通信士の試験準備で忙しくしていたので、試験が終わり久しぶりの休日。敏美さんからランチの提案があり、この間の忙しさのご褒美でプチ贅沢しようということで、宍粟市山崎に出かけました。
山崎は古い街並みが残るところで、その一画に、老松酒造と山陽盃酒造という昔からの二軒の酒蔵が軒を連ねてあります。
そのうちの一軒の老松酒造が老松ダイニングという直営店を経営しています。目指す今回のプチ贅沢店は、この老松ダイニングです。敏美さん曰く、テニス仲間のおすすめ店だそうです(女性の食事連絡網、恐るべし)。
メニューは2200円と1500円の2種類のランチコースだけで、2人でその2種類を注文しました。
料理は、酒造らしく発酵調味料を使ったもので、もろみ味噌、酒粕豆腐や粕汁、デザートの豆乳ヨーグルトなど、どれも美味しくて、満点ランチでした。また、久しぶりの贅沢な時間をゆっくり過ごせました。
この宍粟市山崎(昔は宍粟郡山崎町)で思い出すことがあります。
このブログの自分史(2018年10月)にも書いたのですが、大学に入学して入った寮で出会った先輩の一人Iさんがこの山崎出身で、そのI先輩に誘われて(というより強引に引っ張られて😅)入ったのが人形劇のクラブでした。
でもI先輩にはとてもよくしていただきました。悩みごとの相談やバイト紹介、そして何より食事に数多く連れて行ってもらい、いつもご馳走になりました。
寮には九州や四国、中国地方出身学生がほとんどで、まして東京出身などまったくいません。
大学へ入学したものの、寮でも大学でも、私の言葉(関東弁)をバカにされたり、都落ちなどと言われたり、入学当初は落ち込むことが多い日々でした。
そんな私をかばってくれ、いつも応援してくれたのがI先輩でした。I先輩のおかげで、寮やクラブでの人間付き合いができるようになりました。すると、今まで嫌な奴と思っていた先輩や同級生も、とても気のいい奴らだと思えるようになりました。私に対する言葉は、彼らにとっては悪意あるものではなく、ごく普通の会話であり、それが東京出身者にはほとんど理解できないのです。それがわかった初めての経験であり、たった一人で大阪に来た自分が少し成長したと感じたときでした。
I先輩とは、卒業後パタっと連絡が途切れてしまいました。すごくいい先生として頑張っていたはずです。
山崎の町を散策して、I先輩と突然会ったりして、、、そんなことをふと感じたランチ時間でした。
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