ウリパパの日記

自由気ままに・・・

雲海の那須岳登山(3) 三本槍岳から姥ヶ平へ 2020.9.29

2020-09-30 20:29:02 | 山登り

10時30分に三本槍岳を出発し、姥ヶ平を目指します。

 

三本槍岳からの下りでは、雲海の雲が時折風に巻き上げられ、稜線まで流されてきます。

清水平付近は標高が高く窪地になっているので霧の影響はうけません。

 

ふと上空を見上げると、綺麗なハロが出ていました。高尾山では何度か見たことがありますが、標高2000m近い高山で見るハロは初めてです。美しい気象現象です。あまりに綺麗なので、早速某気象会社のウエザーリポートに投稿したら、当日昼の情報番組に採用されたというメールが夕方に届いていました。毎日欠かさずリポータとして天気に関連する情報を投稿しているのですが、たまに(年に1回程度)採用されることがあり、その時はお役にたてて少し嬉しい気分になりますね。

ハロが見られるということは高気圧の後面に入り、天気はゆっくりと下り坂のようです。

 

紅葉の山を見ながら1900m嶺へ向けて登ります。

 

その後、峰の茶屋跡へ向かい下りが続きます。周囲の紅葉です。

 

日当たりの良い南斜面では陽を浴びてミヤマリンドウが咲いていました。

茶臼岳に近づくにつれて雲海が切れはじめ、茶臼岳の西側に姥ヶ平方面が姿を現しました。霧が深い場合、道に迷う可能性もあるので直接南月山へ向かうことを考えていましたが、計画通りに姥ヶ平へ寄り道します。牛ヶ首から見下ろすと、ほんのりと木々が色づき始めている様子です。

 

姥ヶ平の紅葉を見下ろします。ほんのりと色づき始めています。

 

牛ヶ首から10分ほどで姥ヶ平に到着。木々は色付き始め。雄大な茶臼岳を正面に望みます。

 

ひょうたん池まで木道を歩いてみました。紅葉が始まったばかりで訪れる人も少なく、木道のすれ違いを心配する必要もありません。ひょうたん池から見上げる茶臼岳。紅葉の木々と茶臼岳が水面に映ります。

 

荒々しい茶臼岳をズーム。

 

牛ヶ首までの登りは結構きついものがあります。夏の豪雨でかなり登山道が荒れてしまったようですが、修復された跡があり通行には支障を来しません。茶臼岳北側の登山道も同様です。

姥ヶ平の木々が鮮やかに染まるのは、冬型の気圧配置が緩む10月8~10日頃と予想しました。昨年10月10日に訪れた時は既に終盤でピークは2~3日前だったと聞きました。昨年よりは若干遅そうです。紅葉はピークの時期に訪れてみたいものですが、きっと人込みも半端ではなく、3密を意識しながらの紅葉狩りになってしまいそうです。

続いて、牛ヶ首から南下して南月山を目指します(続く)

 

【参考】2019年10月10日の姥ヶ平の紅葉

那須岳登山(3) 姥ヶ平の紅葉 2019.10.10 - ウリパパの日記

 

【参考】2018年10月3日の姥ヶ平の紅葉

姥ヶ平の紅葉 2018.10.3 - ウリパパの日記

 

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雲海の那須岳登山(2) 三本槍岳へ 2020.9.29

2020-09-30 19:54:14 | 山登り

朝日岳の次は最高峰の三本槍岳を目指します。

 

朝日岳のピークから岩場を下り、熊見曽根、1900m峰と雲海を見ながら、緩やかな稜線を登ります。

1900m峰を過ぎると、清水平の先に目指す三本槍岳が見えてきました。

 

清水平を見下ろします。期待した紅葉は何となく地味。くすんだ紅葉です。

 

真っ赤に色づいたダケカンバはごくわずか。ほどんどが茶色で鮮やかさに欠けます。今後、冷え込みが続くと赤くなるのでしょうか・・・

 

清水平から1900m峰を見上げます。青空に紅葉が映えます。

 

福島県方面の眺望です。こちらにも雲海が広がり、その先には朝日岳と飯豊山の山頂が見えています。

 

三本槍岳へ向け最後の登りとなります。くすんだ色の彩度の低い紅葉です。

 

山肌は黄色と茶色に染まります。2014年の9月23日に訪れた時には、もっと鮮やかでした。今年は7月と9月の長雨、特に9月は日照不足で朝晩の冷え込みが無かったことが影響して、葉の発色が進まず、控えめな紅葉になっているのでしょう。標高が高いこの周辺は、急激に氷点下の寒さがやってくると、色づかぬまま落葉ということになりそうです。冬型の気圧配置になる来週半ばまでが紅葉の見頃と予想します。

 

朝日岳から50分。9時30分に標高1917mの三本槍岳山頂に到着。山頂には10名ほどの登山客がいて周囲の展望を楽しんだり、朝食をとったりしていました。

 

