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【cinema】『ジュラシック・ワールド』

2015-08-24 00:05:56 | cinema

'15.08.07 『ジュラシック・ワールド』鑑賞@TOHOシネマズ日本橋

 

続編が製作されているのは知っていたけど、実はあまり見る気はなかった。でも、TLでの評判がとっても良かったので、急遽見に行くことに。

 

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「コスタリカの島にオープンしたジュラシック・ワールドは連日2万人を超える入場者で賑わっていた。グレイは運営会社のCEOである叔母を訪ねて兄と共にやって来るが、多忙な叔母は部下の女性に任せきり。部下を振り切りパークを堪能するも、新種の肉食恐竜インドミナス・レックスが檻から脱走してしまい・・・」という話。まぁ、恐竜に襲われてパニックになる話なので、ストーリー自体はそんなに重要視していないのかな? まぁ、人間ドラマを盛り込んだ傑作にすることも可能だと思うけれど、そうはなっていないし、そもそもそこを狙ってもいないのかも? まぁ、どれだけ恐竜を堪能できるかってことが重要だと思うので、そういう意味では成功していると思うし、とっても楽しめた

 

1993年公開の『ジュラシック・パーク』、『ロスト・ワールド / ジュラシック・パーク』、『ジュラシック・パークⅢ』に続く第4弾。前作からは14年を経ての続編ということで、キャストも一部を除き一新されているけれど、リブートではなくて続編となっている。毎度のWikipediaによりますと、2006年6月の時点でスティーブン・スピルバーグが4作目の構想があることを語っており、2004年には脚本も書き上がっていたようだけれど、この脚本はボツとなり長く延期されることになったらしい。2007年にはローラ・ダーンが出演依頼を受け、リチャード・アッテンボロー、ジェフ・ゴールドブラムも興味を示していたらしいけれど、結果的には彼らの出演はなかった。アッテンボローも亡くなってしまったし 2013年サンディエゴのコミコンで、スピルバーグは本作の製作を発表。2013年1月11日に3Dで撮影することと、2014年6月13日に公開すると発表したが、後にこれは否定された。3月14日にコリン・トレボロウが監督と共同で脚本を担当することを発表。グラント博士役のサム・ニールは出演に関心を示していたものの、出演の可能性は低いだろうと語っていたそうで、本作への出演はなし。2013年9月10日ユニバーサル・ピクチャーズは2015年6月12日に3Dで公開することを正式発表。2014年2月24日にヴィンセント・ドノフリオが悪役で出演することが決定。イルファン・カーンがパーク所有者として、1作目でヘンリー・ウー役で出演したB・D・ウォンが同役で出演することが決定。主役であるオーウェン・グラディ役はジョシュ・ブローリンとの交渉が決裂し、クリス・プラットに決定したのだそう。うーん。クリス・プラットで正解だったと思う 

 

噂されていた羽毛恐竜の登場はトレボロウ監督がTwitterで否定。海生爬虫類、夜行性の恐竜が登場することを示唆しており、海生爬虫類はモササウルスではないかと言われていたそうで、これは本作に登場し重要な役割を果たしている。ディアボルス・レックスという新種の肉食恐竜がメインとなると言われていたそうだけれど、これはインドミナス・レックスのことだよね? 

 

2015年6月12日に全米、世界各国で公開。オープニング週末3日間の興行成績が、全世界で5億2410万ドルという驚異的なヒット! それまでトップだった『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を抜き、第1位を記録したとのこと 日本では当初は8月7日公開予定であったが、この世界的大ヒットを受けて、8月5日公開に繰り上げ、異例の水曜日公開となったとのこと。3日だけじゃん と、長々Wikipediaを見ればいいことを毎度毎度書いておりますが、自分用備忘メモとして残しておきたかったので(o´ェ`o)ゞ

 

