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『TENET テネット』のその後を考えてみた

2020-09-22 20:36:38 | 日記
いやー、約1年9か月ぶりのブログ更新です。っていうか、もう二度と書くつもりはなかったのですが、『TENET テネット』を2回観て、どうしても自分の考えを残したい衝動にかられ、書くことにしました。

『TENET テネット』の解説・考察のページはいろいろありますが、私は映画の中で表現された内容ではなく、作品の中の疑問点をうまく説明するための、物語の「その後」について書いてみたいと思います。ちなみにネタバレしまくってますので、まだ作品をご覧になってない方はここでストップしてください。

疑問その1: 「名もなき男」はどうやってあの軍隊を作ったのか?
作品の終盤に、すべての黒幕が「名もなき男」自身だったことが明かされますが、私が素朴に思ったのが、未来の彼がたった一人でどうやってあの軍隊を組織できたか、ということです。軍隊だけでなく、工作員もおり、まぁまぁな規模の組織だったのではないかと思います。この疑問が解けなければ、彼が黒幕であったという説得力がありません。で、考えついたのが、彼はあの後、キャットと結婚したのではないか、ということです。キャットは今は亡きセイターの莫大な遺産を相続したはずですし、「名もなき男」が人類を救うというとてつもない任務を負っていることを知っており、なおかつ自分の命も彼によって救われていますので、彼女は喜んで財産を捧げたのではないかと思います。英国情報部にパイプを持ち、かつ相当なお金持ちと思われるクロスビーの協力もきっとあったでしょう。あ、ひょっとしたらセイターの元部下(=実質キャットにも仕えていた)も軍の組織に協力したかもしれません。

疑問その2: ニールはなぜあんなに献身的だったのか?
何も状況がわからない「名もなき男」を何度となく助け、終盤では彼のために命を落とすニールですが、なぜあれほど「名もなき男」に忠実だったのでしょうか? よほどの理由がないと説明がつきません。一番説得力があるのは、「名もなき男」がニールの命を救ったのではないかということ。それを考えていたら、いました、彼に命を救われた人が。答えはセイターとキャットの息子、マックスです。名前が違いますが、そもそもニールが本名を名乗っているとは限らないので、それはどーでもいいことだと思います。物語の最後、キャットとマックスはプリヤに殺されそうになりますが、それを「名もなき男」が阻止します。そして、もし疑問その1で書いた「「名もなき男」がその後キャットと結婚した」という仮説が正しければ、「名もなき男」はニールの義理の父です。自分の命の恩人であり、自分の母の命の恩人であり、そして自分の父ということあれば、あの献身ぶりにも説明がつかないでしょうか?

というわけで、上記の私の仮説で私自身が納得できるかどうか、3回目の鑑賞で確かめてみたいと思います。みなさんもぜひ2回、3回と繰り返し劇場でお楽しみください。
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