晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

「複雑怪奇なコンプレックス国家」中国と、如何に付き合って行くか。。。

2010-10-30 23:57:13 | 国際関係
例えば、目下世界には170程の国家、地域がある。

国際社会と言う枠組みの中で、夫々が、お互いに領土を保全され、主権を尊重しあい、対等な姿勢で接し合う事になって居る。


日本の主権のアメリカへの隷属関係は、この際置いておく。


互いに、世界の中での役割をにない、それ相応の代償も支払い、相対的に「自分の存在」を担保しあっている。


世界中の、如何なる国家といえども、単独で存在する事は出来ない。

「170余分の一」として、他国との関わりの中でしか、存在し、生存を続ける事は出来ないのだ。

周囲には、必ず「外国」が存在する。

往々にして隣国に限って、災いの元になりがちな物だ。

私の住むフランスも、16世紀にはスペイン、17世紀後は常にドイツが、頭痛の種であり続けた。

その「ドイツ」との、3世紀に渡る戦いを永久にやめ、平和な共存を目指して、独仏により「ヨーロッパ石炭鉄鋼連合」を形づくったのが、後の『EEC』そして『EC』、さらに発展しての『 EU』の母体である。

さすがの独仏も、21世紀の現在の立場をわきまえてか、異常に気を使いあって、仲良しをことさら演出している。

気持ち悪い程である事も有るのだが、まあ、取り敢えずは平和で良かった、と言うところ。


ところで、我が国ニッポンはと言えば、嗚呼。


そこに居るのは、中国。


いにしえの対中朝貢時代は、大和国家に取って、非常に得るところが多かったので、良しとしよう。

学ぶべきは、学ぶ。

歴史上の事は置いておくとして、現代の中国はまあ、何とかならんのか?


フランスでは、書物やテレビなどで日本の事を「le Pay du Soleil levant」と呼ぶ事があります。
直訳して「日いずる国」。

まあ、我らが『聖徳太子』が、自らをそう呼んで以後、その表現が歴史に留まり、フランス人達は「ことあるごとに」それを使う。

多少は「揶揄」的ニュアンスが無い訳では無いが、むしろ歴史上の使用の例をそのまま引いて、「日本の文化への尊敬を表して」いるのです。

フランス人は(少なくともインテリ層では)、日本への評価が「歴史的文化」と「現代技術」への高い評価の基に、結構好意的な見方を示してくれています。

そのように、日本が好意的に見られる様になったのは、ここ30年くらいだろうか。

それまでは、フランス人にとって、アジアとは即中国でありました。

古代中国の文化への認識はとても深く、異質の文化ながらも尊敬の念を持っておました。


それにしても、中国に関しては、そのまま『シノワ』と呼んで来たのですが、最近面白い呼び方にであった。

何かの雑誌での表現だったと思うのですが、「Pay Centre du Monde」、訳して「世界の中心国」。

一瞬、ぎょっとして、且つ不審におもったのですが、考えてみると何の事は無い。
『中華人民共和国』の<中華>を「世界の中心」と、いわば意訳したのですね。

しかし、この表現に相当の違和感を覚えるのは、私が日本人だからなのか。
フランス人には、まだ感想を聞いていないので、何とも言えない。

しかし、日本の事をよぶ「日い出る国」と言う呼び方程、敬意も友好的雰囲気も感じない事は事実。


なぜかとは、敢えて言わなくても、現代中国の「存在自体の矛盾」を、フランス人達も多いに感じ取っているからに他ならない。


中国人の、他に類を見ない「尊大さ」と、その影に見え隠れする「強烈なコンプレックス」は、如何なる国の人々の目をも、くらます事は出来ないのだろう。


『大国意識』

目を覆うばかりの大国意識。

ネット上に飛び交う「中国人民」達の言葉遣いには、必ずと言っていい程出て来る表現。
「世界の超大国になった以上・・・」
「もはや中国の力を認めない国は存在しない・・・」
「超大国中国に取って・・・」
「もはや中国に勝てる国は無い・・・」

いやはや。
強烈なる自意識過剰ぶりです。

そして、全て「勝ち負け」でしか、自己を認識出来ない。
全てにおいてアナクロ国家。

◆漢の時代の外交感覚。
▷「前原外相が日中関係での障害」とのたまう「時代錯誤」ぶり。

彼等は、漢の時代に、『卑弥呼』に日本の支配者の地位を認めた感覚で、未だに生きているらしい。

他国の政府人事に、平気で干渉する時代錯誤。


▷「王副首相とガートナー米財務長官の青島会見」

「忙しいアメリカの高官」を青島まで呼び出して会見する、という大国ぶりのアピールなんだとか。

要するに、謁見の間に呼ばれた外国使節は、膝でにじり寄り、五体倒地しながら『皇帝陛下』に謁見を賜る。

笑ってしまうが、「日本の様に弱腰」では無い国相手にそんな事をやっていると、確実に嫌われますね。


◆秦の時代の権力感覚。

自国の民に兵士が砲火を浴びせる。

あらゆる地域の民族を、皆ひとしなに強権的に扱う。
デモもストも認めない人民の統治の感覚は、始皇帝の時代の感覚から一歩も抜け出ていない。
何しろ、自国民が「ノーベル平和賞」を授賞する事を、力づくで取り消させようとする様な権力者の錯乱した感覚。

民草は力づくで押さえつけて当たり前の感覚は、峻烈で無慈悲な始皇帝の感覚そのままである。


◆『シルクロード時代』の商人感覚。

『羊頭狗肉』と言う言葉が有るくらいの国です。

誤摩化す事は才覚。
儲けるが勝ち。

儲ける為には、毒を入れようが、下水から回収した油で造ろうが、何でも有り。
やった者勝ち。
山ほどのコピー商品を雪崩の如くに売りさばく。
いい加減なニセモノであろうが、なんだろうが。
騙しや不正は当たり前。

『ミッキーマウス』のコピーを糾されて曰く、
「これはミッキーマウスなどではありません、耳の大きいネコです」
大笑い。


要するに、紀元前の頃から延々と保って来た、彼等の内なる権力機構とその意識とが、21世紀の今日まで、連綿と受け伝えられて来ているのだ。

そして、ただただ耐え忍んで服従するのみ、と言う庶民感覚に、共産党による開放で、「表面上の平等意識」を与えてしまった。

共産党時代の経済的欠乏状態が、西欧の経済進出のお陰でやっと「物質的覚醒」を獲得し、その事で「自信」を与えられた。
その結果として、13億の民に取っては、乗り越えるべき対象、敵視し打ち負かすべき対象を与えて、それを乗り越えた実感を持たせる事によって、やっと権力への批判をかわさねばならない程の、統治不能な混沌とした国民感情と、その持つ巨大なエネルギー。

どれを取っても、現代社会に置ける国家とその国民とは、言い難いまでの「国際孤児」中国が、現代の我が国の「隣人なのだ」という物理的不条理は、否が応でも認めない訳にはいかない。

日本に取っての「神が与えたもうた試練」並の困難なのだ。


おだて抜いてやらないと、へそを曲げる。
精一杯持ち上げてやらないと、すぐさま極端に走る。

「アンタが大将」で居ないと、自分の存在に自信が持てない、超コンプレックス国家が、『中華人民共和国』なのだ。


無理難題は、聞き流し。
しかし決して無視はせず。
常におだて、持ち上げ、頭を下げてみせる。

しかし、決して「恫喝には屈せず」、淡々とにこやかに、友好と親愛の情を示し続けて、祭り上げてやれば良いのだ。

それだけの、オバカな国なのだから。


ややこしい事おびただし。

しかし、彼等がそこに居る、以上は共存しなくてはならない。
それが我が国日本の宿命なのだ。

13億のエネルギーと、13億の経済力とを手にした、紀元前以来の皇帝陛下の感覚が抜けない、然も5才児程度の駄々っ子と同じレベルの自己中心的感覚しか持てない「共産党幹部」による、好き放題国家を相手にしなければならないのだ。


前原みたいに、訳も分からず口先だけで遊んでいると、しっぺ返しが大きい事は、十分に解かったであろう。

仙谷如きレベルでの「腹芸」なんぞ、手も足も出ない事も、十分に分かったであろう。

尖閣諸島は日本の領土である事は、歴史が証明している。

1970年代に、海底ガスの埋蔵が見込まれて以後、いきなり領有権を主張し始めて、「明の時代」からの領有を持ち出している始末。


とにかく、欲しい者は全て自分の物にしないと気が済まない強欲さ。

自分は未だ確り<ODA>をもぎ取りながら、アフリカ諸国には逆にODA を大盤振る舞いして、手なずけ、彼等の地下資源の優先開発権を着々と固めている。

アルジェリアに置ける「高速道路」建設を中国のゼネコンが請け負った事を機に、大量の中国人が彼の地へなだれ込み、1000人を超える中国人街すら出来ている。

彼等が、中国からの安価な商品を「特別枠」で持ち込んで商売を始め、現地の小売業界は大被害に遭っている。

何しろ、小商いが庶民生活の中心みたいな国において、ここの商いが潰される事は、死活問題なのだ。

さらに、彼等移民達は、中国から「特別枠」で工作機械を持ち込んで、あらゆる日常品の生産を現地で始めた結果、アルジェリアでの家内工業が壊滅的状況に追い込まれている。

一般庶民の、中国人に向ける敵意は、強烈である。
しかし、当の中国人達に取っては、痛くも痒くもないらしい。
何しろ、名だたる西アジアの商人相手に、引けを取らなかった「シルクロード商人」なのだ。

西アフリカ諸国で、ジャングルの中に、打ち捨てられた「綿花畑」が点々としている。
訳を聞いてみると、中国製の安価な化繊の繊維製品が市場を席巻してしまて、現地で木綿産業が消滅してしまったからだとか。


そのような、『唯我独尊』の国を相手にしなければならないのですよ、前原クン。


敵サンを、いかに徴発しない様に立ち回りながら、如何に平然と、日本の利害を世界に主張し、しかも中国に過激な反応を起こさせないか。

君たち仙谷菅内閣では、絶対に無理だった。

「訥々と仕事をするのみ」なんぞと、口先で言うだけでは、トツトツと国益を喪失して行く事になるのですよ、こりゃア菅総理大臣殿。


中国では、権力維持に、ありとあらゆる手段が用いられた。
政敵には、あらゆる不正も、悪事も躊躇せずに使用して、根絶やしにして来た。
政敵の、一族郎党を、乳飲み子まで虐殺して、おのれの地位を守った。

20世紀中庸においてすら、毛沢東から続いた共産党幹部の権力争いによる<弾圧>や<虐殺>は、天文学的数字の国民を、抹殺して来たのだ。

そのような「あらゆる悪行」と「不正な手段」とを、即真似するところが、類は友を呼ぶ訳だ。
しかし、小さな器で悪いところだけを真似する、民主党内閣の限界。

「邪悪な手段」を外交に使えば、まだ救い様もあった。
そもそも『外交』と言う物が、そのような物なのだから。

ところが。

菅直人君。
仙谷由人君。
前原誠司くん。
(以下略)


君たちは、そのような<卑劣な手段>を、党内抗争にのみ使って、権力の奪い合いにうつつを抜かして来たのだ。

<権力の座>が目的では無く、<日本の進路を正す事>が目的である『たった一人』の政治家相手に。


世界を相手に、独りよがりなムチャを続ける中国を隣人に持ちながら、他山の石どころか、党内の政局のみにムチャを辞めない君たちに、忠告しておく。

歴史は君たちを許さない。

君達自身の子供達が、孫達が、恥ずかしい思いをしながら生きて行かねばならない事になる。

これだけは、明言しておく。


国を滅ぼす事は、凡人にもたやすい。
国を救う事は、凡人には出来ない。

その凡人が、大きな存在を相手に、その行く手を阻み、日本の将来を救う可能性の芽を摘む事は、国を滅ぼす事に他ならない。


そんな事は、歴史が許さない。


それにしても、めんどくさい国だ。
中国も、日本も。


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『万物の霊長』たる<人類>の精神構造と、その生活形態で有る<国家>の姿に、進化は認められ無い様だ。

2010-10-29 23:42:59 | 歴史と文化
フランス南西部の僻地、『ペリゴール地方』は、現生人類の揺籃の地の一つと、言われる。

ドルドーニュ河の蛇行する流域に、カリスト大地が広がり、ネアンデルタール人とクロマニヨン人とが、共棲していた。


ここ10年程、道路は整備され、鉄道も「単線」ながら近代化されて、かっての「フランスの陸の孤島」と言う感じでは無くなった物の、英仏百年戦争時の、両国の支配地が交錯していた為、ドルドーニュの両岸には500メートル毎に、頑丈な城塞の廃墟が互いににらみ合っている。


その「奥地ペリゴール」の主邑の一つ『レ・ゼジー・ド・テヤック村』のはずれ、『クロマニヨン』という字(あざ)の岸壁の凹みから発見された人骨の化石が、旧人類『ネアンデルタール』とは違う、現代人類の直系の先祖と見なされる『クロマニヨン』人である。


この辺りは、風穴や鍾乳洞が実に多く、第四氷期の終わる頃から、多くの人類の先祖達が住み着いた。


名高い『ラスコー洞窟』に残されている岩面絵は、21世紀の如何なる<大芸術家>の作品にも、引けを取らない見事さである。

紀元前1万6千年程前に描かれた、と推定されている。

        


方や『北アフリカ』に目を向けると、アルジェリア南部、地中海岸の首都アルジェから南に2千キロの、サハラのただ中に『タッシリ・ナジェール』という広大な石灰岩の台地がある。

麓のサハラの標高が既に800メートル程あり、そこから「まだ風化に耐えて崩れ落ちていない」岩盤の台地が1000メートルそそり立って、数百平方キロメートルも広がって居る。

標高2千メートル程の台地の上に登ると、全く火星か月の表面に降り立ったかの如き風情で、岩と風と静寂とが支配している。

野営しながら歩くと、荒涼とした岩盤に数千年前の道筋が見られ、最初の頃の人類の残した矢じりから、最後の住人達の残した土器の破片に至る、1万8千年程の、気が遠くなる年代差が共存しているのが見つかる事すらある。


その岩盤台地の風化で出来た窪みに、ラスコーと同じ頃から西暦が始まる頃までの、通り過ぎて行った多くの人類の残した<岩面絵>が残されている一帯がある。


ラスコーは、洞窟の中に閉じ込められて現代に残されて、発見後のわずか数十年の汚染で、消え去る危険性が叫ばれている。
今は、「等身大に再現した」レプリカしか見る事は出来ない。

          

一番美しい部分の写真が手元に見当たらないが、ここに載せた部分でも、<レプリカ>で見ても、壁面の微妙な凹凸を巧みに利用して、鬼気迫るリアルな美しさで、「神々しい」と言って良い程の見事さである。



タッシリ・ナジェールの方は、屋根も壁も無い、吹き曝しの状態で残り、サハラの強烈な太陽光線で、ほぼ消えかかっている物が多い。


ともに『世界遺産』に登録されている。


それらの岩面画の、素晴らしい事。



タッシリ・ナジェールの台地の上は、標高2000メートル。
岩盤の平らな平地に所々崩壊しかかる岩盤が、まるで巨大な茸の様に屹立して居り、半ば砂漠化が始まっている様に砂が押し寄せている。


          


このような所を。野営しながら4乃至5泊して、1万年前から2千年前までの、その地に移り住んでは去って行った多種の民族が残した岩面画が、<彩色画>と<線刻画>とで残されている。


          


キリンや象等、毎日草木を200キロ程も食べる大型草食獣が描かれている事から、数千年前のサハラのあたりは、草木の生い茂り、船で「戦争」する情景すら描かれて居る事かにより、ふんだんに水のあったところであった事が分かるのだ。


まず、ネグロイド族の時代『円頭族時代』の絵は、野生動物を狩りで追って居た時代の風俗が分かる。

西アフリカ各国に今も存続する、泥性の円筒形の家が、既にこの頃から成立していた事すら、うかがえる。

その後、現在フルベ族などアフリカ北西部に多く分布する、頭の細い種族の時代となり『長頭族と牛の時代』を迎える。
牛が家畜化された事を表して居り、長角牛、短角牛、等が無数に描かれている。

人類が、サハラで「移動」から「定住」、そして「遊牧」へと生活パターンが変わって行った。

その後、ギリシャからエジプト経由で「馬の民族」が侵入し、牛を放牧する人々が駆逐され始め、そのご乾燥期を迎えて「草食動物」が住めなくなって行く。

その頃から、人々は、南部へと移動を始め、ニジェール川流域まで下って行く事になった。

その後は「ラクダの時代」と呼ばれ、岩面画の技術が急速に稚拙となり、姿を消して行く。


          


台地を下りて、麓の町ジャネットの周辺の裁くんただ中に、ぽつんと大岩が二つそびえている。
周囲20メートル、高さ30メート程も有ろうか。

その岩肌に彫り込まれた、線刻画の傑作『泣く牛』は、砂漠化により草が無くなって、住み慣れた土地を離れてさまよい始めた頃の「牛の流す涙」を描いたと言われていて、胸を打つ。



人類は、その発祥以来長きに渡って、文明を発祥させ、文化を育み、進歩して行った。。。



進歩して来たと、思い込んでいる。



しかし、旧石器時代から、人々は「食料を巡って」絶えず争いを繰り広げ、住む土地を巡って、戦いを続けて来たのだ。

文明の発達とともに、人々の生活のやり方が変わり、求めるものが多くなって行くに連れて、他の人間達との共存は、増々困難になって行ったのだろう。


国家を形成する以前の段階では、集落単位での争いのレベルであった。

求める物、守るべき物の質と量も、生活圏の範囲での事だけで済んでいた筈だ。


ところが、ヒトは進化するに連れて「国家」を形成し、経済活動が規模を増して行くに連れて、奪い合う物の量は増え、収奪の技術も進化して行ったのだ。

今や人類は、母なる台地の奥深くに眠る地下資源や、他国の富の蓄積の使用権を巡って、殺しあっている。


紀元前1万年と、1万2千年後の我々の時代と、人間の質は変わって居るのか。

いや、本質が変わる筈は無い。



奪い合い、殺しあう、そのやり方が「直接話法」から「間接話法」へと変化したに過ぎないのでは無いか。
騙しあい、裏切りあう、やり方が「表層的」で「単純」な次元から、「深層的」でより「多元的」な連立方程式へと変化して来た分だけ、表面に直接見えないところでの操作が、複雑に絡み合う様になって行ったのだ。

その分、奪い合い、収奪しあう事のもたらす結果は、より大きく、より深く、より深刻になってしまった。


21世紀の現代において、人々は「社会」と言う枠の中での「権利」や「義務」に縛られながら、憲法やら法律やらで守られて暮らしている、平等な社会に生きている、と思い込んでいる。

しかし例えば、一国の「税制を少し変えさせる事」が出来れば、その国を遠隔操作で支配出来る、そんな時代になってしまっている事に、気がついていないケースが実に多い。




パリの、セーヌ川の岸辺に出来てまだ数年しか発っていない『ケ・ブランリー博物館』と言う博物館がある。

かっての、『人類学博物館』と、『オセアニア美術館』、更には『アフリカ美術館』や『(コロンブス以前)中南米美術館』等を統合発展させた博物館である。


ヨーロッパの、いわゆる「アカデミスム」による芸術とは一線を画す、「マイナー美術」と思われて来た、地球上のあらゆる民族工芸作品を集めてあって、実に興味深い。


ついでに言っておくと、フランス人は「中国と日本」及びアジア全般の文化芸術には、早くから深い認識を持って理解して居り、「ルーブル美術館別館」と言う待遇で『ギメ美術館』と言うところが、東洋美術を網羅している。


『ケ・ブランリー』は、それ以外の「第三世界の美術」スポットライトを当てたのだ。


そのなかに、ここ300年くらいの間の、世界中の民族が造り出して来た、ローカル美術が、実に魅力的に飾られて居り、それらの美術工芸が、旧石器時代から、表現方法は殆ど変化していない事が分かるのだ。


そして、ブラック・アフリカの仮面や、その他日常の生活用具の一部が呪術的に発展した物など、ピカソやル・コルビュジエその他大勢のヨーロッパの現代芸術家達に、大きな影響を与えて来た事が手に取る様に分かる仕組みである。



その角度で考えれば、人間なんて、「変わっていない」のですね。


創造して来た物も、破壊して来たやり方も。

何も変わってなどいない。


近代的法的体系の中で、上品にかこつけて能書きを垂れ、やれ国会だの議員だのといっても、1万5千年前に野生動物を追いかけて狩猟で生きていた頃と、駆け引きも、力関係が生み出す獲物の配分の「不公平さ」も、結局は同じなのだ。


中世の「力が全て」であった時代と、『敵を排除する』駆け引きや手管など、同じ事なのだ。


敵は倒さねばならぬ。

その為には、あらゆる手段を講じて、恥じる事など無い。

敵を排除出来た者が「勝者と言われる」のです。

裏切りや、不正義、悪行や恥知らずなあらゆる不道徳、などは「負けた方が文句をつける」時の材料に過ぎず、勝った方は全てが「正義」なのだ。

「かてばかんぐん」

その、人類が歩んで来た悠久の流れの中の、「一こまを生きるに過ぎない個人」にとっては、歴史全体は見る事能わず、今現在の結果しか感知出来ない以上、敵の悪逆非道ぶりを言い立ててみても、敵には痛くも痒くもない訳だ。


後世の歴史の評価は、本人は知る由もないのだ。


従って、なんでも有り。

したがって、ヤラレル方は、ただやられっ放しで居ると、本当に抹殺されてしまう。

目には目を。



攻撃には、攻撃で防御しなければ、勝ち目は無いと言う事を、しっかりと認識しなければならない。



我々の前に立ちふさがる「敵」は大きい。

司法機関であり、行政機関であり、国会であり、報道機関である。
(その背後に潜む、何処やらの情報機関と間で、直接対峙する事はないあろうが。。。)

並大抵の攻撃では、びくともしない彼等に立ち向かう為には、しっかりと「理論武装」をして、時を間違えずに行動に出なければならない。

マスコミに抗議しよう。
抗議し続けよう。

司法機関に抗議しよう。
抗議し続けよう。

国会にも、各政党にも、抗議しよう。
抗議し続けよう。


語ろう。

人々に、真実を語って聞かせよう。

デモが企画されれば、可能な限り参加しよう。


あらゆる、可能な限りの手段で、現代の巨悪に抵抗しなければならない。


そして、諦めてはならない。

明日の自分達の為に。
明日の我が子の為に。


官僚の好き放題な無駄遣いを辞めさせる為に。
捜査と裁判と言う、本来独立している筈の「司法の両輪」の癒着による、「恐怖政治」を終わらせる為に。
国会議員達の、無能なタワゴトで国を滅ぼさせない為に。
中国に、領土を奪われない為に。
アメリカに、日本の全てをしゃぶり尽くされない為に。


現代ニッポンの、「民主党」というムラには、ネアンデルタール人とクロマニヨン人との共棲は、許されていない。


声を上げ続けよう。

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支離滅裂の末期的症状を示す民主党に年が越せるか?

2010-10-28 22:42:17 | 政治と社会
集団という構造体を考えるに、構成要素が求心力を失うと、集団を形成出来なくなる。

これを政党に当てはめてみると、構成要素たる「所属議員」達が、党としての統一見解を持たぬまま、皆夫々が「好き勝手な事」を言い出したら、既にその「政党」は「集団」としての体裁を為していない、と言って良いのであろう。

「集団として成り立たない政党」と言う事。
つまり、政党としては崩壊している、と言う事であります。


元々『民主党』なる集団は、「統一見解」を持たず、各「幹部」達が好き勝手な事を放言すると言う『美徳』を有する政党ではあった。


その伝で言うと、「最初から<政党>では無かった」のかも知れないが。

その点は、置いておくとしても、ここに来てその「支離滅裂」振りが、ますます健在ぶりを発揮し始めている。


何と行っても理解不能であったのが。。。

『尖閣諸島』に置ける中国人船長の事件での、証拠DVD提出に関する徹底した拒否反応と、そのピリピリぶりの摩訶不思議さ。

一体全体、何故に「国土を侵犯されて」その上「危害まで加えられて」、相手の顔色をうかが居ながら「自ら身を引かなければならない」のか、さっぱり分からない。

散々提出を渋り、その存在まで疑われた挙げ句に、「官房長官」殿は(見たけれど実に)『証拠となる映像』等とおっしゃっていた様だった。

その上で、「中国側の不法行為が明らかになる以上」は、提出する訳にはいかないと言う事であったらしい。

どうやら我が国は、ご主人様がもう一人増えたのであろう。


その挙げ句に、「たった6分間」。


自民党から「編集」やら「改竄」やらと言われ始めるに及んで、「複数ある」とのたもうた。

>挙げ句の当てに「自民党の谷垣禎一総裁が恣意(しい)的に編集された可能性を指摘したことに関しては、「総裁も法律家だから、いくら検察庁が(証拠改ざん)事件を起こしたといっても、あまりその種の議論をしない方がいい」とけん制した。(時事通信/10月28日(木)17時53分配信)


笑うしか無いでしょ。


その間のどさくさにまぎれて、まず総理がまたもや「突出」したがり病を再発。

『TPP』とやらの「関税完全撤廃連合」に加盟したいらしいのです。

「赤信号を、皆で渡らないとヤバいから」

何しろ、「経団連」傘下の大企業は「輸出に不利となる」食料への特別関税を、一刻も早く撤廃したいのです。

前原ガイムダイジン等は、得意分野で有る「農政」の知識を駆使して、GDP占有率の余りの低さに、農業を「斬って捨てる」覚悟を示されたのだ。

早速党内は怒号の渦となり、閣僚は擁護発言を繰り返す。
そして、篠原孝農林水産副大臣は28日の記者会見で、菅直人首相が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加検討を打ち出したことについて「大風呂敷を広げていた野党時代の癖は今もあるのではないか」とすら述べる始末。


やれやれ、もっとやれ~。

さらに!
幹事長がやってくれました。

「企業献金禁止の一部(?)解禁。」

これにはさすがの極悪トリオの一角「仙谷」カンボーチョーカンも「前原」ガイムダイジンも、反論なされた。

『マニフェストに反している』


へえ~、「マニフェスト」なんて言葉、覚えていらっしゃったんですねえ。

で?

「公務員給与の人事院勧告完全実施」と言う事は、大きく引き下げると言う当初の「マニフェスト」は、どっかに行ってしまった訳ですね。

『普天間』も、
『記者会見のオープン』も、
『次官会議の廃止撤回』も、
『消費税議論の凍結の解除』も、
【以下多過ぎて省略】

「マニフェストに反する」とは、おっしゃいません。


▶首相、消費税論議をそろり再開…党内はけん制も(読売見出し)

>菅首相は28日、政府・与党の「社会保障改革検討本部」を発足させ、消費税率引き上げを含む税制抜本改革に着手した。

>7月の参院選での大敗後、首相は消費税論議を「封印」してきたが、社会保障の財源確保を切り口に議論を再開したい考えだ。
【読売新聞/10月28日(木)20時30分配信】


やったあ!

やっぱりなあ。
懲りないなあ。
分かっていないなあ。


一国を統べる「内閣総理大臣」と言う存在の意味を、分かっているのでしょうか。

その並びで、「政府」や「内閣」さらには「国会」、等の意味(意義と言い換えても良い)と、責任と義務と役割、とを理解して居るのか。


そのマエハラ君、ご主人様に「おもちゃ」をあてがわれて大はしゃぎ。


▶機関車模型にご機嫌=前原外相(時事見出し)

>米ハワイ・ホノルル市内でクリントン国務長官と会談した際、米国の蒸気機関車の模型をプレゼントされた。大の鉄道好きで知られる前原外相は・・・すっかりご機嫌の様子だった。
【時事通信/10月28日(木)21時6分配信】


そして、事もあろうに!

補正予算審議の見通しが立っていないことについて、ある民主党幹部は28日夜、いら立ちを隠さなかったそうです。

>「(9月の党代表選で小沢氏に投票した)200人の支持があり、野党が求める証人喚問も実現などできないと高をくくっているんじゃないか。あの人のおかげでえらい迷惑だ
【産經新聞/10月28日(木)22時49分配信】


この『幹部』は、既に「人として」終わっている。

と言うより、この幹部の発言が、いみじくも「民主党の正体」をされけ出しているのですね。


「民主党が年を越せるか」、いよいよ眼を離せなくなって参りました!


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あくまで国民を犠牲にする仙谷菅内閣のアコギさには、一体誰が鉄槌を下せるのだろう?

2010-10-26 23:55:15 | 政治と社会
国民の生活が「第一に犠牲に」出来るのだ。


象徴的な二つのニュースが眼に留まった。


▶12年度介護保険改正、利用者負担引き上げ検討(読売新聞/10月27日(水)3時4分配信)


分かりやすい話だ。


▶社会保障改革で検討本部=28日にも初会合―政府・与党(時事見出し)

>政府・与党は26日、税と社会保障の一体改革を検討するため、菅直人首相を本部長とする「政府・与党社会保障改革検討本部」を新設することを決めた。

>同本部のメンバーは仙谷由人官房長官、玄葉光一郎国家戦略担当相ら関係閣僚。


はっは!
分かりやすい!


>財源確保のため消費税率引き上げも議題となる見通しだ。
年内に改革の方向性を取りまとめ、野党に実現に向けた協議を呼び掛ける。


実に解りやすい。

そして一方では。


▶自粛していた企業献金、民主が一部受け入れ再開(読売見出し)

>民主党は26日、自粛していた企業・団体献金の受け入れを一部再開することを決めた。

>岡田幹事長が同日の常任幹事会に報告した。党の財政の安定化が狙いとみられる。

>民主党は2009年の衆院選政権公約(マニフェスト)で、企業・団体献金の廃止を打ち出す一方、法改正されるまでは、1件1億円以上の公共事業を受注している企業などからの献金は受け取らない方針を示していた。

>今年1月からは、当時の小沢一郎幹事長のもとで、自粛対象を1件1億円未満も含めたすべての企業などに広げていた。
【読売新聞/10月27日(水)1時24分配信】


いやあ、分かりやすい話である。

国民の味方は誰だ?
国民の敵はだあれ?

