晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

沖縄の皆さん、『日本国民』のままで良いですか? それとも<独立>しますか?

2010-03-30 12:00:45 | 政治と社会
『琉球共和国』として独立してはどうか?



事ここに至ってしまうと、以前より漠然と考えていた事だが、なんだか現実性を帯びて見えて来る。


清朝中国と薩摩藩に、双方に朝貢させられていた<琉球>王国。
結果として、日本の領土となり、散々搾取されて来た<沖縄>県。

先の大戦では、日本で唯一の地上戦が行われた<オキナワ>。
多くの、市民や学生生徒が、婦女子が、友軍から<降伏>を禁じられ、手榴弾を渡されて、自害して行った。


戦後も、日本全体の<米軍基地>の75%が集中している状況を、甘受させられて来た。


こんな事を言いだすと、沖縄の方々に<無責任>と非難されるのだろうか。
彼らの<日本人>としての矜持を<否定>する事になるのだろうか。

でも、同じ日本人としてはとても言えた義理では無いが、あえて言いたいのです。


沖縄よ、独立を目指せ。


然らずんば、大和んチュウは永遠に、気がつかないかも知れません。

あなた方を、如何に甘く見て、勝手な理屈で<利用>して来たかを。



屈辱の仕打ちを逃れる為に。
自らの憲法を定め、自らの通貨を持ち、自らの運命を自ら決められる様に。

独立を考えてはどうか?



もちろん、独立の際には、戦後の苦難の代償として日本から<莫大な>慰謝料を請求するのです。

総ての根回しを極秘に進め、ある日全世界に向かって<高らかに>独立を宣言し、大和日本政府に<慰謝料>を請求するのです。

沖縄全島内の<米軍基地>を、人質に取って。

日本政府としては、出さざるを得まい。



そして、<観光>と<製造業>と<タックス・ヘイブン>とで、世界中の富を集めてしまえば良い。



日本が、もし難色を示し続けたら、<ニッポン連邦>の一員として、連邦制をとっても良いかもしれません。

もちろん、<主権>はきっちりと確保した上での話です。

個人の両替レートは『琉球円』と『日本円』との交換率は1対1にして観光促進を計り、空洞化の進む大和日本からの委託製造を一手に引き受け、中国や東南アジアより遥かに高レベルな生産管理技術で工業立国を成し遂げ、大和からの送金や、企業取引に関しては2対1にする。


大和日本からの<老後の定住地>として、特養ホームを数多く建設する。

有り余る美しい海と自然、美味しい食材と人情を生かして、瀟洒な<別荘地>を開発分譲する。

完璧な受け入れシステムを築き上げ、あらゆる先進観光国のノウハウを吸収しながら、観光的に地上の楽園を建設すれば良い。

<観光特区>には、カジノを設立する。

国際会議や、インターナショナルなイヴェントとの施設を提供して、世界中の<会議>や<見本市>などを誘致する。

国連機関や、国際機関を積極的に誘致する。



そして、『世界等距離平和外交』を実践する。



もちろん<米軍基地>には直ちに出て行ってもらう。

抗議されれば、電気水道を止め、徹底して日本から<独立>した事を、理解させ、受け入れさせる。

どうしても<存続>を避けられない状況に有る場合は、段階的撤去を前提に、軍事作戦以外の維持管理を請け負う事を条件として、それ相応の<土地レンタル代金>を請求して時限存続を受け、稼ぎ続ければ良い。


だって、アメリカは「どうしても」沖縄に基地を置き続ける<必要性>が有るらしいですから。


石垣島の大和日本の<宇宙ロケット発射基地>も、土地代、管理費、たっぷりと請求する。

世界最先端の学説を持つ学者を集めて、<世界で最もレベルの高い大学>も、造ろう。

最先端技術のマネージメントの専門家に集まってもらえる<基地>を創って、世界のビジネス・センターになろう。

ハイテク起業を目指す若者を援助し、環境を提供してアジアの<シリコン・バレー>を築こう。



さあ、考えればやれる事は沢山有るだろう。

何しろ、<世界で最も美しい珊瑚礁>を持つ土地である。

その利点を生かせば、そして<柔軟に>発想出来る若い為政者を頂けば、本当に<地上の楽園>に変身する可能性を秘めている。



本気で、独立を考えませんか?


さもないと。。。

未来永劫、大和んチュウのエゴの犠牲となり続け、地元の一部の特殊な人間以外何の利益ももたらさない、<老害>政治家による<箱もの>行政と、押し付けがましい<特別交付金>なる<お手当>に頼るだけの、未来の視点を持てない<囲われもの>みたいな将来しか無くなってしまうかもしれません。


だって、あれだけ公約しておきながら、結局<何の夢も希望もない>政策が続けられそうな気配に、なって来ていますもの。



▶解けぬ普天間の数式(山陰中央新報/コラム明窓)

無断転載禁止なので、原文は以下でお読みください。

解けぬ普天間の数式(コラム明窓)


以下に<キー・フレーズ>のみ引用します。

>就任当初の鳩山首相は理系宰相としても注目され、博士号を取ったオペレーションズ・リサーチがよく持ち出された。

>そんな”勝利の方程式”の専門家が泥沼にはまっている。肩透かしというか、まるで「三方一両損」みたいだ。

>「最低でも県外」が党首公約として生きており、仮に基地機能分散で「県外の近似値」とするなら悪い冗談になる。

>鳩山首相の胸に、成算ありや。これほど迷走するのは、リーダーシップの問題というより政治権力の漂流に近い。外務、防衛両省の一部官僚の反乱も取りざたされており、日米関係でいえば「独立性」まで疑われよう。

>民主党の喜納昌吉議員は、参院予算委員会の質問の中で「薩摩の琉球侵略400年」と自決権にも言及し、沖縄の怒りをぶつけた。もう正面突破、国外しか道はないはず。鳩山作戦の鍵は胆力になる。
一部引用【コラム明窓】



沖縄の方々を、又裏切ってしまう事になりそうな気配がしている。
本当に、また酷い目に遭わせてしまう事になったら、どうしよう。

いよいよ心配になって来た。。。


鳩山さん、聞こえていますか?


コメント (7)
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鳩山さん、どうか沖縄の人々の魂の<叫び声>を、聞いて下さい!

2010-03-29 18:52:25 | 政治と社会
鳩山さん。

聞こえますか?

沖縄の人々も、同じく<日本の同胞>です。
苦しみを、耳を塞がず、聞いて下さい。



◆最悪の選択を、二重に実施することになる。 これ以上悪い案は、思いつくことすら難しい

>…沖縄にとって、シュワブ陸上案という最悪の選択と、勝連沖埋め立てという最悪の選択を、二重に実施することになる。これ以上悪い案は、思いつくことすら難しい。とてもまともに考えた案とは思えない。
 …「最低でも県外」との公約をほごにする案に県民は納得せず、政府がどんな計画を立ててもどのみち実現できない。時間を空費したくないのなら、政府は今すぐこの案を撤回した方がよい。平野博文官房長官はカジノを持ち出す構えだが、振興に役立たない「振興策」というアメを持ち出しても、もはや効果はないと知るべきだ。
【琉球新報の社説 3/27】



◆自らは安全な場所に身を置きながら、小さな島に重い荷物を押し付ける振る舞いは、この国の民主主義と政治への信頼を揺るがす「エゴ」に見える。

>…沖縄の民意をくみ取る回路を閉ざしつつ、公約に反して普天間飛行場の移設先を県内に定める鳩山政権の動きが急加速している。
【琉球新報のコラム 3/28】



◆政府は県民の声に誠実なふりをしつつ、その実米側の意向に敏感だったことになる

>…この案が結論になるなら、政府は県民の声に誠実なふりをしつつ、その実米側の意向に敏感だったことになる。
 
>…新ヘリポート。使い勝手の良い陸海空一体の施設。費用はすべて日本が出し、既得権で「海兵隊撤退論」は封印される。日本の騒ぎに建前上は部外者だった米軍にはなんとも「おいしい」結末になる。
【沖縄タイムスのコラム 3/27】



◆何度でも問いたい。なぜ沖縄なのか?

>…うるま市の勝連沖を埋め立て人工島を造る案に対し、地元は猛反発している。この一点だけでも政府案の筋の悪さが際だち、現実味がうせる。いまどき住民反対を押し切って軍事施設を建設できるのか、ということだ。
 
>同市きむたかホールで25日夜、「うるま市民総決起大会」が開かれた。…重く響いたのは、壇上に立った86歳男性の「いまの政治を正しくさせてほしい、と戦死した友人が私に勇気を与える」という言葉だ。戦争の過ちが沖縄基地問題の根源であり、多くの犠牲を強いられた悲劇の連続性を再認識させられる。
 
>…米軍駐留の原因をつくった過去の過ちと結果責任をなぜ沖縄に押し込めておくのだろうか。…何度でも問いたい。なぜ沖縄なのか?
【沖縄タイムスの社説 3/27】



◆米政府が決めた軍事戦略に、日本は黙って従う。そんな「日米同盟」がいいのか、問い直す必要があろう

>映画「ハート・ロッカー」がアカデミー賞で6冠を得た。イラクで爆弾を処理する米兵の話だ。「いくつ不発にした」「873」。そんなおぞましいせりふがある

>ライバル作の「アバター」は3賞を取った。未来物語の背景にあるのは、やはりイラクなどの戦争だ。2作の受賞から、米国内の厭戦(えんせん)気分の広がりもうかがえる。イラク開戦からあすで7年、米軍の死者は4300人を超えた

>…間違いの上に立つ、正当性のない戦争だった。当時のブッシュ米大統領は、イラク・フセイン旧政権の大量破壊兵器を開戦の理由としたが、実は持っていなかった。アルカイダとの関係も否定されている▼ブッシュ氏は情報の誤りを「痛恨」と述べた。英国では、参戦を決めたブレア前首相が先ごろ議会に呼ばれ、判断の責任を問われた。小泉政権が自衛隊をイラクに送った日本は、いまも真剣に総括しようとしていない

>時の流れにまかせ、忘れ去っていい記憶ではない。米政府が決めた軍事戦略に、日本は黙って従う。そんな「日米同盟」がいいのか、問い直す必要があろう。普天間基地の問題をみる際も、有効な視点ではないか。
【北海道新聞のコラム3/19】



◆外交デビューした鳩山首相の姿勢は新鮮に映った

>米国一辺倒だった自民党政権の外交姿勢に少々うんざりしていたからか、きのう米ニューヨークで外交デビューした鳩山由紀夫首相の姿勢は新鮮に映った

>首相就任から一週間足らず。各国の首脳が駆け引きを演じる国際会議の晴れ舞台に、「湯気が立っている」(本人の弁)状態で駆けつけた新米総理ながら、物腰は落ち着いていた…(2009年9月23日付「中日春秋」




聞こえますか?

