まつや清の日記

静岡市議会議員まつや清の日常を毎日更新!

菅内閣不信任案への対抗

2011年05月31日 | ニュース・関心事
明日の党首討論後に自民党・公明党は菅内閣不信案を提出することで合意したとのことです。全他党の賛成と民主党内85人が造反しないと可決には至りませんが、にわかに小沢元代表の動きにマスコミの注目です。

一方で、大方のマスコミは、この震災時期に不信任案はないだろう、誰が次の総理候補なのか、と疑問を呈しています。私も同感です。被災からの復旧・復興、原発震災対応の不手際を菅政権に負わせるのも無理があります。

勿論、菅首相の失態、失政もありますが、浜岡原発を停止したという意味で大きな歴史的決断を示しました。ただ、G8でのエネルギー政策の展望で2020年に自然エネルギー20%を掲げながらも原発からの撤退は不鮮明でした。

そこに踏み込めない理由が、官僚の抵抗なのか、原発推進勢力との攻防であるのか、菅首相の思い切りの悪さなのか、非常に分かりずらい様相です。原発震災の収束シナリオの明確化、復旧・復興・賠償は第1級の課題です。

権力闘争の水準を再生可能エネルギーへの転換と脱原発時期の明確化という政策争点に置き換えさせるくらいの大胆さが必要です。そこを鮮明にしなければ浜岡原発停止に対する国民的支持もかき消されてしまいます。


※※
<内閣不信任案>自公1日に提出へ 民主造反数が焦点
毎日新聞 5月31日(火)21時33分配信


拡大写真
衆院本会議で委員長報告を聞く自民党の谷垣禎一総裁=国会内で2011年5月31日午後1時23分、藤井太郎撮影
 自民党の谷垣禎一総裁は31日、菅政権に対する内閣不信任決議案を、1日午後にも公明党と共同で衆院に提出する意向を固めた。与党は2日の衆院本会議で採決して否決する構えだが、民主党内の菅直人首相に批判的な議員は、不信任案に同調する動きをみせている。首相は31日の衆院東日本大震災復興特別委員会で退陣を明確に否定したものの、大量の造反者が出た場合、一層厳しい政権運営を強いられることは確実。民主党執行部は6月22日までの通常国会の会期を大幅延長する方針を示すなど、大量造反を防ぐための対応を急いでいる。

【図説】民主党党内人脈図

 谷垣氏は31日、中曽根弘文参院議員会長ら参院自民党幹部と党本部で会談し、不信任案提出について「明日決めたい」と伝えた。参院側は3日の参院予算委員会での集中審議を重視しており、不信任案の週内提出に消極的だったが、2日の採決なら審議に影響しないため、谷垣氏の方針を了承した。参院幹部は「1日に提出されるだろう」との見通しを示した。

 谷垣氏はその後、東京・有楽町で街頭演説し、菅政権の震災対応や原発問題への対応を批判。「日本の復興に少しも前へ進むことのできない首相に対して、勝負を挑むのは野党の責任だ。必ずこの責任を果たす」と訴え、不信任案提出に理解を求めた。

 谷垣氏は1日、菅首相との党首討論に臨むが、その後に公明党の山口那津男代表と会談し、不信任案提出について最終判断した上で、野党党首会談を開いて他党に協力を呼びかける方針だ。社民党は早期提出に難色を示しているが、その他の各党は賛成する方向だ。不信任案可決には民主党から約80人の造反が必要だが、自民党は「可決できなくても、造反が出れば民主党が動揺する」(幹部)ともくろむ。

 一方、民主、自民、公明3党は31日、衆院で審議中の復興基本法案の修正協議を開始した。民主党は「復興庁」の設置を法案の本則に明記するなど、自民党などにさらに譲歩した案を示し、自民党も「前向きな提案だ」と評価した。

 3党は1日も修正協議を継続する方向で、与野党協議と不信任案の処理が並行して進むという異例の事態になっている。自民党の逢沢一郎国対委員長は31日の記者会見で「大事な法案であり、修正を後押ししたい」と述べたが、自民党の両にらみの対応には分かりにくさも残っている。

 ◇造反阻止へ会期延長方針

 内閣不信任決議案の可決には、民主党など与党から約80人の造反が必要だ。同党の小沢一郎元代表は、採決欠席も含めた造反拡大を狙うが、元代表を支持する衆院議員で作る一新会が31日に国会内で開いた会合では、通常より少ない19人しか集まらず、元代表も出席を取りやめた。元代表に近い原口一博前総務相も同日の会見で「不信任案とは一線を画す」と語った。