そして、打てば響くが如きフォローが入る。


▶民主の献金解除を歓迎=経団連会長(時事見出し)

>日本経団連の米倉弘昌会長は26日、富山市で記者会見し、民主党が企業・団体献金の受け入れ自粛の一部解除を決めたことについて「政治献金は個人や企業にとって社会的責任の一つだ。民主党が献金を受けるのであれば、ルールに沿って行うのはやぶさかでない」と述べ、歓迎する意向を表明した。
【時事通信/10月26日(火)23時0分配信】


「政府民主党と担当省庁と経団連とマスコミ」の4人5脚は、健在なり。


そう言えば、霞ヶ関に洗脳されている首相の、相も変わらぬ自主性の無さを暴露した「突出した勘違い」と、取り巻きの執行部および閣僚達の未熟さを伝えるニュースも有った。


▶中国もTPP参加に関心、日本「置き去り」懸念(読売見出し)

>TPPの関係国が11月9日に行う事務レベル協議に、中国が参加の意向を示した。日本国内では、農業自由化に反対する声が根強く、調整が難航しており、日本が参加できないまま中国が加わった場合、世界経済の中で日本が埋没しかねないとの懸念も出ている。

>日本は25日にインドとのEPA締結に合意したが、コメなどの重要な農産品は関税撤廃の例外だ。TPPへの参加は農業の自由化が前提になるため、国内調整が難航している。

>米国務省のカート・キャンベル次官補は25日、ワシントンでの講演で、日本がTPP参加の検討を進めていることについて、「非常に歓迎する」と述べた。
【読売新聞/10月27日(水)3時4分配信】


▶食料自給率14%に低下=GDPは2兆~3兆円増―TPP試算(時事見出し)

>政府は26日までに、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に日本が参加した場合の影響について、関係府省が行った試算状況をまとめた。

>農林水産省は国内農業生産が減り、食料自給率(カロリーベース)が現在の40%から14%に低下すると試算。


やった!


>一方、内閣府は実質GDP(国内総生産)を2兆~3兆円余り押し上げるメリットがあると推計した。

>農水省の試算では、TPP参加で農業生産額全体の5割近い約4兆1000億円が減少するだけでなく、洪水防止など農業が果たす多面的機能にも3兆7000億円相当の損失が出るとしている。

>これに対して経済産業省は、参加しない場合、GDPに8兆円を超える将来損失が生じると予測している。


計算の根拠は、常に示されない。
地方空港を創るときの「利用旅客数」のどんぶり勘定と同じですな。


>各府省の試算は食い違っており、政府内の調整を急ぐ必要がありそうだ。
【時事通信/10月27日(水)1時26分配信】



かの「松下政経塾優等生」前原外務大臣どのが宣わく。

「GDPのわずか1,6%に過ぎない農水産を保護する事で、日本の産業を犠牲にする訳にはいかない」

偉いなあ。
よくぞそこまで「言いにくい事をはっきりと」言える物ですね。


その通りですとも。
食料自給なんて「タワゴトに惑わされて」大局を誤ってはならないのですよ。

世界的不順気候と農作物の不作の流れの中で、食料品の輸出抑制に傾きつつ有る世界的傾向の中で、諸外国は「自国民の分」を後回しにしても、日本にはちゃんと輸出してくれますとも。

あるいは、アメリカみたいに、自国民には法的に使用を認めていない農薬を大量に振りまいた農作物を、一括処理出来る唯一の相手国「ニッポン」には、積極的に輸出して下さいます。

汝臣民、アメリカの農民を救わねばならんゾ!


ロシアが穀物輸出を規制すれば、その分中国や米豪欧に頼らざるを得ない国々も出て来て、その分「日本向け」の輸出に影響が出る、なんて事は一切有りません。

万一国際紛争(要するに戦争ですね)が勃発しても、敵国が「敵陣営には食料を輸出しない」等と言う事は、絶対有りませんからご安心下さいまし。

日本の食料事情は、安泰。

めでたし。

そんな事よりも。
『環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)』に参加しないと、世界から「置いてきぼり」を喰っちまう。

そんな事が出来る筈が無いでは無いか。
世界から遅れてしまうゾ。


日本人は、平民であろうが、霞ヶ関エリート様達であろうが、「置いてけぼり」が、何より怖いので有ります。

「赤信号、皆で渡れば怖くない」は、真実では無い。
「赤信号、皆と渡らないと怖い」が、真実なのです。

自己は形成されて居りませぬ。

とにかく、誰かと、皆と、一緒でなければ「怖いのです」よ。

自己では無く、他人の動向。
それ、遅れるな!


だって、ご主人様も褒めて下さるんだから。


▶日本のTTP参加検討、非常に歓迎=米国務次官補(ロイター/10月26日(火)6時18分配信)


てな訳で、我が祖国は、国民の尊い(そして当然の)犠牲のもとに、国が栄えて行かねばならんのだ。


▶<高齢者医療>70~74歳、自己負担2割に 厚労省が概要(毎日新聞/10月25日(月)20時31分配信)
▶75歳未満保険料は最大7万円増…新高齢者医療(読売新聞/10月25日(月)23時1分配信)

▶新高齢者医療制度 15年後の保険料は? 会社員9万4000円負担増(産經新聞/10月26日(火)7時56分配信)


出てくるは、出て来るは。
見事としか言いようが無いです。

「万骨枯れて一将成る」と申します。

仙谷カンボーチョーカン殿。
実に見事なお手並みです。

こいつら、どうしてくれよう!



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小沢への証人喚問要請に『完全可視化』で応じよう。検察とマスコミと与野党議員の「冤罪体質」を暴き出せ!

2010-10-25 23:49:27 | 政治と社会
北海道5区衆院補選に置ける「自民党候補の勝利」で、野党側はいよいよ勢いづいて来たらしい。

自民党は、政治とカネが有権者を「自民党へと動かした」と信じ込んでいる。
そして民主党は、補選の敗因が「小沢の政治とカネ」問題だと思い込んでいる。

野党側は、増々攻勢を極め始めた。


いつまでたっても、無能な輩どもめが。

北海道新聞の調査によれば、「政治とカネ」を投票の基準にした、と答えた有権者はわずか18%弱に過ぎなかった。

あくまで、政府民主党の「自民党化」による拒否反応と、『尖閣事件』への対応その他の馬鹿さ加減、そして、他に受け皿が無い、と言う事による<棄権>が増えた分、民主党候補の得票が減っただけの事に過ぎない。


国民は、政治家どもが考える程、馬鹿では無いのだ。

それにしても、くる日も来る日も「念仏三昧」。


▶<衆院北海道5区補選>民主大敗 小沢氏問題、続く板挟み(毎日見出し)

>自民党の大島理森副総裁や石原伸晃幹事長は25日、公明党の漆原良夫国対委員長らを党本部に招き、引き続き小沢氏の証人喚問を求めていくことで一致した。谷垣禎一総裁も東京都内での講演で「(補選は)『政治とカネ』の問題をおろそかにするなという民意だ」と強調した。

>自民党では補選圧勝の追い風に乗って政権を追い込む「主戦論」が強まっている。25日の衆院予算委の民主、自民両党理事の協議では、自民党の武部勤筆頭理事が「(証人喚問に応じない場合は)補正予算案の審議に支障が出る」と揺さぶった。自民党は26日には財政健全化責任法案を提出する方針で、引退を撤回した鳩山由紀夫前首相の証人喚問を要求。政府・与党側に条件を次々に突きつける戦略だ。
【毎日新聞/10月26日(火)2時32分配信】



良いだろう。

『政治とカネを疎かにするなと言う民意』
と言うのならば、国会の総力を挙げて徹底的にやろうでは無いか。


予算審理を「人質」に取るのなら、それも良かろう。
ここまで、不透明な「似非疑獄事件」の造り出されて来た「全過程」を、全てつまびらかにするべし。


『衆参合同特別委員会』での特別審議を提案する。


そして、「中断無し完全生中継」のテレビカメラを入れ、逐一実況放送をする。

途中中断や、編集を一切禁止し、その条件を受け入れるテレビ局を、議場に入れる。
紙メディアは、一部分のみの「切り取り」報道を禁止し、議事録全てを完全収録して発表させる。

海外メディア、フリーランス、雑誌、ネット、全ての媒体を「公平に」参加させる。


その上で、同時に以下の面々の「参考人喚問」を要求する。

小沢氏本人と、陸山会との収支を扱っている銀行担当者。
不動産購入時の業者。
西松建設側参考人。
大久保元秘書。
石河議員。
それらを取り調べた各担当検事。
検察審査会に告発した「市民団体」。
11名の「検察審査会のメンバー」。
そのメンバーを選出した「地検審査会」担当者。
検察審の補助弁護士。

さらに。

朝日新聞編集委員。
読売新聞編集委員。
毎日新聞編集委員。
産經新聞編集委員。

NHK報道局長。
日本テレビ報道局長。
TBS報道局長。
フジテレビ報道局長。
テレビ東京報道局長。

みのもんた。
古館某。
その他、各社ニュース番組、報道番組と、疑似時事バラエティー番組の司会者とコメンテーターと解説者。

検事総長。
東京地検検事正。
東京地検特捜部長。
特捜部記者クラブの各社代表記者。


その他、あらゆる『関係者』を全て喚問して、「強制起訴裁判」に先んじて、実際の裁判以上に詳しく正確な「事実関係の解明」を、しようでは無いか。


このような事を言い出すと、国会は当然「小沢本人だけの問題」だと言い張るであろう。

その他の関係各人は、あくまで裁判で「必要に応じて」召還すれば良い、と言うに違いない。

「それではまるで<裁判>そのものでは無いか」
「国会の権限を越えている」

云々かんぬん。


当然です。
「裁判」をやるのですよ、『完全可視化』に於いて。


強制起訴なんぞを待っていると、検察と裁判所との連合軍に完全に癒着している『第二東京弁護士会』の、共同歩調を取るに違いない「検事役弁護士」等に公判を任せていると、絶対に「闇の判決」を出されるに決まっている。


心ある国民は、『裁判所』に全面的信頼など、今や完全に失っているのだ。


そうなる事が分かりきって居るのであれば、「密室の裁判」をヤラレル前に、『完全可視化』の基で、国会の場での裁判を行おう。

国民の全てに、実際の事実が見える様に。

「一体何が起こったのか」
「何を罪に仕立てようとしたのか」

更に。

「誰が」
「どういう組織が」

小沢の犯罪を言い立て、言い続けて、国民を煽り、国民の意識を誤った方角へと導いて来たのか。

全てを明らかにしようでは無いか。


繰り返すが『東京地検特捜部』という、日本国内に置ける「最強の」捜査機関が、持てる権力の全てを費やし、全力を挙げての捜査に結果「起訴出来なかった」。

その「不起訴と言う事実」を、あくまで『不当』としたいのならば、その「検察の不起訴に至った」経過を含めて、あらゆる事実関係を、全て白日に元に曝さなければ、今回の事の本質を、国民に理解させる事は不可能である。


裁判所で「可視化」は行われない。

傍聴券を手にする事が出来た者だけが、立ち会う事を許されるのみ。

日本に置ける裁判の実態は、<判事+検事>対<弁護士>という、2対1の争いである。

しかも、往々にして「弁護士」は検事上がり。

これでは、起訴案件の「99%が有罪」という、日本だけの「特殊にして異様な」司法の実態は、当然の帰結である。


そのような裁判に、「悪意に満ちあふれた」視点からの取り調べの資料と、冤罪目的で役を演じる検事とを前にして、起訴する側と癒着した判事が、被告人の実際の置かれた状況を正確に判断してくれる筈が無い。


そのような「似非裁判」に、かけがえの無い小沢氏を、渡す訳にはいかないのだ。

ましてや、何処の誰とも分からない、隠れたたった11人が熟議をこらした形跡も無い中での「誘導された起訴」など、受け入れられる訳が無い。

『裁判員』が姿をさらしているのだ。
『検察審査員』が、何故隠れる?

誰に言われて、誰に導かれて、どんな風にして、たった1ヶ月で「起訴」等が出来るのか?


そのような、「似非裁判」に正義は無い。


あくまで、全国民が見守る事が出来る条件で、全ての関連資料と関係者との参加の基に、公平に、公正に、『陸山会事件』と称されている「冤罪」が、いかなるものであったのか、を広く全国民の前で明らかにしなくてはならない。


自民党の諸君。

補正予算の審議を中断し、小沢喚問を要求したまえ。
民主党政府が、小沢喚問を「飲まざるを得ない」状況を創りたまえ。


そして、小澤一郎殿に、お願いしたい。

以上に記した条件を、全て要求して頂きたい。


24時間ぶっ続けで構わない。
特別「バラエティー」を、放送しましょうよ!


いい加減に、「日本の意識構造」を変えるべし。

出来ないだろうなあ~。。。
やる価値は、絶対にある!

いや、それ位の事を、やらなければならない。
いまや、日本は未曾有の非常事態に陥っている!

コメント (8)
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「町村補選大勝」を喜んでいる自分が情けない / 日本社会の歴史的大転換期に有って何を為すべきか?

2010-10-24 22:55:26 | 政治と社会
既定路線とは言え、衆議院北海道5区補欠選挙で、自民党の町村候補が圧勝した。


分かっていたし、それを(ある意味では)期待もしていたとは言え、やはり寂しい。
そして、民主党の敗戦を「喜んでいる」自分が居る。

情けない事おびただしい。。。


『政治とカネ』

一体全体、何時までこの「お題目」を唱え続ければ、気が済むのだろう。

新聞メディア、テレビは、こぞって「<政治とカネ>がブレーキに」としか言わない。

負けた民主党の選対委員長すら「政治とカネの問題が尾を引いているのならば、云々かんぬん」

脳無しめらが!

すべからく、現在の日本が置かれている諸問題、様々な困難、全ては「政治とカネ」が原因だとでも言うのか。

何か、他に考え直す事は無いのか。


尖閣諸島を巡っての中国との外交問題。
沖縄基地を巡っての日米軍事同盟問題。
円高ドル安を巡っての、日米欧経済摩擦。

事業仕分けも。
補正予算も。
何もかも。


「政治とカネ」で、言い訳が立つとでも言いたいのか。

眼を覚ませ、と訴えても、詮無い事。

参院選大敗北の責任者は責任を負うどころか、未だに要職に有り続けるごとき、露骨な無責任政党には、何も訴える事など出来ない。

彼等、理屈の通らない民主党の政府は、事の良否、国益へのの優先権、政権政党の政府としての義務、など何一つ理解出来ない、大馬○者達で有る以上、もはや何も期待もしなければ、要望もしない。

一刻も早く、彼等を政権から追放せねば、と望むのみ。


『内閣不信任案』が一番良いのだが、野党側には「大義名分」を見つけられないに違いない。

しからば、次善の策を使って、とにかく内閣を揺さぶるべきではないか。

「不適切発言での仙谷感官房長官の問責決議案」
「執行能力欠如での前原外務大臣の問責決議案」
「国会をコマーシャルに利用し、国会での答弁を偽った蓮舫大臣の問責決議案」

何でも良い。

一日も早く、野党各党に有っては、倒閣の起爆となる「決議案」を提出して欲しい。


小沢に近い議員達が100名も「賛成」に回れば、面白い事になる。


決起して欲しい。

そう願うのは、短絡的に過ぎるのであろうか。



確かに、倒閣したとしても、その後が続けなければ意味が無い。

倒閣運動に手を貸しでもしよう物なら。
恐らく民主党に留まる事を、与野党共に、更にマスコミに先導された国民達が、許さないであろう。

それでは。
小沢派が、民主党を割るか。

あるいは、「反小沢」の国中の大合唱にもめげず、民主党からの「離党宣告」にもめげず、民主党に居座れるならば。
留まって、再度代表選を行い、小沢派の誰かを総裁候補に立てるか。

