グローバル・ナビ by 杉山哲夫

海外資産運用コンサルタントのつぶやき

週間動向 (月末) 経済指数等良い数値は(売り材料)に

2013年06月03日 | 株式

 指数         週初      週末        変化     年初来%

ダウ     15303.10    1511557    -187.53  -1.2%  15.3%

ナスダツク  3459.14     3455.91    -3.23   -0.1%  14.5%

S&P500  1649.60     1630.74    -18.86  -1.1%  14.3%

ここでS&P500の週刊の動向を比較してみます

産業別 上昇   Gold            +7.22%
           自動車製造業        +6.02%
           ヘルスケア         +5.53%
           コムピュター等弱電     +4.91%
           タイヤとゴム         +4.045
           投資銀行とブローカー   +3.51%
           生保関連           +3.51% 

上記の産業の分野は週刊同網が非常に悪く終了したにも関わらず3%以上のプラスを示現した分野です、投資対象の見極めの重要性を認知させられます: 4%以上の下降をした分野産業は下記です:」

 

下降産業     ホームビルド         -6.13%
           住宅まわり          -6.07%
           テレコムサービス      -5.39%
           事務所リート         -5.21%
           住宅リート           -5.21%
           建造関連物資        -5.06%
           電気、エネルギー      -4.93%
           農産物全般          -4.87%

上記を見ると過去1年の産業別の入れ替えが起きているように観測されます:急成長は利益確定の売りが大幅に入り、売り込まれていた分野は見直しがあるようです:

経済指数等を観測すれば予測を上回る数値(良い知らせ)はどうやらこの先(悪い知らせ)と解釈されそうです:  これまで急上昇は1、2、、3回わたるQE(特別資金供給)の政策であることは皆様も理解できます、しかしここに来ると経済指数はどの時点でQE3を縮小するこの判断材料になるからです、失業率6.5%はまだ見えませんが各種の米国経済の現状を表す指数等が改善し始めればQEの縮小に入り、やがて金融の引き締めに入ります、市場はそれを恐れている(警戒する)から売り材料になるのです:典型的な数値はシカゴPMIの数値です、2012年以来の高い数値(58.7)です、4月の数値(49.0)と比較して大幅に上昇しています: FRBの重視する消費者信頼感数値も84.5と2007年以来の高い数値です:

日本の株式市場は米国市場の影響よりも(円安効果)の一言でしょう: アベノミツクスの効果は経済全体には顕著な影響はまだ所見されません: