鳥インフルエンザのパンデミック対策のアイデア②

　鳥インフルエンザのパンデミックが起こった場合には、スペインカゼと類似規模の被害の発生が強く危惧されているようです。
　スペインカゼの当時より人類の総人口は3倍以上となり、世界規模での人の往来も比べ物にならないほど盛んとなっております。
　体全体をスッポリと覆う物々しい特殊な衣服を着てのパンデミック本番時を想定した予行演習の様子が時折、テレビのニュースで映し出されます。
　しかし、実際それが大々的に起こった際には、姿形が見えぬ超々微小のもの相手のことであるわけですから、果たしてどれだけそのような備えが役に立ち機能するのだろうかと思わざるを得ません。
　また、日本だけでも予測される死亡者が何十万人以上などと、色々な数字が挙げられております。しかし、どれだけ犠牲者が出るか否かは、“神のみぞ知る”としか今は言うことができません。

　ところで、ご承知の通り、ウイルスに対抗する有効な武器となりうる手段を人類はまだ獲得できておりません。
　ワクチンは、唯一と言いうるほどの期待できるものですが、流行しているウイルスの種類の型が一致しないとまったく効果は望めません。また、生産が果たしてどの程度間に合うのかも判りません。
　パンデミックが起こったら、いったいどのような事態となるのやら、ただただ心配と恐怖は増すばかりです。