マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「ストーム・シティ」

2008-01-15 09:35:15 | 好きな俳優 ベンノ・フュアマン

Die Sturmflut  2006年 ドイツTVスペシャル

監督 ヨルゴ・ババヴァッシリュー
出演 ナディヤ・ウール ヤン・ヨーゼフ・リーファース ベンノ・フュアマン ゲッツ・ゲオルク  ハイナー・ラウターバッハ(ヘイナー・ロウターバッハ)

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1962年2月。アイスランド気象観測所で動物達の異常行動が目撃された。同じ頃、ハンブルグ海洋気象台が、アイルランド上空にあるサイクロンを発見し、今後の動向を伺っていた。一方、海洋上にある石油掘削基地フリーダ1号は、そのサイクロンの影響で今にも海に沈みそうになっていた。
それから数日後。
久しぶりにハンブルク港に着いた船乗りのヨルガンは、父親が入院しているという病院を訪ねる。そこで、担当医のマルクスから父親の病状を聞くと共に、彼が明日、自分の元恋人カーチャと結婚する事を聞かされるのだった。ショックを隠しきれないヨルガン。そして、話をしにカーチャに会いに行くのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
ベノに速攻惚れして、次に見たのがこの作品。

益々、彼に夢中になってしまったのだ!

ベノのあの眼差しがなんとも切なくて良い感じでかっこいい!
あまり語らない無口な男の雰囲気がやっぱり似合っていて、最高に素敵だった。
(はいはい、そうとうな重症です)


ベノの役は、この船乗りのヨルガン
手紙をカーチャに出し続けていたのだが、彼女からはまったく返事が来ず、そして久しぶりの再会時に他の男との結婚を聞かされる男なのだ。
最初は諦めようとするが、父親から励まされ、映画「卒業」よろしく彼女を奪いに行く!
だが、そこはそれ、あの映画の様には簡単にはいかない。あっさり(でもないけど)追い出されてしまうのだった。

そんな、三角関係を盛り込みながら、
この作品の主人公は“洪水”なのだ。
河が氾濫して、街を飲み込んでしまう。

実際にあった話を少しロマンティックに演出されているのだそうだ。

ヨルガンが想いを寄せるカーチャ役は、
ティル君の映画「レボルーション6」のレネ役をしたナディヤ・ウール。
彼女も自分が好きな女優さんなのだが、始めは彼女だと気がつかなかった!
と言うのも、「レボ6」では黒髪だった彼女が今回金髪になっていたからだ。
あれ~どこかで見たのに~とは思っていたが。
今回も前回と同じような感じでしっかりした女性だった。
子供を守る母親でありながら、婚約者と元恋人との間で揺れる女性を好演していた。

そして、忘れてならないのが、ヨルガンの敵役、カーチャの婚約者マルクスを演じたヤン・ヨーゼフ・リーファースである。
彼は、これまたティル君の映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」のルディ役だった俳優なのだ!
久しぶりの再会におもったより大きくなっていたことに驚いた!
ついでに、嫌な敵役を好演していた。
(最終的にはいい人になったけど)

アクションもVFXも盛り込まれていて、なかなかドイツらしくて面白い作品だった。

機会があれば、是非、是非、見て欲しいのである。


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