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晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

『平成の無血革命』を、勝手にシミュレーションしてみよう。

2011-05-31 20:46:48 | 政治と社会
さあ、決戦の火ぶたは切っておとされ<る>。

普通は、この表現は「過去形」で使われる。
しかし、結果を待っていては、まだるっこしいだけ。

前もって、好き勝手にシミュレーションしてみよう。


日本時間6月1日、自民公明共同提案で、『内閣不信任案』が、提出される(筈である)。


第一のケース。
小沢勢力が、結果として50人くらいしか同調しなかったら。

当然、岡田克也の言う通り、不信任案は「粛々と否決」される。

小沢一郎は、直ちに離党勧告を受け、離党せざるを得ない。
同調者は30人?

西岡参院議長は退陣。

結果として、民主、自民に継ぐ、影響力の限定された第三党が出来上がる。

この場合は、菅直人の「あの薄ら笑い」を、後1年半見せられる事となる。

造反議員のうち、小沢に付いて行かなかった連中に「謹慎処分」を言い渡す岡田克也の「しかめっ面」が、冴え渡るであろう。

仙谷は、二晩くらいぶっ続けで「高嗤い」である。


谷垣の「目」も、二度と無くなる。
否決した以上、自民との大連立は(一旦)可能性が消える。

公明は、自民に距離を置き始め、「菅仙谷岡田」党に色目を使い始めるに違いない。

30名程抜けた、菅仙岡一味は「公明」との連立に踏み切らざるを得ない。

瑞穂タンは、どうする?



第二のケース。

小沢勢力が80名を越えて同調した場合。

「不信任案」は可決される。
その際は、菅直人が総辞職するケースと、衆議院解散に打って出るケースとに分かれる。

第二のケースの(A)。

解散の場合。
これはもう、ひどい事になるであろう事は、想像に難くない。

どちらの勢力からも、国民もマスコミからも、こぞって批判の渦が巻き起こる。
「この国難の真っ最中に、総選挙等で政治空白を造るのか!」
「被災地で、一体どうやって選挙活動が出来ると言うのだ!」


そして、民主党は岡田克也と仙谷由人、前原誠司以外の「現執行部」と「閣僚」の大半が落選。
1~2回生も、大半は戻ってこられない。
現有勢力の半数が再選されれば、御の字である。

国民は、民主党の2年間を許しはしない。

結果として、自民300、公明微増、み党躍進で、「いつか来た道」を歌いながら夕暮れに彷徨う事となる。

霞ヶ関も、経団連も、高嗤い。


第二のケースの(B)。

菅直人「内閣総辞職」の後は、誰が引き継ぐのか。

小沢鳩山グループと、仙谷岡田前原連合の激しい綱引きとなる。

岡田は、小沢鳩山グループに、党員資格を停止しようと躍りかかって来る事、必定。

そして、「党内野党」と「主流派」とが、首班指名を争う。
当然、谷垣も黙っては居ない。

延々と水面下で駆け引きと綱引きとが続き、結局自民も巻き込んで、「小沢とは組まない」派が、人数的に主流派となる。
当然「小沢派」は、自民党その他の改革派と連合を探る。

最終的には、『「小沢抜き民主」+自民公明社民』の連立政権と言う事に収斂するしかない。

結局小沢派は、およそ100名で「新党」しかなくなってしまう。

さあ、政界再編成を、一からやり直し!
(オザワン、ご苦労様です)


但し、多数の民主党議員が「真実の政治」に目覚めてくれれば、小沢の推す「誰か」が首班となって、改革政府が出来上がる、事もわずか数%では有るが、可能性を留保しておきたい。

あくまで「希望的観測」では有るが。



第三のケース。

小沢グループが、結局思った程まとまれず、勝ち目が無いと判断して棄権に回る。
この場合も、第二の(B)と同じ結末に落ち着いてしまう。

粛正は免れるであろう物の、永久に「党内野党」で冷や飯食い。



そして、私が期待するのが。
第四のケース。

小沢派が、堂々と「可決」出来るだけの数を纏めた上で、あえて「棄権」する。

結果としては、圧倒的多数で「不信任案否決」となる。

その場合。

民主党政権を「救った」小沢派が、キャスティングボードを握る事となるのだ。

その場合、枝野のセリフが言質となる。
「…そのようにして政権交代を成し遂げられた小沢氏が、(内閣不信任)為されるとは思いません」

つまり、官房長官が「小沢の功績」を、マイクの前で認めてしまっているのだ。
否決してしまえば、自民党や公明党との連合を考える必要は、取り敢えず無くなる。

勿論、いずれのケースであっても、その後の国会運営では、参院の過半数を持たない民主党としては、提携相手を探す事は不可欠では有るが、少なくとも「単独政権」を維持する事が出来る。

これは、大きな意味を持つであろう。

それこそ、渡辺恒三やその他大勢が、水面下で「菅直人に引導を渡す」役を担うであろう。

小沢派は、ただ見ていれば良い。
菅直人が如何しても「身を引かない」場合は、党を割ると言う姿勢を示すだけで良いのだ。

即「民主政権」崩壊につながる以上、下野したくない連中が「寄って集って」菅下しに蠢くであろう事必定である。

引きずり下ろしてしまえば、後はこっちの物。
引きずり下しに加勢した面々が、どう言おうと「一気呵成」に組閣に走る。

それなりの存在感が有り、重しとなって、更に「勝手に単独で」突っ走らない人物を「首班」に立てる。
その人物は、外野席の騒ぎ、国民の批判とやらを言い募るマスコミ、野党その他の雑音に左右されずに、小沢一郎の「党員資格」を直ちに復活し、副総理兼幹事長に据える事が、求められる。


ソレが出来れば、『平成無血革命』は成就するのだ。

これまで「小沢を排斥して来た」連中を、それなりの(閑職)ポストに付けながら、二階に挙げて梯子を外してしまえば良いのだ。

かくして、「現内閣及び執行部」の総取っ替えが、成立する。

誰かの言う「ノー・サイド」など無い。
日本と民主党とを破滅に追い込もうとしていた者共は、徹底的に排斥するべき。


勿論、その内閣は「つなぎ」内閣である事は、言うまでもない。

権限を持った小沢一郎が、彼の才能を駆使してしっかりと働けば、雑音は消えて行かざるを得ない。
勝てば官軍。

当選マスコミは、直接間接的に「報復」を受ける。

記者会見は解放されよう。
記者クラブは、解散。

検察権力の見直しから、司法制度の見直しまで、視野に入る。
取り調べの「全面可視化」も導入されよう。
「幽霊検察審査会」にもメスが入る。

新聞テレビの、同一資本の系列制度も、「クロスオーナー・シップ」の禁止で、これまでの『第四の権力の座』を失う事となる。


勿論、原発は徹底的に見直しの対象となる。
福島の状況は、包み隠さず国民に説明され、とるべき対策が丁寧に示される。

住民は、パニックに陥ったりする事無く、非難や医学的保護、予防措置を受け入れる覚悟が出来るであろう。

東電は、潰さず焼け太りは許さず、責任はしっかり取らせる。

如何に被害が甚大であろうとも、情報を隠蔽する事無く国民に示して、対処して行けば、少なくとも「ソフト面」での被害は納まって行く。

津波の被害も、地域住民の生活圏を尊重し、彼等の意思を把握しながら、迅速に復興に向かって手を打って行ける。


これらは、既に3月12日から初めなければいけなかった、当たり前の事々である。


自らの政権維持だけに拘り続け、権力の座に居座る事が目標の菅直人には、出来なかった。

遅きに失する感は有るが、やらなければならない事である。
何事も、遅すぎる事は無い。


小沢復活を期待する。

それには、この手しか無いのでは無かろうか。



さあ、現実はどうなる!?

事実はブログよりエキサイティング?


コメント (8)
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代表選の二の舞を踏みそうになっても、党と政権とを守ろうとする小沢一郎。代表選の再現をもくろむ菅直人。

2011-05-30 21:04:28 | 政治と社会
器が違う。
違いすぎる。


そして、卑しい奴程、勝利を得やすい。
先の代表選で、いやと言う程、見せつけられた。

慎重の上にも、慎重であらねばならない。



「平和裏に、穏便にうまく収まるように考えていかなければならない」
『一新会』での、小沢一郎の言葉である。

菅直人が、完全に包囲されてしまって、それでも己の欲望を貫かんが余り、「猫を噛むネズミの糞」に陥ってしまっている。
恥も外聞も無く。

鳩山由紀夫には、会談を申し込む。
小沢一郎にまで、会談を求める。

そして、若手議員には「重要ポスト」をちらつかせる。
「副幹事長」ポストを数名に。

その傍らで、解散を公言する。

「不信任案」が可決されれば解散。
否決されれば、除籍。

これで、1~2回生は懐柔出来ると考える、薄汚ない狡猾さ。

総選挙が出来たとしても、民主党は半減する。
あるいは、100名近い除名者を出せば、どうなるか。

いずれになっても、『民主党政権』は消滅する事に、考えが至らないらしい。



おそらく。
小沢には「内閣府不信任案」の可決は、読めている。

その上で、「破れかぶれ解散」と大量の「賛成議員粛正」へと突き進む事で、民主党が完全に瓦解する事を、あくまで憂慮している様だ。


18年間の努力と忍耐。

「自民党に留まっていれば総理に」等と言う発想は、彼には無かった。
あくまで、歪な日本の政治風土とシステムとを変えんがために、飛び出した。

求めた事は、明らか。

『国民主導、政治主導の確立』
『官僚主導の打破』

それによって、行政も、経済も、外交も、防衛も、大きく変わる事が出来る。

偏った「従米政策」一辺倒の日本から、対等な新たな対米関係を構築する。
当然駐留日米軍の存在も、変わって来る。
責任を取らない「官僚」はあくまで事務方であり、選挙に依る国民の付託を受ける政治家が、政治の主導権を握る。
地方と中央との関係も見直す。
金融政策も、農業政策も、産業政策も、対経団連を含めて、変わって来る。

そのような政治風土を可能にする為に、本物の『二大政党』が必要で、政権交代を当たり前の物にする。

失敗すれば、選挙で審判を受け、政権は交代する。

さすれば、また「対米追随外交」へ転進する。
官僚が取り仕切る様になる。
地方政治の在り方も、中央隷属に逆戻りする。
あらゆる政策が、大企業を基本に造られる。


このようにして、「二大政党」は、夫々の背後に有る「クラス」の為に、全力を尽くす事になる。

二つの政党は、切磋琢磨しなければならなくなる。

どちらの陣営が、選挙に勝利するにせよ、政治は明確にならざるを得ない。
利益を失った側が、次の選挙で権力を取り返すべく、野党で頑張る。


55年体勢のままでは、絶対に不可能であった。
日本中誰も考えてもみなかった、そんな政治風土を求めて、小沢一郎は自民党を飛び出した。

将来の総理候補の筆頭の座を捨てて。


苦節16年にして、民主党は政権政党になった。

小沢一郎の「窮極の目標」が達成されたかに見えた。
それが達成すれば、彼に総理の座等への野心は無い。


ところがドッコイ。
そのあとは、小沢一郎の描いた方向に進む事無く、迷走を繰り返した挙げ句、獅子は「身中のムシ」によって、総てが崩壊する瀬戸際にまで、追い込まれてしまった。


それでも尚、こう語る小沢一郎。
「平和裏に、穏便にうまく収まるように考えていかなければならない」と述べ、首相の自発的な辞任を目指す考えを表明。


しかし、獅子の体を喰い破りつつ有るムシ共はと言えば、あくまで「虫けら」の頭しか持っていない。
日本の明日の為に、政治風土を改善して、受け伝えて行かなければならない、等と言う崇高な哲学は微塵も無い。



▶首相の執念「起き上がり小法師」不信任案攻防激化 欠席でも厳重処分(産経見出し)

>「不信任の話があるが党が一致して否決する。賛成や欠席なら厳重に対処することを役員会で確認する」

>岡田克也幹事長はわざわざ官邸で首相と会談し、造反者を厳重処分する方針を確認。首相もうなずいた。

> 菅内閣のインターネットサイト「KAN-FULL BLOG」には、29日付の首相の寄稿が掲載されている。都内にある福島県のアンテナショップを訪れた際に、同県の民芸品「起き上がり小法師」を購入した話だ。

>首相は、「」をサミットに持参し、首脳会合時には、上着のポケットに忍ばせていたとつづった。
「倒れても必ず起きあがるの精神は『日本は必ず復活する』という私から各国首脳へのメッセージに、確かな力を与えてくれました」

>帰国した首相は、今度はもう一つの戦いのために、ポケットに、再び起き上がり小法師を忍ばせているに違いない。
【産經新聞/5月30日(月)20時56分配信】


おぞましい!

<起き上がり子>防止、なら理解出来るが。

「絶対に辞めない」
「あくまでしがみつく」

その間、日本がどうなっても構わない。

ただただ、自分が首相で居たい。

官邸に住み続けたい。
総理と呼ばれていたい。
外国に、栄誉礼で迎えられたい。

その為には、脅迫も、恫喝も、餌のバラマキも、何でも有り。
実に、卑しい。
浅ましい。

政治理念も、哲学も、何も無い。



▶<民主党>不信任案めぐり攻防 小沢氏は党内の風探る(毎日見出し)

>党執行部は締め付けを強めており、岡田克也幹事長は役員会前に首相と会談し「厳正に対処する」との方針をあらかじめ確認。安住淳国対委員長は「除名(除籍)を含めて厳しい態度に出る」と強調した。枝野幸男官房長官も会見で、「こんな時期に首相を代えようとすること自体が困難だ」と述べた。
【毎日新聞/5月30日(月)20時54分配信】


最早、小沢が求める「平和裏に、穏便に」菅直人を退陣させる事など、求めるべくも無い。

全面戦争である。


これが「国民の生活が第一」を謡い文句に、政権交代を果たした「民主党」の実際の姿だと思うと、我が目と耳とを疑う、と言う物だ。

そして、あの「フジ・サンケイ」ですら、世論調査の結果を語らざるを得なかった。



▶政府発表「信頼できない」8割、不信任なら「総辞職」6割 FNN世論調査(産經煮出し)

>原発事故の状況や放射性物質に関わる政府の発表が「信頼できない」とする回答は80・8%で、前回調査の66・2%を大きく上回った。

>また、野党が提出を目指している内閣不信任決議案が可決された場合、6割以上が解散総選挙ではなく、内閣総辞職を求めた。
【産經新聞/5月30日(月)11時47分配信】


この数字は、「産経グループが行った」世論調査という、カッコ付きで考えても、国民の意思を明らかに表している。

これでも「起き上がりたい」菅直人。



▶民主賛成で不信任可決も=西岡参院議長(時事見出し)

>西岡武夫参院議長は30日、BS11の番組に出演し、自民党が提出する内閣不信任決議案について「国会議員一人ひとりが本気で日本の将来を考えれば、みんな賛成してもおかしくない。今の政治でいいと考える方がおかしい」と述べ、民主党議員の賛成で可決される可能性があるとの見方を示した。

>また、民主党執行部が、不信任案に同調した場合は処分する方針を示していることに関し、「こんな事態になった。執行部が処分されるべきだ」と強調。同党と自民党との大連立については「菅直人首相が代われば動くんじゃないか」と語った。
【時事通信/5月31日(火)0時21分配信】


まさしくまさしく。

「執行部が処分されるべきだ」


それにしても、「内閣不信任案」に対して意味不明な「反対の立場」をとる『社民党』は、どうしてしまったのだろう。

「国民の命を守る政党」というかってのスローガンは、どこに捨て去ったのか。



▶執行部「除籍辞さぬ」=小沢氏「決断の時」-民主対立激化(時事見出し)

>民主党内の対立は、不信任案への態度を留保している社民党にも波及した。

>岡田氏が同党の重野安正幹事長を訪ね、不信任案に反対するよう要請。

>一方、小沢氏に近い山岡賢次民主党副代表は社民党の又市征治副党首に接触し、「小沢グループを中心に(不信任案同調者が)90人集まった」として賛成を促した。

>東日本大震災の復旧もままならない中での政局には世論の批判も強い。社民党幹部は「そんなに集まったのなら、われわれの協力は必要ないだろう」と迷惑そうに語った。
【時事ドットコム/05月30日(月)22時36分配信】


福島瑞穂は、「内閣不信任案に大義は有るのか?」と言っているらしい。

彼等は、菅直人一派が勝つと踏んで、政権復帰を期待しているとしか、考えられない。
復興の遅れや、その遅れがもたらす決定的被害には、思いは至らない様だ。


政治家は、「社会の安寧」への想像力が無くなったら、終わりであろう。
「権力」への妄想では無く。


しかし、事は着々と進行している。

鳩山由紀夫も、本音はマスコミに気取らせてはいない。
田中眞紀子も、同じ。

敵は限られている。


やっと、面白くなって来た。

ところで、田中康夫は、どうしてるのだろうか?


