映画『靖国』を観る

私は１３日の１３:１０からの上映会にいきましたが、会場のアイセルはあふれんばかりの観客で大成功でした。準備された実行委員会の皆さん、奮闘に敬意と感謝です。

映画は、とてもある意味で静かな映画で、靖国神社に係る「右から左」という表現は適切でありませんが、あらゆる関係者が登場し「靖国」への視点を提供しています。新鮮な感じさえしました。

主テーマが靖国神社の御神体が日本刀であることから、刀匠の刈谷直治さんを追いかけ続けている映画でもあります。刀、剣道、突撃、中国人の首切りシーンは胸を突きます。

この映画がどうして自粛映画になってしまっているのか。実行委員会のメンバーに「もう何度観ました？」「ウーン3回くらいかな。どうしても眠ってしまう時があって、毎回新鮮ですね」。

確かに私も1回眠りました。しかし、多くを考えさせられる映画です。「命を懸ける」ことの怖さを回収する「精神的装置としての靖国」、普遍性をまといながら西郷隆盛が合祀されていない排他的「靖国」。

パンフレットのリ・イング監督と土本典昭氏の対談が実に面白いです。映画鑑賞後はご購読をすすめます。

G8解決できず、原油高騰、穀物高騰～その背景を探る～ 勉強会

G8サミットが終わり、秋の政局へと向かうマスコミ世界。自民党、民主党の党大会に照準が合っていくものと推測されますが、少し地道な勉強会で知的レベルを高めたいと思います。

　地域政策研究所　公開勉強会ーサブライムローンの破綻と原油高騰、穀物高騰～その背景を探る～

　7月26日（土）14:00－17:00　アイセル21　資料代　500円
　講師　青木秀和さん（緑の共生社会研究所）
　連絡先　 054－209－5676 、5677

暫定税率で下がったガソリンの値段が、自民党・公明党の３分の２議決で元に戻り、と思ったのもつかの間、とどまるところを知らない値上がり。社会のあちこちで悲鳴！いったい何がおきているのでしょうか。

そして、それに影響されてバイオ燃料開発にとまなう穀物高騰。世界中が不安の中に入り込んだかのようです。アメリカのサプライムローンに向かっていた投機マネーが穀物に、石油に向かい始めているのでは。

こうした中で、エコロジストでもあり、最近『お金崩壊』（集英社新書の本を出版された青木秀和さんにお招きしお話を聞く機会を準備しました。是非とも参加ください。