正面の福島県方面の紅葉。こちらも色合いは控えめです。

 

南には雲海が広がります。

 

西側の三倉山方面に続く尾根も雲海に覆われています。雲海の状況から、雲の高さは1600~1700mと推定されます。

 

大倉山へ続く尾根の先には、朝日岳からも見えた越後の中ノ岳、荒沢岳、越後駒ケ岳を遠望。

 

そして三倉山の北には、浅草岳と守門岳。

 

北北西には飯豊連峰。左から大日岳、飯豊山となります。

 

北側正面の旭岳の先は一面の雲海。昨年の10月10日訪れた時は、この方面に大朝日岳や月山を遠望しましたが、今回はそこまで空気は澄んでいません。

 

雲海から頭を出す磐梯山、そして西吾妻山、中吾妻山、一切経山と高山。これは朝日岳から見た時と変わっていません。

 

 

再び磐梯山と西大嶺、西吾妻山をズーム。

 

南側を振り返ると、朝日岳と茶臼岳の山頂が雲海から頭を出しています。

紅葉は地味でしたが、雲海に浮かぶ周囲の山々の絶景に満足です。1時間ほど休憩した後、雲海の中と思われる姥ヶ平目指して戻ることにしました(続く)

 

【参考】2014年9月23日の三本槍岳の紅葉

紅葉が始まった那須岳登山(1) 三本槍岳  2014.9.23 - ウリパパの日記

 

【参考】2018年10月3日の三本槍岳の紅葉

三本槍岳の紅葉 2018.10.3 - ウリパパの日記

 

【参考】2019年10月10日の三本槍岳からの遠望

那須岳登山(2) 三本槍岳からの眺望 2019.10.10 - ウリパパの日記

 

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雲海の那須岳登山(1) 峰の茶屋駐車場から朝日岳へ 2020.9.29

2020-09-29 19:53:53 | 山登り

今日は9月最後の休業日。本州付近は足早に駆け抜けた移動性高気圧に覆われ午前中は晴れると予想し、計画通り那須岳を登ってきました。峰の茶屋駐車場に車を置き、朝日岳、三本槍岳まで足を延ばし、折り返して姥ヶ平に紅葉の様子を見に行き、さらに南月山まで南下して念願のイワインチンの花を見てきました。駐車場を7時30分に出発、上記ルートを歩き駐車場に戻ったのは13時45分。一日で30700歩も歩いてヘトヘトになりました(笑)。紅葉は清水平から三本槍岳方面はそろそろ見頃を迎えていましたが、7月や9月の長雨の影響でしょうか。赤くならずに茶色くくすんだ色合いで、今一つでした。姥ヶ平は色づき始めで、見頃は来週末頃と予想しました。

朝5時30分にアパートを出発。時間節約のため北関東道と国道4号、東北自動車道を利用して那須へ向かいます。茨城県では青空が見えていましたが、栃木県は一面の曇り空。天気予報では昼頃に回復するそうですが、もしかして霧の中の登山になるのではと不安になりました。東北自動車道から見る高原山や那須方面は標高1000m以上は雲の中。積雲は比較的標高の低いところにかかっている様子で雲の高さは500m程度。標高1800m以上は雲の上に出るのではないかと予想しました。

 

駐車場に7時25分に到着。霧が一瞬晴れたときに朝日岳方面を見上げると青空が見えています。これは雲海が期待できそうです。

 

駐車場を7時30分に出発。避難小屋へ向かいます。足元にはヤマハハコが咲いてます。

 

周囲は霧に包まれ山は見えません。足元にはまだエゾリンドウが咲いていました。

 

避難小屋を過ぎて日当たりのよい南斜面を歩く頃、ようやく霧が晴れてきました。正面には目指す朝日岳。ドウダンツツジの紅葉も始まっているようです。

 

標高が上がると見事な雲海が広がります。振り返ると茶臼岳の山頂。その先には日光方面の山々が見えています。

 

朝日岳と熊見曽根を結ぶ稜線に出ました。風は冷たく、今朝は氷が張る寒さだったようです。

 

熊見曽根から1900m峰の南斜面は紅葉が始まっています。天気が良いので朝日岳に寄り道して周囲の山を眺めることにしました。

 

駐車場から約1時間、8時25分に標高1896mの朝日岳山頂に着きました。山頂から見る雲海です。南西から西には日光や会津、新潟方面の山々を遠望します。そして上空には秋の雲。

 

南西から西へ山々を眺めます。左から男体山、女峰山、帝釈山、小真名子山のピーク。

 

その西には太郎山と日光白根山。

 

関東最高峰の日光白根山から根名草山、燕巣山。この方面はなかなか見る機会がない山です。

 

黒岩山から帝釈山方面。

 

そして、一段と高い尾瀬の燧ケ岳。東北の最高峰です。燧ケ岳の左奥には至仏山。

 

