まっしゅ★たわごと

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新生!!大阪富国生命ビル

2010年11月13日 21時36分09秒 | 建築



舌から見上げると、通常のカーテンウォールに対して、飛び出しているガラス面と凹んでいるガラス面があり、それらとの間に生じている黒い影が不思議なコントラストを醸し出している。このビルをこの場所で見上げた時、私は「まるで、ボーリングのスコアのようなビルだなあと」思った。








反対側の道路から少し遠目に見上げてみると、見上げる位置によって様々な表情を呈しているのが複雑で面白い。






建物としてはおそらくメインとなる曽根崎警察署側の交差点に面した部分の角は、より複雑な様相を晒しているが、





このような怪奇な納まりのカーテンウォールで構成されたビルの工事は、現場の所長さん泣かせだったのではないだろうかと思ってしまう。サッシ施工図の作製やそのチェックも洒落にならんかったのではないだろうか。。。





ちなみにこの建物、設計したのはフランスの建築家ドミニク・ペロー氏。ここ近年になって梅田にも世界を股に掛けて仕事をしている外国人建築家の建物が建つようになってきたなあと思う。





ドミニク・ペロー氏と言えばパリにあるフランス国立図書館というのがあるが、これが驚くことに36歳のときに国際設計コンペで勝ち取った仕事であるらしいのだ・・・すごいね。





ただの複雑怪奇な建物と捉えるか、高度な技術の元に造形された前衛的な建物と感じるか、人によってその印象は様々だと思うが、この建物を取り囲む街の印象がどう変化していくのか楽しみなところでもある。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
カッコイイ (メグ)
2010-11-15 19:33:55
ビルも写真もかっこいいですねー。
最後の写真が切り絵のようだ♪
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アリガトー (まっしゅ)
2010-11-15 23:15:09
ありがとうございますー。
一度、本物の切り絵をやってみたいなあ
って最近思っています。
なんか面白そうじゃないですか??
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