良識有る国民は、まだ「信じたい」と思っています。
国民の声を聞き届けてくれると、まだ願っています。


まだ、遅くは有りません。

「海兵隊は日本国内には要りません」と言って下さるだけで良いのです。

祖国を再生させる為に投票した国民を、裏切らないで下さい。


岡田サさん。
北澤さん。

小沢さん。
鳩山さん。


自民党政治時代と同じ結果は、誰も望んでいません。

沖縄県民を、65年間来の苦しみから、解放して下さい。

日本の将来の為に、日米関係の極端なアンバランスを是正して下さい。
対等な<真のパートナー・シップ>に基づいた、本物の<日米関係>に変えて下さい。



沖縄県民の為に、普天間を、米軍基地を、沖縄から取り去って下さい。



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英国ですら「米にNOと言うべきだ」との論調/翻って日本と来たら<イラク侵攻>の検証すら成されない。。

2010-03-28 23:59:12 | 日本人の意識と精神構造
日本人の脳には、大戦後のアメリカによる占領により、取り除けない程の<属国根性>が完全に植え付けられてしまっているらしい。


旧政権側には、政治家も官僚もメディアも国民も、皆一品に<奴隷>根性を持ち、且つそれに気がついていない事が、悲劇を生んでいる。

アメリカに『NO』と言う発想が無い。

拙ブログでも散々指摘しているが、政官一体となって、<論客>とやらの旗ふりのもと、<打って一丸となって>アメリカ側の視点でしか<思考>出来ない。


『一億総火の玉』でご主人様にすべてを投げ出さないと、気が済まないらしい。
二の腕に<アメリカ命>と、彫り物でもしてるか?



アメリカの<落ちぶれた兄貴>であるイギリスですら、<立身出世を遂げた弟>たるアメリカに、「NOと言おう」と言い始めている。

イラク侵攻に対し、<無条件>に従った当時の<自らの政権>に対して、きちんと検証して、<自らの過ち>を認め<反省>の必要性が、公然と言われだして久しい。



そして本日、議会が<提言>を発表した。


▶<英国>米と「特別な関係」NOを…下院外交委が勧告(毎日見出し)


さすがに<議会発祥の国>だと、感じ入る次第であります。


>英下院外交委員会は28日、英米関係に関する報告書を公表し、両国間の「特別な関係」はもはや実態を示していないとした上で、米国に対し「いとわずにノーと言う」べきだと勧告した。オバマ米政権が多極化する世界で相対的に英国・欧州への関心を薄める中、両国関係にはきしみが目立っている。報告書は英国の伝統的な外交姿勢の変更を求めるもので、流動化する国際秩序を反映している。



両国関係に<きしみ>が出始めている。。。

何処やらの国と同じだ。
その、何処やらの国では、「YESと言わないからだ!」とヒステリックに騒ぐだけ。

一体何なのであろう、この<民度の差>は?



>「特別な関係」という表現は、チャーチル元首相が1946年の「鉄のカーテン」演説で言及。情報・軍事面で密接な協力関係を持つ両国の関係は、80年代のサッチャー首相とレーガン米大統領による対ソ連強硬路線などに象徴される。英国にとってこの関係は国際社会で「実力以上の影響力」を発揮する基盤となってきた。



確かにイギリスは、<国際社会>で身の丈以上の態度で振る舞って来た。

それもこれも、背後に「強い兄さんが付いているんだぞ」、という事の結果であった。

翻って<何処やらの国>では、「強いご主人様の言いなりです」、と言う目で見られているのみ。

身の丈以下の扱いしか受けられてこなかった。

そして、それで<満足>していた。



その弊害については、03年にブレア首相がブッシュ米大統領と肩を並べてイラク開戦に突き進んだ教訓に触れ、「英国は米国の従順なプードル犬との認識が海外にも広がったことは、英国の評価と国益を大きく傷つけた」と指摘した。



やれやれ、イギリスが<アメリカのプードル>なら、もしかすると何処やらの国は<アメリカの飼い犬のノミ>位の存在ででもあろうか?

上記の如<過去の検証>が出来ないのは、理解力が無い証なのか、それとも民度が絶望的に低いからなのか。。。



報告書は英米関係が「重要で貴重」と認めながらも、「英国が米国を常に敬う必要はなく、利益が異なる場合はノーと言うことをいとうべきではない」と勧告した。背景には、外交の多角化が必要との認識がある。



何処やらの国では、自国民の利益は考慮せず(考慮出来ない?)、ご主人様の意向が<常に>如何なる場合に於いても<絶対>である。

もはや<敬う>では無く、<隷属する>である。



>英国内には、米国の戦略的な関心が大西洋から太平洋にシフトし、オバマ政権が「特別な関係」に十分な関心を示していないとの不満がある。英軍はイラクやアフガニスタンで多くの犠牲を払っているが、米軍は英軍に大きな期待はしていないとの指摘も強い。



英国に大きな期待はしていないアメリカが、何処やらの国に大きな期待などするものか。
ただで<油>を供給させたいだけ。
自分達の<戦費>を少しでも多く<肩代わり>させたいだけ。

だって、彼らの経費を肩代わりする事が<無上の喜び>であるのだから。

石破サン、アメリカとの同盟を語る時は<涙目>ですよね!



>最近では、石油資源開発をめぐるアルゼンチンとの対立で、米国が「中立的立場」を取っていると英メディアが米国を批判するなど、両国間の溝は深まっている。



北の<拉致問題>で、アメリカが「中立的立場」を取っていると、何処やらのマスコミが米国を非難した事は、金輪際全く有りません。

何処やら国の側の好意で<大盤振る舞い>する基地移設ですら、<振る舞われる側>の御機嫌を取らないと、「両国の溝が深まる」らしい。



>英国では5月6日投票とみられる総選挙を前に、国際社会の中で果たすべき役割についての議論が生まれている。経済危機のあおりで軍事費の大幅削減を迫られる中、「国力低下」と「米英間の戦略的志向の乖離(かいり)」を認識した論議で、報告書は一石を投じそうだ



何処やらの国の参院選では、国際社会の中での果たすべき役割なんぞ、議論されていない。

アメリカの国益に果たす役割についてのみ、言いつのる勢力が<政権>を傾けようとしている。


その発想や、哀れ。


ゲイプス委員長は「長期的に見て、英国が過去のように米国に影響力を行使することはできなくなるだろう」と述べた。
【毎日新聞】



イギリスとは逆に、何処やらの国では「NOと言える事」によってのみ、今後長期的に米国に影響力を行使出来るのだ。

その事を、多くの国民が分かっていない。
悲しきかな、旧勢力は全く勘違いしている。

アナ恐ろしや、マインド・コントロール!


そして、『NOと言える』のは今のところ、<剛腕小沢>ただ一人しか居ない。


しかし、ただ独りでも、剛腕小沢は<現実に>居る!


彼を旗印にしなくて、<沈没しかかっている>何処やらの国を建て直せると思いますか?




▶日米開戦の原因はルーズベルト大統領の「人種理論」?(産経見出し)


>映画「父親たちの星条旗」の原作者で、このほど第二次大戦での日米開戦の原点を探った新著「インペリアル・クルーズ」を出版したノンフィクション作家、ジェームス・ブラッドリー氏(56)が産経新聞の取材に応じ、日露戦争当時のセオドア・ルーズベルト大統領の「人種理論」を反映したアジア外交が、その後の開戦の火種を作ったとの見方を明らかにした。

>「ルーズベルトは、白人がアジアでナンバーワンとなり、日本はそれを助ける役割を果たすべきだと考えていた。だが桂は、日本がナンバーワンになるべきだと考えた」。

>ルーズベルトは当時の米支配階級の間に珍しくなかった白人至上主義的な「人種理論」の持ち主だったと断じた上で、「日本をアングロサクソンの忠実な追従者とみていた」。

>「そして数十年後、もうひとりのルーズベルト(日米開戦に踏み切ったフランクリン・ルーズベルト大統領)が後始末を強いられることになった」。

>同書は昨年末に出版され、米紙ニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト(ノンフィクション部門)で9位まで上がった。日米関係研究の権威、ジョージ・パッカード米日財団理事長は「セオドア・ルーズベルトのアジア外交に人種主義が大きな役割を演じていたという事実が説得力をもって描かれている」と話している。
【産經新聞】



アメリカの真の姿を、見誤ってはならない。


別に、アメリカが邪悪なのでは無い。

国際関係とは、所詮そのような物なのだ。
他国に肩入れしてくれる如き外国は、残念ながら存在しない。
総て、その時点での、地政学的力関係、経済学的力学で、総てが計算されるだけの事。

片思いは意味が無い。

周囲総てを冷静に分析し、国家百年の計をしっかり計って、事に当たるべし。


現在の時点では、アメリカには「NO」と言えば良いだけの事。

彼らの、軍事的、経済的世界戦略も、日本抜きにしては成り立たない。

ここまでズブズブに絡まった経済的関係が、日本をアメリカから<真に>独立させてくれる事になるのでだ。


「沖縄から出て行って下さい」


ただそう言うだけで良い。
<日米安全保障条約>に何も抵触しない。


なぜなら、国内には十分すぎる彼らの<基地>が有るのだから。

この時代の、この国際社会の関係性に於いて、中国と、北朝鮮と、ましてや韓国と、<地上戦>が起こる可能性があると誰が言えるか。

海兵隊は、<不要の長物>なのです。



『安保』も変わらなくてはならない。




コメント (2)
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やはり小沢でなければ無理なのか。。。。

2010-03-27 21:22:32 | 世界に置ける日本
「県外移設」ほぼムリ。。。


▶普天間、全面県外移設見送り=沖縄含め「2カ所くらい」-防衛相表明(時事通信見出し)

>北沢俊美防衛相は27日午後、長野市内のホテルで講演し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の新たな移設先について「(同飛行場にある)ヘリコプターを全部引き受けてくれるところはないが、バラバラに移すわけにもいかない。2カ所くらいに配置を換える」と述べ、ヘリ部隊の分散移転を検討していることを明らかにした。北沢氏はこの後、記者団の質問に答え、分散移転先は、沖縄県外だけでなく、県内も含まれることを明言した。
【時事通信】


▶<普天間移設>北沢防衛相、ヘリ引き受け先の県外分散を検討(毎日見出し)

>北沢俊美防衛相は27日、長野市内で講演し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で「普天間の基地機能をどう極力県外に移すかだ。60機あるヘリコプターを全部引き受けてくれる所はない。2カ所くらいに配置を変える」と述べ、沖縄県名護市のキャンプ・シュワブ陸上部に移転させるのに加え、徳之島(鹿児島県)など県外にも分散させることを検討していることを明らかにした。

>北沢氏は「25日の夜に私が(沖縄県の仲井真弘多)知事に説明し、26日早朝に岡田克也外相がルース米大使に説明した」と語り、既にこうした方針を沖縄と米国に伝えたと表明した。この後、記者団に「2カ所か3カ所なのかは言えないが、複数で考えていることは間違いない」と説明した。
【毎日新聞】



今までも、この手の<情報>は散々漏れて来ている物の、やはりこのまま行ってしまうのでは無いか、とだんだん気弱になって来る自分がいる。。。


▶グアム移転見直し論も=オバマ政権、説得に必死-米議会(時事通信見出し)

>米軍普天間飛行場移設問題が難航する中、沖縄駐留海兵隊のグアム移転の見直しを求める声が米議会でじわりと広がり始めている。米政府は2006年の日米合意堅持の立場から議会説得を必死に続けているだけに、現行の普天間移設計画履行へ向けた対日圧力をさらに強めそうだ。

>米政府側は議会に対し、「グアムの戦略的重要性」を強調する従来の説明に加え、「グアムは米国の領土であり、そこでの資金投下は米国民の利益につながる」との論法も駆使。

>国防総省高官が議会に提出した書面では「日本政府が米軍再編に資金拠出してくれる機会は二度とない」とまで主張した。

>ただ、前提となる普天間移設問題については、米政府は議会に対して「現行案が最善」と一貫して主張、「鳩山首相は5月に決着させると約束しており、それを信じる」と繰り返している。米政府関係者は、これまでの説明と異なる展開になれば「議会側が納得しない」と懸念を募らせており、日本側に安易な譲歩はできない状況だ。
【ワシントン時事】


3ヶ月前までなら、余裕で読み流していた類いの記事ではあるが、上の北澤防衛相の度重なる発言と、ここに来ての政府の動きを見せられていると、だんだん同様して来てしまう。


▶普天間移設 「県外」組み合わせ提示 沖縄知事に防衛相(毎日見出し)

>北沢俊美防衛相は26日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、沖縄県庁で仲井真弘多知事と会談した。北沢氏は「分散移転でいろいろな案を考えている。沖縄の負担が実感として減ったというものを作りあげたい」と述べた。米軍キャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)や米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)沖合に人工島を建設する移設案に加え、訓練や基地機能の一部を徳之島(鹿児島)など県外に移転する案を組み合わせる考えを示したものだ。

>また会談で北沢氏は、シュワブ沿岸部へ移設する現行計画について「極めてゼロに近くなってきた」と述べ、事実上断念することになるとの見通しを表明した。



こんな物で、一歩前進と言って良いのだろうか?



