晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

日本人は、一つの民族国家が亡び行く過程に立ち会うという、歴史的に希な機会に恵まれた、幸運な人々だ。

2013-04-29 22:04:35 | 日本人の意識と精神構造
人類の歴史上、いかなる強大な国家も、どのような高度な文明も、永久に繁栄を続けた例は無い。


古代ペルシャも、古代エジプトも、あの古代ローマですら、亡びた。

秦の始皇帝の中国統一王朝も、大唐帝国も亡びた。

ソヴィエトも亡びた。

強大で富み栄え、最盛期には滅亡する事など想像すら出来ない様な大帝国でも、いつかは亡びる。


そして、その「滅び行く大帝国」の人々は、自分達が滅び行く過程を意識する事無く、いつの間にかその存在は瓦解するのだ。

後世になって、歴史の中で「滅び行く」きっかけや、その経過が学問的に解明される事となる。

しかし、その時代に生きる人々は、自分達の滅亡の行く末を感得する事は無い。



そして、21世紀の今、そんな現象が「確実に」実感されている国が存在している。

日本国。

豊芦原瑞穂の国。


日本は、決して強大なる大帝国などでは無い。

数世紀に渡って栄華を極めた、高度な文明でもない。

しかし、20世紀後半から21世紀の初頭にかけて、世界の中にその存在が記されて来た、それなりの「存在感」はあった。

世界の人口の65分の一を占めた。

世界経済の10%程は占めていた。

商工業で一定の結果を獲得した存在であった。


その国が、いま「確実に」滅び始めていることが、国民自身が実感出来る。

人類史上、希有の体験を、得ようとしている。


支配者達が、自分の国と国民との繁栄も平和も望む事無く、ひたすら自国民を騙し、搾り取り、傷つけ、国家の繁栄と維持とに不可欠の国民の生きる基盤を破壊して、最後の血の一滴まで吸い尽くそうとしている。

外国に捧げる為に。


そして、その支配者達に対抗する存在は、無い。

売国の限りを尽くす支配勢力に対抗し、支配権を取り返し、国土と国民との平和と安寧と繁栄とを取り戻すべく、たち働く勢力は、存在しない。


▶自民“独走”!菅直人氏「脱原発」訴えるも惨敗…野党弱体化で政界再編も(zakzak/見出し)

>28日に投開票された参院山口補選で、自民党公認候補が圧勝した。野党第一党の民主党は公認候補を擁立することすらできず、政界は今や、自民党の“独り勝ち”といった様相だ。

>今回の補選勝利で、7月の参院選での自民、公明両党の過半数回復も現実味を増した。

>自民党に太刀打ちできる勢力が見あたらなくなる中、参院選後の政界再編を志向する動きが強まりそうだ。

>「安倍晋三政権初めての国政選挙だけに非常に意味がある。国民の期待が実感に変わりつつある」。自民党の石破茂幹事長は28日夜、こう述べると笑顔を見せた。

>公明党の山口那津男代表も「与党の政権運営が評価された。参院選への影響は極めて大きい」と強調した。

>首相の視線はすでに「7月」に向けられている。20日の山口市内での街頭演説では「(参院選は)親の敵(かたき)のようなもの。取り戻さなければ死んでも死に切れない」と覚悟を示していた。

>「過半数」以上に注目されるのが、憲法改正の発議に必要な「衆参両院での3分の2」の賛成という数だ。ここに、自公両党による過半数確保にとどまらない、政界再編の可能性が生まれる。

>首相は憲法改正の発議要件を参院選の争点とする姿勢を示している。

>参院選で自民党の圧勝により野党各党が弱体化した場合には「民主党の改憲派、維新、みんなの3党を巻き込んだ新党結成」をもくろむ動きもあり、政界再編の動きが一気に噴き出しそうだ。
【zakzak/04月29日】



内閣総理大臣安倍晋三は、いまややりたい放題。

対するに…。



日本維新の会。

改憲に賛成の立場である。

TPP参加も推進する立場である。

原発も再稼働を目指している。



みんなの党。

改憲の立場である。

TPP参加を明言している。

原発推進である。



民主党。

崩壊するしか道のない政党である。

しかも、党内に「TPP推進」を目指した旧政府の総理以下閣僚達が、控えている。

改憲も積極的な有力議員が、少なからず存在している。

大飯原発を再稼働させたのは、民主党政権であった。



来る七月の参院選で、自民の一人勝ちが取りだたされている。

それでは、その後どうなるか。


『TPP参加』は既に決めた。

『原発再稼働』
『改憲と国防軍創設』

が自民党の参院選への選挙公約であるらしい。


崩壊の一途をたどる民主党の、親自民の議員達と、維新とみん党とが、改憲に於いて「大同団結」するに違いない。

そのまま、公明抜きの『大合同』にまで言ってしまう公算も、決して少なくない。


その時、はたして「国民を守る」立場で戦える『野党』が、存在するのだろうか。。。



▶4・28政府式典:突然の「天皇陛下万歳」(沖タイ/見出し)

>壇上の安倍晋三首相ら三権の長がそろって両手を上げ、声を合わせた。「天皇陛下万歳」。

>28日に開かれた「主権回復の日」の政府式典。天皇皇后両陛下が式典終了後に退場する際、出席者から突然声が上がり、出席した国会議員や政府関係者約390人の一部も同調。天皇陛下は壇上で一瞬立ち止まった。

>約40分の政府式典は、安倍首相の独り舞台の様相でもあった。首相は舞台上に掲げられた大きな日の丸をバックに、約10分と最も多く時間を割いた。衆参両院議長、最高裁判所長官はそれぞれ3分。両陛下のお言葉はなく、残りは児童合唱団の歌声だけだった。

>米軍のトモダチ作戦を持ち出し、「熾烈(しれつ)に戦った者同士が心の通い合う関係になった例は古来、稀(まれ)だ」と2月の日米首脳会談で語った「完全な日米同盟」をアピールするような文言を続けた。

>児童合唱団が歌声を披露する場面でも不可解な空気が漂った。出席者に向かって舞台上で歌うのではなく、出席者と同じ舞台下から、天皇皇后両陛下や首相などが並ぶ舞台上に向かって「翼をください」などの歌を合唱した。
【沖縄タイムス/4月29日(月)10時20分配信】


このニュースは、大げさに言えば「世界中を駆け巡った」。

それに先立ち、「迷彩服に身を包み戦車に乗って手を上げる」安倍晋三の写真も一緒になって。


それに先立ち、渡米していた東京都知事が本質を曝け出して、世界の注目を浴びてしまった。



▶猪瀬知事「イスラムはけんかばかり」 IOCが注意喚起(産経/見出し)

>猪瀬直樹知事が今月の米国出張中、ニューヨーク・タイムズ紙の取材に対し、ライバルとされるトルコ・イスタンブールを批判したと疑われる発言をし、国際オリンピック委員会(IOC)が候補都市に注意喚起する事態となったことが29日、分かった。

>猪瀬知事は「イスラム諸国で人々が共有しているのは唯一、アラーだけ。けんかばかりしている」などと発言したほか、日本の平均年齢などを引き合いに「トルコの人々が長生きしたいと思うのなら、日本のような文化を持つべきだ」などと語ったとしている。

>IOCは行動規範で他の候補都市との比較を禁止しており、トルコ側も閣僚がツイッターで「発言はオリンピック精神に反し、残念」とコメントした。

>トルコのスアト・クルチ青少年・スポーツ相はツイッターで発言について、「悲しいことだ」などとした上で、「イスタンブールはこれまでに他の立候補都市に対して否定的なことを言ったことはない」などとした。
【産經新聞/4月29日(月)22時46分配信】



猪瀬直樹は弁解に大忙しである。


日本国総理大臣「安倍晋三」と、その首都東京都の知事『猪瀬直樹」と。

正しく、素晴らしい人材に恵まれているものだ。

ほとほと関心するしか無い。


もともと、石原慎太郎もそうであるが、大阪市長の橋下徹も、それに輪をかけての見事なまでの程度の低さである。

そして、この類いの人々が日本の政治を司り、大半の国民の支持を受けている。


参院選の自民党大勝利の見通し。

橋下徹の率いる日本維新の会の後押し。

みんなの党の後押し。

これで、改憲は決定的であろう。


それもこれも「国民の選択」で有る以上、何を言っても詮無い事。



そして『産経』を筆頭とする大手マスコミの大政翼賛礼賛記事のつるべ打ちで、安倍改憲軍事国家路線を側面支援を繰り広げている。


▶自民・高市氏「主権の重みを考える意味ある」式典の意義強調(産経/4月27日(土)10時36分配信)

▶中国を念頭、離島保全の法制化を検討…政府(読売/4月27日(土)9時16分配信)

▶中国国防費20兆円?軍事バランス壊れる…首相(読売/4月27日(土)8時52分配信)

▶首相・憲法インタビュー 「憲法改正で、初めて憲法を国民の手に取り戻せる」(産経/4月27日(土)8時50分配信)

▶東大に巣くう“軍事忌避” 憲法改正が必要な理由(産経/4月27日(土)7時55分配信)

▶「2年で日中の軍事バランス壊れる」(産経/4月27日(土)7時55分配信)

▶「次の時代 照らす」 「国民の憲法」シンポに500人(産経/4月27日(土)7時55分配信)

▶<自民党>改憲、参院選公約の柱に 「96条先行」前面に(毎日/4月26日(金)22時37分配信)

▶改正の発議要件 3分の2→過半数 「国民の憲法」要綱(産経/4月26日(金)13時30分配信)

▶無秩序な「自由」偏重歯止め 産経新聞「国民の憲法」要綱(産経/4月26日(金)13時0分配信)


ざっと拾ってみたが、この週末の「提灯記事」である。

いやはや、煽る事煽る事。

とにかく、『改憲』させたい、軍事国家路線に突っ走りたい、意識が突出している。


政官挙げての、「いつか来た道」への躊躇無き突進の姿勢である。



ソロンを筆頭に「海外投資家」に、莫大な利益を供給している「円安・株高」路線は、ごく一部の輸出大企業だけが甘い汁を吸い、輸入品の価格上昇は庶民の日常生活を直撃する。

味噌醤油その他、あらゆる食品加工食品に、大豆が使われていないものはない。

繊維製品、プラスティック製品、肥料その他化学製品で、石油から作られないものは無い。

総て輸入である。

外国機関投資家は、円の売り買いで既に天文学的利益を上げており、株価の上昇のピークで売り浴びせる事だろう。

後に残るのは、物価はインフレ、所得は減少のスタグフレーションのみ。

そして、消費税の増税がとどめを刺す。

放射能被曝は留まる所を知らず、汚染食品は積極的に消費に回され、フクイチの崩壊現場での汚染水は、地下水脈と海とに流れ出し続けている。

今年の秋以降、停止中の原発の再稼働を謳っている。

オスプレイは追加導入され、中国との紛争は一旦始まったら『係争地は安保の対象外」とやらで米軍は見て見ぬ振りを決め込む。

TPPで国家の組織が根こそぎ覆されても、『TPP参加と安保とは連動しない』と明言されてしまった。


こんな状況で、日本と言う国がどのような方向に向いているか、誰の目にも鮮やかである。


国家の滅亡へと一直線。

国民の活力の低下と、国土の不安定要素の拡大、安全保障の不安と国民の健康の不安。

礼儀正しさや、国民の連帯感、正義感溢れる向上心の有る国民精神、それらの希有の美徳画作り出して来た、世界にも希な安定した「日本社会」が、消滅の淵にある。


それを「止められる力」が、どこかに有るのか。

今現在の政治制度と、報道姿勢、国民の「茹で蛙」的体質とで、そんな力が得られる訳も無い。


古代ローマは、五百年間の繁栄の後、徐々に徐々に衰退して行った。

日本は、大した繁栄も無く、強大な国家であった訳でもなく、「急速に」滅びつつ有る。

ロマ人達は、自分達の社会が崩壊するとは、誰一人考えても居なかった。

蛮族が大挙してなだれ込んで来るまでは。


日本人は、冷静に周囲を見つめてみれば、己が滅び行く路線に乗って生かされている事を、感じ取れる筈だ。

こんな例は、恐らく人類史上希有の例である筈だ。

日本国民は、にまたとない「歴史の証人」としての特別な立場を享受している。



どうする?


ここまで酷い姿勢を見せつけられていれば、本来なら「しっぺ返し」が起こってとうぜんだろう。

安倍晋三が、ここまで浮かれてはしゃぎ回って国民を血祭りに上げる事にうつつを抜かしていれば、絶対反動が起こる筈だ。

日本人が、未だにかろうじて理性を保っているならば。


来る参院選は、自民党の惨敗になってもおかしくない。

そんな状況に有る筈だ。

無茶苦茶な悪政者は、絶対に罰を受ける。

残忍で軽薄なお調子者は、必ず亡びる。



ただし、自民党に代わる『正義の受け皿』が有れば、の話だ。。。。。



コメント (6)
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コート・ダジュールの拠点ニースとその周辺は歴史と美の宝庫。<ミュージアムNo.1>【日曜フォトの旅】

2013-04-28 21:08:07 | 旅行とレジャー
今週の『コート・ダジュール』は、少し歴史に触れてみよう。



先ず前提として、19世紀後半までこの辺りは『サヴォア公国』であった、と言う事を忘れてはならない。

アルプスの北の麓フランス側と、南の麓イタリア側と、現在のスイスを挟んで『サヴォア家』(イタリア語ではサヴォイア、英語ではサヴォイ)という対抗家が長らく支配していた。

このサヴォア家はフランス系の貴族で、初期は『伯爵」でありフランス語を喋っていた。

フランスの王権に属さず独立を保ち、首都はアヌシーだったり、シャンベリーだったり、ジュネーヴだったりしたが、ルネッサンス期以降はイタリア側にウエートが移って行き、ブレッシアやトリーノが拠点となって行った。


その『サヴォア家』はその内「大公領(Principauté)」から、サルデーニャ王家を繋がって『王国(Royaume=Kingdam)』と格式が上昇して行く。

そのサルデーニャ王でもあった「サヴォア家」の『ヴィットール・エマヌエーレ2世』が、190余の群小国家の集合体であった「イタリア」を統一し、『イタリア王国』が誕生したのは、1861年の事である。

勿論、サヴォア家によるイタリア統一に反対するオーストリアに援助された勢力との戦いが続くのだが、時のフランスの皇帝『ナポレオン3世』はサヴォア家を支持する。

フランスがサヴォア側に就いた事によってサヴォア家に依るイタリア統一が成功し、そのフランスの援助の代償に、サヴォア家は『領地サヴォア』の、アルプスの北側をフランスに割譲した。

従って、現在『サヴォア』と言えばフランスの地方名であり、今でもスイス国旗と同じ赤地に白十字が紋章である。



     
     サヴォア地方の紋章



そこで、ニースの旧市街はまるでイタリアそっくり。

特に、海岸沿いに近い「ジェノヴァ」の影響が色濃く残っている。


ニースの旧市街の入り口に当たる広場が『サラヤ広場』という。


     
     「サラヤ広場」

ここは、毎日花市が立ち週に三日朝市も立つので、ニースに旅行されると必ず立ち寄る場所の一つである。


そこから、奥に入り「城山公園」の斜面の足元に平行する細い通りを進むと、左側にあるのが『ラスカリス宮』である。



     
     まるでジェノーヴァの旧市街そっくりの「ニース旧市街」の通り



旧市街に複数残るかっての貴族の館の中で、ひと際重要なものがこの『パレ・ラスカリス』。

17世紀のサヴォア公『シャルル・エマニュエル2世』が「これこそ在ニース貴顕の最たる見本である」と言わしめた、地方貴族の名宮殿である。

主は、現在の仏伊国境のイタリア側の街『ヴェンテミッリア』の領主であった「ラスカリス・ヴェンテミッリア家」。


玄関は数段の階段になっている。


     
    玄関からやや上がって、更にパティオに通じている階段があるのが見える



上がると狭いパティオ。

回廊のフレスコが、丸っきりジェノーヴァ。



     
     パティオ周囲の回廊



2階は幾つかのサロンになっている。



     
     サロンの一つ



     
     サロンの天井



     
     窓の向こう側は、お向かいの建物に手が届きそう



窓から外を見ると正面の建物の窓と握手出来そうな位に近い。


     
    お向かいの建物の窓



更にチャペルもある。



     
     「ラスカリス家」のチャペル


     
     チャペルの天井 



更に上の階に登る。

どの階段も、どの階の回廊も同じパターンのフレスコで飾られている。



     
     上階への階段



すると、3階は数々の様々な「古楽器」のコレクションが飾られている。

これは一見に値する素晴らしさである。


先ず、最初に目を引いたのが非常に「薄い」クラブサン。

正面から見ると、小型の縦型クラブサンに見える。


     
     縦型クラブサン



所が、真横からみたら、あらビックリ!

その薄さと言ったら信じられない程だった。



     
     真横からみた縦型クラブサン



この角度では、一体何だかわからない。

やや斜めから見てみよう。



     
     斜めからの姿



これでは、共鳴させる「胴体」は無い。

一体どんな音色なんだろう。

実際の演奏の為と言うより、館のサロンを飾る装飾的要素の方が強く、木工技術の粋を見せつける作品なのだと思った。


更に、横型の小型クラブサン。

前面には、「暴力より、より優しさを産み出す」という標語が書かれている


     
     縦型の小型クラブサン



更には、二重鍵盤のクラブサンも。


       
     二重鍵盤のクラブサン



そして、現代のピアノの原型である「ピアノ・フォルテ」。

クラブサンは、弦を引っ掻いて音を出す「弦楽器」であり、引っ掻く為に弦が狂い易く、一曲演奏する度に弦を調律し直す必要が有り、音色も小さかった。


鋼鉄の技術が発展し、共鳴用の胴体を鉄で固める事が出来る様になる。

その為、弦を強力に張る事が出来て、それをハンマーで叩く「打楽器」が登場した。

音色が大きく強く出せる様になり、『ピアノ・フォルテ』と呼ばれた。



     
     「プレイエル」製の19世紀のピアノ



弦楽器(リュート)と言えば、アポロンの時代から人間の音曲に取って、欠かせない楽器であった。

この館には、珍しい古リュートが数多く展示されていた。



     
     大小さまざまなリュート


胸ポケットに納まりそうな程小さなリュートまである。

現在のヴァイオリンの形が定まるまで、あちこちで様々な形のヴァイオリンが使われていたのだろう。



     
     非常に複雑な胴を持つ「ヴァイオリン」と思しきリュート



そして、リュートと言えば原型は「竪琴」である。

かの太陽の神にして、学問と音楽の神「アポロン」が肌身離さず持ってい竪琴。


     
     竪琴各種



更には『横琴?』杜でも言う様なリュートも有る。

この種の楽器も、中世「吟遊詩人」いらい、ヨーロッパ各地に未だに民族楽器として、色々な形のものが存在している。



     
     「横琴」



古より、楽器と言うものは専門の職人の技術が特殊技術として高く評価されて来た。

勿論、「音色を奏でる道具」としての技術もさておき、寄木細工や更には「螺鈿」や『象眼」などの技術を駆使して、宝飾品の如き素晴らしいものも作り出されて来た。


目立たない「胴体の側面」に、素晴らしい象牙を象眼した「ギター」のご先祖も有った。

一体「何弦ギター」と言えば良いのか不明の、面白い弦の張り方である。



     
     胴体側面と周囲の細工が素晴らしいギター




更には、リュートと言えば極めつけが「ハープ」であろう。


素晴らしいハープが何本か、並んでいる。

どれも、細工が素晴らしい。



     
     ハープ各種


     
     ハープのディテール「18世紀の花模様」が愛らしい



更には、管楽器も。

ステッキに擬した管楽器もある。



     
     木管楽器各種



勿論これだけでは無い。

金管楽器も沢山展示されている。


この館は、内部装飾が北西イタリアバロックの影響を直接受けている、典型的ニースの貴族の館の最良のものであり、更に展示物も素晴らしい。

これだけの素晴らしいミュージアムが、入場無料!

日に一回の「ガイド付きツアー」のみ、5ユーロという安さ。

ニース市立博物館であります。



     
     玄関脇の外壁に取り付けられている銘版



何しろ両手を拡げれば、両側の建物に触れる事が出来そうな程狭い、典型的旧市街の宮殿なので、「正面全景」など写真に撮れる筈も無いのが、残念である。

これは、ジェノーヴァのケースも同じである。


せめて、なるべく近くから「斜めに」撮ってみた。



     
     『ラスカリス宮』


通り自体が曲線となって居り、その通りに沿って建設されているこの宮殿は、正面外壁が曲線を描いて居り、それ自体が「バロック」建築の典型だと言って差し支えない。


皆様も、ニースにお越しの節はお見逃しなきよう、是非訪れて下さいまし。






コメント (2)
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自民・高市氏「主権の重みを考える意味ある」式典の意義強調/自虐的に祝うって事かい!?【週末一口時評】

2013-04-27 13:17:12 | 政治と社会
【今週の悲劇】


※4月26日、バングラデシュの首都ダッカでビルが崩壊。340名近い死者を出した。

犠牲者に、ご家族に衷心からの哀悼を。

建築基準の遵守のいい加減さ、規制のいい加減さに、市民は暴動を起こし警察隊と衝突する騒ぎにまで、発展した。



     



     



     



     



     


生存者50人発見、がれき下で出産も バングラデシュのビル崩壊(Cnn/4月27日(土)14時22分配信)
◎小さな幸せもあった…。





【パリの水の有る情景】

写真は『ヨアンナ・レマンスカ』が4月19日に発表した『光の街』より。



     



     



     



     


     
     



     



     



     



     



     



     



     






【今週の大恥】


     
     日本国内閣総理大臣安倍晋三


<ネット世代向けイベント>各党がアピール 首相は戦車に(毎日/4月27日(土)21時36分配信)
◉これを笑わずにみられる日本人が居たら手を上げられたし(爆)






【一口時評】



自民・高市氏「主権の重みを考える意味ある」式典の意義強調(産経/4月27日(土)10時36分配信)
◇そうか! 自虐的に祝うつもりだったのね(^^;)


山本一太のトホホな仕切りでIT戦略本部に立ち込める暗雲(サイゾー/4月26日(金)13時40分配信)
◇大笑い☞「そもそも、山本大臣に大きな政策をまとめる力量があるのかという、根本的な問題もあります。」


<主権回復の日>自民沖縄県連元会長もわだかまり(毎日/4月27日(土)10時37分配信)
▷『琉球共和国』として独立される事をお勧めします。

公明代表「改憲で連立解消せず」(時事/4月27日(土)11時52分配信)
▷うひゃひゃひゃ。またかい。

公明・山口氏「憲法で連立崩す必要なし」 96条改正では自民に一定の配慮も(産経/4月27日(土)13時13分配信)
▷原理原則も、政治哲学も、矜持もプライドも無し。

公明党は足を引っ張るな 安倍政権の憲法改正方針に「嫌み」(産経/04月11日 09時04分)

<拉致問題>解決求め東京で集会…署名1000万人超を報告(毎日/4月27日(土)20時27分配信)
▷それでも、人口のわずか1/10…。

延焼防止で「不燃化特区」=首都直下地震に備え―東京都(時事/4月27日(土)16時0分配信)
▷まず『霞ヶ関』を隔離特区にしてくらはい。

首相・憲法インタビュー 「憲法改正で、初めて憲法を国民の手に取り戻せる」(産経/4月27日(土)8時50分配信)
▷その前に『日米地位協定』廃止して、日本を国民の手に取り返して下さい。

尖閣周辺、中国軍機40機超 8隻侵入時 新型大半「前代未聞の威嚇」(産経/4月27日(土)7時55分配信)
▷今ごろ分ったって?

