昔、インドに小さな国がありました。
この小国は穀物が多くとれ財宝も豊かでした。
この国の国王は、毘沙門天(びしゃもんてん・七福神)の額が裂けて生まれたという。
ところが隣国から百万の大軍が押し寄せて、この国を侵略しようとしていました。
毘沙門天は武勇の神です。
その子ですから、勇気もあり兵法にもすぐれていました。
兵を集めて国境近くまで行って布陣しましたが、軍勢は四十万しかありませんでした。
国境にある大きな墳墓(ふんぼ・土で盛り上げてあるお墓。古いのを古墳という)
を挟んで夜を迎えました。
すると1メートルもある金色のネズミが出てきて、食物を探していました。
国王が「お前はどこのネズミか」とたずねると、
「私はこの鼠塚の墳墓を守るネズミの王様です」と答えた。
「同じこの国に住んでいるなら、お互い力を合わせて戦おう。
もし勝ったなら、国をあげてネズミ塚の盛大なお祭りをしよう」と述べました。
「ご安心ください。夜が明けるやいなや攻撃を開始してください」と答えた。
夜明けとともに太鼓を打ちならし、
旗を振って総攻撃を開始した。
敵は驚き、跳ね起き象や馬に鞍を置こうとしたら、腹帯も手綱もずたずたに食いちぎられていた。
弓の弦(つる)も、矢も、かぶとの紐も刀の下げ紐も下着の紐まで食い切られていた。
もうこれでは、軍隊ではありません。
百万の大軍は逃げていきました。
この日を戦勝記念として、ネズミの墳墓の盛大なお祭りが始まったという。
墳墓へ行って、願い事を祈願すると必ずご利益があったといいます。
私も古墳巡りをしたくなりました。
奈良に行こうかな。
今日の佳き日に
月曜は夜勤です。
合掌
この小国は穀物が多くとれ財宝も豊かでした。
この国の国王は、毘沙門天(びしゃもんてん・七福神)の額が裂けて生まれたという。
ところが隣国から百万の大軍が押し寄せて、この国を侵略しようとしていました。
毘沙門天は武勇の神です。
その子ですから、勇気もあり兵法にもすぐれていました。
兵を集めて国境近くまで行って布陣しましたが、軍勢は四十万しかありませんでした。
国境にある大きな墳墓(ふんぼ・土で盛り上げてあるお墓。古いのを古墳という)
を挟んで夜を迎えました。
すると1メートルもある金色のネズミが出てきて、食物を探していました。
国王が「お前はどこのネズミか」とたずねると、
「私はこの鼠塚の墳墓を守るネズミの王様です」と答えた。
「同じこの国に住んでいるなら、お互い力を合わせて戦おう。
もし勝ったなら、国をあげてネズミ塚の盛大なお祭りをしよう」と述べました。
「ご安心ください。夜が明けるやいなや攻撃を開始してください」と答えた。
夜明けとともに太鼓を打ちならし、
旗を振って総攻撃を開始した。
敵は驚き、跳ね起き象や馬に鞍を置こうとしたら、腹帯も手綱もずたずたに食いちぎられていた。
弓の弦(つる)も、矢も、かぶとの紐も刀の下げ紐も下着の紐まで食い切られていた。
もうこれでは、軍隊ではありません。
百万の大軍は逃げていきました。
この日を戦勝記念として、ネズミの墳墓の盛大なお祭りが始まったという。
墳墓へ行って、願い事を祈願すると必ずご利益があったといいます。
私も古墳巡りをしたくなりました。
奈良に行こうかな。
今日の佳き日に
月曜は夜勤です。
合掌