燧ケ岳の北には会津駒ヶ岳。その左奥には平ヶ岳のピークが見えています。

 

雲海の先に連なる燧ケ岳から会津駒ヶ岳の全貌。

 

会津駒ヶ岳の北には越後三山方面が見えています。中ノ岳と越後駒ケ岳。その間のピークは荒沢岳です。

 

これから向かう三本槍岳へ続く尾根道です。

 

三本槍岳の右側の稜線の先には飯豊山が姿を現しています。

 

北側の福島県方面にも雲海が広がっています。雲海から頭を出しているのは磐梯山、西吾妻山、中吾妻山、一切経山、高山。安達太良山は雲の中です。

 

雲海の上に頭を出している磐梯山をズーム。

 

朝日岳で15分ほど眺望を楽しんだ後、目的の三本槍岳めざし紅葉の稜線を進みます。

 

先ほど登った朝日岳を振り返ります。朝日岳の先には雲海が広がります。

目的の三本槍岳まで快適な尾根歩きが続きます(続く)

 

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久しぶりの長沼公園 2020.9.27

2020-09-27 17:39:33 | 自然

日本列島は冬型の気圧配置に変わりつつあります。関東地方には上空の気圧の谷が残り、曇り空の一日でしたが、昼過ぎからは久しぶりに青空も見えてきました。今日の八王子は最低気温17℃、最高気温23.1℃と最高気温は若干平年より低めになりましたが、昨日までの肌寒さから解放され、蒸し暑さも感じる一日でした。

今日は午後から長沼の実家に出かけてきました。荷物の運搬は無いので、久しぶりに長沼公園を散策してから徒歩で実家へ向かいます。

 

霧降の道を登ります。昨日までの雨で足元は滑りやすくなっています。都立公園なので散策路はしっかり草刈りされています。

 

キバナアキギリが咲き始めていました。

 

頂上園地では咲き始めたアザミにツマグロヒョウモンがとまっていました。

 

ハギの花は雨続きで終わってしまいました。

 

一方、オトコエシはこれから主役になります。

 

尾根道沿いではヤマホトトギスが満開。

 

ツルニンジン(ジイソブ)の保護区域の周辺を探してみましたが、まだ早かったようです。萼片が成長して花冠ができるところです。あと2週間もたてば、多くの花が見られることでしょう。

 

日邸団地へ下る途中の斜面にカシワバハグマが群生していました。

今年の9月は雨の日が多く極端に日照時間が少なくなっています。明日からは秋晴れが期待できそうです。明後日の休業日は飛び入りの仕事が無ければ、予定通り三本槍岳に登る予定にしています。でも紅葉には早そう。。。

 

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見頃を迎えた彼岸花 2020.9.26

2020-09-26 17:14:41 | 自然

今年は9月上旬まで厳しい残暑が続き、季節の歩みが遅れていました。そのため、先週までは彼岸花の姿をほとんど見かけませんでしたが、ここ3~4日の涼しさで一気に開花が進んだようです。今日の八王子は最高気温が19.6℃。一昨日の19.9℃に続き20℃を下回っています。

今日の午前中は歯の定期健診でした。午後は気分転換のため、雨の中、自宅の近くを散策して彼岸花の様子を見てきました。

 

1週間前には白い彼岸花が数輪の開花状態でしたが、わずか1週間で満開を迎えています。彼岸花は芽が出てから開花まであっという間ですね。

 

白い彼岸花の群生。

 

薄いオレンジの花も綺麗です。

 

このあたり、道端にもたくさんの花が咲いています。

 

一週間前には花芽も見えていなかった場所です。蕾も多いので、これから花数が増えそうです。

 

十二社神社の階段脇にも白い彼岸花が咲いています。

来週は大陸から進んでくる高気圧に覆われる日もあり、朝晩の冷え込みが強まりそうです。秋の深まりを感じるようになるでしょう。今度の火曜日は9月最後の休業日。例年、那須の三本槍岳では紅葉の見頃を迎える頃ですが、今年は色付きが遅れているようです。天気が良ければ見に行ってみる予定です。

 

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久しぶりの片倉城跡公園 2020.9.21

2020-09-21 18:14:57 | 自然

今日の八王子は最低気温19℃、最高気温25.7℃と少しづつ秋めいてきました。関東地方では秋雨前線の影響をうけて雲が多く、西日本のように秋本番の爽やかな空気に覆われるのは、もう少し先になりそうです。それでも連休前の予想より天気が好転したので、今日は久しぶりに片倉城跡公園まで散策してきました。前回訪れたのはキツネノカミソリが満開の8月1日。従って、約1か月半ぶりとなります。

 

今年は残暑が長引いたため、彼岸花の開花が遅れています。湯殿川沿いの水田の畦道でようやく見つけた彼岸花です。

 

サイクリングロードのコスモスです。

 

片倉つどいの森公園の北側雑木林ではシュロソウが満開です。

 

片倉つどいの森公園から片倉城跡公園へ向かいます。この一帯は生産緑地が広がります。

 

片倉城跡公園の二の丸公園に出ました。まずは今日の目的地へ向かいます。ススキの根元にナンナバンギセルの花が咲いていました。

 

数か所で数多くの花が咲いていました。

 

8月にはキツネノカミソリやウバユリが咲き乱れていた奥の沢はひっそりとしています。ウバユリの実が目立ちます。この時期はシュロソウ以外に花は咲いていません。

 

はす沼の周囲では彼岸花はまだ蕾。片倉沢北側の日陰でようやく見つけた彼岸花です。

 

湿地に咲くミゾソバの花。

 

ノダケも開花が始まっています。

 

シュロソウはあちこちに咲いています。多摩丘陵ではあまり見かけませんが、なぜ片倉城跡公園や片倉つどいの森公園に群生しているのでしょうか。

 

片倉沢ではカシワバハグマが満開です。

 

カラマツソウも数多く見かけました。この花が多いのも片倉城跡公園の特徴です。

 

ヤマホトトギス。これは自宅近くの狭間公園でも見かけます。

 

風車小屋近くで咲いていた青い花。アキノタムラソウ? 

 

小さな花が菖蒲田で咲いていました。帰宅後調べたところミゾカクシでした。

 

同じく、菖蒲田の先の斜面で見かけた可愛い花。長い時間3人連れの方が熱心に観察されていたので、帰った後に寄ってみました。この花も初めてです。同じく帰宅後に調べたところ、コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)という花でした。

 

こちらは色違いの花。草刈りの後から数本の株が成長した様子です。この一帯で群生しているのでしょうか。過去にも別な場所(高尾山?)で見た記憶があるのですが思い出せません。意識していないと見過ごしてしまう、つる性の可愛いい花です。

今日は、ミゾカクシ、コバノカモメヅルと初めて見る花があり収穫が多い散策でした。歩数も目標の10000歩を軽くクリアです。

 

さて、昨日から上空に秋の冷たい空気が入り、山梨県富士吉田市は本日、富士山の初雪化粧を宣言しました。甲府地方気象台が発表する「初冠雪」とは別に市が独自に確認して宣言する初雪化粧、昨年より32日早いそうです。富士山ライブカメラ(絶景くん)もその姿をとらえていました。 朝8時の映像です。

また、娘がアパート暮らししている木更津からは昨日、今日と東京湾越しにダイヤモンド富士が見られます。今日は青空が広がったようですが富士山は雲の中? ちょっと厳しそうです。

ところで、先ほど台風12号が日本の南海上で発生しました。それほど発達せずに24日から25日にかけて日本列島に上陸する予想となっています。前面の秋雨前線を刺激して大雨になる可能性もあるので、今後の台風や前線の動きに要注意です。

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残暑の高尾山散策 2020.9.18

2020-09-19 19:51:24 | Weblog

一昨日から昨日にかけて秋雨前線が日本海側まで北上し、関東地方には南から湿った夏の空気が入りました。昨日は朝から蒸し暑い一日で、関東各地で真夏日となりました。八王子では最低気温22.1℃、最高気温32.7℃を観測しています。秋雨前線はゆっくりと日本列島を南下中で、今日からの4連休は気温が下がって雨続きになりそうです。

昨日は会社の休業日でした。マンションの理事会関係の仕事で金融機関へ行く用事があるため、木曜日夜遅く高尾に戻り、昨日午前中にややこしい仕事を行い10時30分に完了。別件予定の15時まで時間があるため、蒸し暑さの中、久しぶりに高尾山を散策してきました。目的はトクトクブックの9月のスタンプです。

 

高尾山口駅前では彼岸花が咲いていました。今年初めてお目にかかりました。幼稚園の皆さんは、TAKAO 599 MUSEUM へ向かうようです。

 

11時の清滝駅前の様子です。外国人観光客がほとんどいないため閑散としています。三密を気にせず山登りを楽しめますが、周囲の状況を見てマスク脱着の繰り返しでした。気にする方もいらっしゃるので、周囲に人がいるときは、エチケットとしてなるべく付けるようにしています。ただし昨日のように蒸し暑いときは厳しいですね。バンダナマスクにすればよかった。。。

 

1号路を登ります。ヤマホトトギスが満開です。

 

今年初めて見るカシワバハグマ。

 

霞台の展望台に到着。湿度が高く、都心のビル群は霞の中。

 

ケーブル山頂駅(高尾山駅)から見る奥多摩の山々。鷹ノ巣山から雲取山、飛龍山の展望が広がります。

 

ケーブル山頂駅で目的のスタンプをゲット。5~7月はコロナ渦のためスタンプは中止。8月は記念バッジ交換の際にスタンプを押しました。9月はもともとシールを配布して貼る計画だったようですが、スタンプに変更となりました。

再び花を観察しながら山頂へ向かいます。

 

オトコエシ

 