「3%値下げセール」一転OK 消費税に触れたらダメ(朝日/4月27日(土)5時35分配信)
▷イオンが怒ったからね(^^)

<村山談話>「苦痛与えた認識は同じ」 安倍首相が微修正(毎日/4月26日(金)20時56分配信)
▷オバマが怒ったからね(^^;)

「歴史直視せず」と批判=安倍首相の侵略定義発言で米紙(時事/4月27日(土)14時49分配信)
▷はしゃぎ過ぎたね、安倍クン。

歴史認識、日米関係に影 首相発言、米で批判報道相次ぐ(朝日/4月28日(日)5時30分配信)
▷どーする、安倍クン?

米国の牽制が効いた? “侵略否認”の安倍首相がやや後退(中央日報/4月27日(土)15時0分配信)
▷完全に読まれちまってるよ、安倍クン。

安倍首相の車列が追突事故=SP2人軽傷―東京(時事ByLivedoor/04月27日17時35分)
▷首都高速の料金所にすら拒否られた「とれもりょす」首相

土壌の放射能濃度10倍に=1号貯水槽、2日前と比べ―福島第1(時事/4月28日(日)1時14分配信
▷喜劇。

周辺地下水から微量放射能=汚染水漏えいの貯水槽―東電(時事/4月27日(土)11時29分配信)
▷ゼロ以外は無限大と同じ。

くみ上げた地下水、海に放出…原発汚染水抑制へ(読売/4月26日(金)22時13分配信)
▷汚染水の海への漏水を目立たなくして…。

6月めどに中間提言=離島有識者懇(時事/4月26日(金)21時34分配信)
▷いい加減に『有識者』っての、止めようぜ。

官民情報連絡システム構築を=邦人保護有識者懇が報告書(時事/4月26日(金)19時44分配信)
▷誰が、どのような基準で、何処から選んだか知れぬ『有識』者が、今まで何か成果を上げた事が有るのか?

最終処分場誘致めぐり委任状=「軽率だった」―鹿児島・南大隅町長(時事/4月26日(金)20時40分配信)
▷「目の前にちらついた金につい」

<小林興起氏>「つばさ日本」設立 参院選候補擁立へ(毎日/4月26日(金)19時51分配信)
▷新たなる可能性か? 反独裁政権に反対する勢力への分断か?

特集ワイド:「ネット世論」は世論にあらず 「ゾウは細長い」と錯覚も!?(毎日/01月22日 東京夕刊)
▷敵方の論調とは言え、多いに反省すべき。

石川議員が来月辞職 上告は取り下げず(産経/4月26日(金)19時15分配信)
▷ここにも一人シロアリ軍団の無垢の犠牲者が…。

普天間・TPP…地域公約ねじれ、自民に警戒論(読売/4月26日(金)16時10分配信)
▷選挙区は当選するため嘘を言う。

除染作業に新たな国家資格…自民が参院選公約に(読売/4月26日(金)15時33分配信)
▷おいおい、また官僚の利権かよ。

「憲法改正」組み込む 自民参院選公約は8本柱(産経/4月26日(金)13時18分配信)
▷「改憲」「TPP参加」「原発再稼働」と来れば、何おか言わんや。

「ラテン系で正確な数字がつかめない」山本一太海洋政策担当相(産経/4月26日(金)13時11分配信)
▷ふざけるな一太! お前の何処にそんな才がある!? ラテンの意味すらわきまえぬ愚か者め。

MRIが8700人もの顧客資産消失 ほとんどが日本での被害だった!(J-Cast/4月27日(土)18時33分配信)
▷解っかりやす。日本から直接ぶったくれ!

やはり整形美女?ミス・コリア候補者に韓国人も嘆く「もはやクローン」―英紙(レコチャ/4月27日(土)12時52分配信)
▷遂に気がつきましたか。

日本の不謝罪外交:なぜ東京の小さな神社がアジアに巨大なトラブルを引き起こすのか―米紙(レコチャ/4月27日(土)14時47分配信)
▷非宗教の国立戦没者記念碑を作らないからです。

尖閣付近無人島の所有者 中国との売買交渉中に殺害されていた(ポストセブン/4月22日(月)7時6分配信)
▷ななな…。でも、なんだかなあー。

イラク、内戦再燃の恐れ 宗派対立、5日で200人超死亡(朝日/4月28日(日)5時30分配信)
▷ブッシュ君、まだ終わってないんだよ、分ってる!?

マイナスの評価もあるが...中国人観光客を世界はもっと理解するべき―中国専門家(新華網/4月27日(土)23時9分配信)
▷利害関係がなければ、とても無理!



佐野洋氏死去 推理小説界の重鎮(産経/4月28日(日)1時4分配信)
◎そして、彼も居なくなった。。。





【今週の<新党モフモフの生活>】


     
     疲れちゃったよ。人手も足りないし、資金も無いし。



     
     ほんと。挫けちゃいけないのは分ってるんだけどさ。



     
     ほら、シャキッとしなさい、わたくしもりニャンを見習って!



     
     分ってるんだけどさー。



     
     資金? 献金しますよー。緑茶の怪でーす。



     
     ニャンだとー。馬鹿にすんじゃにゃいぞー。ゆきねえと知っての狼藉か!



     
     誰が味方か、よっく見極めなくちゃね!



     
     私がオザニャンです。誰も彼も私が老いぼれてると侮って、みてろよー!


     
     サポーターの方が元気だワン。



     
     そーだワン。よそ見せずに突っ走れだワン。





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【緊急弾劾】人類史上唯一の原爆被爆国が核兵器に<賛同>した。日本政府よ、自らの臍を噛んで死ぬが良い!

2013-04-24 21:06:28 | 日本人の意識と精神構造
【緊急弾劾】


日本政府は、スイスなど70カ国以上が支持した核兵器の非人道性を指摘した共同声明に賛同しないと表明した。



日米軍事同盟を、全国民の、全地球市民の希求の願いに優先した。

日本国民は、少なくとも<1%のシロアリ>以外は誰一人、こんな事は願っていない。

安倍晋三に代表される政府自民党の面々に告ぐ。

己の臍でも噛んで、死んでしまうが良い。



「核の非人道性」声明に賛同せず=日本、安保政策と一致しない(時事/見出し)


日本政府は24日、スイスなど70カ国以上が支持した核兵器の非人道性を指摘した共同声明に賛同しないと表明した。

「いかなる状況下でも核兵器が二度と使われないことは人類生存の利益」との表現が、日本の安保政策と現時点では一致しないと判断した。




政府自らの意志であるのか。

はたまた、外務官僚のかってな非人道的突出で付けた道筋であるかは知らぬが、到底「日本人」として許す事の出来ない行動である。



共同声明はスイスや南アフリカが主導。ジュネーブの国連欧州本部で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議第2準備委員会で提出された。

声明は「核兵器の人道的影響は根本的かつ世界的な懸念として認識が高まっており、核廃絶と核不拡散を実現する上で中心となるべきだ」と明記。「核兵器が二度と使われないことを保証する唯一の手段は核兵器の全廃だ」とした。


「核兵器の人道的影響は根本的かつ世界的な懸念として認識」

「核廃絶と核不拡散を実現する上で中心となるべきだ」

「核兵器が二度と使われないことを保証する唯一の手段は核兵器の全廃だ」

これらの言葉に、逆らえる根拠がこの世に存在する事など、信じる事は容易では無い。

ましてや、核兵器の被害を直接体験し、原発事故の被害を今正に受けている『日本』が、この人類の魂の叫びに対して<反対>出来ると言う事が、現実に起こる事が、毛頭信じる事は出来ない。

日本の為政者たちは、ここまで鈍感になってしまったのか。

日本の為政者たちは、ここまで恥知らずに成り果ててしまったのか。


スイスは日本にも賛同を求め、両国は協議を重ねてきた。だが日本は米国による「核の傘」が事実上、北朝鮮などによる攻撃の抑止力となっている。このため、「いかなる状況下でも核兵器が二度と使われない」との表現について、「現実に核兵器が存在する中で(実態と)相いれない」(天野万利軍縮大使)として、賛同を見送った。
【時事通信/4月25日(木)1時5分配信】



『軍縮大使』。

なんじゃそりゃ。



いまさら蒸し返すのもなんだが。

アメリカは、日本の都市に『原爆』を投下した。

ナチのドイツではなく、日本に。

しかも二か所に。

そんな「残忍無比」な国家に、唯々諾々と尻尾を振って付き従い、文字通り「ポチ」の地位を乞い願い、国民の安全と繁栄とを蔑ろにしてまで貢ぎ尽くし続け、はたまた今後も「永久奴隷」の地位に甘んじようと画策している政府が、『日本政府』で有る事自体が、異常な事である。


「協議」なる物が不可能であり、日本の求めるべきは総てすげなく無視され、米側の要求は即座に受け入れたうえでのTPP参加への「正式参加表明」に沸き返る政府と官僚ども。

菅直人も、野田佳彦も、安倍晋三も、麻生太郎も、わざわざ渡米して「日本の叩き売り」を奏上して喜ぶ。



麻生太郎 副総理兼財務相は、CSIS戦略国際問題研究所において2013年4月19日 、水道の民営化に言及した。


以下@HEAT氏のツイッター上による文字お越しの提供。

(以下引用)
4月19日のCSISでの麻生副総理の水道民営化に関する部分の発言、書き起こし。


麻生副総理「3番目のバズーカ(3本目の矢=成長戦略)については、いま私に訊かれるより数か月待って、これをまとめている人たちに直接訊いて頂いたほうがより正しい答えが出ると思いますが、私の知ってる範囲で答えさせて頂きます。

今、色々なアイデアが実に多くの人から出されているが、その中でと思っているのは、いわゆる規制の緩和です。規制の緩和、なかんずく医療に関して言わせていただければ…


(中略)

このロボットは一つの例ですが、例えばいま日本で水道というものは世界中ほとんどの国ではプライベートの会社が水道を運営しているが、日本では自治省以外ではこの水道を扱うことはできません。しかし水道の料金を回収する99.99%というようなシステムを持っている国は日本の水道会社以外にありませんけれども、この水道は全て国営もしくは市営・町営でできていて、こういったものを全て民営化します。

いわゆる学校を造って運営は民間、民営化する、公設民営、そういったものもひとつの考え方に、アイデアとして上がってきつつあります」。

(引用終わり)
原点☞麻生副首相がトンデモ発言!!麻生氏「水道は全て民営化します」 日本国民の公共財産を売り渡す連中 『正しい情報を探すブログ』


何処から何処まで、何から何まで、日本を売り渡したいらしい。

「民営化」と言えば聞こえは良い。

自治体から国まで、盛んに言われて来た。

かの橋下徹も、大阪市営地下鉄を民営化すると言っている。

しかし、その実態は「市民の財産」である地下鉄のインフラと営業権、水道事業のインフラと経営権を、第三者に売り渡す事で財産が消滅する事に他ならない。

売却益が、一体何処に納まるのか。

そして、その収入が等しく市民の一人一人に還元されるのか。

そんな事は、毛頭想像出来ない。

そして、これが肝心な事だが、一体「誰が」買い取るのか。


バブル崩壊以後の、日本の金融業界をみてみるが良い。

特に「生保」会社は、殆どが外資か、外資が大株主に変わってしまった。

つまり、利益は国外にもたらされる、と言う事である。

これは、今後『TPP』によって、医療保険などから更に顕著になるに違いない。

現に麻生金融大臣は『カンポ生命』の<がん保険>事業の認可を拒否した。

言い分は、「競合関係に有るアメリカの生保会社に配慮した」と言う、トンデモも発言である。


「水道事業」は、公共事業の筈。

日本は、世界でも少数派の「安全な水」が、安価に国民に提供されて来た国であった。

そして「水」は、今後の地球規模での最優先課題であるのだ。

中国は、河川の殆どが極度の汚染に見舞われている。

湾岸諸国も、水資源の確保は石油に因る収入の全てをかけてでも、解決しなければならない課題となっている。

アフリカ大陸の、インドやその周辺でも「水不足」は、その土地で人間が生き続ける事を不可能にしてしまっている程、深刻な問題なのだ。

日本全国の水道事業を民営化するとして、恐らく「巨額」になるであろう購入資金は、誰が負担出来るのか。

言うまでもなく、アメリカに本拠を置く国際ユダヤ資本で有るに決まっている。

そして、日本の水のかなりの部分を、日本国内での供給から、より利幅の大きい他の国に販売されてしまうとなると、日本人の生活がどうなるか火を見るより明らかな事だ。

しかし、現実的には競合相手無しに、安価に手渡されるに決まっている。

世界の趨勢は、そう言う動きで成り立っているのだから。


以下に、Wikiからの転載する。

コチャバンバ水紛争

コチャバンバでは、1967年より水道事業を担っていた SEMAPA(市営上下水道サービス公社)が世界銀行の主導によって民営化され、民間会社であるロンドン国際水供給会社(International Waters Limited of London : IWL)が上下水道事業の40年間のコンセッション契約を受注した。IWL社は米ベクテル社(Bechtel Corporation)の完全子会社で、コチャバンバでは「トゥナリ水供給会社(Aguas del Tunari)」と称した。世界銀行のボリビアに関する1999年6月の報告では、上水道の使用料金を低く抑えておくための公的補助金を中止することが求められていた。
地元紙の記事には、水供給公社の契約は競争入札により行なわれたが、一人の応札者しか現れず、数百万ドルの価値が見込まれる上水道システムがわずか2万ドル以下で売却されたと報じられた。
トゥナリ水供給会社がコチャバンバの上水道設備を手にした数週間後に、ミシクニ (Misicuni) ダムの建設の資金調達のためとして水道料金の大幅な値上げを行なったところ、抗議行動が発生した。最低月収が100ドル以下であるこの地において、20ドル以上の水道料金は多くの住民の家計を直撃した。
1月の中旬、新しくできた労働者同盟、人権問題指導者たちの先導で4日間連続のストライキが発生し、コチャバンバの町は活動を停止した。政府は水の価格を元に戻して2週間以内に収拾を図ることを約束せざるを得なかった。これにより、抗議行動はひとまず収まった。
3月に6万人以上の住民に調査を行ったところ、90% の人が「トゥナリ水供給会社は撤退して水供給は公社に戻すべきである」と答えた。民営化反対論者たちはブエノスアイレスの上水道民営化の例を引き合いに出し、その時は7,500人もの労働者が解雇された上に水道料が上がったとして、上水道施設の民営化がなぜ良くないのかを主張した。
4月4日には再びコチャバンバは機能停止に陥った。IWL社は、コカ絶滅作戦に反対するコカ生産農家たちの煽動により暴動が悪化していると主張した。
デモが4日目に入った時、ボリビア政府は戒厳令を発令した。警察は反乱指導者たちを深夜急襲して逮捕し、地元ラジオ局を閉鎖。武装兵士が町を監視した。
4月10日、水道会社の民営化撤回を迫るため、数千の人々がコチャバンバでデモ行進を計画した。しかし、ウゴ・バンセル・スアレス大統領は武力でこれを鎮圧しようとした。バンセルはかつて1970年代に独裁政治を行なった事がある大統領である。彼は警察に指示して2日間に渡りデモ隊に催涙ガスを浴びせ続け、6人の死者と175人の負傷者を出した。この負傷者の中には失明した2人の子供も含まれる。
この騒乱はラパスにも飛び火し、チチカカ湖周辺の住民も道路封鎖などの抗議行動を起こす。4月8日にはボリビア軍により17歳の少年が顔面を撃たれて死亡。逆に農民がボリビア軍大尉を撲殺するという事件も起こる。
ラパスやサンタクルスなどの大都市では、警官や消防士などの中に反対運動に賛同するものが現れ始める。また、ボリビア中央労働者連盟(Central Obrera Boliviana : COB)の呼びかけに応じて教職員組合が無期限ストライキを始めた。
4月12日にトゥナリ水供給会社は事業撤退を表明。ボリビア政府も最終的に抗議者たちの主張を全て受け入れることを表明した。世界銀行は援助停止の形で圧力をかけた。
現在は新生 SEMAPA のもと、公営で民主的な水道運営システムを構築すべく努力が重ねられている。このプロセスにおいて、上記水紛争で牽引的存在となった市民団体「コチャバンバ水と生活を守る協議会」 (Coordinadora en Defensa del Agua y de la Vida, Cochabamba) の貢献は大きい。


宣言文

コチャバンバの活動家による宣言文は次の通り:
私たち、ボリビアとカナダとアメリカ合衆国とインドとブラジルの市民たち: 農民、用水番、労働者、先住民、学生、専門家、環境論者、教師、非政府組織メンバー、年金生活者たる私たちは、今日、大切な水の権利を守るため、力を結集し一致団結した。
私たちはこの地、組織や政府による虐待に立ち向かった市民の行動・勇気・犠牲によって、商業主義が握りつぶそうとしていた権利を取り戻したこの地、世界に輝けるこの地において、私たちの自由と尊厳に基づいて、次の宣言を行なうものである:
生きる権利に基づき、また、自然と私たちの祖先と私たちの土地の習俗に対する尊敬に基づき、大地から与えられた水の使用については未来永劫侵されざる以下の権利があることを明らかにしなければいけない。
水は大地と全ての生物のものにして神聖にして犯す事ができないものであり、全世界の水資源は温存され、営繕され、保護されて子孫に伝えられ、その自然の状態が尊重されなければならない。
水は人間の基本的な権利であり全ての政府機関によって公共性が保証されなければならない。すなわち、金儲けの手段になったり、民営化されたり、商業的に取引されてはならない。この権利は全ての政府機関で尊重されなければいけない。特に国際的な協定においてはこの原則に異論を挟む事は全く許されない。
水は地域社会と地域住民によって守られることが望まれ、この地域住民は水の保護と調整の上で政府と同じ重要性を持たされなければならない。世界の中の地域住民こそ、地球の民主化を促進し、水を守るための原動力なのである。


新自由主義に対する拒絶

このコチャバンバの紛争は、1980年代から1990年代にかけてアメリカ合衆国がラテンアメリカなどの諸国において進めてきた新自由主義経済モデルに対する、初めての拒絶行動であったといえよう。すなわち、経済の自由化や民営化、特に水資源の民営化に対する反対運動であった。

(引用終わり)



日本で、ここまでの抗議行動を起こせるか。

恐らく、皆「諦めて受け入れる」に違いない。

日本人は、状況の如何を問わず、諦めて受け入れ、必死で乗り越えようとするであろう。

絞れば絞る程、日本人からは滴って来ることは、「彼等」は知り尽くしている。


そして、その麻生太郎副総理以下168人の国会議員が『靖国神社』を参拝した。


「日本は米国による『核の傘』が事実上、北朝鮮などによる攻撃の抑止力となっている」

大馬鹿野郎の売国奴ども。

この姿は、自ら近隣諸国との間に緊張を深めておいて、他国の「核の傘」に依存する麻薬常者である。



「人類の未来」を見据えよ、とまでは求めない。

所詮は無理な話だ。

しかし、せめて「国民の未来」を考える事が、政治家の使命では無いか。

何が何でも改憲を望む人でなし。

冥加金はタップリ吸い上げながら、「核の傘をいつまでも頼っても知らんぞ」と、宗主国に突き放されての、武装国家願望。

尖閣諸島は安保条約の適用範囲、と米側。

同時に、ひとたび中国側が軍事上陸などを敢行すれば「係争地」とみなされ、安保の適用外となる、とも。

万一金正恩が見本にミサイルを発射して、被害を受けたとしたら、そのj店から日米安保条約に於けるアメリカの参戦が、発動される。

しかしその時点で、日本側の受けているダメージは取り返せない。

一体何の為の「核の傘」なんだ。


平成に入って最大数の議員が「靖国」を参拝した。

中国と韓国とは、当然反発。

尖閣諸島には、これまでで最大の8隻の中国艦船が領海内に侵入して、緊張は高まる一方である。

一方では、米軍と日本自衛隊に因る「島嶼部上陸作戦」の合同演習を行うと発表している。

これは、まさに米国のマッチポンプなんでは無かろうか。


後3ヶ月に迫った参院選でも、自民党の一人勝ちが予想されている。

環境は整った。

一気に改憲に持ち込み、日本を「戦争屋」の手に捧げて、雌伏48年の屈辱を晴らすべく、「彼等」は着々と打つ手を総て成功させている様に思える。



「核の非人道性」声明に賛同せず=日本、安保政策と一致しない


唯一の核兵器被爆国日本は、原爆を投下したアメリカを「人道に対する罪」で告発するどころか、自分達の頭上に原爆を落とし、数十万の命を未だに朽ちさせているアメリカに、魂を売り払い、身を捧げ、核兵器の非人道性を謳う宣言に「反対」した。


毎日、考えられない様な出来事ばかりが続き、毎日「日本は終わった」と感じては、翌日その思いを更に深くさせられて来たが、とうとうここに来て極まった感がある。


おそらく日本は、放射能被曝が好きなのだ。

かって、放射能で突然変異した「鯨」と「ゴリラ」の間の子が『ゴジラ』となって、首都を襲った。

平成の現代、シロアリは放射能に汚染されて吸血コウモリと合体し、『吸血シロモリ』となって祖国を襲うのだ。


こんな国の国民だとみられるのが、実に辛い。

韓国人は、韓国人の人気のない国に行って「日本人」の振りをするが、私は祖国を失った「デラシネ」になってしまったらしい。

『地球人』と名乗るのもいかにもだし、『宇宙人』と名乗る程ふざける気もないし。


やい、安倍晋三。

祖国を返せ!