コメント (6)
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「菅首相は極めて稚拙」と麻生元首相/今や「太郎チャン」の気っ風の良さが懐かしい。

2011-05-28 20:24:24 | 政治と社会
馬○のいぬ間に「解任」は、果たせなかった。。。。

ガッカリの一週間の時間が流れて、また『週末一口時評』と相成りました。



▶首相、帰国後にも鳩山氏と会談する意向(讀賣新聞/5月28日(土)22時37分配信)
▷代表選時の抱きつき作戦再び。

▶首相、小沢氏らとの面会希望 不信任案めぐり(産經新聞/5月28日(土)20時45分配信)
▷「いっちゃん、一緒にやろでは有りませんか(今国会閉会後はノー・サイドと言う事で。。。)

▶小沢氏らとの会談に意欲=不信任採決で造反想定せず―菅首相(時事通信/5月28日(土)16時48分配信)
▷意欲。しがみつく。不利な事は想定しない。 

▶批判強める小沢氏に「コメント控える」と首相(産經新聞/5月28日(土)16時57分配信)
▷コメントしたくても、中身が何も無い物で(* *;

▶「まずは復興と事故収束」と首相 内閣不信任決議案を牽制(産經新聞/5月28日(土)16時46分配信)
▷その為に、君が邪魔。

▶与えられた職務に最大限努力=不信任決議案提出の可能性で官房長官(ロイター/5月27日(金)10時22分配信)
▷「菅直人から与えられた職務」と「国民から付託されている筈の任務」とドッチがダイジかなぁ~?

▶不信任案提出時期、自民幹部間で温度差(讀賣新聞/5月28日(土)23時16分配信)
▷谷ガッキーは低血圧低体温(^^)

▶<小泉元首相>原発事故 自民政権時代の責任に言及(毎日新聞/5月28日(土)20時18分配信)
▷小泉劇場再び。責任とらなくていいからラクダ~。進次郎の後押しでもさせてもらいます。

▶小泉元首相「これから原発を増やすのは無理」(讀賣新聞/5月28日(土)20時0分配信)
▷もうボクんとこに、キックバック入ってこないから。

▶「原発の安全性過信」原子力政策で小泉純一郎元首相が自戒の弁/横須賀(カナコロ/5月28日(土)23時30分配)
▷『次回の年』と変換した。(大笑)息子それとも自分自身?

▶小沢氏とは絶対組まない=自民・石破氏(時事通信/5月28日(土)18時22分配信)
▷握手すると手のひらが湿ってそう。こちらからお断り。

▶楽天、経団連脱退へ=電力業界保護の姿勢に不満―三木谷会長(時事通信/5月28日(土)13時0分配信)
▷一瞬評価しようとしたが、結局「電力商売に参入したいが為の抗議」と分かって、やっぱり。

▶普天間移設、粘り強く説得=沖縄米軍トップに綱紀粛正要請―松本外相(時事通信/5月28日(土)19時2分配信)
▷「綱紀粛正を要請」って、そんな次元の話じゃないですよ。

▶「菅首相は極めて稚拙」と麻生元首相(産經新聞/5月28日(土)18時45分配信)
▷今や「太郎チャン」の気っ風の良さが懐かしい。

▶中間派が一斉に議員総会要求 ほくそ笑む小沢氏(産經新聞/05月28日(土)01時47分配信)
▷相変わらず下品な見出しだねえ。フジ・サンケイさんには品格と言う物は無縁なのだね。

▶民主幹事長、不信任案「全員で否決」=玄葉氏も可決想定せず(時事通信/5月28日(土)18時5分配信)
▷全員?菅岡田枝野玄蕃仙谷安住野田…

▶「不信任に大義あるか」=社民・福島氏(時事通信/5月28日(土)12時11分配信)
▷国民を守る事が大義では無い!? 社民党は極右政党に模様替え??

▶岡田氏が小沢氏を批判 米紙記事に「議論は党内でもできる」(産經新聞/5月28日(土)16時55分配信)
▷「聞く耳持たぬ」を<議論>と称する民主党幹事長。

▶焦る首相「空手形」を連発 太陽光パネル1000万戸 原発事故の情報提供(産經新聞/5月28日(土)7時57分配信)
▷「原発事故の情報提供」は、既に海外メディアが引き受けてます。

▶日露 北方領土、遠回しに遺憾の意(産經新聞/5月28日(土)7時57分配信)
▷遠回しに「諦めた」のね。

▶「領土意識」が希薄な菅政権【土・日曜日に書く】論説委員・石川水穂(産經新聞/5月28日(土)7時57分配信)
▷『国権の最高責任者』意識の欠落した菅直人。

▶まだあった… 福島第1原発、非公表データが存在(産經新聞/5月27日(金)17時24分配信)
▷もっともっと有るさ。

▶福島第1原発に未公表データ 枝野官房長官が東電に激怒(J-CAST ニュース/5月27日(金)19時13分配信)
▷国民は枝野に激怒。

▶山本太郎の「原発でドラマ降板」 事務所は「事実ではない」(J-CAST ニュース/5月27日(金)13時13分配信)
▷『電通』=『東電』の意向が見え見え。事務所は辛いね。

▶ソニー子会社を指導=個人情報流出で―経産省(時事通信/5月27日(金)18時55分配信)
▷脇の甘いソニーもさておき、「指導」って。経産省庁舎を高校の校門の前にでも移転するか。

▶日米共通戦略に「原発の安全」と「災害対策」(讀賣新聞/5月27日(金)17時58分配信)
▷日本が「実験室」ですね。

▶英首相、ユーロファイター売り込み【G8サミット】日英首脳会談(産經新聞/5月27日(金)19時33分配信)
▷TPP(米)汚染除去技術と廃炉技術(仏)戦闘機(英)エコ・エネルギー技術(独)。サミットって、各国が日本にあれこれ「売りつける」祭りだったんだ。。。

▶「サミットで各国との絆感じた」菅首相内外会見(1)(27日夜)(産經新聞/5月28日(土)2時44分配信)
▷言葉の軽い菅直人は、外交儀礼の言葉を即信じ込む。

▶舛添氏「信用されない首相は辞めて」(産經新聞/5月27日(金)11時47分配信)
▷こんな男にまで言われてら。

▶情報混乱「責任感じる」=吉田所長の処分不要―菅首相(時事通信/5月28日(土)18時2分配信)
▷震災原発事故「責任感じろ」=菅直人の処分必要。

▶「除名処分」に賛意=蓮舫氏(時事通信/5月27日(金)11時13分配信)
▷しかしドンドン衰えて行く人だなあ(首相になりたいと白状したらしい!)

▶海水注入問題で枝野氏「すべて確実な裏はとれない」(産經新聞/5月27日(金)11時4分配信)
▷??? ソレで『政府』? ソレで『対策本部』? 意味不明。

▶西岡議長、首相の「足るを知る」発言に「自分こそ知ってほしい」(産經新聞/5月27日(金)0時25分配信)
▷西岡センセ、そりゃ無理と言う物だ。「知る事を知らない」からこそここまでの迷惑が。

▶会談求めたら「ドタ菅された」…西岡参院議長(讀賣新聞/5月27日(金)0時36分配信)
▷ドッ菅ァァ~ン! m(- -*);m

▶遠くない時期に判断=TPP交渉参加で菅首相(時事通信/5月27日(金)2時0分配信)
▷そんな事言ってられるのもあと少し。まもなく君の存在が判断される。

▶TPP 先送り一転「早期判断」 米に口約束、国内議論混乱も(産經新聞/5月28日(土)7時57分配信)
▷「口約束」から先に生まれて来た男。

▶菅首相、米にすり寄り TPP先送り一転「早期判断」と口約束(産經新聞/5月27日(金)23時28分配信)
▷スリスリ。「口約束で運命が決まるんだもお~ン」

▶不信任可決なら解散=前原氏(時事通信/5月26日(木)23時32分配信)
▷どうぞどうぞ、お好きな様におっしゃって下さいまし。東日本から袋叩きに合うよ(^^)

▶連合会長「不信任同調論は遺憾」(産經新聞/5月26日(木)20時18分配信)
▷連合=経団連、ですよね?

▶天下り監視委、ようやく稼働へ=同意人事案を提示―政府(時事通信/5月26日(木)20時13分配信)
▷「監視委」に天下る人員がやっと決まった、って事ですね。

▶岡田氏、首相のぶらさがり取材「生産的ではない」(産經新聞/ 5月26日(木)19時56分配信)
▷国民、岡田氏の存在「生産的では無い」。

▶引退撤回で永年表彰 鳩山前首相(産經新聞/5月26日(木)19時49分配信)
▷「あとを託した菅直人がアレでは、辞める訳にはまいりませんでしょう」鳩山由紀夫。

▶川崎町議長が自殺か=選挙違反で任意聴取―「暴力行為あった」とメモ・福岡県警(時事通信/5月29日(日)0時10分配信)
▷「取り調べ全面可視化」なんて出来ない一例です(合掌)

▶「検察は証拠を隠すな」 布川事件無罪の2人が批判(産經新聞/5月28日(土)22時0分配信)
▷捏造もするな!

▶「時間かかり過ぎ」=未公表データの公開で―保安院(時事通信/ 5月28日(土)20時13分配信)
▷保安院も隠蔽するんだから、多少遅くったって、影響ない様な気がしますが。。。

▶世界でもKY菅、放射能隠蔽問題でサミットは大失敗(夕刊フジ/5月28日(土)16時56分配信)
▷現地の話題はもっぱら「アラブの春」でした。

▶<福島第1原発>東電、線量データを一部紛失(毎日新聞/5月27日(金)21時56分配信)
▷「隠蔽」を言い換える官僚用語。

▶<埼玉県警>虚偽証言強要の疑い…供応買収事件で19人に(毎日新聞/5月26日(木)2時37分配信)
▷ぼろぼろ、ボロボロ、出て来る出て来る。漏れる漏れる。

▶「本店に盾突く困ったやつ」福島第1原発の吉田所長(産經新聞/5月26日(木)22時43分配信)
▷政府にも霞ヶ関にも経団連にも、「爪の垢」を頂かなければならぬ輩は何千人?

▶エジプト政府、ガザ境界検問所開放(讀賣新聞/5月28日(土)23時24分配信)
▷おお! イスラエルのゴリ押しに屈せず続けて欲しい。


さあ、来週は一体何が起こるのだろう。。。

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やっと言ったゾ、小沢さん。「もう一働き」

2011-05-27 22:22:56 | 政治と社会
やっと言いましたね、小沢さん。


貴殿は、寡黙すぎる。

新聞雑誌、こぞって「無い事無い事」書きまくっても、反論無し。
いくら「言い訳しない」のが家訓だからと言って。

それだから、情報の入り口が偏ってる人々は、マスコミ論調が「正しい」と、思い込んでしまうのですよ。


それに、周りがどれだけやきもきしても、なかなか「直接」発言を為さらない。

勿論、何を言っても「曲解」されて報道される事は、承知の上ですが。

だからと言って、庶民から見えない所に引っ込んでいるから、「奥の院」だの「二重件力」だのと、言われてしまうのですよ。


貴殿の、一言隻句に、注目が集まり、批判され、非難される。
それほど、影響力が有るからなのです。

お解りですよね、そんな事くらい。

だからこそ。

我々庶民は、言いたいのです。

「もっと見える所で」
「もっとはっきり」
発言して欲しい、と言う事を。

ズケズケ言えば良いのです。


震災後のにほんが、原発の事故も相まって、これほどの混乱に見回れ、現地の人々のみならず、日本人全体に被害が及ぼうとしている、この時だからこそ。

政府に、期待も信頼も置けなくなっている、この時だからこそ。

貴殿の意向が、知りたいのです。
貴殿の指示が、欲しいのです。

同じ議員同士ですら、疑心暗鬼に苛まれ、進むべき方角を見失い、とるべき正しい姿勢を見いだせない事が多い、この妖怪変化の跳梁する今、庶民は「灯台」の光を求めているのです。


やりきれない程の大馬鹿総理が、地位に綿々としてしがみつく現状に、その現状が長引けば長引く程、社会は増々沈み行く有様に直面させられて、思い悩む事はただ一つ。

「いかにして、菅直人を引きずり下ろすか」
「どうすれば、菅直人を引きずり下ろせるか」


野党は、全く頼りにならない。

よしんば、野党が頼りになったとしても、その「野党」自民党に復活されては、元も子もない。

そんなジレンマに墜ち居ている、今この時こそ、貴殿のしっかりした姿勢を、語って欲しいのです。

官僚支配の社会の変革も。
アメリカ一辺倒の、国益を無視した外交姿勢も。
被災者の救済措置も。
原発事故の対処も。
TPPも金融政策も。
環境問題も、脱原発も。
その他、アレもこれも。

貴殿の行動を待ち望んでいるのです。


勿論『小沢一郎』は、スーパーマンでは無い。
百も承知です。


でも。

貴殿程に「明確なヴィジョン」を持った政治家が、居ない以上。
貴殿程に「経験に富んだ」政治家が、居ない以上。
貴殿程に、考えと行動とが一致する事が分かっている政治家が、居ない以上。

貴方に<期待する>しかないのです。
貴殿に<任せたい>のです。


そして。

現政権に対する絶望が、深まれば深まる程。
菅直人に対する怒りが、増せば増す程。

どうすれば、菅直人を退陣に追い込み、日本を救う「救国内閣」を組織する事が出来るか。

庶民の手の届かないレベルの事であるだけに、その行く末に不安と期待とが入り交じり、菅直人後に、もう過ちを繰り返さずに済むように、庶民の素朴な願いや、平和への希望が織り込まれる事を望むあまり、行動力有る貴殿の「イニシアティヴ」が、待たれていたのです。

じりじりしながら。
イライラしながら。

貴殿の「声」を。
貴殿の「行動」を。

待ちわびていたのです。



▶首相交代「一日も早く」=自身の再起に意欲―民主・小沢元代表(時事見出し)

>民主党の小沢一郎元代表は27日掲載された米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのホームページのインタビュー記事で、菅直人首相について「一日でも早く代わった方がいい」と述べ、早期退陣すべきだとの認識を示した。

>また、自身の今後について「老兵は消え去ろうと思っていたが、もう一仕事やらねばならない」と語り、再起に意欲を示した。
【時事通信/5月27日(金)19時39分配信】


『意欲を示した!』
「もう一仕事やらねばならない」

やっと。
公的な場での発言が、為された。

その一言を、「明確な意思表示を」、我々は待ち望んでいたのです。



▶<小沢元代表>米紙に、菅首相の早期交代求める発言(毎日見出し)

>民主党の小沢一郎元代表は27日付のウォールストリート・ジャーナル日本版(電子版)のインタビューで、菅直人首相の政権運営について「菅政権は国民の支持を失っている。政策の実行ができないのなら総理をやっている意味がない。一日でも早く代わった方がいい」と述べた。自民、公明両党が今国会に提出する内閣不信任決議案に賛成する意向を示唆したとみられる。


「不信任案に賛成する意向を示唆」

ここは、『野党が提出する方針の内閣不信任決議案への対応については、「どうするかよく考えている」と述べるにとどめた。』と報じた讀賣とは解釈が異なっている。


>小沢元代表が菅首相に対する退陣要求を公言したのは初めて。小沢元代表は菅政権に関し「放射能汚染に対する認識がまったくない。(震災対応も)役所に任せきりで、民主党が目指した政治とはほど遠い」と批判。ポスト菅の候補については「何人でもいる」との見方を示し、自らの政治活動についても「もう一仕事やらねばならない」と述べた。

>小沢グループは不信任案賛成を前提とした署名集めをしているが、グループ内もまとまっておらず、可決に必要な約80人の造反議員の確保は難航している。小沢元代表の発言には自ら首相交代を求める姿勢を鮮明にすることで、不信任案可決に向けた流れをつくる狙いがあるとみられる。
【毎日新聞/5月27日(金)21時40分配信】


しかし、さすが大手マスコミの限界か、「造反議員の確保は難航」と、意地の悪い見方を改める気は、ないらしい。


そして、いよいよ「野党連合」も、腰を据えたか。



▶6・3決戦へ 自公、来週中に不信任案提出 民主すでに50人超の同調確実(産経見出し)

>自民、公明両党は27日、幹事長・国対委員長会談を行い、来週中に内閣不信任決議案を衆院に共同提出する方針を固めた。6月1日の国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)、2日の衆院本会議での菅直人首相による主要国首脳会議(仏ドービル・サミット)の報告を踏まえ、提出する方向で調整しており、採決は3日となる公算が大きい。民主党ではすでに50人以上が同調する意向を固めており、成立の可能性は十分ある。4日は衆参の首相指名選挙から1周年。この直前に政権は重大局面を迎える。

>具体的には5月31日に衆院東日本大震災復興特別委員会集中審議で、事故に絡む政府の不手際や「情報隠し」を徹底追及。これを受け、党首討論で自民党の谷垣禎一総裁と公明党の山口那津男代表がそろい踏みで首相に退陣を迫る算段だ。

>これまで自民党執行部は不信任案可決の見通しが立つことを提出の条件とし、6月5日の青森県知事選の投開票を待って提出する方向で調整してきたが、各派領袖と公明党は「週をまたぐ必要はない」と来週中の採決を要求。これ以上民主党の同調者が増えるのを待っていては逆に民主党執行部の切り崩しが進み、提出のタイミングを逸しかねないとの判断に傾いた。

>仮に不信任案が否決された場合は、首相の「大幅延長」という対抗策を封じるために、会期末(6月22日)を前に参院で首相の問責決議案を可決させ、参院審議を止める構え。

>不信任案は社民党が否決に回るとみられ、可決には民主党から81人の造反が必要。民主党では小沢一郎元代表が同調者の署名をひそかに集めており、小沢系議員だけでその数はすでに50人を超えた。樽床伸二元国対委員長らのグループなども同調の動きを見せており、鳩山由紀夫前首相らは欠席する公算が大きい。
【産經新聞/5月28日(土)1時49分配信】


ここまで、手順が詰められていると言う事は、自民党も「やっと」重い腰ならぬ「軽い腰」を据える覚悟が、固まったと見て良いのでは無かろうか。



▶「不信任案可決なら閣僚全員罷免してでも解散」(讀賣見出し)

>自民、公明両党が内閣不信任決議案を共同提出する方針を確認した27日、菅首相に近い閣僚や民主党執行部は、造反を最小限に食い止めようと、衆院解散や処分をちらつかせて党内への締め付けを一層強めた。

>小沢一郎元代表を支持するグループには選挙基盤の弱い若手や比例選出議員が多いためだ。ただ、こうした手法は反発を招き、「逆効果」との指摘も出ている。

>「首相は選挙直前に党代表を辞任し、世代交代を印象づけようとするのではないか」とも語り、首相と代表を分離する“総(理)・代分離”まで持ち出した。

>枝野氏は26日夜の前原誠司前外相グループの会合で「不信任案が可決されれば、首相は閣僚を全員罷免してでも解散する」と述べたという。
【讀賣新聞/5月27日(金)22時49分配信】


「全閣僚を罷免してでも」?