>会談冒頭の非公開部分で北沢氏は、知事にシュワブ陸上部に500メートル級の滑走路を移設する案を説明した。県幹部は「分散移転は暫定的な措置だ。普天間の機能は当面残ると思う」と指摘した。会談後、北沢氏は記者団に分散移転の時期について、2014年の期限にこだわらず、移転可能な部分から速やかに進める考えを明らかにした。

>一方、岡田克也外相は26日朝、東京都内の外務省飯倉公館でルース駐日米大使と会談。その後の衆院外務委員会で「検討の途上にある現状を説明した」と述べた。ルース大使は「米国政府は慎重に検討する。同盟国として引き続き協力しながら問題の解決を図っていく」との声明を発表した。



これで民意を<少しは>反映したものなのか?
これは結局<腰砕け>に終わったものなのか?


沖縄に人達は、これで<納得>して下さるのだろうか。
「暫定的処置で、将来的には全面的に県外移設」と言われて、<信じられる>のだろうか。


つまるところ、小沢さんでなければ、やはり<何も出来ない>のだろうか。



▶<小沢幹事長>「民主党は政権党の認識がまだ甘い」(毎日見出し)

▶民主党の小沢一郎幹事長は27日、福井市の会合であいさつし、「民主党は政権党、責任政党としての認識がまだ甘く、心配をかけている。多少ちぐはぐなことがある」と述べ、鳩山政権が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題などで混乱していることを念頭に苦言を呈した。
【毎日新聞】



「民主党は政権政党、責任政党としての認識がまだ甘く・・・多少ちぐはぐな事が有る」

彼の<悲痛な叫び>である。

かなりの民主党議員達が、分かっていない。


彼がリーダー・シップを発揮するしか無い。
しかし、それを強く発揮しようとすると、<独裁>と言われてしまう。


あまたの<ドングリ>達には、深すぎる理念を持った、実行力のある幹事長を持った事自体が、<重荷>なのだろう。

情けない限りだ。


有る意味で、国際社会に於けるアメリカの存在と比較出来るかも知れない。
必要不可欠な、その強力な<存在自体>が、周りをいらつかせる。



今にしてくやまれるのは、昨年の<西松事件>でっち上げによる、代表辞任であった。

小沢総理であれば、普天間問題など、これほど迷走する事等無かったに違いない。

歴史に<もし>は無いと言うが、返す返すも残念であった。

<検察>と<反改革メディア>とは、その点で意味の有る大きな<得点>を挙げていたのかも知れない。



やはり、小沢でなければダメだったのかもしれない。。。

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脇の甘い<素人集団>民主党に対し、嵩にかかって攻め寄せる<反改革路線集団>のあからさまな抵抗ぶり

2010-03-26 06:42:17 | 政治と社会
それにしても、<総指揮>は一体誰なんだろう。


明らかに作為が見え見えの、<スキャンダル暴き>作戦は、やはりそれなりの効果はある様だ。


政権交代を阻止する為の、小沢に狙いを付けた<西松>事件を違法献金にねじ曲げての<暴露>問題。

とうとう政権交代してしまった直後の、鳩山首相の個人献金記載漏れを脱税問題にねじ曲げての<暴露>問題。

あまり効果がないと見るや、再び小沢に狙いを戻しての<政治資金規正法>違反の記載漏れを無理矢理<収賄>にねじ曲げての<暴露>問題。

さらには、小林議員の<北教組>の選挙違反を、<違法献金>にねじ曲げての<暴露>問題。

そして、お調子者生方をおだて、マスコミに向かって<幹事長批判>させ手の<執行部内紛>演出の問題。

飽きずに、中井国家公安委員長の女性関係の<暴露>問題。



いやはや。

これだけ続くと、はっきり見えて来る。


一つ目は、民主党議員達の脇の甘さ。
自覚の欠如。

あの時期に、あのような経過で、このように政権交代を成し遂げた事の持つ、旧体制への相対的影響の大きさ、に対する認識不足。


二番目は、ここまで<改革されると困る>層の、深刻さと、必死さ。


良くまあ、次々と調べ上げ、タイミングを見計らって順番に出して来るものだ。

有る意味感心する。
それと同時に、改革が進むと<彼ら>が如何に困るか、が如実に見えて来る。
反対勢力が、どれだけ<死にものぐるい>であるかが、如実に見えて来る。

全く、一体誰が総指揮を取っているのか、<素晴らしいお手並み>と言わざるを得ない。


確かに、小沢幹事長に対する<でっち上げ>による無理矢理<罪状>を造り出そうとした件をのぞけば、上述した様な事象は、無いにこした事は無い。

それは確かであり、誰も異論は無い筈だ。

しかし、<針小棒大>では無いが、あまりにも無理矢理こじつけようとする<意思>が明らかに見えている。


もし、同じ<基準>で自民党政権時代に、同じ様な<洗い出し>作戦を取っていたら、これらの何十倍、何百倍の事実が現れたか、想像するのは簡単な事だ。



日本の政治システムを改革をされて、一番困るのは誰か?

もちろん<官僚>達である。


彼らは、今までの様な、やりたい放題ができなくなるばかりか、お手盛りの天下りも、高収入も、あれこれの余録も、一切失いかねない。

そればかりか、職制の変更に依て、己の地位すら危うくなりかかっている。


それよりなにより、<真面目に>働かなければならなくなりそうだ。


それは、やっぱり困るでしょう。


自分たちは、国民の手足となって働き、何の見返りもえられないような、そんな身分では無い。
自分たちが<日本の国>を動かしているのだ。
素人のくせに、自分たちの組織に手を突っ込まれてたまるるものか。


もはや、<CIA>顔負けの調査力と、作戦実行力とを駆使し、かわいい子分のマスコミを好きな様に利用して、徹底的に<民主党政府>を潰す為に、なり振り構わず。



そこいら辺の、<敵>の追い込まれている<現状の持つ意味>と、彼らの<心理状態>を、民主党の議員たちはもう一つお解りになっていない様だ。



議員会館に<女性>を引き入れる事は、もちろん避けるこした事は無い。

一般的な日本人の心理から言えば、してはならない事だろう。


しかし、中井さんは、独身である。
大の大人が、誰と交際しようが、他人がとやかく言う事では無い。

今までの、自民党の政治家の女性問題とは、次元が違うのでは無いか。


私の住むフランスでは、政治家の女性問題は<スキャンダル>にはならない。

ミッテラン元大統領は、婚外子を持っていた事は、公然の事実である。
ジャック・シラク元大統領は、日本に第2婦人が居る事も周知の事実。

男と女の問題は、その人の資質や実績、才能には何ら影響する事では無い。


この点では、日本人より遥かに<大人>の対応である。


一部では、「公安委員長等に就けるべきではなかった」と言う声も有る様だが、日本ならではの意見だと思う。


<全うな正論>を吐く人間には、己に<天に恥じる所>の一切無い、聖人君子であるのか、と聞きたくなる、

男女の関係は、人間の機微に関わる事である。
情緒と感情と、精神との分野の事である。

当事者にしか分からない、精神的要素が絡む問題を、鬼の首を取ったかのごとくに騒ぎ立てるのは、自らの人間性を貶める以外の何物でもない。


ようするに、「モテないやつのヒガミ」と言われても、反論出来ないのです。


それより、マスコミ自身が、いい加減で「何かおかしな事になっている」と気が付く事は無いのかね。


民主党の議員の皆さん。

心して、身辺には<十二分の>注意を払う事。


さもないと、何の才覚も実力もない<みんなの党>などに、油揚げをサラワレてしまう事になりますよ!


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「いつか来た道」が見える。。。 自衛隊員の暴走!

2010-03-25 06:40:56 | 政治と社会
自衛隊員の中には、自分たちの<総司令官>が内閣総理大臣である事を、忘れている者が居る様だ。


<軍人>としての姿勢が問われだして来た。

旧帝国陸軍の暴走を思い返すまでもなく、<軍人>が自己主張し始めると、国を誤らせる。
<万国共通>の真理である。



▶政権批判の1等陸佐、2中隊長「間違ってない」(読売見出し)

>陸上自衛隊第44普通科連隊(福島市)の連隊長が、鳩山内閣の日米同盟への取り組みを批判して注意処分を受けたことを巡り、陸自第11旅団(北海道・真駒内駐屯地)所属の中隊長が、榛葉(しんば)賀津也(かづや)防衛副大臣らに、処分を批判するメールを送っていたことがわかった。

>道内の別部隊でも、中隊長が鳩山首相を批判する訓示をしていたことが判明。防衛省は、メールを送った中隊長を口頭注意処分とした。首相を批判した中隊長については「公での発言ではない」として処分はせずに厳重指導とする方針。

>44普通科連隊の連隊長だった1等陸佐は先月10日の日米共同訓練の開始式で「同盟は『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものでもない」などと訓示し、北沢防衛相は同12日、文書による注意処分とした。


このような動きが出て来るという事が、何を意味しているか。

軍の内部規律のゆるみである。
軍の内部意思のおごりである。

そして、軍が独自に意思を持って行動し始める時、概ねその<意思>は間違っている。

これも<歴史の真理>である。


>防衛省によると、この直後、第11旅団の中隊長の3等陸佐は、榛葉副大臣や長島昭久政務官ら複数の同省幹部に「連隊長の発言は全くおかしくない」「自分も部隊で同じ事を言っている」などというメールを送っていた。同省は正規の手続きを経ずに意見具申したことが規則違反だとして、今月3日に内規に基づく口頭注意とした。

>第2特科連隊(旭川駐屯地)でもほぼ同時期、中隊長の1等陸尉が部内の朝礼で「連隊長の発言は間違っていない」「鳩山総理はいいかげんだ」と訓示したという。
【読売新聞】




実戦時に、<シヴィリアン・コントロール>と言われても、制服組に取って迷惑な事も起こりうる事は、理解出来る。

しかし<実戦>に至るまでに、政治の面からの様々な規制が架かる筈。


しかるに、<平時>において<軍内部>から、政権批判が起こると言う様な事は、絶対に許してはいけない。


これらの自衛官幹部達は、思い違いをしている。

国家という枠組みの中での<軍隊>である事を、再認識させなければならない。

たとえ個人的<政治信条>が違うといえども、自衛官として<最高司令官>に反旗を翻してはならない。
そのような行為を、見過ごしてはならない。



世の中の、𥶡が緩み始めている。。。

いつか来た道を、繰り返してはならない。


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法人税の引き下げも良いが、働く側の権利はしっかり守って欲しい / 皆保険と皆年金とは世界の常識