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コート・ダジュールの鷹の巣村に魅了された芸術家も多かった<山里を訊ねるNo.3>【日曜フォトの旅】

2013-04-21 23:51:23 | 旅行とレジャー
再び、コートダ・ジュールの山里を訪れよう。



     
     『オー・ド・カーニュ村』



19世紀後半から20世紀初頭にかけて、それまでの「アカデミスム」一辺倒であった芸術の世界で、日常の中の光景を描くが形が現れた。

何らかの「哲学的テーマ」が必要で、人間の尊厳やら、人間の存在の崇高な価値やらを、古代のローマの名高い逸話に絡めて表現し、「この様な事を感じ取らなければならない」と大上段に構えて押し付けていた「画壇」のやり方に戸惑いを覚え、生活苦から都会を離れて郊外に住む様になり「自然」と「庶民の生活」の中に身を置いて製作を始めるに及んで産まれて来た『リアリスム(自然主義)』である。

それまで、一般市民に至るまで誰も「好奇心」を持たなかった、「小作人の日常」などを取り上げる様になった。

更にそこから、何らかの「主題」の背景に過ぎなかった「風景」自体を描き始めて、『風景画』と言うジャンルが確立して行く。

さらにその中から、屋外での製作が始まり、時間の経過で太陽の角度と光の強さが変わって行くに連れて、描いていた対象の色彩が変化する事に気がつく画家達が現れる。

それが『印象派』と呼ばれる一群の表現者達である。


明るいか暗いか、であって色彩には無関係だと思っていた「光」が、今の瞬間に与えている効果が、今目に移る「色彩」である、と言う事に気がついた。

印象主義者達に取っては、それまでの様に「何を描いてあるか」ではなく、描く事は「今の光が与える効果を表す対象」である、という感覚上のコペルニクス的大転換であった。


ヨーロッパの中でも、特に中央集権の強いフランスは、政治経済のみならず、学問も分化も芸術も、総てパリ及び周辺で生まれ動く。

そのパリに集まって修行した画学生達が、物価高で生活苦が酷くなり、パリを出て周辺に移りながら「田舎」の生活にふれ、そこから「日常生活」を題材にする製作に傾向が変わり始めて、上記したリアリスムが誕生して行った。

理解され無いから精神的に苦しみ、売れないから物質的に苦しみ、しかし彼等の活動が芸術を「学問」の高みから「日常」の位置へと下ろして行って、現代絵画を生んで行ったのだ。


そういう彼等も、齢を重ねるにつれて理解され認知されて、多少は安定して行くなかで、体力や視力の低下に悩んだ者達も多かった。

白内障に苦しみ、パリ首都圏の「光の乏しさ」から、より明るい光溢れる土地を目指し、首都圏の物価の高さから逃げ出す事と相まって、人生を終盤を『コート・ダジュール』で終わった画家が、何人も居る。


印象派から発展し、後期印象派、点描派、野獣派など、20世紀絵画に移行すると、増々「色彩」の多様性が表現に大きな位置を占める様になって行く。

そして、正しく『コート・ダジュール』こそが「光」と「色彩」との楽園であったのです。

プロヴァンスの村々は、四季の花々に被われて、底抜けに青い空と紺碧の海が有った。

     
     『カーニュ・シュー・メール』村の一隅



ピエール・オーギュスト・ルノワールも、そんな一人だった。


ニースから西へほんの数キロで『カーニュ』とう小さな町がある。

海岸から背後の起伏にかけて広がる町で、海沿いの低地の部分を『Cagne-sur-Mer(カーニュ・シュー・メール)』と呼ぶ。

海岸のカーニュ。

高みを『Haut-de-Cagne(オー・ド・カーニュ)』と呼ぶ。

上(かみ)カーニュとでも言いましょうか。



その、海辺のカーニュにの背後の斜面に『ルノワール』が晩年住み着いた。


ちなみに、彼はリモージュ生まれながら、気っ風は「パリジャン」であります。

印象派の、光の変化だの色彩だのという表現では、自分の描きたい人間の、特に女性の肉体の美しさは表せない事に気がつき、印象主義から離れて独自の画風を切り開いて行った。

最後の言葉。

『オレは、世の中の女達の<ケツ>が無かったら、画家なんぞになろうなんて思やぁしなかったぜ』



その都会人のルノワールも視力の低下には勝てず、妻の実家の村での自転車からの転倒が、ルノワールに体力の低下を招き、さらにリュウマチの辛さにも勝てず、光と温暖な気候を求めて地中海岸に、最後の土地を求めた。


最後の妻『アリーン』と、新たに授かった三人の息子達「ピエール」「ジャン」「クロード」と共に、1903年『カーニュ』に落ち着くこととなる。

そして4年後、1907年6月に町の後背地の丘に立つ『コレット』と名付けられていた一軒家を購入した。



     
     『コレット邸』


きっかけは、遥かに見晴らす地中海の煌めきと、広々とした敷地に散在する、数百年の樹齢を誇る「オリーブ」の樹々とオレンジの樹々であった。


     
     敷地のオリーブの木



     
     自身が描いた「コレット邸」


そこに彼は1年後に、ネオ・プロヴァンス様式で館を建て増し、そこにアトリエを二部屋確保して、更なる製作に励む事となる。


     
     建て増しした「ネオ・プロヴァンス様式」のアトリエ


ルノワールは、この終の住処に「アンリ・マティス」「アリスティッド・マイヨール」「アメデオ・モディリアーニ」「オーギュスト・ロダン」「パブロ・ピカソ」「クロード・モネ」・・・など、多くの旧知の友や、ルノワールを慕って来た新たな友を招いて、友情を温めた。

このアトリエで、彼は没するまでの11年間を過ごし、妻と子供達を題材に、絵画と彫刻とに励んだ。

1919年12月3日永眠。

その後も、この館には末の息子「クロード」が、自ら没するまで住み続けた。

1960年、クロードの他界によりこの屋敷をカーニュが購入し、『ルノワール記念館』として、今日に至って居る。

ただ本年2013年は、大改修で閉鎖中。

内部の展示品は、総て『オー・ド・カーニュ』村の『グリマルディー城』に移されて、公開されている。


『カーニュ・シュー・メール』からやや西に一谷離れた丘の頂きが『オー・ド・カーニュ』である。


狭い道を登って行くと、ギリギリ車が入れなくなる地点で駐車ゾーンに車を残して、丸石の石畳の小径や階段を上った突き当たりが、オー・ド・カーニュ村の城が聳える。


この村は、「海に沿ってNo.3」でご紹介した『モナコ大公』の領土であった。

第二次大戦の際の「対独協力」を咎められて、フランス国内に相当広範囲に存在した領地を総て奪われて、フランス領になってしまった。

従って、この城は今でも昔ながらに『グリマルディー城』と呼ばれる。



     
     『グリマルディー城』の天守


城を取り巻く周辺は、情緒溢れる家並が残り、時計が数百年逆戻りした様な気分を味わえる。


     


     


     


     


     


     



城内は、通常「オリーブオイル」に関する様々な資料を展示した、博物館である。


城の入り口のアーケードの下には、古い井戸が残っている。


     
     古井戸


城の中庭は、見事な回廊が取り囲む。



     
     丸っきり「イタリア・ルネッサンス」な中庭の回廊



     
     パティオの小さな噴水


     
     衛兵の控えの間の暖炉


       
     石のタイル貼りの床


     
     城に伝わる古の大公の剣と砲丸


     
     グリマルディー大公家の家系図


     
     グリマルディー家の「市松模様」の鎖帷子胸当てを着用した『レーニエ1世』




城内の一階部分に、本来の「オリーブ・オイル」の資料の展示。


     
     オリーブの実を潰す挽き臼



     
     潰したオリーブの実を圧搾して絞る圧搾機



     
     石臼



     
     石臼



     
     油を入れる瓶



     



     
     プレス機の腕を押し下げる縦のネジを受ける部分



樽職人は、木組みと寄せ木の技術で、手箱その他の小物の良く造っていた。

この地中海世界では、木工細工には当然「オリーブの木」が使われていた。



     
     寄せ木細工の小箱その他



オリーブ・オイルは古来より地中海世界の文明と共に有り、食用、保存用、化粧品、そして明かりに欠かせないものであった。



     
     古代ローマの素焼きのオイル・ランプ



     



     
     油差し



     
     油差し各種



     
     挽き臼から油を集める部分



臼で挽いて砕いたオリーブの実を麻の座布団の様な敷物の上に拡げ、その上にまた「座布団」を敷いてオリーブの実を拡げ、更に何層にも重ねて圧搾機にかけて絞る。


     
     挽いた実を拡げる麻の「座布団」



     



     




城の2階と3階に、『コレット邸』の所蔵品が展示されていた。



     
     広間の天井



     
     暖炉



     
     コレット邸のテーブル



     
     上のテーブルの部屋の暖炉の上に置かれたルノワール作の彫刻



     



     
     ピアノを弾く娘達に描かれたピアノ



     
     ルノワール愛用の杖



     
     ルノワールのマント



     
     妻アリーヌの帽子と小品の数々



     
     カーニヴァルの衣装の末の息子『クロード』の衣装



     
     


この他にも、数々のルノワールと息子達のゆかりの品々が、残されている。

更に、『コレット邸ルノワール記念館』の収集品である作品も、興味深い。



     
     『キップリング』の静物画



     
     『藤田嗣治』の少女像




極めつけは、『エコール・ド・パリ』の画家達の、最も愛したモデル『シュジー・ソリドール』を、エコール・ド・パリの画家達が描いた肖像画の一挙展示である。



     
     『シュジー・コリドール』のポートレート



     
     『ヴァン・ドンゲン』作



     
     『キスリング』作



     
     『藤田嗣治』作



     
     『マリー・ローランサン』作



一部屋の、四面の壁全部に「シュジー」の肖像画が飾られている。

多くの画家の手で描かれている、その画家の数の多さと知名度の高さから、このモデル嬢の人気が如何に高かったかを、忍ばせる。



     
     数々の「シュジー」の肖像画



     
     「シュジー」のドレスとポートレート




この「グリマルディー城」の屋上に上ると、周囲を見晴らせて、背後の雪山と前面の地中海と両方を一望に出来て、絶景である。



     



     



上の写真の、糸の様に細く見える手前の岬が『カップ・ダンティーブ』、その向こうの大きな岬の向こう側に『カンヌ』の湾がある。



     



     





ちなみに、今年は修復工事で閉館中の『ルノワール記念館コレット邸』の内部を、ほんの一部だけ古い写真でご紹介しよう。



     


     




長く続き過ぎた感も有る「コート・ダジュール」ですが、あと一回か二回続けてみようと思っています。



コメント (6)
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「鳩山氏発言は無視」=安倍首相/国民の声は完全無視【週末一口時評】

2013-04-20 21:19:43 | 政治と社会
【今週の大地の怒り】


※4月16日イランのパキスタンとの国境に近い地域でマグニチュード(M)8の大きな地震が 発生した。 USGSによると、震源の深さは73マイル。


     


     


     




※中国四川地震、死者157人に 負傷者5800人超す


     


     


     


     


     




【今週の社会の怒り】


※4月14日ボストン・マラソンのゴール付近で爆弾二個が爆発。


     


     


     


「この事件は<facebook>で二日前から告知されていた」
「爆弾捜査犬が事件直前に実働状態で待機。演習だと言うアナウンスを流し続けていた」
「医療班の出動が非常に早かった」

その他、不思議な事だらけの事件である。




【今週の女】


     
     4月13日浅田真央が「ソチ・オリンピック」を最後に引退を示唆



     
     4月17日サッチャー元英首相の葬儀が執り行われた



     
     サッチャー氏への反発から市民達が抗議行動



     
     アウンサンスーチーさん、4月19日まで一週間の日本滞在





【今週の夏】


※南米最大の水着ショーがリオで開催
(写真 : AP)

以下、ノーコメントでどうぞ。


     


     


     


     


     


     


     


     


     


     


     


     






【一口時評】


◆「日本に核兵器使わない」=異例の具体的国名言及―中国高官(時事通信/4月20日(土)7時9分配信)
◇相手次第で、場合に因っては使う気が有るんだ…。


▶廃虚と化した村=重傷者続々、騒然とする病院―足りぬテント、地面に布団・四川地震(時事通信/4月20日(土)21時47分配信)
▷地球が怒っている…。

▶<ボストン爆破テロ>逮捕の容疑者に黙秘権など認めず(毎日新聞/4月20日(土)22時29分配信)
▷弁護士すら付けないそうだ。。。

▶オバマ大統領「多くの疑問点残る」全容解明へ全力(スポーツ報知/4月21日(日)7時6分配信)
▷まさかオバマが蚊帳の外だったなんて?

▶在日中国人の在留期間延長を却下、帰国求める 「努力せず生活保護受給」―東京入管(新華網/4月20日(土)8時25分配信)
▷男性の母親(72)は中国残留孤児で、日本に定住している。

▶ストロンチウム「海まで百年」=東電、汚染水漏れで試算(時事通信/4月19日(金)22時7分配信)
▷「放射能が洩れている状態」自体が異常である事に麻痺してる原発マフィア。

▶安倍首相、初のお国入り=「長州に恥じぬ仕事する」(時事通信/4月20日(土)16時22分配信)
▷やめて! 長州と聞いただけで身震いが。。。

▶「私も戻ってきました」麻生氏、米でアピール(読売新聞/4月20日(土)21時43分配信)
▷「安倍、然らずんば麻生」だそうです。それにしてもオトロチイ。

▶最高裁が無効判決なら全国会議員辞職だ…石破氏(読売新聞/4月20日(土)21時25分配信)
▷それが何か? それとも「押し付けられた憲法」なんか無視しますか?

▶原発事故賠償、時効後も…特例法案を閣議決定へ(読売新聞/4月20日(土)19時31分配信)
▷未だ「事項」なんて事行ってるのか!?

▶「TPP交渉、最高のチームで臨む」岸田文雄外相(朝日新聞デジタル/4月20日(土)19時1分配信)
▷最高の売国組。

▶橋下氏「政党は業者の餌食に」…ネット選挙解禁(読売新聞/4月20日(土)12時25分配信)
▷政治家は官僚の餌食に、官僚はアメリカの餌食に。

▶食料品の消費税、5%も選択肢 軽減税率で公明税調会長(産經新聞/4月20日(土)12時13分配信)
▷まだ増税する気でいやがる!

▶自民や維新に追い風か…憲法改正「賛成」過半数(読売新聞/4月20日(土)12時7分配信)
▷日本人の過半数がレミングであった。

▶憲法改正、「賛成」が51%…読売調査(読売新聞/4月19日(金)23時39分配信)
▷過半数1%越えが、何とも。

▶「私はもう一度花咲かせた」 首相が桜を見る会(産經新聞/4月20日(土)11時23分配信)
▷日本に取って大厄災。

▶海江田代表に「せめてスマホを」と願う民主党内(読売新聞/4月20日(土)8時47分配信)
▷えええー、一体何のためにぃ!?

▶外為デリバティブ規制へ=「賭博性」に歯止め―金融庁(時事通信/4月20日(土)2時31分配信)
▷良いのかなあ、そんな事言っちゃって。誰かがこってりお灸すえられるぞお。

▶BSE全頭検査、終了へ=都道府県に要請―厚労・農水省(時事通信/4月19日(金)22時58分配信)
▷はい、終了。

▶ハローワークで仲介させず=「ブラック企業」対策を提言―自民調査会(時事通信/4月19日(金)20時29分配信)
▷良いのかなあ、そんな事言っちゃって。献金無くなるぞお。

▶猪瀬知事NYから帰国 五輪招致で5月下旬にはロシア出張へ(産經新聞/4月19日(金)19時35分配信)
▷令夫人ご同伴でファーストクラスだったそうですねえ~。

▶維新・松野氏、民主の一部議員との合流に意欲(読売新聞/4月19日(金)18時44分配信)
▷維新と民主とみん党とで一つになれば? どれもこれも自民党予備軍なんだからさ。

▶「鳩山氏発言は無視」=安倍首相(時事通信/4月19日(金)17時50分配信)
▷国民の声は完全無視。

▶総合職、応募6.8%減=国家公務員採用試験―人事院(時事通信/4月19日(金)17時30分配信)
▷悪党予備軍が少し減ったって?

▶迂回寄付「修正申告を」 自民府連、所属議員に通達(産經新聞/4月19日(金)15時1分配信)
▷「犯罪性は全くありませんからご安心下さい」(裁判所通達)

▶ネット選挙解禁を歓迎=維新の橋下共同代表(時事通信/4月19日(金)12時57分配信)
▷ツイートがメイン業務だもんねえ。

▶東京か神奈川で出馬検討=新党改革の舛添代表(時事通信/4月19日(金)12時13分配信)
▷「幅広い支持を得るため、無所属での出馬も選択肢」って、バッカじゃなかろか。党首だろ!?

▶抗議集会参加は態度保留=28日の「主権回復の日」―仲井真沖縄知事(時事通信/4月19日(金)12時0分配信)
▷参加したらあー?

▶日本の金融政策に反論なし=G20で―麻生財務相(時事通信/4月19日(金)11時42分配信)
▷スタグフレーションで破綻目前だから(^^;)

▶在外邦人の陸路救出可能に…自衛隊法改正案(読売新聞/4月19日(金)11時41分配信)
▷まだ言ってる。その前に、在外公館にもっと仕事させろよ、税金ドロボーめ。

▶民主に保守思想の居所ない…室井議員が離党届(読売新聞/4月19日(金)11時15分配信)
▷エセ保守が、保守モドキとは、相容れない。

▶ネット選挙解禁 各党「バスに乗り遅れるな」活用策に知恵絞る(産經新聞/4月19日(金)10時4分配信)
▷「バスに乗り遅れるな」…そんなバスに乗って、過去何か良い事有ったっけ!?

▶民主、憲法は鬼門…アクセルもブレーキも踏めぬ(読売新聞/4月19日(金)9時20分配信)
▷ばか。今や民主党には「維新モドキ」と「社民モドキ」しか居ないからねえ。

▶TPPでコメなどの例外求める決議…参院委員会(読売新聞/4月18日(木)22時8分配信)
▷そんな決議して何すんの? アリバイ工作? 自慰?

▶久間元防衛相が引退(時事通信/4月18日(木)21時9分配信)
▷しょーがない。

▶首相、スー・チー氏と会談…民主化支援を伝える(読売新聞/4月18日(木)21時8分配信)
▷おお? 日本の民主化を支援して頂けるのですか!?

▶787運航再開へ「最終段階」=菅官房長官(時事通信/4月18日(木)20時58分配信)
▷「原因不明ながら運行再開」って、一体どうゆう事やねん!?

▶<自民・鴻池氏>「維新の分裂 楽しんで見よう」(毎日新聞/4月18日(木)18時47分配信)
▷あの橋下徹を利用して使い捨てる爺ィ共は流石だなあ。

▶改憲「部分連合」に言及=自民・石破氏(時事通信/4月18日(木)15時58分配信)
▷あの手この手。

▶住民税 低所得者の課税拡大 生活保護引き下げで(産經新聞/4月18日(木)7時55分配信)
▷「下層階級は、生かさず殺さず絞り取るべし」(シロアリ処世訓)

▶日本医療、新興国に丸ごと輸出…機器・サービス(読売新聞/4月18日(木)3時22分配信)
▷救急搬送受け入れ拒否のノウハウ、保険金詐欺のノウハウ、業者キックバックのノウハウ、担当医への付け届けの制度、待ち時間5時間診察2分薬山ほどの制度…エエーッと、他には?

▶資金不足で寄付呼び掛け=震災殉職団員の遺児支援―消防育英会(時事通信/4月18日(木)2時33分配信)
▷理事長その他、天下り職員の人件費でアップアップ。

▶特区、改革の突破口に=竹中氏(時事通信/4月17日(水)23時51分配信)
▷悪鬼夜行。





【今週の<新党モフモフの生活>】


     
     あんまり寝てるとのーみそ溶けるぞー!



     
     そうよそうよ、たちあがりましょ。



     
     スイッチ・オン!



     
     戦略は?



     
     皆で考えるのよ!



     
     ツメを研いで準備しなくっちゃね。



     
     私オザニャンは、気力は十分にあります!



     
     全国比例公認ゆきニャンを応援してねえー!



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ボストン<テロ>事件という違和感。

2013-04-19 23:47:43 | 日米関係
ボストン・マラソンの事件以来、ニュースがカシマしい。


オドロオドロしい「装甲車」が民家を取り囲み、隣家の屋根の上には迷彩服の狙撃兵が、狙撃銃を構えて群がっている。

そして、「二人組」とされた犯人の一人は射殺され、もう一人は逃亡ちゅう。

マスコミこぞって『テロ』への怒りを煽り立てている。



しかし、違和感がぬぐい去れないのは、何故だろうか。


今回の事件は、実はもっともっと奥の深い闇の奥底に隠された真実が、絶対日の目を見る事無く、隠されているのでは無かろうか?

あるいは逆に。

もっと、単純な「米国社会」の病巣から出た、日本でも起こっているありふれた事件なのでは無かろうか?



時あたかも、オバマ大統領が推進した「銃保持規制」を目指した法案が、上院で否決され、オバマ自身が「恥ずべき日」と発言した直後である。

また、別の角度で言えば、シリアの体制が「反政府軍」なる<外部>からの遠隔操作で、アサド体制が崩壊の淵に追い込まれつつある。

その先には、『悪の枢軸』イランが残るのみ。

そして、アメリカの国内の景気は少しも改善せず、株価こそ上昇している物の「失業率」は上げ止まりで、中間層の消失の速度は加速度的である。


その辺りから、今回の事件が「二つの解釈」が成り立つ様な気がしてならない。



一つは、「果たしてこれは<テロ>なのだろうか」と言う事。

米当局の発表を信ずれば、二人の『テロリスト』はチェチェンから来た移民の様である。

二人ともスポーツ選手で、弟はオリンピックを目指したレスリング選手であったらしい。

私も外地で暮らしているので非常に良く理解出来るのだが、外国で「ガイジン」やって行くのは、並大抵な事では無い。

そもそも「当該国」に有っては、必要不可欠な人材以外「外国人」など、居て欲しくないのだ。

フランスに有っての例を挙げるなら、外国人としてフランス国土で3ヶ月以上暮らす為には『滞在許可証』が必要である。

その許可を取る事は、詳細は省くが相当面倒な手続きを要する。

更に、職業に従事するには『労働許可付きの滞在許可証』が不可欠である。

その許可証を取得出来る条件として、「フランスに於ける<余人を持って変え難い>資質を有する事」を証明出来なくてはならない。

採用してくれる事になった企業や組織が、雇おうとするその人物が雇用するポストに取って、絶対必要な人材で有る事を書面で国に訴える事が必要である。

つまり国の言い分は、「日本人の◯◯さん」でなくとも、そのポストにはフランス人で対応出来るのでは無いか、と言う事になる。

日本語が出来る、日本料理が出来る、なんてフランス人はざらに居るのです。

しかし、外国人としてフランス企業に採用されるには『労働許可』所持が必須である。

と言う事は、鶏と卵で絶対に労働許可証は取れない、と言う事になる。

それをクリアーするには、どこかに相当な無理が掛かるわけだ。

「貴方を絶対雇ってあげます」と快諾して、その通りの手続きをとってくれる企業を、見つける事が不可欠であり、現実的にはそんな事はあり得ない。

よしんば、許可を所持していたとしても、企業側は同じ求人に複数の応募者が居る以上、なにもわざわざ外国人を採用する必要は無い訳だ。

したがって、外人の立場で外国で生きて行く事は、まず法的に大変な困難を伴い、加えて有形無形の差別を覚悟しなければならない。


かつて「アメリカン・ドリーム」と言われて、無一文でアメリカに渡って、才能と努力次第では頂上を極める事も可能である、と言われた時代は既に遥かな過去の事になっている筈だ。

というより、その種のアメリカン・ドリーム自体が、単なる「夢」に過ぎなかったのかもしれない。

天文学的な確立で、大金持ちになる事自体は、なにもアメリカの専売特許でも無い筈だから。

現代のアメリカ社会では、<白人><黒人><ヒスパニック><それ以外>という、歴然としたヒエラルキーが存在する。

その「それ以外」にも上下の格差がある。

おそらく<日本人><アラブ人><日本人以外のアジア人><それ以外>という順番だったのではなかろうか。


「カフカス人」だという説も流れたが、仮に犯人がチェチェン人の兄弟だったして、果たして『チェチェン人』が、具体的にどのような扱われ方であったか、知る由もない。

しかし、けっして快適な人生を歩めたとは思えない。

何処の世界にも、落ちこぼれや、いわゆる「負け組」は存在する。

逆境の中で頑張り通して、それなりに悟りを開いて自分の於かれている現状を受け入れて生きている人々も多いだろう。

しかし、自分の置かれた立場に我慢出来ず、それを社会の不条理だと捉えて、社会的に反抗的になって行く人々も多いだろう。

それは何も、アメリカに限った事では無い。

我らが日本にだって、沢山居る。

そして、そのような境遇に置かれてしまった人々の中には、社会に対して直接行動を取る事も、最近は多く見聞きする様になった。


あの「秋葉原無差別殺傷事件」の記憶は、まだまだ生々しい。

その他にも、通りでいきなり刺されたり、殴られたりする事件は、連日の様にニュースを賑あわせて居るでは無いか。

コンビニ強盗しかり。

お年寄りや女性ばかりを狙った、ひったくりしかり。

この種の犯人を擁護する気は、毛頭ない事はあらかじめお断りしておく。

しかし、社会への不満を、昔は諦めて耐えていたものを、今の時代は耐えられなくて、諦められなくて、鬱鬱としている人達が多い筈だ。

そして、何かのキッカケで彼等の不満や憤懣、社会に対する怨みや怒りが、爆発する事も、多い筈だ。

計画的にしろ、突発的にしろ。


そして、日本では「秋葉原殺傷事件」を『テロ』とは呼ばない。

無差別殺人事件は、最近の日本では珍しい物ではなくなった。

それらは、社会の歪みが産み出した、現代の日本社会の在り方が産み出した、鬼子である。

幸い日本社会には、銃火器は氾濫していない。

従って、この手の事件は「ナイフ」やそれに準じた凶器によって、引き起こされている。



しかるにアメリカではどうなのか。

恐ろしい事に、社会に置き去りにされる可能性は、日本より遥かに高いようだ。

いわゆる「社会的救済措置」に欠ける所の多い、総てに経済原則が優先される米国社会では、お金のない者は病気の治療も出来ない。

急病で救急車を呼ぶと、先ず「支払う意志があるか」を訊ねられる州すら有ると言う。

盲腸の治療に二百万円程必要で、健康保険制度が無い米国では、手術出来ずに無くなる人の数が、膨大な数に登るそうだ。

そんな構造の社会で、人種的に差別が確固として存在する社会で、希望を絶たれた若い外国人移民が、どう言う直截的行動を起こすかを考えると、今回のボストン・マラソン事件は、そう言う方向での理解が出来る事件なのかもしれない。