政権の中にも、「解散に反対する(=総辞職)閣僚が居る」と思って居る訳だ。
こりゃ可笑しい。

菅直人内閣は、当然ながら、焦りまくっているようだ。


オザワン、本当に出番ですよ!


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X-デイまで、あとxx日… 湿った導火線は「煙」が出てみたり、消えてみたり。

2011-05-26 23:01:22 | 政治と社会
菅直人は、ドーヴィルでハシャイでいるらしい。

まあ、年に一度のお祭りで、「首脳」気分に浸るのも良かろう。

サルコジーや、メリケル、オバマ等「煮ても焼いても」喰えない手強い「同僚」達に、あれこれ「釘を刺されて」、ただニコニコ笑顔を張り付かせているに違いない。

何をどう、気取ってみせても、背伸びしてみせても、器が違い過ぎ。


その間日本では、あっという間の2日間で、もう火がついた筈の導火線が、心細い事になり始めて来た様にも見える。



▶岡田氏と会談の鳩山前首相「党割ることは…」(讀賣見出し)

>民主党の岡田幹事長は26日、国会内で鳩山前首相と会談し、「政権交代したのだから、ここは踏ん張らなければいけない」と述べ、野党が内閣不信任決議案を提出しても同調しないよう求めた。

>鳩山氏は「私が何か言うと小沢・鳩山連合軍で『菅降ろし』みたいに書かれる。党を割るようなことをしてはいけない」と応じた。

>一方、前原誠司前外相は26日夜、都内のホテルで開いた自身のグループの会合で、「野党が提出した内閣不信任決議案に賛成することはありえない」と述べた。
【讀賣新聞/5月26日(木)17時54分配信】


ふむふむ。

岡田と鳩山の会話は、「分限者」と「関所の役人」の会話の様だ。

何処にも本音に触れない、馬鹿げたやり取り。

「ここは踏ん張らないと行けない」
こんな説法に、大先輩で結党の主が、「恐れ入りました」と言う筈も無く。

鳩サンとて、「不信任案」に対処する事と、「党を割る」事とが同じでは無い事を、重ねて明言する。

ただ、「下し」に成功するにしろ、失敗するにしろ、その後の結果のとして「分裂」は有るかもしれない。
それは、あくまで結果論。
しかし、直裁的に「党を割る」事を、生みの親が目指すはずは無し。

どちらも、ウソ等これっぽっちも言わないうちに、互いの主張を打ち合わせている訳だ。

丁々発止!



前原は。。。

これは、解釈が難しい。
「不信任案を党内から出せば…」
どうする!?

絶対に勝ち馬に載りたい誠司クンは、フェイントをかけながら、状況を見極め中。


▶<民主>前原氏、不信任案をけん制(毎日見出し)

>前原誠司前外相は26日夜、東京都内で開いたグループの会合で、民主党内に内閣不信任決議案に同調する動きがあることに関し「党を割ってはならない。同調したら執行部は除籍処分にする。もし可決されたら菅直人首相は衆院を解散する」と述べ、小沢一郎元代表のグループの動きをけん制した。


なあるほど!


>前原氏は「自民党三役と話をしたが、自民党は民主党内の不信任案賛成組と組まない」とも強調した。


うんうん。


>会合には枝野幸男官房長官や仙谷由人官房副長官も出席。仙谷氏は「原発事故賠償と、税と社会保障の一体改革を実現するには、大連立しないと難しい」と述べた。
【毎日新聞/5月27日(金)0時24分配信】


誠司クンは、着々と手を打っている様です。

小沢にすり寄ってみせる。
一種の「保険」でありますな。

直後に、「はじき出されちゃ適わん」とばかりに、仙谷枝野とも<即>お話になる。


結局のところは、民主党内部の「不信任案同調組」=『親小沢』は、徹底的にたたき出そう、と言う事です。

あくまで、『菅抜き』での「民自野合」を望むらしい。

やっぱりなあ~。

何の事は無いです。
誠司クンは、自民党と一緒にやりたくてたまらない。

だよね。
「進学塾」出身らしい、小手先の立身出世の模索でしたか。



そして、他方の主人公はと言えば。


▶<問責決議案>参院自民、会期末まで提出先送り(毎日見出し)

>参院自民党は26日、菅直人首相に対する問責決議案の参院提出を国会会期末(6月22日)近くまで先送りする方針を固めた。


あらあら。


>山本一太参院政審会長らが主張する「問責先行論」には、問責可決で特例公債法案など重要法案の審議を残したまま菅政権が行き詰まれば、事態打開のため民主党から不信任案に賛成する「造反」が期待できる--という読みがある。


何しろ「一太」クンが、『政審会長』なのだから、自民党も落ちぶれた物だ。


>しかし、実際には衆院で不信任案を可決できる見通しが立たないうえ、参院予算委員会では6月に計3回の集中審議を行う方向で与野党が調整しており、問責可決で早々と審議拒否に突入することには、自民党の連携相手の公明党に慎重意見が強い。


そして、ここに至ってまでも「公明」が、総てをぶちこわしかねない存在で有りました。

野党時代から、『少数なれど「キャスティングボード」を握って決定権を握る存在になる』と言う標語が、こんな形でも反映しているとは。

やっぱり、何処まで行っても自己中政党であります。


>参院自民党は当面、国会論戦で首相の震災対策の不手際を追及し、問責理由をあぶり出す構えだ。


で。
一体、「何を」炙り出せるのでしょうか。
ここまで事態が進んでいると言うのに。

これまでに、何か「倒閣」の武器になる様な事を、一つでもあぶり出せたのかしら。
今さら。

あとは「ズルズル」っと、行ってしまいますか。
不毛の「野党第一党」自民党バンザイ。


>衆院側ではベテラン議員を中心に不信任案の早期提出論が出ているが、否決されると倒閣の「切り札」を失うため、自民党の谷垣禎一総裁はなお慎重だ。「衆院は衆院、参院は参院。別に連動しなくてもかまわない」(参院幹部)という党内の温度差は、谷垣氏の最終決断にも影響しそうだ。
【毎日新聞/5月27日(金)2時30分配信】


谷ガッキーは、慎重居士。
結局は。。。

<自民党の谷垣禎一総裁は26日午後の記者会見で、菅内閣に対する不信任決議案について「(東日本大震災と福島原発事故の対応で)これだけ問題がある政権だから、野党として必ず出さなければならない責務がある」と述べ、提出する方針を表明した。>

昨日のセリフです。
まあ、党内の大姑小姑が、「後ろからうるさくて適わん」以上は、「ガス抜き」の為に、言っては見た物の。

「否決されちゃったら倒閣出来ない」から、困っちゃう。

一歩進んで、二歩下がる♪
じいんせいはあ、「呉越同舟」 汗かきベソかき、歩こうよお~♪



導火線は、点火したのか、しないのか。

小さな種火でも、見えない小さな焰でも、しっかり燃え続けるのか。
それとも、尻すぼみに消えて行くのか。


まだ、判断を下すには、少しばかり早すぎる様だ。

しかし、何かが聞こえる。
気のせいか。。。。。

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スイッチが入って2日目。。。新たな動きは起きたのか?

2011-05-25 22:18:49 | 政治と社会
呉越同舟の160名の宴が終わって、時計の針が一日分進んだ。


「シカと」されていた渡部恒三も、あきれられていた前原誠司も、腹の内はどうでアレ、表向きは小沢におもねってみせた。

同じ日に、鳩山由起夫はわざわざ小沢系の若手グループと会合を持って、「何事も決意が肝心」と、のたまった。


そして、一夜が明けて。

菅直人はパリにやって来た。
地元のマスコミでは、殆ど何も報じられていない。

(もっとも国際会議慣れしている当地では、外国の首脳の到着くらいでは、ニュースにならない事も多いのだが)



▶首相を倒せ! 原口氏が倒閣宣言 鳩山氏は決起促す(産経見出し)

>民主党の原口一博前総務相は25日、「トップは替わった方がいい」と述べ、菅直人首相は直ちに退陣すべきだとの考えを表明した。

>小沢一郎元代表も同党議員との会談で、首相退陣を求める行動を起こす考えを示唆したほか、鳩山由紀夫前首相は講演で「大事なのは覚悟を持って行動する勇気だ」と、倒閣に向けて決起を促した。


さあ。


>首相が主要国(G8)首脳会議(ドービル・サミット)で不在の中、「菅降ろし」の火の手が党内各所から上がってきた。


何かが始まるのか。
それとも、今まで通りの「かけ声」だけなのか。。。


>原口氏はこの日、記者団に対し「東京電力任せにし、放射性物質をバンバン拡散させている。子供や妊婦や赤ちゃんを守れないことは絶対にあってはならない」と述べ、首相の原発事故対応を厳しく批判した上で退陣を要求。両院議員総会を開いて、党代表を交代させる方法が望ましいとの考えを示した。

>ただ、野党が検討している内閣不信任決議案への同調については「一線を画している」と述べるにとどめた。不信任案が可決され、首相が解散・総選挙に打って出た場合には「一緒に選挙はできなくなる」として、その場合の離党もにじませた。


ん?

直接記者団に向かって、直接「退陣を要求」を語った事は、やや今までとはニュアンスに変化が見られたと言えるのか。

しかし。

何しろ、「死んでもあと2年続ける」と宣言している、世紀の超<KY>人間である菅直人が、総会で代表を解任されたぐらいで、首相を辞任するだろうか。

「首相は代表でなくともよい」と言い張って「しがみつきそう」な。

それにしても、『両院議員総会』で単純に解任出来る可能性も有る、と読んでいるのだとしたら、甚だしく甘いと言わざるを得ない。

第一、「議員総会」で代表を解任するには、過半数の賛成が必要であろう。

210名程が、菅直人に反旗を翻すとは、残念ながら思えない。

やはり、「衆院」での『内閣不信任案』の可決の方が、ずっと真実みが有るのでは無かろうか。

ところが。
「野党の内閣不信任案」への同調は「一線を画す」と言う。

彼の真意は、いつもながら、今ひとつ計り難い。


>一方、小沢氏は同日、川内博史衆院議員と都内の事務所で会談し、原発事故について「官邸が情報を隠し、本来、知らされるべき情報が被災住民に知らされなかったことで無用な被曝(ひばく)を招いた」と述べ、政府の対応を厳しく批判。「いま決断し行動しなければならない」と、首相退陣を求める行動を起こす考えを示唆した。


うむうむ。

ようやっと「今」行動しなければ、と「一歩」踏み込んだ発言が為された事は、小沢自身の中で、既に何か「形」が出来上がっているのでは無かろうか。

語った相手が『川内』である事も、示唆に富んでいる。

もっと長く、もっと傍近くに居る側近では無く、より直截的な発言と行動とを示して来た川内博史に。


>また鳩山氏も同日、国会内で開かれた小沢氏支持の参院議員の会合で講演し、平成5年に自民党を離党して新党さきがけを結成した経緯を紹介して、「自らの覚悟を強く持つことで道は開かれる」と強調した。
【産經新聞/5月26日(木)1時17分配信】


これらの動きを持ってして、<首相が主要国(G8)首脳会議(ドービル・サミット)で不在の中、「菅降ろし」の火の手が党内各所から上がってきた。>と、評価して良いのかどうか、今ひとつ判断が出来にくい所に、民主党の辿って来た歴史が透けて見える。

もどかしい。


▶民主国対委員長「不信任欠席でも厳格処分」(産経見出し)

>民主党の安住淳国対委員長は25日、不信任案採決で同党議員が造反した場合の対応について、「自分たちの内閣を信任しない意味は同じなので、欠席も(賛成に回る行為と同じく)厳しい処分になる」との考えを示した。「欠席でも除籍(強制離党)」の構えを示すことで、不信任案賛成には抵抗感があり欠席を模索している同党議員を強く牽制(けんせい)したかたちだ。
【産經新聞/5月26日(木)1時36分配信】


本来、党内から「政府執行部」に対する不満が現れて来る事自体、政府執行部の方に責任がある。

党内を纏められないのであるから。

しからば、如何に党員の不満を取り除くか、如何に不満に対する対策をとるか、が執行部の責任の筈。

党内の融和に努力し、批判には責任を取り、反乱を防ぐ為にあらゆる手だてを行って、纏めなければならない。

その責任者が、幹事長である。

その責任者自身が、不信任案に同調するなら「離党を覚悟で」と、党内対立を煽っている有様であった。

そして、今度は「選対委員長」が、同じ事を言い出す始末。

今まで、溜まりに堪っている「党内の不満」の、直接の現れが、国民の期待に背いて破れた「選挙」に、責任者が責任をとらない事、が一番の大きなエネルギーとなって、溜まって居る。

その、「選挙戦」の責任者が、誰有ろう『幹事長』ではないか。

そして、国会対策のまずさから、通るべき法案も通せない。
その事が、震災の復興を更に贈らせている。

この事も、国民の最大の批判する事柄であり、民主党議員達に、夫々の選挙区で、「選挙の敗北」と言う形で、一番大きく跳ね返って来る。

その「国対委員長」も、民主党議員達の不満を「解消する為に」動くどころか、逆に怒りを逆なでする様な発言に終止する。


もっとも、「政府執行部」の構成要因達は、菅直人有っての自分の地位である以上、首相を支えなければ「クビが危ない」のは、理解出来る。

しかし、ここまでの国難に至って、病巣の根本を切除しなければ、体自体が死んでしまう事が、理解出来ない哀れさ。


▶自民の変心で目算外れた民主 駆け引き激化(産経見出し)

>実は石破氏は23日夜、民主党の玄葉光一郎政調会長(国家戦略担当相)とひそかに会談し、修正協議入りで合意していた。玄葉氏が、政府案の「復興庁」の権限に「復興計画の実施」を加えるなどの修正案を示し、自民党案を事実上丸のみするとしたからだ。

>修正協議で不信任案提出の動きを鈍らせ、懸案の特例公債法案成立にも弾みをつけようとしていた矢先だったためだ。民主党が修正案を提示しようとしても自民党側はかたくなに拒絶。目算は外れつつある。

>「修正がすんなりいけば不信任案は出しにくくなるのに…。基本法案を早く出しておけばよかった」

>民主党執行部の一人は、こうぼやいた。
【産經新聞/05月26日(木) 01時23分配信】


筆頭野党の腹は、固まりつつ有る。
政府の「小手先」の延命製作は、次々と外れ始めた。


▶自民、不信任案着々 公明・みんな 後押し(産経見出し)

>公明党の山口那津男代表は記者会見で「不信任案は自民党との共同提出が望ましいと思っている。自民党内のコンセンサスができるのを見極める」と述べた。

>みんなの党の渡辺喜美代表も役員会で「史上まれに見る責任を押しつける体質がある首相には即刻辞任してほしい。不信任案が出ればみんなの党は賛成したい」と述べた。
【産經新聞/5月25日(水)7時55分配信】


▶たちあがれ日本・園田幹事長、不信任案に「賛成」(産経見出し)

>たちあがれ日本の園田博之幹事長は25日午後の記者会見で、自民党が提出を検討している内閣不信任決議案について「提出されれば当然、賛成ということになるだろう」と述べた。
【産經新聞/5月25日(水)15時4分配信】



菅直人包囲網は、殆どのエレメントは準備完了と言う所。

あとは、<いつ><誰が>提出するか、という所まで来ている。
さて、それが問題なのだ。

自民以外の野党、特に「公明」は、あくまで<共同提案>にこだわり、自分達のイニシアティブを見せておきたがる。

慎重にタイミングを計って、なんて事をやっているうちに、国会を閉めてしまいかねない、かんなとである。

出し方を間違えると、同調者が減り、否決されてしまう可能性もあるだろう。

そうなれば、「菅直人政権は信任」された事になり、そうなった時の菅直人の呵々大笑ぶりが目に見えるようだ。

あの、悪巧みの仙谷が付いていれば、何をやらかすか知れた物では無い。

しかも、民主党議員自らが、共同提案者にならなければダメだ。

「野党の反乱に乗っかる」形だと、如何しても『大義』に欠ける。
<政争>として、片付けられてしまう恐れが有る。

政府与党内部から、『自乗作用』が働いた結果の行為である、必要が有る。
あくまで、「内部の膿を出す」事が出来ることによって、民主党の存在意義が、国民に再度認知される事になるのだ。


内部から『政権を倒す』。

このような「大事」は、ある意味で『クーデター』と同じ事である。
法的手段に依るか、依らないかの違いだけ。


このような一大事を成し遂げるには、事前に情報が漏れては、その時点で終わりである。

直前まで、「水面下」で十分な根回しを行い、時が来たとき一気に事を起こす。

『秘するが花』

恐らく1時間くらいで、総てのセットアップをやり遂げる事が出来る、実力の有る『司令塔』が、欠くべからざる要素である。


必要な人数を、1時間でそろえて、同調させる「実力者」が、居ないとダメなのだ。



▶不信任案に反対示唆=重野社民幹事長(時事見出し)

>社民党の重野安正幹事長は25日午前の記者会見で、自民、公明両党が内閣不信任決議案の提出を検討していることについて「今、必死に(東日本大震災からの)復興に向けて努力をしているときに、司令官の首を替えることが、被災者に通用するのか」と述べ、提出された場合には反対する考えを示唆した。
【時事通信/5月25日(水)11時5分配信】


誰か、出来るか?
誰が、出来るか?

