* 元シャープ液晶トップ、ライバル企業に転身 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ16HLT_W6A610C1000000/?n_cid=NMAIL002
・ 幹部の流出は何もシャープが初めてではない。 ご承知のように、枚挙に暇ないほど、日本の代表的企業でも重要人材が社運の傾きにより、ライヴァル企業への転職や、
思いもかけない転出を選択することは増えている。スポーツもビジネスと捉えたら、日本の有名な監督/コーチが競合相手の外国に高給で招かれるケースも同様だ。
例えば、女子シンクロナイズドスイミング。 古くは、鬼の大松監督が中国女子バレイボール監督になった・・・・・。
・ さて、問いたいのは、スポーツは興行ビジネスであり、メディア商業収支/報道関連所得までカウントしたら無視できない規模と影響力をもつ。オリンピック放映権が其の頂点だ、
といえばお判り戴けよう。然し、衰退企業からの人材流出は、一過性のエンターテイメント稼業と同列には論じられない。IOTがどう深化しようが、人類が存続するにあたり
止められない/サボれない<モノづくり>における日本人という集団の存在感を問われているからだ。日産が傾いた時も同様だった。
* 大局観としていうなら、例えば、特許技術が或る期間を過ぎれば広く後発集団に開示され、模倣されることが人類全体の底上げにはなる。実際、人類の経済発展史は其のとおり。先行する民族/国家/技術集団が、やがては追いつかれ、追い抜かれる。でも、トータルでみると、より広範囲に人々は豊かさと便利を享受するようになった。速い話が、携帯電話だ。人工衛星とGPS技術と相俟って、全く高価なインフラ投資を嘗ては伴なった電話線敷設コストは不要となり、どんなに貧しい砂漠の民もヤギを追いながら世界中と通話/メール交信できるようになった。 これは単に利便だけでなく、災害救助という側面ひとつとっても間違いなく人類への貢献だろう。 うん、それはそれで良い。
問題は、先進技術の開発最前線に今日まで居た人の個人生活が会社の身売り/倒産で一晩のうちに崩れ、後発国/後発企業への技術移転の代償と引き換えに、自分の生まれ育った国、そこで根付いた企業、そこで過ごした誇るべき時間と慈しむべき人生、それら全てを切り離す形でしか明日からのメシを食えない情けなさ、やるせなさ、苦渋、などなど。
That's Life. Face It. ・・・・・そういうのは簡単だが、集団としての損失をどうすれば挽回できるのか?
私はアメリカで、日本人に限らず、人材流出を何度か視てきた。日本でもそれに類する現象が出始めた。 その都度、私の頭をよぎった言葉は”忠誠心・Roylaty”だ。
そもそもRoyalty とは?? 私も未だに明解な答えは、無論見いだせていない。
・ 幹部の流出は何もシャープが初めてではない。 ご承知のように、枚挙に暇ないほど、日本の代表的企業でも重要人材が社運の傾きにより、ライヴァル企業への転職や、
思いもかけない転出を選択することは増えている。スポーツもビジネスと捉えたら、日本の有名な監督/コーチが競合相手の外国に高給で招かれるケースも同様だ。
例えば、女子シンクロナイズドスイミング。 古くは、鬼の大松監督が中国女子バレイボール監督になった・・・・・。
・ さて、問いたいのは、スポーツは興行ビジネスであり、メディア商業収支/報道関連所得までカウントしたら無視できない規模と影響力をもつ。オリンピック放映権が其の頂点だ、
といえばお判り戴けよう。然し、衰退企業からの人材流出は、一過性のエンターテイメント稼業と同列には論じられない。IOTがどう深化しようが、人類が存続するにあたり
止められない/サボれない<モノづくり>における日本人という集団の存在感を問われているからだ。日産が傾いた時も同様だった。
* 大局観としていうなら、例えば、特許技術が或る期間を過ぎれば広く後発集団に開示され、模倣されることが人類全体の底上げにはなる。実際、人類の経済発展史は其のとおり。先行する民族/国家/技術集団が、やがては追いつかれ、追い抜かれる。でも、トータルでみると、より広範囲に人々は豊かさと便利を享受するようになった。速い話が、携帯電話だ。人工衛星とGPS技術と相俟って、全く高価なインフラ投資を嘗ては伴なった電話線敷設コストは不要となり、どんなに貧しい砂漠の民もヤギを追いながら世界中と通話/メール交信できるようになった。 これは単に利便だけでなく、災害救助という側面ひとつとっても間違いなく人類への貢献だろう。 うん、それはそれで良い。
問題は、先進技術の開発最前線に今日まで居た人の個人生活が会社の身売り/倒産で一晩のうちに崩れ、後発国/後発企業への技術移転の代償と引き換えに、自分の生まれ育った国、そこで根付いた企業、そこで過ごした誇るべき時間と慈しむべき人生、それら全てを切り離す形でしか明日からのメシを食えない情けなさ、やるせなさ、苦渋、などなど。
That's Life. Face It. ・・・・・そういうのは簡単だが、集団としての損失をどうすれば挽回できるのか?
私はアメリカで、日本人に限らず、人材流出を何度か視てきた。日本でもそれに類する現象が出始めた。 その都度、私の頭をよぎった言葉は”忠誠心・Roylaty”だ。
そもそもRoyalty とは?? 私も未だに明解な答えは、無論見いだせていない。