横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その27

2008-03-31 10:36:34 | Weblog
 我が国では明治維新以降、急速度での工業立国を目指したことを主なるきっかけとして、農耕を支えるための大家族制度が崩壊し始めました。  また、これは決して悪いことであるというのではありませんが、外国から入ってきた“自由”という概念とも合わさって、個人主義というものが生まれ、現在ではさらにこれが極めて広義に解釈されるようになり、その限度というものがほとんど無いくらいまでになっていると感ぜられます。 . . . 本文を読む

座して死を待つのか? それとも・・・その26 

2008-03-30 20:42:01 | Weblog
 “日本人の食事の価値観”と一言で述べましても、近年は様々な意味合いを持つものに様変わりしてきていると私は感じております。  食事を摂ることは、従来は健康で立派な体を作るためのものであるという考えがもっぱらで、多くの方はほとんどその意味しかないと考えられておりました。  もちろん、この考えは普遍的なものであると私も思うのです。しかし最近は、過去には存在しなかったような、まったく異なる食事に対する考 . . . 本文を読む

卒中による高次脳機能障害の原因は酸性腐敗便②

2008-03-24 11:08:46 | Weblog
 上述の、45歳で重篤な脳卒中発作を発症され、高次脳機能障害となられた坂下健さんの事例は、私著『医療革命』の中に記した、私が高校1年だった15歳の初夏に体験した発作と同類の、酸性腐敗便の産出・吸収が原因で起こったものであると私は確信するのです(私がこのブログで繰り返し、心臓発作及び脳卒中を始めとする慢性病の根本原因は酸性腐敗便であると記してきておりますことはご承知の通りです)。  私の場合には、 . . . 本文を読む

卒中による高次脳機能障害の原因は酸性腐敗便①

2008-03-22 12:12:52 | Weblog
<別人になった夫>高次脳機能障害/上(その1) いつかは元に、かなわぬ思い /宮城- 毎日jp  一昨日(3/20)上記のようなタイトルのニュースが入りました。  内容の一部は以下の通りです。 ◇失われた45年の人生・・・「私は、主人の外見ではなく『脳』を愛したのです。でも、今も大切な人」「愛した人が『別人』になってしまった時、あなたはどうやって一緒に生活しますか」―― 仙台市近郊に住む坂下智 . . . 本文を読む

座して死を待つのか? それとも・・・その25

2008-03-19 16:52:42 | Weblog
 さらに、敗戦国という引け目の気持ちもさらにこのような思い込みに拍車を掛けたと思われます。国家としての敗戦は“隷属”という心情を知らず知らずの中に否が応でも大半の日本人の心にもたらせたと思われます(現在もなお日本はアメリカに隷属していて、アメリカ合衆国の51番目の州などと呼ばれておりますことはご承知の通りです)。そして、日本人の食生活は科学的な価値の低いものという思い込みを生み、アメリカ風の食生活 . . . 本文を読む

座して死を待つのか? それとも・・・その24

2008-03-18 09:57:57 | Weblog
 慢性病増加の一因として、近年の日本人の食事の価値観の混迷ということを上げることができるのではと私は考えています。  この最近の約半世紀間ほど、日本人の食事に対する価値観の激烈に変化したことは、歴史上無かったであろうと思われます。  我が国で疾患別死亡率などの統計成績が取られ始めて100年余の年月が経ちますが、慢性病に関するこの半世紀余の間の罹患率の変化は極めて劇的なものがあります。  今次大 . . . 本文を読む

座して死を待つのか? それとも・・・その23

2008-03-17 20:33:21 | Weblog
 慢性病の病気の罠は、人間の性質の弱みと密接に結びついて形成された、極めて巧妙かつ厄介なものであるということを上述致しました。  そこで、最近顕著となってきております地球温暖化に伴う気候変動で、世界規模での凶作による絶対的な食糧不足の事態でも到来しない限り、根本的な食生活改革を人々は行えないのではないかと私は考えるのです(食糧危機が起こって穀物収穫量が激減した場合、穀物を動物の餌として回す余裕が . . . 本文を読む

