静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

★ 太白  2015.03.24  ≪ 横綱審議会のメンバーって 何様なの? ≫

2015-03-24 14:20:07 | トーク・ネットTalk Net
  ★  大相撲春場所:「素晴らしい内容」 横審、白鵬を称賛   http://mainichi.jp/shimen/news/20150324ddm035050082000c.html
  ・ 本日、奇しくもTVワイドショウ番組【ひるおび】で白鵬の一連の発言やメディア報道について取り上げていた。この騒ぎに潜む文化摩擦に早くから注目していた私は
    興味をもって此の番組を視聴した。 色々、新鮮な驚きも得た。
  ・ <相撲の勝敗は見る角度で異なるため、審判は合議制とせざるをえず、同体/取り直しの判定は避けられない>  ふむふむ、そうだ。
    <白鵬が稀勢の里に63連勝で止められた時、国技館に満ちた万歳コール、あれが白鵬には癒しがたい差別感を与えたのではないか?>
      ← 確かに彼の言葉の裏にはそれが滲んでいる。 相撲協会は見て見ぬフリをしている? 日本に帰化せねば親方にさせない、という差別と同根。
  ・ <相撲の勝敗の基本は投げ技を除き、「優勢勝ち」が基本。1月場所13日目の取り直しの勝負、明らかに白鵬の優勢勝ちだった>
  ・ <横綱は立ち合いで飛ぶな? 栃錦や若乃花だって飛んでいた。 それこそいわれなき難癖であり、言いがかりに過ぎない>
    写真を見れば、なるほど白鵬の説明どおり、横からはたいてもいないし、右手で稀勢の里の脇腹を押したに過ぎない。

 評論家の正木氏が「外国人だから、云わなくてもわかるだろ式の協会側の態度は改めねば・・・」と言っていた、まさにそれに尽きる。
 日本文化の唯我独尊では外国人力士は愛想をつかし、やがて背を向けられる日が来る。
   <審判部を批判した問題については議論されず、守屋委員長も「私としては、そろそろいいんじゃないかと思う」との見解を示した。> 
 まるで、昨日の記者会見(堺市)で協会側が「許してやった」みたいな言い方だ。   どこまで傲慢なのだ、この人たちは。
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☆ 2015.03.24    ≪ 侵略の定義だって?  満州国樹立とクリミア併合の近似 ≫  

2015-03-24 11:53:06 | トーク・ネットTalk Net
  ☆  70年談話有識者懇の議事要旨 北岡氏「無謀な戦争」  http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS23H5D_T20C15A3PP8000/
     戦後70年談話:「侵略」表現に賛否  http://mainichi.jp/shimen/news/20150324ddm002010143000c.html
  ・ 「侵略の国際法上の定義が揺れている」「侵略という言葉を使用するのは問題を帯びる」などという理屈を持ち出して<村山談話>の継承にブレーキをかけようとする
     立場の人が有識者懇談会のメンバーに選ばれている。   ブレーキをかける意図は容易に想像できる。
     賛否双方の立場の人が選ばれること自体、それは民主国家だから良いことなのだが、この懇談会は学術会議ではなく、日本国政府の政治的立場と価値観を
    世界に向かい表明するメッセージを創る場である。 全会一致である必要はない。座長が決めることである。首相が採択しない場合、全ての責任を首相が負うのだ。  
 全ての自民党支持者はそういう首相を選んだ結果が日本にとり最悪の事態を招いた場合、安倍氏を総裁に戴く政党を選んだ投票責任から逃れられない。 お忘れなく!
    
 ところで、ロシアのプーチン大統領のセリフ、覚えてますか? 大日本帝国が満州国を建てた時、関東軍が使った手口にソックリではありませんか?
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☆ 2015.03.23   ≪ 元日本兵と現天皇 ≫  

2015-03-23 09:12:19 | トーク・ネットTalk Net
  ☆  両陛下、元日本兵と懇談 来月訪問、パラオ激戦地生還者  http://mainichi.jp/shimen/news/20150323ddm041040085000c.html
   <両陛下のパラオ訪問について、永井さんは「非常に感謝している」とし、土田さんは「天皇陛下やお国のために戦った英霊も驚くのではないか。
     暑いところなのでお体に気をつけていただきたい」と話した。>
  「天皇陛下やお国のために戦った英霊」:この理解は全ての元日本兵に共通していただろう、あの当時は。横井/小野田両氏など、ドラマチックに取り上げられた演出や、靖国神社崇拝者の心情もこれだ。  然し、明治に始まる<大日本帝国>を捨て、戦後生まれ変わった日本国は、天皇やお国のために戦うことをもう辞めようとの精神で再出発したので、その心情を美化したり肯定称揚することは新しい国の在り方に逆行することだ。