2010-03-24 08:15:44 | 政治と社会
このところ、法人税の引き下げが話題になっている。


日本経済の低迷と、いっこうに上昇機運の見えない消費の動向をふまえて、企業に<国際競争力>を取り戻してやろう、と言う事らしい。

しかし、その発想こそ旧自民党政権の発想では無かったのか。


今までの日本は、<大企業が儲かれば>社会の景気が付いてゆく、という発想であった。

経団連と自民党との、固い連携の基に、<大資本経済資本主義>で総てが語られて来た。

サラリーマンの年収も、期末手当ても、退職金の水準も、総て<大企業>の例を基に、語られて来た。


しかし、日本の労働人口総数に占める、大企業の労働者の数はわずか20%に過ぎない。


実質的に<日本の経済>を、現場で支えて来たのは、退職金もほとんど無い様な<小企業>と<零細企業>との労働者である。

そして、そのような<中小零細>企業では、アルバイトやパート、及び派遣の労働力が、欠かせない中枢を占めていたりする。

その彼らは、医療保険も、厚生年金も支払ってもらえないケースも多いと聞く。


もちろん<大企業>だとて、例外では無い。

期間職員や、派遣職員は、派遣元企業が<年金や保険>に加入してくれない事が多いとか。

その事は<分かっていて>知らぬフリで<派遣社員>を雇う。


かつては、<派遣労働者>や<期間工>は、期間限定の<使い捨て>であるからこそ、正社員よりずっと高い給料が支払われていた。


ところが今や、正反対。

派遣や期間工イコール低賃金使い捨て。

人間扱いとは言えない。
大企業に取っては、彼らは単なる<部品>の一つに過ぎない様だ。


大企業は、景気の良いときは<内部留保>に努めて、「企業の体力の強化が前提」との都合の良い理屈で労働者への還元(賃上げ)は渋り、一旦景気が悪くなると、<定期昇給>すら凍結する。


日本の大企業は、一体何処まで甘やかされれば気が済むのだろう。

これでは、欧州から<適正な競争>を犯されている、という声が絶えないのも無理からぬ所である。



▶法人税減税に意欲=「国際標準を考慮」-首相(時事見出し)

>鳩山由紀夫首相は12日夕、法人税について「大企業も中小企業も含めて、在り方を国際的な標準を考慮しながら考えていく」と述べ、引き下げに意欲を示した。首相官邸で記者団に語った。平野博文官房長官も午後の記者会見で「(年末の2011年度税制改正で)そういう(引き下げの)議論は当然出てくると思う」との見方を示した。
 
>民主党は衆院選マニフェスト(政権公約)で中小企業の法人税減税を掲げたが、景気悪化による大幅な税収減で見送った経緯がある。国税と地方税を合わせた実質的な税負担を示す実効税率は、日本は約40%とフランスやドイツなどの約30%に比べて高く、経済界からは引き下げを求める声が強い。
【時事通信】



ちょっと待った!

「フランスやドイツと比べて」等と勝手な比較をしないでもらいたい。


先ず、フランスの法人税は33%である。
(中小企業25%、零細企業19%)

ただし、当地では、アルバイトであろうが、パートで有ろうが、臨時工であろうが、(たとえ1日だけのアルバイトであろうが)必ず年金と医療保険その他社会保険に加入されている。

そうしないと、帳簿上<給与>の支払いが<出来ない>のです。
もし<現金>で払ったりすると、その<現金>の出所を追求されて、<脱税行為>とみなされます!


例えば、有る社員の給料が100ユーロだとしましょう。

その額面から、約20%前後の<社会保(医療/失業/退職)険負担金>を差し引かれるので、手取りは80ユーロとなる。

ただしこれは、未だ<所得税>は差し引かれていない。

源泉徴収では無いフランスでは、年末に、給与所得者といえどもいわゆる<青色申告>をして、20%前後の所得税を納めなければならない。

従って、労働者の<実質手取り>は給与明細書記載100ユーロに対し、実質65ユーロ程。


しかるに雇用者側(会社)は、最初のグロスの金額100ユーロに対して25%程の社会保険の<雇用者側負担金>をはらいこむのです。

従って、被雇用者(労働者)が65ユーロの給与を得るのに対し、雇用者側は経理上125ユーロ程が<人件費>として計上される訳です。

つまり、簡単に考えると、会社は本人が受け取る給与の<倍>程支払っているわけです。


フリーランスも、自営業者も、給与所得者でない業態の所得は、各自が<社会保険金個人払い込み>を行う義務が有り、全員がそうしているのです。


国民は全員が(私の様な外国人であろうと)もれなく保険に加入し、医療も、失業も、退職年金も、ちゃんと保険金が支払われるのです。



翻って日本の企業は、バイトやパートその他<申告しない>支払いも多い。


こんなシステムでは、いわゆる<企業丸儲け>である。

このような制度が、ヨーロッパ企業から、競争を阻害する<非関税障壁>と非難されていた所以なのです。


最近<春闘>で定期昇給を凍結する企業が多い事に対して、NHKのニュースで解説者が、「毎年定期的に給与が上昇し続ける国等ほとんど無い。もしそうなったら、会社は大変な事になる」と勝手な解説をしていたのを聞いて、驚いた物です。


こちらでは、『国家統計庁』と言う組織が、毎年の<消費者物価指数>を発表し、上昇率が正式に公表されるのです。

賃貸住宅の家賃などは、その指数に従って毎年値上がりするし、国が定める<最低賃金>も、そして添えにスライドして一般の会社の給与も、その指数に従って、毎年(年に4回に分けて)上昇分が付け加えられて行きます。

自営業者の料金等も、その指数に依って自動的に上昇されるのです。



日本の大企業は、子会社及び孫会社の下請け企業が、その従業員に満足な支払いが出来るだけの利益を確保させて、自社の職員も<派遣/期間工>とを問わず、衣食住をまともに補えるだけの給与を保証して、その上で世界の企業と戦える経営戦略を取って欲しい。

何も5000億円やら1兆円もの<利益>を計上しなくとも、100億円の利益で良いでは無いか。


この低金利日本に有って、毎年10%もの配当を株主に支払いたければ、従業員の給与も10%上げるべきである。

それが出来なければ、配当は必要ない。


その上での<法人税減税>なのでは無いか。


そろそろ<一将成って、万骨枯れる>は止めよう。

経団連だけが<日本>ではないのだ。


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<心にしみる光景> / 『コルシカ島』讃歌

2010-03-23 09:12:49 | 心にしみる光景
やっと<春>らしくなって来て、連日透明感溢れる光に満ちてきました。



こうなると、日本の政治やら、官僚の横暴やら、小さな事(!)に心を煩わせられたくなくなって、旅に出たくなってしまいます。



目指すは。。。


当然、光に満ち満ちた<地中海>。

地中海とくれば、私の大好きな『コルシカ島』!






最南端の<ボニファッチオ>は、断崖絶壁にへばりつく。

目を凝らせば、遥かイタリアの『サルデーニャ島』の影も望める程。


海岸線に点在する<洞窟>に船ごと入り込んだり、かつての<海賊>の巣窟をかいま見る。



かねてより、地中海は<文明の揺籃>の地であり、富が集まり、海賊が跋扈した物でした。

アレクサンドリアと、バルバリー(現チュニジアあたり)及びエル・ジャザイール(現アルジェ)の<イスラム海賊>連合に対するは、ジェノヴァ、コルシカ、マルセイユの<キリスト教徒海賊>の連合軍が、お互いの土地を襲い、沿岸の町々を略奪していた。

特にジェノヴァ人で、イスラムに改宗し、トルコ大守のお墨付きを持ってキリスト教世界を荒し回った<赤髭>は、多いに恐れられた物でした。



     

最北端に近い<ノンザ>の村には、勢力争いで追われた山賊がかくまわれた海賊村でありました。


追われる海賊は山に逃げ込み、合われる山賊は海岸に逃げて来る。



コルシカ島は、地中海でシチリアとサルデーニャに次ぐ、3癌目に大きな島ですが、それでも南北150キロ、東西50キロ程しか無く、地中海の海面からいきなり<高山>がそそり立った如き、山国であります。

2600メートルの、万年雪を頂くモンテ・チント山を筆頭に、2000メートル級の峰は10座を越えます。

その島の斜面全体に灌木が生い茂り、その植物層は、ハーブの下草に覆われた、野生の果物の樹々なのです。

その植物層を現地で<マキ>と言います。

夏の間は、そよ風とともに、<イチジク>や<レモン>、<仏手柑>や<栗>や<ラズベリー>の花や果実の香りと、<ミント>や<ターメリック>や<コリアンダー>や<クミン>や<ニンニク>の香りが入り交じった、えも言われぬ甘い香りに満ちあふれています。


エジプト遠征からの帰路、船上でナポレオンが言った言葉。
「ああ私の故郷の香りだ。たとえ島影が見えなくとも、このマキの香りで、私は故郷の近くに居る事が分かる。。」

誇張では無く、本当にフルーツとハーブの香りに満ちた島なのです。



古代のフェニキア人が入植し、ローマ帝国に編入され、その後ビザンチンやあちこち支配者が入れ替わり、13世紀から<ピサ>の所有となります。

その1世紀後<ジェノヴァ>が領有するに至り、500年間搾取され続けました。

島民達はその間独立運動の<反乱>を続け、とうとう持て余したジェノヴァは1768年にルイ15世に島を売却し、以後フランス領になります。


フランス領になったと言えど、所有者が変わっただけで島の生活は何も変わらず。常に<独立運動>が続きます。

そして直後に、ナポレオン家のライバルであった『パオーリ家』のパスカル・パオーリに依って『自由コルシカ共和国』が打ち立てられました。



     


内陸の、高山に囲まれた盆地の町<コルテ>に、その首都が於かれたのです。

このコルテの城塞から見下ろす周辺の光景は、絶景です。


内陸の山間部には、野生のイノシシと、山の中に放し飼いで飼われている豚と、その両方の自然に交配したイノブタとが自由に歩き回っており、それらのドライソーセージは抜群。



最後に、豊富な海の幸のなかでも、とりわけ忘れてはならない物に<オマール海老>が有ります。

島の最北端、<コルシカ岬>に、まるで箱庭みたいな小さな港を持つ、人口100名くらいの村<チェントウーリ>は、、オマールの水揚げがコルシカ一を誇ります。

その、わずか30mx10mくらいの港の真ん前にあるホテルのレストランで出される、<オマールのマキいぶし焼き>が、あらゆるオマール料理の愁眉の一品です。




  とれとれのオマール           島の下草<マキ>でいぶして出てきます。



ああ、早く夏がこないかなあ~!

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仙谷大臣が興味深い発言をされました/「日本免許ない外国人医師受け入れに前向き」

2010-03-22 00:19:16 | 社会問題
日本の場合、福利厚生医療事業に対する遅れも、先進国とは到底呼べないレベルにしかない。


救急医療は無いも同然。
無医村は前から多かったが、無産科医町の増大。
児童保育システムのお粗末さ。
老人介護システムのお粗末さ。
年金未加入層の存在(あり得ない。アメリカじゃあ有るまいし!)。
仕事中の事故に対する<労災>認定の困難さ。
何と言っても<サービス残業>。
有給休暇の少なさ。
有給休暇の取得の困難さ。
過労死!



これ以上列記すると腹が立って<キーボード>を壊してしまいそうだから、もう止める。


ただ最後に忘れてはならない事は。

担当省庁の官僚の無能さ!