オクモミジハグマも開花

 

女坂で見かけたベニバナゲンノショウコ(たぶん)

 

薬王院参道沿いではシュウカイドウが満開

 

山門に到着。

薬王院に参拝後、いつもの富士道ではなく1号路を山頂へ向かいます。下界は真夏の暑さですが、昨日まで覆われていた秋の空気が残っているため涼しさを感じます。

 

1号路沿いでで見かけたノササゲの花

 

清滝から約1時間で山頂に到着。花を見ながらとはいえ、時間かかりすぎです。数年前までは早いと40分、ゆっくり歩いても50分あれば山頂に着きましたが、足腰の衰えでしょうか・・・

 

富士山は雲の中。上空は南西の風が強く、富士山周辺ではレンズ雲が発生しているかもしれません。

シモバシラの開花状況を見るため、高尾山頂からもみじ台方面の巻き道を少し散策してみました。

 

ノハラアザミ? アザミにはいろいろ種類があるので、詳しいことまではわかりません。

 

北側巻き道で咲き始めたシモバシラの花です。

 

こちらはイヌショウマ

 

南側巻き道で咲いていたノダケ

 

ツルリンドウも咲き始めました。

 

この実は?初冬にはじけるキジョランとはちょっと違うようです。

 

シラヤマギク??

他にもたくさんの花が咲いていました。そろそろツルニンジン(ジイソブ)が咲き始める頃ですが、昨日は見かけませんでした。帰りは、5号路、稲荷山、6号路を経由して清滝まで下ってきました。

 

自宅に戻る頃になると、上空にたくさんのつるし雲が浮かんでいました。上空に南西風が吹くとき、丹沢の風下にできるレンズ雲です。

 

14時20分の富士山ライブカメラ(絶景くん)の映像です。富士山の西側には上昇気流に伴う積雲が湧いています。そして富士山の先にはレンズ雲が見えています。昨日夕方のニュースでは、富士山の北東側にも巨大なつるし雲が出現と報道されていました。もしかして、高尾山頂から富士山方面に見えた円盤状の黒い雲は、巨大な吊るし雲の下側が見えていたのかもしれません。

 

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サワギキョウ咲き始めたビオトープ天神の里 2020.9.16

2020-09-16 19:59:08 | 茨城県

9月半ばになり茨城県では朝晩涼しさを感じるようになりました。今朝は笠間で16.7℃、水戸で18.2℃とこの秋一番の最低気温を観測しています。

今日は友部のアパートで在宅勤務。天気は下り坂の予報なので、朝食前に10000歩目標にアパート周辺を散策してきました。そろそろ秋の彼岸を迎えます。彼岸花が咲き始める頃ではないかと思い南友部を巡ってみましたが、1本も咲いていませんでした。今年は猛暑のために開花が遅れているのでしょうか。

 

今朝はいつもとは反対の北山公園側からビオトープ天神の里へ入りました。

 

目的は湿地に咲くサワギキョウの花です。

 

とても風変りな花の形です。

 

園内の湿地では4箇所で開花していました。

 

こちらはツリフネソウの群生地。

 

湿地や池の周囲で咲き始めていました。

 

ノコンギクです。園内だけでなく草地や道路脇でも見かける花です。

 

散策路で1輪だけ見かけました。ミヤマウヅラ?

 

東側湿地のミソハギ。開花期間が長い花ですが、そろそろ終盤をむかえています。

 

周囲の田んぼに朝日が差し込んできました。収穫の秋です。

 

稲穂が首を垂れています。一部では稲刈りが始まっていました。

 

カラスウリの果実。これから橙色に変化していきます。

 

初夏に収穫が終わった麦畑は、いつの間にか野菜畑に変身。これから収穫となるとサツマイモですが葉の形が全く違います。何を育てているのでしょう・・・

 

常磐線の陸橋上から見る友部の街並み。朝の散歩は予定を上回る11000歩でした。

 

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水戸の天台宗薬王院 2020.9.10

2020-09-11 22:24:29 | 茨城県

大洗港で魚釣りが終わってから、コンビニで軽く昼食を食べ、水戸市の薬王院へ向かいました。上空には雷雲が発達し、雷鳴が聞こえてきます。薬王院は平安時代初期、桓武天皇の勅願により創建されたと伝えられる天台宗の古寺です。関東唯一の青蓮院直末の天台寺院であり、かつては、北へ800mほど進んだところに位置する常陸第三宮吉田神社の神宮寺として栄えました。江戸時代まで、時の権力者や領主などの庇護のもとに栄華を極め、現在、本堂は国指定重要文化財に指定されています。

地図を見ると、薬王院の北に吉田神社、すぐそばに吉田古墳、南には元吉田地区が今でも残り、この一帯は古くから信仰の拠点になっていたことをうかがい知ることができます。

 

寺院の敷地の一番奥まったところにある駐車場に車を停め、仁王門方面へ向かいます。境内の案内図です。

 

