福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

美嘉さん&玉三郎さん

2007年08月14日 | 過去のBLOG記事

ワークショップの次の日は、東京国際フォーラムにて中島美嘉さんのコンサート最終日がありました。


前回のアルバム 「MUSIC」 のコンサートツアーでは、ツアーパンフをはじめ、舞台装飾、
ツアーアイテムまで関わったので本当に関係者という感じでしたが、今回は6月の写真童話集
関わったもののツアーの方は関わってなかったので、完璧傍観者な感じで観に行きました。
席は1階席でしたが、明らかに関係者席という感じで前回より落ち着いてみれました (笑)。
だって本当に美嘉さんファンってすごいんですよ。
熱いんです! 美嘉さん登場とともに全員総立ちです。


今回のツアーはどんな設定なんだろうと楽しみにしていました。
全体的に写真童話集の要素で作られていました。最初の登場で美嘉さんが帽子を被っていたのですが、
それがフクロウになっていて、私が写真童話集に切りおろした美嘉さんイメージに近く、
ちょっとびっくりして感動してしまいました。
私は、美嘉さんの考えた童話集の中に含まれる 「知恵」 というキーワードから 「知恵の神」 として
フクロウを登場させたのですが、それが気にいってもらえたのかなー
なんて勝手に思って勝手に感動したのでした。



ライブは毎回とってもよく構成されていて時間があっという間でした。
1曲1曲とても丁寧に歌われていました。しかも曲に合わせて静と動の部分を
憑衣されたかのように演じきります。表現者としての美嘉さんのプロフェッショナルさに圧倒されます。
美嘉さんもライブの途中で宣伝していたので、私も改めて宣伝しておきます (笑)。



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写真童話集&DVDの豪華BOXセットでございます。


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中はこんな感じ。全ての表紙がBOXの穴と絵が合うようになっています。
(美嘉さんのご希望でした。) 中身は美嘉さん三昧です。どうぞご堪能下さい。



2年ぶりに会った美嘉さんは、増々輝きに磨きがかかっていらっしゃいました。



そして、別の日には鼓童坂東玉三郎の 「アマテラス」 みてきました!
こちらは昨年の上演が好評だったことから、今年は3日間だけ歌舞伎座で
行われる事になった音楽舞踏劇です。鼓童は興味があったものの、
なかなか見る機会がなかったので、今回あの麗しの玉三郎さんと共演ということで
1粒で2度おいしい状態です。いやいや、しかしすごかった。すばらしかった。
世界に誇れる日本の伝統文化共演です。玉三郎さんはアマテラスという太陽の神を
演じているのですが、本当に神がかってました。常に後光さしてました
(そういう光の演出なのですが、本当にそう見えます)。
鼓童のパフォーマンスもすばらしく、和太鼓だけかと思いきや、琴、唄、打楽器、笙など多彩です。
男性に交じって女性も演奏していて、その力強さに何か自分も励まされた感じがしました。
巫女が舞うシーンもあったのですが、その舞も柔らかくて素敵でした。
多分、初めて歌舞伎座で女性が舞台に立っているのを見たせいか、
やっぱり男性が演じるしなやかさとは違う類のしなやかさなのだなあと感じました。



終了後拍手がなりやまず、2回のアンコールしてました。
玉三郎ファンの方の熱狂っぷりに圧倒されました。
孫連れてるおばあさんが吠えてました (笑)。
たまたまですが、玉三郎さんも豪華写真集を発売されていたので、
こちらも宣伝しておきます (くれぐれも、私はまったく関係してません)。



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玉三郎さんの37年間が篠山紀信さんの手によって納められています。
こちらはチラシです。



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今回観たのはこちら。玉三郎さんが演出手掛けています。唄も披露していたし、本当に才能豊かな方です。


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鼓童は12月に東京に来るよ! 私も行きたい。

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観賞後、ウキウキの様子。松竹の児玉さん、本当にありがとうございました。


今回2つの公演を観た訳なんですが、2つとも年配の女性が印象的でした。
玉三郎さんはわかるのですが、中島美嘉さんのファン層は広く、意外に中年の男女が見受けられるのです。
2年前のライブで 「福井さんですか?」 と声をかけて下さった
美嘉さんファンの方 (私の母までとはいかないでもそのくらいの年齢の方) に、
今回も偶然お会いしました。すごい活き活きしていて、
タオルを首にかけ一汗かいたって感じでお元気そうでした。こちらも懐かしく、嬉しくなりました。


何歳になっても何かに夢中になれるのってすばらしいなあと思いました。
またそういう女性のバイタリティーをかきたてる才能のあるお二人って
(坂東玉三郎さん、中島美嘉さん) 本当にすごいなあと感じました。