私自身は、自分と家族と第三者とを問わず、救急車に乗って<救急外来>を訪れた事が、3回有ります。

たったそれだけで、日本と比べる事はどだい不可能でしょうが、感覚的な違いは分かった気がします。

救急車は、<確実に>病院に到着します。

フランスは、病院は総て国立で、当然<総合病院>です。
あとは、求められる処置の内容次第(つまり何科かと言う事と、緊急度)に寄って、待たされる時間は違ってくるけれど、必ず処置を受けられます。

病院間のたらい回しで「間に合わなかった」、と言う事はあり得ない。



その<低レベル>な医療サービスと、<官僚>の無能さとの、両方に少しだけ<解決策>を与えてくれそうな内容の発言が、仙石国家戦略相からなされた。



▶<仙谷国家戦略相>日本免許ない外国人医師受け入れに前向き(毎日見出し)

>仙谷由人国家戦略担当相は21日、日本の医師免許がない外国人医師の受け入れに積極的な考えを示した。仙谷氏は神戸市内で記者団に「改めて試験を受けないと(診療が)できない。世界レベルの医者に失礼だ。取っ払う方向で仕掛けないといけない」と述べ、一定の条件を満たせば診療できるよう制度の改正を検討する意向を示した。6月に策定する政府の新成長戦略にも盛り込む方針。


そして。


>また、医療行政を担当する厚生労働省医政局に関し、仙谷氏は「(先端医療研究で)この人たちの存在が邪魔になるなら解体しなければいけない。物事を進ませれば責任問題が出てくるから、責任を取らないでいいように何もしない体制だ」と厳しく批判した。
【毎日新聞】



いやあ~なんだかスッキリするではないですか。

無能な官僚、不要な部局への、このような明快な<正論>を聞いた事はなかったのでは無いだろうか。


▶外国人医師の規制撤廃、仙谷氏が検討表明(読売見出し)

>当面は「特区」や特定の医療機関に限って規制緩和を進める方向で、行政刷新会議の規制改革分科会などで検討し、政府が6月までにまとめる新成長戦略にも盛り込みたい考えだ。


まあ、<当初>は徐々にでも仕方ないでしょう。
やらないよりは、やった方が100倍も良い事です。


>仙谷氏はまた、医療行政を担う厚生労働省医政局について、「みんな無責任になっていて物事が進まない。存在が邪魔になるなら、解体しなければいけない」と述べ、組織見直しに強い意欲を示した。
【読売新聞】


行政を担う官庁が<邪魔になる>というのも、相当にオソマツで間抜けな話。

彼はこうも言っています。
「(研究が)理解出来ないのなら、邪魔しないでもらいたい。」


まさしく<言い得て妙!>。


これが、明治維新以来連綿と続いて来た、そして戦後自民党政権に依て、更に誇張されてしまった、日本の現状であります。


日本では<G8>を「先進8カ国会議」と訳している。
フランスでは「世界8大経済大国会議」であります。


日本の行政の不備による、社会の立ち後れを取り上げれば、とてもじゃないが<先進国>なんて恥ずかしくて名乗れない。。。

どうせ<官僚>の訳語であろう。
手前味噌。



実は、医師の資格に付いては、フランスもそれほどオープンとは言えません。

なぜなら、やはりフランスの試験を受けなければならないのです。


しかし、社会に於ける医師の存在のニュアンスが違う事を、理解する必要があります。

先ず、EUと言う<括り>がある。

従って、23カ国の『医師資格』は総て<域内>で有効である、と言う事が第一点。
次に、世界の各国と、個別に「相互互恵条約」を取り結んでいる実態が有り(これは医療資格のみならず、実に多岐に亘って存在するのですが)、それらの国の資格はお互いの国で有効な訳です。

言い換えると、フランスの医師免許を認めたくない国は(例えば日本)、自国でフランスの資格取得者に医療業務に従事して欲しくないので、その条約を結ばないわけですね。

最後に、フランスは<医師過剰>の状態に有ります。


極端な<学歴社会>のフランスは、必ずしも<医師>がエリートでは無い事が背景に有ります。

フランスの学歴社会の事は、拙ブログで(小出しに)書いてきましたが、日本の様な生易しい物では無いのです。

何しろ日本の場合<偏差値毎>に大学がある!
猫も杓子も<大卒>な訳です。
まあ、就職に大学の<格差>が反映するとは言え、甘っちょろい。

従って、<医学部>が最難関では全くなく、世の中の<本当のエリート>は医学部に等いかない。
医学部を出て、医師免許を取得しても、開業医で成功しない限り、高収入は望めない。
その開業医は、町中にそれこそ<ゴマンと>居るのです。

医学部出たての若い医師は、医学部に勤務医で残れなければ、町の<保健所>の医師になるか、24時間電話医療サービスの医師に雇ってもらえるか。

とにかく、日本とは状況が違うので、一概に比較は出来ません。


ただ、<官僚>は有能です。

何しろ<超難関エリート専門学校>を出てくるので、頭はいいし<給料>も半端じゃない。
そのかわり、職責を全う出来ない事が分かると即首が飛ぶ恐れあり。


上級官僚は、政権交代するたびに<一斉に>首をすげ替えられるし。

新しい問題点が現れる度毎に、関係省庁を横断する<対処部門>を創りますし。

従って、行政に<邪魔になる>様な官僚機構はあり得ないようです。


それにしても仙石サン、ここの所大活躍?


▶公務員の希望退職検討=仙谷担当相(時事)
▶公務員の幹部人事凍結=新制度前の駆け込み防止-仙谷担当相(時事)
▶仙谷国家戦略相、国際協力銀「分離」検討(FNN)
▶仙谷国家戦略相:「子ども家庭省」の前身、夏に設置(毎日)
▶仙谷国家戦略相:「税額控除方式」に意欲 NPOへの寄付促進(毎日)


ここ2~3週間で拾い上げると、数多く出て来る。


日本に居住していない私は、情報に限りが有るので、彼の本当の所の評価は分かりません。

しかし、前原サンなんかより余程<日本のためになる>仕事をしていらっしゃる様にお見受けするのですが、実際の所いかがな物でしょうか。


コメント (6)
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『最先端生殖技術』は科学がもたらす<救世主メシア>か、それとも<驕りのバベルの塔>か?

2010-03-21 00:01:34 | 社会問題
ずっと以前に、人工授精に関するブログを書いた。


2008年1月30日。

腹は借り物? 神の領域に踏み出す事



その際には、単に<子供を作る側>からの考察しか、していなかった。
そして、そういういきさつで<生まれた子供達>の側からの、様々な心理状態や、家庭に於ける軋轢、自己認識に於いて存在の意味を考える事による苦悩、など多くの問題が有る事に気がつかされた。



▶<非配偶者間人工授精>「人生が虚構のように」当事者が証言(毎日見出し)


子供の側の考えには、考えが至っていなかった。
当然考えてしかるべきであった。


>第三者提供の精子や卵子による生殖補助医療のあり方を考える集会が20日、東京都内で開かれた。他人の精子による非配偶者間人工授精(AID)で生まれた女性2人が参加し「事実を知ったときはショックを受けた」などと語った。

>生殖医療や倫理問題の専門家、当事者らによる市民団体「第三者の関(かか)わる生殖技術について考える会」が開催した。国内のAIDは1948年に始まったが、当事者が公に発言するのは極めて珍しい。

>23歳で事実を知ったという30歳の女性は「人生が虚構のように感じ、大学をやめたり親と一時絶交状態になった」と話した。結婚後の32歳で知らされ、現在大学生と高校生の子供がいるという女性は「両親や親せきに見た目が似ていない、居心地の悪さを感じながら育ってきた。自分は子供を産んでよかったのか、と思った」と語った。

>そのうえで2人は「育ててくれた両親は好きだが、自分のルーツを知りたいのは当然の気持ち。提供者が分からないと意図しない近親婚や、遺伝的な病気の治療が遅れる可能性もある」などと、出自を知る権利を強調した。

>専門家の立場から慶応大医学部の渡辺久子専任講師(小児精神科)は「社会の中で相談できる場所などの支援機能が必要だ」と指摘、不妊治療の問題を社会全体で考えるべきだと訴えた。
【毎日新聞】



それを知って、<だからどうなる物でもない>とは言え、人は<自分のルーツ>が不明であると、真実を知りたい欲求にとらわれる。

そして、上記の如き<非配偶者間>の人工授精の場合、精子や卵子の提供者は明らかにされない。

そうすると、その子が自分のルーツを知りたい欲求が起こっても、絶対に果たせない訳だ。


それで良いのだろうか?

提供者を、<本人に限り>知らせる制度を造るべきなのか?
もしくは、そのような子供を持つべきでは無い、という論理に戻ってしまうのであろうか?

例えば、ある日突然「貴方が私の父親だったのですね」といって、見ず知らずの女性が訪ねて来たとしたら、<提供者>にはどういう反応が起こるのであろうか。
その提供者への精神的な影響は、有るのだろうか。



子供が欲しくて仕方が無い人は多い。
そして、自分に生理学的に子供が授からない人も居る事であろう。

だから、このような<技術>が研究され、実用化されて来たのだ。


子供が欲しくても授からない人に取って、たとえ自分たち夫婦の片方だけのDNAであろうとも、子供が得られる技術が有るのなら<それにすがってでも>子供を得ようとするのだろう。

あるいは、精子も卵子も<第三者>の提供であっても?


しかし、ではそのような<技術>で生まれて来た子供にてとって、その事が如何なる結果を与える事になるのか、と言う事は考慮に入れなくとも良いのであろうか?


親のエゴでは無いのだろうか?


たとえ、両親の遺伝子を両方とも受け継いでいないとししても、精神的に<実子>として、育て、育てられた、固い絆で繋がれている、そのような親子もあるのかもしれない。

しかし、このニュースの実例のごとく、何らかの<違和感>を持って育ったり、事実を告げられたりして、様々な悩みを抱える事になる子供達も居る訳だ。



両親の精子と卵子との人工授精の結果の子供であれば、何の問題も起こらないのかもしれない。

しかし、片方、あるいは両方の親の遺伝子をどちらも受け継がない形での<人工授精>が、生まれてくる子供に与える結果には、誰が責任を持てるのか。

子供本人の<精神的>懊悩や、葛藤、違和感や自己喪失感は、たとえその(育ての)両親と言えども完全に理解する可能性は無いと思われる。


▶生殖技術に待った! =生まれた子ら問題訴え-「考える会」発足・東京(時事見出し)

>生殖補助医療をめぐり、第三者の精子提供により生まれた当事者が20日、有識者らと「考える会」を立ち上げ、都内で集会を開いた。非配偶者間人工授精(AID)と呼ばれ、60年以上前から行われてきたが、参加者らは「一度振り返って問題を明らかにしなければ」「このまま続けられることに反対」と口々に訴えた。

>23歳の時、父親の病気をきっかけにAIDの事実を知ったという30代女性は「血がつながっていないことより、隠されていたのがショックだった」と話した。
 事実が分かった後も親は話を避けた。積み重ねた人生がうそになってしまったかのような自己喪失感を覚え、親に正面から向き合ってもらえないと感じた。自分は後ろめたい技術で生まれたと苦しんだという。

>女性は「自分の存在を否定するのではないが、AIDには反対。生殖技術がどんどん広がるのは疑問」と話した。
 
>別の女性は32歳で告知を受け、「ああ、なるほど」と合点がいったという。小さいころから感じた違和感や居心地の悪さは、秘密があったためと分かったからだ。
 
>すぐにショックは受けなかったが、母の死後に「自分は誰なのか」と悩むようになった。心療内科にかかっても医師がAIDを知らず、周りにも理解してもらえないといい、「社会が受け入れていない技術で生まれ、社会から孤立している」と話した。
【時事通信】



医学と、精神の領域と、家庭環境の問題と、親子の情愛に関わる深い問題である。

第三者に簡単にあれこれ言える事柄ではないことは理解している。

もし、どうしても<非配偶者間人工授精>を試みてまで子供が欲しいのであれば、その後のどのような人生の展開が有ろうとも、全身全霊を尽くして、一生その子を慈しんでゆく<決意と覚悟>だけは、あらかじめ必要であろう。