薬王院の文化財ついての説明です。見学できるのは本堂、仁王門、五輪塔です。

 

まずは近くの五輪塔を見学します。塔の高さは225cm、安山岩の五輪塔です。水戸市指定重要文化財となっています。この塔は松平亀千代丸の供養のために建立されました。薬王院のHPより引用します。

松平亀千代丸は、水戸藩初代藩主である徳川頼房の次男として生まれました。二代藩主光圀の異母兄にあたりますが、光圀誕生の年、寛永五年に夭逝しました。
「水戸紀年寛永五年戊辰の条」に、「公子亀千代丸君卒ス。水戸薬王院二葬ル。後、瑞竜山ニ改葬ス」とあり、この改葬に際して、地中に埋葬されたものが、近年薬王院境内を整理中に発見され、新たに整備されたものです。引用終わり。

ちなみに、我が家の先祖のお墓(祖父が建立)も同じ五輪塔です。10年近く前に福島のお墓から八王子の上川霊園に移しました。

 

続いて仁王門です。道路から本堂方面を眺めます。寄木造り、茅葺きの八脚門で低い基壇の上に立ち、正面は連子で、その中に仁王像を安置しているので、外から仁王像は見えません。脚固貫のところにぐるりと長押を周している手法は大変珍しいものとされています。茨城県指定有形文化財となっています。

 

境内側からの眺めです。

 

石畳の参道の両側に2本のイチョウの老木があり、その先に目指す本堂が姿を現します。

 

向かって右側のイチョウは水戸市の保存樹に指定されています。樹高22m、幹周4.4m、推定樹齢は500年です。

 

大きな銀杏の実が鈴なりです。

 

イチョウの老木の奥にはクスノキの大木。こちらも水戸市の保存樹です。樹高はイチョウより高い26m、幹周はイチョウより少し小さい4.35m、推定樹齢は180年です。

 

石畳の先に佇む国指定文化財の本堂です。とても大きく、頑丈そうで貫禄ある姿です。

 

本堂の説明です。字が小さいので薬王院のHPと水戸市のHPから以下に引用します。

薬王院は平安時代の開基といわれ、第50代恒武天皇の勅願により、大同2(807)年に伝教大師最澄が創建したものと伝えられています。薬王院本堂は、大永七年(1527)6月に前本堂の焼失に伴い、薬王院の外護者であった江戸氏のもと復興に着手し、享禄三年(1530)に完成しました。江戸時代になると貞享四年(1687)光海法印の代に、光圀公の外護のもと修理が行われ、南向きであった本堂が東向きに改められています。

昭和43(1968)年にも解体修理がなされました。芽葺型銅版葺入母屋造の堂々たる姿で、室町期の建築手法を今日に伝えています。

本堂内には、本尊薬師如来と十二神将立像が安置されています。

 

室町期の建築です。500年前なのでイチョウの樹齢とほぼ同じ。この本堂が復興再建された時期に、イチョウも植樹されたのでしょう。

 

斜め横から見た姿です。

 

本堂を後にして四脚門へ向かいます。水戸市のHPから引用します。

本柱2本の前後にそれぞれ2本の控柱があり、本柱を除いた柱が4本ある門のことを四脚門といいます。構造については、側面から見て妻が見える切妻造で、現在の屋根は関東には少ない本瓦葺です。

 

門に彫られた彫刻です。右側は龍、左は?この彫刻には江戸時代中期の特徴的な手法が見られること、江戸時代中期以降には見られない垂木の反りが見られることなどから、江戸時代中期の建造物であると判断されているそうです。

 

門をくぐり振り返ります。

 

四脚門の先には回向堂。法要などの際にはこちらが現在使われています。

 

回向堂の前で見かけました。この動物は何?

 

(おまけ)

笠間では栗の収穫を迎えています。

友部周辺の栗畑では、イガイガが弾けています。

 

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大洗港で魚釣り 2020.9.10

2020-09-10 17:27:28 | 釣り

残暑が続いています。今日も水戸で32.3℃、雲が多めだった笠間でも31.2℃まで上がり真夏日となりました。今日は会社の休業日ですが、山の天気は昨日以上に不安定なので遠出は控えることにしました。午前中は天気も安定しそうなので、朝食と簡単な部屋の掃除を終わらせてから、先月末に初めて訪れた大洗港の釣り場を再び訪れました。

 

今回は公園の先端まで行ってみました。柵が設けられていて、ここなら家族連れでも安心です。今日は向かい風で多少うねりがあり、海底が荒れ気味です。ここで30分ほどチョイ投げをしましたが、根掛かりしたり、糸が絡まったりトラブル続きのため場所を移動します。周囲でもサビキ含めて連れている気配がありません。

 

前回と同じ湾内に移動。ここで2時間ほど糸を垂らしました。回遊魚の気配は全くないので、今日はサビキを断念。竿1本で海底を探ることにしました。

 