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微かな予感と、過大な期待。それとも、実は何も起こらない。。。?

2011-05-24 20:27:26 | 政治と社会
色々なことが起こった、5月24日であった。


小沢一郎と渡辺恒三との『合同誕生会』が開かれた。
前原誠司が参加して。

そして、その同じ夜、「小沢、鳩山、輿石」が会食した。

その間、腰砕けであった「谷垣」自民党総裁が、『内閣不信任案』の提出を、決めたらしい。

しして、NHKはBSニュースで<論調>を、微妙に変えはじめた。



まず。

合同誕生会?
幼稚園じゃ有るまいし。

と「管を巻く」のは、止めておこう。

要点は、あの「原発問題」で崖っぷちの「こうもんサマ」が、恥も外聞もかなぐり捨てて、小沢にすり寄らざるを得ない状況になっている事、に意味が有る。

勿論、小沢にとっては、遠くから「子犬がキャンキャン」鳴きわめいていただけに過ぎなかった。
あまりにも力の違い過ぎる相手に、嫉妬に狂った老醜を曝すジイ様に、何の意味も無い。

その、鬱陶しいヤツが、すり寄って来る。
合わせない訳にもいかない。


▶小沢・渡部氏が合同誕生会、菅降ろしにも影響?(讀賣見出し)

>渡部氏は誕生会で「互いに目を合わせなかった期間が3年あった。もうケンカすることはないだろう」と語った。

>小沢元代表も「ここ数年間、彼は彼流に私への悪態をついて、私は私流に『シカト』(無視)していた。これからはちょくちょく話し合いたい」と応じ…
【讀賣新聞/5月24日(火)20時57分配信】


器の差は歴然。
しかも、この会合が「どちらに」都合がいい物であったのか、も一目瞭然。

そして、仕切った世話人の一人が「前原誠司」と言う所が、またミソである。


▶小沢氏と渡部氏、関係修復をアピール=合同誕生会、前原氏も参加(時事見出し)

>小沢氏批判の急先鋒(せんぽう)で知られる前原誠司前外相も世話人の一人として誕生会の実現に尽力。「渡部、小沢両氏の力を借りるときだ」とお祝いの言葉を述べており、党内に臆測を呼びそうだ。
【時事通信/5月24日(火)21時1分配信】


いよいよ沈没間近の菅政権に、一定の距離を持つ事を宣伝し、「敵味方」を越えて融和を計れる器である事を、巧みに演出する。
「進学塾」出身の、おりこうさんのテクニックは冴え渡る。

ただ、情報によって、前原の起ち位置が微妙に違う所が、いまいち良く判らない。

「前原本人が仕掛けた」という情報が有った。

その一方では。


▶<民主党>小沢氏と渡部氏が「合同誕生会」 前原氏も出席(毎日見出し)


>前原氏は「大同団結が極めて大切だ」とあいさつ。

>小沢氏は日本航空の稲盛和夫会長を通じ前原氏の出席を求めており、接近が目立っている。
【毎日新聞/5月25日(水)2時30分配信】


こちらの筋が本当ならば、かの小沢は今回の会合に「気乗り薄」だったのでは無いか、とも思えるのだ。
前原に来てもらえれば、まあ「場が持つ」か、と。

確たる「数」の確保が急務である小沢にとって、求心力を造り出す上で、今回において前原の役割は意味が有る。

すでに、前からこのような見方も有った事だ。


▶民主党:前原氏呼びかけ、何か生まれる? 小沢元代表と渡部氏、24日合同誕生会復活(毎日見出し)

>民主党の小沢一郎元代表(68)と渡部恒三最高顧問(78)の「合同誕生会」が24日、3年ぶりに復活する。小沢元代表と距離を置いてきた前原誠司前外相が呼びかけ人になっており、菅直人首相批判を強める元代表と主流派の前原グループの接点として臆測を呼びそうだ。
【毎日新聞/5月13日 東京朝刊】


奇々怪々なる、政界の駆け引き。

しかし、民主党所属議員160名、代理参加を含めて175名余の結集は、やはり有る程度の意味を持つ結果となった。

勿論、この人数が全員「事が起こったとき」団結して対処するとも思えないが、それにしても、有る一定の数の見通しが立った事は確かだろう。



それに引き続いての動き。


▶小沢、鳩山、輿石3氏が会談 政府の事故対応を批判(産経見出し)

>民主党の小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相、輿石東参院議員会長が24日夜、都内の日本料理店で会談。福島第1原発事故への政府対応に「3月にメルトダウンが分かっていたのに隠蔽(いんぺい)していた。政府の役割を果たしていない」との批判が出た。

>会談は2月10日以来3カ月ぶり。鳩山氏が呼びかけた。
【産經新聞/5月25日(水)0時52分配信】


あの、鳩山が呼び掛けた。
しかも「合同誕生会」と同じ日に。

これまた、何かの意味を持つに違いない。



そして。

「横粂クンより腰砕け」と言われてしまった「谷ガッキー」が、やっと『内閣不信任案』提出の腹を決めたとか、決めないとか。


▶自民党、不信任提出へ着々 谷垣氏「責任持って対処する」(産経見出し)

>自民党の谷垣禎一総裁は24日の役員会で「菅政権を延命させることは許されない。全力を挙げて問題を追及し、打倒していく」と述べ、内閣不信任案提出に向け決意表明。

>提出時期については「自分が責任を持って対処する」と一任を求め、了承された。

>町村信孝元官房長官は24日夜のBS番組で、内閣不信任案提出時期について「6月1日に党首討論がある。その直後だろう」と述べた。主要国首脳会議前の提出を見送ったことについて「票読み以上に谷垣禎一総裁がどっちを向いて仕事をしているのかよく分からないところがあった」と述べ、谷垣氏の優柔不断さを批判した。
【産經新聞/5月25日(水)0時24分配信】


まさしく、この人の存在価値は「内閣打倒」に有る訳では無いか。

たしかに、あのアホウ総理末期と同じ状況で、無能な総理が指示を減らせば減らす程、自民党が有利になる(ンな馬鹿な)と信じている彼等にしてみれば、下手に倒閣に成功して、民主党の支持率が上昇しても困る、と言う考えも有っただろう。

しかし、それこそ「党利党略」以外の何物でもない。

大震災と原発事故により、国家存亡の危機に陥っている今、国を建て直す気概も能力も無い総理が、ただただ権力にシガミツイて居る以上、「打倒「するのは、野党ならずとも、「国民の義務」である。

しかも、最大野党の総裁としては、それに向かってつき進む事こそが、最大の義務であり存在意義である。

その事が、理解出来ていない谷垣は、存在する意味を失っていたも同然であった。


一頃、第一次補正予算通過と同時に、5月2日、という情報も流れた物だった。

参院でも『問責決議案』を出す筈だった。

何れも、ガッキーの腰がくだけて、事は成らず。

森喜朗や、その他多くの古狸達から責められて来たガッキーだが、ここに来てやっと「決意表明」と相成った。

口に出して表明した以上、何処やらの政権幹部達の様に「言った、言わない」では済まされない。
お手並み拝見、といこうか。



更に、NHK BSのニュースで、水谷建設の『裏金』贈賄問題に、疑問点が有る事を報じていた。

元会長によると、元社長が石川元秘書に「手渡した」とされる2度に渡る5千万円の行方が、「小沢側に渡っているのか不明」と証言した事を伝えた。

更に、元社長を「受け渡し現場」に運んだ運転手の証言をも伝えている。

「検察が、サインしないと困る、と言われて調書にサインしたが、ANAホテルに、当日運んだ記憶が無い」と証言した事を伝えた。


今の今まで、「小沢金銭疑惑」一色であった報道姿勢の、この一転した方向転換(の兆し?)は、一体何を意味するのか。

実際、あの産経ですら、既にこの矛盾点の一部を、報道していた。


▶陸山会公判「平成の政商」が語る“裏金の流儀”(産経見出し)

>単独で受け渡し現場へ行き、大久保隆規被告の代理としてきた石川知裕被告に裏金を渡したという川村尚元社長の証言には、「非常に理解しがたい点がある」と何度も首をひねった。
【産經新聞/5月24日(水)22時20分配信】


日本社会が、やっとの事で、本来有るべき姿に変わり始めた、と期待しても良いのだろうか。


願わくば、民主党内部から、菅直人罷免の動きを起こすべきである。

国民の支持を、ほぼ失っている民主党にとって、それこそが、唯一「国民の信頼」を取り戻せる、チャンスである。



幸い「菅直人」はサミットに向けて発った。

本人の留守中に梯子を外す事は、余り「正々堂々」とした行為では無いのかもしれない。

しかし、あの「不実」で正義とかけ離れた総理を、「しがみつく」と公言して憚らない卑劣漢を、実際に引きずり下ろすには、うってつけの好機である。

「鬼の居ぬ間に」ではなく、空き缶の居ぬ間に、追い出してしまえば、国民全員どれほどか気分が晴れる事であろうか。

25日か26日に、『両院議員総会』を開いて欲しい。

その場で、「党代表解任決議案」を提出し、粛々と可決して頂きたい。
さらに、党員資格停止も、決めて欲しい。
出来る事ならば、不特定多数の生命と財産とを危険に曝した罪で、逮捕状すら請求して欲しい位のものだ。

サミットから、意気揚々と引き上げて来た菅直人は、既に民主党代表では無い、ただの一兵卒。
(空港で、出て来てそのまま逮捕拘留なんて事を、夢に見てしまう)

そして直ちに、衆院本会議で『内閣不信任案』を提出し、可決して頂きたい。


それで、始めて、「菅直人そーりだいじん」を退陣させる事になるのだ。


無理だろうなあ。
岡田かんじちょーが、「総理の不在中に議員総会など開催出来る筈が無い」なんて事を言って、拒否するに違いない。


虐げられている国民の一人として、故国を遥かに離れて暮らす一日本人として、適う筈の無い、一夜の夢である。


でも、「不信任案」は、ちゃんと提出して頂く。

くれぐれも、粗相無き様にお願いする。

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ミクロな視点での「小学校で英語の必修化」の効果に対して、マクロな「日本語教育」の深刻な衰退。

2011-05-23 23:44:39 | 政治と社会
ついに、霞ヶ関は「日本人」のアイデンティティーの喪失と、社会のアメリカ化の推進に対する、新たな一歩を踏み出した。


日本人は、日本語と言う『言語』を使えない。

通常、日常会話を「日本語をなんとか使って」意思の疎通が為されているだけに過ぎない。
「肯定文」の形で話し始めて、途中から「否定文」の『態』に変わってしまったり、動詞が間違っていたり、「文法的に」めちゃくちゃな状態で話している事が多い。

単語を、思い込みで全く違った意味で使っていて、それが通じてしまったり。

テレビで、誰かがしゃべっている画面に、わざわざ「字幕スーパー・インポーズ」を付け加えるのに、誰も怪しまない。

多重言語放送では無い。
日本語で、日本人向けに流されている、日本で造られた番組に置いて、です。



日本での『国語』教育は、「言語教育」では無い。

漢字を覚える。
これは、日本語のニュアンスから、子供達に取ってはかなりの負担では有るが、致し方ない事だ。

しかし、それに加えて、「感想文」を書かせたり、一部の文章の「一部空欄」に当てはまる言葉(ないしは文章)を当てさせる。

さらには、「ここで作者が言いたい事は何か」と言う設問。
しかし、自分で考えるのならまだしも、三択で選ぶ。

当然、出題者の価値観の押し付けになる。
「この文章ではこのように解釈する物です」

以前、笑い話の様に語られた事が有った。

入試に使われた某新聞の「文章」の作者が、設問に対して、自分はそんな事考えた事など無い「答え」が、求められていた、と驚いた。
「オレ、そんな事考えてないよう」


「読解力」と言うと、聞こえは良い。
判断力を養う事の様に聞こえる。

しかし、実態は全就学児童に、同じ発想しか持てない様に、型にはめてしまう「答え」を導き出さねばならない様な「テクニック」でしかないのだ。


実際の「言語としての日本語」は、殆ど身に付けるチャンスが無いような、国語教育のシステムである。

「偏差値」エリートの官僚が考えた「教育指導要領」そのもの。


あくまでも、ペーパー・テストで、早く正解にたどり着く能力でしかない「偏差値」が左右して、母国語としての『言語』を、身につける事が無いまま、学校教育をおわらせてしまうのだ。



日本人同士は、大和の国の起源以来、「同じムラ」の社会で暮らして来た。

従って、多少「言葉」が正しくなくても、お互いの「阿吽の呼吸」で理解しあってしまう。

だからこそ、文字に書き出してみると、文法的にめちゃくちゃな話し方でも、日常に問題がほとんど無く、暮らして行ける。

従って、「理論的思考」が持てない。

と言う事は、「自分で考えられない」人間に仕上がってしまうのだ。


理論的な言語が守られていない社会では、『哲学』が成立しない。
何故なら、哲学とは、言葉の学問だからである。

『我考える、故に我有り』
考えると言う行為は、言語を介して行われる。

森羅万象の根源を、言葉で証明するのが<哲学>である以上、正確な言語を使用していない社会では、言葉で「人間の真理」が語られる事が、不可能である。


当地フランスでは、小学校は5歳から入学する。
そして5年間。
(その代わり、中学校が4年間)

小学校一年生から、始業は8時半で、昼食時間の1時間半を除いて、16時半まで授業が有る。
そのうち半分の授業時間に、『フランス語』が充てられている。


最初は、科目は「国語(フランス語)」と「算数」だけ。

日本では、『社会科』や『理科』等、多くの科目に分ける所を、「国語」の中の一分野として取り上げる。


小学校の5年間での、4年生と5年生くらいになって、「国語」と「算数」以外に、『歴史/社会』と『理科』とが、別の序業科目となって来る。

「国語」は、『レジュメ』と『詩』の暗唱と、『ディクテーション』とが、書かせない重要な要素である。

『レジュメ』とは、与えられた文章の「大意」を把握し、文章で表現する事。
簡単に言えば「あらすじ」である。
これこそ本当の「読解力」。

そして、有名無名の「詩」を諳んじ、リズムを付けて語る事で、「ちゃんとした」言葉の使い方のバリエーションと、ニュアンスとを身につけて行く。

小説や随筆の一節(数行から十数行)を、教師がゆっくりと読み上げ、文節毎に数回繰り返す間に、それを筆記する「ディクテ」は、言語としてのフランス語をしっかり身に付ける、最良の方法なのだ。

フランス語は、発音上は同じでも、或は微妙な発音の違いで、単数や複数、平常文や「条件法」、過去形の時制の違い、が出て来る。

文章を正確に聞き取り、正しく理解しないと、正しい文章は書けない。

それこそが、『読解力』である。



彼の英雄『ナポレオン』は、陸軍士官学校時代での教師の評価に、以下の様なコメントが有った。
「この子は、陸軍エリートを目指すより、故郷のコルシカの伝統で、「水夫」になる方が、身を助けるのではないか…」

何故なら、「フランス語」がひどい成績であったから。
数学は常に満点だったそうですが。

「陸軍士官学校」で、国語の良否が、成績を大きく左右する国、それがフランスなのだ。

(ナポレオンの名誉の為に言っておけば、大貴族の息子達が通う学校で有る以上、卒業すればドンドン出世して、すぐにも<将軍>になり、宮廷に出仕する様になる事が分かっているため、皆3~4年かけてのんびり卒業するのが当たり前であったのに、ナポレオンは1年で卒業した。150名程の卒業生中138番くらいでは有ったが、1年で出る事は、かなりの好成績と言える)


そのような「国語教育」に曝されて育つからこそ、フランス人は理屈っぽい。
言い換えると、どのような職業や年齢層であろうと、何らかの意見を求められたら、党党と意見を述べる。

