晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

新明怪国語辞典「か」<その壱>

2014-11-02 17:38:52 | 新明怪国語辞典
『か』


【科】
動植物を問わず、生き物の種類の遺伝子的近親種の分類枠。
ヒト族ヒト科ヒト。
例えば「安倍一族」「無能極右科」「安倍晋三」など。

【蚊】
金鳥と言う会社の存在の依って立つ拠り所。
人々の周囲を不快な雑音を立てながら飛び交い、生き血を吸うことで忌み嫌われる。
その存在が他者へ与える恩恵は何も無く、疫病を媒介し、肉体的にも精神的にも害をなすだけの「不必要悪」の代表である。
但し、大越健介の事では無い。

【課】
大きな組織の中の、行動する単位の一つ。
局あるいは本部、部、課、係の順に単位と構成要員と重要性とが下がるが、その長は最も直接の責任を負わされる事が多い。
ただし、霞ヶ関に置いてはその例に非ず。
米国に公費留学と称するご褒休暇が与えられ、現地の鵜匠達に訓練を受けて帰国し、鵜の役を果たす事になる地位を与えられて転機となる部署である。

【可】
①非常に良い、良い、やや良い、やや悪い、悪い、非常に悪い、という六段階評価の前から二番目である。
しかし、秀、優、良、可、不可という五段階評価に置いては、下から二番目となる。
要するに「すれすれ」と解釈される事が多い。
例「可もなく不可もなし」
②何かの行為や状況を許可すること。
禁止の反対。
例えば「左折化」など。
近頃では、『極めて右折可』という傾向が顕著になっている。

【我】
自分自身。
その根底に有る意識。
一国の宰相が、国民の生命と財産とを守らず、健康で文化的生活を保障しようとせず、要するに憲法を無視してまで、原発を稼働させ、自衛隊を海外に派兵し、国内の社会基盤を全て破壊する売国協定に参加し、一握りの官僚と財界人とだけを超優遇する為に、盲滅法突っ走る際に見せる内面の美しさ。

【蛾】
一見蝶に見まがう姿形をしているが、実際は陽の当たらない時間帯に出没して、羽から毒粉をまき散らす「負」の生き物。
永田町や霞ヶ関に多く棲息し、昼日中から蝶のつもりで飛び周り、『美しい国』を枯れさせている。
今のところ、駆除する方法が見つかっていない。

【賀】
喜び。
それを謹みて表し祝すこと。
額にテラテラと露骨に表れていれば「額賀」となり、セナにくりからもんもんを背負えば「古賀」となる事が有る。
一斉に日の丸を振って、大御神のお出ましを請うふりをしながら、自分の栄立の為に利用する事が多い行為。

【界】
一つの世界。
同じ趣向の物達の集う環境。
そこに集う閉鎖的で排他的な構成員。
政界、官界、財界、学会、報道界など、魔界と言われる社会も存在する。

【海】
日本列島が存在していなければ「太平洋」に過ぎない海を、半島の東側に有るから「東海」と呼ぶ事を世界に強要する国も有る様な、地球と言う惑星の生命のゆりかご。

【怪】
あやかし。
人とは違う何か、人の力の及ばない現象、またその気配。
人の力以上の結果を出した時、有るはその当人をさして使われる事が有る。
快投、怪盗、怪物、怪談、怪奇。
明怪。

【会】
一つの目的をもった集まり。
密かに国を売り払う事の密議をこらす集まりは、政府政策審議会。
自国の富みを差し出す命令を受ける集まりは、日米合同委員会。
自民党議員達の多くが加わっているのが、総理大臣を靖国神社に参拝させる会。
庶民の蓄えを奪いさる集まりは、株主総会。
庶民が唯一抵抗出来るのが、ああそうかい。

【貝】
海底や河川沼沢地、或は田んぼなど水の有る場所の底の土中に棲息する、鎧甲冑に身を固めた特殊な生物。
不合理な冤罪で刑を執行されかかると、人はこれになりたがる傾向が有る。
口を閉ざし、外界の力に影響されず、他者の目を気にする事も無くひっそり
生きて行く生き方の例とされる。
現代では、貝になるより堂々と裁判で対決する事が主流になってはいるが、いかんせん司法が公正中立ではないので、庶民はどうしようもない。

【櫂】
自走能力の無い船を、乗員が動かす為の道具。
竿と並んで古来より使用されて来た。
お飾り議員の地元の有力町長等は、議員の当選とその後の政治活動を操るが、その場合は選挙区の後援会と、そこから様々な方法で吸い上げる資金が、それに相当する。

【下位】
ある基準より下の段階。
特に人間関係に置いては絶対的な役割を演じ、下位に有っては絶対に上位に逆らう事は許されない。
官と民、官僚と政治家、風評と実害、先輩と後輩、公立と私立などの例で後者を指す。

【害】
益にならない物や、その現象とそれらの結果。
その存在の為に、物事が悪くなってしまう。
一般的には、必要と思われている物程、それである事が多い。
役人の存在。
(役人が決める)規制や規則。
お上のマツリゴト。
食品の添加物。
日米安保条約。
新聞とテレビ。
新薬とワクチン。
例は枚挙に尽きない。

【改悪】
既に存在する物を、現状より劣化させる形で変更する事。
平たく言えば、政府がやろうとする事。
通常では、搾取する権力側が搾取される対象の目を背ける為に、「改正」または「改革」をと呼ばれる事が多い。
公務員制度改革。
行政改革。
税制改革。
医療制度改革。
教育制度改革。
憲法改正。
どれもこれも、人々を不幸にこそすれ、正しい改編ではなかった事は、歴史が証明している。

【害悪】
人や社会にもたらす負の状況、又はその結果。
平たく言えば、政府がやった事、やろうとする事がもたらす結果。
貧困、不公正、圧迫、不名誉、屈辱感、そのた数え上げたらきりがない。

【海域】
海での場所を特定する為の、一定の境界線に囲まれた内側。
国家の場合は、領海、排他的経済水域などが有り、漁場や海底資源を巡って紛争の焦点となる事が有る。
それを巧みに利用して、特定の第三国を仮想敵国と看做し、その危険性を過剰に喧伝する事で、国民の精神的団結を謀る道具とされ易い。
とくに独裁政権に多く見られる光景である。

【飼い犬】
家で飼育し家族同様に扱われる犬。
野犬の反対語。
イザと言うときの為に喰わせてもらっている身分。
往々にして「家族同様」の部分が抜け落ちると、『ポチ』と呼ばれる。
通常に於いて、飼い主は飼い犬の忠誠心を疑わないので、反抗されると取り乱して「飼い犬に手を噛まれた」と罵倒する。
日本国と言う飼い犬は、アメリカと言う飼い主の手を噛む事は、あり得ない事とされている。
同義語として、貢ぐクン、奴隷、上限無しのATM等が有る。

【会員】
何かの共通の目的で集う組織の個々の参加員。
在特会、日本会議、靖国神社に参拝する会、日本の核武装を実現する会などの会員になれば、日本国の政権で閣僚その他の要職に就く時に有利であるとされる。

【海運】
海上交通で物資を輸送する事で成り立つ経済活動。
船舶の所有企業、その企業の登記地、口座の所在地、その企業の株主、船舶の登録地、母港、船長の国籍、船員達の国籍をすべて追跡調査が出来ない様に細工して、世界中の紛争地に武器や石油、貴金属や外国通貨、麻薬や奴隷等を運び、更には世界各地に紛争を引き起こして、さらに巨万の利益を得る事が、望ましいビジネス形態だとみなされている。

【開運】
お宝を鑑定してその価値を示し、所有者の自尊心をくすぐったり傷つけたりする、テレビのバラエティー番組の狙う効果。
高値が付けば、一見運が開けた様に見えるが、実際にはその値段で売れる訳ではなく、親族間で争いが起こったりして不幸な運へと向かっているのが、その番組の持つ本来の意味である。

【開演】
出し物の舞台の幕が上がる事。
前もってカメラを呼んでおいたりして、何らかの意図を流布させる事も多い。
在特会会長と大阪市長との対談などは、その典型であった。
国会に於ける与野党双方からの不正の暴き合いの舞台等は、政権側に与した報道が為される事に依って、国民の間の反応を容易に演出する事が可能である。
ショー・ビジネスの本場では、「Show must go on = ひとたび幕が上がると何が起ころうと最後まで演じなければならない」と言われて、中途半端な幕引きは許されない。

【買い置き】
災害に備えて、あらかじめ買い集めておく蓄えや、価格の安い時期に先の分まで購入して貯めておく事等を言う。
前者の例の場合、実際に必要となった場合に、食料品は賞味期限を遥かに過ぎ去り、携帯電灯は電池が切れ、使い捨てカイロは発熱しなくなっている事が多い。
後者の場合は、来る日も来る日も、同じ物を食べさせられる事になりかねない。

【開花】
花が開く事。
転じて、結果を出す事、本来の素養を表して成長する事。
人の例で言えば、日本の子供達はその時期を迎える前に、実りの無い教育や親の甘やかし、各種の確執などでその芽を摘み取られ、判断力を無くして表面上の良い人になってしまう事が懸念される。

【階下】
下の階。
階上からの騒音やゴミ、漏水等の迷惑を被り易い不利な面が多いが、逆にイザと言う時脱出し易いとか、自信の際の揺れが少ない等の有利な面もある。
上階の方からは根拠の無い優越感を持たれ易いが、エレベーターの故障や断水等の非常時には、階下の方が優越感に浸れ事となる。
全ては相対的な呼称に過ぎない。

【絵画】
板、布、壁面等の表面に、色彩を持つ顔料を塗布して森羅万象の姿かたち、及び心象風景を投影する二次元の表現手段、およびその結果としての作品。
絵画的というと、現実以上に壮麗な有様を言う。
日本では、人間の生活を満たすもの、つまり工芸であって技術であった。
西欧に於いては、人間の生活を超えた人間の精神を満たすもの、つまり美術であり学問であった。
その他多種多岐にわたる表現方法が有るが、芸術と言う価値観を得てまだ一世紀程しか経たない日本では、政治や経済等より下位に置かれる傾向がいまだにあって、精神の満たされる事を知らぬ政治家は、芸術の擁護を無駄と思ったり、対費用効果が低い等と言って、独り立ち出来ない芸術の保護を打ち切ったりする事が有る。

【外貨】
日本以外で使用されている通貨。
日本の通貨である「円」との交換率が、往々にして政治の取引に使われる。
特に、外国の通貨の破綻を避ける事を至上命題にしている国の財務官僚は、中央銀行と共に、自国通貨の価値下落を図ったりして、国民生活を犠牲にする傾向が強い。

【凱歌】
勝利の歌。
その歌声。
首相官邸では、大手報道機関の責任者を囲んで夜毎夜毎に祝杯をあげているそうな。

【海外】
字義でいえば「海の外」であり、つまり陸地を指す筈であるが、国境を海で囲まれた国では、自国の外の世界を指す。
船舶が移動手段であった時代にはしっくり来るが、空を飛行して移動する時代にあっては、やや戸惑いも有る。
自国との比較をする時の対象として使われる。

【外海】
陸地に沿った、或は陸に挟まれた海をさす内海に対して、遥かに陸地から遠く離れた海全体を言う。
帆船時代は陸地に沿って航海しており、外海を横断する事は考えられない事であった。
ガリレオ・ガリレイとクリストフォロ・コロンボのお陰で、外海の真の意味を知るに至った。
未知の世界に対する知的好奇心と、積極的冒険心を持ち、更には未知なる事柄への恐怖心を払拭して初めて手に入れる事が出来る世界。
偏差値優秀なり霞ヶ関官僚には、実感出来ない世界の事である。

【外界】
内面の反対語。
精神世界に対する物質世界。
自己の世界に対する第三者の世界。
この世界に目を向けられなければ、発展も成功もおぼつかない。

【甲斐甲斐しい】
産經新聞や読売新聞、国営放送局などの、安倍政権への尻尾の振り方。
全て国民を欺いて政権を擁護する様な論調しか示さない。
繰り返される総理との会食が、これほどの効果を発揮出来ると言う事実に驚かざるを得ない。
大手報道機関と自称する新聞屋テレビ屋は、乞食と同義であったらしい。

【改革】
支配階級に取って、搾取の効率が良く無いと判断された事象を、搾取される側である庶民に気が付かれずに変更する為に呼ぶ呼び名。
要するに、自民党政権がやって来た事、やっている事、やろうとする事。
前述『改悪』を参照の事。

【外郭】
中央に対して、周辺。
主流派でない、傍流。
現役でなく、天下る場所。
中央と巧みな連携を密にして、税金を沢山かすめ取る場所。

【快活】
明朗にして積極的な様。
そのような性向。
極右集会に参加して、外国人の生活補助受給を糾弾するときの自民党女性議員の様な行動様式。

【買いかぶる】
第三者の能力を、その実態に関わらず勝手に過大な期待を持つ事。
往々にして、手痛い落胆を味合わせられる事になる。
例えば小沢一郎が、オリジナル民主党に期待した能力。
政権交代時に、支持者が原口一博や川内博史、辻恵議員等に期待した能力。

【会館】
ある特定の組織の象徴となる、本部等の於かれている建造物。
地方自治体に於いては、箱物行政の典型的材料である市民会館など、地方の土建屋と地域経済の癒着戸利権の象徴となる。
霞ヶ関に於いては、各省庁や外郭団体などの魔の巣窟である事が多い。
政治に於いては、政権政党と癒着しているカルト組織などの本山。

【快感】
ドーパミンの分泌に依る肉体的愉悦の感覚。
自分の好きな分野では、得られる物が特に大きい。
財務省職員にとっての「ノーパン・シャブシャブ店」や「SMバー」等で得られる満足感は、自分の財布の紐を緩めずに味わえるだけに、特に満足感が大きい様だ。
この感覚にマヒすると、どんどん強力な物を求める傾向が出て来て、薬物依存症や汚職収賄の源となる。
人間は、この感覚を追求する事に全精力を費やして、国を傾けた民族を滅ぼし、歴史が作られて来たと言っても過言では無い。
その原因を作った女性を「傾城」という。
(続く)



















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