へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

行動心理学からみた完踏の極意

2013-09-23 08:26:52 | 旅とランニング
 先日、羽田から那覇へ向かう機内で世界の名コーチ、アンソニー・ロビンスの弟子の一人であるピーター・セージという人の書いた本を読んでいた。

 この人は、世界中の人々に成功哲学のセミナーやコーチングをする傍ら、なかなかのアスリートで、なんとサハラマラソンを完走している。(確か第18大会)

 サハラマラソンと言えば、あの、間関平も苦戦した、砂漠の中を荷物を背負って250km行くレース・・・その彼が、参戦した時のことがかかれていて印象的だった。

 レースも終盤になり、集団から遅れて夜の砂漠にひとりぼっちになった時、もう、ここでリタイアしようと思って彼は発煙筒を手にした。(広い砂漠の中、エイドやチェックポイントなどスタッフのいるポイントの間は、参加者の位置を把握するのが困難である。だから、こうして発煙筒をたいて(要するに昔の「のろし」)、信号をおくるのである。)

 まさに、ピンを抜こうとしたその時、彼の手がピンを抜くより先に彼を抜いて行ったものがあった。

 伴走者に引っ張られたアジア人の盲目の男性だ。(単にアジア人としか書かれていないが、こんな酔狂な大会に出るアジア人と言ったら、日本人しかいるまい。おそらく、みなさんのうちの誰かが知っている人かもしれない。)

 その時、ピーターは思った。「レースを続けよう!」と。そして彼は砂漠の250kmを走破した。

 そして走り終えた彼は、こう述べている。「人間、自分のために走ろうと思えば途中で挫折する。けれど、誰かのため、何かのために頑張ろう、何かを伝えたい、そう思って走れば走り切れる。」と。

 また、こうも述べている・・・非常に興味深い話だが・・・

 「踏み出した人の9割は突き進むことがことができる。」と。

 申し込んで飛行機に乗る前にキャンセルした人の数は、レースの途中で棄権した人の数倍・・・だそうだ。つまり、多くの人は、一歩を踏み出す以前に諦めてしまうのだ。

 だから、一歩を踏み出しさえすれば、あとは「突き進む」だけ・・・

 さすがに、萩のコースは、そんなに簡単には走破を許してくれないだろうが、コース途中で壁にぶち当たった時、その壁を乗り越えられた人の9割が・・・と、そこから先がピーターの話につながっていくのであろう。ただし、一つの壁を乗り越えたら、また次の壁がやってくる・・・この「壁」とは、私お場合、「睡魔」なのだが。

 なかなか使えるね!この話・・・来年の萩の完踏対策セミナーの題材が決まった!(笑)

 
コメント
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