村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

懐かしい 大鎌

2017年07月10日 | Weblog
墓の周囲の剪定を終えてから、山にかかる斜面の草刈りに取り掛かったが・・・
今まで、刈り払い機で刈っていた草を今年から、藪刈り用の大鎌で刈ることにした・・・
斜面が急なこともあるが、木々の間の足場も悪い・・・年取ってきて刈り払い機で刈るのが難儀になって来た・・・

大鎌なら・・・
若い頃から使い慣れている・・・

農高生の頃、父が他家の植林された山の下草刈りを請け負う仕事をしていた・・・
大きな山に入っての下草刈りは、人手がいる・・・

足りないときには私の出番が待っていた・・・
期間が決まっている杉山の下草刈りでは、いつも人手が不足しがちだった・・・

農高生だったが、定時制だったので、私は試験期間中でも下草刈りに駆り出されていた・・・
当時は、刈り払い機などなかったので、もっぱら手鎌か・・良くて大鎌だった・・・

鎌は研ぎが大事である・・・鎌の刃が切れないと・・能率はもちろんだが体力も消耗する・・・
なれない私は、いつも仕事に入る時は、人より早めに鎌研ぎに掛かっていた・・・

九州での、大雨の被害で、土砂崩れの様子が写しだされるが・・・
土砂崩れの現場での大量の杉の丸太が流されている映像を見て・・・

杉山の下草刈りで働いた農高生の頃を思い出した・・・

植栽された杉の木は、当時から根が浅いので山の保全にはあまり適さないような話を林業技師さんから聞いたような気がする・・・
人工林は大木になっても、意外と崩落にはもろいところがある様な話だったが・・記憶は定かではない・・・

九州の崩落現場の影像を見て・・もしや・・?と思った・・・

あの頃は国策でもあっただろうが・・・
私たちの地方でも至るところ、杉の植林で覆いつくされていた・・・
今・・・ほとんどの谷筋には杉山が連なっている・・・
九州の災禍がいつ、私たちの集落を襲うかもわからない・・・

伐採適期になった杉の需要が課題だ、
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする