リメンバー1100・2017

　素晴らしい朝焼けだった。この日は、襟裳岬へ向かうラストコース🎵浦河から襟裳岬までの53kmという距離が、「短い❗」と感じられるくらい、すでに感覚はマヒしている(笑)

　前日、充分休養したおかげで、体力は有り余っている🎵最初から先頭集団に引っ付いて行く。


　特に、ミナミさん、まみさんを見失わないように...


　昨日から浦河入りした坪ちゃんが、クルマで回ってくれる。走ってる途中で、こんなモノをもらった。

　かかとタフ❗ありがたい💖


　襟裳町手前で急遽現れた正保さんからは、こんなモノが...

　あ、ありがとうございます🎵コレも、私にとって必要なモノです(^ー^)❤


　横風が強すぎ...


　寒くて上着を着込んでのゴール。風が強いので、後ろの旗をおさえてもらってます。

　去年は暑くて、ゴール後、外でみんなで缶ビールで乾杯したけど、今年は寒すぎて、そそくさと中へ🎵


　ここの塩ラーメンは、蟹のツメ入り🎵


　宗谷岬へ向かう後半の参加者も揃い、選手会長の交代🎵ここまで一緒だった前半戦3名とは、明日の見送りを受けてお別れ。

　明日からまた、新たなステージが始まる🎵

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#トランスエゾ
#かかとタフ

リメンバー1100・2017⑥

　もう、限界デス...と、私の脚ではなく、靴が言った(笑)

　やはり、新しい靴を買っても4日と半日しかもたない。特に北海道の歩道は固い。冬場の雪に耐えるため、また、除雪車の重みや爪の引っ掻きに耐えるため、おそらく内地の歩道とは、アスファルトとセメントの比率が違うのだろう。貧乏自治体にありがちな、砂利の間にセメントを流し込んだだけの路面も多く見られた。

　日本縦断では、半月もった約2万円の靴も、北海道では、4日と半日で潰れた(爆)

　この日は、朝から雨...雨でテンション下がりぎみ...



　そんな中、国道沿いにキツネを発見🎵

　でも、日本縦断の時のように距離は縮まらなかった。



　一年前の台風の爪痕...JRは運休したまま。代行バスが走っている。日本縦断の時もそうだったが、復旧工場車両が一日に何往復もしている。お陰でこの辺の国道は賑やかだ。


　お馬さんを見て、なぜかホッとする。


　キングに追い付かれた？大丈夫、今日は早めにやめて靴を買うのだ🎵


　去年と同じショッピングモールで靴を買う。履いてた汚い靴を棄ててください、と差し出すと...昨年同様、下取り価格10%オフにしてくれた(^ー^)❤


　同じモール内のラーメン店でラーメンを食べる🎵

　カラダが休みたい、と言っていた。静内からゴールまでの途中の道の駅に温泉があるコトを思いだし、三石温泉でバスを降りる。温泉に入り、約2時間、仮眠した。さすがに毎日4時間前後の睡眠時間では疲れる。


　この日は、スポンサーになっていただいてる浦河インに宿泊🎵久々のシングルルームで疲れを取ろう🎵明日は、いよいよ襟裳岬、前半戦のゴールだ‼

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#三石温泉

リメンバー1100・2017⑤

　昨日、「明日は静内で靴を買おう」なんて言ってたけど、実はこの日は富川泊まりで、静内は翌日だった。こうして思い返してみても...長い。(笑)

　前日の雨はあがったものの、朝から曇り🎵


　まったく草刈りが行われておらず、放置されたままの歩道...こういうのが、一番困る。いっそ、歩道なんてつくってくれなかったほうが良かったのでは？そうすれば、広い路側帯が確保できたのに...

　草刈りは誰の責任？つくった人？そこに暮らす人？暮らす人がいない場合は自治体の責任？

　いずれにせよ、国道に設置されたものの、放置されたままの歩道は通行する側にとって大迷惑な存在になっています。

　この大迷惑な場所で、なんと、あのキングが...転倒した。下草のツルに脚を引っかけ、転んだ瞬間、肋骨を骨折?

　この日は、私も節度時間30分を切ってのゴールだった。後ろを見ても、キングが来ないので、おかしいな、と思ったら、そんなコトになっていた❗それでも彼は節度時間ギリギリでゴールした。恐るべし、執念❗❗

　このコースは、襟裳岬に向かうルートのなかでも、一番好きコース🎵だ。

　3日連続の80km越えから解放されて、また、国道から中に入った道を行くので牧歌的な風景を堪能出来る🎵

　もう一つ、好きな理由があった。


　国道から中に入ってすぐの沼...


　その沼の端に毎年現れる、カッパのような男がいる🎵

　この人、北海道出身の...えびちゃん💖

　手の込んだエイドは、ランナーに人気だ🎵暑い時に欠かせないコーラやフルーツ、そして...