更には、小沢一人離党して、同志達は民主党に留まり、代表選を戦うか。


いずれにしても、実際問題として、余り実効性は無さそうだ。
「刑事被告人」の政争行為は、マスコミ連合軍の格好の「攻撃材料」になるであろう。

事ここに至っても、未だに現実が理解出来ない70%の国民も、一斉に小沢非難の大唱和になる事必定である。

その前に、菅直人が総辞職する訳も無し。


しからば、総選挙である。


そして、総選挙で「小沢グループ」は、選挙を乗り切れるのか。


考えれば考える程、ジレンマは深まり、暗中模索は堂々巡りに陥る。


小沢氏ご本人の考えを、勝手に忖度してみよう。

強制起訴による裁判で、『無罪』を勝ち取る。
そして、次の総選挙までに、小沢派を増やし、民主党の劣勢を立て直す。
次の総選挙で、2/3は無理としても、安定多数を勝ち取る。
更に政治理念が近い野党議員ないし野党グループと、連立を計り、民主党の政権を安定させる。
その上で、次回の代表選に再度打って出る。。。


かってな推測ながら、恐らくこれが「ご本人の考え」に、一番近いのでは無かろうか。

それはそれで、手堅い方法であり、一番確立の高い「復権の道」ではありましょう。

しかしながら。
後2年と10ヶ月、そんなに悠長に待ってても良いのだろうか。

あの仙谷菅直人政権は、それまでに日本を完全に破綻させてしまいかねない。

まあ、破綻はしなくとも、自民党政権時代と全く同じ政治に戻り、素人集団であるぶん、国民への有形無形のしわ寄せは、一段と大きくなろう。

あの「権力亡者」の連中で有る以上、民主党政権だけは保って行くかも知れないが、そこには国民が期待した「日本の社会の正常化」は、完璧に消失している筈である。

その時までに、小沢氏は「一体如何したい」のであろうか。
一体「何が出来る」のであろうか。

そこまで待っている事は、遅すぎるのでは無かろうか。

戦後65年待った。
後3年待っても、大きな差はない。

と言う理論も有るかも知れない。


しかし、そうなれば恐らく「終焉の時を迎える事になる」に違いないと、確信する。

沖縄の基地は無くならない。
新たに滑走路は作られ、珊瑚礁は無くなり、物理的危険は増大し、県民の人的被害も増大する。
思いやり予算は増額される。
日米地位協定は改定されず、増々日本国民の生活と生命とが脅かされる。

特別法人も特別会計も解体されず。
郵貯は、郵便貯金会社の株式公開により、モルガン・スタンレーその他「名だたるアメリカ=ユダヤ禿鷹資本に買い占められて、一挙にアメリカの保有物と成り果てる。
尖閣諸島の例を待つまでもなく、東アジアの政治的安定性は崩れ、アメリカの言いなりに、日米軍事同盟の強化に走る。
軍備の増強が謀られ、自衛隊の海外派兵が急増する。

消費税大増税によって、一般消費が一気に壊滅状態となり、デフレは深刻な加速を伴って進行し、国民の大多数が貧困化する。
国民の所得が激減する事により、一般税収は更に減り続け、年金や医療保険等も回復不可能な程の赤字を抱えて、破綻せざるを得ない。
円高と国内デフレとの相乗効果により、中小企業はほぼ壊滅状態に陥る。
生産拠点の海外移転と、法人税の大幅減税により、大企業のみ強大化する。
倒産と失業者が溢れ、地方財政は破綻する。

地方と中央との格差は増々広がり、国民の貧富に差も、増々広がる。

検察と裁判所との癒着は増々強固な物となって、司法独裁体制が確立する。
霞ヶ関は、政治を完全に支配し、官僚主権国家が成立する。
マスコミは、あいも変わらず善男善女の思想改造と世論形成に弾みをつけて、警察(=検察)と裁判所とマスコミとの正三角形支配構造体が、確立する。
かくして、国の基本的支配権は、政治家を牛耳る官僚組織と、官僚組織を牛耳るアメリカ勢力とに、完全に掌握されてしまう。


「そこまで酷くはならないだろう」と言う声も有るかも知れない。

しかし、そうならないと言う根拠もまた、全く無いのだ。


「一主任検事の前代未聞の悪事」で解決しようと言う「検察支配体制」の暗部が、覆い隠されようとしている。

いくら「前田某」が証拠の改竄=ねつ造を自白しようと、彼が執り行った「石川議員に対する取り調べ」に異議を差し挟む声を聞かない。

冤罪事件は世の注目を集め始めて入るが、鈴木宗男事件や陸山会事件に、疑いを向ける声は起こらない。

元々国民により昨年否定去れた、『野党自民党』は自然消滅的なだらしなさ。
カスの集まりに過ぎない『み党』が躍進するしか無い、選択肢の無さ。

それらの上に胡座をかき続ける「仙谷菅内閣」は、やりたい放題の無法ぶりでも、結局存続して行くのだろう。

「コロコロ変わるには良くない」とか、分かった様な口をきく「国民目線」に支えられて。

そして、「多かれ少なかれ」上記した如くのニッポンが登場しつつ有るのだ。


今や正に、日本社会の「歴史的大転換機」にある。


ここで、進路を過たずに、日本を未来に向けて存続させうるのか、否か。

全日本人に、子孫の平和で安全な生活を残してあげられるかどうかの、試金石が示されつつ有るのだ。


考えよう。
訴えよう。


「小沢氏を支援するデモ」が東京で、悪天候の中に1000名を集めて、粛々と執り行われた事に、大いなる敬意を捧げます。

次回、3000名を集めよう。
その次は1万人を目指そう。

何事も、自分達の無能さゆえの失政を、全て「政治とカネ」というお題目で逃げようとする民主党執行部と、創刊以来、延々と続けて来た、「哲学無きマスコミ」の横暴とに、鉄槌を下そう。


国民は、皆が皆「メ○ラでは無い」事を、立ち塞がる不届きもの達に「突きつける」事が肝心でありましょう。


拙ブログにコメントを頂いた『いの元名人』様の一言で、締めくくりたい。
新聞の記事なんて、大げさに言うと、正しいのは株価とスポーツの結果と日付だけです。


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なぜ小沢なのか。なぜそこまで小沢に期待しなければならないのか。

2010-10-23 20:21:50 | 政治と社会
拙ブログに、以下の様なコメントが寄せられました。


最近、よくコメントをいただいているTN様です。

>う~ん、最近読んでいて思うのですが、何か小沢さんに異常な期待を持ってるんですか、ここの方々は?
ちょっと、度が過ぎて妄信しすぎているような気がしてきました・・・。
小沢さんは神とは違いますよ?
腹黒い打算も持っているし、日本人の子供の未来のために動いているとは、最近では到底思えません・・・。
もしかして小沢さんと関係の深い方ばかりなのですか、このブログの方々は?<



この様なご意見は、価値観を完全には同じくしていない方々には、私達の論調に対して理解出来ない点が有るかもしれ無いと言う事を、代弁して居られると思えます。

しかし、この様なご意見の本質は、非常に大切な「現在までの日本の異常な姿」を認識しているかどうか、という「日本人として行きて行く為の哲学」に関わっていると思います。


従って、通常のコメント欄でのお返事では無く、本文にて答えさせて頂く必要が有る、と考えます。

同志(?)の方々に取っては、ある意味「何を今更」と言う程度の論旨展開しか出来ませんが、ご笑読ください。


【TN様】
再コメントありがとう御座いました。

もちろん「小沢氏は神」では有りません。

ただ、彼の政治哲学ほどに、今までの腐りきった日本を救える理論を持つ政治家が、他に居るのでしょうか。

居るとしたら、どうかお教え下さい。

私の見る限り、熟練した政治家や、真面目な政治家や、自分の立場に真剣に取り組んでいる政治家は、居るでしょう。

自分の政治生命を、日本の為に、日本の国民の為に、全力で注ぎ込んでいる、と信じて活動している政治家も、少なくない事でしょう。

上記の様な政治家達が、自分の姿勢と、国民の感覚とが「乖離している」事や、「実は日本の将来への為にはならない」事に、気がついていない例も多い様に思えますが、それはここでは触れません。


しかし、ここまで「庶民が愚弄されて」いて、日本が「日本人の利益以外の方向」で勝手に動かされている現状、日本の大多数の国民以外の「特殊な人々」の利益に、食い物にされている現状を直視しなければならないのです。

その事を、理解している政治家が、果たしてどれくらい居るのか。

其処ここの行動や発言から推し量るに、殆どの政治家は分かっていないのでは無いか、と思えます。


拙ブログでも、連日指摘している日本の惨状。

「高級官僚」
「司法機関」
「マスコミ

これらの連合軍が、既得権を守る為に、自分達に取って有り難い「今までの安寧なる社会構造」を守り抜く為に、見えない「完璧な」支配システムが確立していた。

上記の「日本の社会構造体」は、互いに利害を補いあい、与えあって、互いの存続を安泰な物にして来た。


戦後65年、ただひたすら「アメリカ」の顔色だけを、伺って来た政府。
結果として、日本を日本人の為では無い存在としてしまった、政治家達。

その方向性を確立し、政策を立案し、実際の運営に当たって、省益に沿っての予算執行と、その間の「中間搾取」、及び自身の立身出世の構造を築き上げて来た官僚制度。

政治家と官僚とは、持ちつ持たれつ。
そして、その政治を安定して行わせる為の、国民の意識管理システム。

国民の意識を管理するマスコミ。

大御所が、戦後『CIA』にサポートされて今日のマスコミ制度を確立した。
新聞各社は、互いに論調を同じくし、国民の洗脳を果たし、それらのオピニオン・リーダー役の記者達は、霞ヶ関の見えざる援助で「評論家」として独立し、地位を不動の物と確立して行く。

それらの新聞社が資本を持つテレビ局が、新聞により形成された「世論」を確固たる物にする為に、連携して情報操作できる番組を垂れ流し続ける。

上記評論家達が、お座敷芸者として、その一翼を担う。

情報操作は、『記者クラブ』で管理され、弱小メディアやフリーランスの「ジャーナリスト」が育たない様な地盤を築き上げて来た。

記者クラブ制度に依り、実力も能力も無い政治家達は、その地位にあぐらを書き続ける事が出来ていた。

記者達は、閉鎖社会により、他の情報伝達手段の存在を不可能な物として、日々何らの努力も無く記事を書き散らし、花形記者と言われる様になって行く。


このような閉鎖サークルによる、完璧な情報管理と、世論形成が、日本の舵を「一部の勢力」の利益の為にのみ、きり続ける可能となっていたのでした。

それらマスコミによる国民誘導の上に、霞ヶ関は自己増殖を続け、自己増殖の養分として、特殊法人や特別会計を生み出し続け、血税の多くを吸い上げて行った。

そして、最終的にこのシステムの頂点に君臨し、彼等をリモート・コントロールしているのは、「アメリカ」の「対日利権集団」である。

政治ロビー。
外交ロビー。
金融ロビー。

そのような輩を育て、育んで来たのが、アメリカの軍事産業であり、アメリカの金融機関であり、アメリカのユダヤ資本である。

世界中で戦争を引き起こし、現地の人々の生活を基盤ごと崩壊させ、自国の兵士達まで精神的に偏重を来たすまで追い込みながらも、ハイテク技術と兵器産業は栄え、金融機関は日本の富を吸い上げ続けて、戦費の調達を可能にして来た。

日本は、アメリカの走狗となり、世界の平和を乱し、日本人自身がそのような世界戦力の下敷きとなって、ごく一部の「既得権益を有する勢力」のみが、肥え太る社会に、甘んじている。


これらに対する的確で有効な「解決案」を提示している政治家が、他にいますか?

居ません。

と言う事は、小沢氏は「文字通り」唯一の「国民の希望」であり、日本を「国民が豊かに暮らせる」普通の国に方向転換する為の、ただ一人の「可能性」なのです。

他に、そのような可能性が有るのなら、お教えください。

他にも「選択肢」が有るのなら、何もここまで小沢氏に追随する必要は無い訳です。
そのような選択肢が「多ければ多い程」日本が救われる可能性は、大きくなるでしょう。

しかし、血税の多くの部分を有効に使わず、自分達のかってな理屈でかすめ取るシステムを網の目の如くに造り上げている「官僚制度」から、国政の決定権と、予算の100%有効利用を取り戻す事が出来る政治勢力が、他に有りますか?

日本の国土のかなりの広大な部分を、基地として独占し、そこでの軍人の家族の生活を「ブルジョア並みに維持」させられ、広大な「米軍管理空域」を設定されて日本のヒコーキが「針の穴を通す様に」しか飛べない現実や、多くの矛盾と不便とを、解決しようと考えた政治家が、居ましたか?



それに対して、小沢は何をしたか。


「アメリカとの対等な外交」
「安保の見直しと、沖縄と日本本土の米軍基地の縮小」
「対中国及び東アジアの安定の為の共同体構想」
「官僚主導体制の打破」
「その為の次官制度の見直し」
「その為の特法や特会の打破」
「その為の、地方行政と地方交付金の見直し」
「司法の可視化」
「その為の検事総長の民間からの登用」
「マスコミ再編の為のクロスオーナー・システムの打破」
「記者クラブの閉鎖」

ディテールは、まだまだ山ほど有るが、以上の様な政治哲学と思想とが、日本国民の為に有用でない物が有るでしょうか?


繰り返しになるが、言い換えると、このような主張をした政治家が、他に居たか?


本来、このような主張は、もっと多くの政治家から同時多発的に唱えられて来て、当然の事だと言えないだろうか。

日本を、日本国民の利益の為に動かすのが、政治家の存在意義で有るのならば、以上の如き発想を、何故持てないのか。


当然そこには、政治家達自身の不勉強、不見識、既存利益集団との癒着、官僚による誘導に気が付かない鈍感さ、等多くの要素が有るであろう。

しかし、それにしても、「国民の生活を第一」に据えて、その実現の為に、具体的で明瞭な主張をする政治家が、他に居ない事が「日本の政治風土」の歪みであり、貧しさであると、断言する。


であるからこそ、小沢はここまで辱められ、貶められ、失脚を狙われている訳です。


逆に言えば、それだけ「付け狙われているからこそ」、ただ一人の『可能性』が小沢であることに、何らかの異議が有るだろうか。


寡聞にして、私が理解出来ていない論点がもし有るのであれば、是非ご教示願いたい。

上記の論点に破綻した部分が有るのであれば、どうかご指摘頂きたい。

そして、それが十分に納得すべき指摘であれば、当然何も異議なく受け入れる準備は有ります。


しかし、現時点で「日本の将来」と「我々の子供達や孫達の将来」を考えて、当たり前の幸せを享受出来る「普通の国ニッポン」を手に入れる為に、今の時点で国民が求めうる最善にして唯一の手段は、「小沢に縋る事」しか、他に選択肢は無い。

有りますか?
他に。


憲法問題や、在日外国人の問題など、多くのディテールでは「小沢の目指そうと言っていた方向」に、不明な点や、疑問な点も、多く有る。


しかし、「小異を捨てて大同につく」事が、必要です。


国民が、60有余年も続いて来た、自分の国ニッポンを享受出来ていない現状を「変革したいと願う事」は、当然の希求であると思います。

その事に気がついている、一部の人々が「唯一の手段」である『小沢一郎』という駒を、大切に考え、次の一手を慎重を期して模索する。

そのために、「敵の手に落ちている」駒を守り、取り返そうと声を上げる事は、国を憂える国民に取って、当たり前の事ではあっても、少しもおかしな事では無いと、声を大に断言致します。


勿論、小沢は神ではない。


しかし、かけがえの無い「日本の希望」であります。

その事に気がついている、このブログに集って下さっている方々は、そう言う意味に置いて、小沢氏に「関係深い」人々なのです。

だからこそ、ここまで「小沢氏に期待する事」は、妄想でもなんでもない。
祖国の命運をかけた、「敵勢力」に対する国民の抵抗なのです。

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戦後の大宰相『佐藤栄作』とついに並んだ? / 『仙谷(影)総理』の腹黒きノラリクラリの答弁ぶり。

