岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

かまくら歌会:2022年12月

2022年12月02日 18時45分12秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
かまくら歌会が12月2日 鎌倉の生涯学習センターで開催僕の批評「助詞の用法の難」「動詞の使い方」「地下茎と根は異なる」「推量が必要」「シャレ過ぎている」「余分な助詞から感嘆詞への改作」「語感の悪さ」「上の句と下の句がつながらず意味不明」「状況が理解できない」「とう」は「という」と言い切ること。メンバーがかなりの実力をつけてきた。 次回は、2023年1月6日12:30から、生涯学習センター美術室。 . . . 本文を読む

かまくら歌会:2022年11月

2022年11月04日 17時53分00秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
かまくら歌会が10月4日、鎌倉の生涯学習センターで開催。僕の批評「適切な言葉が使われているか」「漢字の用法の難」「情感のある作品」「送り仮名の難」「babibubeboは語感が悪い」「情感がない」「定型を数か所破ると音楽性がなくなる」「更によい言葉はないか」。以上次回は12月2日同センター第6会議室 . . . 本文を読む

かまくら歌会:2022年10月

2022年10月11日 18時31分57秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
かまくら歌会:2022年10月 於)鎌倉大路ビル 10月7日。 リアルの歌会だったが僕の個人的理由で欠席。そこで、参加者の感想をもとに思うところとを書く。主な批評。「老婆ではなく老い人」・「形容詞・形容助動詞の選択の問題」(そこまでは細かくなくてもいいと思う。)「上の句で景をしっかりと伝えている」・「下の句が分かり難い」(これは賛成。読者に印象鮮明に作歌すべき)「下の句に作者の目が効いている」「『 . . . 本文を読む

かまくら歌会:2022年9月

2022年09月12日 22時11分43秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
今回は、新型コロナに配慮してネット歌会となった。出詠13人、出詠歌13首。 僕の批評。「今一つ抒情を深めてはどうか」「心理的実感がある」「叙景の実感がある」            「流行歌になっていないか」「一字あけは必要か」「社会詠として実感がある」 「読みにくく音楽性を考えてはどうか」「言葉が混戦して考えすぎではないか」 「詰め込み過ぎで焦点を絞ってはどうか」「具 . . . 本文を読む

かまくら歌会:2022年7月

2022年07月12日 03時58分59秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
かまくら歌会:2022年7月8日 @生涯学習センター この歌会は毎月第一金曜だが今回は会場の予約の関係で、第二金曜に変更した。出詠歌13首、出席10人。僕の批評。「リフレインが効いているが結句の止め方に工夫が必要」「実感のある作品」「詩情がある」「着眼点は良いが下の句に工夫が必要」「結句に工夫が必要」「大袈裟に言い過ぎではないか」「初句が捨象できる語句」「場面が浮かばない」「実感がある」「意味が通 . . . 本文を読む

かまくら歌会・2022年6月

2022年06月08日 16時55分28秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
かまくら歌会。「星座かまくら歌会」という名称だったが、「星座」休刊後「かまくら歌会」と名称を変更した。僕にとっては、特別に思い入れの深い歌会だ。 「星座の会」の尾崎主筆から「歌会に出られそうにないからKさんと歌会をまとめて欲しい」と葉書が届いたからだ。僕は「歌会を尾崎主筆から託された」と思っている。2022年6月の歌会は久しぶりにリアルの歌会が開催された。場所は鎌倉の「生涯学習センター」耐震工事が . . . 本文を読む

かまくら歌会2022年4月

2022年04月09日 02時40分33秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
 かまくら歌会2022年4月、リアルの歌会を予定していたが、新型コロナの影響で今回もネット歌会となった。僕の作品批評。「日常報告的ではないか」「実感のある作品か」「実感があり良い作品か」「結句で一首を台なしにしてはいないか」「リフレインが難がないか」「動詞の活用に間違いはないか」「表現が大袈裟ではないか」「表現が曖昧ではないか」「ストレートに詠まれているか」「ほかに表現方法はないか」「一瞬が切り取 . . . 本文を読む

かまくら歌会:2022年2月

2022年02月11日 16時29分09秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
 かまくら歌会はリアルで開催する予定だったが、残念なことに、新型コロナの蔓延を受けて、ネット歌会となった。 僕の批評。「疎句だが情感があるのでそれを打ち消している」「言葉の重出は工夫の余地」「言葉が大袈裟になってはいまいか」「捨象すべきは捨象する」「言葉が古風ではないか」「結句の音数に工夫はできないか」「やや日記的」「言葉の重出と擬人法の是非」「セリフが長く散文的ではないか」。かなり作品の質が高い . . . 本文を読む

