東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

平方根を含む計算問題[灘高]

2018-06-22 11:40:37 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今回は、2012年灘高入試に出題された平方根を含む計算問題を取り上げます。

問題は、
「次の[  ]内に適する数を記入せよ。

 2(√10-√5) の小数部分をaとおくと、

である。

 ただし、正の数pに対して、n≦p<n+1 となる整数nとして、
p-n をpの小数部分という。」
です。

2(√10-√5)=2√5(√2-1)
として、これに
√2=1.41421356・・・(一夜一夜に人見頃)
√5=2.2360679・・・ (富士山麓オウム鳴く)
を代入すると、
2√5(√2-1)≒2×2.2360679×(1.41421356-1)
        =1.8524・・・
になり、2(√10-√5)の整数部分は1であることが判ります。

すると、
a=2(√10-√5)-1
になり、これを与えられた式に代入して、

で、これが答えです。

もし、√2=1.4142・・・、√5=2.2360・・・を使わないならば、

(3<√10<4、2<√5<9からスタートして地道に計算していくと導くことができます)から

として、2(√10-√5)の整数部を求めることもできます。


簡単な問題です。

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