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映画『県庁おもてなし課』のロケ地を説明しながら、いろいろつっこんでみる(ネタバレしまくりです) (3)

2013-05-15 08:52:49 | 映画!
早速ですが、「映画『県庁おもてなし課』のロケ地を説明しながら、いろいろつっこんでみる(ネタバレしまくりです) (2)」の続きを。

11. 佐和さんが本を買ったと思われる書店
話が前後してしまいますが、佐和さんが買ったばかりの吉門喬介の本を書店の袋から取り出して机に置くシーンがあります。なんと、この袋が高知では有名な書店「金高堂(きんこうどう)」さんのものだったのです。こんなに細かいところまでちゃんと高知のものを使ってくれたこと、小道具さんに心からお礼を言いたいです。ちなみにこの金高堂さんの袋やブックカバーのデザイン、シンプルですが、非常にセンスが良いと私は思います。私の家にあったブックカバーの画像をアップしておきます(10年くらい前に購入したので、ひょっとすると今のものとデザインが違っているかもしれません。あしからず)。



金高堂さんの書皮、右側の拡大図です。「本」という単語が各国語で書かれていて、その隣にその言語の英語が小さく記載されています。もし高知に行かれたら金高堂で本を買ってみてください。

12. 掛水さんと明神さんが行った日曜市
映画のセリフにもありましたが、日曜市は野菜や果物はもちろん、金物、刃物、植木、花などいろいろなものが売られている非常におもしろい街路市です。映画の中で掛水さんと明神さんは「いも天(サツマイモの天ぷら)」を食べていましたが、もちろんアイスクリンも売っています。で、すっごく驚いたのですが、映画の中の「日曜市」はこの映画の撮影のためだけに開催されたものなんですね。スクリーンを見た限りでは完全に本物の日曜市に見えました。やる時はやるやん、高知! 日曜市の終点の近くには高知城があるので、あわせて行ってみても良いと思います。なお、日曜市は日曜にしか開催されていませんが、実は火曜日、木曜日、金曜日も日曜市とは違う場所で「街路市」が開催されています。日曜市と比べると規模はかなり小さいですが、興味がある方はこちらをご覧ください。

13. 掛水さんがパラグライダーを体験した場所
観光コンサルタント清遠氏に誘われ、山道を運転する掛水さん。「あ、この道通ったことある!」と思った私。その道は今から30年以上前、しかも一往復だけ車で通ったのですが、それがはっきりわかるということは、車からの風景がまったく変わってないという証拠。で、肝心の場所ですが、吾川郡仁淀川町(あがわぐんによどがわちょう)にある吾川スカイパーク。実は高知でパラグライダーができることをこの映画で初めて知った私でしたw あ、あのパラグライダーのシーンでつっこみたいことが1つ。空を飛ぶ掛水さんが「いいねえ、高知。いいねえ、高知! 高知、最高!」言うセリフがあるのですが、土佐弁では「いい」とは言わず「えい」と言います。ひょっとすると錦戸さんは緊張してそのことを忘れていたのかも。その証拠に、他のシーンでの掛水さんはちゃんと「えい」「えいねえ」と言っています。

14. 皿鉢料理(さわちりょうり)とカツオのたたき
皿鉢料理は大きな1枚のお皿に前菜、煮物、焼物、メイン料理、主食、そしてデザートまで海の幸・山の幸が豪快に盛り付けられた高知の郷土料理。家庭で作るのではなく、通常は仕出し料理屋さんに注文して届けてもらい、お祝いの席などでいただきます。今すぐ「高知 皿鉢料理 画像」でググってみてください。本当においしそうでしょう? カツオのたたきは今や日本全国のスーパーでお買い求めいただけると思いますが、高知のたたきは格別です。この映画では「民宿きよとお」で佐和さんが作った皿鉢料理(カジュアルバージョン?)とカツオのたたきが出されたテーブルを清遠氏、吉門先生、掛水さん、明神さんで囲んでいました。もちろんぜひ高知で皿鉢料理をお試しいただきたいと思いますが、高知県外でも皿鉢料理が食べられるお店がありますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

15. 掛水さんと明神さんが行った灯台
ここも私は行ったことのない場所なのですが、室戸市室戸岬町(むろとしむろとみさきちょう)にある室戸岬灯台です。Wikipediaには「光達距離26.5海里(約49km)は日本一。また、日本に6箇所しかない直径2.6メートルの第一等フレネル式レンズを備えた第1等灯台でもある。更には、日本の灯台50選の一つ、その歴史的価値から海上保安庁によってAランクの保存灯台にも指定されており、まさに日本を代表する灯台のひとつと言ってよい。」と書かれていて、実はすごい灯台なんだと初めて知りました。

16. 掛水さんと明神さんが訪れたゴツゴツした岩がある海岸
私は行ったことがないのですが、恐らく足摺岬(あしずりみさき)です。で、高知県の地図を見ていただくとおわかりになると思うのですが、室戸岬と足摺岬は高知のほぼ端と端なのです。掛水さんと明神さんを演じた錦戸亮さんと堀北真希さんをはじめスタッフの方々は撮影期間中、交通の便がそれほど良くないところをずいぶん長い距離移動されたんだなぁと。錦戸さん、堀北さん、スタッフのみなさん、本当にお疲れさまでした。

17. 掛水さんと明神さんが歩いた橋の下の川
これは去年フジ系列で放送されたテレビドラマ『遅咲きのヒマワリ ~ボクの人生、リニューアル~』でも登場した場所なので、ご存知の方も多いと思います。はい、「日本最後の清流」、四万十川(しまんとがわ)です。実は私、四万十川には一度しか行ったことがなく、かつそれも大昔のことなので、あまり記憶がありません。ちなみにパンフレットで確認したところ、あの橋の名前は「浅尾沈下橋(あそおちんかばし)」だそうです。

ふー、とりあえず今回はこの辺で。続きは明日書けると思います。
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2 コメント

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室戸岬灯台のレンズはおっきいよ! (山崎(やまさき))
2013-06-15 20:39:18
 たびたび

 室戸岬灯台は何度か行った事がありますが、第一等フレネル式レンズは近くに行くとすっごく大きいですよ。灯台そのものは3階建ての建物くらいしかありませんので、足摺岬灯台のようなすらっと背高ノッポな形じゃないのが少し残念です(笑)

  掛水さんと明神さんが訪れたゴツゴツした岩がある海岸は、その灯台の下あたりの岩場の遊歩道ではなかったかと思います。室戸岬は世界ジオパークに登録されたばかりですから、たぶんそのPRもあるんじゃないかと思います。

 掛水さんと明神さんが歩いた橋の下の川
そうなんです。あれは、仁淀川に架かっている沈下橋のひとつ、越知町の鎌井田(かまいだ)と浅尾間に架かっている『浅尾沈下橋』のようです。高知で沈下橋というと四万十川のが有名なんですが、仁淀川にもまだまだ沈下橋があるんですよ。

 あと、吾川スカイパークからパラグライダーで離陸してあたかも仁淀川の広い川原に降りそうな映像を流していましたが、あそこはいの町八田(はた)の川原ですから、距離が遠すぎます(汗)

 土佐市の清滝寺のある山の山頂からパラグライダーで離陸できるところがあるのですが、そちらから飛び立った人が着陸する地点なんですよ。
昔は、あそこにも『八田沈下橋』がありました。
日曜市 (日曜市マン)
2017-03-23 21:20:00
撮影用の日曜市が月曜日に撮影されたのは事実です。大変でした。本物と間違えて買い物にきたお客がいました。許可の関係もあり説明してお断りをしましたが、それぐらいそっくりでした。

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