2時間の釣果は、15cm程度のイシモチ1匹、ハゼ2匹でした。夕食のおつまみ程度にはなりそうです(笑)。ブルブルっと魚の気配は頻繁に感じるのですが、なかなか針にかかってくれません。

周囲では、地元の常連さんがイワシの泳がせ釣りで50cm程度のイナダ?を2匹釣り上げていました。すごい格闘でした。こちらは車に常備しているチョイ投げ用のコンパクトな竿。万が一あれほどの大物がかかったらすぐに折れてしまいます・・・

 

内陸部は天気が不安定で積雲が発生していますが、海は昼になっても快晴。風が強まりうねりも出てきたため、回遊魚が回ってっくる気配もありません。2時間ほどで引き上げることにしました。帰りはコンビニで昼食食べてから、水戸の薬王院に寄り道。こちらは別記事で紹介します。

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二重の虹が一瞬見えました 2020.9.6

2020-09-06 18:12:59 | 自然

非常に強い台風10号が九州の西を北上中です。台風の外側を北上する雲の通過に伴い、関東地方西部では昨夜から断続的に雨が降り、今朝は一時的に大雨警報が発令されました。昼頃には小康状態となり晴れ間が広がりましたが、15時前から再び雨雲がかかり、午後から用事があって出かけた八王子の北東部ではゲリラ豪雨により道路が一時的に冠水していました。局地性がある降り方で、西八王子から西側では青空が広がっていました。16時前に狭間に帰宅すると、東の空に二重の虹が見えていました。

 

内側の虹は完全な円弧を描いています。

 

時間が経つと、天気の回復と共に消えていきました。

 

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福島遠征 2020.9.4

2020-09-05 22:04:56 | 福島県

昨日は会社の休業日。休みを利用して福島まで行ってきました。いつものような登山ではなく、実家の用事で不動産屋との相談と現地視察が目的です。天気が良ければ、帰りに吾妻小富士を散策と考えていたのですが、周囲の山は雲の中。用事を済ませてさっさと東京へ戻ってきました。

 

友部のアパートを5時40分に出発。8時前に安達太良SAに到着し、時間調整を兼ねて休憩としました。サービスエリアで見かけたウルトラマンティガの自動販売機です。突然声を発したのでびっくりです。ネット情報ではウルトラマンの生みの親である円谷英二が須賀川市出身であることが理由のようです。

 

帰りの上り線(安達太良SA)で見かけたのはウルトラセブンの自動販売機。

9時30分から不動産屋で1時間30分ほど相談、その後、現地の周囲を見学して目的は完了しました。今後、ややこしい話を進めていかなければならず憂鬱な気分になってきました。

 

朝は青空が広がっていましたが、12時前にはすっかり雲が広がり、にわか雨も降ってきました。信夫山公園の展望台まで上がり福島市内を見下ろします。

 

福島競馬場を見下ろします。祖父のゆかりの地です。ややこしい話になっているのはここではなく(笑)、鎌田地区の土地です。

 

別な展望台から安達太良山方面の眺望。天気が良ければ、吾妻山から安達太良山を望めますが、全て雲の中でした。

市内を見学する時間もないので東北道をひたすら南下して300km先の高尾を目指します。

 

安達太良SAで一瞬見えた和尚山。安達太良山は姿を見せませんでした。

 

次の休憩地は栃木県の那須高原SA。茶臼岳、朝日岳、三本槍岳が姿を現していました。

 

最後の休憩は、栃木県の佐野SAです。関東平野に入ると青空が広がり気温も急上昇。気温35℃を越える猛暑日です。振り返ると、栃木県や茨城県の北部には積乱雲が発達中。

 

特に、茨城県北部(あるいは福島県)の入道雲は上昇気流激しく急速発達中。

 

雲の動きが激しく面白いのでしばらく見上げていると、積乱雲の上でも雲が発達し始めました。

 

栃木県北部方面の雲も急速にモクモクしています。

昨日午後は関東地方北部で竜巻情報が発表されるなど、非常に不安定な天気となったようです。

 

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ひたちなか海浜鉄道のラッピング車 2020.9.2

2020-09-03 08:29:27 | 電車

台風9号は衰えることなく朝鮮半島に上陸して北上中です。日本から次第に遠ざかりつつありますが、湿った空気が南から流れ込んでいるため、スコールのようなにわか雨が時折降っています。昨夜は蒸し暑く、笠間の最低気温は25.8℃と珍しく熱帯夜となりました。

昨夜は帰りが遅く、珍しく勝田駅始発以外の電車で帰宅しました。そのため2番線ホームから久しぶりにひたちなか海浜鉄道の1番線ホームを眺めていたところ、初めて見る全面ラッピング広告車両が目に入ってきました。

 

正面にはシルバー会員募集中の広告。ヘッドマークではなく塗装です。

 

その上には、めざせ会員100万人。

 

側面の広告。

 

