ウリパパの日記

自由気ままに・・・

紅葉の乾徳山へ(1) 2010.10.16

2010-10-16 22:52:05 | 山登り
秋晴れの1日。会社の友人と山梨県の乾徳山に登ってきました。乾徳山は山梨県塩山の北、笛吹川上流の東山梨郡三富村にある標高2031mの山で、奥秩父山域の南端に位置します。ガイドブックには麓の徳和地区から標高差1200m、往復7時間のハードな登山と説明されていて、なかなか一人では行くことがありません。天気が良さそうで都合がついたので是非ということいなり、急遽日帰り登山を計画しました。

朝7時26分の各駅停車で高尾駅を出発。塩山到着は8時45分。9時5分の路線バスで徳和の登山口へ向かいます。


約30分で登山口に到着。2台のバスで訪れた登山客は意外と少なく20名程度でした。9時50分に山登り開始。登山道入り口まで林道を歩き、登山道に入ってからは針葉樹林の中をひたすら上り坂が続きます。途中、錦昌水(冷たい湧き水)で顔を洗いホッと一息。そのあたりから広葉樹林帯の明るい山道に変わり、登山口から約1時間で国師ヶ原に到着。


国師ヶ原では周囲の木々が黄色く色付き、これからアタックする乾徳山頂が姿を現しました。陽射しが強いものの空気がヒンヤリとして、足取りも快調快調。


暫く登ると、突然カヤトの草原が広がります。ススキが一面に咲き、振り返ると富士山が顔を出していました。


秋の爽やかな風が吹くススキの草原を登ると月見岩が現れます。これからひたすら続く岩登りを象徴しているのでしょうか・・・


草原の突き当たりは標高1850mの扇平。到着時刻は11時50分。山登りを始めてからちょうど2時間とまずまずで、このペースだと残り標高差200mを残り20分と予想したのが甘かった。ここから先はひたすら岩登りが続き、鎖を使って垂直に近い岩のよじ登ったり、断崖絶壁の道幅数十センチの崖を歩いたり、はしごを使って崖を登ったり下ったり、登山路を踏み外して岩を登ってしまうと、とてつもない恐怖が待っていたり(足がガタガタ)・・・山全体がアスレチックコースです。写真をとったり、鎖場の前で待ったりしたので、扇平から山頂まで50分かかりました。悪天候や濃霧の時は、岩の表示(矢印や×印)が見えないので絶対にチャレンジしないほうが賢明。高所恐怖症の方は論外です。


でも時折見える南アルプスの眺望(甲斐駒ケ岳から北岳方面)や、足元に広がる紅葉に恐怖を感じる暇がありません。


いよいよ最後の登りであるクサリ場が見えてきました。紅葉がとっても美しい。


スリリングなクサリ場の途中から見上げると、こんな感です。最初は足をかける場所がなく鎖を頼りに腕の力でよじ登りましたが、後半は足場がよく鎖を使わなくても登ることが出来ます。後から追いかけてくる友人は、足がとても長いので余裕でした(^^。


山頂は冒頭の写真にあるように露岩であるため、360度のパノラマが広がっています。ここへ来て初めて奥秩父の主峰が姿を現します。北西方面には国師岳と北奥千丈岳。そしてその左側稜線の奥には微かに金峰山が姿を見せています。


250mmレンズで五丈岩を拡大してみました。ここまで来ると角がはっきり見えます。今回同行した友人は、先日大弛峠に車を置いて金峰山まで登ったらしく、五丈岩は途中までチャレンジして断念したことを悔しがっていました。五丈岩は乾徳山より厳しい岩場のようなので、機会があったらチャレンジしてみたいです。


北にそびえる黒金山の右肩には甲武信ヶ岳の姿がくっきりと見えています。その右には木賊山、左奥には三宝山、さらに左には水師でしょうか。写真の右側には、西破風山、東破風山、雁坂嶺と主峰が連なっていました。

昼食と360度の景色、そして紅葉を楽しんだ後、13時20分に山頂を出発。帰りは下山道を国師ヶ原へ向かい、そこから道満尾根経由で徳和へ下ってきました。ガレ場の下りがひたすら続き、足腰がガタガタになってバス乗り場に到着したのは15時40分過ぎ。16時18分のバスまで時間があるのでタクシーを呼ぼうかとも思ったのですが、値段が4000円近く、しかも到着まで時間がかかりそうなので、ボロボロになった足をほぐしながらバスを待ち、塩山駅へと戻りました。


帰りは17時5分発の「ホリデー快速ビューやまなし」で八王子へ戻り解散としました。お疲れ様でした。次号では晩秋の草花や今回載せられなかった景色を紹介します。今日は大変疲れました。おやすみなさい。

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