≪ 自民の選挙公約 ≫ リニア前倒し？ 選挙区は都道府県１名確保への復帰？

　＊　自民が参院選公約　５年で30兆円投資、リニア延伸前倒し　http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK03H38_T00C16A6000000/?n_cid=NMAIL002
・　ああ、またか。　オリンピックといい、リニア新幹線といい、「花」のある「夢」を築きあげ続けることで「国民の元気」「もういちど日本」を、という擦り切れたレコード盤が
　　まだ懲りずに回されている・・・・・。　表向きの＜元気づけ＞の裏には、田中角栄このかたの土木投資効果による見かけ上の「景気下支え」願望が見え隠れするではないか。　
　　＜東京⇔名古屋、或は東京⇔大阪＞の乗車時間が今の新幹線と比べ、〇〇分短くなることの経済効果とは何だろう？　　　いやいや、経済効果が如何ほどか実は計算するも
烏滸がましいのを知りつつ御得意の摩り替えで、「日本の鉄道技術は世界最高だ！」との嘆息を外国人の口からいわせたい、ぶっちゃけ、狙いは、それだけだろう？　　　
　　それが愛国心につながるよう祈るから？　　　それしか政権の正統性は怪しいから？？

・　もうひとつ、リニア新幹線前倒しに絡む児戯に類する戯言は未だ笑い飛ばせるものの、選挙区に関わる話は笑い話にはできない。
自民党は確か党の綱領に以前から「道州制導入に賛成」とある。それと、此の合区反対、都道府県１代議員確保と、どうすれば整合するのだ？　小学生でも判る矛盾だぞ。

国会議員は職業ではない、と某男性議員の育児休暇取得を退けたのは何処のどいつだ？？　後援会組織と土建屋・地元利権勢力のネットワークで成り立つ今の都道府県選出方式。これには選挙の公平さから如何なる合理性も既に消滅している。　国際調査をいかにいじろうが、≪法のもとの平等を護る≫人類普遍の原則の前に、国民的伝統も日本文化もありゃしない。　それらは全て言い訳でしかない。　　　　　日本文化は特殊、という隠れ蓑はいい加減に止めようぜ、セニョール！

『放送法の改正』 野党はこれを参院選の争点に挙げたら？ 忍び寄るメディア支配を止めよう

＊　籾井会長続投？交代？揺れるＮＨＫ　役員人事に波紋　http://digital.asahi.com/articles/ASJ5B56TTJ5BUCLV00C.html?rm=847
・　何かと悶着を起こし続けている籾井会長が話題を呼ぶ。　だが、事の本質は、籾井氏個人云々ではない。　政府が出資していることを根拠に首相が会長を指名できる人事権を定める現在の放送法そのものが問題を孕んでいるのである。電波法とタイアップしていることは周知のこと。

特に、安倍首相のような強権体質の人物が総理に就任できる今の議院内閣制のもとで、この放送法は害悪を招くものとなった。　嘗て、自民党政権時代でも、籾井氏のような人物が会長に選ばれる人事がなかったのは、嘗ての首相はそこまでメディアを敵対視せぬ民主政治の良識を有していたに過ぎない。

　「アベノミクス失敗追究」「安保法制廃案」も重要だが、高市総務大臣の「電波法準拠」発言も支え、与党支配の根拠となる＜放送法＞自体の改正こそが、健全な民主政治発展のために思わぬ盲点となっていることに野党は気づいて欲しい。　これは些末なことではなく、票が取れる争点である。

≪ 正体見たり 自民党の人権意識欠如 ≫ ”女なんて・・みな政治音痴” という女性蔑視 怒れ！

　自民、選挙向け漫画が変　１８歳投票権意識　http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160602/dde/012/010/005000c?fm=mnm
・　いやはや、余りに露骨な女性蔑視をここまで堂々と選挙前に出す神経！　私は文字通り天を仰ぎ、驚いてしまった。　これは、自分たちが如何にズレており、人権意識が欠如しているかに全く気付かない自民党員の体質を見事に現している。
　　此の驚きをヴィジュアルに確認するには、自民党の政策パンフレット『国に届け』に掲載された漫画をご覧いただきたい。＜論より証拠＞だ。以下が、其のホームページである。
　　　http://mainichi.jp/graphs/20160602/hpj/00m/010/001000g/1

　皆さん、前にも選挙権年齢引き下げに長年消極的だった自民党が急に豹変した背景解説について本ブログでも論じたが、この＜証拠＞は、都市部で低い若年の投票率と浮動層を、この「軽いノリ」で一気に掬い上げようという深謀遠慮だったことの傍証にもなった。　ここまでシャーシャーと恥ずかしげもなく女性蔑視を天下に晒す。
　　哀しくも情けない、これが日本国の政権与党の体質だ。　女性有権者と共に、男性もヒトゴトではなく、怒りの鉄槌を下そう！