かまくら歌会:2021年12月

2021年12月11日 22時59分22秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
 コロナ禍で、今回もメールによる歌会だった。 出詠者は17人、それぞれ特徴のある作品だった。僕の出した課題。「字余りの必然性」「言葉をこねていないか」「言葉の印象が重なりを避ける」「間投詞の『ふと』は甘い」「難解な植物名はカタカナ表記でかまわない」「助詞の工夫」「理屈になってはいないか」「擬人法の是非」「動詞の終止形と連体形の差異」「言葉がかたくなっていないか」「言葉の係り受けに無理はないか」「結 . . . 本文を読む

かまくら歌会:2021年10月

2021年10月08日 23時26分24秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
かまくら歌会。今回もメールのやり取りによる歌会となった。 僕の健康状態が芳しくなく、作者名が発表されてから、作者名を見ずに作品批評を送信した。様々な傾向の作品があったが、僕はこのような視点で作品批評をした。「実感のある歌か」「深みのある歌か」「自分に引きつけられているか」「古風になり過ぎていないか」「事実報告的ではないか」「日記的ではないか」「歌意が通じる歌か」「読者が読んで意味が通じる歌か」。  . . . 本文を読む

かまくら歌会:2021年8月

2021年08月16日 13時42分17秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
 コロナの終息の見通しが立たない。かまくら歌会:は今回もネット歌会だった。 出詠者17人。その一人ひとりの作品を批評し合った。 僕の批評。 「余剰があり説明になっていないか」「実感があり実景が浮かぶ」 「実感のある作品だがもっとふかくならないか」「場所の具体が必要」 「音感、語感が悪い」「季節感、実感がある」「助動詞の誤用」 「オリンピック歌はすぐに色あせるので独自性が必要」 「実感がある作品だか . . . 本文を読む

かまくら歌会:2021年6月

2021年06月17日 07時43分28秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
かまくら歌会:2021年6月 ネットのメールで かなり出詠される作品の質があがってきたようだ。作者それぞれの資質を活かして切り込み方も文体もことなる。「枕詞の重さに負けてしまった作品」「もう一歩踏み込む必要のある作品」「焦点がやや曖昧な作品」「日記的な作品」「深みのない作品」「伝えたいことが鮮明でない作品」「語感の悪さを回避する余地のある作品」「未完成の作品」。 細かいことを言えば、いくつもあるが . . . 本文を読む

かまくら歌会:2021年4月

2021年04月14日 21時45分36秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「かまくら歌会」毎月鎌倉駅周辺で開催していたのだが、コロナ禍のもとでメールで出詠、批評もメールという形になった。 今回は16人出詠、16首だった。一人一首。「一首の独立性」を重視した佐藤佐太郎、尾崎左永子の考えをもとにしている。尾崎左永子を師と仰ぐ短歌作家の集まりである。 僕の作品批評。「御詠歌になっているのではないか。同じ5・7・5・7・7でも表現方法が異なる。佐藤佐太郎の歌論を確認してはいかが . . . 本文を読む

かまくら歌会 2021年2月

2021年02月13日 00時33分23秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
 かまくら歌会は今回もメールでのやり取りとなった。ただやり取りが頻繁に出来る訳もなく、出詠して、参加者の作品を読み、創作の意欲を保っているのが目的になってきた。僕は相聞を出詠した。 僕の批評。「省略できることは省略」「必要なものはいれないと一首の意味が取れない」「やや記述的になっている」「結句が浮いている」「焦点が絞れていない」「上の句が効いている」「比喩が効いている」「オノマトペを避ける工夫」「 . . . 本文を読む

かまくら歌会:2020年12月

2020年12月12日 22時31分30秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
かまくら歌会 2020年12月 オンライン歌会 コロナ禍のもとで今回もオンライン歌会。メールのやり取りによる批評会となった。 僕の批評。「特定の読者だけに共感されるのではないか。普遍性が欲しい」「数詞を限定(捨象)できないか」「俳優の個人名があるが俗臭はない」「表現が鮮明ではない」「もっと的確な言葉はないか」「下の句に独自性が欲しい」「数詞を避ける方法はないか」「助動詞の用法の工夫」「作者の位置が . . . 本文を読む