1950年頃は、丁度朝鮮戦争が勃発した時期でした。
当時、アメリカ合衆国では、自国民の健康に極めて密接に関連した以下に示す注目すべき二つの出来事があり、それをきっかけとしてアメリカは国家目標として掲げて、その健康問題の改革策探求に真剣に取り組むこととなったのです。
その一つは、当時の大統領であったアイゼン・ハウアー氏が執務中に心筋梗塞発作を起こしてあわや死に掛けるということが起こったことで . . . 本文を読む
ところで、“タミフル”という薬剤名をお聞きになったことはおありのことでしょう。
この薬は、ウイルスを駆逐する作用を持つものではありませんが、体内に侵入したウイルスが、細胞から細胞へと移動して増殖するのを抑える作用を持つものであるということで、鳥インフルエンザの治療に役立つと思われているものです。
なお、体内に侵入したウイルス(外界から侵入した異物・アレルゲン〔抗原〕)に対して、人間はこのよ . . . 本文を読む
NYでラスカー賞授賞式、「スタチン」発見の遠藤氏に栄誉(読売新聞) - goo ニュース
一昨日、上記のようなニュースが入りました。
コレステロール値を下げる物質として知られる“スタチン”を発見した遠藤章・東京農工大特別栄誉教授に、米国で最も権威ある医学賞といわれるラスカー賞の臨床医学部門の賞が贈られたというのです。
ウィキペディア(Wikipedia)によると以下の様にスタチンのこと . . . 本文を読む
鳥インフルエンザのパンデミックが起こった場合には、スペインカゼと類似規模の被害の発生が強く危惧されているようです。
スペインカゼの当時より人類の総人口は3倍以上となり、世界規模での人の往来も比べ物にならないほど盛んとなっております。
体全体をスッポリと覆う物々しい特殊な衣服を着てのパンデミック本番時を想定した予行演習の様子が時折、テレビのニュースで映し出されます。
しかし、実際それが大々的 . . . 本文を読む
鳥インフルエンザウイルスが人間に感染しうるように変異を起こし、更に、人から人への感染が爆発的に起こる世界的大流行(“パンデミック”と呼ばれている)が、近々いつ起こってもおかしくない状態にまで至っているということは、最近色々なマスコミで採り上げられておりますので、耳にされている方も数多いことでしょう。
過去のインフルエンザのパンデミックは、20世紀では3回発生しています。すなわち、1918年の . . . 本文を読む
そもそも火事は、たいていは油断していたり、あるいは、予期せぬ時に起こるものです。
したがって、初期の中に消火することがなかなか難しい場合が多くあります。
一方、何時それが発症するのかがまったく判らないと人々が思い込んでいる種類の病気が現在は数多くあります。
もちろん、病気の予兆としての体の変化などについては、ある程度の情報は判っています。更に、定期健診などにより健康状態をチェックすること . . . 本文を読む
その改革は、医学界・医療界の改革でもありますが、それ以上に個々人レベルの改革が必須であると私は考えているのです。
病気ことに慢性病の場合には、その根本原因が明らかとされた際には、個々人が医療の主役、すなわち、上記タイトル通りのことが可能になると私は考えています。
なお、大半の人々はこれまで、病気は医師まかせということを当たり前としてきたようですので、自らがそれを行なうことを危険ではとか、心 . . . 本文を読む
<カーボンナノホーン>光と熱でがん死滅 マウスで成功、新治療法に道--産総研
本日上記のようなニュースが入りました。
このニュースをガンの患者さんが見られた時、ガン治療に新しい道が開けそうだと、非常に強い期待を持たれることと思われます。
“光と熱でがん死滅 マウスで成功”。このこと自体は確かに、実験で確認できたことなのでありましょう。
問題は・・・産総研の湯田坂(ゆださか)雅子・研究チ . . . 本文を読む
厚生労働省の予測では、2030年代半ばには年間の死亡者総数が170万人台に達するとしております。実に、今後5年歳月が流れる毎に約10万人づつ、我が国の年間の死亡者総数が増え続けてゆくことになる計算であります(ついこの間まで長年、年間の死亡者総数は70~80万人台でほぼ一定しておりましたので、あっという間に死亡者数が激増してきたという感覚を私は強く持つのです)。
この数字を見ただけでも、正に高齢 . . . 本文を読む
これだけ慢性諸病の原因解明が詳細にわたって成し得れば、究極の医学と言いうる予防医学の実践が可能となります。もちろん、治療効果の芳しくない対症療法に代わる根本療法を行なうことも可能となります。
したがって、慢性諸病の罹患率、治癒率を大幅に変えうる条件が整ったことになるわけです。
当然、医療費も、今後17年間の間にその額がほぼ倍増するなどと、厚生労働省が慢性諸病の原因未解明の前提条件下に予測した . . . 本文を読む
慢性病は医学界がその原因を未解明だとしておりますことから、今なお原因が解明されていないのだと思い込まれている方は多いことでしょう。
ところで私は、このブログで慢性病の原因解明をすでに為し得ており、その根拠としての私どもの研究成果を述べてきております。
慢性病もその原因が解明されますと、この問題に関する諸般の事情は従来とはまったく違ったものとなります。
当然それは罹患する者の数や医療費の上に . . . 本文を読む
医師に受診されていて、その治療に何がしかの不満を持たれている方の数は、現在かなりの割合おられると私は推測するのです。
また、ハッキリと不満とは感ぜられておられないまでも、医療とはだいたいこんなものだと達観されておられるのか、治療の効果があるのか無いのか良く判らぬままに、長期間定期的に通うことに余り疑問を感ずることも無く、ただ黙々と通い続けられている方も数多くおられます(なお、すべての診療科の医 . . . 本文を読む
今年(2008年度)の医療費の総額は、多分35兆円前後であろうかと私は推測しております。
この医療費が17年後の2025年には何と! これよりほぼ倍増すると厚生労働省は予測しています。
また、年金の支払い総額は現在60兆円近くと記憶しておりますが、2025年には80兆円近くになるのではないでしょうか。
単純に計算して、これらだけで現在より50余兆円も支出が増えることとなります。
右肩上が . . . 本文を読む
一昨日、北海道の旧瀬棚町で行なわれた医療費を減らす試みについての数年前の新聞記事を私はこのブログに採り上げました。
それによりますと、10年足らずの間で、改革の柱を予防重点に大変換し、様々な努力を行った結果、3~5割近く医療費の削減に成功しております。
人口3000人に満たない町で、年間5億円近く出費が抑えられたわけです。この5億の中の町自体の実質負担減がどの程度かは判りかねますが、高齢者の . . . 本文を読む
金総書記の3人の息子も心臓病・糖尿病、後継にも影響か(読売新聞) - goo ニュース
本日、上記のようなニュースが入ってきました。
金総書記が脳卒中を発症したらしいとか、その病状がどのようなものか、あるいはもう亡くなっているのではとか、次の後継者は誰がなるのかなどのニュースが、テレビなどで毎日盛んに取り上げられておりますことはご承知の通りです。
金総書記が長年、重い糖尿病を患っているこ . . . 本文を読む