福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

挿絵

2007年08月07日 | 過去のBLOG記事

さてさて、ひき続き次ぎなる私のチャレンジはこちらです。



http://www.philspace.com/infomation/info_070806/info_phil070806.html



週刊文春にて
桐野夏生さんの小説 「ポリティコン」 の連載が始まります。
こちらに挿絵で参加させて頂く事になりました。



約1年間くらいでしょうか? 連載ものは初めてです。



頑張りまーす。





ワークショップ最終日

2007年08月07日 | 過去のBLOG記事

いよいよワークショップ3日目、最終日を迎えました。 (1日目と2日目はこちら→1日目 2日目
この日は2時間前から前回休んだ子や下書きが遅れている子などが来ていて、
やる気満々な雰囲気が漂っていました。
来た子からどんどん続きにとりかかっていきます。
始まる時間にはみんな作業に入っていました。しかも、1、2回目これなかった子や、
2回目これなかった子も来てくれて、最終日にして募集人数がほぼ揃う (1欠のみ)
という驚異の出席率です。みんなありがとうございます。



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カッターの刃を折るって事をみんなしたことがないので、どれだけ気持ち良く切れるか
知ってもらうため、来た子からスタッフが刃を折って行きます
(切れない物を無理して使う方が怪我のもとにもなります)。


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そして私は再び添削先生。昨日切り上がった子は2枚目に挑戦です。



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気合いはいってます。立って一生懸命切っています。

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切り上がった子も続々でてきました。
1人1人見せてもらい、私の感想や子どもの感想をお話しをします。下絵の時に時間内に切れるかなあと心配だった子などが、無事切れていると、本当に嬉しく感じました。切り口に頑張った感が出ていて、子どものひたむきさを感じます。


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実はこの子など2~3枚目。
昨日切り上げた子達は、コツを掴んだのか仲間内でどんどん加速していき、4枚目を切る子もいました。びっくりです。 「疲れた、もう切れない。」 的な事を言いながら、すぐ切ってくるんです。すごい集中力です。

制作時間タイムアップになりました。ほぼ全員が1枚は切れた結果となり、
予想以上の結果でした。最初は、四角い行灯の1面だけに子どもの作品を入れるつもりでしたが、
他の面にも入れる事が可能になりました。しかもレベルも高く、スタッフ一同驚きっぱなしでした。



子ども達の作品を一部紹介します。



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家康の竹千代時代です。富士山、茶畑、安倍川でしょうか。雰囲気でていますね。名前はサインとか判みたくどこかに入れてもらっています。



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徳川の徳の字に小判が混じっていて、さらに本人の名前も小判風になっています。おもしろい!


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葵の御紋。すごい頑張って切ってくれました。かっこいい!



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最後にみんなで鑑賞会。
ついでに私の作品もみてもらいました。私の行灯用作品は一番右。


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最後に私のお仕事紹介と今回のワークショップについて感想を述べました。子ども達は、初めてこの先生はどんな作品を作る人なのか知ったのではないでしょうか?


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みんな真剣に聞いていて驚きました。
疲れてたのかな? みんな無言で聞いてくれました。実はちょっと感動してしまっていてうまくしゃべれなかったかも。そんな感動している自分にも驚いてしまいました。ここまでとりあえず夢中だったので、急に我に返ったという事でしょうか。


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高岸さんと子ども達がお礼を言ってくれて笑顔になっています。私など何もしていません。むしろ私がみなさんにお礼したいくらいです。



はあー。無事終了。怪我もなくて本当に一安心。スタッフ一同胸をなでおろしました。
今回はカッターを使うので、みんなピリピリしていました。
野村さんなど前日に 「カッターでざっくり」 みたいな夢までみてしまったらしく、
この日はハラハラしていたそうです。


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これらが10月に行灯になるのが本当に楽しみです。



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みなさん。お疲れさまです。そしてありがとうございました。
前列左から、市川さん (フィル代表)、比留間先生のお子さん (ガッチャマンのポーズ中)、
私、増賀さん (私のマネージャー)、林さん (今回お手伝いしてくれました)、
久保田さん (浮月楼の方です。お手伝いしてくださいました)、
中列左から、比留間先生 (県立大学の先生です。学生のお手伝いさんを募って下さいました)
お隣の重なっている3人が県大生です。藤井さん、伊藤さん、三窪さんです (お手伝いして下さいました)、
小池さん (市の実行委員会)、梅澤さん (同じく市の実行委員会)、
後列、左から小林さん (制作会社スタッフ)、野村さん (ワークショップ立ち上げメンバー)、
高岸さん (同じくワークショップ立ち上げメンバーでリーダー)、小森さん (代理店ワークショップ担当、
立ち上げメンバー)、浅原さん (代理店ワークショップスタッフ)。
ここにはいませんが、県大生の斎木さんにもお手伝いしていただきました。



以上の方達のお力添えのもと、ひとまずワークショップは終了しました。ありがとうございました。
駿府ウエーブさんも本当にありがとうございました。
みなさんのお話が子どもに届いているのが作品にみてとれます。
比留間先生もありがとうございました。本当にいい生徒さんたちで、楽しくやれました。
そして、何と言っても野村さん、高岸さん、小森さんには本当にお世話になりました。
いい経験をさせて頂き、ありがとうございました。
10月に行灯になって無事展示するまで気が抜けませんが、ひき続きよろしくお願いします。



それから、呼びかけて下さった中学時代の先生達、最終日に来て花を頂いた
中学3年時の担任の先生、ありがとうございました。



全体を振り返り、ワークショップは一筋縄でいかないところがとっても楽しかったです。
子どもの柔軟性、吸収力の早さにも驚かされました。3日間でここまでできるとは予想し難かったです。
作品の素朴さにも心洗われる感じです。
今回参加してくれた子ども達や、協力して下さったスタッフの方々に恥じないよう、
私自身これからも増々精進あるのみと心に誓ったのでした。



みなさん本当にありがとうございました!




番外編。

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終了後、中島さんの写真童話集をよみふける子ども (手前)。時間が過ぎても頑張って切り上げようとしている子。



みんな真っすぐですよね!