何度も書くけどストーリー自体はシンプルだけど、人的ミスや予期せぬ問題などが重なって、大惨事となるわけで、そこに至るまでを無理なく描いていたと思う。小学生の弟グレイ・ミッチェル(タイ・シンプキンス)と高校生(かな?)の兄ザック(ニック・ロビンソン)が両親に見送られてジュラシック・ワールドに旅経つところから始まる。2人はアメリカ人かな? 恐竜オタクの弟はワクワクしているけれど、女の子のことで頭がいっぱいの思春期兄は全く興味がない様子。コスタリカの島では叔母のクレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード)が出迎えてくれるはずだったけれど、運営会社のCEOである彼女は超多忙で、数分話すのが精一杯。そもそも、甥っ子たちにもあまり興味がない様子。2人はクレアの部下の女性にワールド内を案内してもらうことになる。叔母のおかげでファストパスを使ってのVIP待遇だし、2人もその方が気楽というようなお年頃。ただし、子供代表として恐竜に襲われる役なのだから、2人きりになってくれなきゃ困るわけで、後に当然部下の女性とはぐれることになる。まぁ意図的にはぐれたんだけど(笑)

 

ワールドは公開を間近に控えた新種肉食恐竜インドミナス・レックスの管理で忙しい。オーナーのマスラニ社長(イルファン・カーン)も期待を込めている。そんな中、新たにアドバイザーとして雇われた元軍人のオーウェン・グラディ(クリス・プラット)は、凶暴なヴェロキラプトルを訓練しコントロールできるようになっていた。世界中の飼育員さんたちがマネした画像を投稿してネットを賑わせたあのシーンは、飼育員がラプトルの檻に落下してしまった際にオーウェンがしたポーズ。オーウェンとクレアが1度デートしたことがある間柄というのは、ラストに生きてくるわけだけど、パニックものにありがちな最初は反発していたけれど恋に落ちるパターン用でもある。2人がインドミナス・レックスの様子を見に来ると、体温を感知して個体の居場所を確認する装置(?)が反応しない。しかも檻の壁面には無数の爪による傷痕。まさか塀を乗り越えたのか? オーウェンは檻に飼育係と共に降りてみることにする。するとインドミナス・レックスはまだ檻の中にいた! そして2人を襲い、檻を壊して外に出てしまう!

 

『ジュラシック・パーク』の時点では、琥珀に閉じ込められた恐竜の血を吸った蚊からDNAを取り出し、恐竜を再生していたけれど、現在では技術が進みDNA操作で新種の恐竜を生み出すことが出来るようになっていた。巨大で獰猛な恐竜をというオーナーの希望に沿うため生み出されたインドミナス・レックスには、様々な恐竜の他にイカやカエルのDNAが加えられていたため、体温調節ができ、擬態することもでき、知能の極めて高い最恐の恐竜が誕生してしまったのだった。当然ながら、万が一恐竜たちがパーク内に出てしまった場合の対処法がマニュアル化されており、即座に指令が発動するけれど、インドミナス・レックスのスペックについては想定外で、屈強な男たちも次々犠牲になってしまう。

 

CEOとして指示をしつつも、甥っ子たちが部下とはぐれ2人きりで行動していること、ジャイロスフィアという全面ガラス張りの乗り物に乗ってパーク内に出たまま戻っていないことを知り、オーウェンと共に探しに行くことにするクレア。途中、2人がインドミナス・レックスに襲われた巨大草食竜を看取るシーンは涙が出た 一方の甥っ子たちも、心配する弟をよそに、ジャイロスフィアでコースをどんどん外れていく兄というのも王道パターン。当然ながらインドミナスに襲われる。襲われるけど当然助かる。2人は意外なサバイバル能力を見せ、途中ジュラシック・パーク時に放置されたジープを発見。なんと修理して動かせたりもする。一歩遅れて到着したオーウェンとクレアも、インドミナスに襲われつつ、彼らがここに立ち寄った手がかりを得る。当然ながら2人と合流できるのだけど、意外にも避難が始まっている広場的な場所だったりする。チビッコたち頑張ったね! まぁ、兄はチビッコってわけではないけど(笑)

 

一方、自らヘリコプターを操縦してインドミナス・レックス捕獲に向かったオーナーは、逆に襲われ墜落。命を落とす。イルファン・カ-----ン しかも、翼竜プテラノドンを大量に放出してしまう。部下の女性は兄弟たちの(というか大勢の来場者たちの)目の前で、プテラノドンにさらわれた挙句、巨大海生恐竜モササウルスに食べられてしまう。この部下の女性は彼氏との電話で夢中になって、甥っ子たちにまかれてしまうダメ部下ではあるけど、ここまでの目にあわなくてもという目に遭ってしまう。まぁ、パニック映画には必要な役ではある。この辺りテレビ画面とかで見るとCGが浮いちゃったりするのかな? そういう部分って解消されたりしてるのかしら? まぁ、いいけど(笑)

