マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

先輩の遺品&父の遺品・・・『ミニ聖書』 そして 『主の昇天 祭日』・・・『わたしは天と地の一切の権能を授かっている。』

2020-05-24 05:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。
今日は5月24日。日曜日。快晴。

 主日の今朝、思い出したこと。
   
        会葬御礼・・・   『ミニ聖書』
   
                                     
    その昔。
    何十年も前。


          私の父が大変尊敬する先輩が亡くなって、ご葬儀がありました。
     父は、
          私が洗礼を受けたイグナチオ教会でご葬儀ということに、大変驚きました。
            又。
          尊敬する先輩がカトリック信者であることを初めて知って、大変な驚きでした。

         
            先輩は、ご自分の御意志で、 葬儀の 『会葬御礼』 として 
              会葬者全員の手元に 『ミニ聖書』 を遺されました。



        私の父は亡くなる前に・・・
         『お前の信じる神の言葉をずっと読んでいたよ。』 と私に言った。

                                    私は知りませんでした。


       尊敬する先輩、 そして 自分の娘、 が一番大切にする『聖書』
         父は、通勤の背広のポケットに『ミニ聖書』を必ず入れて、
              通勤道中に読み続けていたのです。


         父の死後・・・
             私は、 『赤線の引かれたミニ聖書』 を見て、 涙しました。
             私は、 父の心の有り様を垣間見て、 涙が止まらなかった。


そして。

今日は5月24日。復活節第七主日。

                    『主の昇天 祭日』         
 

私の教会では、3月8日以来主日ミサがなくなって約3ヶ月。今日もミサ中止です。


『今日の入祭唱』

      『ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。
        あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、
   天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。』

              使徒言行録 1章11節

   
今日は、『主の昇天 祭日』 です。

第一朗読、第二朗読、そして 福音の順番、を取り替えて、読んでいきたいと思います。
                           よろしくお願いいたします。

まずは。

『今日の福音 イエスの御言葉

   『そのとき、
      十一人の弟子たちはガリラヤに行き、 イエスが指示しておかれた山に登った。

     そして、
                イエスに会い、   ひれ伏した。
   

              しかし、疑う者もいた。


イエスは、近寄って来て言われた。

          「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。 
    だから、
         あなたがたは行って、 すべての民をわたしの弟子にしなさい。
            彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、
         あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。

          わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」
               マタイ福音書 28章16-20節


              イエスは復活の後・・・
             約束の場に、 現われました。
           弟子たちは、イエスの出現に畏れ多く、イエスの前にひれ伏しました。 
              しかし、ある弟子たちは、イエスかどうか疑いました。

       そこで、
          復活したイエスは、弟子たちに、イエス亡き後を託したのです。
              イエスは、 『イエスの時代』 が終わって、 
           これからは 『教会の時代』 になることを教えたのです。


       イエスは、弟子たちを派遣するにあたり、言われました。
           「あなたたちに、 『私の権能』 を与えます。」    
 
                『福音・良い知らせ』 を告げなさい。
            信じる人に 『洗礼』 を与えて、弟子にしなさい。
         あなた方に 『命じたこと』 をすべて守るように、教えなさい。
               苦しむ人たちを、訪ね、癒しなさい。

      もう一つ。

      イエスは、弟子たちを派遣するにあたり、『励ましの言葉』 を与えました。

          『わたしは、世の終わりまで、いつもあなた方と共にいる。』


      弟子たちは、 『イエスの言葉』に、 勇気を与えられました。
        その後。
      弟子たちは、 『聖霊』を受けて、 自信もできました。

         弟子たちは、 イエスの霊、聖霊に導かれ、 宣教に励みました。
    それは、最後にはイエスのために自らの命を捧げ殉教する程の、 確信だったのです。


       今の私たちも、キリストと結ばれ、聖霊に導いて頂きながら、
       教会の発展のために力を出せるようになりたいものですね。

     
次に。

『今日の第一朗読 使徒言行録 イエスの昇天


         『イエスは苦難を受けた後、
        御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、
          四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。

   そして、
         彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。

      「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。
   ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである。


         あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。
     そして、 エルサレムばかりでなく、 
          ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、
              わたしの証人となる。」


        こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、
       

           雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。

        イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。
    すると、   白い服を着た二人の人がそばに立って、  言った。
   

        「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。
         あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、
     天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」』

              使徒言行録 1章1-11節


   いよいよ。
      弟子たちの共同体は、イエス亡き後、 『新しい道』 を歩み始めます。


        最後の晩餐で、
        弟子たちは、イエスから愛し抜かれ、イエスから励ましを受けていました。
         『私は去る。しかしすぐに聖霊を送り、いつもあなた方と共にいる。 
            恐れることなく、大胆に、宣教を始めなさい。』
 と。
                 『教会』 の始まりです。

          弟子たちは、聖霊に導かれて、『教会』 を築いていくのです。


最後に。

『今日の第二朗読 使徒パウロの言葉 神の偉大な力

   『皆さん、 どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、栄光の源である御父が、

あなたがたに知恵と啓示との霊を与え、神を深く知ることができるようにし、
        心の目を開いてくださるように。

そして、
    神の招きによってどのような希望が与えられているか、
聖なる者たちの受け継ぐものがどれほど豊かな栄光に輝いているか悟らせてくださるように。

また、
わたしたち信仰者に対して絶大な働きをなさる
     神の力が、どれほど大きなものであるか、悟らせてくださるように

神は、この力をキリストに働かせて、
     キリストを死者の中から復活させ、天において御自分の右の座に着かせ、
     すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、
    今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました。


神はまた、
           すべてのものをキリストの足もとに従わせ、
キリストをすべてのものの上にある頭として教会にお与えになりました。


         教会はキリストの体であり、
   すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です。』

           エフェソの教会への手紙 1章17-23節


            使徒パウロは、エフェソの教会の人々に、
        『イエス・キリストにおいて、すべての人の救いは実現しました。』 
  『救いの恵みは、すべての人に及び、すべての人は神の民となり、キリストの体を構成するのです。』 
     『キリストは、すべてを治める主であり、皆がキリストにおいて一つになるのです。』
 と
         パウロが確信する 『キリスト教福音の神髄』 
            を書き送くり、勇気を与えたのです。



『今日の祈願』

  『全能永遠の神よ、  
    地上を旅するわたしたちは、天に上げられたキリストに結ばれて、
       いつも永遠の国を目指すことができますように。』



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
いよいよ、残りの1都3県北海道も明日の解除が決まり、『緊急事態宣言』の全国解除の予定となりました。
街に沢山の人が出てきた映像を拝見し、嬉しいことと感動します。
苦しかった『緊急事態宣言』中に学んだことを無駄にすることなく、『新しい社会』を造ってまいりましょう。
  すてきな幕開けの穏やかな新しい週をお祈り申し上げます。 お元気で!

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