全仏オープン車椅子テニス女子で、上地結衣選手はシングルスは準優勝、ダブルスは優勝でした。
男子シングルスでは、小田凱人選手が優勝しました。四大大会初制覇で、国枝さんの後継者となりました。
二人とも、おめでとうございます。
上地選手のシングルスには、絶対女王のオランダのデグロート選手がいて、ここ数年、上地選手は決勝で敗れ続けています。今回も完敗でした。しかし、彼女はいつも次こそはと言います。強いデグロート選手を目標にすること、リスペクトすることで、彼女は頑張っていけるんです。これこそ、スポーツマンシップの精神だと思います。
加藤美唯選手の失格問題で、対戦していたチェコとスペインの選手が全世界から批判されています。そのニュースが流れるたびにやりきれなさを覚えてしまいます。
私は友達に誘われて、小学校6年のときに池袋警察の剣道教室に通い、中学1年のとき、少しだけ剣道部にいました(厳しくてすぐ辞めましたが😆)。
高専では体育で柔道が必修科目で、3年間、畳に叩けつけられていました😂。
ご存知のように武道は礼に始まり、礼に終わる、のです。相手をリスペクトするが常とされます。そして何よりも悪とされるのは、卑劣な行い。そしてその行いによって相手を傷つけたり、勝ちを得たりしたときは、竹刀を二度と握るな、道着を二度と着るな、と教えられます。武道は命をかけて行われるもの、という精神が生きているからです。卑劣な行いをしたときは、必ず自分に返ってくると戒めています。
テニスの試合では、故障して棄権する選手がよくいます。そんなとき、対戦している選手は喜んだりしません。故障選手のそばにいき、慰めの言葉をかけるんです、それが当たり前と思っていました。私たちがする草トーナメントでは、セルフジャッジが普通です。アウト、インで判断できなかったときは、自分が不利になるように申告するんです。
そんなテニスが好きな人にとって、今回のチェコとスペインの女子選手の態度は許せないのです。反対に加藤選手が失格になったとき、そうならないように審判に訴えてほしかったです。相手をリスペクトするのがスポーツの精神だからです。
ただ、全世界から特定の選手を吊るし上げるような状況を終わらせてもらいたいです。チェコの選手のインスタのコメント欄には、日本人のひどい批判文が多くてびっくりしました。同じ日本人として恥ずかしい内容です。
加藤選手は、もう一度あの試合をしたいと言っていました。素晴らしい提案です。
公式試合でなくてもいいです。試合をして検討をたたえ合う姿を見たいです。私はチェコとスペインの選手のスポーツマンシップ精神を信じています‼️
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