 

オーウェンとクレアは広場で甥っ子たちを発見! 思わず抱きしめてしまうクレアの安堵感は分かる。甥っ子たちへの愛情もさることながら、死なせてしまったら大変なことだし。すでに死者は多数出ておりますが・・・ 管理棟へ向かうジープの中で、もう離れないでと言うグレイに、絶対に離さないわと答えるクレア、でもグレイは彼だよ!彼に一緒にいて欲しいとオーウェンを指差という笑いも入れつつパニックは佳境へ。ここで今回の悪役ホフキンスが本領発揮。オーウェンがラプトルをコントロールできることに着目したホフキンスは、ラプトルを兵器として活用したいと考えていた。ホントにさぁ・・・ お金になればなんでもいいのかね? まぁでも、さらに被害を広げてしまう人物は必要。何度もこの方法を主張しては退けられていたけれど、オーウェンはここに活路を見出したようで、この案を受け入れる。ラプトルたちをパーク内に放ち、自分たちも後を追う。

 

一方パーク内では全島避難が呼び掛けられ、人々は次々に船で脱出。管理棟の人々も避難し始める。来場者の避難のメドがついたからかもしれないけれど、これはちょっと無責任では?思っていると、恐竜オタクの職員が1人残る決意をする。この小太りの彼がかっこよく見えるシーンではあるものの、思いを寄せていた同僚に彼氏がいることが判明してしまうというコメディシーンにもなっている。時々笑いを入れてくる感じは緩急になっていてよかった。そして何故かサッサと逃げないクレアと甥っ子たち。もちろん、この後最大の見せ場があるから!

 

インドミナス・レックスのDNAにはラプトルのDNAが使われていたため、4頭のラプトルをコントロールし始めるインドミナス。オーウェンたちも襲われてしまうが、オーウェンといい人飼育員としか説明のしようがないオマール・シーは当然無事。オマール・シーの役必要だったかな? まぁいいけど(笑) ラプトルたちが研究所内にいたホフキンスを襲い悲惨な死を遂げるのは悪役の務めとして、ヴィンセント・ドノフリオのムカツキ演技はよかったものの、この人そこまでの悪役でもなかったな。でもまぁ、悪役はあくまでインドミナスなのでOK。

 

やっと脱出しようとするクレアと甥っ子たち。しかしラプトルに襲われてしまう。オーウェンも合流するが、インドミナスに誘導されたラプトルたちは制御不能。とうとう囲まれてしまう4人。そこで必死に彼らを落ち着かせようとするオーウェン。彼を認識し出すラプトル。しかし、そこにインドミナス・レックスが現れ、ラプトルたちを襲い始める。必死に逃げる4人を執拗に追うインドミナス。どれだけ食べれば気が済むんだよとか思うけれど、前述の瀕死の巨大恐竜のことは捕食目的ではなく、殺すことを楽しむために殺したらしい。要するに狩りの練習? となれば、4人を追い詰めてることも楽しんでいるのかも? そんな中、恐竜オタクのグレイがインドミナスの歯が足りないという趣旨のセリフを言う。ここ、ネット上では、誤訳意訳が多いことで有名な某大御所の方が字幕担当だったため、誤訳ではないかと議論を呼んでいるらしい。どうやらグレイのセリフ"We need more teeth"は「歯がたたない」という意味を持つセンテンスだそうで、それを直訳的に訳してしまっていることが原因らしいのだけど、中にはそういう意図でも使っているのではないか?とおっしゃっている方もいる。自身はヒヤリングも全くできてないし、英語全然分からないので、正誤のほどは分からないけれど、要するにグレイの一言がヒントになって、クレアがある行動をとることになったということが重要。

 