しかし、それをアメリカでは『テロ』と呼ぶ。

つまり恐らく、社会に楯つく暴力行為をおしなべて「テロ」と呼ぶ言語習慣なのか。

社会言語学者に、聞いてみたいところである。

あるいは、その種の事件に対して、社会的必要性があって敢えて「テロ」と呼ぶのか。

そこは、私には定かでは無い。


ただ、素朴に感じる所では、不満分子がサバイバル・ナイフを隠し持って街に出るのが日本であるならば、容易にピストルや爆弾をもって街に出るのがアメリカである、と言う事実は否定のしようが無いだろう。


先日、全米各地で「銃規制」に賛成する立場の人々と、反対の立場の人々との映像を、ニュースで見た。

規制に賛成する人々は、教養もありそうな、ごく「普通」のまともな表情をしていた。

対するに、規制に反対する人々は、顔を醜く歪めて、テレビカメラのレンズに唾が飛びそうな口調で、教養のカケラも感じられない凶暴さで喚き散らしていた。

正しく、日本の『在特会』のデモで「◯◯人を殺せ」と叫んでいる人達と、同じ表情を見て取る事が出来た。


つまり、アメリカで「銃を手放せない」側の人達は、多分理性を欠いた、何かが違う人達の様である。

他人の大地に勝手に移住して、先住民を撃ち殺しながら土地を奪い建国して来た当時そのままに、銃と言う物が自分を守る唯一の至高にして神聖なものであり、銃抜きでは自分の存在価値を信じられない精神状態なのだろう。

「現代の男根崇拝」の様な物だ。


そして、精神的な情感溢れ、銃をみだりに所持する事の深刻な真意に気がついている様な「常識人」たちより、銃にしか自分の存在価値を見いだせない「狂信者」達の方が、声が圧倒的に大きい。

そして、その後押しをしてるのが「全米ライフル協会」であり、銃器メーカーの組織である。

彼等のロビー活動が、恐らく凄まじい物である事は、容易に想像がつく。

そして、その組織に逆らえない政治家達も、多い事だろう。

見せしめに殺されるのは敵わない。

従って、「銃所持規制法案」は否決される。


そして、その「銃規制」の法案が大統領主導で出される状況に、多いに危機感を抱いている筈の、既得権益層の政治家や軍部を中心とする官僚などは、そのような社会的空気を醸し出す流れを、それこそ「規制」したくて焦っている事だろう。


そのような背景を透して見てみると、今回のボストン・マラソン爆発事件が、不満分子に因る社会への犯行と言う側面を、より凶悪に「社会の否定」という角度で喧伝する必要がある階級も、有る筈だ。



ところで、別の見方も出来る。

アメリカ政府は、世界の保安官であるべきだと、いまだに自分勝手に信じ込んでいる。

その彼等に取っては、彼等の意向に沿わない勢力の存在を見過ごす訳にはいかないのだ。


世界中が、多かれ少なかれ「親友」か「友達」か「パシリ」か「ポチ」か「奴隷」で無ければならない。

さもなくば、無害な知人。


その価値観で見ると、かっては「友達」だった『サダム・フセイン』が、上記のどのカテゴリーにも属さない「対等」意識を持ち始めた為に、力ずくで消し去った。

当然「親友」と「友達」が兵力を負担し、ポチ以下の「奴隷」であるニッポンが資金面で貢がされた。


その流れで、『アル・カイーダ』という組織を徹底的に反米化してしまい、アフガニスタンに出兵せざるをえなくなり、パキスタンにまで出て行くハメになって、泥沼に足を突っ込んでしまった。

それにしても目障りなのが、シリアであり、イランである。

『シリア』は、国内の反乱分子が散発的決起をしたのを機に、おそらくC.I.A
主導で外部から武装兵力を送り込み、武器と資金の援助をしている為に、アサドの命運もサダムと同じ道を辿り始めた。


しかし、イランはそう簡単では無い。

ペルシア人は、アラブとは違って団結している。

アフマディネジェネドも独裁者ではなく、宗教指導者が尊敬を集めている。

例に依って「親友」と「友達」と「知人」と「パシリ」と「奴隷」とを巻き込んで<経済封鎖>を敢行し、イラン国内の経済はどん底に落ち込み、国民生活は大きな困難を巻き起こしている。

しかし、国民の統一感は乱れない。


そのような国を転覆させる為には、何らかの「尤もらしい理由」をでっち上げて、武力制圧をするしか、すでに解決策は無くなっている。


「既成の核兵器保有国自身が、その他の国に核兵器を開発する事を許さないなどと言う権利が、一体何処に有るのだ」

と、イランは主張して来た。

なにしろ、暴走するイスラエルの核ミサイルの射程内に有るのだから。

『イスラエルが敵視するイランに、アメリカが「支持する」イスラエルが何時何時戦争しかけて来るか、分ったもんじゃない。

アメリカが支持するイスラエルが有る限り、イランは核兵器を持つ必要性があり、その権利がある』

と、彼等は考えている。

イスラエルからしてみれば、周辺イスラム諸国にはこれまで最先端兵器をアメリカが売却しない事で、自国の暴走を抑える事を担保されていた。

そこへ持って来て、核兵器の自己開発などされた日にゃ、自分達の優位性が無くなってしまう。

何が何でも、イランの核開発基地を爆撃したい。

しかし、それをやるとイスラエルは国際社会の非難を一身に浴びる事になり、そのイスラエルの後ろ盾で有るアメリカも立場がまずい事になる。

何としてでも、イスラエルの突出を抑えておいて、「多国籍軍」で一気にイランを攻めたい所で、その為の口実が是非とも必要である。

「大量破壊兵器がある」という理由でイラクを攻めた、あの手はもう使えない。


しからば、どうするか。


そんな局面で、アメリカの国論を一気に「反イスラム」に集中させて、国際世論も納得するのであれば、自国のアメリカの一般市民が多少犠牲になっても構わない、と言うのが「高度な戦略会議」の打ち立てる謀略である事は、あの国なら常識である。


今回の事件で、翌日には犯人の絞り込みが行われていると言う報道に接して、在米イラン系イスラムを利用するのでは無いか、と思った。

所が、ふたを開けてみると『チェチェン人』だという。

直接『イラン人』を使うと、分り易すぎるのだろう。

ここは一つ、ロシアや中国が「イラン侵攻」に賛成せずとも、少なくとも中立な立場を取ってくれる様なやり方を模索するだろう。


チェチェンは、ロシアの弾圧にたいして、一頃独立派が政権を握りロシアに『テロ』を仕掛けた。

ロシアにとっても配下に起きたい「ポチ」が「対等」を望んだ事への嫌悪が、未だにくすぶっている筈だ。

中国も『チベット』を始めとして、少数民族の独立運動に神経を尖らせている。


そう言う両者に取って、象徴的な『チェチェン』を引っ張り出して来た所に、高度な作戦の存在が想像出来る。。。。



単なる、落ちこぼれ外国人移民の引き起こした「大量殺人事件」に過ぎないのか。

或はそれを奇禍として、国内問題の宣伝材料にしようとしているのか。

はたまた、シリアとイラン、ひいては北朝鮮に至る『悪の枢軸』への宣戦布告のキッカケを作ろうとしているのか。


市井の、ちっぽけな一外国人には、伺い知れない事では有る。

しかし。

どちらが真実だったとしても、我らがニッポンには避けて通れない問題が横たわっているのだ。



TPP協議への参加がほぼ正式に決まったようだ。

カナダが「日本製自動車」の関税撤廃をしたくないものの、国産自動車メーカーの無いカナダとしては、アメリカ程反対する勢力は無く、結局日本の参加反対を、取り下げた。


そうなると、これからは日本固有の社会制度は、大きく変えさせられる可能性が高くなった。


例えばほんの一例を挙げると。

全米ライフル製造者協会が、日本で銃を販売したくなったらどうなるか。

これまで、日本への銃の輸出が出来なかったのは、日本の「厳しすぎる」銃刀法のせいであると、日本政府を訴える事だって可能になるのだ。

TPP協約が開始されて数年後に、「これまで日本で銃を販売出来なかった事に因る不利益」に対する賠償金、を請求し、銃刀法の廃止を求めて訴えられたら。

日本政府は、異議申し立ては聞き届けられない。

TPP開始後数年間で、米国内の銃の販売高を日米の人口比で割って、その金額が損失額だと査定されてしまったとしたら、その分と更に賠償金とで天文学的な税金を、払わされてしまう。

多分そんな事にはならないと思うが、可能性としては十分にあり得る事である。


悪名高き『モンサント』に反対の態度を取って来たと言う米国肥料メーカーの工場が、爆発し夥しい数の死傷者をだした。

TPP参加で、遺伝子組み換え食品が日本の食品の主流となるだろう。

現在ですら生保も損保も外資だらけである。

我々の生命財産はアメリカの保険会社に握られてしまうだろう。


『秘密保全法』が成立しようとしている。

『国民総背番号制度』で完全管理される日本国民は、常に監視下に置かれ、お上に逆らうと判断されたら、その人は終わりである。。。




そして。

万一「イラン侵攻」が始まったら。


「奴隷」階級の日本は、イラク戦争の時点ですら大幅に側面援助を強いられた。

それが今やどうなるか。

取り敢えずは、財政難のアメリカに変わって、相当部分の戦費の負担を「喜んで申し出る」事になるだろう。

それよりなにより。

安倍晋三と橋下徹とで改憲を強行し、自衛隊を国軍と改組し、集団的自衛権を認めたら、どうなる?

徴兵制まで、一気に行ってしまったらどうなる??


宇宙軍事衛星の高度な探査システムに因る攻撃目標設定と、作戦実行プランの策定を米軍が行い、その後の米軍は「無人機」での攻撃を主体に、前線での戦闘部隊には『日本国軍』を投入する事だって、多いに考えられる。


ハルの昔から、キッシンジャーもアーミテージも、日本を徹底的に搾取すると明言して来た国である。

主人は奴隷の人権など、考慮しない。


金と戦力と「対米滅私奉公」の精神とを十分に持ち合わせる日本は、最も重要な駒の要とされてしまうに違いない。

そうとは知らずに、日本側から申し出た形を作らされて。




この七月にも、そんな路線が定まってしまう可能性が大である。


官僚は、戦後延々とその方向で路線を敷いてきた。

財界は、戦争景気に沸きかえることだろう。

マスコミは、こぞって「参戦の大義」を喧伝するであろう。

御用学者センセイは、自分の教え子を積極的に戦地に送ろうとするだろう。



TPPは決まった。

改憲はもう直ぐそこまで来ている。



そんなおぞましい日本の明日が、現実性を帯びて迫っている。

国民は盲しいたレミングである。

新聞テレビの振り回す旗の方へと、黙々と走り続ける。


そして、相変わらず福島第一原発は、トラブル続き。



そんな動きに、一体誰が歯止めをかけられるのか。



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山国コート・ダジュールの象徴、山頂に張り付く魅惑の村々。<山里を訪ねる No.2>【日曜フォトの旅】

2013-04-14 21:38:22 | 旅行とレジャー
「コート・ダジュールは山国だった」続編で、再び「鷹の巣の様に」山頂にへばりつく村を訪れよう。


前回は、殆ど観光客が訪れない、本物の「生きた村」をご紹介した。

今回は、「世界のリゾート」コート・ダジュールならではの、有名観光地に挙げられる村々を、ご紹介する。


ニースから「断崖道路(コーニッシュ)」の中段を東に20分も走れば到着する『エズ・ヴィラージュ村』。



     
     「サン・ジャン・キャップ・フェラ岬」を背後に望む『エズ村』



切り立った断崖の真下の「プティット・コーニッシュ(下段道路)」には、『エズ・ボー・ド・メール(海浜のエズ)村』がある。



     
     『エズ村』と『海浜のエズ村』とを共に見下ろす



「モワイヤン・コーニッシュ(中段道路)」の、村の入り口に駐車場があり、そこからそのまま上り坂。

ジグザグに登ると、小さく鍵型に曲がった「城門」がある。


村の中は、階段だらけ。


     


     



この村に、二軒の高級ホテルがある。

何件もの家が、それぞれ客室になっている。



     
     ホテル『シャトー・エザ』の看板


この写真の左下、暗く陰になっているアーチの奥も、この小径の先も、ホテルの客室。


     
     小径の途中左の小さな黒いドアは、客室の一つ


レストランは、一番外側の断崖に向かって、テラスがせり出す様に作ってある。

どの客室も、意匠が異なり古い石組みむき出しの壁が、歴史と情緒をタップリ感じさせてくれる。



階段でなければ、狭い小径がうねる。


     



     


     



山頂は城跡。


     



その「城址公園」のような頂上部だけは入場料が必要となる。

そこは「シャボテン公園」になっている。



     



この村には、ニーチェが滞在した。

断崖絶壁を縫う様に、下の「海浜のエズ村」まで、岩だらけで草薮だらけの小径が、急坂となって続く。

彼が「思索」に耽りながら上り下りしたと言う事で、『哲学の道』と呼ばれているらしい。



     



地中海が眼下に広がり、正に絶景である。



次にニースを挟んで反対側、西側に言ってみよう。

ニースを西に抜けて、カーニュ村当たりから山側に入って行くと、45分程でもう一つの有名な村に至る。

『サン・ポール・ド・ヴァンス村』である。


     
     『サン・ポール・ド・ヴァンス村』



この村も、周囲は城壁に囲まれて居り、入り口は大砲用の狭間が開いた城門で防御されていた。


     
     鍵型に曲がる城門へのアクセス



城門は、単なるドアではなく頑丈な建造物であり、壁面にタイル製の村の遠望図と、見取り図とが掲げられている。


     
     城門の内壁に掲げられた見取り図の遠望図



この村は、世界中の観光客に大人気で、城門から中に入ると細長い村の中央を通る「背骨」の様な<メイン・ストリート>には、アート・ギャラリーやハンド・クラフトの店がずらりと並んでいる。



     



     



     



     



     



中央の通りを先まで抜けると、反対側の城門に至る。


     
     反対側の城門


この城門を出ても、街道には至らない。

引き返す形で、城壁に沿って城壁の外側の道を、入り口の城門に引き返す様になっている。


そして、その城門の外に「墓地」がある。


     
     「サン・ポール・ド・ヴァンス村」の墓地



この墓地に葬られている、最重要人物は『マルク・シャガール』であろうか。

彼は、最晩年この村で余生を過ごし、この墓地に眠っている。


     
     『マルク・シャガール』の墓


墓地を後にして、再び城門をくぐって、中央の通りに平行する外側の道を引き返す。

お花に飾られた、非常に美しい階段状の玄関を持つ民家が有った。


     
     左の階段の上に、もう一つ上の階の住居の玄関も有る



途中の家の壁面に、繰り込みの壁龕が有って、聖人の像が祀られていた。

聖者様の両肩に、鳩が留って寒さを避けていたのが、とても印象的であった。

大司教笏を手にしているので、この村出身の古の大司教様ででも有るのだろう。


     
     聖人と鳩



今週ご紹介した「鷹の巣村」は、観光的で住民の生活感覚は感じ取れない。

前回の『ペイユ』と『ペイヨン』の」様な、一握りの住人達が昔ながらの暮らしを未だに守っている「生きた村」の静けさの方が、観光的で賑やかな「見せ物の村」よりは、ずっと魅力が有る事は語るを待たないと、改めて思った。






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北ミサイル 発射なら「自衛権行使の対象」/米自動車関税は後ろ倒しで、憲法改悪は前倒し【週末一口時評】

2013-04-13 22:32:50 | 政治と社会
【今週の世界】


※1000名を派遣していた仏軍はマリから撤退開始した。
     
     
     撤退中の仏軍の車列 4月6日



※北朝鮮国内では軍部で反韓のプロパガンダ一色。

     
     韓国国防大臣の似顔を標的に射撃練習する北朝鮮兵士(オフィシャル・フォト)4月6日



※W杯を前にブラジルでは対テロ対策が着々と進んでいる。

     
     リオでヘリから降下訓練中の警察特殊部隊 4月6日



※ハノーヴァー・メッセの会場を訪れたロシア大統領プーチンに、ドイツのフェミニスト団体が、上半身ヌードで「反体制女性歌手グループ」への弾圧に抗議行動を敢行した。

     
     抗議する女性と、目を丸くしたプーチン大統領 4月8日



※ロンドンではサッチャー元首相の死にたいして、様々な反応が起こった。

     
     首相官邸前で花を捧げる少女と見守る警官 4月10日



※カリフォルニアでは春爛漫。

     
     花農場で摘み取り作業する農場主。この後ここはテーマ・パークになる 4月10日



※アメリカとG8諸国は、シリア反政府軍代表と会談し「更なる侵攻」を促した。

     
     シリアで自動車修理工として働く少年 4月10日



※セヴィーリャのアンダルシア現代美術館で「クリスティナ・ルーカス」の個展が開催中。

     
     C・ルーカスの作品『アリス』4月10日


※インドのカシミール地方では、2月に勃発したヒンドウー教ととイスラム教徒の衝突で減少していた観光客が、戻りつつある。

     
     カシミール地方のダル湖で釣りをするイスラム教徒の住民 4月10日



※ダライ・ラマ師が訪問中のイタリアでは、多くの人々が講話を聞きに集まった。

     
     トレントで講話を聞きに集まった人々の中の仏教徒と前に座る伊の少女 4月11日



※アーストラリアでファッション・ウイークが始まる。

     
     クリスティナ・エキシーのショーの開始を待つモデル 4月12日





【今週の終焉】


「鉄の女」と表された『マーガレット・サッチャー』元イギリス首相が、4月8日に死去。

1%を救ってイギリス病を脱出し、無数の庶民の生活を破壊した。


▶英国のセレブたち、サッチャー元首相追悼でネットで袋叩き!(Movie Walker/4月13日(土)10時41分配信)

>最も激しい非難を受けたのは、元スパイス・ガールズのメンバー、ジェリ・ハリウェルで、「初代ガールパワーだったマーガレット・サッチャーのことを思い出しています。何だってできるのだということを私に教えてくれた雑貨屋の娘」とツイートしたところ、アンチサッチャーの人々からの批判でツイッターが炎上、遂に追悼のツイートを削除するところまで追い込まれた。

>やはり追悼メッセージを投稿したハリー・スタイルズも批判されており、「このツイートであなたをフォローするのを止めました」「お前こそ安らかに眠れ」といったツイートが見られる一方で、彼のファンである十代の女の子たちはサッチャー元首相が誰か知らないようで、「私もご冥福をお祈りします。でもいったい誰のこと?」「何?ハリーの友達が亡くなったの?」といったツイートも見られる。



▶<サッチャー氏死去>「歓迎」つぶやき英警官停職処分(毎日新聞/4月13日(土)12時28分配信)

>サッチャー元英首相の死去について、ツイッターで「遅過ぎた」などと歓迎の書き込みをしたロンドン警視庁の巡査部長が12日、辞職した。警視庁は停職処分を決めており、事実上の免職となった。

>この巡査部長はジェレミー・スコット氏(52)。サッチャー氏の死去(8日)直後から「痛みを伴う死であったことを願う」「87歳では遅すぎた」「世界はより良くなった」などと書き込んだ。また、キャメロン首相が死去すれば世界はもっと良くなるとも書いた。

>英国では8日以降、政界や経済界からサッチャー氏の死を悼む発言が続く一方、グローバリズムに反対する労働組合や市民グループから歓迎の言動も多い。13日にはロンドン中心部でサッチャー氏の死を歓迎する大規模集会も計画されている。しかし、警視庁はスコット氏の書き込みが公務員としての許容範囲を逸脱したと判断したようだ。


     
     1959年


     
     1975年


     
     1979年


     
     1980年仏大統領「ヴァレリー=ジスカールでスタン」と


     
     1980年「マダム・タッソ蝋人形博物館」にて


     
     1983年


     
     1985年


     
     1989年


     
     1990年南ア首相「ネルソン・マンデラ」と


     
     1993年 パレスティナ解放戦線「アラファト議長」と


     
     2005年


     
     2007年


     
     2010年 この後から病気を理由に公的な場に姿を表さなくなった




【一口時評】


▶民主・輿石氏、参院選は「新しい3Kが争点に」(読売新聞/4月13日(土)22時37分配信)
▷輿石本人入れて4K。

▶<自民入党>民主・平田参院議長の娘婿、田中岐阜県議が(毎日新聞/4月14日(日)1時55分配信)
▷苦笑。

▶<対話の会>嘉田滋賀県知事、相談役外れる(毎日新聞/4月13日(土)22時22分配信)
▷この人とは対話が難しいもんねえ。

▶<維新の会>迂回寄付禁止を通達 松井幹事長(毎日新聞/4月13日(土)22時14分配信)
▷じゃあ、直接手渡しの賄賂で。

▶座禅中も警戒緩めず=安倍首相(時事通信/4月13日(土)21時11分配信)
▷永遠に座ってれば良いのに。

▶安倍首相、谷中の寺で座禅1時間…気がかりは(読売新聞/4月13日(土)21時5分配信)
▷なんだ、たったの1時間か。

▶民主・細野氏「TPP、日本はもうカードない」(読売新聞/4月13日(土)21時5分配信)
▷野田クンの細野クン達でやろうとしてた時は、何かカード持てたんだっけ?