  この個人的にはウソではない「天皇陛下やお国のために戦った英霊」各位の尊厳を私は否定しない。だが、尊厳尊重と、天皇制/国家神道が結びついた結果ゆえの明治以来の国家としての過ち、これの否定は本来両立できる筈なのだ。 いや、させなければ、それこそ英霊たちの死は報われない。
  ところが、前者の温存と肯定/称揚だけでなく、後者をぼやかしにかかろうとする勢力が絶えない。  ここが、諸外国には「歴史を修正しようとしている」と見えるわけである。 
  この疑いを解くには、大日本帝国の否定しかないのだ。
  
 今の天皇は自分の父が関わった数々の戦争、そして敗戦の奈落に国民が苦しんだことを少年として記憶した世代だから、「天皇陛下やお国のために戦った英霊」生き残りを目の前にして、どれほどつらく、複雑な胸中であろうか。 私は、天皇の役割ではない個人としてナマ身の昭仁天皇に 心から同情申し上げる。
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☆ 2015.03.22    ≪ シンガポール建国の父 逝く ≫  

2015-03-23 07:54:34 | トーク・ネットTalk Net
Dear My Life Long Friends

I just heard a radio news that he passed away last night. World and Singapore lost a great man, Father of your Nation.
I sincerely address my condolence for all Singaporeans.

I also thank you for your thoughtful present, his biography book which you brought to me on your trip to Japan in 2013.
That book gave me everlasting enlightenment of your history as well as his wisdom.

合掌
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≪ 国際シンポ:戦後70年 東アジアの平和と民主主義≫から

2015-03-22 14:18:38 | 時評
 3/20-21にわたり<言論NPO>主宰で開かれたシンポジウム、2日目に参加し感銘を受けたので、私にとっての要点をご紹介したい。 政府間外交と民間外交/言論外交/メディアの補完関係についても有意義な話が聞けた。 シンポの要旨は同NPOのHPから 以下サイトで; http://www.genron-npo.net/
 1.17年前、軍政から議会制民主主義へ見事に転換を果たしたインドネシアは、東アジア3国間の緊張を危ぶんでおり、<平和維持と民主主義発展>の両面から注視している。 
   即ち、東アジアの安定と繁栄がASEANの繁栄と発展に今後もリンクしているからだ。
 2.日本と中韓に横たわる「歴史認識」問題に関し、田中均氏が来る8/15に想定される安倍首相談話について「村山談話が戦後歴代日本政府の立場を集大成したものである
   がゆえ、そこから若し逸脱または無視するようなことがあれば、70年の分岐点が極めて重いものになる」と述べられた。
 3.また田中氏は「侵略や反省の言葉以上に重要なのは、日本が<国策を誤り>と表現した部分だ。これは明治以来の日本が歩んだ道が誤っていたと表明したもので、これで
   戦後の日本は明確に戦前と戦後の間に線を引いたのだ。 この「線を引いた」との認識を中国・韓国が認めないなら、和解も未来志向も永遠に望めない」とも。
     ← 田中氏の明快な言葉を韓国/中国からの出席者はどう聞いたか? 江沢民氏のように、それでも言い立て続けるメリットに固執するのか? 
       例えたら、相撲で何度も注文をつけ、立ち合いに応じない力士の醜い姿、とでもいっておこう。

 4.「中韓両国とは平和条約を結んだ。平和条約締結が領土の確定を含むことは国際法上明らかな鉄則。 だからこそ、ロシアとは北方領土が決着しないため未だに平和条約が
   結べていないのだ。日中韓のお互いが領有権主張をすることは残っても、それだから外交関係が改善できないというのはオカシイのである」とも。
     ・・・・いやはや全く胸のすく切れ味であった。同席の中韓両氏から明解な反論は無論聞けなかった。 真面目な反論が云える筈はあるまい。

 最後に宮本元駐中国大使が「歴史には<単なる発生事実の意味での歴史>と<歴史的記憶の意味での歴史>の二つが有る。後者は時代とともに恣意的に変えられる。また、記憶は完全に共有されることなど有り得ないし、どちらかへの収斂も無い。歴史を振り返る意味は、過去の整理ではなく未来志向に活かすことでしか現れない。」と締めくくった。
  これまた暗喩的だが、意図的にこだわる効果に固執する中韓両国への強烈なメッセージとなった。
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