 だが、不信任案が否決されても、大量の造反者が出れば政権への打撃は大きい。衆院の民主党会派は305人。衆院(欠員1)の過半数は240人で、66人以上の造反が出た場合、執行部が造反者を除籍(除名)すると、民主党は単独過半数を割ってしまうからだ。元代表側近の平野貞夫元参院議員は31日のテレビ朝日の番組で「(元代表は不信任案に)乗る」と明言。強気で造反拡大を狙う。

 こうした事態を避けるため、安住淳国対委員長は31日「延長を含めていろいろな選択肢を持って臨む」と国会会期(6月22日)の延長検討を表明した。党内に震災対応のため会期を延長すべきだとの声が強いことに配慮し、不信任案への同調を防ぐ狙いだ。

 菅首相や執行部が神経をとがらせるのは、鳩山由紀夫前首相の動向だ。鳩山氏は31日の党代議士会で「今、新たな覚悟が求められている。国難の時をどう乗り越えていくか、それぞれの立場で判断を願いたい。私もどう身を処していけばよいのかまだ計りかねている」とあいさつした。菅首相は同日夜、首相公邸で急きょ鳩山氏と会談。慎重な対応を求める考えだ。

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何故か、怒りが急に湧いてしまった銀行窓口での戸籍名記入

2011年05月30日 | ニュース・関心事
家の耐震改修をしていただいた大工さんに振り込みに行きました。大工さんが使っている支店。まず、カードで振り込もうとしたら「10万円以上の振り込みはできません」の表示。そこで、まず現金を下ろし窓口に振り込もう。

振り込み書に「マツヤ キヨシ」と書いて相手方の会社名を記入して窓口に。「記入した額がありますか」「今、ATMで降ろしました」。慌てていて名前を苗字欄に書いてしまい、横線を引き、名前欄に書き直していました。

「この訂正には訂正印が必要ですが印鑑を持っていますか」「持っています」とマツヤ印を出しました。さっそくうってくれました。すると「10万以上の振り込みは身分証明書が必要ですがありますか」「わかりました」。

市議会議員証を提示。「それではお待ちください」と言われ、ソファーに座って新聞を読みはじめました。しばらくすると呼び出しがあり、「こちらの身分証明書に高島 清さんとあります。本名に訂正していただけますか」。

「私は身分証明書を提示しています」「そういわれてもマネードンロンダリングもあり」。ここから急に怒りがわいて「理解できないわけではありませんが、私自身夫婦別姓を主張しているので納得できません」。そこで結末。

かと思いきやソファーで待っていると、男性職員が出てきて「こちらの方でお話をしていただけますか」と別窓口に誘導されました。この辺で更に怒りが込み上げてきたのでしょう、相手の言うことに耳を貸さないぞ、の気分。

また説明が始まりました。確かに、銀行でそうした対応をとっていることは理解しているのですが、感情の方が上回りました。どうしても訂正しないならお金は受け取らない、の雰囲気。ここは預けて帰ろう、と決断。

「次の会議で間に合わないので帰ります」、実際約束があったのです。リュックを背負い出口に。何と出口は3時を過ぎてシャッターが下りていて仕方なく裏口に。出て自転車に乗って動きだそうとすると「お客さーん」の声。

うるさいなーとペダルをこぎ始めると更に「お客さん、お客さん」。振り返ると「これは御宅様の荷物です」とパソコンを見せられました。黙って受け取って、さっさと自転車で次の打ち合わせ会議に走りました。

何と大人げない態度をとったんだろうと思いますが、名前を書き直してくれと言われたことに怒りがわいたんでしょうね。自転車で走りながら、こうなったら夫婦別姓法律改正を求めている東京訴訟を静岡でもやるぞ!の気分。


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福島県二本松市長、ホールボディカウンターによる内部被ばく量の独自調査を公表

2011年05月30日 | ニュース・関心事
飯舘村の住民団体からのホールボディカウンターによる内部被ばくの要望書を24日のいわき市視察の経過として「毎日新聞記事へのコメント」を媒介に紹介していきましたが、二本松市長が独自に動き始めました。

先立つ形で福島県が、血液や尿検査を通じての内部被ばくを開始するとの発表を行っていました。さっそく、飯舘村住民団体にこの評価について問い合わせをしました。村に回答があったようだが正式な回答はない、とのこと。