▶石破氏、憲法96条の改正は9条改正を視野に(読売新聞/4月13日(土)20時38分配信)
▷分り切った事わざわざ言わなくても。

▶TPP事前協議の成果強調=日米合意に理解求める―茂木経産相(時事通信/4月13日(土)17時21分配信)
▷君たちが売国奴で有る事は、よおーっく理解している。

▶対北朝鮮「日米で連携図る」=岸田外相、PAC3を視察(時事通信/4月13日(土)16時24分配信)
▷ご主人様の仰る通りに致します。

▶長官、みんなの松沢氏擁立「ありえない」(産經新聞/4月13日(土)15時33分配信)
▷国民、安倍晋三の後は麻生太郎が既定路線「在りえない」

▶彦根市長選“政策論外の変” 直弼襲撃子孫の出馬 現職が批判(産經新聞/4月13日(土)14時54分配信)
▷誰か!「永田町門外」で安倍晋三を…。

▶「核の傘」の役割、日米政府が議論(読売新聞/4月13日(土)13時34分配信)
▷日本が原料を提供し、日本が人体実験で影響のデータを提供し、日本が金も出す。

▶北朝鮮ミサイル 発射なら「自衛権行使の対象」(産經新聞/4月13日(土)10時20分配信)
▷TPPの米国自動車関税は後ろ倒しで、憲法改悪は前倒し。

▶連立政権組み替え否定=石破自民幹事長(時事通信/4月13日(土)10時9分配信)
▷基礎票と動員力は捨てられまへん。

▶「行政の無駄」聞き取り 自民精査チーム来週発足(産經新聞/4月13日(土)7時55分配信)
▷最近ますます耳が遠くなって来ましてなあ。

▶淡路島で震度6弱 首相、被害情報収集と被害者救出・救助を指示(産經新聞/4月13日(土)7時43分配信)
▷首相がわざわざ支持しなくちゃ出来ん事かいな。

▶参院岩手、野党協力を=小沢氏(時事通信/4月12日(金)20時6分配信)
▷オール与党の現状で、社民以外に野党って?

▶進次郎氏、結婚生活は「楽しいだろうな」 森少子化相が婚活ノススメ(産經新聞/4月12日(金)17時12分配信)
▷生活費の心配要らない坊やには、楽しく見えるでしょうなあ。

▶「シー・シェパード」取り締まりの法整備へ 自民、海賊対処法改正など検討(産經新聞/4月12日(金)12時38分配信)
▷「集団的自衛権」持ち出すんじゃ無いだろうな!?

▶原発汚染水漏れ対応強化=専門家委員会を設置―茂木経産相(時事通信/4月12日(金)11時11分配信)
▷「専門家委員会」で対応強化!? 洩れてる穴見つけさせて指突っ込ませれば?

▶首相と橋下氏が一致…改憲発議要件「過半数」に(読売新聞/4月12日(金)10時15分配信)
▷「全国広域連合」と「関西広域連合」の親分同士が握手しやした。

▶共産・志位氏「受けて立つ」 夏の参院選での憲法改正争点化(産經新聞/4月12日(金)7時55分配信)
▷「裏自民」としては、どう演技してみせるか、楽しみ。

▶共産党・志位氏「民主は自民の補完勢力」(産經新聞/4月12日(金)7時55分配信)
▷国民「共産は自民とコインの裏表」

▶拉致被害者救出に自衛隊 特別措置法、超党派協議会で浮上(産經新聞/4月12日(金)7時55分配信)
▷だからあ。自国の領土内で他国の軍隊に活動させる国なんて、日本以外には無いってば。

▶安倍首相、北朝鮮の挑発「許し難いレベル」(読売新聞/4月12日(金)7時4分配信)
▷その前に安倍クン、君の暴走が許し難いレベル、なんだけど。

▶愛国心・ふるさと、「安倍色」再び 教育での扱い焦点 有識者会議が初会合(朝日新聞デジタル/4月12日(金)5時20分配信 )
▷「うちゅくちいくにをとれもりょす」

▶首相と3閣僚がメンバー=NSC有識者会議(時事通信/4月11日(木)22時13分配信)
▷ぎゃはは。首相、官房長官、外相、防衛相が「有識者」だって!? 『有色者』の間違いじゃ?

▶裁判官の報酬減額規定、自民・維新ら改正要求(読売新聞/4月11日(木)20時54分配信)
▷裁判官って法律破る人の事だっけ?

▶「安倍政権は衣の下に鎧を着ている」民主・海江田代表(朝日新聞デジタル/4月11日(木)20時20分配信)
▷「衣」って陣羽織の事?

▶いじめ対策法案を提出=3野党(時事通信/4月11日(木)20時1分配信)
▷対策の対象は小沢一郎ではありません。念のため。

▶「みんなで憲法の教科書読んだら?」維新・橋下共同代表(朝日新聞デジタル/4月11日(木)18時32分配信)
▷君が真っ先にね!

▶96条改正案「いつでも出せる」…参院選前も(読売新聞/4月11日(木)6時4分配信)
▷キタアァァァァァーーーーー!

▶「すべての言葉がぐさっと」AKB・高橋みなみさん、石破氏とリーダー論語る(産經新聞/4月10日(水)19時32分配信)
▷石破総選挙に立候補!

▶中国大使「正常な関係に戻るようお互い努力を」 日中議連が政権交代後初の総会(産經新聞/4月10日(水)18時13分配信)
▷だから尖閣諸島を中国にはよかえさんかい!

▶「進次郎氏、いつか首相に」=自民・石破氏(時事通信/4月9日(火)23時7分配信)
▷「だあいっっ嫌い!一体何してくれたっていうのよ、あのガキが」マツコ・デラックスに一票!

▶雇用安定化に配慮を=労働市場改革で―内閣府検討会(時事通信/4月9日(火)21時26分配信)
▷「正規の首切りで非正規増やし、人件費の圧縮」が雇用安定って意味ですね?

▶安倍首相「国防軍が集団安全保障の責任果たす」(読売新聞/4月9日(火)18時54分配信)
▷もはや麻薬中毒。

▶希少動植物、300種を追加=20年まで段階拡大―環境省(時事通信/4月9日(火)14時50分配信)
▷「国民の生活が第一に働く政治家」

▶除名覚悟という自民議員も…TPP説明会で(読売新聞/4月9日(火)14時10分配信)
▷「除名覚悟」と「除名されても反対を続ける」と言うのとは、違います。

▶公明・山口代表「選挙の争点になるほど熟した議論になってない」 憲法改正(産經新聞/4月9日(火)12時51分配信)
▷「だから後三ヶ月で熟した事にしましょうね」

▶野田聖子総務会長「私はサッチャーになりたかった」 サッチャー元首相死去(産經新聞/4月9日(火)12時48分配信)
▷「ノミ」が「吸血鬼になりたかった」と言ってるみたいなもんか。

▶片山さつき総務政務官「私の将来に展望与えてくれた」 サッチャー氏死去(産經新聞/4月9日(火)11時30分配信)
▷「弱者イジメだけは一生懸命真似てます」





【今週の<新党モフモフの生活>】


     
     維新もみんなも、どんな攻撃も回転レシーブだい



     
     取り敢えず子供達だけでも安全な場所に避難させようよ



     
     あちらにもこちらにも、敵が一杯だにゃあ



     
     団結力は負けないのだ



     
     交代で休んで体力を養おうね



     
     私オザニャンも、ネット選挙に備えます



     
     任しといて! 堀潤ニャンとも対談したいにゃあー



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『飛んで火にいる夏の虫』を絡めとる側、喜んで火の中に飛び込む側、共に多いに自讃する<TPP>

2013-04-12 22:01:06 | 日米関係
アメリカ側は高嗤い。

日本政府は鼻高々。

これは、一体何を意味するのだろうか?

解ってはいても、このように書かないと話にならない。



▶<TPP日米合意>米通商代表部、日本の加入歓迎(毎日/見出し)

>米通商代表部(USTR)のマランティス代表代行は12日、「日本の加入は日米と環太平洋地域に著しい経済的利益をもたらす」と歓迎する声明を発表した。
【毎日新聞/4月13日(土)1時10分配信】



「笑いが止まらない」といった態のアメリカ代表である。

結果は最初から決まっているとは言うものの、米側としても「一部の」反対論が精鋭化する事は懸念していた筈である。

太った豚が、向こうからバーベキュー・グリルに飛び込んで来た。

しかも、得意げに。



▶首相「TPP交渉を主導」…日米事前協議が決着(読売/見出し)

>安倍首相は12日、日本の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に向けた日米間の事前協議で合意し、決着したと発表した。

>安倍首相は、主要閣僚会議で「日米の合意は国益を守るものだ。一日も早く交渉に参加して交渉を主導していきたい」とあいさつした。米政府は日本の参加承認を留保していた豪州、ニュージーランド、カナダ、ペルーから日本政府が同意を得られ次第、米議会に通知する。

>焦点となっていた自動車の関税(乗用車2・5%、トラック25%)については、TPP交渉で認められる最も長い期間をかけて撤廃することで決着した。2012年に発効した米国と韓国の自由貿易協定(FTA)では、乗用車は5年、トラックは10年後に米国が関税を撤廃するが、これを上回る時間をかける。
【読売新聞/4月12日(金)19時45分配信】



最後のパラグラフには、笑ってしまう。

「TPP交渉で認められる最も長い期間をかけて撤廃することで決着」

正に、見事な「日本主導」ぶりである。


『日本が、自らの意志で相手の嫌がる事を最大限に棚上げし、自ら「渇望して」持てる富みを総て「自発的に」差し出す事』を主導している訳だ。



▶TPP、日米事前協議が決着…かんぽ新事業凍結(読売/見出し)

>日本政府は同日夕から関係閣僚会議を開き、合意事項を確認したうえで安倍首相が今後の交渉方針を指示する。

>国交省は、輸入車の認証手続きを簡略化する「輸入自動車特別取扱制度」の対象を、従来の2000台以下から5000台以下に引き上げる。金融庁は、米国側の関心が特に強いがん保険について、かんぽ生命から新規事業申請があっても認可しないこととする。
【読売新聞/4月12日(金)14時45分配信】



「米国車は(売れるかどうかは別として)輸入の「障壁」を無くします」

「その代わり、米国保険業界の為に『かんぽ生命のがん保険導入』は認可しません」

この様に、それぞれ相手の求める事と自分の求める事をやり取りする事を、バーター取引と言う。

あれっ?

相手の求める事とは、日本が米国の要求を受け入れる事、です。

自分が求める事とは、自分から相手の要求に合わせて自分達の首を締める事、です。

あっ、あってる。

もっと分り易く言うと、以下の通り。



▶TPP、危うい国益 日本、合意急ぎ米要求のむ 米国、「すべて関税ゼロ」狙う(朝日/見出し)

>7月の交渉参加を目指す安倍政権は合意を急ぎ、焦点の自動車など多くの分野で米側に譲歩。高い「入場料」を払わされることになる日本にとって、交渉に参加する意義はかすんでいる。

>「日本の国益はしっかりと守られている。しかし本番はこれからだ」

>TPP交渉参加にかじを切った日米首脳会談から、ちょうど50日目。安倍晋三首相は12日夕、事前協議の合意を受け、首相官邸で記者団に胸を張った。

>交渉参加には米国の承認が必要になる。……
【朝日新聞/4月13日(土)5時20分配信】



いやはや、大笑いとはこの事。

あの(!)朝日が、まともな事書いてるではないか。


「高い『入場料』を払わされることになる」

入場したら、あらゆる経費はこちら持ち。


これこそ正しく「鴨がネギをしょって、シラタキも焼き豆腐も以て、鍋に入って」やって来る現象であります。

いやはや、現実に有るんだねえ、こんな嘘みたいな事が。

総ての関税ゼロを目指すアメリカ側の、自動車関税は可能な限り先延ばし。


日本主導だそうだ。




▶日本、自動車・保険市場アクセスへの懸念対処同意=米USTR(ロイター/見出し)

>米通商代表部(USTR)のマランティス代表代行は12日、日本が自国の自動車や保険市場へのアクセスに対する米側の懸念に対処する「行動と合意の強力なパッケージ」に同意したとの認識を示した。
【ロイター/4月12日(金)23時40分配信】


総ては、この一言に尽きる。

「日本が自国の自動車や保険市場へのアクセスに対する米側の懸念に対処する<行動と合意の強力なパッケージ>に同意した」



我らが日本国総理大臣「安倍晋三」閣下である。

その次の総理と約束されている、麻生太郎金融大臣も負けては居ない。



▶かんぽ新商品、麻生大臣“数年間は認可せず”(JNN/タイトル)

>麻生金融担当大臣は、かんぽ生命による新たな保険商品の販売を今後数年間、認可しない考えを明らかにしました。

>「郵政民営化法とか保険業法の枠組みの中で、保険会社との適切な競争関係とか業務遂行体制を審査することになっている」(麻生太郎金融担当大臣)

>麻生大臣は記者会見でこのように述べたうえで、かんぽ生命ががん保険などの新たな商品の認可を申請した場合でも、他の保険会社との間で適切な競争関係が確立されたと判断できるまでは認可しない考えを明らかにしました。

>その上で、こうした審査には数年間かかると指摘しています。

>TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の事前交渉で、アメリカ政府はかんぽ生命の業務拡大を認可しないよう求めていますが、麻生大臣は「直接関係ない」と述べるにとどめています。
【JNNニュース/4月12日(金)14時40分配信】



凄まじい。

ここまで「開けっぴろげ」な悪徳政治は、もはや感心するのみ。

自国の企業の事業を停止させて、外国の企業に利益を与える為に門戸を開放する。

数年凍結。

その後、審査に更に数年。

お見事!

安倍内閣って、アメリカ合衆国政府の下請け組織で有る事を、世界に向けて高らかに宣言した。


これまでの自民党政権も、米国の利益代表であったことに変わりはない。

しかし、もう少し上っ面を取り繕って、売国行為は「こそこそ」やっていた物だ。

一部の限られた国民は知っていても、どうする事も出来ないで、殆どの国民には何も知らされないまま、国民が築いた富みが、「そっと」アメリカに渡されていた。


それが、当然だろう。

政治家は「国民の代表」なのだ。

国民の利益を裏切って、外国に有利になる様に働くなんて事は、やはり「ヤバい事」だって事くらい、理解していた。


所が。

安倍晋三クン。

いやまあ、見上げた開き直りぶりでは有る。


米国自動車産業界は、まず25ヤードのゲインと言う所か。

これから「一気呵成」に攻め込んで来るだろう。

性能が良く、デザインも抜群なアメ車が売れないのは、日本の敵対的規制のせいである!

日本の車を、総て「左ハンドル」にしろ。

日本全国「右側通行」にしろ。

メートル法を止めて、メーター類は総てマイル表示にしろ。

アメ車を、税法上は軽自動車扱いにしろ。

アメ車の保険料が高すぎる、特別優遇措置を採れ。

道路標示も総て、英語表記にしろ。。。。。



さあ、後に続くは生保に、損保に、医療保険に、銀行に、金融に、薬品事業に、医療行為に、化学薬品に、加工食品に、生鮮食品にと、際限なく控えている。

自動車が譲った。

後の分野を譲らなければ、ISDI条約で提訴する。

これまで遡って「被害を受けた」相当分数兆円ずつ、夫々の企業に罰金を支払い、さらに言い分通りに市場を明け渡せねばならない。

そうなると、各業種各企業に専門分野の弁護士が大挙して求められる。

日本国内でアメリカの弁護士が営業出来ないのは、協約いはんである。

米国の弁護士資格を、日本国内で正式採用せよ。

司法試験など廃止。

法曹界を目指す者は、もれなく米国留学して資格を取得すべし。

いっそ、日本語を廃止して英語を国語として採用せよ。。。。



特許制度も変更。

知的所有権の制度も変更。

従業員にはボーナス制度など廃止。

米国のユニオン加盟者以外は、首切り時自由。



ええーっと。

こんな事で、遊んでいる暇はないのだった。


今、このブログを書いている最中に「淡路島」で、震度6弱の地震で近畿地方が揺れている。

そして、相変わらず福島第一原発の「汚染水漏水」事故を始め、国内の原発事故の汚染被害は止まる事を知らぬ有様である。

特に、汚染水の貯蔵施設のばか騒ぎは、「ガキの使い」そのものとしか言いようの無い対応のお粗末ぶりである。



▶汚染水「漏れたら直ちにタンクへ」 東電、計画時に説明(朝日/見出し)

>東電は、昨年夏に開かれた国の専門家会合で地下貯水槽の建設計画を示した際、漏れたら「直ちにすべての汚染水をタンクに移す」と説明していたことが分かった。

>実際は発覚後にタンクの手配を検討し、いまだ汚染水の移送を始められていない。

>旧原子力安全・保安院は昨年8月、福島第一原発の安全性をチェックするため専門家による意見聴取会を開いた。この場で、委員から地下貯水槽の遮水シートが破れた場合の対応を問われ、東電の担当者は「実は空のタンクを用意しておいて、検知した瞬間に、すべてそちらに移送するという計画」と説明。保安院は計画を了承していた。
【朝日新聞/4月12日(金)21時56分配信】



今回洩れ出した汚染水の線量が「1万bq/cc」だと言う発表である。

何?

これまでの線量発表は、「1㎥」当たりであった筈。

その表示を行えば、1億bq/㎥になる。

なんと言う卑劣なやり方だろう。

数字が上がれば、平気で単位を変える。

これが、原子力マフィアのやり口である。


そして、原子力マフィアの総元締は「自民党政権」であるのだ。



古来より、内憂外患という言葉が有る。

内に有っては問題山積み、外部からは攻められる。

正に、今の日本国民は絵に描いた様な「内憂外患」に見回れている。



国土は汚染され、国民は被曝が続く。

そして、TPPなる天からの贈り物で、社会制度も経済基盤も、根こそぎ奪われる危機に直面しているのだ。



▶セシウム内部被曝は1%…事故1年以降、大幅減(読売/見出し)

>東京電力福島第一原発事故を受け、東大の早野龍五教授(物理学)のグループが、住民3万人以上を対象に放射性セシウムの内部被曝(ひばく)量を調べたところ、事故から1年以降は、検出された人が全体の1%しかいなかったことが分かった。

>調査は、福島県郡山市やいわき市、福島市などに住む4~93歳の住民のべ約3万2000人が対象。

>原発事故後の2011年10月から約1年間、体内に取り込まれた放射性物質を測定する「ホールボディーカウンター」を使い、内部被曝量を調べた。その結果、11年10月~12年2月は、住民の12%(小児は7・7%)から放射性セシウムが検出されたが、12年3月~11月は1%(同0・09%)だった。
【読売新聞/4月11日(木)0時3分配信】


これとて、一人5分の検査という。

しかも、検査器の設定が「300bq/体」で有るそうな。

と言う事は、300未満の線量は総て「ゼロ」と計測される訳だ。

しかも、多々tの5分間の測定。



あくまでも、被曝は無い事にしたい。

核爆発自体を、無かった事にしたいのが、見え見えである。



内憂外患。

前門の虎、後門の狼。

その「内」も「外」も、「虎」も「狼」も、共に同胞の仕業である。

言い換えるならば、我々国民が選んだ「代議」の議員達に依る政府が、我々国民を貪り喰っている。

何とも可笑しげな現象である。

国会議員が、首長達が、選挙民を、その家族を、つまり同胞たる国民を、食い物にしている社会など、ホラーSF映画そのものだ。

しかし、フィクションではない。

その現実とともに、我々国民は生きて行く事を、強いられている。


どうしても不思議な事が有る。

こんな酷い扱いを受けている「日本国民」が、暴動を起こさない。

それどころか、選挙の度に「同じ彼等」の仲間を当選させる。


おしまいだ、オシマイダ。



今夜のブログは、支離滅裂になってしまった。

日本の社会自体が「支離滅裂」なのだから、お許し願おう。






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「絶対平和という共同幻想を植え付けた元凶である憲法」(維新の会)という『幻想』を打ち砕け!

2013-04-09 21:15:58 | 政治と社会
「憲法は、過半数でコロコロ変える様な物では有りません」(谷岡緑の風共同代表)


「憲法九十六条」を変える事が好ましい : 28%
「憲法九十六条」を変える事は好ましくない : 23%
「憲法九十六条」を帰る事 : どちらとも言えない : 46%



安倍晋三の持論であった「平和憲法」の改悪が、俄に現実味を帯びて来た。

維新の会は「平和」を幻想と切って捨て、憲法改悪を党の基本政策として、その立ち位置を明確にした。

みんなの党も「憲法改悪は公約です」から反対では無い。
「ただ優先順位が違う」等と、布石を打った上で、幹事長が流れに乗り遅れまいと言う態度を明確にした。

新党改革も「憲法を変える事は必要」と、みんなの党と同じ言い訳で「先にやる事が有る」と言いつつも、同じ船に乗る事を明言した。

公明党だけは、「未だ憲法を変える事が争点になる所までは、言っていない」と、連立与党に留まれる様に、明確な反対はしない。


しかも、<国家の思想>を、<国家の骨格>を、<国民が目指す哲学>を、全国民で共有し、未来の子孫達に受け伝え、世界に訴える神聖にして不可侵なる『憲法』の、新構想を掲げて「改正」を問うのでは無く、先ず「改正の条件」を先に「変える事が前提」の基準に変えようと言う、前代未聞で言語道断の強硬手段に訴えようと言う姿勢は、一体何処から来た物なのか。


戦中派議員が去り、戦後派ばかりになってしまった「二世」「三世」議員ばかりになって、国民全員が身にしみて感じた「平和への渇望」と「戦争への忌避」が、精神の中に全く存在しない世代が勝手に暴走し始めた。

戦争に突っ走った過去の「反省」と、実際に体験した悲惨さへの「嫌悪感」、そこから導かれた平和への「渇望」を、息子や孫達にちゃんと伝えて来なかった戦中派の責任は大きい。

とは言うものの、『絶対的平和』を偉大なる幻想としか捉えられない、精神的に大切な物を持ち合わせていない「欠陥人間」が、これだけ多くなってしまったことは、憂慮などの言葉では表せない程の「国民精神」の危機である。


人格は顔に表れる。

人間、四十を過ぎたら、顔に責任を持て。

そこで、憲法の改悪を言い募る輩の表情を見ていると、やはり「真っ当な人間」とは言い難い物が透けて見える。


安倍晋三。

石破茂。

石原慎太郎。

橋下徹。

松井一郎。

渡辺喜美。

江田憲司。

舛添要一。


どちら様も大変なご一党さんで。

見るからに悪党面。

あるいは、一見柔和に見えるその裏側に透けて見えるイヤラシさ。


こんな事を書くと、「貴方は外見で人を判断するのか」という批判が来る。

しかし、善人には無い「アクドさ」が必ず現れているものです。



私は、個人的に長い間「性善説」で生きて来た。

そして晩節を迎え、世の中そんな物ではない事を、やっと悟に至ったのです。

悲しい事に。

やはりこの世には「善」と「悪」とが存在する。

人類史上あらゆる民族の宗教に、善悪の対立が有る。

「神」と「悪魔」

「光」と「闇」

「善」と「悪」

この二元論は、通常一神教と呼ばれる宗教に於いて、際立っている。

神がこの世界を作った。

その「造物主」の光り輝く楽園を羨む「闇の世界の支配者」が、楽園を奪わんと進出して神の軍勢に叩き伏せられる。

その叩き潰された『悪の化身の破片が「物質」となり、この現実の世界を作った』という、神の世界の光に対比して現世を闇の世界で穢れたもの、とする「ゾロアスター教」「マニ教」以来、その『二元論』は、ユダヤ教からキリスト教、更にはイスラムにまで連綿と受け伝えられて来た。


