横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

カーボンナノチューブは人体にとって完全に安全か否か!

2008-09-25 14:42:23 | Weblog
<カーボンナノホーン>光と熱でがん死滅 マウスで成功、新治療法に道--産総研

 本日上記のようなニュースが入りました。

 このニュースをガンの患者さんが見られた時、ガン治療に新しい道が開けそうだと、非常に強い期待を持たれることと思われます。
 “光と熱でがん死滅 マウスで成功”。このこと自体は確かに、実験で確認できたことなのでありましょう。
 問題は・・・産総研の湯田坂(ゆださか)雅子・研究チーム長は、「ナノホーンは体内に長くとどまる性質があるため、長期の毒性を調べたり、体外へ排出する工夫が課題だ」と話している・・・という部分です。

 カーボンナノチューブは、新素材として近年非常に脚光を浴びているもので、どのような用途が多いのかは私は知らないのですが、もはや色々なものに盛んに使用されているようです。そして、カーボンナノホーンはカーボンナノチューブの一種なのだそうです。

 私は、カーボンナノチューブに関して、このものの毒性というか、もっとハッキリ言うと、発ガン性の有無につき十二分な確認がなされているのかということが、このものの存在を知った当初より非常に気掛かりとなっていたのです。
 下手をして、“アスベスト”の二の舞にならなければ良いがと思っているのです(もし万一、このような害作用があった場合には、その後始末はアスベストより遥かに厄介であろうと推測致しております)。

 アスベストの場合には、このものが極めて微細な針状の結晶であります。そこで、これを呼吸に伴って吸い込んでしまった場合、この針でチクチクと繰り返し長期間、肺の組織を傷害し続けることが発ガンの原因となったわけです。
 カーボンナノチューブの場合には、このものが還元性作用を持ち、これが発ガン因となる可能性があるのではなかろうか?と私は強く危惧しているのです。

 カーボンナノチューブ単独で実験を行い、発ガン作用の有無を調べてその結論を得るのには、極めて長い年月を必要とすることでしょう。
 そこで、発ガン作用を持つことが既に明らかとなっている物質と混ぜて実験を行なえば、発ガン作用は加算的に作用が現れる場合が多くありますので(ただし、組み合わせる物質によっては、加算的とならないケースもありえます)、遥かに短期間で発ガン性の有無を確認することができるはずなのです。

 カーボンナノチューブの安全性について危惧されている学者の存在は、以前も何かのマスコミ媒体で私は見たことがありました。
 このようなことは杞憂であることを明白に示す責務が、製造メーカーにはあると私は考えております。