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【超ネタバレ!】映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』を見てきた☆

2013年08月25日 22時11分01秒 | おすすめ
【超ネタバレ!】映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』を見てきた☆





8/23(金)封切りの映画やったけど早速見に行ってきた。朝から続く大雨の影響で映画館の来場者は少ないはずと思っていたが、販売窓口はけっこう混んでいた。混んではいたのだけれども、目的の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』は200余名定員のスクリーンで多く見積もっても40-50人程度の観客という少なさで鑑賞することができた。
















J.J.エイブラムス監督の2009年の映画「スター・トレック」に続く第二弾。1960年代から続くカーク船長とミスター・スポックのシリーズの平行世界を描いた作品である。前作では、バルカン星が消滅したりとショッキングなシーンがあったけど、今作においても、カークの恩人で旧作のTOS(以下、旧作)でも重要な役どころをなっているパイク提督がまさかの殉職。更には、ベネディクト・カンバーバッチ演じるジョン・ハリソンという人物について、トレッキーならば旧作の映画2作目といえば「スタートレックII カーンの逆襲」を思い出すわけで、一人で人類を敵に回すところにおいて、カーンみたいだなあと思いつつ『まさかそんなこと無いよな』って思って見ていたら、「まさかのカーンやった」というところが実に面白い。何故ならばCMや公式ホームページのの中でも全く触れられていない部分だったのでぶったまげた。

更に、エンタープライズ号とそのクルーを救うために自ら命を落とすシーンは「スタートレックII カーンの逆襲」を彷彿とさせ、更に言えば旧作ではスポックが命を賭した行いを今作ではカークが行っているところも旧作ファンにとっては『あぁ、入れ替わっているぢゃん!』と旧作へのオマージュというか妙にドキドキするところでもあった。さらにキャロル・マーカスという名の科学者の登場もしかりである。次回作以降、乗組員たちとどう絡んでくるのかも興味のあるところでもある。

更に更に言えば、ザッカリー・クイント演じる若いスポックがニューバルカンにいるレナード・ニモイ演じる老スポックと交信を取り「カーンとの戦い」について尋ねるというシーンもちょっとドキドキさせられた。

カークが一度死んでから蘇生に至る過程はカークが死ぬときには既にわかってしまったが、一度死んだ登場人物の蘇生とエンタープライズ号がお釈迦になるところは「スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!」を想起させ、更に事件が終わって新造された美しいエンタープライズ号がカークの手元に戻るのは「スタートレックIV 故郷への長い道」のエンディングシーンにも相通じるところがあるように思う。今作のエンディングでは、カーク船長の指揮下、エンタープライズ号がで5年間の深宇宙調査へ向かうシーンで幕を下ろすので旧作とはやはり時間軸があっていないパラレルワールドであることを思い出させる。

ミスター・スポックと言えばレナード・ニモイだと思っていたけれども、ザッカリー・クイント演じるスポックもなかなかいい味を出しているなあと思う。それは、クリス・パインなど他の登場人物についても同じである。スポックとウフーラの恋の行方も気になるし、今からもう次回作が待ち遠しい感じである。次回作と言えば、監督のJ.J.エイブラムス氏、スターウォーズも手掛けることになるとか。旧作時代は個人的には「スタートレック」と「スターウォーズ」は対極の位置にある娯楽映画だと思っていたのだけれども、これらを同じ監督が手掛けるというのは何とも不思議な感じがする。

このシリーズ、コアな旧作ファンの中には賛否両論があるようだけれども、個人的にはいたく気に入っている。100点満点で表わすならば150点くらいかな。あれれ??エンドロールの最後の最後で旧作のオープニングフレーズがさりげなく流れたのが効いているのかもしれないなあとも思う。


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