岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

かまくら歌会 2019年6月

2019年06月14日 00時47分55秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「かまくら歌会」2019年6月 

         6月7日12:30から 於)大路ビルD教室   



 かまくら歌会。「星座」は休刊となったが毎月の修練・研鑽の場として残すこととなった。ここには選者も会員もない。現代詩の作品批評会、研究会のようになってきた。

 今回は僕が司会。冒頭、「星座」の尾崎主筆の近況を報告して、10月に来日するハワイ在住の歌人の参加の是非をはかった。尾崎主筆の近況報告のなかで「星座α」がなくなれば、僕が短歌を止めるか、新しいグループを立ち上げるか。この覚悟を述べた。ほかの結社に行く気はさらさらない。


 さて作品。かなり充実していると感じた。尾崎主筆が「みんな上達したわね」と述べたとおり、完成度が高い。言葉遊びは一つもない。

 「このままでは詩としての短歌が滅びてしまう」という尾崎主筆の言葉をあらためて噛みしめた。(「星座α」創刊の歌会の席上)。

 だから課題もかなり専門的。

 「来るの古語の連体形はなんと読むか『きし』か『こし』か」。語感から言えば『こし』だろう。

 「漢字の表記、送りがな」「固有名詞の功罪」「結句の甘さ」「表現の曖昧さ」

 「『友』という言葉の甘さ」「状況が独りよがり」「口語の甘さ」「墓石か墓石群か」

 「人名の曖昧さ」「焦点の絞り方」。


 「星座」が休刊となっても僕の立ち位置は変わらない。尾崎主筆に直接教わったことを、伝えるだけだ。それが出来れば、どこでも作歌は出来る。

 7月は5日。大路ビル、A教室。



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