮板を使用したのは小高製キハ82キットのペーパー部分の更新でしたので、キハ80が初めての屋根の折り曲げ挑戦となりました。屋根の折り曲げに際しては、木型を作って万力等に挟んで折り曲げたのですが、第一印象が「硬い、曲げにくい」でした。初めての真鍮工作に t 0.4mm厚を使用したのは荷が重すぎたようで、 t 0 .3mmにしとけばよかったと反省しきりでした。何とか折り曲げを終えましたが、スケールを雨樋のケガキ位置に当てると、木型の製作ミスから中央部で凹みが生じているのがわかりました。修正をどうしようかと考えているうちに他の車両の製作に心が移ってしまい、いつの間にかこの車体は箱に入れられて物置の隅に押しやられて忘れ去られてしまいました。

 今回、何十年かぶりで日の目を見る事になった車体ですが、復活に当たって幾つか修正のために手を加える必要がありました。その一つが先に述べた雨樋のラインの凹みです。これは2本のステンレス製スケールで車体を挟んでさらに万力に挟んだ上で軽く曲げ直したり叩き出したりして完全ではありませんが修正を行いました。

 次に、まだ工具もあまり持ち合わせていない時の製作のため、窓の四隅のRが大きかったので細目の丸ヤスリで修正しました。まだ修正個所は残っていますが、これで漸く新しい作業に進むことができます。

まず、前回ご紹介した客用の乗降ドアを取り付けます。その後、妻板を車体にハンダ付けしてやっとのことで箱組が完了しました。

 

妻板も t 0.4 真鍮板から切り出しました。定尺板がまだ半分くらい残っているのですが、どこにしまい込んだのか失念してしまい通販でパーツを買ったついでに切り売りの物を購入しました。屋根への昇降用手すりは下穴(ポンチ穴のようなもの)を開けてあります。

 

 少し画像がボケていますが、ポンチ穴の代用に使用した長さ12cmほどの工具です。確かホームセンターで「目打ち」の名称で売られていたと思います。そのままでも使用できますが、ヤスリでさらに尖らせています。厚手の真鍮板等の金属板の上に妻板を置いて所定の位置にこの工具の先を立ててグリグリと軽く回すような感じで手で力を加えます。1.0mm位のドリルの下穴まででしたらポンチでなくとも代用できます。またケガキ針の代用にも使えます。


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