そして、その決意を必ず実行し抜く<義務>も、忘れてはならない。



しかし、何度考えてみても、やはり『神の領域』に踏み込んでも良いのだろうか、と言う疑問が残るのだ。


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「日本の構造や日本全体を覆っているグレードの低さが問題」全くおっしゃる通りです。

2010-03-20 08:35:55 | 日本人の意識と精神構造
「公平なる裁き、法の下の平等、その原則が完全に破られてしまった。本来、裁かれてしかるべき者が全く裁かれずに今まできている」

西山太一氏の台詞である。
反論出来る者が居るだろうか。


政権交代に於ける、目に見える形での一番大きな成果が、<外務省の密約>の公開であろう。


非核三原則に反する<核持ち込み>が、行われていない筈は無い事、は少し知性のある子なら、<小学生>でも分かる事だ、と先のブログに書いた。


しかし、沖縄返還の際の<経費>の肩代わりと<補償>となると、明らかにされた事に、感謝したい気持ちで一杯である。

この点だけでも、政権交代して本当に良かった、としみじみと思うのです。



それにしても、そこまでしてアメリカに尻尾を振らなければならなかったのか。

と言うよりむしろ。

<そこまでしなければ>沖縄を取り返す能力が無かった、当時の政権の無能さと、外交力の欠如の成せる技であった、と言う方がより真実に近いのか。


何事に於いても「金を出せば」と言う日本外交の姿勢の、象徴的なスタートででも有ったか。


対外的には(特に対アメリカにおいては)媚びへつらい、国内に有っては<反対勢力>を力でねじ伏せて、知らん顔を決め込む。

外に対しては<平身低頭>、内に有っては<強権発動>で、自己の権力維持に固執する、戦後延々と見せられ続けて来た<光景>であります。

権力の自己保身の犠牲にさせられた方は、たまった物では無い。



▶日米密約:西山さん「裁かれてしかるべき者裁かれず…」(毎日見出し)

>沖縄返還(72年5月)の際に、日本側が米軍用地の原状回復補償費を肩代わりした密約問題が取り上げられた19日午前の衆院外務委員会。いち早く疑惑を報じた元毎日新聞政治部記者の西山太吉さん(78)は参考人の一人として意見を述べ、一貫して密約を否定してきた政府について「本来、裁かれてしかるべき者が全く裁かれずに今まで来ている」と語気を強めて批判した。

>西山さんは、密約問題を巡り外務省の事務官を通じ機密電文を入手したとして国家公務員法違反の疑いで72年に逮捕された。服部良一委員(社民)から「ある意味人生をむちゃくちゃにされた。国や外務省に言いたいことはないか」と問われた西山さんは「公平なる裁き、法の下の平等、その原則が完全に破られてしまった。本来、裁かれてしかるべき者が全く裁かれずに今まできている」と心情を吐露した。西山さんは「政府の密約は今まで全く追及されてこなかったが、ようやく三十数年たって検証された。日本の構造や日本全体を覆っているグレードの低さが問題。司法も政府権力もマスコミも。そして主権者の政治意識も全部その中に入ってくる」と訴えた。

>西山さんは自ら報じた密約疑惑について「氷山の一角」と指摘し、その後の「思いやり予算」(在日米軍駐留経費負担)につながる日本側の財政負担を決めた「密約」について「最も国民が知らなければならないものだ」と力説した。外務省内で密約関連文書が廃棄された疑いにも言及し、「官僚ベースでは明らかにされない。国会が国政調査権を発揮してほしい」と指摘した。

>西山さんは委員会終了後、「何十年ぶりの国会で戸惑いと緊張で上がってしまった。こういう場で発言させてもらう日が来るとは想像だにできなかった。隔世の感がある」と感想を述べた。



当時の西山氏への<告発文>に、「外務省女性職員某と<情を通じ>云々」とあり、その品のない表現を、「あれは自分が造った文章だ」と自慢している<検事>が今肩で風を切って居るとか居ないとか。。。


<正義感>に駆られて情報提供した外務省<ノン・キャリア>女性職員は、事実を赤裸々にかき立てられて、人生を棒に振ってしまった。

どれほどか、悔しかったで有ろう。


その影で、当時の首相も、外務大臣も、己の政治生命を全うし、その後も日本の政界に影響力を行使し続けた。
当時の外務次官も、北米局長も、条約局長も、のうのうとキャリアを全うし、多額の退職金も手にし、その後も天下りを続けた訳だ。

<巨悪>は滅びず、それどころか増々肥え太り、富み栄え、<庶民>は国益の名の下に、虫けらのごとくに葬り去られる。

中国共産党とかの国の国民と、何処が違うのか。


私たちは、そのような制度の祖国に生活を営んで来た。
昨年の8月までは。



>38年前、政府は一貫否定
 
>沖縄返還が翌月に迫った72年4月の国会でも、密約問題は取り上げられていた。旧社会党の横路孝弘議員(現衆院議長)らは、西山太吉さんから入手した外務省の機密電文を手に追及したが、政府側は一貫して密約を否定し続けた。

>電文には、米軍用地の原状回復補償費400万ドルを日本側が肩代わりして対米支払いを3億2000万ドルに積み増す経緯や、肩代わりを了解する秘密書簡の作成を米側から求められていたことなどが示唆されていた。

>これに対し、福田赳夫外相(当時)は「400万ドルを上乗せして3億2000万ドルとなったことはいかなる過程においてもない」「良心においてお答え申し上げる。虚偽の答弁は一切しておりません」と真っ向から否定。吉野文六・外務省アメリカ局長(同)も「我々は(米の要求に)絶対に応じなかった。メモ(秘密書簡)はない」と述べていたしかし、今月9日に公表された外務省調査チームの報告書は肩代わりの事実を認め、政府側答弁が虚偽だったことを裏付けた。

>西山さんは、機密電文を入手したことで罪に問われて78年に有罪が確定したが、最高裁決定は「早晩国会における政府の政治責任として討議批判されるべきであったもの」と国会での真相解明を注文していた。
引用終わり【毎日新聞】


その<最高裁決定>も、無視された。


外交には、総てを白日のもとに曝すわけにはいかない事も多々有ろう。
それくらいは理解している。

明らかにしても、一般大衆には理解してもらえない事も多かろう。

それにしても、答弁が白々しい。

そして当時は、将来において<情報公開>なる制度が生まれよう等と、誰も考えていなかったに違いない。

そして、事実が明らかになるにつれ、当時の<為政者>達の醜悪さが、際立ってくるのだ。


無利子で担保した資金が生み出す筈であった<1億ドル>を、自民党に返還要求したい所である。

しかし現実論で考えて、実質的には<転売不可>状態のアメリカ国債ともども、今後の対米政策に於ける<人質>として、有効活用した方が、遥かに使い出があろう、と言う物だ。



それにしても、いつになっても<アメリカの利益>を代弁するかの如き<思考回路>しか持たない人々が、政治家も評論家も、一般庶民も、まだまだ数多く居る現状が、嘆かわしい。


「日本全体を覆ている(物の)グレードの低さ」が問題である。
大問題である。

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民主党議員は全員『高野論説』を読め! あなた方は勘違いをしているにもほどが有る。。

2010-03-19 15:00:55 | 政治と社会
民主党の議員達は、基本が分かっていない様だ。


自分たちが担いでいる<幹事長>の、行動力と器の大きさ、彼の政治理念を理解していないのでは無いのか、と見える。

今、この時代に<小沢>のような政治家と同時代を生きる意味を、分かっていないのか、と見える。

政治的に全くの後進国である我が国に有って、ここまで来てしまった<錆び付いた>制度を作り替え、本来の<国民の為に>働ける政治制度を、行政制度を、造り上げる事が、余人に出来るとでも思っているのだろうか。



あなた方。
単なる数の寄せ集めに過ぎないと言われても、反論出来ない程度の政権与党である事を、分かっていますか。

▶生方副幹事長を解任=小沢氏批判を問題視-民主(時事見出し)

>民主党の高嶋良充筆頭副幹事長は18日午後、生方幸夫副幹事長を党本部に呼び、執行部批判が目立つとして、副幹事長の職を辞任するよう要求した。生方氏が拒否したため、執行部は同氏を解任し、後任に辻恵衆院議員を決めた。小沢一郎幹事長に批判的な言動を締め付ける動きに党内からは反発が出ており、対立が再び強まりそうだ。

>生方氏は、政策調査会の復活を求めている党内有志の会の中心メンバー。小沢氏の党運営に批判的で、同氏の「政治とカネ」の問題でも説明責任を尽くすべきだと訴えてきた。執行部は、生方氏が一部新聞のインタビューで「今の民主党は権限と財源をどなたか1人が握っている」として、鳩山由紀夫首相に小沢氏を注意するよう求めたことを特に問題視した。

>高嶋氏は「党の幹部が外に向かって執行部批判をするのはおかしい」と非難。生方氏は「党内を何とか良くしようと思っての発言を封じたら、『言論の自由がない』ともっと言われる」と反論し、処分するのであれば党倫理委員会に諮って正式に手続きを踏むよう主張した。
【時事通信】



心有る国民は、殆ど全員<民主党議員>が一丸となって<自分たちの幹事長>を守ろうと言う姿勢を持たない事を、危惧しています。

批判勢力の○○の一つ覚え。
「党内で自由な発言が許されない様な党ではいけない。。。」


何を子供みたいな事を言っているのですか。

利敵行為の発言を垂れ流すようでは、政権など維持出来ない事すらも、お分かりにならないのですか。

かの<宮内庁長官>と同じ事。
批判したければ、衣冠を脱いでからにせよ。

党内の要職に有る以上は、自らのリーダーを、対外的に批判する事は許されない事である。
党内で多いに批判すればよろしい。

検察の真似をして、外部にリークするなど恥知らずと言われても仕方が無い程の、非常識さであります。



単なる一市民、しかも私の様に国外に居て情報に疎い立場の者でも、分かる事は。

日本の将来を改革してゆく為に、今の政権を確個たるものにしなければならない。
その為には、党内は団結していなければならない。
官僚組織率いる旧政権の抵抗と、それを広く助長するマスコミの後押しとに打ち勝って、国民の真の幸せを求め得るシステムを造る為には、<不動の一枚岩>で固まっている事にが必要不可欠なのですよ。


一体<民主党>内の、おそらく鳩山さん、管さん等のほんの一握りを別として、誰が<小沢>さん程の理念を持って、国の再構築を考え、実行出来る器を持っていると言うのですか。

考え違いにも程が有る。


私自身も、以前は<アンチ小沢>でした。

彼こそが、<金権政治>の権化だろうと、(何の根拠も無く)思い込まされていたものでした。


自民党政治の断末魔の状態の中で、政権交代の可能性が感じられ始めて、少しずつ<日本の政治>の実態が分かってくるに付け、小沢さんのやろうとしている事が見えて来た。

そして、この一年の<官僚と報道>との連合軍の小沢たたきを目の当たりにするに付け、増々見えて来たのです。

小沢の立ち位置が。
小沢のかけがえの無さが。


もちろん、過剰な期待をしている事は分かっているつもりです。

彼が総ての<可能性>を手に入れて、思う様に自分の理想とする政治を実行出来る様になったとして、果たして本当に<庶民>の側に立った、庶民が安心して生活出来る日本が造られて来るかどうか、かなり心もとない気もします。


しかし、官僚制度が一人歩きして、官僚達が好き放題に日本を動かして、官僚達が<大企業>を育て、官僚達が政治家を陰で操り、官僚達が勘違いしながら国の指針を定めてゆく、そんなバカな制度を覆せる政治家が、彼以外に居ると思いますか。

岡田サンが出来ると思いますか?
前原サンなら、出来ると思いますか?
仙谷サンで、出来ますか?

