まつや清の日記 マツキヨ通信

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明日、臨時県市長会、町村長会で山田町、大槌町がれき受け入れで川勝知事の説明

2011年11月09日 | ニュース・関心事
岩手県山田町、大槌町の大震災被災支援に入っていた静岡県ですが、川勝知事が細野環境大臣からの要請を受けて、県内31市町長に直接要請をしたいと、明日10日臨時の県市長会、県町村長会が開催されることになりました。

これまでのマスコミ報道によりますと川勝知事としては県内31自治体で600トンの余裕があり(4月時点調査)その1%の6トンを受け入れたいと。因みに静岡市の余力量はその中の2.9トン。(廃棄物政策課)

これを1日に換算すると沼上清掃工場253日稼働で777㎏、西ヶ谷工場304日稼働で340キロになります。問題は、仮に受け入れの場合に問題はこの山田町、大槌町のがれきの放射能汚染レベルの数値です。

環境省10月11日ガイドラインによると、理論値として山田町のがれきは紙、プラスチック、繊維、木質で46ベクレル/㎏ー焼却灰1538ベクレル/㎏、大槌町で80ベクレル/㎏ー焼却灰2673ベクレル/kgと示されています。

議論をしていく場合には、実績値がどれくらいかをきちんと検証しないといけません。宮古市で理論値では69ベクレル/㎏2281ベクレル/㎏ですが、10月26日の「国―地方」政策研究会環境省資料では、飛灰240、主灰40です。

ところで現在、静岡市の下水道汚泥の放射能汚染の埋立焼却灰は中島浄化センターで焼却処分、沼上最終処分場に埋立てます。10月24日~28日の最新情報でセシウム411ベクレル/㎏ー24.68t、352ベクレル/㎏-42.95t→67.63t。

これまでの累積焼却灰埋立量は330.33t、5月ー631、6月-731、7月ー439、8月―304、9月―411、10月ー352ベクレル/㎏。清掃工場のセシウム量は、10月11日時点、西ヶ谷で溶融スラグ―不検出、溶融飛灰ー164ベクレル/㎏。

沼上で焼却飛灰―196、溶融スラグー5、溶融飛灰ー261ベクレル/㎏。冷静・客観的議論が求められます。というのも前提には、災害復旧に放射能汚染問題がない場合の対応はどうするかという問題があるからです。

その場合、東海大地震を抱える私たちとして実際の被害にあう時、全国の方々の支援をお願いしなければなりません。その意味でも浜岡原発の再開でなくて廃炉にしておかないと同じ問題を抱えることになります。

結局、放射能汚染問題に対する認識がカギになります。山田町、大槌町の理論値どおりとするとこれは簡単に受け入れとはなりません。しかし、静岡市の現状の数値範囲であるとするとこれは真剣に悩まなければなりません。

さて、皆さんはどのようにお考えでしょうか。

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