2010-10-20 23:55:32 | 政治と社会
何ともはや、恐れ入る。

仙谷(影)首相は、彼の佐藤栄作の「古狸ぶり」を凌駕するかの如き、ふてぶてしさを示し始めた。


国会答弁に置ける、質問者をなめきった大ボラの嘘つき振りは、既に風格すら漂い始めている。

「はぐらかし」
「ごまかし」
「知らんふり」
「あからさまの嘘」
「開き直り」
「恫喝」

どれ一つとっても、戦後の大宰相「佐藤栄作」の答弁ぶりを彷彿とさせてくれる、見事なまでの憎々しさ。

感服する。


▶仙谷氏、ぎらつく存在感=「謙虚さ欠く」、民主にも懸念(時事見出し)

>首相の前で立ちはだかるかのような仙谷氏に対し、自民党は「百も承知で乱暴な答弁をしている。手ごわい」(幹部)と攻めあぐねている。
【時事通信/2010/10/17-14:33】


すっかり「巨悪」に立身あそばしている。


▶「健忘長官」だと適格性の問題が 山口氏、仙谷氏の言動を批判(産経見出し)

>公明党の山口那津男代表は20日の記者会見で、仙谷由人官房長官が18日の参院決算委員会で自らを「健忘症」と発言したことに「官房長官の職責が務まるのか、適格性の問題にもなりかねない」と批判した。仙谷氏に対する問責決議案提出については、現時点では否定したものの、「適切とはいえない答弁が繰り返されたら、いろいろな意見がでてくるだろう」と今後の可能性には含みを残した。
【産經新聞/10月20日(水)18時23分配信】


▶野党、一連の「仙谷発言」に猛反発 官房長官に不適格だ 健忘症なら診断書を(産経見出し)
 
>丸山氏が18日の参院決算委員会で中国漁船船長の釈放をめぐり、仙谷氏が電話で「APEC(アジア太平洋経済協力会議)が吹っ飛んでしまう。属国化は今に始まったことでない」と言ったと紹介したのに対し、仙谷氏は「健忘症なのか分からないが、会話の内容は全く記憶にない」とけむに巻き、19日の記者会見で丸山氏について、「いいかげんな人のいいかげんな発言については、全く関与するつもりはない」と反撃した。

>野党は「図に乗っている」などと、態度を一段と硬化させた。対立は激化の一途をたどり、野党は仙谷氏に対する問責決議案の提出も視野に入れ始めた。

>「乱暴な答弁が多い。自分のことを棚に上げて侮辱的な発言をする」(石原伸晃自民党幹事長)

>「強圧的で傲慢(ごうまん)にみえる」(漆原良夫公明党国対委員長)

>「問責決議案に値する」(渡辺喜美みんなの党代表)

>「どういう理由でいいかげんだと思うのかを追及しなければならない」(世耕弘成幹事長代理)

>「健忘症が官房長官に就くのは不適格だ」(国対関係者)
【産經新聞/10月20日(水)7時56分配信】


▶新党日本・田中代表 健忘症の仙谷官房長官に 「適切な政治判断できるのか」(産経見出し)

>新党日本の田中康夫代表は20日、衆院で統一会派を組む国民新党との会合で、仙谷由人官房長官が「健忘症なのか分からないが」などと野党の追及をかわしたことについて「あぜんとせざるを得ない答弁が続いている。国会で健忘症にかかっているという人が国民のための適切な政治判断ができるのか」と批判した。その上で「民主党も自分たちの組織が見誤っているとき、きちんとただすべきだ」と述べた。
【産經新聞/10月20日(水)18時25分配信】


敢えて、何のコメントも付け加えずに、眼についたヘッドラインを羅列してみた。


こうなると、もはや「何をか曰んや」ですね。

政府の中枢のあるキー・パーソンの発言としての、品位も、品格も、知性も、誠意も、何も感じられない。


『記憶に御座いません』

かつて、佐藤栄作は、散々このような答弁に終止していた。
そこは、「昭和の妖怪の義弟」としての面目躍如たる物が有り、『老獪さ』と『ふてぶてしさ』の権化であった。


自民党氏の言う様に、仙谷影首相も、「百も承知で」乱暴な答弁をしているのだろうか。


外野席から傍観するところでは、単に「人品骨柄卑しい」だけの、中身など無い様に思えるのだが。

いくら、「内ゲバ」に明け暮れた全共闘上がりの「悪徳弁護士」の「口八丁」であっても、あまりにも「短絡的」で「白痴的」に過ぎる。

権力と「感冒機密費」とを手にした「思い上がり」の油断の為せる技だと、思いたい。


もしも、自民党氏の言う様に、「百も承知で」計算して、かくも乱暴なる発言しているとすれば、それは既に『平成の妖怪』と、あがめ奉るべきであろう。

ついに「昭和の妖怪に肩を並べる」に至ったのだ。

何しろ相手は「隠れA級戦犯」ナンバーワンである。
それと肩を並べるなんぞ、大した出世ぶり。

それはそれで「国民の敵」以外の何物でもない、証である。


こんなヤツバラに、2009年夏の「国民の期待」をかすめとられてしまったのだ。

こんな下品な人間に、日本改革の希望を「刑事被告人」にされてしまったのだ。

許せない。

とはいっても、所詮は「ごまめの歯ぎしり」に過ぎない悲しさ。

相手は、本来「幹事長」権限であるはずの、『党の資金』を「気まま勝手に」自由に出来る立場にあり、『人事権』をちらつかせて、党内を恫喝し懐柔する。

その挙げ句に、総理を二人羽織で好きに操り、国民の選択した政府を私している。

自民党のお家芸であった「マスコミのサポート」を十二分に受けての、好き放題の乱暴狼藉に、ゴマメが勝てる訳が無い。

今のところは。


かくなる上は、一日も早く「倒閣」を成し遂げる事だ。

小沢派200名が、党内野党として倒閣に持ち込むか。

万一「倒閣」が成ったとして、「強制起訴」の立場では、この時点での小沢首相は苦しいだろうが、亀井静香氏や、田中康夫氏、でも良いでは無いか。

或は思い切って原口一博氏でも良い訳だ。


小沢新党よりは、現実味が有るのでは無かろうか。

そうなれば、少なくとも「少数政党」に落ち込む心配は無い。
仙谷となな奉行一派を除名するだけで、民主党を(一応は)引き継ぐ事が出来る、つまり衆院で絶対多数を維持出来る訳である。


私自身の考えが、昨今コロコロ変わっていて「説得力が無い」けれど、とにかくその線が望ましく思えるのです。


倒閣を実現する為に、難しい事は何も無い。

野党にあっては、是非「問責決議案」を提出するべきである。

そして、小沢派200名が賛成に回る事だ。
それ以外に、巨悪仙谷を引きづり下ろす手だては無い。

今のところは。

再度言おう。
「驕れる仙谷久しからず」

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公判維持の検事役を、何故「利害関係」のある東京第二弁護士会に推薦依頼するのか、理解出来ない。

2010-10-19 23:59:49 | 政治と社会
どう考えても、公正な裁判が出来る訳が無い。


公的な場での係争を裁く為には、中立な立場の裁定が当然である。

今回の「検察審査会」による強制起訴に伴って、検事役の弁護士を選任するのであれば、件の検審に立ち会った「審査補助員』としての弁護士が、『東京第二弁護士会』所属の弁護士であった以上、その弁護士会は外して、『東京弁護士会』あるいは『東京第一弁護士会』に推薦依頼するのが、筋と言うものだと考える。

違うだろか。

東京地方裁判所は、最初から「関係者の中」から『検事役』を選任すると言うような発想は、既に「中立」を標榜する裁判所の理念からは、完全に逸脱している。

要するに、地検特捜部としては、検察が起訴出来なかったから「検察審査会」を利用し、起訴させた上で、裁判所側はその検察審に参画した側に、公判を委ねる事をやっている訳だ。

裁判所とは不党不偏である筈の「基本理念」を、裁判所側が自ら無視しているなど、文明国で起こりうる事では無い。


こんな「法の理念」を犯す無茶苦茶な事が、まかり通ろうとしている。


そして、その事に、誰も疑問を挿まない。

基本的に、スタートから間違っている。

世の法律家に糾したい。

そのような事が、憲法上の「公正な裁判を受ける権利」を冒していると、なぜ発言しないのか?

小沢陣営の弁護士団は、何故その点に異議申し立てをしないのか?


理解出来ない。


勿論、巷間で言われている通り、審査会の議事録の開示請求は、当然の事である。

当初「検察が起訴事由に挙げていて」起訴出来なかった案件以外の理由で強制起訴に持ち込んだ、審査会の違法性に対する「異議申し立て」を、裁判所が却下した以上、無責任な決議をした「審査員たち」と、彼等を短期間で誘導した審査補助員の弁護士とを訴える事も、当然で有ると思う。

その前に、公判維持の役割を担うであろう弁護士の、解任要求と、そのような選任をした「東京地裁」自体を訴えるべきであろうとすら思われる。


裁判所の不法な決定を訴えるシステムが、日本に存在しているかどうかは、寡聞にしてしらない。

しかし、何らかの手段はるのでは無いか。


更に、ひとたび裁判が始まったら、「無実の人間に罪を着せるべく」根拠の無い弾劾を公的な場(記事と番組)で繰り返した、新聞とテレビ、及びキャスターとコメンテーター全員を、証人として喚問する事を申請し、逐一事実と対比させて、いかに「無責任な発言を繰り返して来たか」を、つまびらかにするべきである。

その過程で、冤罪が形成されて行った過程を、国民の前に明らかにして行くべき出ある。


そして、『小沢裁判』と平行して、マスコミ各社の経営陣、主筆、担当記者、デスク、報道局長、ディレクター、キャスター、アナウンサー、コメンテーターの全員を、一人残らず個々に「名誉毀損」と「悪意を持って社会を煽動した罪」(騒乱罪)で、告訴するべきである。

わずかな時間で、二年近く捜査した特捜部の資料を十分吟味する物理的可能性も無いまま、審査補助員の言うままに、起訴項目に含まれない事案で起訴相当なる議決を、いとも簡単に出した、11名の審査員達と、上記マスコミ関係者の全員を、夫々「損害賠償」の対象として、訴えるべきである。

その際は、日本の変革を潰されて、大いなる「物理的」かつ「精神的」被害を被った全選挙民も、『連名』で告訴人として、名を連ねるべきである。

あまりにも、世の中を甘く見過ぎている輩には、相応の鉄槌を下さなければならない。

敵が「裁判」で来るなら、こちらも「裁判」で戦おう。


とにかく、やられっぱなしで、反撃が何も無い事を、見ていられない。


コメント (9)
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『暗黒の癒着』/『政府民主党』と『検察』と『裁判所』との見事な<三者連携>振りに、オゾケを震うのみ。

2010-10-18 23:59:58 | 政治と社会
▶検事総長、辞めさせない=法務省首脳(時事時事通信/10月19日(火)0時2分配信)
▶小沢氏側申し立て却下=弁護士指定の停止認めず-東京地裁(時事通信/10月18日(月)19時23分配信)


何と見え見えの癒着ぶりか。

ここまで露骨に開き直った「司法と行政との癒着ぶり」を見せつけられると、あっぱれとでも言うより他、やる術が無いではないか。


<政敵小沢>
<官僚制度の敵小沢>

この「敵を排除するため」ならば、検察が冤罪をでっち上げる。
起訴出来ずに幕が引かれそうになると、「検察審査会」なる行政上の制度を使って、強引に「強制起訴」に持ち込む。
裁判所は、政府の息のかかった「東京第二弁護士会」に検事役の弁護士選任を依頼。
東京弁護士会は「元特捜部長」で有るヤメ検弁護士を推薦。
その影で「証拠ねつ造事件」で存亡の危機となった「検察」に対し、政府は「検事総長の辞任」を否定。
検察審査会の「違法強制起訴」に対する小沢側の異議申し立てを、裁判所が却下。

「素人によって構成され」彼等に自由に操られている行政機関による、脱法的「強制起訴」に対し、裁判所はそれに対する異議を却下したと言う事は、「法律は必要ない」と言っている訳である。

事ここに至って、日本の「法治国家」としての姿など存在しないと、判断をせざるを得ない。

いやはや。

実に見事なる連携ぶりである。

所詮、皆同じ穴のムジナ達。

政府が「検事総長のクビを守って」検察を助け、裁判所も「異議申し立て却下」で検察を助け、検察は「小沢起訴」により政府を助ける。

相身互い。

そして、裁判所は検察の起訴に対して、ほぼ100%近い有罪判決で、全員の「努力」に報いる。

<老中水野忠邦>と<越後屋>と<南町奉行鳥居耀蔵>との「三悪人」登場である。

おのれの利益と栄達と、政敵の失脚しか頭に無い「お上」と、それに迎合する「お奉行様」と、利益を貪る「悪徳商人」のそろい踏み。

町中では、瓦版が「面白おかしく」騒ぎ立てている。


この国に、正義は無い。
正義の無い国に、未来は無い。


これでは、庶民は救われない。
<悪の三次方程式>が確立し、覆すには容易ならぬ力が必要である。

そして、その『大いなる力』は悪人どもの連係プレーによって、失脚の瀬戸際に追い込まれている始末。


何とかならんのか?


この世に「神も仏も無いとしたら」一般庶民は、生きて行けない。

政府、検察連合軍に、裁判所が加勢する。
お上の不正は、誰が糾すのだ。
お上の不正を裁くべき組織までが不正を働く。
庶民は何処に縋れば良いのだ?


挙げ句に果てに、更なるだめ押し。


▶検審権限強化など司法改革、首相が見直しに意欲(読売見出し)

>首相は検察審査会の権限強化など司法制度改革で導入された新制度について「新たな問題も明らかになってきた。改革全般について幅広い形で議論を進めていく必要がある」と見直しに意欲を示した。

>姫井氏が「(強制起訴で)判決が出るまで被告のレッテルが張られてしまう」と述べたのに対し、柳田法相は「当面は運用状況を見守るべきだが、国会の議論がまとまれば従いたい」と答弁した。
【読売新聞/10月19日(火)1時3分配信】


せめてもの救いは、一部民主党議員が、権力による不正に対して「声を上げてくれているらしい」、と言う事か。


心もとないが、全国会議員に取って「事は自分達の事である」事に、気がついてくれる事を祈るのみ。


「この世に、神も仏も無い筈は無い」と、信じたい物である。


コメント (17)
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祖国を破滅に導く政府をどうすれば良いのか/本人達は立派に政を行っているつもりらしいからたちが悪い!

2010-10-17 21:23:13 | 政治と社会
ご好評に応えて(?)、再び「一口時評」。


というのも、耳に入って来るニュースの、どれもこれもが、腹立たしいやら悲しいやらで、気が狂いそうだから。

さらっと流さないと、本当におかしくなってしまう。


▶北海道5区補選、幹部続々北海道入り 小泉進次郎氏「民主は何をびびっているんだ?」(産経/10月18日(月)0時9分配信)
▷よっ!悪代官のゴロツキ息子!

▶円高に玄葉氏「必要なときは断固たる措置をとる」(産経/10月17日(日)23時53分配信)
▷聞きたくない!聞きたく無い!聞きたくない!

▶仕分け第3弾、27日から特別会計を総点検 早くも政府内で思惑(産経/10月17日(日)22時16分配信)
▷やる気もなければ、やれる能力も無し。第一これは小沢の約束であって、俺たちには関係ねえし。

▶岡田克也幹事長「大事な日中関係だから、それぞれの国民感情をあおるようなことは厳に慎むべきだ」(産経/10月17日(日)20時37分配信)
▷相手は煽っていると言う事は、相手に取っては大事な関係では無い。。。

▶仙谷長官は、自分の姿を鏡に映したことがあるのか(産経/10月17日(日)20時50分配信)
▷外見もさておき、内面お話ですゼ、この記事は。

▶日本国民にとっての「最大不幸社会」とは民主党政権の存続(産経/10月17日(日)19時13分配信)
▷悔しいけど、その通り(去年の夏の民主党と名前は同じでも、違う党だもんね。。。)

▶中国反日デモ「燃え上がらないよう日本も努力を」海江田氏(産経/10月17日(日)17時0分配信)
▷日本側だけ卑下致しますデス。

▶民主は閣僚投入、自民どぶ板作戦…衆院補選(読売/10月17日(日)13時22分配信)
▷あんな町村風情相手にでさえ、閣僚投入したんじゃそりゃ負けるだろ。

▶海外企業買収など積極支援=円高メリット活用策検討―玄蕃氏(時事/10月17日(日)12時30分配信)
▷未だにバブルの発想!一体何処に海外企業買収する余裕のある会社が有るってんダ!?

▶民主 生き残り懸け小鳩合併構想 「反主流派」結束(毎日/10月17日(日)2時34分配信)
▷一年前に、誰がこの様な惨劇を考えられたか。

▶菅内閣の謝罪は「ミツコ」&「ハイキングウォーキング」(産経/10月16日(土)20時23分配信)
▷「ドオモすいあせんでしたぁ!」

▶「船長解放間違った」 漁船衝突 安倍元首相、米で批判(産経/10月16日(土)15時9分配信)
▷間違った人に間違ったと言われて。

▶参院予算委 首相答弁、際立つ公明への配慮(毎日/10月16日(土)13時30分配信)
▷僕ちゃん、首相の椅子を守る為なら、悪魔の尻にキスだって出来るんだい。

▶仙谷官房長官 「影の首相」…私に対する「おちょくり」(毎日/10月16日(土)12時55分配信)
▷そんな、ご謙遜なさらなくとも。


▶税金の無駄? 年金記録の全件照合(産経/10月16日(土)11時7分配信)
▷その通りなので、返す言葉も御座いません。総ては、舛添宛に請求書をお送り下さいませ。

▶小沢氏は政倫審で説明を=民主・渡辺氏(時事/10月16日(土)10時9分配信)
▷黄門様の倫理が問われて居りまする。

▶武器輸出三原則 見直し決断して国益守れ(産経/10月17日(日)9時0分配信)
▷かくして、いつか来た道へと引き返すのであった。

▶日中交流イベント延期、中国側が通告(読売/10月17日(日)21時49分配信)
▷このような民族と、本当に付き合って行かなければならないのかなあ。

▶<フジテレビ>「Mr.サンデー」で不適切表現(毎日/10月18日(月)0時47分配信)
▷モット重大な<やらせ>してるだろ!

▶「円の国際化」研究会設置へ 中長期的な円高に対応▶(産経/10月17日(日)21時18分配信)
▷おっと、海江田さん。貴方もやっぱり口先だけ?


ったく。
「世も末だ」と言う言葉を、現実の意味で使う事になるなんて。


最近、日本の一般大衆を『愚民』と呼ぶ人達が居る。

自分の頭で考えられず、自分の行動が総て他人任せになっていて、その事に気がついてすら居ない。
そして、悪意ある「他人」の声を「神の声」と思い込んでいる。
そんな人々が、朝のテレビで見た「みの」やら「しんぼう」やら得体の知れぬ輩の発言を、「自分の考え」のつもりで「まことしやか」な口調で繰り返しながら、国家百年の計を、あやまたせている。


日本は、「国民」というレベルで病んでいる。


▶フランス:高校生が過激化 年金改革に反発(毎日見出し)

>パリなどフランス各地で16日、サルコジ政権の年金改革に反発する労働者ら、約300万人(労組発表)が参加する大規模なデモが行われた。12日に続き、9月以降5回目で、国民の政権への不満の高まりを示している。労組は19日にもデモを行い政府に圧力をかける構えだが、今回は多数の高校生がデモに参加し、過激化しているのが特徴だ。


そうなのです。
政府が、国民に取って益にならぬ事を企むと、国民は反発する。

これが、当たり前の国民の在り方である。
しかも、「年金制度の改悪」問題で、『高校生』が立ち上がる。

フランスに住む身として、実に彼等が眩しく映る。


>◇900校で授業ボイコット

>フランスの「全国高校生同盟」によると、15日には全国約4300校のうち900校で授業ボイコットや学校封鎖があり、高校生のデモを警備していた警官が投石で負傷。16日のデモにも多くの高校生が参加した。サルコジ政権は警察に対し、高校生への公権力行使を極力、控えるよう要請したが、思わぬ高校生の過激化に手を焼いている状況だ。

>女子生徒(16)が話す。

>ボイコット開始は12日。この日は全仏で350万人(労組発表)が参加するストも行われた。仏政権は、赤字解消のため年金の支払期間延長を主張しているが、女子生徒は「このままでは若者の年金負担が増大する」「政府は高校生の声を聞くべきだ。来週もボイコットを続け、デモにも参加する」と話した。
【毎日新聞/2010年10月17日 20時07分】


日本の「愚民」と呼ばれる方達よ。

あなた方は、世間で広く行われてる事に、疑問を感じた事は無いのか?
あなた方は、お上のやる事に、体を張って抗議した事は無いのか?
あなた方は、この高校生の姿勢に、何と応える?


実は、フランスも、「年金制度」の巨額赤字に悩まされています。

今回の、サルコジー政権が打ち出した「年金制度の改悪」問題は、(恐らく与党議員だけを除いて)あらゆるフランス人に取って、認める事の非常に困難な変更点を含んで居ます。


フランスの現行制度を簡単にご説明すると、如何の様になっている。

○退職年齢(年金受給年齢)は、60才。

○規定額の年金月額(満額)とは、全労働期間の所得のうち、最も高かった年から10年分の給与の平均値をだして、その50%である。

○満額受給出来るのは、168四半期と1/4の期間の年金負担金の払い込みが必要となる。(つまり42年3ヶ月間働いていなければならないのです)

その間、失業の時期が有っても、失業保険金からは、各種社会保険金が天引きされているので、払い込んだ期間として計算されます。

○もし20才で社会人になったとすれば、62歳になって、満額年金を受け取る事が出来る訳です。

しかし、60才定年であるので、満額より、やや少なくなります。

昔は、『バカロレア(高校卒業資格国家試験)』を受かれば、それが社会への切符であった為、18才から19才で社会人になっていた。
しかも、数年前までは負担金の払込期間が140四半期程出であったので、60才定年で、何ら問題は無かった。

しかし近年「高学歴化」が進んだ事で、社会に出るのが20代後半、中には30歳代などと言う事もザラになって来ました。

そこで、既定の年月期間払い込めれていなければ、20年以上の払い込みが有れば(ささやかながら)年金を受給出来る様になり、更に数年の違いであれば、「差額年数」を買い取る事により、満額支給を受けられる制度も造られた。

しかし、30才程で「学生を止めて」社会人となって、60才ではまだ30年しか負担していない事になり、その時点での支給額も、月収の4割程度に過ぎないため、更に65才まで働けば、実質労働難月に関わらず、満額支給される事になっているのでした。

さて、今回の問題点を整理してみると、最後に示した「満額受給退職年齢」が2才引き上げられ、67才になった事が、若者達の危機感を煽ってしまったのです。

日本人の気質では、「働かざるもの食うべからず」などという儒教的倫理観が残って居り、「元気なうちは仕事を辞めたくない」と言う感情が有りますね。

最近は、所得も目減りしてきて、退職金も減額され、60や65で退職しても食べて行けない、と言う「現実的理由」で働き続ける例も多い。

ところが、ヨーロッパの感覚は違うのです。

元来人は夫々生きる価値が違って居て、<労働>と言う物は、自分の人生に置いて自分が価値を見いだす事をやる為に、「取り敢えず生きる為の収入の為に」やらざるを得ない、と言った程度の事柄なのです。

勿論、自分の仕事に生き甲斐を感じている人も、自分の仕事に誇りを持っている人も、居ます。
しかしあくまで「法的に決められた年月」を満たすまで、の事に過ぎないのです。

要するに、一日でも早く仕事から解放されて、「自分の人生」を生きたい、と言うのが精神の根底に有ります。

それに、既定年齢以後働いても、年金に加算はされず、付加もなく、要するに「年金を貰うか、給料を貰うか」の選択になります。

一般庶民に取っては、60代後半になって、年金額を上回る収入のある職が、そうざらに有る訳も無し。

それなら、退職して、年金貰って、やりたかった事をやって余生を充実させて暮らそう、と言う事になる。


そして、今回の「満額受給年齢」の2才引き上げ。

そうすると、今までより2年間働く期間が長くなる人が増えます。
その分、学卒の若年層の就職口が<減る>と言う事なのです。

そもそも、卒業前年から「学校が就職先の斡旋」をしてくれる様なシステムは有りません。

学校は、あくまで学問を授けるところ。
しかも、既定の年月通えば、卒業試験や卒論など『形式的』に過ぎず、ほぼ卒業が決まっている訳では無く、あくまで学校で学問を納め、そのレベルに合わせた「資格試験」に合格する事によって、始めて『学位』が貰える制度で有る以上、何時<卒業>出来るか、断定は出来ない。

就職先は、学生が自分で探さなければならない。

それでなくても、失業率が10%にも及ぶ国にあって、「学校を出たから仕事先が有る」訳では無く、学校を出て(つまり学位を取って)そのまま仕事に就けない、若年層が増えているのが大問題なのです。

そこへ持って来て、2年分「退職者が減る=就職機会が減る」状況など、到底認められる筈が無いでは無いか!

と言う訳で、大学生のみならず、高校生までが「町に出てデモに参加し」て、更には「学校を封鎖」するところまで、実力行使をするのです。


学生も、『労組』に加入し、積極的に社会と一体となって、労働者の権利の為に、体を張るのです。


翻って、我が祖国は。

近年、大規模なデモなど、見た事も聞いた事も無い。
『ストライキ』と言う言葉自体が、既に「化石」化してしまったかの様だ。

かつては、国鉄が日本の労働運動の先頭で牽引車の役を果たしていた。

『動労』と『国労』がストをうてば、他の多くの労組が共同歩調を取り、日本は麻痺していた。

ところが、国鉄民営化により、上記2労組が消滅して、それ以来日本の労働運動は、絶滅危惧種と合い成り果ててしまった。

『連合』などと言う意味の無い組織(とも言えるのか?)が、専従職員達だけが「労働貴族」化して、何の役にも立っていない。

これまで、昔なら内閣が吹っ飛んでいた様な「悪政」や「失政」が何度もくりかえされても、大臣のクビすら飛ばずに、謝罪もソコソコでうやむや、と言うケースばかりになってしまった。


こんな状態が、果たして日本に取って、良い事だと皆思っているのだろうか。

庶民の力は、所詮お上には敵わない。
敵わないならば、庶民は「団結する事」で、始めて自分達の意志をお上に伝える事が出来る。

「去勢された羊」のような庶民達が量産され、その羊達が「お上の好き放題」を許して、自分達だけが苦しい日常を我慢させられている。

何故、意思表示をしないのだろうか。
何故、デモもストも、行われないのだろうか。


日本人は、フランスの高校生にも及ばないのか。


現在の「仙谷内閣」は、確実に日本を滅ぼす方向に突っ走っている。

それを、国民の70%は気がついていない。

「民主党政権」には批判が噴出している。
内閣の不支持率が40%を下回った。

しかし、それは消極的不支持であって、積極的な『NO』を突きつけている訳では無い。

検察を始めとして、「検察」と共同歩調を取り続けて来た「裁判所」、それらの権力組織全体が、「総ての国民のの日本」を、「一部のけしからぬヤツバラの日本」にとせっせと作り替えて来て、それが明らかにされ始めるや、死にもの狂いの抵抗を始めた。

「検事総長は民間人から」
「官僚支配を打倒する」
「中央官僚の手から地方自治を解放する」
「次官会議を廃止し、官僚には国政に口を出させない」
「特別法人を廃止し、天下り、特に渡りを全廃する」
「特別会計から埋蔵金は沢山出て来る」
「マスコミの悪しき影響力を是正するため、クロス・オーナーシップを禁止する」
「アメリカ軍の駐留は不要」
「基地は沖縄から、日本から無くして行こう」
「第七艦隊だけでアメリカ軍のプレゼンスは十分」
「アメリカ全面依存を改め、東アジアとの共栄を目指す」




これらは、総て『小沢一郎』の政治哲学であった。

これらの、一条一条が、官僚に取って「脅威」と映った。

太平の夢を破られ、役人天国が消滅の危機に瀕した。

アメリカ留学を繰り返し、アメリカ人脈と称する「操り人形の糸」を引きずっている「エリート官僚」達は、利害が一致する「アメリカ政府の一部」と、そのスポンサーで有る「アメリカ資本」と結託して、官僚組織の最強部隊である『検察』を最前線に出しての、徹底的「小沢潰し」を繰り広げている。

同じ様な事、もっと遥かに悪質な事、をやって来た与野党の政治家達には、一切手を触れず、ただ「小沢」のみを、付け狙う。

誰が考えても異常な、これらの動きを、大多数の『愚民』と呼ばれるに至った「一般大衆」は、自らの目で見ようとはせず、自らの頭で考えようとはせず、ワイワイがやがや、亡国的集団と一緒になって「御神輿を担いで」騒ぎまくっている。

祖国を滅亡に導く政府を、どうすれば良いのか?


真剣に「考えなければならない時」に来ている。


もはや、国民の誰一人として「部外者」では居られないのだ。
自分達自身の事である。
自分達自身の子供達や孫達に、直接関わる事である。

皆。
眼を開け。
自ら考えよう。

「何となく周りを見渡し、感情で判断して、決めつける」と言う習慣を、改めなければならない。


仙谷由人に代表される、現在の亡国政権を糾して、正常な日本を取り返す為に、一人一人が眼を開かなければならない。


そして、あらゆる妨害をはねのけて、我らが祖国の再生の為に不可欠なる、大切なる人を、取り返そう。

小沢一郎を、取り返そう。


祖国を滅亡に導きつつ有る政府に、何をしなければならないか。
明らかな事だ。

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我が国は、<脱アメリカと脱中国>の立場を勝ち取って、国家の自主的運営を行える智慧が有るのだろうか?