仏教だけは、仏が造物主ではなく、従って閻魔様も単に「地獄の番人」貳過ぎない点で違っているが、いずれにしても神話の時代から<善>と<悪>とは併存していたのだ。

ましてや、たかが人間である。

善人だけが居るなど、やはりあり得なかった。


一般的には、悪人はひっそりと身を顰めて居るものだ。

あるいは、善人面して身を偽って生きている。

支配者は、善人を標榜し、人民の指導者にして良き家父長である支配者は、絶対善で有るべきなのだ。

陰では、いかなる不埒な事をやっていようと、表向きはあくまで民衆を救う、民衆の為に、支配者で居る事を演じていた物だ。



しかるに、現代の日本に有って、支配者は「良きリーダー」である仮面を取り去った。


この「憲法改悪」思想は、あくまでアメリカの世界戦略の一環として、位置づけられるべき物である事は、疑いの余地は無い。

アメリカの国内は、財政的に瀬戸際に追い込まれている。

外国の秩序の維持の為に、アメリカの若者を戦争に送る必要は無い、と言う考え方が国民の主流となっている。

ベトナム、カンボジア、中東、中南米、アフガニスタン、パキスタン、イラク、再度アフガニスタン、そして今シリアと打ち続く終わりの無い戦争状態に、軍部にも厭戦気分が広がっている。

復員軍人の精神的トラブルはいや増すに増して、自殺者も後を絶たない。

そんな現状に有って、戦争立国アメリカとしては産軍複合体の存続の為に、そしてその産軍学の経済構造に則って巨万の利を貪る「コングロマリット」の利益確保の為に、戦争は欠かせない。

その、物資的人的困難の両面を負担させうるのが、我らがニッポンなのだ。


TPPに何が何でも引きずり込んで、「日本的なるもの」の制度をすべて打ち崩し、そこにアメリカの制度を嵌め込む事によって利益をすい尽くす。

10年後、20年後に日本と言う国が存在しているかどうか、そんな事はどうでも良い。

とにかく、ここ10年くらいで日本の肉と血とを、総てすい尽くしてアメリカの再建に当てよう。

その間に、日本の軍隊を世界中の隅々まで派兵する事を日常化させる為にも、日本人を兵士として戦場に送り、アメリカ軍の代替えをやらせる為にも、「平和憲法」は邪魔以外の何物でもない。


今まで、サンフランシスコ条約以来連綿と続いて来た、日本の対米隷属姿勢をより明確化させて、間接支配ではなく直接支配を可能にする為にも、対日戦後政策の最大の過ちであった「平和憲法」の撤廃は至上課題であったのだ。

日本側も、立法も行政も司法も、いちいちアメリカにお伺いを立て、その後日本の側から率先してアメリカの意思を「忖度」して、アメリカの利益が日本の国益と言う発想で統治して来た。

その姿勢をより明確にし、率先して対米隷属姿勢の強力な行動を行う為にも、平和憲法の破棄は悲願であった。

それにしても「昭和の時代」は、憲法の改悪を言い出す事は、日本国内に有って心理的に「タブー視」されて来た。

戦争への拒否感が、世代に根付いていたからである。


その時代は、過ぎ去った。


身の丈に有った経営を変えなかった先代が逝き、創設期の苦労を知らない二代目が、跳ねっ返りで「カッコ付け」始めたのだ。

その時代が来た。

アメリカにとっても、日本にとっても、願っても無い時代となった。


TPPで富みを捧げる。

平和憲法の破棄で、人的資源を捧げる。

原発推進で、核兵器の原料を捧げる。


強いられてではなく。

自らの意志で、自ら願い出て。

宗主国に取って、こんなに都合の良い植民地など、歴史上他に類を見ない有り難い民族だ。



それにしても、不思議でならない事が有る。


宗主国アメリカに取っては、日本から搾り取れるだけ搾り取って、日本の国土に人も物も金も、一切絞れる分が無くなったとしたら、それで用済みで良い訳だ。

しかし。

ご主人様に変わって率先して植民地政策を自らに課している、日本側の政治家と官僚達は、国民が絞り尽くされて、制度が根本から破壊されて、物心ともに資本が一切消滅してしまったとしたら、一体どうするつもりなんだろうか。

今は、自分達も「植民地の代官」として、甘い汁を吸ってるから良いだろう。

しかし、汁が一滴も無くなった時、汁を産み出す国民が力つきた時、彼等はどうするつもりなんだろう。

勿論、今この時代官である輩は、その頃は既に現役では無いかもしれない。

そして、老後をパラダイスで過ごせるだけの蓄財を為しているのかもしれない。

でも、シロアリにだって「次の世代」は居るだろうに。

今の現役シロアリは、自分達だけが良いメを見れば、それで良いんだろうか。



いずれにせよ、抑圧されて搾取されて、生きさせられている。

死ぬ程働かされて、すべてを外国に吸い上げられる。

その間、国土は駐留軍に提供し、首都の上空の管制権は無く、化学薬品まみれの毒を喰わされ、放射能を被爆させられ、それを「知らされずに」生かされ続ける。

その事に異議を唱えると、警察権力が冤罪を仕組み、検察権力が証拠を捏造して起訴し、判事が法に規定されない「想像」で予定通りに有罪にする。

その間、マスコミが狂った様にネガティヴ・キャンペーンを張って、警検判の提灯持ちを続ける。

なんてこった。

ウンザリしないのか。

なんで、拳を振り上げないのだ。


「憲法改正が良いか悪いか」どちらとも言えない、と堪える半数の日本人よ。

何の為に、誰の為に生きているのか、考えてみた事が有るのか。



拙ブログで、事有るごとに繰り返して来た。

「戦争を永久に放棄する」という、崇高な精神を何故理かい出来ないのか。

原生動物以外で、交配によって種を維持する発達した生き物の中で、捕食目的以外に同種で殺し合うのは一部の例外を除いて『ヒト』だけである。

そんな、殺し合う事が原点である「人類」に於いて、自ら殺す事を放棄する事を「国是」とした例は、人類史上他に無い。

たとえGHQが主導して作らせたられた「憲法」とはいえ、そこには携わった当時の同胞達の、瀬戸際の駆け引きが有ってのこの憲法である。

敢えて言えば「天皇制」すら残せたでは無いか。

決して、何から何まで押し付けられた憲法では、無い。

「絶対の平和」を願う。

人類史上、唯一無二の試みで、人間の至高の精神の尊厳の表現である。

『戦争は、これを永遠に放棄する』


主立った化学産業と工業に取って、軍需産業は多かれ少なかれだ蹴られない分野として存在する。

あらゆる分野のハイテクの象徴である。

納入先が、敢えて言えば金に糸目をつけない、製造側から言えば垂涎の分野である。

製造する事は、即売れる事が決まっている、夢の様な商売である。

財界は、やりたいだろうさ。

そして、兵器は製造すれば消費されなければならない。

何故なら、旬製品が出回った時点で、それは最先端とは言えなくなるからだ。

常に、新型の、より高性能な、より殺傷力の高い製品が、求められる。

つまり、メーカーに取って終わり無き稼ぎ頭である。

しからば、世に送り出した兵器は、消費されなければならない。

幾ら新型製品が世に出ようと、旧型が市場にだぶついている限り、売れないのだから。

そこで、定期的な棚卸しと、在庫調整、そして新たな発注をする為にも、戦争は欠かせない。

その経済サイクルが、国家の基本となっている国が、世界最強の軍事力を持つ「アメリカ合衆国」である。


そんな国の植民地と言う立場に有る以上、そんな宗主国のよって立つ経済システムの歯車に組み込まれている限り、彼等の意向に逆らう訳にはいかない。

それが現実。


そんな現実である以上、そろそろ「ハッキリ認める」必要が有るのではなかろうか。

独立国の幻想を与えられて、その実主権すら無い。

「名ばかり管理職」みたいなファーストフード・チェーンの店長はやめよう。

主権国家の国民と言う空手形に立脚して、その実奴隷の地位に要る事を隠蔽され多状態で生きて行くのは、そろそろ止めよう。


国連の議席は放棄すれば良い。

アメリカ合衆国に、日本は「アメリカ合衆国の植民地」である事を、正式に世界に向けて宣言してもらおうじゃないか。

植民地人である事が明確に示されれば、我々も無駄な事はやらない。

国連負担金だって、払わずに済めば儲け物。

正式な植民地であれば、災害時には宗主国が救済する義務を負う。

『友達作戦』などと尤もらしい名前をつけて、580億円もの請求書を送りつけられる事も、無い訳だ。

「思いやり予算」など、負担しなくとも済む。

租税も、予算編成も、その執行も全部宗主国にやってもらえば良い。

どうせ、住民の為に使われる額など、今までと変わるまい。

中間で、散々盗み喰いをし放題だった「シロアリ」共のエサの分が、彼等に回らなくなる程度の被害しか有るまい。



安倍晋三クン。

貴殿の姿勢を『諾』としよう。

TPP参加も、平和憲法の放棄も、国軍創設と徴兵制の復活も、原発推進も、フクイチの被曝を国民に強いる事も、瓦礫処理の拡散によって被爆汚染を希釈する事も、秘密保護法も、国民の番号制度も、総て「良し」としよう。

だから、お願いだ。

もう、国民を「国民」などと呼んで騙し続けないで欲しい。

さっさと「米国の植民地」である事を日米双方で世界に向かって宣言して欲しい。


それならば、祖国を持たぬ根無し草としては、ここまで日本の将来の為に一喜一憂する事も無く、ゆっくり眠れると言う物だ。




しばらく、ゆっくりと睡眠をとり体力を整えた暁には、我々は蜂起するだろう。

独立主権国家という幻想を新J込まされているからこそ、「お上に逆らう」事など考えもしない人々も、植民地の奴隷で有る事を肝に命じさせられたら、行動は変わって来る。

植民地の新聞テレビなど、即座に信じたりもしなくなるだろう。

反権力の精神が、芽生える事だろう。

そして、密かに力を蓄え、密かに連絡を取り合って、いつの日か「独立を勝ち取る為に」立ち上がるだろう。


日本は、「これまで植民地にされた事が無かった」と、思い込まされて来た。

だからこそ、自惚れて第三世界を見下して、偉そうな態度で肩で風を切って世界を歩いて来た。

支配者から見たら、お笑いぐさであった事だろう。

「対日年次要望書」などと言う『命令書』を毎年送りつけながら、表向きは「同盟国」呼ばわりして、住民が実態に気がつかない様に配慮されて来た。

豚もおだてりゃ木に登る。

舞い上がって、大義なきイラク戦争に大金を出し、ご主人様のパトロン面して来たのだ。

お陰で、国民達は良い様に洗脳され、使い勝手の良い駒として大量生産されて来た。



立ち上がる為に。

我々は「植民地人」貳過ぎなかった事を、実感しよう。

ひとたび、これまでに於かれていた立場を理解すれば「沈黙の羊の群れ」は「勤王攘夷派」としての行動様式を、思い出すに違いない。


安倍クンのお陰で。

石原クンのお陰で。

橋下クンのお陰で。


我々は、やっと覚醒する事が出来る機会を得る事になる。


「絶対の平和」を共同幻想と言い捨てた「日本維新の怪」の方々に、御礼申し上げる。

「平和憲法」こそが、日本を堕落させたと言い放って恥じない。

そのような「橋下徹」や「石原慎太郎」なる精神的不具者を、国政に送り込む事となる社会の腐敗こそが、日本の堕落の現れである事を、肝に命じて認識しなければならない。


皆さん。

我々日本人は、シロアリに間接統治されているアメリカの植民地の奴隷なのですよ!!

せめて「奴隷状態」から脱して、国民の命と財産の安寧を防ぎ止めている、強大な堤防を崩壊させうる一穴を穿てる「蟻」にまでは、成長しようと思いませんか!?







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竹中平蔵先生は、希代の優れた経済学者だ。そして、彼の学問が国を滅ぼす。。。

2013-04-08 18:39:48 | 政治と社会
竹中平蔵なる「経済学者」は、やはり突出した優れた経済学者なんだと、改めて実感した。


惜しむらくは、経済「学」はあくまで学問であり、書物の中だけで理論を展開し、成果を考証して評価するべき物であり、学問はあくまで学問。

実社会には、全く適応出来ないと言う事を、はっきりと理解した上で「学を為す」べきである。

学者が「学問的理論」を振りかざして『政治』に口を出すと、直ちに悲惨な事になる。

『マルクス』や『エンゲルス』が、実生活を幸せにしたかを、問うまでもなく。



▶空港・地下鉄運営売却で数十兆円 「埋蔵金」竹中氏提言(朝日/見出し)

>竹中平蔵 「既得権益が物凄く抵抗しますが水道事業を民営化すべきです。」

>空港や地下鉄の運営を民間に任せれば、数十兆円規模の「埋蔵金」を掘り出せる――。

>政府の成長戦略を話し合う産業競争力会議の3日の会合に、民間議員として出席した竹中平蔵・慶大教授はこんな見通しを示した。公的施設などの民営化を急ぐべきだとの提言だ。

>競争力会議の試算では、空港や高速道路、上下水道といった公的な資産の総額は約185兆円。負債を差し引いても約100兆円の価値がある。こうしたインフラなどの「運営権」を売却すれば、「最低でも数十兆円になる」(竹中教授)という。

>会議では、運営権の売却で得たお金を、古くなった道路やトンネルを直す費用に回す案も出た。

>空港など社会インフラの運営を民間企業にまかせれば、収益を上げる効率経営につながる可能性がある。ただし、
もうからない部門の切り捨てにつながるおそれも指摘されており、どの程度まで踏み込むべきかについても今後、議論する。
【朝日新聞/4月4日5時25分】




全く、非の打ち所がない『正論』である。


そのような「理論」を声高にヒケラカして恥じない所が、この御仁の可哀想なまでに優秀な所である。


学問は、実生活を営む実社会には、適応出来ない。

社会を動かすのは「政治」であって、決して「学問」では無い。

そして、政治には「公共性」「公益性」「福祉性」更には「友愛精神」や「共生の精神」などが不可欠な要素として、絡んで来る。

であるからこそ、利益の出る筈が無い「公共事業」が必要であり、存在しているのだ。


>公的な資産の総額は約185兆円。負債を差し引いても約100兆円の価値がある。こうしたインフラなどの「運営権」を売却すれば、「最低でも数十兆円になる」


公的資産の売却益が「埋蔵金」であると言う、見事な欺瞞を平然と口に出来る所が、竹中平蔵の「経済学者」としての所以であろう。

100兆円で売却されるとして、それらを買い取る「民間企業」は『利益』を得る事を前提に、それらを購入する訳である。

赤字を垂れ流す様な公共サービスの事業から、黒字に転換させて利益を上げ続ける様にするには、どうするのか。

当然「公共」の部分が存在しなくなる、と言う事を意味する。


当地フランスは、81年のフランソワ・ミッテランに依る「社会党政権」の成立で、多くの大企業を国有化した。

4大銀行を中軸として。

つまり、民間企業が得ている利益を、国民の利益にしようという発想である。

竹中平蔵に代表される「新自由主義経済」の求める方向と、全く逆の発想である。

株主には、相当額の国債を渡す事で国有化された銀行は、その後の保革逆転で「再民営化」されてしまう。

更に追い討ちをかける様に、その後の保守政権は「郵便事業」や「電気」「ガス」なども、次々と民営化して行った。

その政策は、実は巧く行ったのです。

郵便局など、窓口の行列が延々と続き、ものすごい時間がかかっていた物が、民営化(公社化)されて以来、サービスの内容がめっきりと良くなった。

郵貯や送金などの金融サービスのカウンターだけ別にして、窓口を無くし、幾つかの独りの職員が担当するカウンターを儲けて、手のあいている職員が複数の分野の仕事「不在で局に戻された書留郵便の受け取り」や「簡易小包の受領」等を掛け持ちして、並ぶお客に向こうから声をかけて来て、並ばなくても済む事柄(受け取りに来た書留や小包などの手渡しなど)を優先的にやってくれるなど、以前の国営事業の時代には考えられない有能ぶりを見せている。

切手は総て「シール」タイプとなり、10枚ないし2枚のシールで、均一料金先払いタイプの小包パッケージも各サイズ取り揃え、総てセルフサービス。

昔のフランスの郵便局で費やした時間の数分の一で済んでしまう。

やれば出来るじゃないか、と言った所。

これは、いわゆる「公共サービス」の担当者の質が極めて低い、フランスならではの思いがけない好結果であったと、言うべきだろう。


電気もガスも、ごく最近公社化されて国営事業の手を離れた。

しかも「送電分離」による別会社となった。

更に、ガス公社と電力公社とが相互サービスを認められ、最近「フランス・ガス」が電力供給を始めて、消費者に電気ガス合わせての契約を、プロポーズしている。

結果として、どちらが安上がりになるのか、未だ判然としない状態である。



しかし、鉄道は絶対民営化しない。

フランス国鉄は、赤字の垂れ流しである。

それでも、民営化しない。

何故なら、民間会社に経営させるとすれば、絶対に赤字路線の撤廃が急激に進むからである。

現実問題として、フランス国鉄は地方のローカル路線の撤廃を進めて来た。

それでも、都市部の近郊線など経営的には成り立たない程であるが、都市部の郊外線は住民の日常生活に取って、不可欠な存在である以上、そのサービスは公共の利益に取って、持って換えられる物は無い。


水は、南フランスに「リヨネーズ・デ・ゾー(リヨン水道会社)」という民間企業の権利を買い取って、全国的に国営で給水サービスを提供している。

日本の水道と違って、塩素殺菌は早い段階で止めて、クロレラや各種バイオ技術で殺菌消毒して居り、非常に高品質な水道水を提供している。


つまり、「足」と「水」とは、財政困難な国が手放さない訳である。

何故なら、民営化して「質を落としてはならない」分野だと、認識しているからであろう。



行政は、政治が規定する。

政治は、社会を構成する「市民」の生活の安全の確保とその発展の為に機能する事が、求められる。

その為には、経済効率などとは相反する発想が必要となる場面が、多くなる。

そこに「経済学」の入り込む余地は、無くなるべきなのだ。



行政は、政治である。

そして、政治は経済学なのか?


確かに、利益を生まない公共サービス事業を、維持し続ける事は経済学から言えば、間違いであろう。

そのような「利益を生まない」公共サービス事業を厄介払いして、更に「利益を生む」サービスも高値で売れれば、経済学から言えば正解である。




▶竹中平蔵、アベノミクスを語る(東洋経済/見出し)

> ──規制改革では、労働市場改革にどこまで踏み込むかも注目されています。

>国が抱えており、民間にやらせていない部分を解き放つことがすごく重要だ。たとえば、(一時休業などをした企業に賃金の一部を支給する)雇用調整助成金。本来なら、職業訓練を受けて、新しい職場に移って、経済成長していく分野にリソースを振り向けていくべきなのに、政府が補助金を出して抱え込んでいる。解雇規制も変えるべきだ。解雇規制を変えるというと、労働者をどんどんクビにしていいのか、という極端な議論をする人があるが、これは趣旨を歪めている。
【東洋経済オンライン/4月6日(土)6時5分配信】



経済学の観点から言えば、理論的には全くその通りなのだろう。

>レイオフされている労働者を、成長分野に振り向ける

とは言うが、実社会に於いて幾ら成長分野と言えど、それほど簡単に雇用が保証されるのか。

労働者本人の生活圏に、そのような企業が存在しているのならまだしも、他の地方に引っ越しを強制するとでも言うのだろうか。

労働者とて、生きた人間である。

家族も有れば、地域社会との切り離せない関係も有ろう。


「リソース」などと英語で言う、その一事に於いて、既に労働者を「部品」並みの見方しかしていない事の証である。


マーガレット・サチャーは、48分野の国営事業を民営化した。

英国病は治癒へ向かい、通貨は世界屈指の安定した通貨と見なされるに至った。

しかし、その反動で社会保障はミニマムまで縮小した。

物価は跳ね上がり、所得は増えなかった。

いまや、庶民はロンドンには住めない。

何故なら、平均的マンションの家賃が、平均的労働者の所得を上回っているからである。

庶民は郊外に暮らし、ロンドンに通勤して来て、昼食はサンドイッチ・スタンドでのテイクアウトである。

何の変哲も無いレストランで食事をしても、パリなら一つ星のレストラン並の値段がする。

大衆食堂なみのレストランでの「日替わり定食」ですら、毎日の事となると庶民の収入では無理なのだ。


そして、いざ体の具合を悪くすると。病院の予約が4ヶ月先まで一杯で、5ヶ月先でないと取れないなどと言う、笑えない喜劇すら起こっている。

富裕層は「個人クリニック」に行けば、直ぐ察て貰える。

しかし、医療保険の効かないクリニックに、庶民は通えない。



階級社会であるヨーロッパは、それでも庶民は「そんな物だ」と達観しているのだろう。

しかも、階級社会での「庶民」の教養レベルは信じられない程低く、勿論ハイレベルの教育も受けられない、受ける気もない、以上国営企業に就職出来たら「親方ユニオンジャック」で、仕事などさぼり放題。

そんな環境に於いて「揺りかごから墓場まで」の手厚い社会保障が、複合的に大不況をもたらした事を考えると、サッチャーの「小さな政府」による行政サービスの切り離しによっての経済復興は、正解だったのだろう。



しかし、そのような「西欧型」経済政策をそのまま日本に導入する事には、大きな過ちが有ると信じる。


日本人社会は、これまで「共同体意識」でつながった、上下の階級意識の少ない社会であった。

庶民も教育のレベルが高く、各人が「社会的存在」としての感覚を持ち、社会の一員としての行動がとれる、欧米とは違う社会構造が成立していた。

そこでは、不況や経済的困難に落ち入った時に、全員が一丸となって努力して、苦境を脱出する感覚が存在する。

収入が減らされ、労働時間が増えて、労働条件も厳しくなっても、苦境を乗り越える為なら、欧米の様に暴走など起こさない。


そんな社会で、行政を司る政治が、そんな国民性を悪利用して「経済効率」にのみ軸足を移すと、どうなるか。

今現在、まさしく日本が落ち入って居る状況となるのだ。

大企業は、生産拠点を海外に平気で移す。

正規社員の割合をどんどん減らし、非正規社員に切り替える。

非正規社員は「部品」扱いされ、業績次第である日突然契約を解除されて、文句も言えない。

そのような不当な解雇を、誰も救済しようとしない。

そして、経済指数は少数派でしかない「正規社員」の所得と労働条件とだけで、表される。

突然の解雇で収入が無くなり、家賃が払い続けられず、住居を失う。

住所が無ければ、求人に応募出来ない。

新しく住居を得ようとすると、収入証明が無いと借りられない。

かくて、本人のせいではないにも関わらず、社会から脱落して行かざるを得なくなる。


そんな状況が、今の日本社会である。

そのような「国民を不幸にする社会」は、政治の貧困が産み出す物であり、政治に「経済学」が入り込んだ結果である。


赤字を続けても、公共サービスの事業は死守する。

その維持の為には「何を為差無ければならないか」を考え出すのが『政治』である筈だ。


過疎化で住民は少なくなる一方。

何の産業も無く、税収は増々先細り。

そんな中で「原発誘致」による独餌に飛びつくしか脳の無い、首長と地方議員達。

そこには、発想の転換も無ければ、新たな発想を持つフレッシュな階層を登用する仕組みも無い。

分不相応なコンサートホールを建て、美術館を作り、悪魔の補助金は過疎地の問題を根本から解決する為には、全く用いられないまま、一部首長や政治家の身内だけが肥え太る。

そんな地方自治を産み出して来たのも、国の視線が「国民」の方を向いていないせいで有り、官民一体となって庶民を食い物にして来た結果である。


そんな、政治と民間大企業との癒着が、竹中平蔵と言う一人の優れた経済学者の「誘導」でもたらされた『新自由主義』を信奉する競争社会を、産み出したのである。


その『竹中平蔵』教授をブレーンに大活躍をする地方首長の筆頭が、橋下徹大阪市長である。



▶大阪市営地下鉄民営化に透ける維新の会と関西財界の利権の構図(サイゾー/見出し)

>2月15日、大阪市の橋下徹市長(日本維新の会代表)は市議会に、同市交通局が運営する市営バスと市営地下鉄を民営化する条例案を提出した。

>なぜか京阪圏以外では詳しく報道されていないが、この民営化の周辺には強烈な利権臭が漂っている。

>こんな超健全経営の事業を、いったいなぜ、大阪市は手放そうとするのか?

