まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

「国を変える力は「地方自治にあり」」プレ京都研究会 福嶋浩彦さん講演会

2013年07月25日 | ニュース・関心事
下記の勉強会を自治体議員政策情報センター虹と緑幹事会を活用して静岡市議会を会場に開催します。急なご紹介で恐縮ですが、参加可能な方はお出かけ下さい。

テーマは、「国を変える力は「地方自治にあり」をテーマに、県内自治体のアセットマネジメントとこれからの自治体。

沼津市、三島市、静岡市、焼津市、島田市の議員会員の方々10名ほどの参加者が予定されています。

7月26日(金)14:00~17:00 
静岡市議会第二委員会室

1、プレ・京都研究会 「地域の質を高め、小さくする」 講師 福嶋浩彦さん(中央学院大学教授・元我孫子市長・前消費者庁長官) 14:00~15:30
 
 14:00~14:20まで、静岡市、沼津市のアセットマネジメントの実情報告(10分づつ)

 14:20~15:20 福嶋さんの講演 
 15:20~15:45  質疑

<休憩>

2、プレ・京都研究会 「脱原発首長会議のヨーロッパ視察と今後」 講師 上原公子さん(脱原発首長会議事務局長・元国立市長)  16:00~17:00

 16:00~16:40 上原さんの講演
 16:40~17:00 質疑
  
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まつや清 TEL 054-209-5677 / FAX 054-209-5675
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厚生委員会視察三日目 福岡県 テーマ 次世代育成支援行動計画

2013年07月25日 | ニュース・関心事

視察最終日は上記テーマの福岡県。昨日の段階で呉市から福岡市に移動。写真は博多で一番おいしいと紹介されたラーメン。確かにおいしかったです。次世代育成支援行動計画は10年の時限理法として制定された次世代育成支援対策推進法によります。

「少子化の流れを変えることを目指し、子どもが安心して産み育てることができ、子どもが健やかに育つ社会づくり、子育てを地域全体で支え応援する社会づくりを進めていく」ために2005年~09年を前期、10年~14年を後期として計画されました。

年間出生数46,000人という全体数値目標を掲げ、待機児童ゼロなど7つの政策体系と41の数値目標、名称も「出会い・子育て・応援プラン」とあり、晩婚化対策として「婚活」事業支援もやっており既に200組以上のカップルが誕生したとのこと。

次世代育成支援推進法が2014年で終了し、昨年成立した子ども子育て関連支援法に基づく子ども子育て支援事業計画にどのようにつなげていくのかに関心がありました。ただ、計画を審議する子ども子育て会議を6月議会で条例制定したばかり。

準備段階としては静岡市と同じレベルとのことで、突っ込んだ議論にはなりませんでした。福岡県と政令市である福岡市・北九州市との施策体系の整合性がどのように調整されているか、41の数値目標を具体化する推進本部の在り方について質疑。

8月9日(金)に松風会主催(代表 小川央弁護士)による第2回ランチトークにて「静岡市の子ども子育て支援事業計画」テーマで報告をします。11:50~13:00 静岡市議会応接室 視察報告も含めての勉強会です。興味のある方はご連絡を。

厚生委員会視察二日目 呉市 テーマ 国民健康保険事業 子育て「ほっとあんしん」事業

2013年07月25日 | ニュース・関心事

写真は、呉市大和ミュージアムでの10分の1模型の戦艦大和。2005年開館以来800万人入場者という。「歴史認識」に関わる表現は一切なく、呉市海軍工廠での大和の建設過程が淡々。印象に残る表現は随所にみられる「戦艦大和」の製造技術が日本の高度成長技術(例えば鉄板の溶鉱炉技術にとか)に貢献したという指摘。人間特攻魚雷の実物も置かれている。

人口 239,401人 国民健康保険加入者 53,943人(人口の約23%) 高齢化率 約31%(同規模人口都市で第1位) 1人当たり医療費 40万8千円(国の1,34倍、広島県内1,11倍) 10万人当たりの医療施設 175施設(国の1,27倍、県の1,13倍) 病床数 1,924床(国の1,44倍 県の1,22倍) 大規模病院 400床以上の病院3機関。

静岡市は政令市中で国保料が一番高く予算時期の2月議会では市民団体、商工団体から毎年にように引き下げ陳情が出されています。呉市も毎年値上げしているが、加入者の高齢化、無所得者の増加の中、1、収納率の向上、2、医長費の抑制に対する取り組み、特に2のレセプトデータベースを活用した加入者の医療費軽減、健康増進、医療費の節減がテーマ。

広島県内のレセプトデータのデーターベース化ソフト導入に4000万、毎年の運営費が2700万。毎月医療費負担上位3000人に国保連合会からレセプトデータを入手し毎月医療費負担上位3000人に200万円かけて、特許期限の切れた低価格のジェネリック薬品の情報提供、利用を促進することで医療費1億2200万の削減を実現。国保における薬品費は30億。

資料で1年間これまで70万の医療費の加入者がジェネリック使用で45万の薬剤費、国保3割負担で7万6000円の削減効果ありと。このシステム導入には、ジェネリック薬品に疑問を持つ医師もあり医師会との協議が20005年から始まり08年に実現。私自身、3月予算議会で市立病院のジェネリック利用について質問しているので非常に興味深いデータ。

更に、このシステムを使って加入者が一つの医療機関だけでなくいくつもの診療所にいって薬だけ沢山もらってくる重複服薬履歴データ。更に生活習慣病で継続的な受診者が3ヶ月以上放置しているリスト、人工透析(年間費用600万)移行者防止リスト、次々に活用できる事例が紹介されました。個人情報の問題が当然ありますが医療費削減に効果あります。

静岡市でも、特定検診によって成人病防止による医療費削減プラグラムが2年前に施行されています。呉市の取り組みを参考に実情調査しなければと思いました。2つ目のテーマ 子育て「ほっとあんしん」事業について、地域とのネットワークが課題と言うことでしたが、報告が長すぎますので違う機会に。今日はこれから福岡県次世代育成支援行動計画視察。