横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

慢性病の主治医はご自分自身! その44

2008-09-25 10:03:25 | Weblog
 厚生労働省の予測では、2030年代半ばには年間の死亡者総数が170万人台に達するとしております。実に、今後5年歳月が流れる毎に約10万人づつ、我が国の年間の死亡者総数が増え続けてゆくことになる計算であります(ついこの間まで長年、年間の死亡者総数は70~80万人台でほぼ一定しておりましたので、あっという間に死亡者数が激増してきたという感覚を私は強く持つのです)。
 この数字を見ただけでも、正に高齢化社会の真っ只中の時代に突入しつつあることがヒシヒシと感ぜられます。
 したがって、従来通りの医療のままでは、短い期間の間に医療費が倍増するという机上の計算結果が出ることも、他に情報が何も無く現状のままで事が進むと思い込んでおられたならば、無理からぬことではあるわけです。

 今でさえ、救急車で病院に運び込まれた病人の中には、少し良くなると夜間に病院から逃げ出してしまうというケースが出てきて、回収不能の医療費が病院毎にかなりの額になっていると聞いております。
 また、もはやそんな事態にまでなっているのかと驚きを感ずるのですが、健康保険料の未納で健康保険証を取り上げられている世帯数が、優に1割を遥かに超えているのだと聞きます。
 この調子のままで進むと、近い将来には、国民背番号制度が導入され、救急車の手配の要請時にその番号を通知することが必要となり、医療費の未納が確認された者に対しては救急車の出動が拒否されるというような世の中とさえなってしまうのかもと、暗澹たる想像を私はしております。

 そして、今まで通りの調子で事が推移したならば、近い将来には健康保険制度が破綻し、医師に掛かれるのは、従来の数十倍の健康保険料の支払いが可能な、国民全体の1割ほどの者たちだけとなり、他の者たちは医師に掛かれないような世の中となってしまうのではと私は危惧しております。
 だからこそ、そんな世の中としないで済むための、新しい研究成果の情報を基盤とした医療制度の大改革が必須だと私は強く訴えているのです。