静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ 何か おかしくない? ≫   災害のリアルタイム実況は 全国ネットで必要か?   ”国民一丸意識”醸成が狙いだろ?   

2017-07-05 20:11:26 | トーク・ネットTalk Net
★ 地震・津波/台風/豪雨/火山爆発 
 おりしも台風3号が梅雨前線を刺激したのと重なり、西日本各地で大雨の被害報道が賑やかだ。 で、いつも感じるのは、NHK/民放こぞって朝から晩まで切れ目なしの実況中継を続ける。ニュース番組の時間帯とは無関係にである。 然し、これは全国民がリアルタイムで見せられるべき内容なのか?
 被害の出そうな、或いは出ている地域に済む人々にとって、そりゃ実況放送は死活的な重要性があるだろう。誰も否定しない。 だが、他の地域の人たちにとり、リアルタイムで知る必要は無い。 定期的なニュース時間帯で、事態の進捗を知ればよいのではないか? 

  いや、親戚が被害(予想)地域に住んでいる人々にとり、リアルタイム放送は意味があるのでは? との声もあろう。だが、昔と違い、そういう人々は私的に情報交換してるし、もうラジオやテレビ放送に頼る必要性はあるまい。

 勘ぐれば、<全国放送に乗せることで「全国民一丸意識」を醸成したい>から、本質的には無駄な放送でも意図的に流すのでは?私の感触では、此の傾向は近年強まっている。 「皆様のNHK]「全国津々浦々ユニヴァーサルサービス」のスローガンが「挙国一致」的匂いを伴い、私はそれが生理的に嫌なのだ。  
 然も、最近は民放までが<全国一緒ムードの演出>に相乗りしてるようにみえ、危険きわまりない!
   
 考えてごらんなさい・・・”ラジオ(TV)体操” ”昼の憩い””明るい農村” ”朝ドラ” ”大河ドラマ” ”全国のど自慢” ”紅白歌合戦” などなど。。 
 若い世代は番組の名前すら聞いたことがないものもあろうが、何十年もこれらの番組はNHK路線を支えてきたのであり、なんでもかんでも全国電波に乗せる昨今の災害報道傾向は、此の方針の延長に在る。  皆さん、どうか ここを考えて欲しい。
コメント
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