クレアはある檻の前に松明(だったよね?)を持って立っていた。1人残ったオペレーターに檻のゲートを開けるように依頼。 T-REXのいる檻。クレアはかなりの高さのヒールにスカート姿でT-REXを先導するかのように激走! 彼女に食いつかんと迫って来るT-REX。主役は死なずのセオリーがあるとはいえ、やっぱりドキドキしてしまう。インドミナス・レックスと対峙したT-REX。2頭の死闘が始まる。インドミナス優勢か?となった時、現れたのがラプトルの一頭リーダーのブルー。そしてインドミナスに襲いかかる。王道過ぎるパターンだけどやっぱり感動してしまうし、ブルーを愛おしく感じてしまったりする。形勢逆転したT-REXが海にインドミナスを押し出す。するとモササウルスが現れてパクリΣ(=Д=ノ)ノヒィィッ!! よく考えるとモササウルスが一番スゴイんじゃと思ったりもするけど、ここはやっぱりT-REXでしょう。T-REX! T-REX!! T-REX!!!(V8! V8!! V8!!!口調で)と心の中で叫んでしまう。そして、よく考えるとこの状況は一難去ってまた一難なのでは?と思うけど、そこは何故か4人を襲うことなく去って行くT-REX。このT-REXは1作目に登場したのと同じ個体だそうで、1作目のラストではラプトルを捕食して、結果主人公たちを救ったんだよね? そのオマージュなのかな? 一頭のみになってしまったラプトルのブルーは、チラリとオーウェンを見るとT-REXを追って去って行く。ここもちょっと胸キュンポイント。彼女は彼女なりにオーウェンと信頼関係を築き、別れの時が来たことを悟ったということなのかな?

 

4人は無事脱出し、空港?港?のようなところで、クレアの姉であり甥っ子たちの母であるカレンと再会。グレイは両親が離婚してしまうのではないかと心配していたけれど、両親揃って迎えに来てくれた。まぁ、このグレイの心配自体が唐突で、取ってつけたみたいな感じだったので別によし。最後はクレアがオーウェンのもとに行き、「私たちこれからどうするの?」と尋ねると、「一緒にいよう」と答えてキスしてTHE END。あらあら(*/∀\*)イヤン と思ったりもするけど、チビッコも見るわけだから、このくらい分かりやすいハッピーエンドでいいと思う。王道過ぎる( ̄ー ̄)ニヤリなエンディングだった。

 

キャストは小者感漂う悪役のヴィンセント・ドノフリオが良かった。嫌なヤツ感満載。でも小者(笑) グレイ役のタイ・シンプキンスくんは上手かったしかわいかった。一作目と同じ役で出演のB・D・ウォンが『フォーカス』(感想はコチラ)に続きイイ味出してた。一作目でのことが全然覚えてないけど(笑) 前知識入れなかったのでオーナー役でイルファン・カーンが出ててビックリ。野心的で精力的ではあるけれど、正しくないことには毅然としてNoと言える人物を好演。とはいえアッサリ死んでしまって二度ビックリ(*`ロ´ノ)ノ  オーウェンのクリス・プラットはザ・ヒーローをイヤミなく演じてたと思う。特別コミカルなシーンでなくても、なんとなくコミカルというか、かわいらしく感じるのはクリス・プラットの個性ゆえ?

 

クレアのブライス・ダラス・ハワードも良かったと思う。読売新聞夕刊に載ったインタビュー記事によると、嫌な人と観客に拒否されないバランスを考えて演技したとのことで、コリン・トレボロウ監督に何度も確認したとのこと。まぁ、嫌な人ではなかったけど、前半はいい人とは言い切れなかったかな(笑) その辺りの演技も良かったと思う。ヒールでの激走は足首を強化して、スポーツ選手のように準備したそうだけれど、あのシーンはスゴカッタ! こういう作品の場合、俳優の演技って評価されにくい傾向にあるけど、こういう作品こそリアリティが必要になるわけだから、俳優の力量って大切だと思う。そういう意味で皆よかったと思う。

 

1作目は映画館で見たし、テレビなどで何度も見た。2作目は見たと思うけど全く記憶がない。3作目は見てないと思う。テレビで見たかも? そんな関心度だったシリーズだけど、新しく生まれ変わって楽しかった ストーリー展開、根底にあるメッセージ、ハラハラドキドキ感などは1作目にかなわないけど、かなり楽しめた。1作目のオマージュとかたくさんあるみたいなので、事前に見てから見ればよかった(´・ω・`)  とにかくCGがスゴイ! ジャイロスフィア乗たい! このテーマパーク出来たら絶対行くよね?(・∀・)ウン!!

 

シリーズ好きな方はオススメするまでもなく見てるよね(笑) 怖いけど残虐シーンはほとんどないので、チビッコにもオススメ。ご家族で是非 

 

『ジュラシック・ワールド』Official site

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