福島県は開始を6月中旬としていること、ホールボディカウンターは万能ではないとして20名くらいのホールボディカウンターは実施するらしい、くらいしかわからず、私達としては半減期考えると早急な対応を求めたい。

やはり、1ミリシーベルトでの強制疎開を実施しない以上、生存権の保障として累積外部被ばく、内部被ばく量を自己情報として管理できる制度が緊急に必要であることです。政府の対応はチェルノブイリ対処以下の現状です。

※※

二本松市 内部被ばく検査へ~結果によって避難も検討
投稿者: ourplanet 投稿日時: 土, 05/28/2011 - 10:15

二本松市の三保恵一市長は、5月27日、OurPlanetTVのインタビューに答え、独自にホールボディカウンターを利用した内部被曝検査を行うことを明らかにした。
 
今回、ホールボディカウンターで内部被曝調査を行うのは、二本松市内の妊婦や子ども、屋外での作業時間が長い農家や建設業の人など。これまで国に対して、ホールボディカウンターを利用した内部被ばく調査をするよう要請してきたが、国が取り組む予定がないことから、まずは20人に限定して、独自に調査をすることにしたという。
 
検査する人の選定や、公表の方法などが調整でき次第、早ければ今月中に検査を実施する方針だ。福島県立医科大学のホールボディカウンターは現在、利用できないため、県外の医療機関と提携する。
 
三保恵一市長は、「内部被曝がないというのを願っている」としながらも、結果によっては、子どもを含めた市民の避難についても検討すると明言した。


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「非常事態法」と東日本大震災

2011年05月29日 | ニュース・関心事
27日静岡県新人議員研修での龍谷大学教授・富野 暉一郎さんから「震災後の自治体と議会」テーマで、国民保護法とは違った観点から災害対策基本法を越える広域大災害に備える「非常事態」への法制度の検討は必要ないのか、提起。

「非常事態」というと国家統制、基本的人権の侵害、財産権の凍結など様々なイメージを持ちます。「想定内」を心ある人々、専門家、政治家から指摘され続けてきた経過からすればまさに、福島原発震災は人災そのものになります。

そこに「非常事態」の法制度検討をに、心配される意見があることを承知で問題提起されています。自衛隊が10万人投入された時点で充分に「非常事態」でした。まず、2ヶ月の検証を通じ中央政府・地方政府の役割分担を明確に。

菅政権の失政・失態を指摘すれば限りありませんが、小泉元首相の「自民党政権も原発を推進し、過ちもあった。これから原発を 増やすのは無理」のようにも何もかも政府責任にする野党の批判も大いなる的外れというものです。

勿論、私達自身も「それみたこと」論で現状を評価するのでなく、まさに私達自身が福島原発震災、東日本大震災の中で見えてきていることの全事態を引き受けるという観点に立つ時「非常事態」法制度の検討は大いなる刺激です。

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ドイツ緑の党、ジルビア国会議員の浜岡→静岡県知事訪問で通訳した高田さんがボン集会で今、発言中

2011年05月28日 | ニュース・関心事
上記の高田さんのスピーチがustreamで流れています。浜岡原発→川勝知事訪問で大活躍だった高田さんからは下記のメールが来ていました。スピーチが終わって、アンコールが起きてまたしゃべっています。

「だめだめ原発、やめよう原発、希望 日本」が日本語でシュプレヒコールされています。やっています。日独共同行動を。すばらしい、集会です。高田さん、届いています。高田さんの叫びが。


※※
6週間の日本出張から昨日戻りました。日独市民脱原発コンサートおよびドイツ緑の党コッティング連邦議会議員の日本視察・講演通訳の件では多くの方々に大変お世話になりました。ここに改めて御礼申し上げます。

さて、本日5月28日(土)、ドイツ全国での10万人規模の脱原発デモが各地で行われます。
6月中にはドイツの脱原発政策の具体的なロードマップおよび内容が決定される予定です。これに合わせて、ドイツでは各種の市民団体が大きなデモを行います。僕達、イニシアチブAtomfreeもボン市のデモに参加します。
ドイツのデモ参加者たちと一緒に協力して、日本の脱原発、自然エネルギー転換を実現するために大シュプレヒコールを行いたいと思います。
その現場からUstreamでの配信もトライする予定です。

下記にその詳細をお伝えします。

(1)上記デモのドイツ語ホームページ・アドレスは下記の通りです。

http://www.antiatombonn.de/index.php?option=com_content&view=article&id=446&Itemid=125

プログラムの詳細は以下のアドレスに掲載されています。

(テーブル内2段目、Tomoyuki Takadaと記載されている部分です)

http://www.antiatombonn.de/index.php?option=com_content&view=article&id=448&Itemid=128

(2)このデモはドイツ全国21ヵ所で同時開催され、計10万人以上の参加が見込まれています。

(3)当イニシアチブAtomfree(発起人 高田)がスピーカーとして参加するのは、ドイツの旧首都で、現在もドイツ連邦環境省が置かれているボン市です。

(4)このボン市のデモではおよそ1万人の参加者が予定されているそうです。私達は6人のスピーカーの中のトップで登場予定です。


(5)私達のスピーチの中で、ドイツの参加者と一緒になって日本語でシュプレヒコールを送りたいと思っています。

その内容は大体以下の通りです。

「ダメダメ原発・六ヶ所反対・脱原発賛成・希望は自然エネルギーへの転換・がんばれ日本・We will change・がんばれドイツ・We will change」

このような内容を、ドイツの人も発音できる簡単な日本語で2〜3分でやる予定です。

日本まで届く大合唱になるように盛り上げていければと思います。


(6)上記のスピーチ&シュプレヒコールの様子は日本時間5月28日(土)午後10時半までにUstreamにアップする予定です。日本でのメーリングや通知が可能でしたら、5月28日午後10時半以降に視聴できるという形広く連絡をお願いします。


(7)私達のイニシアチブAtomfreeのHPやtwitterで下記のような内容で拡散通知します。


【拡散希望】5月28日22時30分、ドイツ全国で行われる10万人デモの現場から日本へ向けて「脱原発・自然エネシフト・希望の日本・We will change」の大シュプレヒコールが送られます。下記のUstreamで配信予定。是非ご覧下さい。http://bit.ly/kvrmLh

(twitterでも流せるように、140字内の文章としました。)


(8)なお、Ustreamでの上記の配信アドレス(短縮無し)は以下の通りです。

http://www.ustream.tv/channel/atomfree-eastwest

上記アドレスにアクセスしていただければ、当方で録画アップ後はいつでも中継をご覧頂けます。


(9)また、5月29日以降にはYoutubeにも配信する予定です。配信のアドレスは後日またお知らせします。


Ustreamを使うのは初めての経験ですが、上手くいくように頑張ります。

時間がありましたら覗いてみてください。

よろしくお願いします。







Atomfree-eastwest発起人

高田知行


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飯舘村「ホールボディカウンターによる体内放射能測定に関する要望書」

2011年05月27日 | ニュース・関心事
今日、24日にお会いした飯舘村の住民団体「負げねど飯舘!」のメンバーに連絡して上記の要望者についての現状についてお聞きしました。下記の要望書と政府・福島県・福島県立医科大学が無回答の現状が分かりました。

そして、一昨日のコメントに毎日新聞の仙石記者から連絡をいただき意見交換しました。放射能汚染レベルの自己情報データ管理については同意見、今後の仙石記者の取材活動に期待したいと思います。

※※
内部被曝調査を求める

飯舘村住民の要望書



政府・福島県・福島県立医科大学

すべて無回答


「負げねど飯舘!」の方に確認した結果
5月17日付けで飯舘村住民が出した「ホールボディカウンターによる体内放射能測定に関する要望書」に対し、回答期限が過ぎた26日午前現在で、政府、福島県、福島県立医科大学・附属病院はいずれも無回答であることがわかりました。飯館村住民でつくる村民団体「負げねど飯館!」は、村民の内部被ばく調査の実施を求めて、政府、福島県、福島県立医科大学・附属病院宛に要望書を提出していました。要望書は、内部被ばくが時間の経過とともに測定困難となる性質をふまえ、一週間以内の早期の回答を求めてきました。しかし、要望書の提出から一週間以上がたった本日26日午前、「負げねど飯館!」の愛澤卓見氏に電話で確認したところ、いずれの提出先からも回答が得られていない事実が明らかとなりました。事実上、飯館村住民の要望は、日本政府、福島県、福島県立医科大学・附属病院のすべてから無視されている状況です。

飯舘村で観測される高い放射線量と、事故以来そこで生活しつづけてきた飯舘村住民の不安を考え合わせると、この行政側の「無回答」という対応はあまりに残酷なものです。さらにこの内部被ばくの調査は、村民の不安に応えるというだけでなく、将来起こりうる健康被害において原発事故との因果関係を立証するために必要不可欠な資料となります。