2010-10-16 23:57:09 | 日本人の意識と精神構造
風雲急を告げて居るらしい。


着々と世界への軍事プレゼンスを高める野望を、隠そうともしない中国。
世界侵略のグランド・デザインを守り抜くべく、あらゆる手を打つアメリカ。

悲しい事に、その両国の板挟みとなり、国家としての自己形成が出来ない、我がニッポン。


▶無策続けば米国からの三下り半 尖閣危機(産経見出し)

>「大統領に何か手みやげはあるのか」

>来日した米元国防副次官、リチャード・ローレスは民主党議員と都内で会った際、11月の米大統領、バラク・オバマの訪日に話が及ぶと、詰問口調になった。


宗主国は、いらだっているらしい。
植民地の無自覚ぶりに、つい本音が出てしまう。


>今月6日、東シナ海にある平湖(中国名)ガス田付近で、日中中間線をはさんで海上自衛隊の護衛艦と中国海軍のフリゲート艦が対(たい)峙(じ)した。

>「現場」にいたのは2隻だけではなく、米海軍音響測定艦インペッカブルの姿もあった。同艦は潜水艦のスクリュー音を収集することを主な任務にしており、いまでは「対中監視に特化した艦艇」(防衛省幹部)といえる。2009年3月、南シナ海の公海で漁船を含む中国側船舶に包囲されたこともあった。

>先月中旬には青森県三沢基地に米空軍最大の爆撃機B52Hが降り立った。同下旬には神奈川県横須賀基地に米海軍最大級の排水量を誇るオハイオ級原子力潜水艦ミシガンが入港した。

これらの米軍の行動は、尖閣事件で一段とはっきりした中国の脅威に対して、米国が日本との協力関係を強化しようとしていることの証左である。


何時の世も、洋の東西を問わず「戦争屋が国を誤つ」のは、普遍的真理である。

勿論、「武官」は戦争する事が前提の思考形態で有る事、は仕方が無い。
しかし、武官を統率するべき政治家が、同じ思考体系に陥ってしまうと、悲劇が起こるのだ。


>前防衛政務官、長島昭久は、中国が尖閣問題で攻勢を強めている理由について「海洋戦略の一環だ」と指摘する。

>尖閣を手中に収めれば、沖縄からフィリピンに至る第1列島線を越えて、米空母機動部隊が中国側に進入するのを阻止する「接近阻止(アンチアクセス)」戦略を確かなものにできるからだ。

>中国の戦略を踏まえれば対抗策は自明だ。日米同盟を基軸にした離島防衛の強化にほかならない。防衛上の空白地域となっている与那国島などの先島諸島への自衛隊配備について検討を加速させる必要がある。

>鳩山はインド洋での海上自衛隊による給油活動を中止。代わりに5年で50億ドル(約4千億円)のアフガニスタン復興支援を決めた。カネで済ます「小切手外交」の復活だ。対照的に韓国は7月、約2年半ぶりにアフガンへの再派兵に踏み切った。ローレスには日本が自ら汗を流すことなく、米国に依存しようとしているようにみえる。昨秋、ローレスらがまとめた報告書「同盟が消える日」(邦題)は日本の主体性の欠如を厳しく問うている。


戦争の犬たちは、このような考え方でしか行動出来ない。
そこで、あの発言となった。


>「大統領に何か手みやげはあるのか」

>米軍普天間飛行場(沖縄県宜(ぎ)野(の)湾(わん)市)の移設問題で広げた同盟の傷口を放置し、対中戦略でも無為無策を続ければ、日本は米国から「三くだり半」を突きつけられかねない。
【産經新聞/10月16日(土)22時49分配信】



考えてみると、アメリカから『三行半』を突きつけられると言う事は、願っても無い事なのでは無かろうか。

戦後65年にして、日本の政治家及び官僚達は『奴隷根性』が抜け去らない。
その奴隷根性を、取り去ろうとする発想自体が無い様だ。


十年一日、対米依存の幼児的思考。

小沢氏のように、「対米自主独立」なんて事をうっかり「ストレートに言おうものなら」政治生命を奪うところまで付け狙われる。


▶中国外務省、反日デモに「理解」と談話▶(読売見出し)

>中国外務省の馬朝旭(まちょうきょく)・報道局長は16日深夜(日本時間17日未明)、同日国内中国各地で発生した反日デモについて、「一部の群衆が日本側の一連の誤った言行に義憤を示すことは理解できる」との談話を発表した。
【読売新聞/10月17日(日)2時40分配信】


▶大規模な反日デモ 日系店で投石被害…尖閣抗議(毎日見出し)

>成都では中心部のイトーヨーカドー春熙店前に同日午後2時(日本時間同3時)ごろから、若者ら数千人が集まった。デモ隊は「打倒日本」「日本製品ボイコット」などと書かれた横断幕を広げてシュプレヒコールを上げた。その後、警備の警官隊ともみあいになる中で、同店に向かって石やレンガが投げつけられ、窓ガラスが割れるなどの被害が出た。

>西安では学生ら7000人が日の丸を燃やしたり、スポーツ用品のミズノの現地店になだれ込み、鄭州では学生らが街頭で「釣魚島(尖閣諸島の中国名)を守れ」などと声を上げた。北京の日本大使館によると、西安では日本料理店の窓ガラスも割られる被害が出た。


いくらオリンピックを開催しようが、万国博で史上最大の入場者数を記録しようが、中国は「精神的に」後進国である。

ことあるごとに「自分達は大国だ」と口走り、自分達の欲しい物は自分達の物と信じて疑わず、自分達の気に入らない事には腕力を行使する。

韓国人が「瞬間湯沸かし器」と言われたが、中国人の方が余程「沸騰点が高い」事は、ことあるごとに証明されている。

国内では、国民を煽り立てて「敵国」に対する反感をかきたたせ、その間に着々と軍備を拡充して「実行支配」を認めさせようとする。

好結果は、自分達の資質からして当然の事。
悪い結果は、他国のせいである。


さて。

世界最強の軍事力と、必要に応じて、好きなだけ紙幣を印刷すれば良い経済構造を持ち、世界を支配する事が義務だと勘違いしている5歳児の如き、駄々っ子アメリカ。

13億の「数に任せて強引に」世界の秩序を破壊し、一世紀の遅れの分を取り返す事は権利だ、と主張しながら総てを欲しがる一党独裁中国。


どちらも、自分の利益を放棄する様な事は、絶対にしない。
他国の顔色を伺うような、遠慮の感覚もない。

どちらも、政府の「強引な世界戦略」を、大半の国民は「疑う事なく」支持している。

そして、はなはだ悲しい事に、その両方の国の利害が対立するポイントに、我がニッポンが位置しているのだ。


ここまでは、私如きがうだうだ言わなくとも、先刻知られている事実である。

では、日本は今何をしなければならないのか。

それを理解する事が、最重要課題なのだ。


このままずっと「アメリカの植民地状態」で良いのなら、別に深く考える事もないだろう。

ただ、『日章旗』を止めて、星条旗の50の星の片隅に、赤丸を一つ増やした旗、を採用すれば良い事だ。


私には、そんな事は受け入れられない。

主権国家『日本国』として、名実共に独立する事を、何よりも望んでいる。


今まで、日本の米中との関わりは、政治的には「99対1」で、経済的には「40対60」という塩梅である。

これは、やはり歪な状態である事は、言うまでもない事だろう。


せめて、政治的にも、経済的にも、「50対50」を目指すべきでは無いのか。


この考え方を出発点とすれば、小鳩内閣の掲げた『東アジア共同体構想』と、『日本の防衛は第七艦隊のみで十分』の発想は、正しかった。


2009年衆院選直前に、小沢氏が民主党代表を下りざるを得なくなった時点で、『敵側』の抵抗は90%成功したのだと言って良い。

後は、ご存知の通りの惨状。

「小沢憎し」に凝り固まって、党内で小沢の足を引っ張り続けた「現執行部」と「現内閣」の連中は、日本の置かれた現実を、「中国の脅威」の部分だけ誇張して捉え、即「アメリカにもっと守ってもらわなくては」としか思考出来ない政治屋に過ぎなかった事が、日本に悲劇をもたらすのだ。

国家百年の計は理解出来ず、低次元なおのれ達の次元での「権力闘争」をやってしまった事が、国民の見えない所で蠢く「本当の権力者達」との「真の権力闘争」に発展させてしまった。

仙谷由人、菅直人、前原誠司らは、これから先何世紀にも渡っての、日本と言う国を過たせた極悪人である。

小沢の復権は為されるのか。
まだ、最終的な結論はまだ出ていないと言う物の、自体は極めて深刻である。

日米同盟の、無条件の更なる深化。
日本自体の軍国主義化。

一部の、腹黒き政治屋が招こうとしている、近視眼的利己主義がもたらす、日本の破壊は、このままだとそう遠くない日々に、迫っている。

中国は、やむを得ない「隣人」である。
しかも、理屈の通らない隣人である。

だからと言って、一切の関係を断つ事は、今の国際的政治経済のシステム上、不可能である。
しかし、「一気に攻め滅ぼしてしまえ」等と言う発想も、タワゴトである。

アメリカは、いやでも世界中が影響を被るパワーである。

政治も経済も、文化的にも「抜き差しならない」ズブズブの関係に陥ってしまっている。


この二カ国は、日本に取って無くす事が出来ない存在である。

今更、全否定は出来ない。
かといって、全面的に依存するなど論外である。
巧く共棲して行かねばならない。


そこで、どうすれば良いか。

その道筋を付けるのが国のリーダーの仕事である。

残念な事に、現在の我が国のリーダーの一に居る連中は、その仕事を成し遂げられる能力は、欠如している。


そして、その事を大多数の国民は「深刻に心配しては居ない」のが更なる悲劇である。

国民の考える能力を奪っているのは、戦後の日本の教育を司って来た、文部省であり、ひいては日本政府であった。

当然、ある種の意志が、底には隠されている。

そして、その国民の思考力を育てない役目を、積極的に担って来たのが、マスコミである。

政治の面では、政権は変わった。
しからば、そもそものシステムを、根底から変えられる筈であった。

残念な事に、政権の中枢が「麻痺」してしまった。
そして、マスコミはあいも変わらず、「誰かに忠実に」これまでの役割を果たし続けている。

このような現状では、米中の狭間に有って、どちらの影響下に置かれる事も無く、主権国家ニッポンの独立を守って「栄えて行く」能力など、何処にも見受けられない。

アメリカから「三くだり半」を貰おうではないか。
その方が、苦労して彼等から独立を果たそうとするより、ずっと手早く簡単だ。

それを契機に、米中両国との関係性を、日本に取っての有益な方向に変えて行こう。


その為にも。

日本の「将来の方向を過たない政治」が出来る政府が必要だ。
日本の「利益を守れる外交」が出来る政府が必要だ。

その為だったら、消費税が20%になろうが、国民は受け入れるだろう。

大企業の減税の穴埋めと、特殊法人と特別会計とのザルの如き浪費で、高級官僚を太らせるだけにしかならない増税には、断固反対しなければならない。


政府を糾そう。
その政府を支えている、「影の権力」を糾そう。

国民の一人一人が、周囲の5人を導こう。
眼を開かせよう。

時間はあまりにも少ない。


それにしても。
一般の中国の人々は、素朴でおおらかで、良い人達が沢山居る。
一般のアメリカ人も、フランクで知的で、良い人達が沢山居る。


それなのに、「中華人民共和国民」になったら。
「アメリカ合衆国民」になったら。

なんで、あんな風に、我が儘で醜い人間集団になってしまうのだろう。

日本人とて、同じ事かも知れない。

知らぬはおのればかりなり。
人の振り見て我が振り直せ。


政治家の人となりを見れば、その国の国民のレベルが分かる。


残念ながら、小沢一郎は首相を務めた事が無い。
従って、何を何処までやれるのか、未知数で有る事は事実だ。

しかし、彼の政治理論は、他の誰のそれより、日本人の生存と平和とに、貢献出来る物だ。

彼の登場が、待ちきれない。

その機会を、国民に与えようとしない『一部勢力』は、売国の徒である。


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「もの言えば唇寒し秋の空」/『必要なときは全力で介入する』と100回以上聞いた<異常円高>

2010-10-15 23:55:55 | 政治と社会
野田財務大臣殿。


仙谷菅直人内閣の閣僚でいらっしゃる限りに置いては、「なぁ~んにもしなくとも」大言壮語しているだけで勤まる訳ですな。

「民主党閣僚はぁ~、気軽な家業とぉきたもんだぁ~♪」
歌声が聞こえて来る。

何しろ、御大将が「吃りつつ引っかかりつつ、お経の様にムニャムニャしゃべる」だけのお人ですから、子分達も皆同じ。

その内閣のスローガンが『有言実行内閣』だった!
大笑い。


「必要な時には、強力に介入するつもりでございます」

野田財務相の口から発せられたこの台詞「耳タコ」でございます。
100回くらいは聞いた気がする。

マイクの前で、ニコニコ笑いながら。

そして、何かなさったのでしょうか?


あっという間のドル80円台突入。


▶70円台突入は必至!“異常円高”でトヨタが吹き飛ぶ(夕刊フジ見出し)

>「米国の追加金融緩和期待で円高ドル安が進んでいるということは、裏を返せば、日銀の緩和が不十分ということ」

>日銀の緩和策ではゼロ金利のほか、総額35兆円の基金を創設し、ETF(指数連動型上場投資信託)、Jリート(上場不動産投信)なども買い入れて市場に資金供給することなどを決めたが、為替市場ではこれが評価されていないわけだ。


これに尽きる。


>9月15日に為替介入に踏み切った政府・日銀が再び介入を実施するかどうか注目されるが、各国が為替相場に神経をとがらせるなか、「今後の介入実施は困難」とクレディ・スイス証券の白川浩道チーフ・エコノミスト白川氏はみている。
【夕刊フジ/10月15日(金)16時57分配信】


いやはや、見事なまでの有言不実行内閣で有る事よ。

仙谷内閣は、徹底的に日本を潰す気らしいと見た。
完全に破綻させておいて、やおらアメリカ合衆国の『信託統治領』にでもしたいに違いない。


たとえば、トヨタ自動車。
今期(2011年3月期)の想定為替レートは1ドル=90円で、1円の円高で営業利益が300億円目減りするそうだ。

別に「トヨタはどうでも良い」のだが、トヨタがこけたら、日本の経済に相当な影響を及ぼす事は想像に難くない。

いやでも、トヨタと仕事しなければならない中小の企業は、山ほどある。
トヨタが「カローラの生産を100%国外へ」決定した事で、従業員の事から始まって、関連企業が死活問題となってしまう。

トヨタ自体は、生産基盤を海外に移転する事で、経営危機を切り抜けられて、それで良いだろう。

日本国内は、堪った物では無い。

時を同じくして、カルロス・ゴーンは、日本国内100万台生産体制を堅持する為に、日産の「国内生産体制」を見直す、と発言した。

新たな部品供給先でもあり、輸出先としての重要性を増しつつ有るある東南アジア圏に近い、九州工場をより活用し、部品の供給から生産と輸出と効率よく行う為の再編成だそうだ。

それにより、国内の他の地域でのリストラが急速に進む事であろうが、少なくとも、日本国内での生産基盤は残る事になる。

ルノーは現代自動車の経営権も握っているので、生産コストがよりやすい「韓国工場」の活用だって、出来た筈。

国内での生産が、コスト高で利益を生めなくなったとたんに「国内の生産を100%止める」トヨタよりは、遥かに日本に取ってあり難い選択であると言ってよかろう。


▶80円台、決していいことでない=急激な円高に懸念―海江田経財相(時事見出し)

>「過度の為替の変動は日本経済にとって好ましくない。ロンドン市場で80円台になったのは足元の景気に対して決していいことではない」

>「急激な円高があり、(経済に)ブレーキがかかってきている。何よりも人々の先行きに対するマインドが冷え込んでいるので、景気の先行きに十分注意をしなければいけない」
【時事通信/10月15日(金)10時43分配信】


そのような事を、今更敢えて御発言頂かなくとも、誰でも分かっている事なのです。
分かりきった事を、繰り返す事が「大臣の仕事」との理解の上で、お仕事に励んでいらっしゃる訳ですね。

そして、「先行きに十分注意しなければならない」と言う訳で、永遠に注意して行く訳ですね。
日本沈没の瞬間まで。

御託を並べている暇が有ったら、的確に積極的に動かんかィ。
「給料分仕事して欲しい」


▶円高、タイミング見計らった措置あると認識=海江田経財相(ロイター見出し)

>「従来から、財務大臣が断固たる措置を取ると述べており、タイミングを見計らった措置がとられるものと思う」


その通り、野田財務大臣殿は、「断固たる措置をとる」と繰り返し述べて居られます。

言うだけなら、子供でも出来ます。


>民主党でスタートした税制抜本改革の議論については「社会保障と一体化した議論なので、大いに進めてもらいたい」と述べた。
【ロイター/10月15日(金)9時47分配信】

法人税を引き下げ、消費税を上げる事を決める「議論」なのですよね。

有りがたや、有りがたや。


何から何まで、口先だけ。

ノラリクラリで国会の追求を切り抜ける態度は、旧政権自民党政府のお家芸であったと思っていたら、それに輪をかける仙谷内閣。

そもそも、今回の検察不祥事も、検察審査会の無軌道な「決定」のプロセスも、何もかも総て、いかに国会議員で有ろうと、官僚が決めたら簡単に失脚させる事が出来るという、官僚統制国家で有ることの証しであり、民主党議員のみならず、総ての国会議員達が党派を超えて、自らに関わる事として真剣に対抗しなければならないにも関わらず、一切事の本質に気がついていない。

ただノー天気に「政治とカネ」と言い募るのみ。

ましてや渦中にある民主党の執行部が、日本の政治制度への挑戦である事にも関わらず、内外の経済、外交、総てが危機に瀕していると言うのに、敵である検察官僚の反民主的行為に対して、戦うどころかそれを「おのれの政敵」を倒す事のみに利用して、政敵の失脚をもたらす事のみにうつつを抜かして、内政も外交も、何も的確な対処も出来ずに、ただ「口から出任せ」の発言に終始している。

世も末。


そしてとうとう!

