Christine 1958年 西ドイツ・フランス作品
監督 ピエール・ガスパール=ユイ
出演 ロミー・シュナイダー アラン・ドロン ジャン=クロード・ブリアリ ミシュリーヌ・プレール
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1906年のウィーン。
若き竜騎兵の将校、フランツ中尉の部屋へ1人の中年女性が人目を気にしながら入ってくる。彼女には夫がいるが、1年もの間彼と不倫関係を続けていたのだ。そこへ、彼の友人テオが飲みに誘いに来る。
後で遅れて行くというフランツに対し、テオは、夫が来るかもしれないぞと冗談を言いながら、出て行った。
そのテオは他の友人達と共に女性をナンパしようと酒場に出掛けていく。
そこへ、クリステーナが友人のミッツィーと共に自称婚約者だというジョセフも一緒になって来ていた。
クリスティーナがジョセフとワルツを踊っているとミッツィーはナンパしてきたテオと仲良くなり彼とワルツを楽しそうに踊る。
そこへ、遅れて来たフランツが現れる。
ふとジョセフを怒らせたクリスティーナが1人でいるとテオから彼女の相手をしてくれと頼まれフランツは彼女の相手をする事に。
最初は、気乗りしないフランツだったが、だんだんと彼女と一緒にいる方が好きになり・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
新人の頃のドロン。
純なというか、まあ、不倫してる段階で純ではないけども、清らかな感じの若き好青年。
相変わらず、セリフが少ない。
新人だからか、よく分からんが。
この中年女性の夫が大佐(上司?)で不倫がバレて決闘になってしまうが、細かくいうと、このご婦人と別れた後に不倫が発覚するので、過去のあやまちの制裁みたいになるのだ。
相変わらず、言い訳しない彼がかっこよすぎ。
それに、
大概のジゴロ(中年おばちゃんの相手)が同世代の女性と本気の恋に落ちるのは恋愛もののパターンでもある。
しかし、結末がそうなるとは思わなかった。
半分、ラブコメ程度にみてたからびっくり。
何本かこの時代背景の作品をみたが、どうも、決闘というのが支流だったらしい。
理由を調べたら、(ウィキペディアより)「通常は、一方(挑戦者)が、自らの名誉を回復するために決闘を申し込む。」のだそうだ。
だから、大佐が中尉に申し込む形になった。
今では禁止行為。
そうだよね、日本の敵討ちと同じかな。
それでは、フランツ中尉を演じたドロンはといいますと。若いもあるが、むちゃくちゃ綺麗な美形。
お人形さんみたいというえば大げさかもしれないが、中年おばちゃんのジゴロならではの美男子。
スカウトされるのも納得。
そして、
当時彼の婚約者だったロミー・シュナイダー。(クリスティーナ役)
個人的にはドイツ人女優でドイツ版「美女と野獣」に出演していたイボンヌ・カッターフェルトにそっくりの美人さんだと思ったのだ。
聞けば彼女はオーストリア人だったそうで、後にまたドロンと共演しているのだ。
美男美女とはこういう感じなのねと納得の2人。
そして、このドロンの純な役はある作品で固定されるのでした。
それは、明日に。