日本人によく有る、「分かりません」と「私には関係ないですから」と言う返事は、絶対にあり得ないのが、フランス人である。



勿論、今の世の中は「外国語」の二つや三つ出来なければ、どうしようも無い。

従って、小学校3年生から、週1時間の英語が加わる。

中学校からは、外国語は2カ国語が必修となる。
(ちなみに高校では、「ラテン語」か「古代ギリシャ語」の初等過程も、必須科目である)


だがしかし。

外国語を学ぶのは、母国語が「ちゃんと使えるという前提」が有っての事、では無いのだろうか。


始まったばかりの、日本での小学校の英語の授業に、教師が居ないとか。

英語の教科を履修していない先生達が、暗中模索しながら授業をしている。
あるいは、県が見つけて来た「補助指導員」が行う。

補助指導員の場合、「英語が母国語」で「大学卒」と言う条件で募集して、集まらないとか。

まず、英語が母国語、と言ってもアジアやアフリカに沢山有る。

しかも、「大学卒」が何となく通用するのは日本だけ。
例えば、ヨーロッパ各国では、大学は最高学府の「各種専門大学校」に行けない生徒達の受け皿である。

日本各地に有る「駅前外国語学校」に多いが、例えば「フランス語」教師。
往々にして、マルセイユ人だと良い方で、フランス国籍でもアラブ系2世やアフリカ系ばかり、なんて事になってしまう。

マルセイユが悪い訳では無いが、「日本語」を学びに来た外国人に、いきなり「こてこての関西弁」の先生で、果たして「日本語」を取得する、と言えるのか。
それと同じ現象だらけ。

アラブ系フランス人のフランス語の発音や、アフリカ系フランス人の発音は、もの凄く特徴が有る。

文科省肝いりで行う「小学校での必修英語」が、そのような人達の手で(いや口で)教えられるのかと思うと、ややため息きが出てしまうのだ。

勿論、アメリカ人ですら、発音は地方によって千差万別では有るが。。。
ジョージ・W・ブッシュの演説を聞き取れないアメリカ人が多数居た話は、あまりにも有名である。


まともに母国語としての「日本語」を身につけていない児童に、まともな発音でない英語教師によって「英語教育」を無理矢理やって、一体何のメリットが有るのだろう。

これぞ正しく「官僚の自己満足」ではないか。


英語を学ばせるな、とは言わない。

しかし、その前に、ちゃんと日本語を教えなさい、と言う事なのです。


確立した、「正確な言語」を共有する社会には、論理的思考が育つ。
物事を、様々に解釈し、合理的に分析して、様々に討論出来る社会が出来上がる。

言語が未熟な社会には、思想が育たない。
理論的思考が、分かち合えない。

そのような社会は、発展しない。


日本語と言う言語は、世界にも有数の、機微に富んだ多くのニュアンスを持つ、人間の心のひだの奥底を語れる、希有の高度に発達した言語である。

であるからこそ、ノーベル文学賞の授賞対象者が、輩出する。

しかも、自然科学も哲学も、十分な可能性を持っている。


実は世界には、母国語で高等教育を行えない国々が、数多く存在するのだ。
高等教育は、欧米に留学しなければ、自国では受けられない国が、多数ある。

自国に大学は有っても、欧米から招いた教授陣により「英語」で教育が為される国も、多い。


そこへ行くと、我がニッポンは、文系も理系も、日本国内で、日本語で高等教育が授けられ、受ける事が出来る。

文明のレベルと、経済力のレベルとが可能にした、贅沢なのだ。


それなのに、実に「言葉」の扱いが軽すぎる。
日本語が正確に身に付く教育が為されていない。


いや、待てよ。

論理的思考を有する、理論的に物事を分析して把握する、そのような国民の社会になってしまったら、最早「お上」が国民を自由に誘導する事は不可能となるのだ。

そうだ。

お役人様は、それでは困るのだろう。

国民は、あくまでも「もの言わぬ羊」の群れ、で居なくてはならないのだろう。
そうに違いない。

「自我」が育ってはいけない国なのだ。
だから、思考形態を不合理なままにしておく為の教育が、為されているのだ。


自分で考えない。
自分で判断出来ない。

自分の意見が言えない。
そもそも、自分の意見が無い。

そんな国民の造る社会。

それが、お役人様の望んで来た社会なのだ。
そして、実際その通りに造られて来た社会だったのだ。

実際に「ニッポン」を支配している国の言葉を教え込む。

これが成功すれば、お役人樣方は、そのまたご主人様の覚え目出たく、安楽な老後を見えない所で謳歌為さるのに違いない。


原発?
電気が無いと現代の社会は成り立たない。やっぱり、危ないけれど『原発』は必要です。

放射能?
自分の所は、大丈夫でしょう。

子供の被曝?
お役人様が、良いと言ってる以上、平気でしょう?

汚染食品?
怖いですね。でも風評被害には流されない様にしようと思ってます。私は買います。

菅首相?
少し頼り無いけれど、一生懸命やってるんじゃ無いですか?

安保?
無くなったら、一体日本は誰が守ってくれるのですか?

米軍?
基地の有る町は大変だろうけれど、有るからこそ日本は安全で居られる訳だから。

新聞?
読みますよ。朝日新聞に書いてある事は正しい事だと思います。

テレビ?
みのもんたサン、大好き。

小沢?
金に汚い政治は、これからの時代では、はもう無理なんじゃ無いですか? 個人的には嫌いです。

英語?
しゃべれる様になりたいです。アメリカに行きたい!


かくして、霞ヶ関の『桃源郷』が、出来上がっている。。。。

「小学校英語必修化」の効果は、抜群である。



そして、失う物は。。。?




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『玉座』に座る資格が有るのは…国を導く能力の有る者に限るべき。

2011-05-22 23:12:20 | 歴史と文化
ヴェルサイユ宮で、『世界の玉座展』という展示会をやっている。


通常の見学コースの、『国王の大居殿』各室に展示されているので、大混雑を呈しているのだが、かなりユニークな「特別展示」であった。


実はここ数年、ヴェルサイユで「展示会」が頻繁に行われる様になった。

現在、18世紀に王室が果たした「自然科学の発展に関する歴史」展も同時開催されている。
こちらの方は、ヴェルサイユの建設によって培われた「土木」技術や、庭園造営で発展する「植物学」から、自然科学、天文学、等あらゆる分野の『博物』を、資料と現物とで展示されて居り、大変に興味深い物だが、残念ながら写真撮影が禁止されている。


昨年には、日本のアニメ作家「村上隆」展、数年前には「ジェフ・クーンス」展。
こちらは、あまりにも「キッチュ」で、ヴェルサイユには全くとけ込まず、賛否が渦巻き、ブルボン家の子孫から「抗議」を受けたりもしたが、開催したらかなりの好評を博した物だった。

フランス人は「現代アート」や「ポップ・アート」が好きで、我々には理解し難い面が有る。


だって、ヴェルサイユ宮殿で、こんな物見たいとは、思わないでしょ?

     

       
 
     

   


しかしこれが、かなり受けていたのには、驚いた物だった。
フランス人は、日本人が「芸術」と言う物に、格別に肩肘はって取り組むのに対して、様式や流れに拘る事無く、良い物は積極的に評価する。

以前の、オランダ系アメリカ人の現代芸術家「クーンス」の時は、子供が海で遊ぶ「浮き袋」やら、巨大な「風船細工のプードル」やら、もっともっと「ハチャメチャ」だった。


話を戻そう。

今回の「玉座展」も、半年程の開催期間が、そろそろ終わりに近づいているが、普通であれば「目にする事」の無い物が展示されているだけに、興味は尽きなかった。



最初にご紹介するのは、7世紀初頭フランク王国の『ダゴベール王』の玉座。

        
        ダゴベール<在位600年~639年>

ヒョウの頭が就いた「X型」の椅子に、後世<背もたれ>が付け加えられたという。
12世紀の宮廷付き大司教『シュジェール(サン・ドニ大修道院長)』が、記録に書き記していて、歴史的に大変名高い物である。

皇帝ナポレオンが、「ブーローニュの戦い」に持参し、自らが創設した『レジオン・ドヌール勲章』第一回授賞式の際に、座った。



次は、ヴェネチア共和国で用いられた「ローマ教皇」の為の玉座。

        
        木製金箔ばり。

ヴェネチアでも最も重要な大商人の一人『グラッチィ家』(従って、多くのヴェネチア元首を輩出した)が、1782年に教皇ピウス6世がウイーンへ行幸する際、グラッチィ家の宮殿に一泊した際に造られた。


次は、移動式(輿型)の玉座。

        

これは、教皇ピウス7世の物。
西欧では、唯一の輿型玉座は、バチカンで教皇が「サン・ピエトロ寺院」に入る時に使用された。

ちなみにこの教皇は、ナポレオンを『皇帝』として戴冠した教皇として、名高い。

フランス革命の際、国内の教会財産(宏大な領地や修道院など)を、革命政府が接収して競売で売り飛ばした事によって、フランスはローマ教皇庁に破門されていた。

ナポレオンは、皇帝に即位する為には「カトリック教会」との和解が不可欠であるため、ピウス7世と和解を果たした。

本来ローマに行かなければならない所を、ナポレオンは教皇をパリに呼びつけた。

フォンテーヌブローで待っていたナポレオンが、途中まで騎馬で出迎え、遭遇した時に馬車の窓越しに交わしたセリフが、名高い。

「悲劇役者だな」
「喜劇役者め」

ローマ教皇とも有ろう身分で、パリまで呼びつけられて「悲劇」だな。。。
地中海の地方豪族出の分際で皇帝になるだと?

と言った意味の会話が、たった一つの単語のやり取りで交わされ、多くの背景が語られている。


その、ナポレオンの玉座。

        

革命歴8年、共和国憲法によって定められた「行政官の長」として着座する為に造られた。


        
        木製金箔ばり

肘掛けの「ライオンの頭部」から優美にカーブして、背もたれには「月桂冠」がレリーフされている。



次は、ロシア。

ロマノフ王朝最後の皇帝『ニコライ2世』の玉座。

        

ニコライ2世は、1900年の第四回パリ万国博を祝して、セーヌ河に橋を寄贈した。
19世紀の最後の年、エッフェル塔から10年をへて、ヨーロッパの社会が「鋼鉄の時代」に入った事により、総て鋼鉄で建造された、パリ中で最も「華麗で優美」な橋として名高い。

1898年、その橋の建設の起工式にやって来たニコライの為に駐仏ロシア大使が造らせた玉座である。

ニコライは、父親である先帝「アレクサンドル3世」が、『露仏協商』を結び、長年の敵対関係が公式に終結して、両国が友好国になった事を記念して、父親の名を冠して『アレクサンドル3世橋』と名付けた。

        
        「アレクサンドル3世橋』総鋼鉄製で4500トン。
        スパン120メートルの継ぎ目無しの鋼鉄の腕が両岸を結ぶ
        (ちなみにエッフェル塔は、7500トンの鍛鉄製)



次は、「血」が受け継がせた訳では無い、「選ばれた王」の玉座です。

        


フランス大革命が、ナポレオンにより終わらされ、更に彼の失脚により、王制が復古した。
ルイ16世の弟が、亡命先から帰って、ルイ18世として即位。

(ルイ16世の息子が、獄死したが、父親より後まで生きていたので、その息子をルイ17世と呼ぶ。)

ただ、彼は革命に何ら学ぶ事無く、反動政治を復活させて、暗殺される。

その後、末の弟が即位して「シャルル10世」。

その彼も反動政治。
民衆は、反王家の行動に突入し、混乱しているとき、王族(ルイ14世の弟の家系)の『オルレアン公フィリップ』が、民衆の味方を名乗って、国民を煽動する。
(み党のワタナ○みたいな。。。)

そこで、2度目の革命『七月革命』が起こり、民衆は「フィリップ」を、王に選出した。
ここに、フランス史上始めて、血の順番によらない、国民に選ばれた王が即位した。

これが「七月王制」で、フィリップは『ルイ・フィリップ王』と称される。
(結局彼も反動的になり、1847年2月革命によって、王制は終焉した)


その、ルイ・フィリップによって権利を奪われた、シャルル10世の息子『シャンボール伯』が、シャンボール城中に蟄居同然に滞在中、造られた「玉座」が次です。

        
        敢えて木製のままに表面を飾らなかった

正統派は、彼を『アンリ5世』と呼び、上の玉座を贈った。

この「アンリ5世シャンボール伯」が、結婚しないまま世を去り、『ブルボン家』の直径は絶えた。

現在の継承権は、上記ルイ・フリップの末裔の『パリ伯』か、さも無ければ、「スペイン王室」と言う事になっている。


ちなみに、ヴェルサイユ宮殿の『ルイ14世』の玉座は、背もたれの高さ2メートル70、総純銀製でありました。
1681年、有る戦争に「戦費」が不足し、やむを得ず彼の宮廷出使っていた純銀製の家具を総て溶かして、戦争費用に充てた。

その後、彼の家具もブロンズか木製となり、表面に金を張る様になった。
(家具を溶かしただけで、戦争が遂行出来たと言う事にも驚きます)


最後に、少し面白い物も。


フランス共和国「閣議」の際の、閣僚の椅子の数々。

        

議長(大統領)と17大臣専用。
各大臣は、担当省の役割にちなんだシンボルが織り出されている布を、張ってある。


さらに。

        

これは、7月14日『革命記念日』(日本で言うパリ祭)の際、大軍事パレードをコンコルド広場の貴賓席で大統領が参観する時に使われる椅子です。

1954年に作成された、名高い工芸家「クリストフ・ピエ」の作で、木製でアイヴォリー色の革張り。


どうです?
一度は座ってみたいですか?


ところで、『Noblesse oblige』と言う言葉が有ります。
拙ブログでも、何度か使いました。

ノブレス・オブリージュ。
「高貴な身分の人は、その身分に伴った人格が求められる」
「高い位に就く者には、それに見合う人格が備わる」

と言う様な意味ですが。


菅直人。
岡田克也。
枝野幸男。

如何に!?

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「過去にさかのぼって訂正」してもダメ。検察審査会が「起訴相当」にしますから。

2011-05-21 18:07:10 | 政治と社会
▶政府、首相の関与否定に躍起 注入中断問題 過去の政府資料を訂正(産經新聞/5月21日(土)23時13分配信)
▷「期ずれ」は『起訴』なのだぁ~! ましてや『改竄』。



土曜日は、恒例の「週末一口時評」です。
今週は、何回怒り狂うやら。


▶注入開始・停止は官邸知らず…東電との連絡不備(讀賣新聞/5月21日(土)21時20分配信)
▷嘘つきは泥棒の始まり。菅直人が「首相の座」泥棒の始まり。

▶海水注入中断、人災の可能性=自民・谷垣総裁(時事通信/5月21日(土)21時0分配信)
▷菅災です。

▶<東日本大震災>復興構想会議 検討部会が財源議論へ(毎日新聞/5月21日(土)20時30分配信)
▷税金盗む論議。

▶小沢氏が気になる? =菅首相、「裏金王」熟読(時事通信/5月21日(土)20時22分配信)
▷小人なりがたし。

▶想定が十分できる範囲の事故だった…鳩山前首相(讀賣新聞/5月21日(土)18時41分配信)
▷説得力が無いんだよなあ。。。

▶不信任案提出、近く決断=公明代表が表明(時事通信/5月21日(土)18時16分配信)
▷「次の衆院選までには。。。」

▶不信任案でけん制=「いつ提出しても不思議でない」―自民・逢沢氏不信任案
▷出すぞ、出すぞ、と一生言ってなさい。

▶菅政権、逃げの姿勢なら不信任案…公明・山口氏(讀賣新聞/5月21日(土)19時19分配信)
▷「逃げてませんよ! しがみつきの姿勢ですが、何か?」

▶「事務方は出て行け」=自民・佐藤正久氏(時事通信/5月20日(金)19時21分配信)
▷「菅直人、出て行け!」

▶対立生む“原発の恩恵” 遠方住民「手厚い補償、被害者ぶるな」(産經新聞/5月18日(水)7時56分配信)
▷遅かれ早かれ、こうなります。。。

▶落合信彦氏 役立たず世襲政治家だらけの某国の将来を嘆く(NEWS ポストセブン/5月21日(土)16時5分配信)
▷政財官に役立たずしか居ない亡国で、庶民に夢は有るのか。

▶日中韓首脳、福島を訪問=原発事故の風評払拭(時事通信/5月21日(土)15時41分配信)
▷「毒をもって、毒を制する」事が出来ると良いなあ。

▶統一選敗北、執行部に責任=全国幹事長会議で批判―民主(時事通信/5月21日(土)15時40分配信)
▷【改正刑法/案】何人も、縛に就く事を拒否し続ければ、無罪となる。
 
▶<民主党>会議で統一選総括 地方から責任問う声相次ぐ(毎日新聞/5月21日(土)20時22分配信)
▷【改正刑法/二案】何人も、罪に問われる事を、拒否し続ける事が出来る。

▶国民新推薦取り消しで、水戸県連幹事長「郵政法案成立を」/神奈川(カナコロ/5月22日(日)0時45分配信)
▷約束違反に対して、「国民には何を」と迫ってくれる議員求む。

▶民主・横粂氏が離党届、執行部へ不満か/神奈川(カナコロ/5月22日(日)0時45分配信)
▷「総理と呼んでくれ」(あいのりメンバー)

▶<普天間移設>「日米合意通り」…米政府意向 前原前外相(毎日新聞/5月21日(土)14時3分配信)
▷日米合意を変えることはないとの意向が示された」と述べた。。。『上意』である!

