まつや清の日記 マツキヨ通信

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定住外国人の地方参政権、田中宏さん軸にトークバトル、衆議院選挙の政治争点に

2008年09月21日 | ニュース・関心事
 久しぶりに興奮したトークバトル。講師の田中宏さんは市民団体と地道な連携と同時に実証的な学問水準を保ちメリハリのある政治的メッセージを発し、最後まで緊張感と好奇心をあふれる会となりました。

 日本は何故に、同じ敗戦国であるドイツのような外国人政策を取らなかったのか、日本の単一民族主義的な要素によるのか、朝鮮戦争という冷戦構造によるのか、の質問に田中さんの回答は刺激的でした。

 冷戦構造が背景にある、しかし、当時ドイツが国籍選択をオーストラリア人に与えたように、朝鮮民族にも同様な措置という国会答弁もされていたが、そうならなかった理由を当時の条約局長に聞いた。

 それによると、吉田茂首相の判断に任された事が要因にあると。そこから、首相の植民地での個人的経験を媒介にした朝鮮民族蔑視感が転換をもたらしたのではないか、と推測する、実証的に追いきれていない。

 こうした田中さんのいくつもの論点提起が、今までにない幅広い4団体、市民団体のアジアを考える静岡フォーラム、経済界の静岡県日韓親善協会、人権啓発団体の静岡人権フォーラム、

 韓国民団静岡県本部関係者の問題意識をくすぐり、筋書きのないトークに発展しました。そして、勿論、実践的アクションとして予測される衆議院選挙の政治争点にしていくための候補者アンケートの提案も。

 参加者も70名弱で会場もいっぱいとなり、参加者の多くが何かこれから始まっていくことを実感できるような講演会で、終了後の懇親会の盛り上がりはそのことを確信させるものでした。乞うご期待。

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