The CincinnatiKid 1965年 アメリカ作品
監督 ノーマン・ジェイソン
出演 スティーヴ・マックィーン エドワード・G・ロビンソン アン=マーグレッド
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ポーカーの勝負師、シンシナティ・キッド。ミシシッピー川流域の一帯には彼の敵はいない。今日もあっさりとゲームに勝利する。彼の住んでいる街に30年もの間その世界のトップをはしる男が来る。勝負を挑むキッド。彼は、このベテラン凄腕勝負師から勝利を得られるのだろうか?
勝手な感想(自分の思い込み多々)
カードゲームの対戦話は、マットの「ラウンダーズ」を見た事があった程度。
カードゲームが分からない自分にはこの映画は皆無に近かった。
だが、この「シンシナ~」は知らなくても緊迫した雰囲気が味わえる。
ついでにカードゲームを知りたくなる。
それだけ、マックィーンの演技がリアルでいい感じなのだ。
ラストがラストなので物足りなさを感じずにはいられないが
「人生はそう簡単に上手くはいかないのだよ」
と言われている雰囲気がやけに納得させられる。
(そんな映画の終わり方もありよっと)
珍しく?プレイボーイの役柄マックィーン。
二人の女性に言い寄られるのだが、嫌味な感じがないし、逆に素敵な感じが漂う。
そういえば、わがままな人妻さんが、無理やりジグソウパズルをはめ込んでいる姿に驚いた!ピースが入らないからといって、勝手に切って形を合わせてはめ込んでいた。おいおい、それってパズルの意味がなくなるだろうが。まあ、それほどわがままな女性だというのを強調した演出だと思うが、なんか凄い人だよなあと関心してしまった。
マックィーンは彼の恋人役をした彼女と気があったようだったとの事。
なんとなく似ていたんだそうだ雰囲気が。
さてここで裏話 。
これ、監督さんが交代して作ったそうです。2週間も撮っていたのにこの監督さんが引き受けたんだとか。カードゲームで色が重要なのに白黒で撮っていたんですと、前の監督さん。
そして、今回の監督さんはマックィーンに
「俺をどうするつもりだ」
と言い寄られたのだとか。
その時の監督さんの答え
「必ず守るから、君の兄貴のようになって」
と言ったら納得してくれたとか。
それから、撮影秘話だが。
ゲームで賭けていたお金はすべて本物のお金だそうだ。
リアリティの追求だったようで、撮影後に無くなったのは数枚だけだったんですと。
昔は金掛ける所が違うよなあ。(笑)
エキストラの群集に降り注ぐ現金とか、身代金とか、本物の現ナマを使うことは良くあるようですが、哀生龍の知ってるエピソードはみんな「数枚紛失しただけでした」と言うもの。
と言うことは、わざわざエピソードが紹介されていないものは、かなり無くなってると言う意味でしょうか? それとも、“案外、現金は無くならない物”なのでしょうか??
>カードゲームで色が重要なのに白黒で撮っていたんですと、前の監督さん。
確かにカードの見分けは、付きにくいですね。
でも“何故、白黒で撮影したいてのか?”という理由は聞いて見たいです!
例えば、クラシカルな雰囲気を出したかったから?
海外でも日本でも現代は“現金”をそのまま使うのが当り前なんですかねえ?
自分は“偽ものの現金”を撮影時に使っているのが当たり前と思っていたので、このエピソードは凄いなあと思っていたんですけど。(^^ゞ
でも、現金が数枚なくなったなら紹介出来るけど、出来ないほどの枚数がって事になるとやっぱり洒落にならないんで伏せてるんですかね?(苦笑)
>理由は聞いて見たいです!
本当に。
納得出来る理由だったらきっとそのまま続行だったんでしょうけど、納得いかない理由だったのかもしれませんね。
ただ、なんとなく~だったりして。(笑)
そんな監督はいないんでしょうけどね。