霍元甲 2006年 中国作品
監督 ロニー・ユー
主演 ジェット・リー 中村獅童 スン・リー 原田眞人 ドン・ヨン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1910年、上海。
外国人商工会義所が行った格闘技大会。霍元甲は、中国人代表として4人の相手と戦っていた。幼い頃の元甲は、体が弱かった為に、霍拳の霍恩第を父に持ちながらも教えてもらえなかった。
見よう見まねで習得した技は、青年になった元甲を、“天津一”への道へ歩ませていた。どんな敵でも容赦なく倒していく元甲。
そして、とうとう一人の武術家を殺してしまい、仕返しに自分の妻子を殺されてしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今年の春ごろ公開された映画。
先日話した映画「怒りの鉄拳」の恩師、霍元甲のお話。
前にも言ったが彼は、実在の人物で精武館を作った方ということだ。中国全土の武術をまとめた方なのだそうだ。
強さとは何か。それが最大のテーマ。
話の内容は、懐かしきという感じのカンフー映画だった。
だが、そこは、現代版。CG技術もさることながらの垢抜けた感じの映画になっていた。
ジェットは、主人公の霍元甲。
初めの頃の野心家という面と、悟りを開いた面とを上手く演じている。
もともと、個人的にはジャッキーよりも彼の方が演技力は上だと自負していたので、いい感じだよなあと思ってみていた。
アクションの切れも素晴らしいし、やはり見ごたえはある。
だが、彼の技術に外国人の相手は追いついてないように思えてしまった。
特に日本人。
彼の演技は映画「恋人はスナイパー」でしか拝見してないからなんとも言えないが、この映画だけで言わせてもらうと大根に見える。(すみません。)
アクションもいまいち、セリフもいまいち。
がっくりしたのが本音。こんなにも出来なかったのかと。
あ~倉田さんが若かったらなあと思う今日この頃。(爆)
ラストのセリフなどに感動して、じ~んと胸が熱くなった。
気がつくと涙がこぼれていた。
ジェットの思いをいっぱい詰め込んだこの映画。
このまま、彼はアクションも封印してしまうとか。
もったいないような、それでいて次世代を育てて欲しいような。
ちなみにこの監督さんは映画「ケミカル51」を撮った監督さんです♪