▶前原氏と米重鎮議員、辺野古移設推進で一致(讀賣新聞/5月21日(土)12時14分配信)
▷韓国人からの献金で外相辞任した男と、韓国人慰安婦問題で「日本の非難決議案」を通した日系三世上院議員とが、何か?

▶過去の原発政策を反省=自民・石破氏(時事通信/5月21日(土)12時38分配信)
▷反省だけなら「岡田」もしてる(らしい)。

▶福島原発事故は「神の仕業」=東電の責任否定―与謝野経財相(時事通信/5月20日(金)11時12分配信)
▷「おぉ まきばはみどりぃ… ♪よく ほざいた モッ・ノッ・ダ♫ ホイッ!

▶温首相、日本産輸入制限の緩和を表明(讀賣新聞/5月21日(土)12時16分配信)
▷なおとクン、見返りはなあぁに?

▶外交配慮欠く唐突な原発停止 失墜した日本の国際信用力(産經新聞/5月21日(土)10時57分配信)
▷霞ヶ関には、外交なんて有りませんし、国際的に信用などされてましたっけ?

▶首相「国民に言ったこと根本的に違っていた」(讀賣新聞/5月20日(金)20時47分配信)
▷なおとクン、君が「政界」で生きてる事が間違いだと思うよ。

▶菅首相、事故収束の日程変えず=17日に政府工程表―福島原発、震災で集中審議(時事通信/5月16日(月)10時5分配信)
▷「机上のプラン」は誰だって出来ます。

▶菅首相視察前、官邸に予測図=放射性物質の流れ確認?(時事通信/5月19日(木)22時16分配信)
▷そりゃ、君。言わずもがなダロ? アッ、これオフレコね。

▶拡散予測、翌日未明には官邸に…首相らに届かず(讀賣新聞/5月20日(金)12時21分配信)
▷官僚は全員「サボタージュ中」でぇ~す!

▶電事連会長「原子力は国策」 国の負担要求(産經新聞/ 5月20日(金)21時22分配信)
▷盗人猛々し。

▶<福島第1原発>債権放棄要求に全銀協会長「強い違和感」(毎日新聞/5月18日(水)20時41分配信)
▷法人税も払っていない「巨利」を貪るメガ・バンクに、国民は「強い違和感」

▶8月中に「がれき撤去」 政府方針 避難所解消は8月中旬(産經新聞/5月21日(土)7時56分配信)
▷先ず数字有りき。で、根拠は? 成算は?

▶米兵の飲酒事故、すべて公務外に…日米合意(讀賣新聞/5月21日(土)7時24分配信)
▷ウイ~ッ、「地位協定」は不滅です!…ヒック。

▶「復興支援・観光促進」で日中が協力合意へ(讀賣新聞/5月21日(土)3時6分配信)
▷別の汚染の予感が。。。

▶2015年までに消費税10%…社保と一体改革(讀賣新聞/5月20日(金)3時4分配信)
▷成る程、もう決めてあったのね。

▶<菅首相>G8演説で「原発継続」表明へ(毎日新聞/5月21日(土)2時33分配信)
▷「オオ、カンナオトサァン、アナァタハ、イダァイデェエス!」

▶みんな・渡辺代表、SPEEDI問題で「首相は万死に値する」(産經新聞/5月20日(金)17時48分配信)
▷その通りなんだけど、彼に言われると軽くなりすぎる。

▶安定冷却まで現社長が責任持つべき 東電社長交代で公明党幹事長代行(産經新聞/5月20日(金)17時18分配信)
▷私財を投げ出すまで、現社長を辞めさせるな。

▶みんな・渡辺代表、東電社長人事「ほかの業種から民間人を」(産經新聞/ 5月20日(金)17時33分配信)
▷各政党の代表「政財官以外の民間人から」連れて来れると良いなあ。

▶東電社長辞任に避難者から批判の声「責任逃れだ」(産經新聞/5月20日(金)21時47分配信)
▷「辞めない事で責任を全う」する総理も居るらしいですが。

▶東電「幕引き」、けじめ遠く 内部昇格 にじむ純血主義(フジサンケイ ビジネスアイ/5月21日(土)8時15分配信)
▷そりゃ、ドラキュラは一族同士でしか。。。

▶東電が史上最大の赤字1兆2000億円、清水社長が引責辞任(ロイター/5月20日(金)21時31分配信)
▷「退職金と年金を減額する予定は、今のところ考えて居りません」

▶次期社長・西沢氏、勝俣会長の「腹心中の腹心」(讀賣新聞/5月21日(土)1時12分配信)
▷つまり、根っからの悪等って、事ですね(^^)

▶東電社長辞任に不満の声 「道筋つけて辞めて」 山形(産經新聞/5月21日(土)7時57分配信)
▷「お縄につく前」に辞めます。

▶首相交代、7割弱が求める=内閣支持21.9%―時事世論調査(時事通信/5月20日(金)15時29分配信)
▷2割も支持が有る事自体がナンセンス。

▶東電社長に「退任後も責任果たして」=枝野長官(時事通信/5月20日(金)16時35分配信)
▷一目散!

▶大阪府議会 維新「3議案」 公・自・民が反対意向(産經新聞/5月20日(金)15時24分配信)
▷「民・自・公」は同じ穴の狢。

▶「中立であるべき」…西岡議長を閣僚が批判(讀賣新聞/5月20日(金)12時32分配信)
▷中立であるべき議長にそこまで言わせたのは、君たちのボスでしょ(^^)

▶西岡議長の首相退陣発言は「見解が違う」江田氏(産經新聞/5月20日(金)12時27分配信)
▷閣僚数 vs 国民の7割。「見解の相違」の総意。

▶蓮舫氏 西岡議長の早期退陣要求 「ひとつの見識」(産經新聞/5月20日(金)9時57分配信)
▷蓮舫の存在「ひとつの汚点」。

▶「迎合政治から脱却を」=玄葉氏(時事通信/ 5月20日(金)11時56分配信)
▷「引きこもり政治」から脱却しろ!

▶<自民>不信任案求める声相次ぐ(毎日新聞/5月19日(木)23時30分配信)
▷それでも踏ん切れない「谷ガッキー」。ガックシ!

▶「冷やかしの人は邪魔」=被災地視察に不快感も―福島・相馬市長(時事通信/5月19日(木)20時29分配信)
▷『一人だけ防護服』の人も邪魔。

▶初めてのWiiに大興奮 七飯町で高齢者ゲーム大会(産經新聞/5月21日(土)14時53分配信)
▷中和剤(^^)

▶SSが日本国内で活動を再開 動画サイトの人気者が捕鯨批判(産經新聞/5月21日(土)19時54分配信)
▷消え失せろ! 一人でよがるなら、閉じこもってやって頂きたい。

▶中国ネット規制の開発者に靴投げ命中、学生が卵も投げる(CNN.co.jp/5月21日(土)16時21分配信)
▷菅直人に、最初に靴を命中させるのは誰?

▶中国のiPad生産工場で爆発 2人死亡、原因不明(CNN.co.jp/5月21日(土)15時21分配信)
▷スイカ、トマトに続いて、iPad「お前もか…」

▶トマトが“爆発”…買って水洗いしたら次々に=中国報道(サーチナ/5月20日(金)17時14分配信)
▷「赤」い時限爆弾。

▶スイカが次々に爆発、畑が「地雷源」に…膨張剤原因か=江蘇(サーチナ/5月13日(金)12時55分配信)
▷中国では、何が起こっても驚きません!(ああ、驚いた…)


◆「目くらまし」を見抜けぬ愚民国家(田中良紹の国会探訪/ 2011年5月17日 18:07)

◇普天間やTPP問題で分かるようにアメリカの足の裏を舐めないと存続できない菅政権は、原発見直しのフリは出来ても「転換」は簡単には出来ないのである。


今週は、いつも以上に「やれやれ」が多かった。。。

コメント (1)
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<群盲>内閣、象(の尻尾)を撫でて、紐と思い込む。地獄に堕ちるまで、タカをくくって薄ら笑い。

2011-05-20 21:13:09 | 政治と社会
責任は最少、原因は他力。


見下げ果てたる、菅直人政権執行部、である。

先の「統一地方選挙」の、『総括』とやらをまとめたらしい。
例に依って、総ては人のせい。
責任は無い。

盲人の群れが、象の尻尾を撫でて曰く。
「象とは、ヒモの様な物である」

<巨大な責任>も、彼等にとっては、紐同然の「微々たる」物らしい。
そして、象の全体が見えぬまま、踏みつぶされるまで、タカをくくっているのだ。


▶民主、統一選総括案 「敗北」認めるも執行部の「責任」問わず(産経見出し)

民主党は20日、4月の統一地方選挙に関する総括案をまとめた。敗北は認めたものの岡田克也幹事長ら執行部の責任問題には触れていない。

総括案は選挙結果について「政権政党として大きく躍進することへの期待に応えられず敗北したことを率直におわびしたい」と明記した。


おっと。
「お詫びしたい」のは、期待に答えられなかったから。

違うだろ。
「期待に応えられる」と、思っていたとしたら、それこそが敗因である。
国民が、この政権に期待しなかったから、負けたのだ。

そして、「素直」にお詫びする、と言うと潔く聞こえはするが。
「詫びる」だけ。

しかも「言葉の端」で。
心はこもらず。


敗因として、「民主党政権への信頼感の喪失や支持率の低迷」が「選挙の取り組み全体にブレーキをかけた」と指摘。首都圏・愛知県・大阪府での「新党勢力の台頭で浮動層が奪い取られた」、「東日本大震災の影響で党役員が選挙応援に取り組めなかった」ことも挙げた。


「信頼感の喪失」や「支持の低迷」だって。
本当にそう思うのなら、それこそが『党』を率いる執行部の責任では無いのか。

「選挙の取り組みにブレーキ」をかけたのは、当然「支持の喪失」が原因である。
当たり前。

しかし、それは勿論「信頼感の喪失」が原因である。
しかし、その信頼感の喪失の「原因」には、切り込まないのか?

途中経過を語って、原因に触れぬ「盲目の」執行部。

いやいや、見えていない筈は無い。
ただ、逃げているだけか。

何?
「新党勢力」の台頭で、浮動票が奪い取られた、って?

又また馬鹿な事を。

何故「新党勢力」が浮動票を奪い取る事になったのか。
そこのところが、肝心な事では無いのか。

政府、政権執行部が、国民を裏切って、信頼を損ねて、支持を失ったから、新党が台頭出来たのだ。

震災のせいで、役員が選挙運動に取り組めなかっただと?
「大笑い」させてくれる。

三重県知事選に、「役員」が何回入った。
9回?

「執行部役員」が、応援に行けば行く程、選挙民は逃げるのだ。
その、根幹が分かっていない。

震災の対策に追われて、役員が選挙区に行けなかたっとしたら、そのお陰で「他所なりとも」不支持が少なくて済んだ筈である。
何を、訳の分からない「言い訳」をしているのだろう。


地方組織が「党内から政権や党執行部への批判が公然と行われることが不信感を増幅させ、選挙の阻害要因となった」と指摘したことについては「深く反省しなければならない」とした。


党内で、執行部批判が公然と行われる程に、執行部は「執行能力」を喪失し、党員と選挙民との信頼を失っていた、と言う証である。

その事に、「詫びる」のならば、まだ理解する余地があると言う物だが、「党内の反乱」が国民に不信感を増幅させた、と言う事も、途中経過に触れるのみで、原因に敢えて触れようとしない、執行部の「逃げ」である。

或は、原因に考えが及ばないと言う事が、執行部の「無理解」さの、極みである。

「深く反省しなけらばならない」事が、「党内の政権や執行部への公然とした批判」であると断じる事が、この政権の能力の限界を、見事に表している。


しかし、執行部の責任に関する記述はなく、「党が結束し、民主党政権が取り組んでいる課題の現状と今後の展望を常に国民に示していくことに、全力を挙げて取り組む」と締めくくっている。
【産經新聞/5月21日(土)0時5分配信】


アホだ。
窮極のアホ。

すべては、「お前達がふざけた事をしやがったお陰だ」と喚いている。

自分達が、何故「国民の信頼」を無くしてしまうに至ったのか。
自分達が、何故「党内からの批判」に曝される事になったのか。

どうして、党内がバラバラになってしまったのか。


肝心要の根本が、一切理解されていない。

このような発想で「幹事長」が党内を仕切って、「総理」が政権の場でふざけ回っていて、国民が支持をする筈が無い。

それが理解出来ない連中が、政権を構成し、政党の執行部を形成している、と言う事実そのものが、民主党の「大敗」の原因である。

更に、見方を変えてみると。


▶執行部責任触れず=統一地方選「敗北」と総括―民主原案(時事見出し)

選挙結果について「当選総数を前回と比較すれば大幅な減少とまでは言えず、また全国を俯瞰(ふかん)すれば増加している地域も少なくはない」と分析。ただ、地域基盤確立を目指して、空白区の解消など候補者の積極擁立方針を掲げてきたことを踏まえ、「敗北を認めざるを得ない」と結論付けた。 
【時事通信/5月20日(金)13時23分配信】


「大幅な減少とまでは言えず」
はっは!

さらに。
「増加している地域も少なくない」
に至っては、最早「笑劇」の域を逸脱し、「悲劇」の雰囲気すら醸し出している。

絶句。


更に、付け加えておこう。


▶「中立であるべき」…西岡議長を閣僚が批判(讀賣見出し)

野田財務相は「中立的立場であるべき三権の長だ。参院という良識の府の長だから、発言はその線を踏まえてやっていただきたい」と指摘。


「中立的立場」で有るべき、「良識の府」の長が、ここまで突っ込んで「退陣を迫らざるを得ない」事態をこそ、憂うるべきである。
西岡参議院議長は、ご自分の立場は、当然わきまえている筈である。

それでも尚かつ、そこまで突っ込んで批判せざるを得なかった。

それに反論等して、どうなると言うのだ。


片山総務相は「三権の長の一人が三権の長(の首相)に苦言を呈した。マスコミに出す前に、三権の長同士で対話があっても良かった」と述べた。


確か、西岡サンは菅直人に折に触れて「意見」して来た筈。

「もし、私が(菅直人首相に)直接言う事が有ったら、それはお終いでしょ。」
彼の、この言葉は、日本中に知らぬもには無い位に、知れ渡っている。

片山総務相は、それを承知で言うのか?
「最後」を求めているのか。


参院議員の自見金融相は「西岡議長は、大変信念を持った方だが、参院議長は参院の全体的雰囲気の中で調整役という面もある。議長だけが発言されるのはいかがなものか」と批判した。
【読売新聞/5月20日(金)12時32分配信】


「調整役」だからこそ。

国政を、調整不能の状態にしてしまっている「菅直人」に対して、苦言を呈する事を、立場上せざるを得なかった。

「議長だけが発言するのはいかがか」
そんな「ふやけた」事を言うのなら、参議院議員としての、「自見」本人は、何故発言しない?