>「(地下鉄が民営化されれば)巨大な企業が誕生するんで、そりゃ変わると思いますよ、大阪の雰囲気が。……大阪が沸きに沸くぐらいの、経済界が沸きに沸くぐらいのね」
利用者、市民にとっての功罪はともかく、めったにない”出物”に関西財界は沸いている。大阪市役所関係者が解説する。

>そもそも地下鉄というビジネスは、駅や線路、トンネルの構築に巨額の費用がかかるので、事業当初は出費が先行する。だが、乗客数の多い都市部を運行するため、いったん駅や線路が出来上がれば、あとは毎日キャッシュ(日銭)が入り、累積損失が解消されていくと安定的な収益モードに入っていく。そして大阪市営地下鉄は、安定的に利益が得られる段階に入っていた。

>このように、多額の税金が投じられてきた事業が、一部の民間企業の手に渡ることについても、疑問の声が上がっている。大阪市の財政問題に詳しい自治体問題研究所(東京)の谷口積喜研究員は、「ここで市営地下鉄を民営化するというのは、『負担は税金で、果実は営利企業に』という話ですよ」と批判する。

>橋下市長は、民営化の意味を「税金を使う組織から、納める会社へ」とも言う。

>この理屈も怪しい。谷口氏は「公営でも、事業により剰余金が発生した場合は、自治体に納入するよう法律で定められています。地下鉄は市営を維持したまま、利益が上がれば市財政に戻していけばいいのです」

>「橋下氏への関西財界の評価はもともと芳しくなかったが、原発問題で、一時冷え切りました。それが再稼働容認で関電(関西電力)と手を握り、地下鉄というアメ玉を放り込むことで、財界内に味方を形成するつもりなのです。背景には、維新の会の苦しい台所事情も見え隠れします」

>「裏で糸を引いているのは、大阪府市特別顧問の上山信一(慶應義塾大学教授)ですよ。彼は旧運輸省(現国土交通省)出身の鉄道オタクで、国鉄民営化の時のように、一部の企業に多額の利益をもたらす”鉄道のうまみ”を熟知しています。關(せき)淳一市長時代に大阪に入ってきて民営化を目指したものの、平松邦夫市長になって顧問ポストからはじかれ、橋下と一緒に、市政にまた戻ってきた。彼の悲願である市営地下鉄民営化は、関西私鉄各社にとっても、喉から手が出るような話です」

>一部の企業への利益誘導が、「民営化」というお題目をまとい推し進められる一方で、庶民は踏んだり蹴ったりという事態になりかねない。
【サイゾー/3月27日(水)18時54分配信】



この構想の黒幕は、上山信一と言う官僚上がりの慶大教授。

その慶応義塾大学のホープが『竹中平蔵』教授である。

なんとまあ。



確かに、経済学の観点からのみ論じれば、直截的利益を上げる事が求められる。

そこには、公共へのサービスなどと言う、非学問的要因が作用してはならない。

そこが分っていればこそ、平気で言えるのだ。

「高速道路を売れ。空港や港を売れ、下水道を売れ、」

正に、素晴らしい経済学者である。




そして「水」と言えば。


『地球』は「水の惑星」であると、言われている。

その地球上に暮らす人類に取って、水は欠かせない根本の物質である。

第一、生命自体が四十億年前に「海から」生まれでた。

人間の体は、70%以上が水で出来ている。

そして、水は現代の世界での争奪戦の的となっているのだ。



▶水源地 相次ぐ外資の買収 法整備、首相が表明(産経/見出し)

>安倍晋三首相は27日の参院財政金融委員会で、水源地となる国内の森林が、中国などの外国資本に相次いで買収されている問題について「新たな法整備を含めて、しっかりと研究していく」と述べ、政府として対策を講じる意向を表明した。

>林野庁によると、平成23年末までに、外資系企業による森林の買収は49件、東京ドーム約160個分に該当する約760ヘクタールに上る。各自治体で水源地保全のための独自条例を制定しているケースもある。
【産經新聞/3月28日(木)7時55分配信】



流れは明らかである。

その流れに、今の所日本は対処出来ない。



▶中国の工業廃水汚染が極めて深刻、グリーンピースが指摘―仏メディア(レコチャ/4月5日(金)14時49分配信)

>中国は2001年以降、リン酸肥料の生産が倍以上に増え、世界シェアの40%を占める最大の生産国となっている。しかし、現在は生産過剰となり、さらに生産の過程で排出される高濃度のリン酸石こうが違法に貯蔵・処理をされることで深刻な汚染を引き起こしているという。

>仏AFP通信がグリーンピースの報告書を引用して伝えたところによれば、中国は少なくとも3億トンに上るリン酸石こうを保有している。同団体は土壌や水源、大気をさらなる汚染にさらすことになる3億トンもの有毒物質を放置しないよう、中国政府にこの問題に注意を払うように呼びかけているという。
【Record Chaina /4月5日(金)14時49分配信】



それだけでは無い。



▶「小豆のゆで汁」騒動の赤い地下水、73倍の超汚染水だった=中国(サーチナ/4月8日(月)11時16分配信)

>水質汚染が疑われる中、現地の環境局長が「小豆の煮汁のようなもの」と発言して非難を浴びた河北省滄県の「赤い地下水」について、飲料水基準の70倍を超える汚染物質が含まれていたことが水質検査で明らかになった。中国メディア・新華網が伝えた。

>同県政府は7日、国の環境保護部や清華大学の専門家を現地に招いて実施した初歩的な水質検査の結果を発表した。鶏の大量死が発生した養鶏場内の井戸水からは、飲用水基準の73.3倍にあたる1リットルあたり7.33ミリグラムのアニリンが、主な汚染源とされる化学工場の排水溝付近からは排出水基準の2倍超にあたる同4.59グラムのアニリンがそれぞれ検出された。
【サーチナ/4月8日(月)11時16分配信】



更に重ねて。



▶まるで醤油のように黒い...河南省各地に「がん多発の村」、川の汚染深刻―中国(新華網/見出し)

>中国河南省を流れる洪河と衛河は長期にわたって汚染されており、流域の複数の村でがんが多発している。これらの村では15年間でがんによる死者が数十人に上るという。中華網が伝えた。

>洪河の水はわずか100メートルの間に色が緑、白、赤と変化した。邵庄やその他の「がん多発の村」が洪河沿いに点在している。村民らによると、洪河の最初の汚染源は上流の舞陽県、舞鋼市の製紙工場だ。
【XINHUA.JP/3月31日(日)8時36分配信】



「中国」「水」「汚染」で検索してみると良い。

延々と、この手の記事が現れる。



「中国の1人当たりの水資源量は世界平均の4分の1に過ぎない。最近では一部の都市で地下の水質が安全基準に達せず、水源の水質汚染が悪化の一途をたどっている」

11年に環境保護省が行った都市部の飲用水水源環境調査によると、全体の11.4%にあたる35.7億立方メートルの水質が安全基準を満たさなかった。

全国28省で実施した水道管の末端抜き取り調査によると、透明度、色、大腸菌の有無など7項目の安全基準をクリアしたのは82.6%にとどまった。

医学的調査によると、人類の疾病の70~80%は水問題に関連しているとされる。

「水資源の安全が確保されれば、人々の健康問題も解決されるだろう」



こんな国が、山程の資金を手にしている。

そして、直ぐ近くに「岩清水」の溢れる森林が売りに出されて居り、外国人や外国籍企業への購入規制は無い。

そうなると、13億人への「ミネラル・ウォーター」の格好の供給地を、いとも簡単に確保出来る訳だ。


その上、更に日本の各都市の「水道事業」が売りに出されるとしたら。。。。

どんなに値段がつり上がっても、落札出来る資金的余裕が有る。

さあ、どうなる?



経済学で、地政学は教わらないですよね、大先生。


行政は、政治である。

そして、政治は国家の安全保障を担っている。

そこに「経済学者」の出る幕など、無い。


竹中平蔵先生、どうか即座に大好きな米国に移住して下さい。

毎年、年度末の青色申告の為に、米国に住民票が有るそうですね!?


貴殿が日本から消えて頂ければ、唯でさえ放射能汚染で問題山積みの日本社会から、一つ憂いが無くなります。

貴方に出来る、おそらく唯一の日本国家への貢献だと思いますよ。


で・て・う・せ・ろ・!



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コート・ダジュール(紺碧海岸)は山国だった。ニース周辺に<山里を訪ねる No.1>【日曜フォトの旅】

2013-04-07 23:43:38 | 旅行とレジャー
一週空いて、再び「コート・ダジュール」の続編で、今週は<山里篇>をお届けしましょう。



     
     典型的地中海の切り立った海岸線



ヨーロッパで、「文明」と言う言葉は『地中海』を意味した。


つまり、文明が栄えるには「経済活動」が発達し、人間の生活状態が満たされる必要が有る。

いち早く商業が発達し、貨幣経済の社会が有ってこその文明であった。

経済的裏付けの有る社会では、人はひたすら生きる為に喰う段階から、「生きる事」に喜びを見いだす様になる。

そこに文明が発達し、文化が栄えるのだ。


ちなみに20世紀後半以後は、経済が人間を支配し「精神文明」を退化させてしまう段階にまで、至ってしまったが。


と言う訳で地中海沿岸は、食料生産を可能にする豊かな土地と気候に恵まれて、人々の経済活動が活発になり、定住地から移動して生活圏を拡げて行き、その各生活拠点の間に物資を輸送し、商業活動が更に活発になって行った。

古代地中海世界の周辺の辺境とは、基本的に人が住みその生活の水準を上げて行く様な環境には無かった。

北は唯ひたすら寒冷な森林地帯。

東は強烈な太陽に焼かれた荒涼とした乾燥地帯。

南はアトラス山脈でそれ以南はサハラ。

西は大西洋の大海原である。


必然的に『地中海沿岸』に人間の生活拠点が広がり、文明が発生して行く事となった。


古代にいち早く広範囲に交易を行って、拡散して行った民族に『フェニキア人』が居た。

地中海の東端、レバノン辺りの海岸に発祥し、西へ西へと交易路を拡大し、その要点に植民して都市を築いて行った。

そのフェニキアの植民都市の中の、最も栄えて遂に強大な国家となったのが『カルタゴ』である。

2千5百年程前、北アフリカは先進地だったのだ。

そのフェニキア人達が「西方貿易」の拠点として植民したのが『マッサリア』後の「マルセイユ」である。


その後、エジプト北海岸の「アレクサンドリア」に一大拠点を置いた「海賊」達が、地中海世界を席巻する様になって行く。

フェニキア人は、「マッサリア」を東から攻めて来る海賊から守る為に、マルセイユの東に「橋頭堡」を築く事になった。

海岸からやや突き出た岩山の島が、対海賊の防戦の拠点として選ばれて、砦が築かれた。

そこが『ニカイア』。

今のニースである。

その後、海岸の目の前に有ったその小高い山の様な島は、陸地とつながって、その周辺にも人々が住む様になる。



ところで3億5千年程も前に、今の「アフリカ大陸」と「ユーラシア大陸」とが、長い年月の大陸移動で激突する。

衝撃で地面が盛り上がり、そしてその衝撃の直後に、反動で両大陸が逆の方角にはじかれた事で、ぶつかってつながった大地が引き裂かれた。

その裂け目に膿が流れ込んで出来たのが『地中海』である。

ちなみに、衝撃で盛り上がった北側が『アルプス山脈』で、南側は『アトラス山脈』と名付けられる事となる。


言いたかった事は、地中海の沿岸部の背後は、直ちに山となって切り立っている、と言う事なのです。

従って、ニースですら後背地はすぐに山国となり、冬季は雪山が望まれる。


文明栄える所は、富みが集中して豊かである。

当然、それら富みの集中する都市部を狙って、海賊が跋扈した。

古代からルネッサンス期に至るまで、その伝統は延々と続く。

アフリカ海岸は「アレクサンドリア」の他にも「アル・ジャザイール(アルジェ)』を始め、現在チュニジアの「ジェルバ」やその他、格好の退避可能な湾が有った。

ヨーロッパも負けていない。

特にイタリアの海洋都市国家として栄えた「ピサ」や「ジェノヴァ」は、アフリカの海賊に恐れられた強敵であった。

そのご、9世紀半ばからおおよそ百年間、ノルマン人(バイキング)がヨーロッパ中の河をさかのぼって荒し回り、遂に地中海に進出して黒海まで至った。

シチリア島に植民して「ノルマン王国」を建設する。

近東のアラブ人の海賊、アフリカ系アラブ人の海賊、それを迎え撃つヨーロッパの海賊、そしてノルマン人達が入り乱れて、互いに相手の沿岸に攻め寄せ、町や村を襲撃して回った。

必然的に、海岸沿いにあった町や村は、襲撃から身を守る為に、背後の高台へ、山の頂上へ、と移動して行く事となった。

地中海沿岸に多い「鷹の巣」の様な頂上にへばりつく町や村の登場である。



さて、前置きが長くなり過ぎた様です。


ニースから、背後の山岳地に北上する事45分で、『ペイユ』という「鷹の巣村」がある。


     
     ペイユ全景



この村は、他の典型的な「鷹の巣村」に比べると、山の頂上という感じでは無いが、麓の道路からつづれ織りの道をヘアプンカーブの連続で登って行くと、否が応でも高い山の上に登って行く感覚が実感出来る。



     



     
     丸いドーム型の屋根は「サン・セバスティアン礼拝堂」



     
     「サン・セバスティアン礼拝堂」の屋根



この村の教会は、紅い素焼きの瓦の円屋根が、東方教会(ギリシア)の影響を忍ばせる。



     



     



     


この村は、山の頂上自体ではなく、「頂上近く」の斜面にへばりついているので、村の中には<等高線>に沿って平行する小径が何本か通っている。



     



     



そして、その平行する道が主たる通りとなり、その間を結ぶのは必然的に階段の道である。



     



     



     



     



     
     市役所。


ここは、感覚的には「村」だが、ちゃんと『Hôtel de Ville(市役所)』と表示してあるので、一応「町」と訳すべきか。

ちなみに、村だと役場は『Mairie』と言うのです。


     



一軒小さな「食事処」みたいなレストランがあって、めちゃめちゃ「田舎の家庭料理」の『今日の料理』の表示が有ったが、残念ながら未だそこで食事をした事は無い。





更に、この「ペイユ」の町から10分程ニース側(南)に引き返すと、これ以上無い典型的な「鷹の巣村」がある。

『ペイヨン』村である。



     
     「ペイヨン村」全景


ここは、山の頂きなので、直線の道はない。

斜面をジグザグに折れ曲がる、緩やかな坂道か階段である。



     
     


家々の玄関も、階段を上って扉に至る造りが多い。



     



     



そして、例に依って家のしたをくぐるアーチ型のトンネル部分も沢山ある。



     



外周部の階段はなだらかで、途中に噴水も。



     



一番天辺は教会である。



     
     『サン・サクルモン聖堂』



17世紀の建立なので、村自体の存在に比べてそれ程古くはないが、内部のフレスコ画が素晴らしい。



     
     聖堂内のフレスコ



     
     別の角度からの全景


車で天辺まで上り詰めると、村の入り口が車10台程留められる駐車場になっている。

その直ぐ前に、一段高い斜面の上にレストランが有る。



     
     レストラン『オーベルジュ・ド・ラ・マドンヌ』


このレストランは、7~8年前にモナコの天才「アラン・デュカス」のプロモーションで一つ星になった。

お昼の定食は、30ユーロでグラス・ワイン付き。

もの凄くお買い得です。




     
     店内の客席



     
     テーブルのセット



冬の間は、前菜に「カボチャのポタージュ」などが出て来るが、すこぶる繊細で美味。

夏は、グリーンピースのポタージュ冷製が、圧巻です。

今回は、敢えてお料理の写真は無しにします。



コート・ダジュールの魅力は、海だけではありません。

絶対に「山」の角度からも味合わなくてはいけないのです。

続きは、来週に。










コメント (2)
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普天間跡地利用で「協議会設置を」…石破幹事長。/ 取らぬ利権の皮算用。【週末一口時評】

2013-04-06 21:39:06 | 政治と社会
【今週の艶聞】


※フランソワ・オーランド仏大統領の評判が、極めて宜しくない。

財務省閣外予算担当特命大臣「ジェローム・カユザック」が、スイスに隠し口座を所持していた事が、昨年12月に『メディアパール紙』にすっぱ抜かれて以来、その事実を否定し国会に於ける聴聞会でも否定したため、オーランド大統領内閣全体で庇護していた。

結局本人は、20年来の隠し口座の所持を認め、スイスの口座からシンガポールの口座に送金して追求を逃れようとした事も認めたため、オーランド政権の存続にかかわるスキャンダルに発展している。



     
     フランソワ・オーランド大統領


最近の世論調査で、支持率が27%となり、就任11ヶ月目の大統領として、81年以降最低の支持率を記録。

任期途中での辞任説も浮上している。



そのオーランド大統領の女性関係をすっぱ抜いた記事も出た。

フランスは、政治家の男女関係は批判材料とはならない。

しかし、「噂になった女性」の人数が二桁に及び、その無名記事を書いた記者の実名がネットに晒されて以来、大臣の隠し口座スキャンダルと相まって、国民の間にヤッカミの声が高くなっている。


<噂となった女性達>


     



     



     



     



     



     



     



     



     



     



ネット上の書き込みの一つ。

『こんな素敵な女性と親しくなれるのなら、オレも政治家になる』



オーランドの任期は、後4年と1ヶ月残っているが。。。。





【今週の世界】


     
     マドリード。3月29日。動物園で飛翔する九官鳥



     
     グルジア共和国。3月29日。軍事訓練。



     
     パレスティナ。3月29日。ガザ地区の「紅いドラゴン小学校」でのパフォーマンス。



     
     スリランカ。3月31日。道路を行く像。



     
     スペイン。セヴィリア。3月31日。牛に倒されたルイス・ガルシア闘牛士。



     
     バングラデシュ。4月1日。デモ規制で負傷した警官を救助する報道陣。



     
     イスラエル。4月3日。シナイ山で軍事作戦中のコロンビア軍兵士のヘルメットに停まった鳩。



     
     モスクワ。4月3日。ボリショイ劇場春の祝典に特別出場の仏ベジャール・バレー団。



     
     ニカラグア。4月4日。NPO団体による「一人の児童に一台のパソコン運動」で、支給を待って列に並ぶ小学生。





【一口時評】


◆橋下市長、週刊朝日に「蒸し返し」宣戦布告 「過去の人権侵害記事に法的手続き執ります」(J-CAST ニュース/4月6日(土)15時38分配信)
◇この人の生きていく目標とは、一体何なのだろう…。


▶「性根腐っている」 橋下氏、週刊朝日に対し法的手続きへ(産經新聞/04月06日 17時36分)
▷本人自身は「性根腐ってない」と信じているらしい…。

▶週刊朝日の面会申し入れに橋下氏「誰が会うかバカ」(産經新聞/4月7日(日)0時13分配信)
▷馬鹿にバカと言う莫迦。

▶橋下氏「人をバカに…」、週刊朝日に法的措置も(読売新聞/4月6日(土)19時25分配信)
▷バカにされる根拠が全く無いと、信念を持って言える者だけが、怒って良い。

◆「橋下さんではもう視聴率取れない」橋下市長は飽きられた?〈週刊朝日〉(dot./4月6日(土)11時50分配信)
◇↑これが原因だそうです。ばかみたい。


▶インフラ整備の指針策定へ=日本政府、APECで提案(時事通信/4月7日(日)2時1分配信)
▷「原発ももれなくついて来ますので、そこんとこ宜しく」(経産省)

▶「世界中から見に来て」=安倍首相が歌舞伎鑑賞(時事通信/4月6日(土)22時48分配信)
▷五輪誘致より「歌舞伎鑑賞ツアー」売って来たら?

▶自民・沖縄「普天間は県外」…中央と相違鮮明に(読売新聞/4月6日(土)22時7分配信)
▷自民・福島「TPP絶対反対」…衆院選の公約でした。

▶<中間貯蔵施設>GW前後に候補地での調査…石原環境相(毎日新聞/4月6日(土)21時27分配信)
▷<最終貯蔵>の可能性は全く有りません。

▶海外の風評払拭に努力=岸田外相(時事通信/4月6日(土)18時6分配信)
▷「風評被害」なんてマヤカシが、海外でも通用すると思ってる所が、オメデタい。

▶無人偵察機、三沢に配備=防衛相「米が検討」(時事通信/4月6日(土)17時57分配信)
▷増々ゲーム感覚で他国の人間を殺すアメリカ軍。

▶TPP事前協議「もう少し時間」=西村内閣府副大臣(時事通信/4月6日(土)17時47分配信)
▷「米側の要求があまりに過激なので、バレた時の対策が考えつかないので…」(主席交渉官)

▶普天間跡地利用で「協議会設置を」…石破幹事長(読売新聞/4月6日(土)17時45分配信)
▷取らぬ利権の皮算用。

▶連休前後にも本格調査=福島の中間貯蔵施設―石原環境相(時事通信/4月6日(土)16時29分配信)
▷これだけは「地産地消」で行く訳ね。

▶ネット選挙解禁で犯罪者に?(産經新聞/4月6日(土)14時56分配信)
▷「解釈も基準も好き放題です」(地検)

▶返還時期、また問題にしたくない…米国防次官補(読売新聞/4月6日(土)13時19分配信)
▷「『又はそれ以後』を、もう変えたく有りません」(ホワイトハウス)

▶9~10年は長すぎる…沖縄知事、返還期限懸念(読売新聞/4月6日(土)13時11分配信)
▷または、それ以後。

▶<東日本大震災>安倍首相が岩手を訪問 防潮堤など視察(毎日新聞/4月6日(土)12時53分配信)
▷反原発の怒濤の声を閉め出す<防潮堤>。

▶既得権打破で野党集結を=橋下氏(時事通信/4月6日(土)12時34分配信)
▷野党って? みんなの党と民主党と結集して、第二自民党ですね。

▶猪瀬直樹知事 「秀才はいらない」「記者交代、プロ育たない」(産經新聞/4月6日(土)11時32分配信)
▷政治家に売国奴はいらない。

▶防衛相が沖縄知事と会談、米軍施設返還計画を説明 「早期返還に取り組む」(産經新聞/4月6日(土)11時9分配信)
▷自分達の意思でどうにか出来る者でもないだろに。ましてや、そんな意志すら無いくせに。

▶我慢、我慢の公明…政策要求、自民次々受け流し(読売新聞/4月6日(土)10時47分配信)
▷何が何でも与党で居たい。宗教法人課税やらせない為にね。

▶憲法で公明と連立解消も=自民政調会長が示唆、直後に釈明(時事通信/4月6日(土)10時45分配信)
▷捨てられてたまるか。訴えてやる!

