医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

お元気ですか

2012-03-12 05:43:05 | 薬局
売上が下がるということは。

今回は薬価の改定も注目したい。
表面上は6%の引き下げとなっているが、長期収載品の特別引き下げを含めると6.4%の引き下げとなる。
詳しい薬価がいくらかの情報はないが、日経新聞(3/6)の記事から拾うとかなり大きい。
パリエット(15.3%)、ラジカット(17.7%)、アクテムラ(25%)、アリセプト(16.7)となっている。
私の予想では繁用医薬品の引き下げが大きいので、全体として8~9%は引き下がるのではないだろうか。

調剤報酬に占める医薬品割合は6~7割あると思う。
これが8~9%引き下げられるということは、売上全体で5~6%下がることを意味する。
売上だけではない。
これに伴い価格交渉もなかなか厳しい攻防が始まる。
医薬品メーカーは更なる価格政策の引き締めにかかり、医薬品卸は生き残りがかかった販売価格で臨むだろう。
正直なところ賢い医薬品卸は、利益の出ないところには売らない政策も出てくる。
何となく今回の医薬品卸の営業利益率を見ていると、その姿勢を感じずにはいられない。
結果として、薬局の利益の確保はかなり厳しい様相が想像できる。
因みに、未だ決まっていない大手調剤チェーンが要求している価格はちょっと驚く価格だ。
それにしても価格も決めずに卸すなよって言いたい。

現在1日50人の患者から処方せんを受けているとすると、少なくても1日2~3人の患者が増えないと同じ売上にはならない。
たった2~3人であるがこれが難しい。
でも、諦めてしまったらそれでお終い。
但し、この話しは今までの患者がすべて来てくれるのが前提である。
したがって、リピーターの確保と新規の開拓が重要となる。
先ず、リピーターの確保であるが、来るはずの患者が来なくなったことに敏感になって欲しい。
最近は患者の心をゆする「調剤ポイント」なども未だ健在だ。
また、先日も書いたがボックスティッシュなどのサービスもある。
こんな誘惑を振り切って来てもらうには、個別にダイレクトメール(DM)が有効だ。
例えば「最近、お見かけしませんが体調はいかがでしょうか」「○○薬局一同、△△様の健康を共に取り組んで行きたいと思っております」とか。
ちょっと下手な内容だが、趣旨は理解して欲しい。
人は情にもろい。
「あなただけよ」に弱いものだ。
そうだ!
この手は使えそうだ。

次は新規開拓だ…と思ったが紙面の関係でここまでとさせていただく。
これから準備をして松山空港まで走る。
松山は美人が多い(こればっかり)


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コメント (2)
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