国民を「最大不幸」のどん底におとしめている「窮極」の害悪総理に、一言も「苦言」を呈さない事のほうが、ずっと売国的であると知れ。



15世紀後半のフランドルに、「ヒエロニムス・ボッシュ」とい巨匠が居る。

製作数の少ない画家であるが、ペーテル・ブリューゲルに先んじる事1世紀にして、非常にユーモラスな筆致と、オドロオドロしい不気味さとで「庶民の愚かさ」と「可笑しさ」、その「哀しさ」を見事に表している。

20世紀に起こる「シュール・レアリスム」の先祖とも言われている。


プラード美術館が所蔵する『快楽の園』が名高い。

私自身は、ルーブルに有る小品『愚者の船』に、大変惹かれる物を感じる。


        


この世の、あらゆる<悪>や<不幸>、<痛み>や<苦難>、<不実>や<残酷>に「目をつぶり」、現実から遊離して、自分達だけの「船」に乗って漂いながら、ただ耄けた様に歌い吟ずる『愚者』の、流れ着く先は、誰も知らない。。。

        


目の前にぶら下がった「魚の頭」に向かって、ひたすら歌う「群盲達」。

この絵を、「菅直人」「岡田克也」「枝野幸男」の『三馬鹿大将』に捧げよう。




コメント (2)
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日本は、既に武器弾薬を用いない『市民戦争』に突入している。。。

2011-05-19 20:26:54 | 政治と社会
このようなツートが、現役与党国会議員からなされた。


@kumikouki
林久美子

おはようございます。放射線量の基準についてなど、事実確認もせず、虚偽の噂を流布している方々を見受けます。政治が子どもの安全を損なうことをするわけがない。冷静な判断こそが求められるのは言うまでもありません。
4月12日 Keitai Webから
mausichanと他91人がリツイート
【転載終了】


また、このようなブログが有った。

高木大臣に抗議のメッセージを!
(FoE Japan スタッフブログ)
5月23日、20ミリシーベルトの撤回と、子どもたちの被ばく最小化を求めて、福島県の親たちが、バス2台をつらねて高木大臣との面会を求めて、文科省にやってきます。親たちは、高木大臣に直接、福島の子どもたちの窮状を訴えることを希望しています(注)。
http://blog.canpan.info/foejapan/daily/201105/15

しかし、昨日、政務三役会合で決まった回答は「ノー」。
大臣はおろか、5人いる三役(大臣・副大臣・政務官)誰ひとり、福島の親たちに会おうとしません。(向こうが交渉の窓口として連絡してきたのは、文部科学省科学技術・学術制作局次長の渡辺氏でした)。

福島の置かれた状況、20ミリシーベルト問題に関する内外の批判とその深刻さを考えた時、これは、あまりに非礼で、心無い対応ではないでしょうか。

高木大臣は、せめて自分の口から、なぜ、20ミリシーベルトを撤回しないのか、その理由を親たちに説明すべきではないでしょうか?
【転載終了】



フリー・ジャーナリストから、このようなツイートも。

@tanakaryusaku 田中龍作
patrasche_dogがリツイート
エネルギー政策転換勉強会@参院会館。 飯館村の青年が村の状況を報告した。 事故発生後間もなく御用学者たちが入れ替わり立ち替わり村を訪れ「大丈夫ですよ」と洗脳していった。 青年は「信じてしまったことを悔やむ」。
【転載終了】




ネットやツイッターを毎日除いていると、おぼろげに感じていた事が、具体的な形を伴って見えて来た。


つまり、いまや日本は「支配する側」と「支配される側」との間が、既に戦争状態になっている、と言う事である。


「支配する側」とは、言うまでもなく、<政府><霞ヶ関><経団連><マスコミ>である。
「支配される側」とは、言うまでもなく「声無き一般市民」である。

長らく、支配される事に安住して来た「市民」達が、いい加減うんざりして、国の政治システムを、言い換えると「支配のされ方」を変えるべく、やっとのことで行動に移った。

それまでの日本人に無かった、画期的な行動で、政権が変わった。


しかし、それから後の、旧体制の支配階級が、想像を絶する抵抗を始めたのだった。

霞ヶ関は、政府に上げるべき重要な情報は止め、甘言を弄して新与党政府を籠絡し、親分アメリカとツルんで首相の動きを封じ、警察・検察総ての「権力機構」を総動員して、更に報道機関を操って、最重要人物を貶め、システムの方向転換を阻止した。


その流れの中から権力を引き継いだ「現首相」政府は、すでに国民の期待した『変革』を遂行する意思など無く、国民との約束は一切無視して、ただひたすら自己保身に邁進するのみと、堕してしまった。

その挙げ句が、大地震と大津波。

的確な措置も打てず、確たる展望も示せず、ひたすら被災者を混乱に陥れ、復興を送らせ、被災者の苦痛を長引かせるのみ。

そして、追い討ちをかけた「原発の事故」。


その後は、まさに戦乱の世の如き無秩序の横行となった。

「支配する側」は、隠蔽・改竄・無視・開き直り・ゴマカシ、何でも有り。

使用する武器は、新聞テレビと御用学者たち。

「みのもんた」は反原発の動きをあざ笑い、新聞テレビは「反原発デモ」を無視する。
御用学者は、「放射能は安全」から一歩進んで、「放射能は健康に良い」とまで言い出す始末。


もはや、祖国ニッポンの将来は、一人の能無しの「権力にしがみつく事」だけを目標とする大馬鹿者の手で、破壊され尽くされる瀬戸際へと立たたされている。

福島を中心に半径100キロ圏内は、人間が安全に生存出来る環境では無くなりつつ有る。


そして、戦後65年営々と我慢してきた「市民達」が、ついに反撃を始めた。
『ツイッター』と『ネット』という、新しい武器を使って。

もはや、一方通行の「上位下達」では無い。
「支配する側」のウソ八百が、次々と曝され、人から人へと広がって行く。

そうすると、又また「支配する側」の反撃が激しさを増す、と言うイタチごっこ。


その挙げ句に、上記「林久美子」なる民主党女性議員の、有る得べからざる「残酷な」発言となって、現れた訳だ。

「政治が子供の安全を損なう筈が無い」

なんと<能天気な>女だ。
なんて<無責任な>議員だ。

覚えているだろう。
「1mSvにすれば、どれだけの学校を疎開させなければならないか、分かっているのか!」と、恫喝した、原子力安全委の某幹部のセリフを。

IAEAの調査は無視する。
ドイツの検査結果は無視する。

内部告発はもみ消す。
世界中からの示唆や勧告は握りつぶす。

各地の「放射能汚染結果」は、あまりにも高い数字にビビって、公表を禁止してしまう。
汚染数値を隠して、作物を流通させる。

基準に会わせて対処するのでは無く、実際の数字に併せて「基準」を変えて行く。
本末転倒な殺人的官僚主義。



以下に、本日発行の『週刊文春』の記事のタイトルを列挙してみよう。

▷東京電力の大ウソ/放射能地獄に日本は陥った。
「隠されていたメルトダウン/作業員に死者も出た」

▷死亡60代作業員は暑さに耐えかねて<防護マスク>を外した
▷清水社長入院中に「一億円住宅ローン」完済していた!
▷内部被曝患者6000人を診た医師が警告する
 『最初は下痢、ぶらぶら病。出血、そして老化へ。。。』
▷東電<原発のドン>激白『2号機、3号機のメルトダウンも3月に分かっていた』
▷菅政権が妨害した<海洋調査>恐るべき「放射能汚染データ」
▷<メルトダウン1号機」<想定外の津波>では無く地震で壊れた
▷東京・千葉・福島「本当の放射線量」を計ってみた!
▷退職者の企業年金は月40万円、社員に格安で自家用車をリース…
 東電よ、<血税導入>の前に、身銭を吐き出せ
▷「内蔵の細胞が壊死して下痢や嘔吐に」
 <ヒロシマ><ナガサキ>「内部被爆者達」終わりのない苦痛
▷売れない牛乳は乳製品に<食の安全>ウワサの全真相
▷近藤誠「慶大医学部教授」緊急発言『低線量被曝でも<がん>になる』
▷ドイツで日本人旅行客、オランダではコンテナ
 世界中で嫌われる「メイド・イン・ジャパン」
▷日本政府がスガる<ICPR基準>全く信用出来ない
▷ヨーグルト風呂、子供にビール…母達の「放射能パニック」


何をか言わんや。

ここ1ヶ月のネットやツイッター上に曝された「東電」と「政府」の情報隠蔽と国民を騙すウソの連発は、以前ならば決して市民の目には触れない物であったと、思われる。

そして、状況が回復不能になる度に、東電と政府は「情報」を小出しにして、市民の目を反らそうと、小賢しく足掻き回る。

放射線量が「基準値を越えた」と知って驚いたのは、わずか2ヶ月前の事。
その後は、1000倍、1万倍、1億倍、と小刻みに発表されるに及んで、数字の持つ重大性に麻痺してしまった。

マイクロ・シーベルトからミリ・シーベルトへ。
ミリ・シーベルトからベクレルへ。
ベクレルから、キューリーへ。
そして、またミリ・シーベルトへ。

単位を変える度に、以前との比較が出来なくなり、元の単位に戻された時、既にどれほど増えてしまったのか、感覚的に理解出来なくなる様な、巧みな操作。


「子供が外に出たがるから」と、幼児を公園に連れ出す母親達。

<風評被害>をはらす為に、と言う宣伝文句に踊らせれて、被爆している筈の食材を、学校給食に使う有様。

政府が、正しい情報を出して、国民を正しい方向へと導いていれば、絶対にこのような現象は、起こらない。


そして、極めて重大な情報が漏洩すると、あらゆる圧力をかけて、もみ消す努力をし、情報源に「撤回」させる。


当然、市民は黙っては居ない。
その「政府」と「東電」との小細工を、瞬くうちにネットで広めてしまう。

この状況は、既に「市民戦争」と同じでは無いか。


街角にバリケードを築く訳でもなく。
銃器を持ち出す訳でもない。

しかし、権力側は市民の「安全」や「平和」を守る、等と言う<権力の使命>は完全に打ち捨てて、守らねばならぬ筈の「市民」への攻撃の手を、緩めようとしない。

5年後、10年後、50年後の「国民」の健康や安全は、完全に蹂躙されてしまった。

政府は市民を攻撃している。
恥も外聞も無く。
ただただ、己の地位と利益とを守る為だけの目的で。


政権が一番大切。
利益と財産が一番大切。

それが、一国の政治と経済を動かす、指導者達のやっている事である。

平時ならば、それも許されよう。
しかし。
国土は毒され、国民の命は危険に曝されている、この時に、そのような基準でしか行動しない指導者達を、許していて良い訳が無い。


上記、林久美子議員のツイートを、何度も何度も読み返そう。
記憶の奥底に刻み付けよう。

国会議員と言えども、日本国民の筈である。

その前に、女性であろう。
一家の主婦では無いのか。
母親では無いのか。

攻撃的DNA を持つ男は、外に出て、闘いたがる。
そこに、子供じみた競争心が有り、面子や名誉等と言う、馬に喰わせれば良い様な事柄が、大きく左右する事が多い。

種の保存を託されたDNAを持つ女性は、自分の家族の安全を考える。
ひいては、自分の属する種の安全と発展を考える。

DNAを残し、引き続き種を栄えさせる為に、慈しみ、育てる。

これは、セクシャル・ハラスメントや、男女の平等に対する偏見では、無い。

元来の「XX」と「XY」染色体の性質の違いを指摘しているに過ぎない。


そんな、「女性議員」が、国民の安全と健康と平和と将来とを、悲惨な毒牙で無惨に叩き潰しツツ有る状況を、止める努力をするどころか、事も有ろうに「擁護する」など、言語道断である。


起ち上がろう。

子供達の為に。
孫達の為に。

抵抗しよう。

一部の「意欲有る」議員達と、一部の「意欲有る」フリー・ジャーナリストを除いて、日本の三権総てが、国民に敵対している。

捜査の可視化に反する法案や、憲法改正の下準備の法律をドサクサにまぎれて可決する『立法府』も、既に国民の味方ではない。

国政の矛盾を正そうとする政治家を、冤罪をでっち上げてお縄にしようとする『司法』は、とっくに国民の敵になっている。

『行政』たるや、霞ヶ関という伏魔殿の魑魅魍魎どもに、国民の総ての血税が、しゃぶり尽くされてしまっている。


事ここに至って、国民としては、自衛し反撃するしか、他に身を守る手段は無いでは無いか。


起ち上がろう。

手と口と頭と体と、総ての手段を行使して、国のやり口に立ち向かおう。

周りの人々総てに、話をしよう。
真実を伝えよう。

手紙を書こう。
メールをしよう。
FAXを送ろう。
電話をかけよう。

マスコミの操作で洗脳されている、あらゆる日本人の、一人一人を目覚めさせよう。

黙っていては、敵を利するだけ。

今この時も、菅直人首相、は「首相の座」から薄ら笑っている。
今この時も、清水正孝社長、は莫大な「財産という枕」を高くして眠っている。

みのもんたは、稼ぎまくっている。
マスコミは、東電と電力事業団から、膨大な金額の広告を受け取っている。
電通がそれらを取り仕切っている。

霞ヶ関の良い様に、道筋が立てられ、その方向にスムーズに進む様に、報道が世論を形成する。


今、この時も、体育館の床に寝ている、プライバシーも無い被災者の事は、忘れ去られている。
先祖代々耕して来た「美田」は、田植えを禁止されてしまった。

我が子同然にかわいがって育てた家畜は、打ち捨てられ、連れ戻す事も、再度飼育する事も、安楽死させる事も禁じられている。

二度と、村には帰らない人々が、家族の歴史を踏みにじられて、泣くに泣けずに居る。

通学と、仮設住宅の条件のために、高校生の娘独りが家族とはなれて生活する事を、受け入れざるを得なかった家庭も多い。

寝たきりの老人を、無理矢理見知らぬ土地へと「強制移住」させ決定は、住民の意思とは関係なく、永田町で決められる。

水産、農業、地場産業、商店、有るとあらゆる社会の構成要素が、壊滅的な被害を被って居り、直接被曝地域では無い為、どの位の賠償や保証が受けられるのか、誰も分からない。

結局は、無き寝入りをするハメに追い込まれるに違いない。


闘おう。
市民を抑圧する権力には、立ち向かわなければならない。

その状態を『市民戦争』と言う。


日本は、既に『市民戦争』状態に陥っている。
気がつかない者から、社会から抹殺させるのだ。

目を覚まそう。
起ち上がろう。

政府に向かって、抗議の声を上げよう。

高らかに。

『天は、自らを助ける者を、助く』




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いよいよ民主党解体の秋(とき)は来れり。岡田幹事長が「大義」を口にした。

2011-05-17 19:52:09 | 政治と社会
震災の被害者は未だに、11万人が避難所生活。
町は瓦礫の山。
福島第一原発は、隠していた危険な実態が次々と知られ始めている物の、放射能は垂れ流しの状態は何も変わっていない。


そんな、修羅の世界を横目に見ながら、大地は今や春爛漫である。


祖国は統治不能に陥って、統治能力の欠如した統治者が、統治を続ける事を止めないと、宣言している。


一昨年の夏の暑い日。

国民の大多数が、日本社会の「大転換」を求めた。

そして一年をへて、大転換は大転換して、大転換した目的の全てを大転換する、謀反人が権力を簒奪した。

大転換を委託された民主党は、その大多数が謀反人を選んで、大転換してしまった。



その時点で、我々国民には、きっと判決が下されていたのだ。
大転換を否定した事に対する、贖罪を。


その後は、見るも無惨な醜態を曝け出しつつ、日本は反民主化の急坂を、転げ落ちて行った。

菅直人なる謀反人の成して来た、反民主化の数々を、ここで逐一あげつらう事はしない。
皆が知っている事だから。


そんな、祖国が非常時状態に陥っていた、まさにその時に、未曾有の大震災が祖国を見舞った。


まさに、神の「怒りの鉄槌」ででも有る如くに。

今回の被災者の方々には、大変お気の毒で、無茶な言い方で有る事は、重々承知しているが、そうだとしか思えない。

お天道様は、見ているのだ。


そして、そんな「神をも恐れぬ」不届きなる権力簒奪者の統治は、永遠に続く事は、決して無い。



▶宮沢内閣不信任には「大義があった」と岡田氏(産経見出し)

>「当時は政治改革を実現するという大義を持ち、信念に基づいて行動した。だから国民の支持があった」

>「党代表が首相をしているときに不信任ということであれば当然、離党が前提だ。とても理解できない」

>また、宮沢内閣不信任に賛成したことで「(所属していた羽田派)34人全員が離党して新しい党を作った。厳しい、苦しい道を歩み、10年は野党だとお互い確認し合った。当時の1、2回生で衆院議員にとどまっているのは私だけだ」と語り、小沢グループにそれだけの覚悟があるのかといわんばかりだった。
【産經新聞/5月16日(月)19時17分配信】



おお!

ついに『ご宣託』は下った。
幹事長自ら、<党解体>のお墨付きを下されたのだ。

元来、民主党の役割りは「政権交代」を成し遂げる事に有った。

そして、政権交代は成し遂げられた。
現在の民主党は、最早存在意義を無くしている。

交代を果たした後、その後の日本を動かせるだけの力は無かった。

党内に、あまりにも「不純物」が多過ぎた。

そんな「未熟さ」を試すが如くに、神は大震災を遣わされた。
いわば、未熟者に取って「起死回生」の唯一にして最後の機会で有ったのだろう。
そして。
案の定大失敗してしまった。


民主党なる政党は、その存在意義を失った事が、広く世界中に認知されてしまったのだ。

こうなったら、粛々と退場するしか無いだろう。



▶「大連立より党内の政権交代を」牧義夫民主愛知県連代表(産経見出し)

>党執行部は昨秋の衆院北海道5区補選から連戦連敗でも誰も責任をとらないが、それこそ全国の子供の教育上、よくない。国民が政治家に何を期待しているのかという本質を理解していない。これで世の中を律していけるわけがない。

>今、国民のほとんどが菅さんではダメだと思っている。それなのに菅さんが踏みとどまっている理由は、こんな大変な時期に政争に明け暮れている場合ではないという一点にすぎない。

>しかし、いろんなところでいろんな集まりをもって誰と誰が会ったということが、菅さんに対する揺さぶりになったかというと、揺さぶりになっていない。どんなに揺さぶられてもしがみついているんだから、この手の揺さぶりは何の意味もない。

そう考えたら内閣不信任案で辞めさせるしかない。

>両院議員総会開催を求めても単なる揺さぶりでしかない。開くかどうかの権限は執行部が握っているし、まず菅さんを辞めさせることで党がひとつになった上で、不信任案に賛成するという手順を踏まなくてはいけない。そうすれば党が割れることはない。むろん次の展開、次の固有名詞を国民に示せなければダメだ。

>民主党は「風」に頼ってきたところがある。しかし風で選挙に勝つというのを卑下することはない。風というのはそれだけ国民から期待を集めているということで、政権をとるだけの資格はあるということだ。

>政権を維持するには、追い風が吹くだけの政権運営をしなきゃいけない。政権交代後、それをやってこなかった。それをやってきたら統一地方選でこんなに負けることはなかった。

>菅さんはじめ内閣、党の執行部に風をつくることができるか。それは無理な話だろう。自民党との大連立より、まずは民主党の中で政権交代をしなければダメだ。党内で政権交代した上で挙党態勢ができれば、政界再編をいったんは回避でき、民主党のままで次の総選挙も戦える。しかし、それができなければ分裂するしかない。今のままで次の総選挙を戦おうと思っている人間は党内に4分の1もいないだろう。