那珂湊側の正面にまわってみました。こちらは、ひたちなかシルバー人材センターの文字が描かれています。全体的に明るい配色となっています。

さて、今日はこれから友部のアパートで在宅勤務。そして明日は休業日で、実家の用事で福島の不動産屋まで行く予定です。

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記録的高温の2020年8月(気象庁発表資料より) 2020.9.2

2020-09-02 20:34:06 | 自然

昨日、気象庁から8月の天候について報道発表がありました。体感通り記録的高温となったようです。その原因としてシルクロードテレコネクション(シルクロードパターン)という偏西風(亜熱帯ジェット気流)の定常的な蛇行が挙げられていました。

長雨をもたらせた7月は偏西風が日本を含む東アジアでは平年より南を流れる状態が続いていたところ、8 月に入り北上。特に日本付近では7 月から一転して北側に蛇行して平年より北を流れるようになりました。これに呼応して太平洋高気圧が西側に張り出し、上空のチベット高気圧が北東に張り出し、共に重なるように東日本以西を覆うようになった結果(図中の☀マーク)、暖かな背の高い高気圧に覆われ、強い日射や下降流による昇温、高気圧周辺の南からの暖かな空気の流入により、異常高温となったという説明です。

偏西風が8月に北上した理由は、インドから南シナ海付近で積雲対流活動が7月末以降、活発化したことが関係しているとみられています。最近の夏季の高温事例として、東日本で7月の月平均気温の高温記録である2018年7月およびこれまでの東・西日本での8月の月平均気温の高温記録であった2010年8月と大気の流れの特徴を比較したところ、3つの事例に共通する特徴は、日本付近で偏西風が北に蛇行したことにより暖かな背の高い高気圧に覆われ、シルクロードテレコネクションも明瞭であったことにあるそうです。一方、2018年7月はフィリピン付近での積雲対流活動が活発で太平洋高気圧を強める効果がみられたが、2020年8月はそのような効果が不明瞭であった点が違いとして挙げられています。

 

その結果、8月の天候概要に示されるように東・西日本で記録的高温や記録的少雨、日照時間の長さにつながりました。

 


気象庁が発表する"記録的"というのは、地域平均平年差の階級表示で * と付けられている項目に該当します。月平均気温は東・西日本ではかなり高くなり、東日本は平年差+2.1℃で1946年の統計開始以来、8月として1位の高温。西日本でも平年差+1.7℃で2010年と並び1位タイの高温となっっています。10日から22日にかけてと25日以降には、全国921地点中100地点以上が猛暑日となる日が続き、17日には浜松で歴代全国1位タイの41.1℃を観測。全国の気象官署のうち11地点で通年の日最高気温の高い方から1 位の値を記録。また50地点で、通年及び8月としての月平均気温の高温1位の値を記録しています (タイ記録を含む)。

 

地域平均気温平年差の経過を見ると、6月の高温に続き8月も高温に見舞われ、東日本では共に観測史上最も暑い夏になりました。

関東地方周辺で8月の高温1位を観測した気象官署は、宇都宮(28.2℃)、日光(20.5℃)、前橋(29.5℃)、熊谷(29.6℃) 、秩父(27.9℃)、千葉(29℃)、館山(28.1℃)、勝浦(27.1℃)、大島(27.9℃)、横浜(29.1℃)、甲府(29℃)、河口湖(24.3℃)。高温2位は水戸(27.4℃)、館野(つくば)(27.8℃)、三宅島(27.6℃)、高温3位は八丈島(27.4℃)。気象官署では東京と銚子以外全ての地点となっています。Amedas観測ですが、八王子でも28.6℃と2010年の28.4℃を上回る1位の高温を観測しています。

一方、東京は気象庁の観測地点がヒートアイランド顕著な大手町から緑多い北の丸公園に移転(2014年)した影響により過去の観測データとの継承性が途絶えたため、今年の気温(29.1℃) は2012年と並び4位の記録に留まっています。参考までに 1位 29.6℃(2010年)、2位 29.4℃(2007年)、3位 29.3℃(1994年) 共に大手町の観測地点で記録されたものです。

9月に入り朝晩は虫の音が聞こえ多少しのぎやすくなってきましたが、心配なのは台風です。先日朝鮮半島を直撃した8号に続き、9号が衰えることなく対馬海峡へ向かって北上中。長崎県で暴風が吹いています。さらに心配なのが台風10号。名前はハイシェン(Haishen/海神)。荒れ狂わずに、おとなしく海上を通過していってほしいところです。8月の高温の影響で本州南海上の海水温が30℃と例年より3℃近く高いことから、本州付近の高緯度帯で台風が発達する傾向にあります。そして太平洋高気圧の後退と共に台風のコースも東側に寄り、強い勢力を維持したままゆっくり上陸し日本列島直撃のパターンが多くなりそうです。台風11号、12号、13号、14号、15号・・・とても心配されます。南海上の雲の動きから目が離せません。

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