政府、福島県、福島県立医科大学・附属病院には、飯館村住民の切実な想いに応える、誠実な対応を求めたいです。飯舘村の人々に思いをはせる方は、ぜひ各方面における働きかけをお願いします。またツイッターやメール、ブログなどでこの「無回答」という事実を広めて下さるようお願い致します。




住民の内部被曝調査を求める


飯舘村住民の要望書から
「私たち村民、とりわけ放射線に対する感受性の高い子どもたちが、この二ヶ月間に受けた体内被曝量が、事実として、いかほどであるかを正しく測定し、評価し、記録しておくことは、今後の私たち村民の健康管理にとって必要不可欠だと考えます。」
「事故後二ヶ月が経過した今では、ヨウ素131など、半減期の短い核種については、すでに測定できないだろうとのことは承知しております。しかし、比較的(物理学的)半減期の長いセシウム134 (2.5年)とセシウム137(30年)は、生物学的半減期(大人:50-150日、子ども:44日)を考慮してもまだ測定可能です。特に避難が始まるまでのこの二ヶ月間の内部被曝を評価するには早急に測定を行う必要があると考えます。」

柿沢未途衆議院議員の国会質疑から
「時間の経過とともに内部被曝の実態が、だんだんだんだん、あいまいになってきてしまうんですよ。内部被曝の健康にあたえるリスクというのはすぐに出るのではなくて、晩発性のものであります。だからいま内部被曝の実態をあきらかにしておかないと後々になって健康被害が生じたときに原発事故との因果関係が断定できないで責任の所在がうやむやになってしまいかねないんです。採尿やホールボディカウンターを使用した周辺住民の内部被曝に関する追跡調査を政府として責任をもって行うべきだというふうに考えます。」
※この質疑の全文はこちら



愛する飯舘村を還せプロジェクト



「負げねど飯舘!」



政府に対する要望書



ホールボディカウンターによる体内放射能測定に関する要望書


福島原子力発電所事故対策統合本部
本部長 内閣総理大臣 菅直人 様

 東日本大震災及び福島第一原発事故の災害対策へのご尽力に、心から敬意を表します。
 ご承知のとおり、この度の大震災により福島第一原発は深刻な損傷を受けました。炉心溶融と水素爆発等に伴い、チェルノブイリ原発事故の10分の1にも相当する量の放射性物質がすでに放出され、国際的な評価尺度でも「レベル7」の重大事故であることが公に確認されています。そして事故を起こした複数の原発は、未だに事態の収束メドが立たない事態に陥っております。
 私たちの住む飯舘村は、この度の原発事故による放射性物質の放出のために高濃度に汚染され、「計画的避難区域」(外部被曝だけでも「事故発生から1年の期間内に積算線量が20ミリシーベルトに達するおそれのある区域」)に指定されました。私たち村民のほとんどが、子どもたちも含め「放射能の雲」が村に流れてきた3月15日には、空間線量率が40マイクロシーベルト/時に達したことも知らないまま、マスクなどの防護もせずに屋外での活動を続けておりました。大人たちは他の地区からの避難者の受け入れに奔走していました。その後も、飯舘村には国から「屋内退避」の指示が出されることもなく二ヶ月が過ぎました。
 このような中で、私たち村民は地上に降った放射性物質からのガンマ線による外部被曝だけでなく、この二ヶ月の聞の呼吸や飲食によって体内に取り込まれた放射性物質による内部被曝の両方による被曝をしていると考えます。外部被曝については、公表されているモニタリングの空間線量や村や個人が所有する線量計での測定値から、ある程度推定することも可能です。しかし、内部被曝については村や個人の努力では測定も評価もできません。私たち村民、とりわけ放射線に対する感受性の高い子どもたちが、この二ヶ月間に受けた体内被曝量が、事実として、いかほどであるかを正しく測定し、評価し、記録しておくことは、今後の私たち村民の健康管理にとって必要不可欠だと考えます。また、チェルノブイリ原発事故によるベラルーシ共和国の汚染地域では、飯舘村の汚染レベルよりも低いレベル(37,000ベクレル/平方メートル以上)の汚染地域でも、政府の政策として、地区の中央病院に設置されたホールボディカウンターで、毎年の検診時に、住民の体内放射性物質(セシウム137)の測定が行われ、住民への健康・生活指導がなされていると聞いております。
 以上のような趣旨から、飯館村の村民に対してホールボディカウンターによる測定を行うことをお願い致します。また、その際には測定結果(核種と量)を正確に記載した記録を本人に手渡して被曝評価などの説明が必ずなされるようお願い致します。
 事故後二ヶ月が経過した今では、ヨウ素131など、半減期の短い核種については、すでに測定できないだろうとのことは承知しております。しかし、比較的(物理学的)半減期の長いセシウム134 (2.5年)とセシウム137(30年)は、生物学的半減期(大人:50-150日、子ども:44日)を考慮してもまだ測定可能です。特に避難が始まるまでのこの二ヶ月間の内部被曝を評価するには早急に測定を行う必要があると考えます。
 この要望へのご回答は、一週間以内に下記に文書にて送付下さいますようお願い致します。