　「澤田さん、ビールあるヨ🎵」

　ハイ、喜んで(^ー^)❤

　えびちゃんは、この日は2回ほど、更に後半の北上ルートにも登場した。

　同じ北海道で行われる大会なんだから、来て当然🎵と、他の府県のように考えないで欲しい。この後に現れる正保さんも、そうだが、同じ北海道内と言えど、200km、300kmという距離を走ってやって来る。それだけ北海道という大地は広いのだ❗

　
　またしても、廃校の跡...

　そのうち、北海道の住人は、日本人より中国人が多くなってしまうかも？北上ルートの富良野のスーパーでは、中国人家族が大量に食料品を買いまくって、我々の夕食調達に支障が出ました(^_^)

　以前、住んでいた那覇市内のスーパーも、夜11時前に行くと、フツーに中国人家族が買い物してる。彼らは観光客ではなく、実際に住んでいるんです。

　こうして毎年、走っていると、だんだんと日本の歪んだ姿が見えてくる...

　そのためにも、毎年、参加する価値はある。昨日、「この大会は...もう、いいかな？」なんて思っていた私だけど、やはり、毎年参加して、伝え続けないといけない‼なんて使命感を覚えるのであった。(^_^)


　入口が分かりにくい、と言われる、ペンション中村邸だけど、ちゃんと看板出てました🎵

　
　この日の夕食は、宿でバーベキュー💖看板犬がお出迎え💖




　肉をガッツリいただきました(^ー^)❤

　明日は、いよいよ静内で...靴を買う日❗(笑)

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#ペンション中村邸
　

リメンバー1100・2017④

　スタート午前4時の朝焼け💖

　連日の節度時間オーバーゴールで、私のカラダは疲れていた。出来れば少しでも速くゴールするに越したコトは無い。ゴール後、するコトは、入浴、洗濯、チェックポイント表とコメントシールの提出、地図の入れ替え、夕食、ミーティング...

　それらを同時並行的にやりつつ、睡眠時間を少しでも多く確保するには、やはり、少しでも先にゴールするしかないのだ。

　そうとはわかっていても...

　この日も3日連続の80km越え🎵そして、約30kmに及ぶ日本一の直線道路が控えている❗

　昨年は、前日のタイムオーバーリタイアで、すっかりやる気を無くし、直線道路の手前で電車に乗った。そう、このコースは電車が並行して走っている。途中まで。

　まだ見ぬ直線道路を最後まで見届ける、という楽しみはあった。一方で、滝川、砂川といった道央の地方都市を通過するため、今まで道北で牛とクルマしか目にして来なかったモノとしては、大都会に放たれた感覚がある。直線道路の両側には、それなりに店もあって、つい、寄り道したくなる誘惑にかられる...



スタート直後の町は、キレイな花で飾られていた💖


　アイヌ語の地名を残すため、漢字を当て込んだのは当時の明治政府の役人、松浦武四郎であった。和人の侵入によって滅び行くアイヌ文化を少しでも後世に残そうと、彼らの言語を可能な限り、漢字化した。北海道の地名が難読なのは、そのせいであるが、彼の功績は大きい。


　
　そんな彼の碑の向かいに鎮座しているのが...

　キンテキ酒造🎵思わず猫パンチしたくなる？(笑)


　北菓楼本店のソフト🎵小樽の北菓楼より美味しい気がする(^ー^)❤


　なるほど🎵コレが、今流行りの台湾風かき氷か？

　って、のんびりしている余裕は無い。

　でも、腹は減る。次のコンビニまでは1-2時間かかる。農家直売所へ寄ってみる🎵


　蕎麦を頼んだ。外で待っていると雨が降ってきた。コンテナを利用した狭い店内に入れてくれた。簡単なテーブルと椅子があって、そこで食べさせてくれた。

　走り旅のコトを話すと、おにぎりを一つ、サービスしてくれた。出がけに、冷蔵庫の冷たい水をカラのペットボトルに入れてくれ、まだ栗山まで30km走らないといけない、と言うと残りのご飯をおにぎりにしてくれた(^ー^)❤


　私が本当にやりたかったのは、こうした、旅先での心揺さぶる風景、人との出会い...

　日本縦断を経てきたモノとしては、時速5.5kmは速すぎた。もっとゆっくり景色を堪能したい、もっとゆっくり話したい...

　ふと、思った。もう、来年はいいかな？昨年に続き、往復1100kmに挑戦しつつ、早くも昨年同様、襟裳岬の途中でリタイア状態になってしまったけど、タイムを追うことに、もはや何の執着も無かった。

　それより、一人でゆっくり走り旅をして、旅先で出会った風景や人を紹介したい🎵

　この時、ある考えがひらめいた‼

　つい最近、紹介されたwebショップの話だ。自分で開設したwebショップで、走り旅で出会ったお店の商品を
売るのも面白いかもしれない❗

　ゆっくりだからこそ見えてくるもの...

　走るコトで研ぎ澄まされ、ピュアになった感覚で捉えた商品は、本当に価値のあるいいモノ🎵

　別に、ここで種明かしをしたって構わない。日本を、北海道をずーっと走って旅をする、なんてのは、そうそう誰にでも出来るコトでは無い。すぐにマネされる心配は無い。

　週の前半は、地元でフィットネスインストラクターをやり、週の後半は、走り旅をして新たな商品の開拓に出る🎵そんなライフサイクルが理想かな？

　そんなコトを考えながら走っていると、なんだかワクワクしてきた。思わず、笑みがこぼれてくる(^ー^)❤
あそこの農家直売所に寄って、本当に良かった‼

　間もなく、キングが追い付いて来た。どのみち、ここから先の峰延の駅から電車に乗るつもりだった。そこから先は、路線から離れ、あとは自力で行くしか無い。すでに時間は押して、あとはキロ7分で走らないと節度時間に間に合わない。とても無理だ。昨日、一昨日のように粘るのもいいが、なにせ、この日のゴールは、スポンサーでもある、ラーメン店🎵営業時間をオーバーさせて待たせるわけにはいかない。

　峰延駅に行くと、最高齢の頼さんがいた。数少ない電車だが、運良く15分前に駅に到着した🎵

　同じ電車に、毎年参加しているよしえちゃんも乗っていた。3人で仲良く宿まで帰り、洗濯を済ませて、節度時間前にゴールのラーメン店に行く。


　ラーメンは大将からのサービスだ。ここのラーメンは濃い。でも、疲れたカラダには、ちょうどよい(^ー^)❤汁まで全部飲み干した🎵


　雨の中、キングが走って来た。ホントにキロ7分で走って来た。全く凄いヤツだよ、あんたって人は🎵

　だが、このキングに、翌日、異変が起きるのだが...


　ラーメンのあとは、屋外で、コレまた大将差し入れの肉を焼く🎵

4日目が経過して、早くも私の靴が減り出した。そういえば、去年も同じタイミングだった。ホント、学習しないな、私...明日は静内で靴を買おう‼

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#北菓楼

リメンバー1100・2017③

　北海道縦断3日目🎵このコースの特徴は、前半、留萌までオロロンラインの海岸線を行き、留萌から内陸に入ると一気に蒸し暑さが増し、途中、峠を一つ越えて、そこから先の道の駅北竜までが異常に長い、というコト。

　去年は、留萌市内のコンビニを過ぎたところでキングに追い付かれ、時速6kmで行かないと間に合わないと言われつつも、ペースが上がらず息が上がり、結局、残り10kmで節度時間まで1時間、とても間に合わない。最終路線バスにも置いていかれ、仕方なく、呼びかけ人のクルマに迎えに来てもらう、という始末...


　昨年は、近所の犬が放し飼いになってたコトを理由に、上までのぼらなかった幸福の鐘🎵

　それにしても、なぜ、こんな草ぼうぼうの中にあるのだろう？もっとも、つくった当初は草ぼうぼうでなかったに違いない。かなりの急な丘だ。



　実は、このコースは来月も走るオロロンチャレンジのコースでもある。何処のバス停が仮眠に適しているか？なんて下見(笑)

　どうせなら、コンビニのそばがいい❗


　砂州の向こうにある「ゆったり館」で、ゆったりする。ここは、昨年のオロロンチャレンジでお風呂に入って休憩した場所だ。

　暑さをしのぐために、何処か涼しい所に入りたい、そんな時には最適な場所だ🎵

　11時半前だけど営業しているレストランで、生ビールと枝豆を注文🎵(^ー^)❤生ビールを飲みながら、窓辺の席から今来たコースを観察する。まさか、もうキングが現れるとか？そんなハズは無い。まだ、この日のコースの半分にも達していない。いけね、さっさと行かなきゃ。

　余った枝豆は、持ち合わせのビニル袋に入れて首から下げ、同じくビニル袋をもう一つ、首から下げ、枝豆をつまみながら進む(笑)


　去年は、ここで時間に間に合わない、と判明...今年は、少しだけ余裕がある?

　でも、結局、夕暮れを向かえ、沈んだ太陽のあとには夜のとばりが...

やっぱり今年も最終路線バスに乗り遅れた。いや、一瞬、ハザード付けて私が乗るのを待っていたような気がした。でも、乗らなかった。昨日のように節度時間越えで強引にゴールしようとしたのか？わからない。疲れている時は、頭がよく回らないものだ。


　お陰で、ゴール近くの民家で素敵なイルミネーション見れたけど...節度時間を無視して1時間オーバーでゴールしたコトは、反省だ。

　一つ、いいコトがあった。留萌市内の手前で、チェックポイントになっている自販機群...3台ほどの自販機があったのだが、撤去され、タバコの自販機に代わっていた。がっかりして先を進むと、民家の前にいたお婆さんが声をかけて来た。

　早く先のコンビニで冷たいモノを...と思って、ろくに耳も傾けず、適当に相づちを打っていた私だったが、どうやら、冷たい水を飲んでいけ、と言ってたようだ。足を止めると、お婆さんは家の中から、グラスに注いだ冷たい水を持って来てくれた。こうしたひょんな出会い、というのは本当にありがたい。丁寧に礼を言って、その家を後にした。

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