加薬飯

日々雑感 ときどき雑記 愚だくさん

【頃合を見て覗いてみれば、いつの間にやら花茗荷】

2015年09月29日 | 自然・生物・植物・園芸

ご存知夏の香味野菜といえば茗荷だろう。ただし、わが家の茗荷は夏茗荷(7月~8月)ではなくて、秋茗荷(9月~10月)である。汁物、酢漬け、和え物、炒め物、天麩羅、刺身のツマ、サラダなどなど、その用途も多種多様であるが、何といっても、素麺、冷や麦、冷や奴などの薬味として使うのが一番手っ取り早い。

茗荷は手間要らずで、何もしないで放ったらかしておいても、毎年同じところに生えてくる。時節だけ抑えておいて頃合を見て覗いてやれば、いつの間にやら地面からツクツクと花包が姿を現している。ズボラな私には打って付けの野菜といえる。
採りたての茗荷をその場で刻んで薬味にすれば、刺激性の香りと共に、茗荷特有の風味が味わえる。

そういえば昔っから、茗荷を食べると馬鹿になるとか、物忘れがひどくなるとかいわれるけど、こういった類いの言い伝えってのは、そもそも全くもって何の根拠もないんだよなぁ。