2011年5月17日

愛する飯舘村を還せプロジェクト「負げねど飯舘!」(仮)

代表常任理事 大井利裕
連絡先 愛澤卓見
住所:福島県相馬郡飯舘村飯樋字笠石25
電話:090‐9633‐4149
Fax:0244‐43‐2807



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昨日の毎日新聞コメントに対する質問がありました。

2011年05月26日 | ニュース・関心事
昨日の毎日新聞記事のどこに問題がるのか説明して下さいとの質問があり海乙したメモを紹介します。私は見ていないのですが、昨日のNHKニュースで内部被ばく問題が取り上げられたそうです。後で触れるホールボヂィカウンターによる検査は大きな問題になります。

※※

この記事は、福島県民の方々が、自分自身が放射性物質の付着による放射性物質をどれくらい保持しているか、その汚染レベルがどれくらいか、更に、福島県民が放射能を撒き散らす危険性について、調べています。検査を求める人が多いということと結果としては問題の数値ではない、との記事です。

今、地元で求めている調査は、初期の水素爆発で、メルトダウンで出てくる放射性物質が内部被ばく、体内にどれくらいとり込まれているかに関してのものです。

内部被ばく検査は、ホールボヂィカウンターという装置で行われます。CTスキャンのような形のようです。これでやると半減期が進む中で残存している放射性物質の量、及び被ばく履歴を把握することで出来るとのことです。

この装置は、原子力発電の中や専門機関におかれ、働く労働者は定期的に検査されています。今、20ミリシーベルト問題を象徴的に福島県に住む県民。子供たちの被ばく問題として注目されています。

この運動で20ミリシーベルトは基準でない、1ミリシーベルトに近づける、国の責任で低減化をはかる、とまで成果を獲得しています。しかし、問題は、福島県民の大半が年間1ミリシーベルトを越えることは確実であることです。基準値を1ミリとしたとしても現実には多くの方々が福島県に住み続けています。

そうすると、復旧・復興・賠償という一つの柱と同時に、ヒバクシャとしての生存権を保障する被ばく履歴データ(簡単に言えば被ばく手帳)を一人ひとりが自己情報として管理するすること、その情報をもとに将来の健康被害が起きた時の保障を担保するもの制度が必要になります。

こうした事態の中で飯舘村の方々が福島市の子供たちの20ミリシーベルト問題の次の課題として、ホールオーバーカウンターによる検査を政府の責任で直ちにやってほしいとの要望書を提出しています。スクリーニングしたから大丈夫であるとの段階から、放射能汚染の外部被ばくの累積被ばく証明及び内部での累積被ばく量、履歴をチェックする段階にはいっているということです。

この記事は、受ける人が多い、だけど大丈夫、との印象しか与えないと思います。私が、この3日間で現地で感じてきた緊張感とはまるで違うということできのうの表現になりました。ヒロシマ、ナガサキ、ヤイヅにつづいて将来に健康被害を発生するヒバクシャが毎日増え続けている現実にどう対処すべきかが放射能汚染情報の課題としてマスコミがリードすべきであると思います。

残念ながら、マスコミにおいて、こうした指摘はまだ始まっていません。いらだちがあります。

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毎日新聞夕刊「被ばく検査20万人に」の仙石恭記者の記事にがっかり

2011年05月25日 | ニュース・関心事
ただ今、福島原発震災支援第三弾 から戻りました。毎日新聞夕刊の「被ばく検査20万人に」の記事を読みました。毎日新聞がこの間の福島原発震災に対して真実を伝えようとしてきた姿勢については評価してきました。