座して死を待つのか? それとも・・・その22

2008-03-16 10:40:56 | Weblog
 病気の仕掛けた罠の魔手に操られるかのように、だんだんその魔手に絡めとられてゆく人間たちのその姿(しかもそれは、実際は、無知から故に知らず知らずの中に自ら絡めとられていっている〔ただし、その最中のご当人の意識は、一生懸命必死に魔手から逃れようという考えで行動しているつもりである〕)を、例えばその事態の真相を知った第三者の立場に立って俯瞰して見たとしますならば、(勘違いされた受け取り方をされては困る . . . 本文を読む

座して死を待つのか? それとも・・・その21

2008-03-15 10:42:52 | Weblog
 西丸氏もしかり、そして私も、更に、“慢性病の根本原因は累積的な食生活の誤りにある”という結論が医学研究者の総意となるまでに至っており、食生活改革の内容も、かなり詳細に及ぶことまで具体的に示せるほどとなっているにも関わらず、数多くの人々にこれが実践されるまでに至っておりません。  このように、慢性病の根本原因である食事に関する節制は、なかなか実践できない性質のものであることこそ、“慢性病が人間に . . . 本文を読む

座して死を待つのか? それとも・・・⑳

2008-03-14 10:50:06 | Weblog
 だいぶ以前、私はこのブログで、『41歳寿命説』の著者である西丸震哉氏のことに触れました。  西丸氏は、独自の統計成績の解析手法を駆使して得た研究成果として、現今の日本人の食生活が好ましいものでないことを警告する活動を、かなり一生懸命努力して行われたようです。  しかし、幾ら必死に親身になって警告しても、耳を傾けようとする人がごく一部のみであることに業を煮やして、『体内崩壊(法研)』というタイトル . . . 本文を読む

座して死を待つのか? それとも・・・⑲

2008-03-13 09:07:16 | Weblog
 私は、酸性腐敗便が慢性病の根本原因であると、このブログで再三述べてきております。  この酸性腐敗便学説の上に立った観点からも、近年の我が国に於ける慢性病の蔓延及びその症状の増悪化の最大の原因は、明らかに獣肉の多量摂取によるものであるという判断に達することができます(なお、日本人の場合、欧米人と比較すれば、肉の摂取量はまだまだ決して多いとは言えません。しかし、草食動物のような食生活を極めて長年にわ . . . 本文を読む

座して死を待つのか? それとも・・・⑱

2008-03-12 13:55:15 | Weblog
 ご承知の通り我が国は、最近の約半世紀の間に慢性病罹患者がかなり急激な増加を示しております。  この短期間内での統計成績に見られる激変は、慢性病の根本原因が“累積的な食生活の誤りにある”という結論に達しておりますことから判断しまして、この期間内の食生活の最も大きく変化したものの中にこそその原因が存在すると推察できます。  このようなものの見方は極めてオーソドックスなものでありますから、この現象の元 . . . 本文を読む

座して死を待つのか? それとも・・・⑰

2008-03-09 11:53:23 | Weblog
 食生活の質に関係することでもあるのですが、慢性病蔓延の一つの因子として考えられるものに“経済的な裕福”ということがあると私は考えています。  日本は現在、経済的に非常に裕福な状態にあります。確かにバブルの時代と比べるとかなり景気は悪くはなりましたが、それでも我が国は世界の中では物質的に非常に恵まれている国の一つです。  もちろん、裕福であるということは極めて結構なことではあります。  そして、 . . . 本文を読む

座して死を待つのか? それとも・・・⑯

2008-03-05 09:14:38 | Weblog
 ことに、このようにして生まれた時間の余裕が、せわしない日本の社会の中では、もっぱら仕事のために充当されています。  欧米の場合には、家族との触れ合いを大事にすることが仕事に優先し、余裕の時間を、生活にゆとりをもたらすこと、人生を豊かにし、生活をエンジョイすることに多く使われているようです。したがって、日本人と欧米人とを比較すると、その生活の質に行って帰ってくるほどの大きな差異が存在するようです。 . . . 本文を読む

座して死を待つのか? それとも・・・⑮

2008-03-02 10:25:45 | Weblog
 ここで、慢性病の罹患者が近年激増してきておりますことの原因を考察してみましょう。  慢性病の原因に関して世界中の研究者の結論が、“累積的な食生活の誤りにある”というものに収束してきておりますことは、再三繰り返し述べてきております通りです。  食生活と病気ことに慢性病との密接な関係は誰もが認めるところとなっています。  ところで、食生活以外のことで慢性病の蔓延の因子として考えられますものに、“便 . . . 本文を読む