「移設先は本土で探した方が早い」
2010年11月29日。
沖縄県知事、仲井真弘多知事の再選後の発言である。
それから約一年たって、沖縄側の状況は、何も変わっていない。
そして、政権は変わり、外相は鳩山政権時代から4人も変わったが、政府の無理解さも、何も変わっていない。
外交のレベルでは何もかもアメリカ主導で、アメリカの為に、事が運ばれて行く。
これも、何も変わらない。
米国務長官が、『上意』を携えて、日本にやって来た。
首相、外相、防衛相三人と次々会談を持ち、三人は夫々「お館様」の覚え目出たきをねがって、跳ね返っている。
その筆頭が、なぜそんな要職に就けたのかが理解出来ないまま、態度だけ「偉く」おなりになった『玄葉光一郎外務大臣』殿である。
▶普天間「県外」発言は誤り=鳩山政権終わると思った―玄葉外相(時事見出し)
>玄葉光一郎外相は26日午前の衆院外務委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先を鳩山由紀夫元首相が「最低でも県外」と発言したことについて、「私はあの時点でああいう発言をしたのは誤りだったと思っている」と述べた。自民党の河井克行氏に答えた。
>鳩山氏の発言は2009年7月、民主党代表として衆院選前に沖縄を遊説した際に出たもので、その後、普天間問題をめぐり鳩山政権は迷走。玄葉氏は「あの発言を聞いて、恐らくこの問題で(鳩山政権は)終わるんじゃないかと思い、現実のものになってしまった」と
【時事通信/10月26日(水)10時52分配信】
何とコメントしたら良いのか、言葉が見つからない。
ただ言える事は、このボッチャンは政権を取る前から(当時の)民主党の理念に、全く添わない政治家であった事が、確認されたと言う事だろう。
この人を「政治家」と位置づける事すら、はなはだ心もとないが。
この玄蕃某と言う人は、「沖縄の叫び」が聞こえぬ人間なのだ。
沖縄の置かれた歴史と、その後の状況にも、何も感じない人間なのだ。
一般国民ですら感じる、沖縄に対する「同情心」も、「親近感」も、ましてや「罪悪感」など、無縁の人間である事が、はっきり解った。
そして、日本国が戦後65年以上に渡って歩んで来た道への、熟慮も無く、総括もせづ、反省もない、鉄面皮の様な人間である事が、はっきりと見えた。
そして、65年以上に渡って、タダひたすらアメリカに左右され、アメリカに都合の良い政治だけを推進させられて来た、自民党体制の時代の「世界観」しか持たぬ、どうしようもない輩である事が、露呈した。
速い話が、日本国外務大臣として、甚だしく「相応しい」男なのだった。
そして、2009年8月30日に、国民が期待を寄せた「生まれ変わる日本」の主要な人員としては、全く不適格な人間であった事が、確認された。
そして、いつまでたっても変わらぬ、「お館様」に指図して頂く構図が、また露骨に示された。
▶普天間移設の取り組みに米国務副長官「評価する」(産経見出し)
>玄葉光一郎外相は26日夜、バーンズ米国務副長官と外務省で会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を進展させる意向を伝えた。これに対し、バーンズ氏は「日本政府の取り組みを評価する」と応じた。
【産經新聞/10月26日(水)21時44分配信】
「評価する!」
おい、やったぜ!
評価して頂いたゾ!
官邸で、こんな会話が交わされて、ハイタッチでもしている光景が、目に浮かぶようだ。
日本って、何なんだ。
更に続いての、ご下命も下っている。
「はよせんかい!」
▶米国防長官、埋め立て申請「早期に」 日本側の手続き促す(琉新報見出し)
>野田佳彦首相、玄葉光一郎外相、一川保夫防衛相は25日、パネッタ米国防長官と相次いで会談し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画に伴う環境影響評価を年内にまとめて評価書を県側に提出する方針を伝達し、日米双方が可能な限り早期に普天間移設を進めることが重要だとの認識で一致した。
>パネッタ長官は同日の共同記者会見で「できるだけ早期にというのが私の答えだ」と述べ、埋め立て承認申請を含む手続きを急ぐよう日本政府を促した。
>年内の環境影響評価書の提出を受け、仲井真弘多知事は90日以内に意見書を返送。政府は(1)意見書を踏まえ評価書を補正し、アセス手続きを完了(2)着工に向け辺野古沿岸の埋め立て許可を知事に申請―との手続きに着手するが、知事が埋め立てを承認しなければ着工できない。
【琉球新報/10月26日(水)10時0分配信】
三人揃いも揃って雁首並べて。
本人も家族も真から拒否している女性との「結納」を、勝手に取り結ぼうとしている『仲人』みたいな物だ。
巧く行く訳が無い。
自民党時代であれば、それで何とかなって来たのだろう。
しかし、『パンドラの箱』は、開かれてしまった。
沖縄県知事も、普天間市長も、県民も辺野古の村民も、こぞって反対しているのだ。
民意を甘く見るでない。
▶<普天間問題>閣僚「沖縄詣で」手詰まり 外相突き放され(毎日見出し)
>玄葉光一郎外相は19日、那覇市の沖縄県庁で仲井真弘多知事と会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を同県名護市辺野古に移設する日米合意について「安全保障環境が厳しくなっている。心苦しいがお願いせざるを得ない」と改めて理解を求めた。知事は「強引にやっても本当にできるのですか」と政府の対応に疑念を呈し、県外移設を求める姿勢を崩さなかった。
>米側にネジを巻かれた民主党政権の焦りは沖縄側に見透かされ、かえって手詰まり感を印象付けている。
>県幹部は「米国向けの行動なのだろうが、こう短期間に続々と来られても、状況は何も変わらない。互いの溝の深さを確認しただけで終わった」と困惑。
【毎日新聞/10月20日(木)1時19分配信】
毎日新聞って、政府側では無かったのかな。
>米側にネジを巻かれた民主党政権の焦りは沖縄側に見透かされ
とは、よくぞ書いた物だ。
しかしながら、野田佳彦氏は何が何でも「お館様」の意に沿いたいらしい。
▶県外移設と一括交付金、知事が官房副長官に要請(讀賣見出し)
>仲井真氏は会談で「県外に移設してほしい」と従来の主張を繰り返すとともに、政府が来年度に新設予定の沖縄一括交付金を毎年度3000億円確保することを重ねて要請した。
>一方、斎藤氏は当山宏・嘉手納町長との会談で、米上院議員が提案する普天間飛行場と米軍嘉手納基地との統合案について、日米両政府は検討しないと伝えた。
【讀賣新聞/10月22日(土)20時34分配信】
いやはや、としか言い様が無い政府側の態度である。
一体なぜに、それ程まで不可能に思える事を強行しようとするのか。
理解出来ない。
その挙げ句の果てに、行く所まで行け、とばかりに玄蕃クン。
▶武器輸出の緩和検討伝達=玄葉外相、米国防長官に(時事見出し)
>玄葉光一郎外相は25日午後に外務省で行ったパネッタ米国防長官との会談で、武器輸出三原則について「今後政府の中で検討していく」と述べ、緩和に向け検討を進める方針を伝えた。
【時事通信/10月25日(火)17時36分配信】
昨年の間頃、不正選挙とも取り正された「代表選」で、あの菅直人氏が「そうりだいじん」となり、我々は「国民の生活が第一」が増々遠のき、怒り狂っていた。
公務員改革は完全に反古にされてしまった。
そして、一年間の菅直人政権の「悪政」に、一日も速くお引き取り願う為に、毎日繰り返して声高に批判して来た物だった。
菅直人さえ居なくなれば。。。
「菅さん以外なら、どなたでも」(小沢一郎)
それで、悪戦苦闘の末やっと総理大臣を変えたと思ったら、前よりもっと酷くなってしまった。
ほとほと、日本人は政治に見放されている国民である。
いくら「国民のレベルの政治家しか、得られない」と言うとは言え。
この世に神も仏もないものか。
そんなこんなで、<PTT> 等と言う、正しく日本人を「お館様」の奴隷状態を決定付ける様な事に、うつつを抜かしている有様である。
お子チャマ大臣と言えば、安住某も負けては居ない。
先日の<G20>で、世界中に向けて「消費税を10%まで引き上げる」と宣言してしまう有様。
そして、それが公式文書化されるそうな。
来る『カンヌ・サミット』において、『成長に向けてのプラン』とか言う「首脳会議の合意文書」に、日本が消費税を10%に引き上げる事を、表記するという。
日本の国内事情を、一体どんな必要が有って「国際公約」にしてしまわなければならぬのか。
理解の域を超えてしまった。
そこまでして、注目を浴びたいのか。
もはや、語るに落ちた馬◯者共の「政権ごっこ」である。
経済はどん底に有り、円高は鬼の様に進みっぱなしで、大震災とそれに引き続いた原発大事故で、日本と言う国は明日の存在すら、保証されない程の瀬戸際に来ている。
そんな日本で、こんな時期に、あんな政府しか持てない日本と言う国の、底知れない不運にただただ打ち震えるばかりである。
「気弱な地上げ屋」さんの言う『蟻の団結』を、是非とも成し遂げて、この地獄の様な不幸な状況を一刻も早く打破しなければ、子供達や孫達に渡すべき国が潰れてしまう。
頑張るしか無いか。。。
それを考えると『パンドラの箱』を開けたことは、実はとても重要な事だったのでは無いか、と言う気がして来た。
鳩山サンの、あの当時「優柔不断」に見えていた、『国外、最低でも県外』と言う発言は、今にして大きな力となって日本の運命の上に乗りかかっている。
あの発言の「おかげで」沖縄に人々は「抵抗する事」への抵抗感が無くなった。
始めから声を上げていた人達だけでなく、声の聞こえなかった人達まで、基地を県外に移設せよ、と機会あるごとに訴えている。
政府も、自民党時代の様に「ゴリ押し」も「カネの力」でも、強引に事を運ぶ事が出来なくなっている。
遅々として進まない、日米関係の改善と米軍基地の撤去の問題に、うっすらとでは有るが「絶対に反対を貫ける」と言うメドが、県民の自信が。出来て来た様に思えるのだ。
そしてそれは、単に沖縄に置ける米軍基地の事だけでは無く、政府に対してはっきりと国民の声を伝えようと言う流れが、出来て来ている。
意算には、個々までは感じられなかった、声無き国民の声が、上がり始めて居る様に思える。
そうなのだ。
確かに『ポンドラの箱』は、開けられたのだ。
あらゆる、厄災が溢れ出て来た。
混沌とした、悪意に満ちた世の中になった。
そして。
その後に、希望が一つだけ残っていた。
何もやらずに「混乱」だけを残して行った、と思われて居た鳩山サンで有ったが。
実は、一番重要な事を成してくれたのかもしれない。
これから先は、我々に掛かっている。
成果を手に出来るかどうかは、我々国民一人一人のこれからの意思と行動とに、掛かっている。
2010年11月29日。
沖縄県知事、仲井真弘多知事の再選後の発言である。
それから約一年たって、沖縄側の状況は、何も変わっていない。
そして、政権は変わり、外相は鳩山政権時代から4人も変わったが、政府の無理解さも、何も変わっていない。
外交のレベルでは何もかもアメリカ主導で、アメリカの為に、事が運ばれて行く。
これも、何も変わらない。
米国務長官が、『上意』を携えて、日本にやって来た。
首相、外相、防衛相三人と次々会談を持ち、三人は夫々「お館様」の覚え目出たきをねがって、跳ね返っている。
その筆頭が、なぜそんな要職に就けたのかが理解出来ないまま、態度だけ「偉く」おなりになった『玄葉光一郎外務大臣』殿である。
▶普天間「県外」発言は誤り=鳩山政権終わると思った―玄葉外相(時事見出し)
>玄葉光一郎外相は26日午前の衆院外務委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先を鳩山由紀夫元首相が「最低でも県外」と発言したことについて、「私はあの時点でああいう発言をしたのは誤りだったと思っている」と述べた。自民党の河井克行氏に答えた。
>鳩山氏の発言は2009年7月、民主党代表として衆院選前に沖縄を遊説した際に出たもので、その後、普天間問題をめぐり鳩山政権は迷走。玄葉氏は「あの発言を聞いて、恐らくこの問題で(鳩山政権は)終わるんじゃないかと思い、現実のものになってしまった」と
【時事通信/10月26日(水)10時52分配信】
何とコメントしたら良いのか、言葉が見つからない。
ただ言える事は、このボッチャンは政権を取る前から(当時の)民主党の理念に、全く添わない政治家であった事が、確認されたと言う事だろう。
この人を「政治家」と位置づける事すら、はなはだ心もとないが。
この玄蕃某と言う人は、「沖縄の叫び」が聞こえぬ人間なのだ。
沖縄の置かれた歴史と、その後の状況にも、何も感じない人間なのだ。
一般国民ですら感じる、沖縄に対する「同情心」も、「親近感」も、ましてや「罪悪感」など、無縁の人間である事が、はっきり解った。
そして、日本国が戦後65年以上に渡って歩んで来た道への、熟慮も無く、総括もせづ、反省もない、鉄面皮の様な人間である事が、はっきりと見えた。
そして、65年以上に渡って、タダひたすらアメリカに左右され、アメリカに都合の良い政治だけを推進させられて来た、自民党体制の時代の「世界観」しか持たぬ、どうしようもない輩である事が、露呈した。
速い話が、日本国外務大臣として、甚だしく「相応しい」男なのだった。
そして、2009年8月30日に、国民が期待を寄せた「生まれ変わる日本」の主要な人員としては、全く不適格な人間であった事が、確認された。
そして、いつまでたっても変わらぬ、「お館様」に指図して頂く構図が、また露骨に示された。
▶普天間移設の取り組みに米国務副長官「評価する」(産経見出し)
>玄葉光一郎外相は26日夜、バーンズ米国務副長官と外務省で会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を進展させる意向を伝えた。これに対し、バーンズ氏は「日本政府の取り組みを評価する」と応じた。
【産經新聞/10月26日(水)21時44分配信】
「評価する!」
おい、やったぜ!
評価して頂いたゾ!
官邸で、こんな会話が交わされて、ハイタッチでもしている光景が、目に浮かぶようだ。
日本って、何なんだ。
更に続いての、ご下命も下っている。
「はよせんかい!」
▶米国防長官、埋め立て申請「早期に」 日本側の手続き促す(琉新報見出し)
>野田佳彦首相、玄葉光一郎外相、一川保夫防衛相は25日、パネッタ米国防長官と相次いで会談し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画に伴う環境影響評価を年内にまとめて評価書を県側に提出する方針を伝達し、日米双方が可能な限り早期に普天間移設を進めることが重要だとの認識で一致した。
>パネッタ長官は同日の共同記者会見で「できるだけ早期にというのが私の答えだ」と述べ、埋め立て承認申請を含む手続きを急ぐよう日本政府を促した。
>年内の環境影響評価書の提出を受け、仲井真弘多知事は90日以内に意見書を返送。政府は(1)意見書を踏まえ評価書を補正し、アセス手続きを完了(2)着工に向け辺野古沿岸の埋め立て許可を知事に申請―との手続きに着手するが、知事が埋め立てを承認しなければ着工できない。
【琉球新報/10月26日(水)10時0分配信】
三人揃いも揃って雁首並べて。
本人も家族も真から拒否している女性との「結納」を、勝手に取り結ぼうとしている『仲人』みたいな物だ。
巧く行く訳が無い。
自民党時代であれば、それで何とかなって来たのだろう。
しかし、『パンドラの箱』は、開かれてしまった。
沖縄県知事も、普天間市長も、県民も辺野古の村民も、こぞって反対しているのだ。
民意を甘く見るでない。
▶<普天間問題>閣僚「沖縄詣で」手詰まり 外相突き放され(毎日見出し)
>玄葉光一郎外相は19日、那覇市の沖縄県庁で仲井真弘多知事と会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を同県名護市辺野古に移設する日米合意について「安全保障環境が厳しくなっている。心苦しいがお願いせざるを得ない」と改めて理解を求めた。知事は「強引にやっても本当にできるのですか」と政府の対応に疑念を呈し、県外移設を求める姿勢を崩さなかった。
>米側にネジを巻かれた民主党政権の焦りは沖縄側に見透かされ、かえって手詰まり感を印象付けている。
>県幹部は「米国向けの行動なのだろうが、こう短期間に続々と来られても、状況は何も変わらない。互いの溝の深さを確認しただけで終わった」と困惑。
【毎日新聞/10月20日(木)1時19分配信】
毎日新聞って、政府側では無かったのかな。
>米側にネジを巻かれた民主党政権の焦りは沖縄側に見透かされ
とは、よくぞ書いた物だ。
しかしながら、野田佳彦氏は何が何でも「お館様」の意に沿いたいらしい。
▶県外移設と一括交付金、知事が官房副長官に要請(讀賣見出し)
>仲井真氏は会談で「県外に移設してほしい」と従来の主張を繰り返すとともに、政府が来年度に新設予定の沖縄一括交付金を毎年度3000億円確保することを重ねて要請した。
>一方、斎藤氏は当山宏・嘉手納町長との会談で、米上院議員が提案する普天間飛行場と米軍嘉手納基地との統合案について、日米両政府は検討しないと伝えた。
【讀賣新聞/10月22日(土)20時34分配信】
いやはや、としか言い様が無い政府側の態度である。
一体なぜに、それ程まで不可能に思える事を強行しようとするのか。
理解出来ない。
その挙げ句の果てに、行く所まで行け、とばかりに玄蕃クン。
▶武器輸出の緩和検討伝達=玄葉外相、米国防長官に(時事見出し)
>玄葉光一郎外相は25日午後に外務省で行ったパネッタ米国防長官との会談で、武器輸出三原則について「今後政府の中で検討していく」と述べ、緩和に向け検討を進める方針を伝えた。
【時事通信/10月25日(火)17時36分配信】
昨年の間頃、不正選挙とも取り正された「代表選」で、あの菅直人氏が「そうりだいじん」となり、我々は「国民の生活が第一」が増々遠のき、怒り狂っていた。
公務員改革は完全に反古にされてしまった。
そして、一年間の菅直人政権の「悪政」に、一日も速くお引き取り願う為に、毎日繰り返して声高に批判して来た物だった。
菅直人さえ居なくなれば。。。
「菅さん以外なら、どなたでも」(小沢一郎)
それで、悪戦苦闘の末やっと総理大臣を変えたと思ったら、前よりもっと酷くなってしまった。
ほとほと、日本人は政治に見放されている国民である。
いくら「国民のレベルの政治家しか、得られない」と言うとは言え。
この世に神も仏もないものか。
そんなこんなで、<PTT> 等と言う、正しく日本人を「お館様」の奴隷状態を決定付ける様な事に、うつつを抜かしている有様である。
お子チャマ大臣と言えば、安住某も負けては居ない。
先日の<G20>で、世界中に向けて「消費税を10%まで引き上げる」と宣言してしまう有様。
そして、それが公式文書化されるそうな。
来る『カンヌ・サミット』において、『成長に向けてのプラン』とか言う「首脳会議の合意文書」に、日本が消費税を10%に引き上げる事を、表記するという。
日本の国内事情を、一体どんな必要が有って「国際公約」にしてしまわなければならぬのか。
理解の域を超えてしまった。
そこまでして、注目を浴びたいのか。
もはや、語るに落ちた馬◯者共の「政権ごっこ」である。
経済はどん底に有り、円高は鬼の様に進みっぱなしで、大震災とそれに引き続いた原発大事故で、日本と言う国は明日の存在すら、保証されない程の瀬戸際に来ている。
そんな日本で、こんな時期に、あんな政府しか持てない日本と言う国の、底知れない不運にただただ打ち震えるばかりである。
「気弱な地上げ屋」さんの言う『蟻の団結』を、是非とも成し遂げて、この地獄の様な不幸な状況を一刻も早く打破しなければ、子供達や孫達に渡すべき国が潰れてしまう。
頑張るしか無いか。。。
それを考えると『パンドラの箱』を開けたことは、実はとても重要な事だったのでは無いか、と言う気がして来た。
鳩山サンの、あの当時「優柔不断」に見えていた、『国外、最低でも県外』と言う発言は、今にして大きな力となって日本の運命の上に乗りかかっている。
あの発言の「おかげで」沖縄に人々は「抵抗する事」への抵抗感が無くなった。
始めから声を上げていた人達だけでなく、声の聞こえなかった人達まで、基地を県外に移設せよ、と機会あるごとに訴えている。
政府も、自民党時代の様に「ゴリ押し」も「カネの力」でも、強引に事を運ぶ事が出来なくなっている。
遅々として進まない、日米関係の改善と米軍基地の撤去の問題に、うっすらとでは有るが「絶対に反対を貫ける」と言うメドが、県民の自信が。出来て来た様に思えるのだ。
そしてそれは、単に沖縄に置ける米軍基地の事だけでは無く、政府に対してはっきりと国民の声を伝えようと言う流れが、出来て来ている。
意算には、個々までは感じられなかった、声無き国民の声が、上がり始めて居る様に思える。
そうなのだ。
確かに『ポンドラの箱』は、開けられたのだ。
あらゆる、厄災が溢れ出て来た。
混沌とした、悪意に満ちた世の中になった。
そして。
その後に、希望が一つだけ残っていた。
何もやらずに「混乱」だけを残して行った、と思われて居た鳩山サンで有ったが。
実は、一番重要な事を成してくれたのかもしれない。
これから先は、我々に掛かっている。
成果を手に出来るかどうかは、我々国民一人一人のこれからの意思と行動とに、掛かっている。