ましてや、生方さんで出来ると思うのですか?


誰もそんな事は思わない。

そんなヴィジョン等、彼らは持っていない。
そんな実行力など、彼らは持っていない。

もし、彼らのうちの一人でも、「自分はその力を持っている」と言ったとしたら、それは<自負>では無く、単なる<うぬぼれ>に過ぎない。


そんな事は、国民は分かっているのですよ。

分かっていないのは、貴方達、民主党の議員達だけ!


外部に開かれた場で<執行部批判>をしてみせる事が、自分の<存在感>を増す、と思っているのなら、勘違いも甚だしい。


馬鹿者めが。

みそ汁で面洗って出直して、『高野論説』を読め。

さあ、鳩山政権、ここが正念場(その1)--参院選勝利と小沢「辞任」問題



そして、明治維新以来の<大変革期>に、小沢と同じ土俵に立てる幸せを噛み締めなさい。

陣笠代議士でも、十分にやりがいは有る筈だ。



<利敵発言>するなかれ。
団結を乱す<利敵行為>を採るなかれ。

心有る国民は、あなた方を見ているのです。


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クロマグロをどうした物か? / 日本外交が白い目で見られている。。。

2010-03-18 22:58:12 | 世界に置ける日本
数日前のブログでも触れましたが、<黒マグロ>がややこしい事になっている。


昨日(17日)のAP通信によると、日本代表団のロビー活動が、白い目で見られていたらしい。


曰く。

「日本の強引な巻き返しの動きは、ドーハで<責められ>ている。
「第三世界の各国に対し、<明日は我が身>と脅かして、禁止案に反対させようとしておりひんしゅくを買っている。。。」

<白い目で見られている>とか、<顰蹙>と訳したが、原文はACCUSEDとなっており、この言葉は<弾劾される>とか<告発されている>と言う意味の、かなり厳しく責める状態を表す単語なのです。


農水省の代表としては、<必死>なのだろうけれど、30分刻みで各国代表団の間を<かけずり回って>いる様は、やはりかなり異様に見えているのだろう。


日本と言う国家の、<外交力不在>の典型的な例である。


情けないやら、悲しいやら。


ただ、彼らのなり振り構わぬ<努力>が報われて来たか、<禁止案>に反対する勢力が、少しずつ増えて来たと言う事は、喜ばしい事か。。。


オマーン首長国代表のアーメッド・サイード・シュカリ氏にの発言。

「地中海沿岸諸国は、この禁止令におびえている。これらの国々の漁民達は、まさしくその魚を獲って輸出して、生きているのだ」


この、彼の<経済面>からの発言が、この問題の要点を示している。

今回の<禁止案>は、もっぱら科学的観点よりむしろ、エコロジックな観点から出て来ており、クロマグロの絶対量減少が、<科学的>検証がなされていない事に、目を向け始めている国々も出て来た様だ。

そして、アラブ・グループは、モナコ提案に反対の立場でまとまったらしい。

考えてみると、砂漠のイメージが付いて回るアラブ諸国の、かなりの数の国々が、<海岸沿い>に有った。


しかし、水産国の多いヨーロッパ諸国が、<賛成>でまとまった事や、アメリカの賛成を見ると、どうしても<日本たたき>に見えてしまうから困るのだ。


クジラも同じ事であるが、科学的に証明されていない次元での、<感情論>での推計を基に、自分たちには無い文化の事はどうでも良い、と言う態度を獲られると、<マグロ漁>で生きて来た人々とっては、正に<青天の霹靂>であった。


フランスで目にする限りにおいては、「大西洋の(あるいは地中海の)黒マグロの<輸出禁止>案」という表現が一般的に使われている。


その文面通りに解釈すれば、船籍が日本の船が、公海上でマグロを獲り、日本に持ち帰って<輸出>しなければ、問題は無い様に見えるのだが、違うのだろうか?



そしてやっと。
幸いにして提案は<否決>された。

20対68。

思って以上に<反対票>が多かった。


やはり、経済原理がエコロジーを上回った、と言う事であろうか。

それにしても、日本外交団の<ロビー活動>が、一部で<弾劾>されるほどスマートさに欠ける物である事が、国際会議の現場で白日の下に曝されたことは、かなり真剣に考えざるを得ない事であった。


<偏差費>に基づいたペーパー・テストだけが根拠の<おりこうサン>達では、外交という、<鵺>の如きアヤカシのやり取りには、全く太刀打ち出来ないのであります。


日本の官僚達を見るに付け、その事がいっそうはっきりして来る。
人材発掘のシステムを新たに見つけなくてはならない。


『ル・モンド』の記事のタイトル。
「フランス人は、黒マグロが有ろうが無かろうが、寿司を食べる事をやめない」

何と言って良いのか分からない。。。


まあ、とりあえず<寿司>を食べ過ぎない様にいたしましょう。


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フランスに於ける政権交代のシステムと、日本の場合との違いは。。。

2010-03-17 04:56:09 | フランスと日本の文化比較
この14日の日曜日、フランス『州議会議員選挙』の第一回投票で、<社会党>を中心とする<左派勢力>が勝利を収めた。
解説者によっては、<社会党の圧勝>を言う論調すら有る。


この<州議会>と言うのは、昨今の日本では<地方圏議会>と訳される事もある。


フランスは、かって70年代に右派ヴァレリー=ジスカール・デスタン大統領と、それに続く社会党フランソワ・ミッテラン大統領とが押し進めた<地方分権政策>の徹底に依って、国政と並んで<地方政治>が大変重要性を持っています。


<地方議会>は小さい単位からいって、以下の通りです。

◇市町村議会
◇県議会(郡単位の選挙区)
◇州議会(県単位の選挙区)

フランスは、海外県(カリブ海やインド洋、南太平洋の島嶼地区)を除いて、97県があり、各県に幾つかの郡を持ち(全国で4000程)、2乃至4県で州を構成する。

総て『拘束名簿式比例代表制』で首長を選ぶ形での2回の投票で、結果が得られる様になっている。

第一回投票で過半数(50%)を越えた候補者(リスト)が出れば議席が確定し、過半数が無ければ、得票率10%以上の上位3候補に寄る第二回(決戦)投票を行って、最大得票率候補の<勝ち>となります。

勝ち候補に議席50%を与え、残りの議席数を、得票率10%以上の候補の間で、得票率に寄る比例配分がなされる。

従って、50、1%を得て<勝てば>最初から単独過半数の議席が確保される事が、保証されている訳です。

今回の<州議会議員>選挙(任期6年)の第一回投票の結果は、以下の通りであった。

1)フランス社会党(29、38%)
2)大統領与党UPM(26、18%)
3)エコロジスト(12、54%)
4)国民戦線(極右)(11、42%)
5)左翼線線(5、84%)
6)左翼連合(5、62%)

2)が政権与党
3)、5)と6)は左派

4)は極右でいずれの派にも属さない(入れてもらえない。。。)
従って、だい2回投票では<選挙協力>が得られないため、国民戦線が議席を確保する事は非常に少なくなります。

この数字は、単なる全国平均の得票率であるが、事前調査の予想を上回る<社会党>の健闘でありました。

しかも、次の日曜日の第二回投票に向けて、左右両派ともに<選挙協力>の協議に入ったものの、2日目の火曜日の時点で、わずか3選挙区の例外を除いて、<社会党>主導に寄る左派協力の一致が得られた。

この結果、第二回投票ではおそらく殆ど総ての地方議会が<社会党会派>が圧倒的多数となる模様と見られています。


任期半ばを過ぎた現大統領ニコラ・サルコジーにとって、08年の地方議会の結果に次いでに、痛い<お灸>になりそうな雲行きでは有ります。

拙ブログ08年3月17日の記事をご参照くだされば、幸いです。

フランス統一地方選挙に見る国民のバランス感覚



所で我が祖国の現状は。

沈みかかっている<泥船>から、ネズミ共が我先にと逃げ出し始めている。

見るも哀れな状況であります。


ただ、全員が非常な<勘違い>をしていますね。

麻生政権末期と全く同じ事を、凝りもせずに繰り返しているが、1年前と決定的に違う事に、彼らは気がついていない。

昨年の騒ぎは、自分たちで担ぎだした<首>を、自分たちで引きずりおろしてすげ替えようとする醜態を繰り返して、政権を失う事を決定づけた。

今年は、同じ事をやっていると、<党>が無くなってしまう。


昨年8月、<自民党>が否定された。


その自民党のメンバーが、分派活動を繰り返していくら<新党>を造ろうとも、自民党に<否>を突きつけた国民が、彼らに政権を<託す>ははずが無い事が、お分かりになっていない。


与謝野さん?

日本一の政策通等と言う人が居るようで。。。
噴飯物であります。
彼は<財務大臣>でした。
結果として、危機的状況の財政収支を残して去ってくれました。


舛添さん??

口先男以外のなんなんでしょうか、この人。
とにかく、パフォーマンスだけ。
目立ちたいだけ。
そして<権力大好き>人間。
実に薄っぺらい。
<TVタックル>の常連だった頃から、彼の言う説は、総てでたらめで有りました。
ブラウン管の前で、笑っておりました。

ただ、世の中には、彼の<いかにも>と言う語り口に、中身を見抜けない人達も多いらしい。
今や<国民に一番人気の有る政治家>だって?!
笑って見ている訳にいかなくなって来たら、どうしよう。。。

幸いに、自民党内部に置いてすら、冷ややかな目で見られているらしい。
とは言え、死にものぐるいのネズミ共は、沈み行く船から逃げ仰せるのなら、どんな船頭でもおかまい無し、になる<気風>がありますからねえ。


そして<真打ち>登場!