>今、野党も含めて大連立だとか言っている人がいるが、民主党はまず挙党態勢ができていない。与党の挙党態勢もできないのに大連立なんてできるわけがない。

>小沢さんの処遇についても、執行部がやっていることは後手後手に回っている。党員資格停止処分を外すこともたなざらしで、なにをモタモタしているんだ。小沢さんをちゃんと処遇して挙党態勢をつくるべきだろう。(高木桂一)
【産經新聞/05月15日(日) 23時14分配信】



民主党愛知県連会長の文である。
長くなったが、興味深い記事の半分強を転載した。

現政権の退場は、全国民が望んでいる。

そして、菅直人はあくまで「しがみつく」。


そうなれば、残された選択肢はただ二つ。

一つは。
民主党愛知県連代表辞任を決断した「牧義夫衆院議員」の言う通り、民主党一丸となって「公式に」菅直人の不信任案を提出する。

二つ目は。
岡田幹事長の言う通り、国を救いたい有志議員達が、離党を前提に野党提出の不信任案に賛成する。


最初の選択肢は、拙ブログでも既に提案した。

『与党民主党』自身が、野党に先駆けて<内閣不信任案>を提出しなければならない。


しかし、この『鬼手』は、小粒ぞろいの常識人集団には、考えつかないだろう。

以下は、ツイッターからの一言。
「結局、小沢派には野中や仙谷になれるような人間がいないのかね・・・。」by @mankin911

しかも、牧義夫議員の言う様に、「次」を示さねばならない。
次は「小沢」しかない。

そして、それは「打ち出せない」のだろう。
そんな程度の議員連中では、この「ウルトラC」は、出来ない。

無理だ。


で有れば、せっかくの幹事長直々のお申し出を、有り難くちょうだいするしか無いと言う物だ。

民主党の存在意義が終了した。
しからば、民主党を解党しよう。

菅直人は国を率いる能力が無い。
菅直人は辞めない。
目下の民主党は、菅直人で代表されている。

だったら、民主党を離れよう。

国をう憂うる全員で。

民主党は、残る100名足らずで。

残る200名程で、出れば良い。

勿論、堂々と「内閣不信任案」に賛成して。

そして、新会派を造る。

与野党の垣根を越えて始まっている「勉強会」の類いを、積極的に推進しよう。

とことん話し合え。

その過程で、政治観、国家観、を見極め、思いを同じくする、或は価値観の近い物同士で、政界再編成をやれば良い。


拙ブログで、何度も訴えて来た通り、対立軸ははっきりしているでは無いか。

<大企業優先>vs<国民の生活優先>
<新自由主義>vs<競争原理によらない社会>
<官僚主導>vs<政治主導>
<等距離外交>vs<アメリカ追随>
<米軍基地依存>vs<米軍基地撤去>
<原発推進>vs<脱原発>
<独裁的中央集権>vs<地方分権推進>
<政財官の三位一体>vs <国民主権>

そのようにして、真の『二大政党』制に移行すれば宜しい。

「政権交代=政治改革」では無かった以上、民主党にこだわる必要は、微塵も無くなった。


岡田さん。

どうぞ、民主党を好きな様になすって下さい。
菅直人さんや、仙谷さんと、どうか仲良くいがみ合いながら。
「自分達の党」に拘り続けて、心中して下さい。


今の政府は、国民は否定している。
総理を下ろすには「内閣不信任案」を通過させるしか無い。

であれば、国民を代表する、国民に権力を付託されている「各国会議員」は、国民の望む方向に沿って、国と国民の幸せと安全のために、覚悟を決めて頂きたい。


良いでは無いか。

幹事長も認めている。
「政治改革を実現するという大義を持ち、信念に基づいて行動した。だから国民の支持があった」

幹事長も勧めている。
「党代表が首相をしているときに不信任ということであれば当然、離党が前提だ」


さあ!
離党を前提に、不信任案を出せ。


今こそ『新・民主党』の為に起ち上がる時である。
幹事長が後押しをしてくれている。

決意せよ!

それが、国民に選ばれた者の、義務であると知れ。


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アメリカはいい気になり過ぎていないか? 今に手ひどいしっぺ返しを喰らうゾ!

2011-05-16 22:10:41 | 日米関係
オッサマ・ビン・ラーディンが、殺された。
イスラエル軍が、国境周辺でパレスティナ人デモ隊に発砲、二桁の一般人が殺された。

ドミニーク・ストロース=カーンIMF専務理事が、「強姦容疑」でアメリカ司法当局に逮捕された。
「前原総理」誕生を目指して、日本の政界の裏工作が為されている(らしい??)

SONYからの、大量の顧客情報の漏洩。

普天間飛行場の辺野古移設が不可能ならば、在沖米軍のグアム移転も白紙撤回。
さらに、嘉手納基地統合まで言い出す。


一見、何の関係も無さそうな、これらの事件が、立て続けに起こった。
勿論、コジツケである事は承知の上で、これら一連の動きに、我らが『アメリカ合衆国』の驕りと昂りとがもたらす「傍若無人」な動きを、重ねあわせて想像してしまうのは、うがち過ぎであろうか。


何とも、嫌な感じである。


ビン・ラーディン殺害作戦に関しては、拙ブログでも少し触れたが、各所で多くが語られている。

イスラエルの蛮行に関しても、何も今更な感じもするが、何も不思議は無いのだ。
カダフィーは失脚目前。
そこには、アメリカ軍の大きな側面援助が有る。これも「アメリカ」の姿勢次第であるイスラエルのやり口からして、至極当然の帰結である。

中東の平和と秩序は、総てアメリカの気まぐれ次第である所が、悲しい。


SONYの被害は、恐らくトヨタに味を占められたのに違いない、と思ってしまう。
よせばいいのに、ソニーは「最高8000万ドル」もの保証を約束しているらしい。

訴訟を生き甲斐にしていて、「懲罰的」高額の賠償金を決定する裁判システムにあって、ソニーと言う会社が消滅してしまう恐れも、あながち現実の事であるかもしれない。

既に28人が、訴訟を起こしているとか。
情報漏洩が、7700万人に及ぶ。
彼等の半数が訴訟を起こしでもしたら、ソニーは「骨の髄」までしゃぶり尽くされて朽ち果てるであろう。


前原総理?
傀儡政権と言う言葉が有るが、今までが総てそうであった。
今さら「先祖帰り」でもあるまい。



そして、IMF専務理事「ドミニーク・ストロース=カーン」のアメリカに置ける逮捕。

青天の霹靂であった。

『DSK』と頭文字で表されるこの人物は、恐らく現在フランスに置ける「ナンバー2」の大物なのだ。

     

名前(ストロース)からしてユダヤ人。
かつ、イスラム少数過激主義一派の『暗殺教団』の家系(アガ・カーン)と婚姻関係を持つ(ハイフンで名前が繋がっている)家柄の人物。

法学博士にして経済学教授資格(アグレガシオン)を持ち、最高学府『ENA』の教授。

大金持ち(カーンの一族)にして、社会党員。

社会党政権ミッテラン大統領下において、経済・財政・産業大臣。
保守派サルコジー現大統領に推されて『IMF専務理事』。

2012年大統領選に於ける、社会党候補のナンバー1で、サルコジーに10数%の大差で勝利が予想されている。


このような人物が、旅先のホテルの従業員相手に、強姦未遂など、やるだろうか。

勿論、彼くらいの「金と権力」とを併せ持つ男なら、いわゆる「パワハラ」ならば、考えられないでも無い。

若いスタッフの女性など、それほどの大ボスに迫られたら、拒めない事も有るのかもしれない。
そう言う事が続けば、地位の力を自分の魅力と勘違いしてしまう事は、想像に難くない。

中には、「地位と権力」に、男の魅力を見いだす種類の女性も居るようで、そうしむけるムキも有ろう。

実際に、数年前に自宅にインタヴューに訪れたジャーナリストで作家の女性に、迫った事が本人の口からテレビで暴露されたりもしている。

     
     トリスタン・バノンさんは、彼に迫られてもみ合いになったらしい


しかし、公人として仕事で赴いた外国で(しかもそれがアメリカ!)、一見のホテル従業員を「襲う」とは、到底考えられないでは無いか。

「特殊部隊」を活用する事が得意な「アメリカ政府」としては、何をやったか知れた物では無いと、思わせるだけの不思議な出来事である。


IMFは、破綻に瀕しているギリシアに、好意的であった。
世界基軸通貨ドルの凋落ぶりは、目に余る物が有る。
EUの「地域内の出来事」に過ぎないギリシャの財政破綻に、「世界機関」IMFが、なんで積極的に救済の方角で動くのか。

IMFへの出資比率の高い国の中で、EU以外の一定の国では、かなりの「不満」も出ていた。

自己の経済的理由から「ドル安」金融政策を取って来たアメリカとしても、一部には多いにプライドをけがされている向きも、有るおと言う物だ。

ニューヨーク市警広報担当副警視によると、ここでは引用出来ない<ナマナマしい>ストーリ-が、出来上がっている。

しかし、文章の自制は総て「条件法」と「仮定法」とで語られており、極めてあやふやである。

問題の女性は、メディアによって混乱が有るが、ギニアかセネガルからの移民女性で、32歳程。既にハイティーンの子供が一人ないし二人居るらしい。

「移民」は、公権力に対して非常に無力で、警察に代表される公権力には「言いなり」である事も、
留意点としておきたい物だ。


『ル・モンド』によると、ストロース・カーンは、IMFという組織をかなり改革し、それまでの官僚主義的体質を、より現実仕儀的に改め、世界の貧困層に「より有利な」政策を推進する様に変わって来ていた、そうである。

実際、多くの反対意見を説得して「ギリシャ積極支援」を勝ち取ったのは、ストロース=カーン自身で有り、彼のカリスマ性が大きく左右した。

副専務理事には、彼の様なカリスマ性も無ければ、実行力も、国際的信用も無い。


彼は、来年の仏大統領選に出馬する意向を正式表明していないが、もしそうなれば当然専務理事職は辞する事になる。

その際は、IMFのトップの座の後継者を、しっかり選ぶ時間と方法とが有った訳だ。
しかし、このような予定外の「離職」の場合、急きょ決定せざるを得ず、今後の同機関の動向に大きな影響を与えそうである。

恐らく、彼の跡を継ぐであろう現福専務理事では、IMFの存在価値は非常に狭まる事は、避けられない。

つまり、「旧態依然」の組織に戻らざるを得ない、と言う事だ。

そして、その彼の「逮捕」が、G20とG7直前である事も、多いに示唆に富んで居るのでは無かろうか。


IMFの、ギリシャ救済の方向転換と、世界経済(と言うよりアメリカ経済)での影響力の喪失で、特をするのは誰なのだろうか。


保釈を認めなかった「予審判事」の裁判官が、女性だった事も、不運と言えば不運。
現在のアメリカの法によると、ストロース=カーンは、もし有罪になれば最低32年、最長74年の懲役になると言う。。。


これでは、「ニッポン国総理大臣」は、へいこらする訳だ。
現に、『対等外交』を謳っただけで、ありもしない収賄事件の被告人にされてしまうのだから。


我々日本人は、自分達の主権国家を持っているのだろうか。
いつか、持てるのだろうか。


「実る程、頭をたれる、稲穂かな」という言葉が有る。
豊かな程、強力である程、「身を慎め」という教えである。

世界最大の軍事力と、経済と、国際的に絶大な影響力を所有する国家は、それだけで嫌われる。
大人しく、礼儀ただしくしている事が、望まれる。


しかし、我らが「アメリカ人」は、この表現に全く反対の行動パターンを持つ民族である。

<自爆テロ>に怯えるのも、身から出た錆なのだ。

いい加減に目覚めないと、いまに何かおこるゾ!


※写真は『ル・モンド』からお借りしました。
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悠久の輝きを追求する『バカラ』は、こうして誕生する。<バカラ工場編>

2011-05-15 18:50:39 | 歴史と文化
フランスの東のドイツ国境に近い、ロレーヌ地方。


かって、西ローマ帝国を滅ぼした「ゲルマン民族の大移動」の混乱期に、ゲルマンの一枝族「ロートリンゲン族」が定着して出来た土豪国が『ロレーヌ』地方です。

ちなみに、ロレーヌの東、ヴォージュ山脈とライン河に挟まれた国境の地方が『アルザス』。
ここは、「エルザス族」が住み着いた土地。

ラインを渡ると、アレマン族が住み着いた、現在の『アルマーニュ』。
フランス語で、ドイツを指します。


パリを発ち、TGVで東進する事330キロ。

途中、シャンパーニュ地方を抜け、ロレーヌに至る。
ロレーヌには、中心都市が二つ有る。

ナンシーとメッス。


元来ロレーヌは、鉄鋼の里だった。

戦後の「日本の鋼鉄産業」の躍進の犠牲となって、高炉が次々と廃炉された。
60年代から70年代、多くの失業者を出し、フランスの地場産業の失墜の象徴的地方とされる。

国道沿いには、廃棄された製鉄所と、ぼた山とが続く光景は、胸に迫る物が有る。


その後、韓国、台湾と新興勢力の台頭に、日本の製鉄産業も取って代わらて行った。
栄華盛衰。



その「ナンシー」から東へ向かうと、ヴォージュ山脈に入って行く。
標高1000メートル程の山地で、鹿や猪や熊が生息している。

当地のレストランでは、冬の間「鹿」のステーキや、「猪」の煮込みが、メニューをにぎわす。


その山間を縫って進む旧街道を行くと、バカラ村に出る。
鉄道の郊外線で、ナンシーから30分。


     

     
     国鉄『バカラ』駅は、殆ど人気がない


車でくれば、村に入るとほぼ同時に、お土産用のクリスタルの店が並び、本社工場がある。
駅は、村はずれ。

街道筋だが、駐車スペースを広く取って、一段高くなった敷地への斜面は、芝生で奇麗な花壇の<BACCARA>の花文字が出迎えてくれる。


敷地は宏大。

かっての経営者の屋敷が「迎賓館」としてVIPの宿泊施設に使われている。
その前の広い広場を挟んだ正面に、工場の建屋が見える。


     
     工場は19世紀の建屋が、そのまま使われている


工場は、何棟も広がって居り、夫々の作業工程毎に分かれる。


クリスタルの製造工程は、大きく分ければ二つ。

ホット・ワーク。
コールド・ワーク。


ホット・ワークは、文字通り<火>を使う「成形」行程。

有る建屋野中は、16の火口のある円形の『炉』が、轟々と響きを立てて、火が燃えており、職人達が、夫々ガラスに火を入れて、成形している。


     
     工場内の炉は、大小数百有るが、24時間火が絶えない


     
     溶かしたてのガラス素材は真っ赤

     
     型の中に入れて吹いて成形する
     やや温度が下がると、本来の色が


     
     どこかで見た様なボトルも造られていた

     
     不要部分を切り落とし、必要なパートを熱圧着する


     
     吹いては形を整え、再度熱を加えてまた成形


     
     壁には、使い込んだ<道具>がズラリ



工場の壁面には、職人達が造ったステンド・グラスをあしらった窓も有る。

     



ホット・ワークを終えると、半日かかって冷ます。
コンベアーに乗って、冷めた素材が出て来る。

そのうち、不整形のものや、瑕疵の有る物ははねられ、また最初の行程へ戻される。

     
     不完全な物は砕いて、再度溶かして最初の原料として
     再利用される



いよいよ、コールド・ワーク。
要するに、研磨。

砥石と水と布での作業。


     
     研磨した各パートを組み付けて、巨大燭台の脚部が出来上がる

     
     細かな部分の研磨は最新の注意を要する


     
     見た事の有るボトルが、売る程出来上がって来た




この、バカラ村の本社工場には、小さなプライベート・ミュージアムも有る。


     
     典型的19世紀風カットの白ワインのグラス

     
     ディオールの香水瓶


そして、未だに用途がはっきり分からない一品も。

     
     まさか「尿瓶」? それともデカンター?


この工場には、800名くらいの職人が働いている。
夫婦ともに、或は親子三代に渡って働いている人も多い。


フランスは、各工芸の分野で「特に秀でた」技術を持ったプロフェッショナルを認定する、資格がある。
<MEILLEUR OUVRIER DE FRANCE >
略してMOF。
「最優秀職人」と訳される事が多い。

指物師、金属細工士、料理人、レース編み職人、寄木細工士、チョコレート職人、パティシエなど、数百の業態に渡っている。


日本には『人間国宝』というタイトルが有る。
これはいわば、功なり名を遂げてから、受け取る「名誉称号」であり、終着駅である。

フランスのMOFは、一番脂の乗り切っている、働き盛りの職人の技能を賞するもので、「生きた」最高の職人芸の持ち主の勲章である。

当然、給与等に大きく反映する。


ここバカラ工場には、ホット、コールド夫々に数十名ずつの、現役MOFを抱えている。


村の経済は勿論『バカラ』で成り立って居り、村人達は「バカラ」は村そのものであり、バカラで働いている事を、誇りにしている。



バカラの最新作で、私が一番気に入った作品を、最後にご紹介します。

<モチーフ>と<白黒>と<透明不透明>を、互いに反転させた、対のグラス8脚のセット。


     

     


このセットは、欲しくなりました。。。。


コメント (2)
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