消費税増税の下地を着々と築き出した、我らが『蓮舫』さま!


▶事業仕分け限界説…消費税論議の布石?(読売見出し)

>14日、蓮舫行政刷新相は記者会見で、玄葉国家戦略相(民主党政調会長)の姿勢にクギを刺した。玄葉氏が13日の記者会見で、2011年度予算案の特別枠拡大のために、「仕分けで生まれてくる財源の上積みを想定している」と述べたことを問題視したものだ。

>仕分けによって期待される「埋蔵金」発掘には限界があるとアピールすることで、消費税率引き上げを含む財政再建論議を加速する狙いがあるようだ。

>「考え方に若干違いがある。ちゃんとお会いして、期待感はなくしていただきたい」
【読売新聞/10月15日(金)15時54分配信】


正体表したな、妖怪め。。。
最初から『特別会計』には踏み込ませない「財務官僚のいいなり」れんほーヤッホー。

国会内CM撮影スキャンダルの、お目こぼしが取引材料?

それとも、最初からの既定路線。
それなら、それで無能大臣の烙印を押さねばならない。

「事業仕分け担当大臣」?
官僚の聖域に踏み込めない「官僚既定路線踏襲仕分け」など、大臣など居なくても、事務方で出来る。


しゃべる程に、事が酷くなって行く事にも気がつかぬ愚か者達は、因果応報という教えを肝に銘ずるべきであろう。


驕れる平家は久しからず。

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「政府は国民を守る」チリの鉱山作業員救出に見る国民と国家との<当たり前の>関係/日本政府は誰を守る?

2010-10-14 23:55:55 | 日本人の意識と精神構造
チリでの奇跡の救出劇に、胸が熱くなった。


33名の作業員と、チリ国民とに、心から「おめでとう」と言おう。

そして、羨ましくて仕方なくなった。

私の周りには、外国人が沢山居る。

アメリカ大陸各国の人々。
ヨーロッパ各国の人々。
アフリカ各国の人々。
アジア各国の人々。

白人。
黒人。
アラブ人。
アジア人。

その他、あらゆる正体不明の人々。
パリは人種のるつぼ。

そして、皆夫々自分の祖国と固く繋がっている事が、良く判る。
在仏各国の大使館は、夫々の国民の為の、情報源であり、あらゆる問題の窓口であり、駆け込み寺であり、祖国とのパイプである。

皆、大使館を通じて、自分の祖国から「守られている」と感じている。
大使館は、自分と祖国とをつなぎ止めてくれている、『絆』なのだ。

あらゆる「祖国を離れて暮らす事になった」人々は、自国の大使館を通じて、自分の祖国からの、自分の祖国の政府からの、庇護を得られるのだ。

本来ならば。。。


悲しい事に、私個人は、いまだかって「日本国大使館」を通じて祖国から守られている、と感じた事はただの一度も無い。

もし日本で今回のチリの事件の様な事件が起こった場合、はたして16億円もの予算を使って「たった33人の一般作業員」を救出してくれるのだろうか、と考えてしまった。

この様に考えざるを得ない私は、「哀れな人間」であるのか。
それとも、日本と言う国がそのような「あわれな国」なのだろうか。


8年も前であったか。
元々政情不安定だったコート・ジボアールで、軍部の暴走による内戦状態になった事が有った。


以下は、パリで知り合った、ある大手有名企業のパリ駐在員であった日本人から聞いた話である。

彼等一家は、その当時、親子4人でヤムスクロに駐在していたそうです。

コート・ジボアールの首都、ヤムスクロに居た外国人達は、内戦の激化に伴い、今にも自宅が焼き討ちに遭いそうな危険な状況に怯えながら、最終的に夫々の大使館に非難して、国外脱出の機を待っていた。

民間の航空路線が遮断されてしまっていた中で、夫々の国の政府が「救助機」を準備して、自国民の救出に当たった。

その間、現地に駐在していた日本企業の駐在員などに対して、日本政府からの支援の手は、一切無かった。

結局、イギリス大使館に保護されて、イギリスが国民脱出にスケジュールを組んだ「英空軍機」の最後のフライトに、総ての英国市民が脱出できた後の残りの席に、日本人も乗せてくれて、命からがらロンドンまでたどり着いたそうです。

その後、彼の本社の指令でパリに来たそうですが、他の国の脱出者には、国が一時金の支給や、取り敢えずの住居の手配など、生活基盤の構築を援助してくれたそうだが、日本大使館は、一切何も支援してくれなかったそうです。

すべて「民間の事」なのだそうで。

命からがら、着の身着のまま脱出して来た人達は、取り敢えず帰国するなり、新たに生活するなり、当座の資金など無い訳だ。

しかし、日本政府は、外地に居る『民間の一般人』など、煩わしい「迷惑な存在」でこそあれ、親身に「世話をするべき」対象では無いらしいのです。

日本の外務省在外公館に取って、日本から来る政治家センセイと、大企業幹部のアテンド、が仕事らしい。


この話には、後日談が有ります。


結局この日本人駐在員氏は、コート・ジボアールと言うフランス語圏に駐在していた事から、帰国後ほどなく「パリ駐在」になって、再びパリにやって来ました。

パリには、パリ在住日本人子弟の為の、日本人がやっている幼稚園が有ります。
もちろん、フランスの政府には何ら関係ない「私企業」としての無認可幼稚園なのです。

駐在員達は、帰国後の子供達の教育の問題が有るので、現地校には入れず「日本人幼稚園」に子供達を通わせます。

半ば永住的に住んでいる日本人たちも、子供達に「日本人としてのルーツ」を失わせたくない為と、「日本語の基礎」を造り上げる為に、子供達をこの日本人幼稚園に通わせるのです。

件の駐在員氏は、早速お嬢さんをそこに通わせ始めました。

その一ヶ月後、新たにパリに赴任して来た、日本大使館勤務の『外交官の奥様』が、子供をその幼稚園に入れるべく、やって来た。

そして、パリ着任のパーティーかなにかで見知っていた、この駐在員氏を見留めていうには。

「私の子供を、なんで『民間人』なんかの子供と一緒に通わせなくちゃならないの(早く辞めさせなさいよ)!」

けんもホロロに言って退けたそうです。

お嬢さんを送って園に来ていた、駐在員氏の奥様は、居たたまれなくて逃げる様に帰宅したそうです。

しかも、夫が「パリで仕事しにくくなると困る」と判断して、結局お嬢さんを退園させざるを得なくなった。


信じられますか。

幼稚園に子供を通わせる年代の外交官で有る以上、決して『大使』などでは無いはず。
精々若くして出世した一等書記官か、本来なら二等書記官が良いところであろう。

そんな輩が、しかも外交官本人でもなく、たかが配偶者風情が、エリート意識をヒケラカして、「民間人の子供を辞めさせろ!」と平然とほざく。

それを聞いて、私は怒り心頭に発したのは、言うまでもない事でした。
新聞に投書してやろうと思ったのですが(まだ当時は新聞なる物に何らかの希望を抱いていた!)、ご本人の駐在員氏は「パリと言う狭い社会で仕事しにくくなるから、事を荒立てないでくれ」と言う事で、泣く泣く止めにしたのでした。


日本の役人など、所詮その程度なのだ。


それまでも、必要に駆られて大使館に行っては、気分を悪くして来た私としては、日本大使館のイメージなど最悪であったのですが。


その話を聞いた後は、「日本の役人なんて、税金泥棒のダニみたいな物だ」と、改めて思いを新たにした物でした。


外地に暮らす身としては、祖国との「公式な窓口で」あるべき日本大使館が、何も頼る気が起こらない存在である事は、不幸な事だと思う。

一年程前、ゆえ有って(いやいやながら)2日間接したある日本の知事が、地方政界に転進するまで何処やらの大使であったらしく、その間にありとあらゆるところに旅行しまくった話を得意げに聞かされて、平然とした表情を保ち続けるのに苦労した物でした。

官費で高級ワインを、ここぞとばかりに買いまくっているに違いない連中の、相手をさせられる方は、堪った物じゃない。

日本の官僚は、腐っている。


とにかく、この落盤事件が日本で起こったのでなくて、本当に良かった。

もし日本で起こっていたのなら、総て「会社の自己責任」で救助活動を行って、国のサポートなんぞ、一切受けられなかったに違いない。


『官僚政治の打倒』

こう訴えた政治家は、官僚達の見事な連携による冤罪で、極悪人扱いをされている。

コメント (13)
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「ポチ仙谷よ、愛いヤツじゃ」未臨界核実験に対する早速の弁護に対して、褒美を取らせようぞ。今後も励め。

2010-10-13 21:50:03 | 世界に置ける日本
【感状】

日本国政府官房長官 仙谷由人殿

貴殿は、我が国が「ヤムに止まれず」昨日実施した未臨界核実験に際し、我が国に取り「諸般の事情により」微妙に申し開きの難しい局面にあって、我が政府外務省より先にいち早く弁解に此れ務め、我が国の国益に対し貢献の度多大であると認め、ここに感状を授与し表彰する。

なお、今回の貴殿の行動に対し、「倒閣運動を起こさせない」で貴殿の政府の地位を安堵する物である。

これを契機に、今後増々の忠勤を励まれん事を、期待する。


追伸。
この上は、予てよりの懸案である、悪魔にして天敵「小澤一郎」を一日も早く始末し、我が国の利益を害する恐れを一掃する事により、貴殿と貴殿の政府の、我が国に対する忠誠の真の証とされん事を望む。

2010年10月13日
駐日アメリカ合衆国全権特命大使 ジョン・ルース



と言う訳で。

▶仙谷官房長官、米の臨界前核実験に理解示す(産経見出し)

>仙谷由人官房長官は13日の記者会見で、米政府が核爆発を伴わない臨界前核実験を実施したことについて、「貯蔵する核兵器の安全性を確保するための実験であり、包括的核実験禁止条約(CTBT)で禁止されている核爆発は伴わないと理解している」として、米政府に抗議しない考えを示した。オバマ米大統領が追求する「核のない世界」との関連については「矛盾しない」と述べた。
【産經新聞/10月13日(水)17時27分配信】


いやはや。

「貯蔵する核兵器の安全性を確保する為の実験」であると、まるでアメリカ大統領報道官なみの御発言。

めでたや。
完璧に「植民地傀儡政権」の面目躍如である。

これで、ねじれ国会も何のその、今後3年政府は安全に継続し、安泰である。


▶菅首相、核なき世界へ努力=米臨界前実験に抗議せず(時事見出し)

>菅直人首相は13日夜、米国が9月に臨界前核実験を実施したことについて「核のない世界になって、こういう未臨界の実験を含めて必要がなくなるように努力しなければいけない」と述べ、オバマ米大統領が提唱した「核なき世界」の実現に努力する考えを強調した。
【時事通信/10月13日(水)20時55分配信】


菅直人は、オバマの胸中を慮って発言するらしい。
核実験した事と、「核無き世界」の実現に努力する事と、どういう一致点が有るのか皆目分からない。


それにしても、仙谷菅政権は、増々「軍国主義」に傾斜し始めて来た。

まず、全マスコミの共同の「大政翼賛的」大本営発表。
米軍基地縮小や、国外移転などの小澤清作からの180度の転換。
尖閣諸島事件でも明らかな、国際法的手段によらない「力による対決」姿勢。
外務大臣の危険な発言の数々。

そこへ持って来て、日本の原点の思想の廃棄をもくろみ始めた。


▶<武器輸出三原則>仙谷官房長官、見直し是非検討 防衛大綱の焦点に(毎日見出し)

>仙谷由人官房長官は12日の記者会見で、武器輸出三原則について「21世紀型に見直す必要があるのか議論が展開される」と述べ、見直しの是非を検討する考えを示した。北沢俊美防衛相は11日にゲーツ米国防長官と会談した際、見直しに前向きに取り組む方針を伝えており、政府が年内改定を目指す「防衛計画の大綱」(防衛大綱)の見直し議論の焦点になりそうだ。

>76年には三木武夫首相(同)が三原則以外の国への輸出も「慎む」と表明した。武器に準じて生産技術なども輸出できない。

>8月に首相の私的諮問機関がまとめた提言には、三原則の見直しが盛り込まれた。背景には、財政難で国内市場の伸び悩みが確実なことや、日本の次期主力戦闘機(FX)をめぐり、世界で進む共同開発から取り残されることへの強い危機感がある。
【毎日新聞/10月13日(水)7時52分配信】


企業減税に走る。
消費税増税をもくろむ。
そして、武器の輸出に傾く。


国民の生活は二の次。
産業界の利益が第一。
そして。
アメリカの利益が最優先。


こんな政権は、私は望まなかった。


選挙を経ずにして、我が国の政策が180度転換するという事態など、現実問題として想像していなかった?

しかし、現実は目の前にある。
可能であったのだ。

政府与党内に、立身出世のみを追い求める「腹黒い策士がいれば」、選挙などをやらなくとも、国を乗っ取る事が出来る。

そして、その腹黒き画策に乗っかった、警察と検察と裁判所とマスコミと、および「国民の声」とがひとたび同じ方向に向かい出すと、二度と後戻りは出来ない所まで、突っ走ってしまうのだ。

野党はこぞって「政権入り」を渇望している有様。
何とか自分達の政策を飲ませようと画策しつつも、裏では連立が頭から離れない。
与党の味は、蜜の味。

こんな状況に陥ってしまった以上、一握りの国を憂う人々が何か叫んだとして、所詮は「蟷螂の斧」に過ぎない。


早く、一刻も早く、大多数の国民が眼を醒さなければならない。

マスコミを解体しよう。
新聞テレビを拒否しよう。
警察と検察と裁判所とに、監視の眼を向け続けなければならない。


天下存亡のおりでござるぞ。
各々方、ご油断めさるな!


コメント (6)
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