しかし、この記事はあまりに放射能汚染の実態を理解しておりません。おそらく、善意で書かれていると思いますが放射能汚染の内部被ばく問題についてあまりに無知というか、問題意識がないというか、残念です。

後日きちんと紹介したいと思いますが、私がいわき市→飯舘村→南相馬市で見てきたことや聞いてきたこととかなり食い違います。一言で言えば仙石記者は内部被ばくについて問題意識がないのでしょう。

これで住民の立場にいるとするなら大きな勘違いではないでしょうか。毎日新聞にがっかりです。

※※
福島第1原発: 19万人超がスクリーニング検査受ける
 東京電力福島第1原発事故を受け、福島県が9会場で続けている「被ばくスクリーニング検査」を受けた人が20万人近くに達した。県のまとめでは、24日現在、県民の約10人に1人に当たる19万2500人が受け、5月下旬になっても1日に約500人ずつ増えている。一方で、3月29日を最後に基準値を超えて「除染」を受けたケースは無い。健康上の不安だけでなく、県外の宿泊施設や医療機関などで安全確認を求められることに備え、「異常なし」のお墨付きを求めて受ける人が多いのが実情だ。【仙石恭】

 スクリーニングは、体や着衣に付いた放射性物質から出る放射線をサーベイメーターという器具で測定する検査で、県が3月13日から無料で始めた。10万cpm(cpmは1分当たりに検出された放射線量を示す単位)を超えると、水で洗い流す全身除染が必要となるが、3月29日の102人目を最後に、2カ月近く一人も出ていない。検査を受けた人は3月は11万4488人、4月が6万3352人。

 福島市御山町の県北保健福祉事務所の会場では24日、市内に住む主婦、佐藤友美さん(32)が長女妃莉(ひまり)ちゃん(1)を抱きかかえて検査を受け、驚いた妃莉ちゃんはワーッと泣き出した。2人とも値は200cpm以下で「異常ありません」と書かれた紙を受け取った。

 同事務所によると、少なくとも5月以降、基準値の100分の1にあたる1000cpmを超えた例はないという。佐藤さんは「子供の値が気になるので初めて受けて安心した。でも10年後、20年後の影響が心配」と顔を曇らせた。また、25日から東京に旅行に行くという無職男性(66)は「福島から来たというと旅館に嫌がられるのではないかと思い受けに来た」と語った。 各会場では放射性物質の影響を過剰に気にする「風評被害」に備え、異常が無いことを明記した書面を手渡している。3月下旬には、一部の避難所で、入所時に証明書を求めたケースがあった。4月には、福島県から避難した子供が偏見にさらされたり、県民がホテルの宿泊拒否など「風評被害」に遭ったとして、閣僚が是正を呼び掛ける一幕もあった。

 同県南相馬市の相双保健福祉事務所の担当者は「県外に行ったり、医療機関で受診する時にスクリーニングを受けた書面が必要だとの要望が多く、3月中旬から出している」と説明。同事務所では、風評被害に対して抵抗する意味も込めて、あえて異常がないことを示す「証明書」とせず「結果表」との表記にとどめた。


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今日は南相馬市への視察、目ざまし代わりの5:40頃の余震

2011年05月25日 | ニュース・関心事
福島原発震災の毎日の怖さを感じさせる余震で目が覚めました。M5,1震度5弱という揺れでした。この地震のたびに第一原発の放射能漏れを心配するこの状況は東海、東南海、南海地震連動型発生後に重なります。

南相馬市では、一時帰宅が今日行われるとのニュースが流れています。まずは無事でいることに安らぎを感じます。下記の報道、結局、格納容器も損傷し建屋内地下sの高濃度の汚染の理由が明らかになりました。

※※


福島第1原発 1号機と2号機の格納容器に穴の可能性
毎日新聞 5月25日(水)2時31分配信


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福島第1原発の現状と東京電力による解析結果※カッコ内は地震発生後の時間

 東京電力が24日公表した福島第1原発2、3号機で炉心溶融があったとする報告書の中で、1号機は原子炉圧力容器の外側にある格納容器に直径7センチ相当の穴、2号機では格納容器に直径10センチ相当の複数の穴が開いている可能性が初めて示された。東電は炉心溶融による2、3号機の圧力容器の損傷について「限定的」としているが、高濃度の汚染水がタービン建屋に漏れ出すなど、圧力容器やその外側の格納容器の健全性は元々疑問視されていた。東日本大震災から2カ月半。対応に問題はなかったのか。事故収束に向けた工程表の履行も危ぶまれる。【平野光芳、八田浩輔、久野華代】

【東京電力が公開】圧力容器の模型写真

 細野豪志・首相補佐官は24日夕の会見で、「見込みの甘さがあった」と陳謝。「引き続き冷却し冷温停止を目指す。解析に時間がかかるのはやむを得なかった」と釈明した。

 報告書は、2、3号機の冷却システムが停止し、燃料の出す熱で水が減り、圧力容器内の燃料棒(長さ約4メートル)下部まで水位が低下したと指摘。(1)燃料棒の一部が水につかった場合(2)水位が回復せず、燃料が露出し続けた場合の2通りでシミュレーションした。

 2号機は地震から77時間後の14日午後8時ごろ、3号機は42時間後の13日午前9時ごろから炉心の損傷が開始。両機とも、(1)の場合は燃料の半分程度が圧力容器の底に落下し、残り半分は本来の位置にとどまった、(2)の場合は大部分の燃料が落下した--と結論付けた。

 東電は「(2)の方が現実に近い」とみており、2号機では101時間後の15日午後8時ごろ、3号機では60時間後の14日午前3時ごろに燃料の大部分が圧力容器の底に落下する炉心溶融(メルトダウン)が起き、それぞれ6~8時間後に圧力容器が破損した。2号機では計測された圧力データから、格納容器に10センチ相当の複数の穴が開き、1号機で7センチ相当の穴が開いている可能性が浮かんだ。

 1~3号機では水素爆発が発生したが、燃料棒損傷で生じた水素の量を、1号機800キロ、2号機400キロ、3号機600キロと推計した。また、冷却システムが停止し、注水を開始するまでの数時間で、燃料棒を溶融させる3000度近くに達した。吉田正・東京都市大教授(原子炉工学)は「最初の対応が将来の何カ月にも影響している」と述べ、東電や政府が日ごろから深刻な事態を視野に入れていたかどうかという姿勢を問題視する。

 気になるのは事故収束への影響だ。

 圧力容器底部の実測温度は2、3号機で100~170度、1号機で100~120度となっている。燃料が溶けて圧力容器の底にたまり少量の水でも冷却されているという皮肉な事態だが、大規模な放射性物質の放出はないと説明する。

 経済産業省原子力安全・保安院は24日、「形状がどうあれ、燃料が圧力容器内にとどまって冷却されている。収束の工程表に大きく影響しない」としている。

 しかし、小林圭二・元京都大原子炉実験所講師(原子核工学)は「工程表は圧力容器の破損を前提としていない。政府も東電も早期収束に躍起で、作業員にプレッシャーがかかる。被ばくして命を削るのと引き換えに早期収束させるのはもってのほかだ」と指摘する。



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国策としての原発推進犯罪責任を明らかにすることの意味

2011年05月24日 | ニュース・関心事
市民の皆さんのいわき市災害ボランティアセンターでの登録を見届けた後、いわき市役所第一委員会で「福島原発震災の現状と課題」をテーマに開催された政策研究会は、東海地震を控えた静岡市にとても有益な内容でした。

いわき市議の佐藤和良さん「1000年に一度の貞観地震、その18年後の東海、東南海、南海地震を踏まえるなら、福島原発震災がもたらしている甚大な被害、過酷な現実は浜岡原発震災と重なり、日本崩壊につながる」との報告。

その回避策は、国策として進められた原発推進犯罪の責任の明確化させることであり、日本が過去の侵略戦争の責任をあいまいにしてきたことと同じ、一時的に浜岡原発が停止しても、浜岡原発震災を防ぐことはできない」。

この提起に「原発震災が県民を「ヒバクシャ」せしめている現実、被爆データ手帳を県民自身が生存権として主張し持つべき、原発震災後危機管理として復旧、復興、賠償の道筋を提示する必要がある」と上原公子元国立市長。

そして明確な廃炉条件のもと廃炉=エネルギー政策の転換を実現していかなければならない、と。「県民は元の場所で元の生活を熱望しており、そのために賠償を求める」が今の世論で「ヒバクシャ」認識するは違うのでは。

福島原発震災にどう向き合うのかという基本的視点が提示され白熱した議論となりました。その他「20ミリシーベルト問題をめぐる文部科学省」「避難所生活の課題」「プライバシー保護するつみっこ紹介」等の報告。

被災現地での議論は緊張感を含んでおりとても有意義なものでした。




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