映画「アンジェラ」を見たのは、この前の日曜日。世界的大ヒット映画の「ダ・ヴィンチ・コード」にしなかったのは「アンジェラ」の興行期間が短いと思っているからなのだ。なにしろ、本国フランスでは総スカンを喰らったらしいのだから、早期興行終了の可能性は大きいのである。
そんなこともあってか、イメージソングや応援ソングとしてエンヤや山崎まさよしとのタイアップをするも、もちろん劇中で用いられることは一切無く、本当に集客出来ているのかと心配して訪れたのであるが、意外にも梅田ピカデリーの大きなシアターのおよそ3割程度の座席が埋まっていたのがせめてもの救いであった。
で、前置きはこのくらいにしておいて、作品の内容はというと「悪くはないけど、大して良くもない」といったところで「可もアリ、不可もアリ」という表現が適切なのではないかと思っている。
「可もアリ」という部分に於いては、私が美しいと思うパリの情景がロケ地として多く起用されていて、それはもちろんGW中に私が赴いたパリの一部分であり、そのほとんどの映像が私の良き想い出とマッチングしたこと、そして、まるでファンタジー映画を観ているかのような「切なく、強く、激しく、そして儚い愛のカタチ」が描かれていることかなと思う。
逆に「不可もアリ」というのは、ストーリーがシンプル過ぎて物語の途中から若干の気だるさを覚えたり、従来のリュック・ベッソンの作品から考えるとあまりにも拙いカメラワークに「え?」っと驚かされてしまうところなのかなあと感じた。
更に、今何故モノクロ映画なのかということを考えると、それは取りも直さずヒロインのアンジェラの肌の白さ(神秘さ)を表現するための手段であり、同時にアンドレの黒さ(醜さ)を演出するための技法でしかないのだが、そのメッセージだけは強烈に伝わってくるので、まあまあそれは正しい選択肢だったのかなあと思ったりもする。
遅ればせながら、旅行記をちょっと拝見しました。まだ全部読んでおりません。
とても臨場感があって面白いですね。
昔、フランスを数日間旅行したことをリアルに思い出しました。
私も今フランス語を微量かじっているのですが(覚えた端から忘れちゃう。涙。)
めるし の雰囲気、わかるような気がします。
お写真の内容と違うコメントで失礼いたしました。ではまた。
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Keikoさん
そうですね~。
私は、昔のモノクロ映像見ながら「どんなカラー」だったんだろうと想像してみるのも好きです。