▶離党表明の邦夫氏、与謝野氏と意見交換 平沼氏との連携にも意欲(産経見出し)

>自民党離党を表明した鳩山邦夫元総務相(61)は16日、大型連休(GW)前の結成を目指している新党構想について、無所属の平沼赳夫元経済産業相(70)との連携に強い意欲を示した。また、連携相手として挙げていた与謝野馨元財務相(71)とも意見交換した。

>鳩山氏は、都内で記者団に対し「平沼氏とは7割、8割以上は向かっている方向が一緒だと思う。大いに話し合っていきたい方だ」と述べた。衆院本会議場では与謝野氏や平沼氏と数分間話し合った。与謝野氏とは当初、本会議後に都内で会談する予定だったが、関係者によると、極秘に話し合える状況にないとして、後日会談することを確認した。
【産經新聞】


何かの間違いでは、と思った程、いきなりのアルカイダ的無差別テロ。


▶鳩山氏離党 与謝野氏「話聞く」、舛添氏「決めてない」(毎日見出し)

>仙谷由人国家戦略担当相は「この種の行動を取るとすれば10年遅い。基本政策や理念がさっぱり見えない。『第三極』の旗というのは、『第三』という言葉だけ使えばいいっちゅう話じゃない」と酷評した。

>前原誠司国土交通相は、鳩山氏が与謝野氏と舛添氏をつなぐ「坂本龍馬」を目指す意欲を示していることに触れ、「私は坂本龍馬が大好きなので、極めて不快感を持っている。自民党の古い方々を薩長同盟になぞらえて『一緒にする』と言われても、『はあ?』という感じですね」と皮肉たっぷりに批判した。

>また、民主党の山岡賢次国対委員長は、国会内であった党会合で「政界再編というが、自民党再編の間違いじゃないか。民主党から加わる方は一人もいないし、わが党の中は動揺も同調も同情もしていない。対岸の火事だ」と言い放った。
【毎日新聞】


これを笑わずして、一体何に笑えば良いのか、と言うぐらいの<おばか>なフライングとしか見えないのですが。


そもそも、与謝野サンや舛添サンは、一人で困難な新勢力の創造なんぞは、これっぽっちも考えていません。

彼らは、周りが同調して担ぎ上げてくれる事を待っているだけ。
ようするに、楽して<自民党>を我が物にしたい、だけなのが見え見えです。

自分が飛び出して<新党>等を造って<自沈>する気などサラサラなし。

担がれて、請われて、望まれて<リーダー>になりたいだけ。
腐っても自民党。
衆参合わせればまだ200やそこらの政党のボスに、そこまで頼まれれば<なってあげても良いですよ>。


そんな彼らを、(見るからに)何の根回しも無く、いきなり「一緒に組んでやろうよ」なんていいだされても、彼らも困るだけですね。
迷惑な話。


全く、<民意の受け皿>になれると思っているらしい事が、笑わせてくれる。



ただ、民主党政権が成立して6ヶ月がすぎて、国民は我慢が出来なくなって来ている事も事実である。

個人的には、支えなければならない、と説いているものの。

60年の錆を落とすのには、一朝一夕では出来ない事を、多くの国民達は分かろうとしないのです。

平均的な国民達は、スイッチを押して電気が点く様に、すぐさま<バラ色の変化>が訪れると期待していた。

「こんな筈じゃなかった」
「民主党は全然ダメ!」

と言い放つ人々が、私の周りにも大勢居ります。


さて、どうしてくれますか?

もしも、本当にもしも<普天間基地>が沖縄から出て行かないとすれば、おそらく参院選は負けるのでは無いでしょうか。。。


ただ。
現実的に<誰に>負けるのか??


自民党は既に無し。

<消去法>で民主党が選ばれる事はあっても、大勝とはいかないだろう気がします。
地方の自民党は、まだ地場ではしっかり根を張っている。


よしんば、参院選に民主党が単独過半数を取れたとしましょう。

その後は、3年間選挙はない。

目に見える結果がすぐには出なくとも、民主党のやりたい事をやって行く下地は出来る。
しかし、確立しているシステムである<官僚制度>の抵抗を排除するには、多大なエネルギーが必要とされるで有りましょう。


そして、<剛腕幹事長>の描いていらっしゃるような、政治(国民)主導のシステムが成り立つ日本が出来た暁には、<剛腕氏>は政界再編を行いたいのでしょうね。

右から左までの<寄り合い所帯>では、どうしても事がスムーズに運ばないし、第一<政党>として無理が有る。


だとすれば、彼の言う<2大政党>の時代がくるのかと言うと、多いに疑問だと言わざるを得ない、気がするのです。


やはり、フランスを含めてヨーロッパ各国のように、<左右>両政党がともに<政権担当能力>を持った状態で存在していないと、その理論は成り立たない。

企業、資本、国家主義。
対するは。
人間、福祉、市民主義。


この対立軸が存在しなければ、<2大政党>による政権交代能力は、備わらないのでは無いでしょうか?

旧<社会党>は、あくまで反対勢力としての存在意義しか無かった(昔は支持していましたが!)。

<共産党>は、半世紀の悲惨な社会実験の末、現実的な理論ではあり得ない事が、実証されている。


いわば<社会民主主義>政党が、存在しなければならないのでは無いでしょうか。

もちろん、今の<社民党>では有りません。

しかし、「知らししむべからず。寄らしむべし。」に飼いならされて来た日本民族は、<階級闘争>を経験しておらず、真の社会民主主義の動きは起こらない様な気がするのです。


ああ、政権交代の受け皿が無い国だなあ。


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<希望的観測>や<個人的願望>を、<事実>と混同してしまう傾向が多い日本人気質

2010-03-15 00:01:05 | 日本人の意識と精神構造
パリに居ると、町の<都市工学的>美しさに、何年住んでいようとも、常に日々新たな感動を呼び起こされます。


ましてや旅行者に取っては、パリの歴史的建造物を適度に取り混ぜての、街全体の<家並>の持つ景観の美しさは、他に類を見ない物として、心をとらえる様です。


そういった日本人旅行者から、必ず言われる一言が有ります。
「フランスは地震が無いから良いですねえ」


その度に、私はわざと意地悪く聞き返すのです。
「地震が無いって、誰に聞いて何処でどう確認して来たのですか?」

そう聞き返されると、意味が分からず全員変な顔をします。



とかく日本人は、自分が思い込んだ事を、<事実>と思い込んでしまう傾向にある。

フランスは、プレートの継ぎ目の上に架かっているのです。
地震計は、年に何千回も<ゆれて>居ます。

幸いに、<体感地震>がほとんど無いだけ。

『アルザス』と『ブルターニュ』と『ピレネー』と『コート・ダジュール』では、数十年に一回は結構な規模の地震が起こります。


ガイドブックには、「パリには<流し>のタクシーは無いので、<タクシー乗り場>に行って乗る事」と書き続けている。

流しのタクシーは<ウジャウジャ>走っておりますが。


「パリでは<生水>を飲んではいけない」とも書いてある。

誰が一体<水質>を調べたのだろう?
日本より遥か以前から<バクテリア>に依る<有機処理>すらしており、あらゆるフィルター処理と相まって、へたな<ミネラル・ウオーター>より遥かに美味しいし、全く安全なのにです。



つまり、<思い込み>が一人歩きして、それを<事実>と思い込んでしまうのが、日本人の癖。


それが、自分たちの<ミエ>や<メンツ>や<地位>や<責任>やらが絡んでしまうと、絶対に自説を曲げずに押し通してしまう事が、往々にしてみられる。

特にそれが、国の厚生行政等の場合、「問題ない」と言い張る役人や担当者には、名前と写真を曝して言ってもらいたい、と思う事が(腹立たしい事に)往々にしてみられる。



▶核燃施設周辺の「活断層」否定する原燃(毎日コラム見出し)

>青森県六ケ所村の日本原燃核燃料サイクル施設の周辺や太平洋沿岸で、活断層の存在を示す地殻変動跡があるとの調査結果を、大学教授らが08年以降、相次いで発表している。施設直下に活断層がある可能性も指摘しているが、事業者の原燃は活断層の存在を否定し、「国が審査中。(教授らと)直接議論する考えはない」とにべもない。安全性を審査する国の検討会議で指摘自体は取り上げられたが、こちらも直接聞くまでには至っていない。教授らは「真実は一つ。自然(地震)が証明した時は遅い」と疑問視する。核燃料サイクルは国の重要施策であり、事故や災害が起きれば被害は甚大だ。国や原燃は異論にもっと積極的に向き合うべきではないか。

~中略~

>施設直下の活断層を指摘したのは、東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)と広島工大の中田高教授(地形学)ら。08年5月、逆断層が動くとできる地表の特異な傾きが、再処理工場の東端から太平洋側へ約1キロ以上の幅で南北に走っていると発表した。太平洋沿岸には「大陸棚外縁(がいえん)断層」が南北に走っており、渡辺教授らは外縁断層と特異な傾きが関連していればマグニチュード(M)8級の大地震を起こす恐れがあるとしている。

>それだけではない。渡辺教授は09年11月、施設周辺2カ所で活断層の存在を示す地層を発見したと発表。千葉大大学院の宮内崇裕教授(変動地形学)も同年5月、海底隆起による「海成段丘」が下北半島海岸部で波状に変形しているとし、外縁断層は少なくとも長さ数十キロに及ぶ活断層の可能性が高いと指摘した。

>再処理工場の耐震安全性は、経済産業省の審議会と内閣府の安全委員会が、原燃など事業者側の調査データを基に二重チェックする。経産省は、国の新耐震指針に基づく原燃の安全性評価報告書を審議会に諮り、09年6月、「妥当」と結論付けた。だが、このやり方による評価は「お手盛り」との批判を免れない。

>渡辺・中田説も09年4月、同審議会で取り上げられたが、議事録によると、事務局の経産省が一通り紹介して「議論は尽くされている」と結び、委員から意見は出なかった。これで審議が尽くされたと言えるだろうか。審議会で主査を務めた東京工大大学院の翠川(みどりかわ)三郎教授(地震工学)は「意見がなかったということはある程度満足していること。妥当だったと思う」と話す。経産省も「審議には指摘部分が含まれ、結果的に渡辺説も見ている」と繰り返した。

>内閣府の安全委でも、国の担当者や委員は昨年12月までの取材に「(異論は)事業者のデータをフォローしていない印象だ」などとして後ろ向きだった。ただ、今年1月下旬の会合で委員の1人が「無視するわけにもいかない」と提案、議論の俎上(そじょう)に載った。詳細説明を求められた原燃は2月24日の会合で新資料を出し、委員は「納得できた」として渡辺説を退けた。安全委の主査を務める首都大学東京大学院の山崎晴雄教授(地震地質学)は「資料で検討できた。本人を呼ぶ必要はない」と言う。

>新資料を見た渡辺教授は「おかしな点がいっぱいある」と唇をかむ。委員に突っ込まれて資料を出す原燃の後ろ向きな姿勢と、その資料もあいまいだと指摘する専門家。異論をいくらかでも取り上げたことで議論が深まった部分もあるとは思うが、両者が直接向き合う機会がないため消化不良のままだ。「国の指針に基づき認可をもらうのが基本。個別学説に答える必要はない」が原燃の立場だが、私の取材には「我々が把握している活断層は耐震性に影響のないもので、渡辺教授が指摘する断層は存在しない」と否定した。ならばそれを教授らに伝え、不安を残さぬよう議論を尽くすべきではないか。

>07年7月の新潟県中越沖地震では、東電柏崎刈羽原発で、瞬間的な揺れの強さを示す加速度が原発では過去最高とみられる2058ガルと、設計上の想定(834ガル)を大幅に上回った現実もある。持論を展開し合うだけの現状は、安全性を追求する姿とほど遠い。議論せずに平行線をたどるのではなく、むしろ進んで働きかける姿勢が、危険を伴う巨大事業を進める国と事業者に求められると思う。
【毎日新聞コラム:記者の目】


原発等と言う、一つ間違えれば<この世の終わり>を引き起こす様な施設を運営管理する立場の者は、専門家による<疑問点>が出されたならば、徹底的に調査研究をするのがその立場における責任であろう。

ひとたび事が動き出している事柄に関しては、かたくなに<変えようとしない>か、<変える事を恐れる>か、<変えなければならなくなりそうな事に反発する>事例ばかりが溢れている。

そして、自分の<地位>が与える権威を持って、反証を黙殺したり、一件に幕引きをしたりする。
あたかも、総て自分のミスにされる、とでも思い込んでいるかの如くに。

その地位が求める<義務>に思いが至る事は決して無い。


このような<クソ役人根性>が、日本社会の<物心>両面でのここまでの汚染を引き起こし、延々と垂れ流し続けて来たのでありました。


「小沢は角栄の直系だから悪い事をやっている(に違いない)!」
「叩けば証拠は必ず出て来る(はずだ)!」
「有罪(の筈)だ!」

同じ線上の出来事ですね。


思い込んでも良いが、確認するまでは事実として扱うな。


遅すぎる事は無い。

役人達や、それに準じる立場に有る者共には、<素直>で<謙虚>に過ちは過ちとして認める事の出来る性格を、採用基準の第一に定めてはどんな物だろう?



居ないか、エリートにそんなやつ。。。

コメント (2)
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