▶普天間返還「34年度以降可能」 首相「固定化させず」(産經新聞/4月6日(土)7時55分配信)
▷辺野古を固定化しますから。

▶首相VS細野氏、原発バトル 補選前哨戦(産經新聞/4月6日(土)7時55分配信)
▷原発推進派同士で猿芝居。

▶日米交渉の舞台裏 安倍政権の「埋め立て申請」で一気に動いた基地統合計画(産經新聞/4月6日(土)7時55分配信)
▷お得意のリークで。

▶「軍事力なしに国は成立せず」橋下氏、石原氏発言に理解(朝日新聞/4月5日(金)21時30分配信)
▷近代兵器など何も無い飾りの軍隊しか持ってない主権国家は、ぎょうさんおまっせ。

▶TPP本部が始動=「国益踏まえ交渉」―甘利担当相(時事通信/4月5日(金)21時30分配信)
▷「あっ、頭に<米>を付け忘れてました『米国益を…』」(甘利)

▶参院民主、離党者も会派に…「第1」維持策か(読売新聞/4月5日(金)20時42分配信)
▷あらま、ムシの良い話。

▶埋め立て了承なら計画通り=小野寺防衛相(時事通信/4月5日(金)19時15分配信)
▷そりゃそううでしょ。ムシの良い話だ。

▶嘉手納基地以南の返還計画、日米両政府が発表(読売新聞/4月5日(金)19時14分配信)
▷返還と言うと聞こえは良いけど、他の所に移転だよね。所詮は「除染」と一緒。

▶最短期間での返還目指す=安倍首相(時事通信/4月5日(金)18時56分配信)
▷又は、それ以後。

▶安倍首相、ルース駐日米大使と夕に会談(時事通信/4月5日(金)12時34分配信)
▷褒めてもらえた?

▶首相「原発事故調査は継続」(産經新聞/4月5日(金)12時15分配信)
▷継続って、事故は現在進行形。

▶教育目的税で検討会設置=財源確保策を議論―下村文科相(時事通信/4月5日(金)12時10分配信)
▷そう言えば「消費税」は「福祉目的税」の筈だったよねえ。

▶「憲法改正、参院選の争点にならない」公明・井上氏(産經新聞/4月5日(金)12時9分配信)
▷反対しないからね。争点にならない。

▶株、債券「バブルでない」=黒田日銀総裁(時事通信/4月5日(金)11時29分配信)
▷外国機関投資家が儲けるだけですから。

▶「英霊にも大きな喜び」首相の硫黄島視察に新藤総務相(産經新聞/4月5日(金)11時0分配信)
▷戦争立国を目指す総理が行って、英霊が怒り出さないだろうか、心配だ。

▶<食品表示法案>閣議決定 JAS法など3法まとめる(毎日新聞/4月5日(金)10時51分配信)
▷被曝汚染食品には適用しない。

▶生活の党・小沢一郎代表「大同団結難しい…」(産經新聞/4月5日(金)7時55分配信)
▷だって、もう既に「自公維み民」で大同団結しちゃってるもんねえ。

▶平野氏離党届に海江田氏「少し憤り、写経した」(読売新聞/4月5日(金)7時28分配信)
▷東大寺が迷惑っしょ。

▶橋下氏、松野氏らに突如冷や水…党内対立再燃(読売新聞/4月5日(金)7時21分配信)
▷松野頼久が維新に行った事自体が、大マヌケ。

▶学力向上へ提言案了承=自民(時事通信/4月4日(木)22時35分配信)
▷英語を国語とする前提!?

▶入試にTOEFL活用 自民第1次提言案を大筋了承(産經新聞/4月4日(木)19時37分配信)
▷植民地は宗主国の言語を母国語とする。

▶公明、参院選向けポスター(時事通信/4月4日(木)12時32分配信)
▷「平和を守り、庶民の生活を守る公明党」ってなスローガンが、大昔に有りました。

▶虐待の6割、孤立介護 高齢者被害、半数が困窮世帯 朝日新聞社・防止学会調査(朝日新聞デジタル/4月7日(日)5時30分配信)
▷もろに国政の失敗と言う意味です。

▶官房長官、主権回復の日の式典、予定通り(産經新聞/4月4日(木)14時48分配信)
▷「敗戦危難日」は『終戦記念日』と言い換え、「植民地化決定の日」は『主権回復の日』って。<玉砕>を奮戦<退却>を転進と言い換えたのと同じ。

▶国際結婚の親権問題扱うハーグ条約、審議入り(読売新聞/4月4日(木)14時38分配信)
▷日本人同士慎重に決めて結婚しても半数は離婚する。外国人だと簡単に受け入れる性情が、問題の根源。

▶<菅官房長官>北朝鮮は自制を(毎日新聞/4月4日(木)13時26分配信)
▷米軍は綱紀粛正を、と言うのと同じ程効果がない。

▶悪質運転の新罰則法案了承=自民(時事通信/4月4日(木)12時18分配信)
▷政権の悪質な舵取りにも厳罰を!

▶「大バカ者は首相をやるな」 民主政権に国民が学んだこと(産經新聞/4月4日(木)11時25分配信)
▷安倍クン、産経にまで言われてるぜ。

▶「国会の質問なんかどうでもいい」橋下氏、質疑の形骸化をバッサリ(産經新聞/4月4日(木)10時35分配信)
▷ツイッターでの罵倒こそ肝要。

▶財務長官や英首相とガンガン飲んだ…野田前首相(読売新聞/4月3日(水)21時18分配信)
▷そんな事が自慢する事か、と。

▶野田、前原、玄葉氏が決起?! 「國酒議連」が発足(産經新聞/4月3日(水)19時33分配信)
▷山奥の巣窟で酒を酌み交わす「山賊」の風情。


◆隣接貯水槽でも放射性物質…漏水影響か調査(読売新聞/4月6日(土)21時50分配信)
◇影響「か」って。汚染されてない所がどこかに有るのか!?


◉ラミレス、本塁打で外国人選手史上初の2000安打達成(スポーツナビ/4月6日(土)15時53分配信)
◎ラミちゃん、おめでとう!





【今週の<新党モフモフの生活>】


     
     間に合うかなあー?



     
     やるっきゃないよ!



     
     ようおーし。準備運動は万全だい。



     
     にゃごにゃご言ってないで。ちゃんと代表の言う事聞いて!



     
     にゃははは。みんなと維新がけんかしてるう。



     
     オザニャンと堀さんの対談は聞きごたえ有るにゃあー。



     
     お待たせ致しました、今週のモリニャンです。作戦立案中!


  
     
     オザニャンです。まだ惚けてはおりませんよ。



         
     子供達が安心して眠れる社会を目指して居ります。







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社会が壊れて行く。世界中で、人間の社会が壊れ始めている。こんな世界に明日は来るのか…。

2013-04-05 21:28:33 | 世界に置ける日本
あちらでも、こちらでも。

政治がおかしい。


知り合いのお嬢さんが、パリ大学の医学部から研究医となり、共同研究相手のイギリスの大学に半年程行っている。

その彼女から散々聞かされた、フランスに於ける医療現場の崩壊は、凄まじい物が有った。


シラク政権から始まった、財政赤字への対策としての「公共サービス」の縮小化は、サルコジー政権になって加速の度合いを極めた。


フランスは、「病院」と言えば総て公立で、大学の医学部と連携している。


フランスの医療費に関する事は、別の機会に譲るとして、ここでは大学の研究室の実態について、ご紹介しよう。


知り合いのお嬢さんは、大学院から「アルツハイマー」の研究に携わって来た。

担当教授の指導のもと、チームを組んで行う。

研究員は数名。

夫々にテーマが与えられているらしい。

彼女は、アルツハイマーの要因となっている因子を、ネズミの脳で分析しているそうだ。


その彼女達のチームに、サンプルの検査技師、サンプルの準備をする補助員、その他各分野の専門スタッフと連携をしながら、研究がお粉ウェ荒れている。

勿論、アルツハイマー脳神経外来の患者さんも、大切な仲間と言えよう。


問題は、ここからで始まる。

サルコジーの公共サービスの予算削減で、必要な専門の技師やスタッフが、どんどんリストラされてしまった。

特に、各種検査の準備をするスタッフが、殆ど居なくなってしまった。


それまで、検査をする機材の調達、検体の手配、検査室との連絡、検査結果のデーターのコンピューターへのインプット、その間の書類作り等ナド、一切合切を、コーディネートしなければならない「秘書」が、全く仕事をしない。

ただただ、机に座って友達とおぼしき誰かと一日中電話してるだけ。

何かを頼めば「私の仕事では有りません」で、おしまい。

お陰で「研究者達」がその手の雑用を総てやらなければならなくなり、研究どころでは無い有様。

その秘書は、外来の患者の受付すらまともに出来ず、書類は放ったらかし。

少し注意すると、「精神的苦痛を受けたため休養を要す」という処方箋を送りつけて来て2週間程「病欠」、出て来ない。

教授自ら、不足している研究用資材の発注までやらざるを得ない程だとか。

学歴による職制の違いがはっきりしている「身分制社会」で有るスランスにあって、病院の事務秘書など最低のレベルで、専門的資格は一切無い。

だからこそ、働かない。

そんな中での、現場を切り盛りするスタッフのリストラで、二進も三進も行かなくなっている医療現場。

採血する看護士すら足りず、研究医がなだめすかし、お世辞タラタラで他のセクションの手のあいている看護士にやっと採血してもらえるかどうか。

その間患者は放ったらかし。

でも、何処やらの国と違って、救急外来を断ったりはしません。

来る急患は全員受け入れ、当直医師(通常インターン)がヘトヘトになりながらも、一生懸命処置してくれます。

必要に応じて教授にも診断を仰ぎながら。

公立病院に関しては、個人医の様に先払いして、後から保険の適用金額だけ払い戻されるのではなく、すべて支払う必要は無い。


しかしその内側では、日本の医療現場のそれとはやや違うニュアンスで、悲鳴を上げているのだそうだ。

既に多くの病院の廃止される。

パリも、町のシンボル的存在である「シテ島」の病院『ホテル・デュー』の閉鎖が決まっている。

周辺都市のある病院は、既に敷地の売却も終わって、不動産プロモーターが集合住宅に作り変える事が決まった所も有るらしい。

病院は減る。

医療スタッフは減らされる。

国民の健康は脅かされている。

明日の国民の健康を担うべき「起訴研究」の現場は、仕事にならない程の人手不足と、モチベーションの低下。


件の彼女は、イギリスの提携大学で恵まれた環境で研究を続けられていると言う。

しかし、フランス側がこのような有様で、遅れに遅れている為、派遣期間が終了に近づいているにも拘らず、帰れない状態だそうだ。

なにしろ、検体となる脳を採取する「ラット」が、フランスで手に入らないとか。

ほっといても「ねずみ算」で増える筈のネズミが、繁殖しないのだそうだ。

理由は、施設が不衛生すぎるから…。




ある官僚に聞いた話だが、フランスの高級公務員達は、既にフランスは単独で生き抜いて行く可能性は無い、と見抜いているとか。

経済状態は、ギリシアなみ。

キプロスがやろうとしている、大口銀行口座の課税を、実はフランスは既に検討していたとか。

財政破綻は既定路線だ、と諦めの口調であった。

これからは、これまで「先進国」フランスに移民して来た他の多くの国の人々と同じ様に、フランス人もこれからは外の世界に出て行かなければ、生きて行けないだろう、と。


先般「同性婚」の合法化が、法的に成立した。

その動きに反対する、結婚を神聖視するカトリック信者達や保守層を中心に、パリで数十万人規模のデモが繰り広げられた。
(主催者発表140万人、警察発表30万人)


しかし、先の彼女は怒り狂っていた。

「そんなどうでも良い事やる前に、国はもっと他にやらなければ行けない事が、沢山有るでしょう!」と。




最近医者に聞いた所に寄れば、28歳~25歳くらいの年代を中心に、甲状腺異常の若者が相当数居るという。

小中学生時代に、チェルノブイリを経験した世代である。

私の周辺だけで、甲状腺異常の見られる若者が4名いる。

私の、極めて狭い社会の中で、この数である。


あの時、政府は「放射能を含んだ雲はライン河の向こう側(ドイツ)で止まった」と発表した。

その後、様々な証拠が挙がり始めて、ライン左岸(フランス側)のアルザス地方、ロレーヌ地方、及びその南部のブルゴーニュからプロザンス地方の東端、およびコルシカ島にまで及んでいた」と訂正。


そんな事が嘘っぱちで有る事は、今では多くの人々が知っている。

フランスだけでなく、スペインまで西欧はくまなく汚染された。

時のスペイン政府は、「放射能を含んだ雲は、ピレネー山脈でさえぎられ、スペインには届かなかった」と発表していた。


洋の東西は問わない。


政治権力は、平気でウソをつき国民を犠牲にして憚らない。

自分達の政権で「やっかい事」を抱え込みたくない、と言う我が儘の為に。

そして、自国の原子力産業を象徴とする、自国の経済の保護の為に。


フランスの現政権に変わって行こう、旧サルコジー政権下の閣僚の複数が、不正蓄財は権力の不正濫用による利権獲得の容疑で、取り調べられている。

サルコジー前大統領その人までもが。



アメリカのドタバタは、言うにや及ぶ。

オバマは、TPP交渉の席で「発言権」すらないらしい事が暴露された。

そのオバマが、社会保障の縮小を発表した。



▶米大統領が社会保障抑制策=予算教書で妥協を模索―米メディア(時事/見出し)

>オバマ米大統領が10日に議会に提出する2014会計年度(13年10月~14年9月)の予算教書に、社会保障給付の抑制策を盛り込むことが分かった。

>オバマ大統領は予算教書で、物価上昇の算定方法を変更することで、社会保障給付額の伸びを抑制する仕組みの導入を盛り込む方針。

>共和党は、年明けにかけての「財政の崖」回避に向けた与野党協議で同様の案を提示しており、同党に配慮した格好だ。一方、大統領は共和党に対し、富裕層への優遇税制廃止やたばこ税引き上げなどの増税策受け入れを迫る考えだ。 
【時事通信/4月6日(土)0時15分配信】



唯でさえ社会保障制度の不完全な「自由主義」アメリカで、貧富の差の拡大と、食料キップ無しには生活の維持が困難な家庭が、爆発的に増加している。

それなのに、この有様。

財政の瀬戸際に喘ぐアメリカ政府に取って、「戦争」と「搾取」とは、事故生存の為の両輪である。

その両方とも、国外を対象に展開される。


北朝鮮の突然の極端な緊迫状況は、一体何がそうさせたのか。

中国のシーレーン確保戦力の一環で、南沙諸島海域、および尖閣諸島衆阪堺行きに対する中国の制海権確保の為の海軍力増強にたいして、アメリカが日韓を巻き込んでの「危機状況」を作り出す事は、容易に想像しうる事だ。

その駒の一つが金正恩である。

出来レース?

あるいは…。


とにかく、何でもありで自国の生き残りを計って、他民族の日常を破壊しようとする「超ジャイアン」に対して、何でも有りで対抗して行く可能性を探る変わりに、最初から腹を出して甘える犬の姿が、祖国の姿に被ってしまう。



▶TPP、鶴岡首席交渉官「十分な成果出す」(JNN/タイトル)

>TPP交渉の首席交渉官に任命された外務省の鶴岡公二外務審議官は「交渉で十分な成果を出せると確信している」と、自信をのぞかせました。

> 「今考えうる最良、最善の体制だと思っている。従って私共これから交渉の中で十分な成果を出していくことは、必ずや実現できると確信している」(鶴岡公二 首席交渉官)
【TBS系JNNニュース/4月6日(土)6時58分配信】



この「特殊言語」である官僚語を翻訳しよう。


>「交渉で十分な成果を出せると確信している」

とは、『日本が可能な限りの資産を差し出す自身が有る』と言う事。


>「私共これから交渉の中で十分な成果を出していくことは、必ずや実現できると確信している」

イコール『最初からゴールは決まっているし、我々の意志は固いので、アメリカは十二分に満足してくれる筈である』と言う事だ。



日本の官僚が、自分達の餌代をひねり出す悪知恵は、驚くべき物が有る。

とにかく、税金から、国民の消費から、不可能と思える程に利益を搾り取る制度を、次から次へと考え出す。


些細な一例。


輸入チーズへの関税(NAVATAR)

◇輸入品には通常、関税がかけられますが、チーズには特に高い関税(29.8%)がかけられています。さらにこの関税は、商品の価格だけではなくて、商品の価格に輸送費や保険代を加えたものにかけられるので、輸送費が多くかかれば、その分、関税も高くなってしまいます。

◇実際には「29.8%+985円 /kg」という計算式で関税が計算される。

◇ミルクから得たバターその他の油脂及びデイリースプレッド(その他のもの)を参照。実質的な税率は800%程度となる。卸値の8割が税金なのだ。

◇チェダーチーズを調べるとおよそ10万円/トンで取引されている。1トン輸入すると、1014800円の関税がかかる。じつに1000%を超える。

◇農畜産業振興機構という団体が輸入した場合、関税が低くなる仕組みが法律で用意されている。え、、どういうこと?

◇ウルグアイ・ラウンド農業合意以前から既に自由化(ナチュラルチーズは昭和26年、プロセスチーズは平成元年)されているが、関税が存在し、原則として、29.8%+985円 /kgの関税が課税されます。

チーズなどの乳製品は農畜産業振興機構という団体を通して輸入すると、関税が低くなります。チーズの重さから概算すると、後者であればおよそ800%の関税が課せられることになります。一方、農畜産業振興機構を通して輸入した場合、関税率を低く抑えられますが、機構が価格設定することで、彼らの利益が確保される仕組みになっています。

◇農畜産業振興事業団を通すと、税率が安くなる。という仕組みを作ることで、自由化と言いながら事実上の専売公社を維持した。しかも、利益は国に還元されることがない。天下り用利権組織ができあがった。

◇年定めた数量について同機構が指定輸入業者に委託して輸入し、農林水産大臣が指示する方針並びに価格高騰時の売渡し(競争入札)を行なうカレントアクセス輸入とb.一般輸入による買入れ・売戻し制度に分かれます

◇事実上、同団体が価格決定権を持っている
通常輸入の関税相当を上乗せして販売しても、価格競合しない。対外的には3割の税率だ、低いだろ!?といい、実質的には800%もの関税をかけている、と思いきや、税金ですらなく団体利益に転嫁されてしまう。

◇お金の行き先が、農家なのか、天下りした役員への報酬なのか、はたまた、補助金を交付された企業なのか、それが一旦国家の財政を離れて、国民の監視の外に流れるように仕組み作られていることが問題だ。

◇業務経費が703億円~985億円。同様に、資本は約40億円。資産は約2000億円
大企業と見紛う決算を叩き出す独立行政法人

◇関税が国に入るのではなく、手数料が農畜産業振興機構に入る仕組みになっている
関税なら、消費者が負担して、国の収入になり、結局国民に還元されるのですから、まだマシです。ところが、実際には結果的に国ではない団体に支払われることになる。
<利権>日本のチーズが不味い理由が悲しすぎる



日本国の官僚達は、公僕では無い。

『公主』である。

自分達が退官したあと、優雅な贅沢な老後を延々と続ける事が出来る様に、外郭団体を山ほど作り出し、その組織にうなる程の利益を上げさせる。

公益法人であれば、税金の中抜き。

独立行政法人であれば、税収になる筈の膨大なカネをかすめ取る。

その事だけに、錬金術を行使して、おのれ等の餌を見事にひねり出す。

感心する程の頭の良さである。


そのオツムの働きの十分の一でも、国家国民の為に生かす気になってくれれば、日本はここまで酷い状態にはならなかったのではと考えると、かって誰かが言った『官僚亡国論』が、ナマナマしい現実として、浮かび上がって来る。


消費税の増税しかり。

沖縄の米軍基地の移転問題もしかり。

勿論TPP参加の問題も。

総て、政治家がリサーチして見つけ出した懸案を、政治家が対策を練って行動している訳では無い。

全く無い。

アレもこれも、すべて「官僚」が見つけ出し、官僚がレールを敷き、官僚が政治家に具申して、問題化するのだ。

そして、官僚が筋道を決め、官僚が政治家にやらせる。




▶【TPP参加悲観論】国民も国会議員もダマしてきた亡国官僚(ゲンダイ/見出し)

>大新聞・TVは今頃になって、TPPの問題点を取り上げているが、ふざけた話だ。問題点はとっくに分かっていたのに、官僚の情報操作に乗っかり、見て見ぬふりを決め込んできたのである。

>東大大学院の鈴木宣弘教授(農学国際専攻)も「この間、TV局のスタッフがTPPのメリット、デメリットを並べようとしたら、メリットが見当たらなかったとか言うのです。もっと早く気づいて報道してほしかった」と呆れていたが、本当だ。TPPの真相はなぜ、覆い隠され、国民に伝わらなかったのか。

>TPP交渉は2011年11月、野田首相(当時)がハワイで、「参加に向けて関係国と協議する」と表明したことが事実上のスタートだ。

>これは、実を言うと、大震災の直後から練られていたシナリオだ。内閣官房は大震災を“チャンス”と捉え、抜き打ち参加表明をもくろんだフシがあるのだ。

>「世間が大震災一色になれば、TPPに関する情報を出さずに済む。国民的議論をさせないで、11月に滑り込み参加表明すればいい。参加の話は直前の10月ごろに急浮上させて強行突破すればいい」と、こんなプランを口にする官僚が実際、いたのだ。

>「野田首相のハワイでの表明のあと一部の官僚が秘密交渉を始めたのです。というより、この間の交渉は米国に参加を承認してもらうための事前交渉でした。何でもいいから参加したい日本に対して、米国は『それならまず、入場料を払え』と言ってきた。米国がこれまで規制緩和を求めてきた自動車やBSE、郵政の問題をまず解決せよ、ということです。この中には『米国車の最低輸入義務台数を設定せよ』というような理不尽な要求も含まれていた。しかし、それを国民に知らせたら、TPP反対論が湧き起こる。だから、内緒で交渉を重ねてきたのです」(鈴木宣弘氏)

>交渉参加の入り口から、無理難題を吹っかけられ、それでもポチのごとく、シッポを振ってきたのが日本の一部の官僚なのである。

>TPPにメリットがないのは当たり前。最初から米国企業のための、米国企業による協定なのだ。

>この間、カヤの外に置かれていたのは国民だけではない。民主党の国会議員が交渉内容の開示を求めても、官僚は「情報収集とアイデアの交換をしているだけ」とスットボケてきた。

>「この2年間、彼らはウソをつき続けてきたのです。国民や国会に何も説明しないまま、国を売るような協定のお膳立てを着々と進めてきたのです。民主党政権がなかなか正式参加表明ができなかったのは、国民の懸念が大きかったからではありません。米国が入り口で妥協しなかったからです」(鈴木宣弘氏)

>そのたびに頭を下げて、妥協する秘密交渉が何度も繰り返されてきたわけだ。

良識ある官僚は、そこまでして参加で突き進む官僚に「そんなことを国民に隠して、あとで日本がたいへんなことになったら、どう責任を取るのか」と迫ったこともあったという。しかし、「はき違えるな、我々の仕事は、国民を騒がせないことだ」と切り返された。
【日刊ゲンダイ/4月4日掲載】



日本が壊れて行く。

日本だけでは無い。

当のアメリカも、とっくに壊れている。

欧州も、壊れようとしている。

視界が崩壊する。

世界が崩壊する。


ほくそ笑んでいるのは、シロアリ達を操る「世界の1%」異次元の住人達である。



昨日私がツイッター上で呟いた一言を最後にしよう。

『次の参院選で消滅は「生活の党」、参院選後に消滅は「民主党」、自民公明両院制覇後に生活苦に喘ぐのは国民。その国民も、米国とシロアリ達に血は吸い取られ肉は削り取られ、乾涸びた挙げ句に放射線被害の影響に気づくのは30年後。一民族の終焉は、ある日突然に、しかしそれまでゆっくりと。<完>』




こんな社会は壊れても惜しくはないか。。。。



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